JPH0471673A - 青果物の選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、−条の選別ラインで異なる等級の青果物を混
在搬送して所定の選別を行い、この選別結果に基づき所
定の仕分位置から受皿ごと排出、する、青果物の選別装
置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の選別装置は、等線表示手段を有する多数
の受皿により、載置する青果物の等級をそれぞれ表示し
、この等級表示した受皿を一条の選別ライン上で混在搬
送し、該搬送途中に上記表示された等級を検出すると共
に階級選別を行い、この選別結果に基づく階級と前記検
出した等級とから青果物を等級別階級別に受皿ごと排出
するようにしている。（例えば、特開平１−１８９３８
０号公報参照） 〔発明が解決しようとする課題〕 前記特開平１−１８９３８０号公報の選別装置によれば
、青果物の等級化率が多様に変化しても一条の選別ライ
ンで多等級の青果物を混在して搬送し選別できるので、
選別ライン上の受皿の充填効率を低下させることがない
。このことは選別ラインの条数を減少させたことにおい
て最大の効果がある。

しかしながらこの従来の選別装置は、選別ライン上から
排出された青果物入り受皿を貯溜手段上に一部プールし
ておくと共に、受皿上から青果物が取り上げられて空に
なった受皿のみを選別ラインの始端部にリターンする構
成であり、受皿の数が選別ラインの往復路に限定される
方式の例えば受皿付チェンコンベア装置と比較して受皿
の数が多く必要となる。このためそれぞれの受皿に等線
表示手段を備えることは、受皿の構造も複雑になると共
に一個当りのコストが高くなって選別装置全体が高価に
なる欠点を有していた。

更に、近年の多様化する要求に応じて等級の区分が増え
る傾向があり、この要求に応して受皿上に多数の表示手
段を設けることは上記欠点をさらに助長させることとな
り改善が望まれていた。

この発明が解決しようとする課題は、受皿の構造をシン
プルにして一条の選別ラインで多等級の青果物を混在搬
送し、搬送途中に選別できる低度な選別装置を従供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明の青果物の選別装置
は、青果物を載置するための多数の受皿と、該受皿を所
定間隔で載せて搬送すると共に搬送途中に受皿上に青果
物が載せられる搬送手段と、該搬送手段の始端部から下
流側の所定位置の手前まで該搬送手段と同期して並列に
移行し、該移行中に各受皿に対応して青果物の等級がそ
れぞれ表示される等線表示手段と、該等級表示手段で表
示された等級を検出する等級検出手段と、前記所定位置
に設けられ受皿上の青果物の所定項目を計測する計測手
段と、該計測手段と前記等級検出手段とによって得られ
たそれぞれの結果から選別区分を判定し、判定結果に基
づく仕分信号を前記搬送手段の搬送路に沿って設けた排
出装置に受皿の進行と同期させて出力する演算制御手段
と、からなり前記仕分信号により排出装置が作動して青
果物を受皿ごと排出するように構成したことを特徴とす
るものである。

〔作用〕

以上のように構成された本発明の青果物の選別装置によ
れば、青果物は、搬送手段によって所定間隔で載せて搬
送する受皿上に例えば人手によって載置されると共に、
この載置された青果物の等級を上記搬送手段と並列に移
行する等線表示手段に表示しておく、そして、該表示さ
れた等級とその等級の青果物入り受皿とが同期して並列
に移行中に、等級検出手段によって前記表示された等級
を検出すると共に計測手段によって受皿上の青果物の所
定項目を計測する。該計測手段で計測した結果と前記等
級検出手段によって検出した等級とから演算制御手段に
よって選別区分を判定し、この判定結果に基づく仕分は
信号を受皿の進行と同期させて排出装置に出力する。こ
れにより、搬送手段上で搬送される青果物入り受皿は所
定の仕分位置から受皿ごと排出することができる。

〔実施例〕 以下、本発明の好ましい一実施例を図面（第１図〜第５
図）に基づき説明する。

第１図は本発明の一実施例である選別装置の平面を示す
ものであり一部を破断している。第２図は同じく一部破
断した側面図である。

先ず全体的な構成を説明すれば、ｌは青果物１００を載
置するための受皿、２は搬送手段、３は等線表示手段、
４は等紙検出手段、５は計測手段、６は演算制御手段で
ある。

受皿ｌは平面視で円形状をなしており、上面には青果物
１００を安定載置させるため図示しないが凹みの取部を
形成している。この受皿１の形状及び取部の形状は載置
する青果物１００の種類や大きさ、形状等から任意に形
成することができる。

搬送手段２は、受皿１を一列で搬送可能な巾の搬送面２
１を有すると共に、この搬送面２１上には進行方向に受
皿１が一個載る間隔で当接部材２２を突出させている。

この搬送手段２は、例えばスラットコンベアやトッププ
レート付チェンコンベア等によリーラインに形成するか
又は、各コンベア装置の組み合わせにより構成すること
もできる。実施例では後述する等線表示手段３のコンベ
アチェン３１と同じ番手のコンベアチェンを用いる。

尚、この搬送手段２は、第６図に示す如くローラとコン
ヘアチェンを組み合わせて構成することもできる。即ち
、２５は受皿１を一列で搬送しうる巾のローラであり、
搬送方向（−）に定間隔に設けられて受皿１が載せられ
る搬送面を形成する。

２６はローラ２５の両側に設けたコンベアチェノ２７間
に架設して設けられた押し部材であり、該コンヘアチェ
ン２７の搬送方向（−）に受皿１が一個載る間隔で多数
設けられている。そして、コンベアチェン２７が矢印（
＝）方向に走行回転することによリローラ２５上の受皿
ｌを押して所定間隔に搬送する。

更に、この搬送手段２は、図示しないが桟付のヘルドコ
ンベアであってもよい。この場合好ましくは歯付ベルト
を用いるとよい。

そして、この搬送手段２の行路途中には計測手段５が設
けられ、更に下流には搬送手段２上の受皿１を搬送路の
側方に排出させる排出装置７を選別区分に従ってそれぞ
れ配設している。

２０１　は前記搬送手段２の前段に直列に設けた供給コ
ンベアである。この供給コンベア２０１　は、空の受皿
１を搬送手段２上に所定間隔に自動的に載せるものであ
って、上流の空受皿回収コンへア９からランダムに送り
込まれる空の受皿１を受は継いでそのまま搬送すると共
に、前記搬送手段２ヘ一個ずつ定間隔に送り出すもので
、終端部２０２にストッパー装置２０３　と送り込みロ
ーラ２０４　とを組み合わせた定間隔送り出し機構を備
えている。

尚、空の受皿１を搬送手段２上に所定間隔に自動的に載
せるには、上記の他に例えば第７図に示す如く、搬送手
段２の始端部２ａ上方所定位置に供給コンベア２０１の
終端部２０２を臨ませ、該終端部２０２がら空の受皿１
を押せ押せ式に搬送手段２の当接部材２２．２２間に供
給して載せることもできる。

等線表示手段３は、第３図、第４図に示す如く前記搬送
手段２の始端部２ａから計測手段５の手前まで、該搬送
手段２と並列に走行回転する左右−対のコンヘアチェン
３１．３１と、該チェノ３Ｌ　３１間に設けられ且つリ
ンク毎に夫々架設したスラット部材３２と、このスラッ
ト部材３２に嵌め込み式に設けられた表示スイッチ３３
とから構成されている。

この表示スイッチ３３は、青果物１００の等級数に応じ
て必要な個数を一組として各受皿Ｉに対応して設けられ
ており、例えば、トグル式、レバー式、押しボタン式等
のスイッチが用いられその外観の変位、変化によって等
級を表示するようになっている。実施例では三個を一組
として秀、優、良の三等級の表示が可能なようになって
おり、入力の際にそれぞれを区分するには色分けするか
文字を刻印する等の方式が用いられる。そして、このコ
ンベアチェン３１．３１は、図示しないが前記搬送手段
２のスプロケ−／　トとチェーンで連動させて搬送手段
２と同期走行するようになっている。これにより、表示
スイッチ３３の一組は、搬送手段２上の各受皿１と同期
して移行されるのであり、搬送手段２で搬送中の各受皿
１に載せられた青果物１００の等級は、該当する表示ス
イッチ３３を手動で作動させることにより表示すること
ができる。

尚、実施例では左右一対のコンヘアナ１フ３１３１間に
表示スイッチ３３を設ける如く構成したが限定するもの
ではなく例えば−条のコンベアチェンに表示スイッチを
設けたものであってもよい。

表示スイッチ３３の表示の復帰は、図示しないがコンベ
アチェン３１の復路側（下側）に復元レールを設け、コ
ンベアチェン３１が走行回転することにより順次光の状
態に復帰するように構成する。

等縁検出手段４は前記等級表示手段３によって表示され
た等級を検出するもので、第３図、第４図に示す如く光
電センサ等の検出センサを前記表示スイッチ３３のそれ
ぞれ（秀、優、良）に対応して配置している。一方、図
示しないが前記搬送手段２は、搬送移動に関連して受皿
１の搬送ピッチ毎にクロック信号が出力されるようにな
っており、このクロック信号を出力するタイミングは前
記表示スイッチ３３と検出手段４の検出センサとがそれ
ぞれ相対したときに発信されるように設定されている。

そして、このクロック信号により等縁検出手段４が作動
して等級を検出すると、等級信号を後述する演算制御手
段６へ入力するようになっている。

計測手段５は第２図に示す如く搬送手段２の上方所定位
置にカメラ装置５１と照明装置５２とを組み合わせて光
学的撮像手段を構成しており、青果物１００の大きさと
しての形状を撮像し、計測信号を演算制御手段６へ入力
するようになっている。

また、この計測手段５は、第８図に示す如くロードセル
等の荷重センサを備えた秤量コンベア５３を搬送手段２
の搬送路に組み合わせて重量計測手段を構成し、青果物
１００の重量を計測することもできる。

更に、前記カメラ装置５１にカラーカメラを用いれば、
例えば特開昭６３−４２４１１号公報に開示されている
技術により青果物１００の形状寸法や表面状態（色、傷
、汚れ、模様等）等から階級判定要素および等゛級判定
要素を自動計測することができ、人間が目視検査できな
い項目や判断基準があいまいな項目を機械検査すること
ができる。

更に、この計測手段５は、上記の如き光学的撮像手段と
前記重量計測手段とを組み合わせることもできる他、青
果物の熱度、糖度等の内部品質を計測する手段（図示せ
ず）を組み合わせてもよい。

この場合、各手段の配置は搬送手段２の搬送方向に受皿
１の搬送ピッチでズラして設けることが好ましい。

演算制御手段６は、第５図に示す如く階級判定回路６１
と同期調整回路６２と排出制御回路６３とからなる電子
回路により概略構成されている０階級判定回路６１は、
前記計測手段５によって青果物１００の大きさを計測し
た信号が入力されると予め設定した階級設定値と比較し
て階級を判定し、階級信号を排出制御回路６３へ入力す
る。一方、前記等級検出手段４によって検出した等級信
号は、同期調整回路６２へ入力されることによって同期
調整されて前記階級信号の入力とタイミングと合わせて
排出制御回路６３へ入力される。排出制御回路６３は、
前記入力された等級信号と階級信号とに基づいて仕分排
出先の指定を行い仕分排出信号を受皿１の進行と同期さ
せて排出装置７へ出力するようになっている。

尚、この実施例における同期調整回路６２は、等縁検出
手段４と計測手段５とが第５図に示す如く受皿１の搬送
ピッチで２ピッチ分ズしているため、それぞれを同しタ
イミングに合わせるために設けられたものであるが、そ
れぞれを同一タイミングで動作させることは任意であり
この場合は同期調整回路６２は必要ない。

更に、この同期調整回路６２は、前記計測手段５が計測
のための複数の装置を搬送方向にズラして設けたとき、
それぞれの計測信号を同一タイミングに合わせるために
用いることもある。

排出装置７は前記演算制御手段６から出力された仕分排
出信号により作動して搬送手段２上の受皿１を搬送路外
に排出するもので、例えばシリンダやソレノイド等のア
クチエータの応用によって受皿１を押し出し式又は分岐
式に排出することができる。

８はプール装置であり前記排出装Ｗ７にそれぞれ対応し
て設けられており、該排出装置７によって仕分は排出さ
れた青果物入り受皿１を所定数プール可能なようにアキ
ュームレート可能なコンヘア装置を用いて構成する。そ
してこのプール装置８の外方には、箱詰め容器８１を配
置して箱詰め部を形成している。

そして、この箱詰め部において適当な手段によって青果
物１００が取り上げられて空になった受皿ｌは、図示し
ないがプール装置８の下方に設けたコンヘア装置に排出
されるようになっている。更に、このコンヘア装置へ排
出された空の受皿１は、搬送手段２の下方で搬送方向を
逆にして設けた空受皿回収コンベア９上に合流搬出され
て前記供給コンベア２０１　の始端部２０１ａに送り込
まれるようになっている。

以上の構成において、被選別物としての青果物１００は
、搬送手段２によって所定間隔で載せて搬送する受皿１
上に例えば供給作業者によって載置されると共に、この
載置された青果物１０００等級を等線表示手段３の表示
スイッチ３３を手動で作動させることにより表示してお
く。この等級を表示した表示スイッチ３３は、移行中に
等縁検出手段４によってその等級を検出されて等級信号
が演算制御手段６へ人力される。一方、表示スイッチ３
３と同期して並列に移行する受皿１上の青果物１００は
、計測手段５によって受皿ｌ上の青果物１００の大きさ
を計測して計測信号を演算制御手段６へ入力する。演算
制御手段６は、前記人力された等級信号と前記計測信号
から階級判定した階級信号とに基づいて仕分排出信号を
受皿１の移行と同期させて該当する排出装置７へ出力す
る。これにより排出装置７は、搬送手段２で搬送される
受皿１が該当する排出位置に達したときに作動し、青果
物１００を受皿１ごと排出することができる。

尚、実施例では等線表示手段で表示した等級と計測手段
で計測したときの階級とから等縁側階級別に仕分ける如
く説明したが、計測手段は階級判定要素のみの計測に限
定するものではな（、目視検査以外の項目（色、傷、汚
れ、模様等）をカラーカメラ等により機械計測する如く
構成してもよく、更に、熟度、糖度等の内部品質を計測
する手段を組み合わせて構成してもよい。この構成によ
れば、人間の目視検査に基づき等線表示手段で表示した
目視検査の等級と機械検査の等級とから等級を総合判定
することもできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明にかかる青果物の選別装置
は、受皿を所定間隔で載せて搬送する搬送手段と同期し
て並列に移行する等線表示手段により、受皿上の青果物
の等級を表示する如くな−したので、受皿には等線表示
スイッチ等の手段を設けることがなくなって構造がシン
プルになった。

このことは受皿の取り扱いが容易になると共にこの受皿
を多数用いる選別装置の費用を低層にすることができた
。

【図面の簡単な説明】 図面はいずれも本発明の実施例を示すものである。 第１図は本発明の一実施例を示す一部破断した青果物の
選別装置の平面図、第２図は同しく一部破断した側面図
、第３図は等線表示手段の部分詳細図、第４図は同しく
断面図、第５図は演算制御手段の概略ブロフク図。第６
図は搬送手段の他の実施例の説明図。第７図は供給コン
ベアの他の例を示す説明図。第８図は計測手段の他の例
を示す説明図。 ■・・・受皿 ２・・・搬送手段　　　　２１・・・搬送面２２・・・
当接部材 ３・・・等線表示手段　　３１・・・コンヘア装置ン３
２・・・スラット部材　　３３・・・表示スイッチ４・
・・等縁検出手段　　５・・・計測手段５１・・・カメ
ラ装置　　　６・・・演算制御手段６１・・・階級判定
回路　　５２・・・照明装置５３・・・秤量コンベア ６２・・・同！ＩＪＩ　！ｉｆ整回路　　６３・・・排
出制御回路７・・・排出装置　　　　８・・・プール装
置８１・・・箱詰容器　　　　９・・・空受皿回収コン
ベア２０１　・・・供給コンヘア ２０２・・・終端部 ２０３・・・ストッパー装置 ２０４・・・送り込みローラー （他４名） −ｆ＼

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）青果物を載置するための多数の受皿と、該受皿を
   所定間隔で載せて搬送すると共に搬送途中に受皿上に青
   果物が載せられる搬送手段と、 該搬送手段の始端部から下流側の所定位置の手前まで該
   搬送手段と同期して並列に移行し、該移行中に各受皿に
   対応して青果物の等級がそれぞれ表示される等級表示手
   段と、 該等級表示手段で表示された等級を検出する等級検出手
   段と、 前記所定位置に設けられ受皿上の青果物の所定項目を計
   測する計測手段と、 該計測手段と前記等級検出手段とによって得られたそれ
   ぞれの結果から選別区分を判定し、判定結果に基づく仕
   分信号を前記搬送手段の搬送路に沿って設けた排出装置
   に受皿の進行と同期させて出力する演算制御手段と、か
   らなり前記仕分信号により排出装置が作動して青果物を
   受皿ごと排出するように構成したことを特徴とする青果
   物の選別装置。
2. （２）前記計測手段が計測する所定項目は、階級判定要
   素としての形状または重量と色判定要素としての外面色
   とであることを特徴とする請求項１記載の青果物の選別
   装置。
3. （３）前記計測手段が計測する所定項目は、階級判定要
   素としての形状または重量と内部品質判定要素としての
   熟度または糖度と色判定要素としての外面色とであるこ
   とを特徴とする請求項１記載の青果物の選別装置。