JP2648178B2 - 青果物の選別装置 - Google Patents

青果物の選別装置

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JP2648178B2 JP17559388A JP17559388A JP2648178B2 JP 2648178 B2 JP2648178 B2 JP 2648178B2 JP 17559388 A JP17559388 A JP 17559388A JP 17559388 A JP17559388 A JP 17559388A JP 2648178 B2 JP2648178 B2 JP 2648178B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に、転動させて排出することが好ましく
ない傷み易いトマト、メロン等の青果物に好適な青果物
の選別装置に関する。
[従来の技術] 従来、青果物の選別作業は、青果物の色、傷、形状等
の等級判定要素から、作業者の目視による等級判定
(秀、優、良等)と、重量または形状等の階級判定要素
を測定する装置による階級判定(2L,L,M,S,2S等)とに
基づいて等級別、階級別に仕分けされている。
上記選別作業で用いられる選別装置は、一等級に一条
または二条の受皿付選別コンベアを、青果物の等級
(秀、優、良等)に応じて所要条数並設して構成されて
いる。この従来の選別装置は、受皿上に載せられた青果
物を搬送すると共に、搬送途中において大きさを測定す
る測定装置により青果物の大きさを測定して階級付けを
行い、該当する階級の仕分け位置で受皿を傾倒または回
動等させて受皿上の青果物を排出する如くなしたもので
ある。この従来の選別装置は、仕分けされる青果物が、
転動または相互に接触、衝突しても損傷の少ない品目に
好適である。
一方、青果物を転動させることなく受皿ごと仕分けす
る方式の従来の選別装置として、特公昭59−5029号公報
のものが公知である。
上記従来の選別装置によれば、受皿を転動させるか否
かの違いがあるもののいずれのものも、各生産者から送
り込まれた青果物は、作業者の目視により等級判定され
て所要条数等級別に並設された選別コンベアのうち、当
該する等級の選別コンベア上に供給されている。選別コ
ンベア上に供給された青果物は、各条ごとに設けられた
重量または形状等の大きさを測定する測定装置により階
級付けされて該当する仕分け位置で等級別階級別に仕分
けされている。
即ち、上記従来の選別装置は、いずれも、一条の選別
コンベアに対し一等級の青果物を供給して階級判定し、
等級別、階級別に仕分けするものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、青果物の等級は、青果物の種類(品
目)、産地、収穫時期等によってその比率が異なるた
め、上記従来の選別装置にあっては、いずれも、一条の
選別コンベアに一等級の青果物を供給する方式のため、
各条の選別コンベアに供給する青果物の量がそれぞれ均
等ではなく、最も分布率の高い等級の青果物を、その等
級の条の受皿すべてに供給した場合においてのみ、その
条だけが高い充填率を示すが、他の条のコンベアには少
なく供給されるため、全体としてはその施設の能力を十
分に発揮できないという問題があった。
また、上記従来の選別装置は、シーズン初期における
処理量が少ない時期においても、全条を稼動させて選別
するので、作業者も同様に配置する必要が生じ、稼動効
率および作業効率が低い欠点があった。
更に、上記従来の選別装置にあっては、いずれも、選
別された青果物は、所定の仕分位置で等級別、階級別に
排出される如くなしているため、等級別、階級別仕分け
区分に応じて青果物を収容する受箱や、ターンテーブル
等の貯溜装置を各仕分け区分ごとに配置しておく必要が
生じる。
このため、集中して排出される仕分け区分において
は、その貯溜装置が有効的に活用されるが、まばらにし
か排除されない仕分け区分においては、その機能を十分
に発揮できない欠点がある他、各仕分け区分に応じて貯
溜装置を配置するので、選別施設全体としてのスペース
を広く必要するという欠点があった。
また、近年においては、市場、消費者の多様化する要
求に対応するため、青果物の品質区分を細分化して仕分
け区分数を増加しようとする傾向があり、このためさら
に選別施設が大型化して広いスペースと高い設備費が必
要されるという問題があった。
従って、本発明の目的は、上記従来の欠点を解消し、
青果物の等級比率に影響されることなく選別能力を十分
に発揮できるとともに、選別処理量の増減に応じて人員
の配置を効率的に行うことができ、更には選別装置の設
置するスペースを少なくして安価でシンプル且つ人員の
配置に融通性をもたせた青果物の選別装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明
は、青果物の等級区分に対応して所定の識別手段が付さ
れた多数の受皿と、該受皿を搬送すると共に、目視等級
検査済の青果物がその等級に該当する識別手段の受皿に
載せられて各識別手段別の青果物入り受皿を混在搬送す
る搬送手段と、該搬送手段の搬送径路途中に設けられ、
搬送される受皿上の青果物の階級判定要素を計測する計
測装置と、該計測装置の計測結果に基づいて青果物の階
級を判定すると共に、階級別の仕分信号を前記搬送手段
の搬送下流側において階級別に設けられた排出装置に受
皿の搬送と同期させて出力する演算処理装置と、前記各
排出装置に対応して設けられ、当該排出装置により搬送
手段から排出された各識別手段別の青果物入り受皿を混
在貯溜する貯溜手段とを備え、該貯溜手段で貯溜される
受皿上から青果物が識別手段別に取り上げられることを
特徴とする構成としたものである。
請求項2に記載の本発明は、青果物の等級区分に対応
して所定の識別手段が付された多数の受皿と、該受皿を
搬送手段別に待機させると共に、目視等級検査済の青果
物がその等級に該当する識別手段の受皿に載せられた都
度当該青果物入り受皿を送り出す送り出し装置と、該送
り出し装置から送り出される各識別手段別の青果物入り
受皿を混在搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送径路
途中に設けられ、搬送される受皿上の青果物の階級判定
要素を計測する計測装置と、該計測装置の計測結果に基
づいて青果物の階級を判定すると共に、階級別の仕分信
号を前記搬送手段の搬送下流側において階級別に設けら
れた排出装置に受皿の搬送と同期させて出力する演算処
理装置と、前記各排出装置に対応して設けられ、当該排
出装置により搬送手段から排出された各識別手段別の青
果物入り受皿を混在貯溜する貯溜手段とを備え、該貯溜
手段で貯溜される受皿上から青果物が識別手段別に取り
上げられることを特徴とする構成としたものである。
請求項3に記載の本発明は、請求項2において、前記
送り出し装置の前段に、前記貯溜手段で貯溜される受皿
上から青果物が識別手段別に取り上げられて空になった
受皿を前記送り出し装置へ識別手段別に供給する空受皿
搬送手段を設けたことを特徴とする構成としたものであ
る。
請求項4に記載の本発明は、請求項1ないし3のいず
れかにおいて、前記受皿の識別手段は、色であることを
特徴とする構成としたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、青果物は作業者の
目視により目視等級が検査されてその等級に該当する識
別手段の受皿上に載せられて搬送手段により混在搬送さ
れる。この搬送手段により搬送される受皿上の青果物
は、階級判定要素を計測する計測装置により計測され
る。この計測装置により計測された計測結果に基づいて
演算処理装置により、当該青果物の階級が判定される
と、階級別の仕分信号が受皿の搬送と同期して送られて
該当する仕分位置の排出装置に出力される。この仕分信
号により該当する排出装置が作動すると、搬送手段上の
各識別手段別の青果物入り受皿は、階級別に貯溜手段上
混在貯溜される。この貯溜手段上で識別手段別に混在貯
溜される受皿上の青果物は、受皿の識別手段別に取り上
げることにより階級毎等級別に仕分けすることができ
る。
請求項2に記載の本発明によれば、目視等級が検査さ
れた青果物が、送り出し装置上で識別手段別に待機する
受皿上に載せられると、この送り出し装置によりその都
度搬送手段上に送り出されてこの搬送手段により各識別
手段別の青果物入り受皿が混在搬送される。即ち、上記
送り出し装置によると、受皿上に青果物が載せられる都
度この青果物入り受皿を搬送手段上に送り出すので、搬
送手段上には空受皿が搬送されることがなく、選別ライ
ンの搬送効率が高いという特徴を有する。
請求項3によれば、青果物が取り上げられて空になっ
た受皿は、空受皿搬送手段により送り出し装置上へ識別
手段別に供給することができる。
[実施例] 以下、本発明の好ましい一実施例を示す図面(第1図
〜第11図)に基づいて説明する。
第1図および第2図は、本発明の青果物の選別装置を
示す平面図および側面図である。
図において1は受皿であり、平面視円形状で、第3図
に示す如くその上面には、青果物100が安定した状態で
載置されるように椀型(凹)の載部11が形成されてい
る。該載部11の中央下部には、適宜な大きさの抜き穴12
が受皿1の下部に貫通している。13は受皿1の周縁の下
部に形成された係合溝である。
そして、この受皿1は仕分けされる青果物100の等級
区分に対応して、所定の識別手段が付されている。実施
例の等級区分は、三等級(秀、優、良)に分ける如く設
定されている。上記識別手段とは例えば秀品を赤、優品
を白、良品を黒の如く、色によって識別する方法が用い
られる。この識別手段は色分けの他に例えば受皿1の一
部(胴廻り等)にラインを入れて識別可能に構成するこ
ともできる。例えば一本のラインが入った受皿1を秀品
用とし、二本のラインが入った受皿1を優品用とし、更
にラインの無いものを良品用として使用することで区分
けすることができる。更に別の方法として、受皿1の一
部に番号、記号等、識別可能な手段を用いることもでき
る。
尚、実施例では色分けされた受皿1を用いて以下説明
するが限定するものではない。
また、青果物100の階級判定要素としての大きさを測
定する測定装置に、照明装置とカメラ装置とを組み合わ
せた撮像装置を用いる場合、受皿1の上面は黒色に形成
することが好ましい。
2a,2b,2cは手選供給部であり、搬送手段3の上流側で
搬送路の側方に配置されている。実施例の手選供給部2
は3個所に配置されているが、この手選供給部2の数は
選別処理能力に対して必要な作業者の員数から算出する
ことができる。第4図は第1図のA−Aに沿った断面図
であり、第1図と合わせて上記手選供給部2を説明す
る。尚、この手選供給部2は、3個所共に同様の構成で
あるので1個所の説明で他の説明を省略する。
21は送り出し装置であり、ローラを搬送方向に多数横
架させたローラコンベア210と、このコンベア面を3列
に区画する仕切り部材211と、ローラコンベア210上の受
皿1を一個分押し出す押し出し装置212との主要部から
なる。
前記仕切り部材211は、等級区分に対応した数の搬送
路(3列)を形成するようにローラコンベア210上を巾
方向に区画して設けられている。
前記押し出し装置212は、受皿1を押し出す際に、受
皿1の底部と係合する爪213と、この爪213を受皿1一個
分のストロークで前進、後退させるシリンダ等のアクチ
ュエータ214とを組み合わせて構成されている。この爪2
13は前進駆動する際に受皿1と係合し、後退する際には
フリーな状態になるようにラチェット式に構成されてい
る。
また、この受皿1を一個分押し出す機構の他の異なる
方式として作動指令によってローラコンベア210に出没
するストッパー(図示せず)を組み合わせて受皿1を一
個ずつ送り出すこともできる。215は物有り確認用のセ
ンサーであり、ローラコンベア210の先端部下方に設け
られている。そして、このセンサー215は、送られてき
た受皿1上に青果物100が載せられていると、この青果
物100を受皿1の抜き穴12を介して検出するようになっ
ている。この検出方式は、特に限定するものではなく受
皿1の上方に取り付けて青果物100を確認することもで
きる。このセンサー215からの物有り信号が出力される
と、前記押し出し装置212が作動してローラコンベア210
上の青果物100入り受皿1を、後述する供給コンベア22
上に送り出す。
前記搬送手段3は、前記手選供給部2a,2b,2cにそれぞ
れ対応して設けられた三条の供給コンベア22a,22b,22c
とこれに続く一条の仕分けコンベア31とからなり、三条
の供給コンベア22a,22b,22cの終端側には受皿1を一列
に整列される整列手段が設けられている。
前記供給コンベア22は前記前記送り出し装置21から送
り出される色別の青果物100入り受皿1を混在搬送する
もので、受皿1が一個載る程度の幅のトッププレート付
コンベアやローラコンベア等を用いて構成されている。
221は前記整列手段としてのガイドレールであり、三
条の供給コンベア22a,22b,22cで搬送される青果物100入
り受皿1を、後述する一条の仕分コンベア31へ一列に整
列させて供給するため、供給コンベア22上の受皿1の一
部に接触して進路変更する如く搬送経路が徐々に狭くな
るように設けられている。このガイドレール221は、摩
擦の少ない丸棒、丸パイプ等の摺動部材を用いることが
できる。また、このガイドレールの他に走行回転する立
て軸のベルトコンベア(図示せず)を斜設させて用いる
こともできる。
第1図において、23は各生産者から持ち込まれた青果
物100入りコンテナ231を、前記手選供給部2へ搬入する
ための荷受けコンベアである。
前記仕分コンベア31は、前記供給コンベア22から一列
で送り出される青果物100入り受皿1を搬送するもの
で、受皿1が一個載る程度の幅のトッププレート付コン
ベアやローラコンベア等各種のコンペアを用いて構成す
ることができる。
311はフィードスクリューであり、前記供給コンベア2
2から仕分コンベア31上に送り出された前後に不定間隔
の受皿1を仕分コンベア31上で定間隔にするようになっ
ている。
32は計測装置であり、第2図によく示す如く、仕分コ
ンベア31の上流側で上方所定位置に、カメラ321と照明
装置322とを組み合わせて構成されている。この計測装
置32によれば、階級判定要素としての青果物100の形状
(大きさ)が計測されるとその計測信号が演算処理装置
(図示せず)に送られるようになっている。また、この
計測装置32は実施例ではカメラ321を用いて形状寸法か
ら青果物100の大きさを計測する如く構成したが、他の
異なる方式として第5図に示す如くロードセル式等の秤
量装置323を用いて構成することもできる。
また、この計測装置32の設置部では、受皿1が通過す
る際に、受皿1の識別手段を読み取る読み取り装置(不
図示)を設けて等級信号を演算処理装置(不図示)に入
力するようになっている。
図示しない演算処理装置は、前記計測装置32からの計
測信号が入力されると、当該青果物の階級を判定して階
級別の仕分信号を後述する排出装置33へ受皿1の搬送と
同期して出力する。また、この演算処理装置(不図示)
は、前記等級別信号と階級別信号とに基づいて各生産者
別の評価データが集計されるようになっている。
次に、仕分コンベア31の搬送路に沿って階級別に設け
られた排出装置33を第6図、第7図を用いて詳細に説明
する。尚、第6図は排出装置33の要部平面図であり、第
7図は第6図のB−Bに沿った断面図である。
図において3301は作動杆であり、一側にピン3302を上
方に突出させると共に、他側を支点ピン3303により回転
テーブル3310の中央底部に軸支されている。3304はホル
ダーであり、スプリング3305を介して前記ロックロッド
3306が上下自在に嵌合されている。そして、このロック
ロッド3306の下部には前記作動杆3301が連結されてい
る。3307はラッチアームであり、前記ホルダー3304の一
部にネジスプリング3308を介して支点ピン3309によって
軸支されている。以上のように構成されたピン係合装置
3300は、回転テーブル3310の周縁に円周方向に所定数均
等に配設されている。3311は支持台であり、回転テーブ
ル3310の中央部を貫通してブラケット3312に固定されて
いる。3313は支持台3311上に設けられたソレノイドであ
る。3314は作動レバーであり、前記ソレノイド3313が通
電されたときに該作動レバー3314を下方へ押し下げるよ
うに作用する。この作動レバー3314が作動すると前記ラ
ッチアーム3307の一部を叩いてロックロッド3306の係合
が開放される。これにより作動杆3301のピン3302が受皿
1の係合溝13内に下方から突出する。
ピン3302が受皿1の係合溝13内に突出すると共に回転
テーブル3310の回転により、仕分コンベア31上の受皿1
はコンベア31の側方に排出される。前記回転テーブル33
10は、円筒軸3315に取り付けられており、この円筒軸33
15はプーリー3316が嵌め込まれている。3317は駆動モー
ターであり、該モーター3317の駆動軸に取り付けた駆動
プーリー3318と前記プーリー3316との間に、ベルト3319
を張設して前記回転テーブル3310を回転駆動するように
なっている。そして、この回転テーブル3310の回転する
速度は、その周縁部の周速と前記仕分コンベア31の搬送
速度とが略同速になるように設定されている。3320は復
元レールであり、上昇したロックロッド3306の一部に接
触してピン3302を定位置(下降した位置)に復帰する如
く設けられている。
図において34は搬出コンベアであり、前記排出装置33
により仕分コンベア31上から排出される青果物100入り
受皿1を後述する貯溜装置4へ搬送するようになってい
る。
4は貯溜装置であり、前記排出装置33にそれぞれ対応
してそれぞれ設けられており、第8図によく示す如く側
方へ屈曲自在なチェン41に、クレセント形のトッププレ
ート42を多数組み合わせて平面上でエンドレスに走行回
転する如く構成されている。43はテーブル台であり、上
記貯溜装置4の側方に設けられ所定の受皿1を貯溜装置
4上から引き込んだ際に一時貯めておく作業台として設
けられている。
また、この貯溜装置4の他の実施例として第9図、第
10に示す如く、受皿1を搬送するのに適合した幅の小幅
コンベア44を搬送方向が隣り合う条ごとに異なるように
複数条並設させて構成することもできる。45は進路変更
用のガイドレールであり、前記小幅コンベア44によって
搬送される青果物100入り受皿1の一部に接触してこの
受皿1を、隣り合う条で搬送方向が異なる小幅コンベア
44へ進路変更させる如く小幅コンベア44の上面に設けら
れている。
第10図において46はストッパーであり、受皿上1上の
青果物100を取り上げて空になった受皿1を検出するセ
ンサー(図示せず)と組み合わせて自動的に作動する如
く設けられている。したがって空の受皿1が送られてく
るとストッパー46が自動的に解除して空の受皿1を後述
する空受皿リターンシュート51上へ排出する。
以上のように構成された貯溜装置4の外方は箱詰め作
業エリアとして設定され、段ボール箱等の箱詰め容器を
等級数に応じて配置している。したがってこの箱詰め作
業エリアでは各等級が混在貯溜された中から、受皿1の
識別手段別に取り上げて箱詰めすることによって各階級
ごとに等級別に箱詰めすることができる。
次に、青果物が取り上げられて空になった受皿1を識
別手段別(色別)に送り出し装置21へ供給する空受皿搬
送手段について、第1図、第2図、第8図、第11図を用
いて詳細に説明する。
51は空受皿リターンシュートであり、前記テーブル台
43の側方に断面視字状に設けられ、円形状の受皿1が
先方へ自走する傾斜角度で形成されている。52はリター
ンコンベアであり、前記各空受皿リターンシュート51か
ら排出される空の受皿1を合流して搬送する如くベルト
コンベア等を用いて構成されている。53は受皿繰り上げ
装置であり、前記リターンコンベア52の終端部521にそ
の受入部531が接続され、上方所定位置を排出部532とし
て設定されている。そして、この受皿繰り上げ装置53
は、受入部531から排出部532に向けて走行回転するコン
ベアチェン533に、受皿1が一個ずつ載せられるアーム5
34を定間隔で多数取り付けて垂直コンベア535を構成し
ている。536はタイミング装置であり、エアシリンダー
等を組み合わせて構成され、前記リターンコンベア52で
搬送される空の受皿1を前記垂直コンベア535のアーム5
34上に順次送り出す如く作用するようになっている。
この受皿繰り上げ装置53は、図示した実施例に限らず
他の繰り上げ装置、例えば受皿1を両側から挟み込んで
上方へ繰り上げる方式の包み込みコンベアを用いること
もできる。
第11図は第2図のZ方向から視た平面図であり、前記
繰り上げ装置53により上方へ移送された空の受皿1を、
色別に仕分けて分岐する分岐回路を示している。54は混
在搬送路541の途中に設けた切り換えレバーであり、ソ
レノイドやシリンダー等のアクチュエータ(図示せず)
と組み合わせて該レバー54を振り分け式に構成してい
る。55は受皿1の色を検出するカラーセンサーである。
前記繰り上げ装置53の排出部532から排出される空の受
皿1は、搬送される途中にカラーセンサー55によりその
色を検出されて該当する色別の切り換えレバーにより色
別に分岐搬送される。
図において56は色別の搬送路の途中に設けた排出装
置、この排出装置56は、前記切り換えレバー54と同様の
構造であり説明を省略する。また、この排出装置56は、
色分けされた受皿1を下方の等級別送り出し装置21上の
色別搬送器へ供給するために設けられているもので、第
4図に示すように排出装置56が作動して排出された受皿
1は、色別に設けた落下シュート57により下方へ運ばれ
る。
本実施例では、受皿1の識別手段を色別にしたのでカ
ラーセンサーで色別に区分するようにしたが、色以外の
場合は、その表示手段を読み取り判断できるセンサーを
用いて等級区分ごとに振り分けることができる。
図において58は受皿降下コンベアであり、前記落下シ
ュート57により運ばれた受皿1の一部に接触して定速で
降下させる如く構成している。この受皿降下コンベア58
は、前記等級別送り出し装置21上の受皿1が所定個数減
少したときに所定個数降下する如く該降下コンベア58を
駆動させる制御回路が構成されている。
以上の如く構成された青果物選別装置の動作について
説明する。
各生産者から持ち込まれた青果物100は、作業者の目
視によりその目視の等級が判定されてその等級に該当す
る送り出し装置21上の色別の受皿1上に載せられる。受
皿1に載せられた青果物100がセンサー215により検出さ
れると、その検出の都度押し出し装置212が作動して青
果物100入り受皿1を供給コンベア22上に送り出す。供
給コンベア22上へ送り出された青果物100入り受皿1
は、この供給コンベア22により混在搬送されて合流した
あと一列に整列され、仕分コンベア31上へ供給される。
そして、仕分コンベア31上へ供給された青果物100入り
受皿1は、フィードスクリュー311により定間隔に搬送
される。仕分コンベア31上で搬送される青果物100入り
受皿1は、計測装置32により青果物100の大きさが計測
されてその信号が演算処理装置(不図示)へ入力され
る。図示しない演算処理装置は、前記計測信号に基づい
て階級別の仕分信号を該当する排出装置33へ向けて受皿
1の搬送と同期して送る。この仕分信号により該当する
排出装置33が作動すると、仕分コンベア31上の青果物入
り受皿1は、貯溜装置4上に仕分けされる。この貯溜装
置4で色別に混在貯溜される受皿1上の青果物100は、
予め等級別(色別)に用意された箱詰め容器内に、箱詰
作業者が受皿1の色別に取り上げて箱詰めされる。これ
により青果物100は階級毎等級別に仕分け箱詰めされ
る。
一方、青果物100が取り上げられて空になった受皿1
は、空受皿リターンシュート51へ排出される。そして、
この空受皿リターンシュート51に排出された空の受皿1
は、リターンコンベア52により搬送されて受皿繰り上げ
装置53により上方所定位置へ移送される。そして、各色
が混在搬送される空の受皿1は、カラーセンサー55と切
り換えレバー54とにより受皿1の色を検出されて色別に
仕分けられるとともに、該仕分けられた受皿1は落下シ
ュート57を介して下方に運ばれて再び送り出し装置21へ
色別に供給される。
上記の記述および添付する図面はいずれも実施の一例
を示すものであり、発明を制限するものではなく、特許
請求の範囲に記載した内容であれば他の形状、配置に適
用されることは勿論である。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明によれば、受皿に青果物の等
級区分に対応した識別手段が付されているので、一条の
選別ラインで複数の等級の青果物を混在搬送して選別す
ることができ、一条当たりの選別処理能力をアップさせ
ることができる。このことは、選別ラインの条数を大巾
に削減できるという効果をもたらす。
更に、本発明は、階級別に仕分られた青果物入りの受
皿が識別手段別(等級別)に混在貯溜されるように構成
したので、従来、等級別、階級別に配置されていた貯溜
装置の数を大幅に減少することができ、前記選別ライン
の条数を削減できることを合わせて選別施設の配置スペ
ース及び施設のコストを大巾に削減できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示す説明図である。 第1図、第2図は、本発明の青果物の選別装置を示す平
面図および側面図、第3図は受皿の説明図、第4図は第
1図A−A線に沿った断面図、第5図は計測装置の他の
実施例を示す説明図、第6図は排出装置の平面図であ
り、第7図は第6図のB−Bに沿った断面図、第8図は
貯溜装置の断面図、第9図は貯溜装置の他の実施例を示
す平面図、第10図は同部分詳細図、第11図は第2図のZ
方向から視た平面図である。 1……受皿、100……青果物 11……載部、12……抜き穴 13……係合溝 2……手選供給部 21……送り出し装置、210……ローラコンベア 211……仕切り部材、212……押し出し装置 213……爪、214……アクチュエータ 215……センサー、22……供給コンベア 221……ガイドレール、23……荷受けコンベア 231……コンテナ 3……搬送手段 31……仕分コンベア、311……フィードスクリュー 32……計測装置、321……カメラ 322……照明装置、323……秤量装置 33……排出装置 3300……ピン係合装置、3301……作動杆 3302……ピン、3303……支点ピン 3304……ホルダー、3305……スプリング 3306……ロックロッド、3307……ラッチアーム 3308……ネジリスプリング、3309……支点ピン 3310……回転テーブル、3311……支持台 3312……ブラケット、3313……ソレノイド 3314……作動レバー、3315……円筒軸 3316……プーリー、3317……駆動モーター 3318……駆動プーリー、3319……ベルト 3320……復元レール 34……搬出コンベア 4……貯溜装置、41……チェン 42……トッププレート、43……受け台 44……小幅コンベア、45……ガイドレール 46……ストッパー 51……空受皿リターンシュート 52……リターンコンベア 521……終端部 53……受皿繰り上げ装置 531……受入部、532……排出部 533……コンベアチェン、534……アーム 535……垂直コンベア、536……タイミング装置 54……切り換えレバー、541……混在搬送路 55……カラーセンサー、56……排出装置 57……落下シュート、58……受皿降下コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 弘 静岡県浜松市篠ケ瀬町630 株式会社マ キ製作所内 (56)参考文献 特開 平1−189380(JP,A) 実開 昭53−156277(JP,U) 特公 昭62−41798(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】青果物の等級区分に対応して所定の識別手
    段が付された多数の受皿と、 該受皿を搬送すると共に、目視等級検査済の青果物がそ
    の等級に該当する識別手段の受皿に載せられて各識別手
    段別の青果物入り受皿を混在搬送する搬送手段と、 該搬送手段の搬送径路途中に設けられ、搬送される受皿
    上の青果物の階級判定要素を計測する計測装置と、 該計測装置の計測結果に基づいて青果物の階級を判定す
    ると共に、階級別の仕分信号を前記搬送手段の搬送下流
    側において階級別に設けられた排出装置に受皿の搬送と
    同期させて出力する演算処理装置と、 前記各排出装置に対応して設けられ、当該排出装置によ
    り搬送手段から排出された各識別手段別の青果物入り受
    皿を混在貯溜する貯溜手段とを備え、 該貯溜手段で貯溜される受皿上から青果物が識別手段別
    に取り上げられることを特徴とする青果物の選別装置。
  2. 【請求項2】青果物の等級区分に対応して所定の識別手
    段が付された多数の受皿と、 該受皿を識別手段別に待機させると共に、目視等級検査
    済の青果物がその等級に該当する識別手段の受皿に載せ
    られた都度当該青果物入り受皿を送り出す送り出し装置
    と、 該送り出し装置から送り出される各識別手段別の青果物
    入り受皿を混在搬送する搬送手段と、 該搬送手段の搬送径路途中に設けられ、搬送される受皿
    上の青果物の階級判定要素を計測する計測装置と、 該計測装置の計測結果に基づいて青果物の階級を判定す
    ると共に、階級別の仕分信号を前記搬送手段の搬送下流
    側において階級別に設けられた排出装置に受皿の搬送と
    同期させて出力する演算処理装置と、 前記各排出装置に対応して設けられ、当該排出装置によ
    り搬送手段から排出された各識別手段別の青果物入り受
    皿を混在貯溜する貯溜手段とを備え、該貯溜手段で貯溜
    される受皿上から青果物が識別手段別に取り上げられる
    ことを特徴とする青果物の選別装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記送り出し装置の前
    段に、前記貯溜手段で貯溜される受皿上から青果物が識
    別手段別に取り上げられて空になった受皿を前記送り出
    し装置へ識別手段別に供給する空受皿搬送手段を設けた
    ことを特徴とする青果物の選別装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかにおいて、前
    記受皿の識別手段は、色であることを特徴とする青果物
    の選別装置。
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