JP2006068744A - 農産物選別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手作業の介在による搬送速度の高速化が制限されても、最終的に高速により農産物の選別仕分を実現する。
【解決手段】互いの位相をずらした2条の桟付き低速搬送コンベア52の搬送端部と高速搬送コンベア1との間を桟付きの乗り移り中継コンベアでオーバーラップするように接続し、2条の低速搬送コンベア52からの受皿を速度アップした各中継コンベアを経て交互に高速搬送コンベア1に乗り移して搬送させ、高速搬送コンベア1の搬送途中に設けた仕分区分毎の排出装置201により該当する仕分区分の農産物を載せた受皿を貯溜コンベア2に排出させる。また低速搬送コンベアでは受皿の搬送横方向の載置位置で等級を判定し、搬送横方向外側で階級判別の受皿のバーコードの読み取りを行う。
【選択図】図1
【解決手段】互いの位相をずらした2条の桟付き低速搬送コンベア52の搬送端部と高速搬送コンベア1との間を桟付きの乗り移り中継コンベアでオーバーラップするように接続し、2条の低速搬送コンベア52からの受皿を速度アップした各中継コンベアを経て交互に高速搬送コンベア1に乗り移して搬送させ、高速搬送コンベア1の搬送途中に設けた仕分区分毎の排出装置201により該当する仕分区分の農産物を載せた受皿を貯溜コンベア2に排出させる。また低速搬送コンベアでは受皿の搬送横方向の載置位置で等級を判定し、搬送横方向外側で階級判別の受皿のバーコードの読み取りを行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、リンゴ,柿,梨,トマト,茄子,胡瓜,スイカ等の農産物を載せた受皿(フリートレイ)を搬送しながら選別し仕分包装する農産物選別包装装置において、複数条の搬送手段で搬送されている農産物を載せた受皿を一条の選別コンベアに合流させる搬送合流装置を備えた農産物選別装置に関するものである。
選果場等において用いられる農産物を選別し仕分包装する農産物選別包装装置は、
一般に、
農産物を選別するための情報(例えば等級・階級等)を測定,検出する選別コンベアに該農産物を供給する工程(1)、
この選別コンベア上で当該選別情報を測定する工程(2)、
測定して得られた選別情報により仕分区分を判定して農産物を仕分コンベア上で搬送させながら、仕分区分別に分岐接続した多数の分岐コンベアに該当仕分区分の農産物を送り出す仕分工程(3)、
送り出された仕分区分別の農産物を各分岐コンベアの終端部で包装する包装工程(4)、
という1〜4の工程の流れで選別仕分されて包装するように構成されている。
一般に、
農産物を選別するための情報(例えば等級・階級等)を測定,検出する選別コンベアに該農産物を供給する工程(1)、
この選別コンベア上で当該選別情報を測定する工程(2)、
測定して得られた選別情報により仕分区分を判定して農産物を仕分コンベア上で搬送させながら、仕分区分別に分岐接続した多数の分岐コンベアに該当仕分区分の農産物を送り出す仕分工程(3)、
送り出された仕分区分別の農産物を各分岐コンベアの終端部で包装する包装工程(4)、
という1〜4の工程の流れで選別仕分されて包装するように構成されている。
そして農産物の選別仕分の作業では、農産物の供給から測定,仕分の1〜3の工程を一つの搬送ラインとして設けるのが普通であり、この搬送ラインは一条の搬送コンベアあるいは乗り継ぎ部などを介して連設した複数条のコンベアで形成される。
ところで、農産物の選別仕分では、重量や大きさ等の階級要素と共に色や傷の有無等の等級要素も選別のために用いられる場合が多くなっているが、等級要素を機械的,自動的に測定することは容易でない。そこで等級要素については作業者の目視判定で等級付けして、等級別に設けた搬送ラインに作業者が手作業で農産物を載せるようにした構成のものが多く採用されていた(特許文献1)。
しかし、等級別の搬送ラインを多数設けることは設備が重複することになって費用が嵩むという問題があり、また、選果場に持ち込まれる農産物は各仕分区分に均等に分布せずに一般に正規分布に似た分布状態を示すから、等級別に設けた各搬送ラインがすべて効率よく利用されるということにはならない。このため設備全体では各搬送ラインの平均的効率(利用率)は低くなり、投資費用に比べて各装置などの能力を十分発揮させることができず、システム的に効率が悪いという問題があった。
このような問題を解決する方法として、一つの搬送ラインに複数の等級の農産物を混在して搬送させる一条多等級搬送方式が考えられた。この一条多等級搬送方式にはいくつかの異なるタイプのものが考えられている。一条多等級搬送方式においてそのタイプが比較的多岐に分かれるのは次の理由による。
その理由の一つには、等級を検査する方式、つまり等級情報を農産物から取出して判定する作業を作業者が行うか、あるいは近時の発達した光学的計測技術やコンピュータによる画像処理技術等を用いて機械化,自動化して行うかという点の違いが挙げられる。
また他の理由としては、検査(測定)して得た等級の内容(情報)を利用する形式の違いが挙げられる。この後者の情報利用形式が違うものとしては、検査結果の等級情報を仕分け作業に利用するために、該情報を受皿自体に設けたスイッチ等で表示させるか、あるいは受皿をコンベアに載せた位置で表示させる(通常「トラッキング」という)かして仕分工程3でこの等級表示を利用するもの、これらとは異なり、受皿に設けた個別化標識(バーコード等)と等級の情報をリンクさせて例えばコンピュータのメモリーに記録し、仕分工程3では該受皿の個別化標識を利用してメモリーから該当する等級情報を読み出して利用するものがある(特許文献2、3、4)。
特公昭59−5029号公報
特開平1−189380号公報
特開平3−229676号公報
特開平4−322778号公報
これらの一条多等級の搬送方式によれば、等級毎の搬送ラインを設ける必要がないので設備の重複がなく、搬送ラインの利用率が向上して有利である。
しかし、農産物選別包装装置にあっては、近時その処理の高速化による迅速処理、処理効率の向上等が求められ、また装置の処理能力の向上による設備費用の低減化が求められており、前記した一条多等級の搬送方式はこれを実現するために有利な方式であるが、更に一層の能力向上等が要望されている。
このような点から農産物選別包装装置を検討すると、一般的に上述した1〜4の工程で構成される農産物の選別仕分け、包装の処理において前記一条多等級の搬送方式を採用することは設備の有効利用の点で優れ、また選別情報を測定(目視の場合も含む)した農産物を受皿に載せて搬送しながら所定の仕分区分に送り出す工程の改善に有効であるが、これだけでは農産物選別包装装置の全体の能力向上、処理の高速化を実現できないという問題がある。
例えば、等級判定の多くの要素は、高速で計測できる技術が進歩しているとはいえ未だ作業者の経験などに基づく目視判定に依存しなければならないものも多くあり、このために前記1の農産物の供給工程あるいは2の選別情報の測定(検出)工程の一部は機械化,自動化が困難で高速処理ができないことが多い。例えば農産物の傷などを等級要素とする場合には受皿に載せられた農産物の全表面を光学的手段で計測することは技術的に簡単ではないので、作業者の目視判定に頼る場合が多く、計測技術の限界がある。
また、農産物の種類にもよるが、スイカ等では選果場に持ち込まれたものを受皿に一つ一つ載せる作業を機械化することは容易でない。このため、農産物の供給は依然として作業者の手作業に頼ることになり、前記と同様に手作業処理の限界がある。これらの手作業を高速化させることに限界がある問題は、搬送ライン上で受皿をトラッキングして等級表示させる場合に一層顕著である。
したがって、搬送ラインにおいて一条多等級搬送方式を採用しても、その前段工程1,2での高速処理の実現が容易でない場合には、選別包装装置全体の高速化は実現できない。
この対策としては、工程1,2の作業人員を増やすことも考えられるが、受皿に単純に農産物を載せる作業であっても、搬送ラインの移動速度を例えば作業者の目前を毎秒5,6個以上の速度で受皿が通過するように高速化することはそもそも作業者の対応能力を超えているのが実際で、本発明者等の経験では毎秒1〜3個程度を限界としてこれを越える作業は困難である。
これらのことから、農産物選別包装装置全体の能力向上,処理効率の向上のためには、高速化が困難な工程1と高速処理が困難な一部の選別要素の測定のための工程2を、工程3の高速化に対応させるという課題が求められた。測定装置を用いる場合のうちで高速処理が困難な一部の要素としては、例えば形状が複雑で画像処理に時間がかかるとか傷の判定に時間がかかるものを挙げることができる。
本発明の目的は、斯かる観点に鑑み為されたもので、例えば前記工程3の搬送ラインを構成するコンベアが、仕分区分別に設けられた分岐コンベアに受皿を送り出す位置を通過する移動速度を毎秒5,6個ないしそれ以上とすることが可能であるのに対し、工程1、及び2の一部処理では、受皿の移動速度を作業者が作業可能なあるいは測定可能な毎秒1〜3個程度とできるように工夫した農産物選別装置を提供するものである。
本発明の目的を実現する農産物選別装置の第1の構成は、請求項1に記載のように、農産物が載せられる固有の識別情報を有する多数の受皿と、該受皿に載せられる農産物の目視判定による等級に応じて搬送横方向に受皿の載置位置が変えられる搬送面を有し、農産物を載せた受皿を搬送する等速同期駆動の水平方向に並設された少なくとも2条の低速搬送コンベアと、前記各低速搬送コンベア上を搬送される農産物の目視判定による等級を該低速搬送コンベア上の搬送横方向の載置位置に基づいて判定する等級判定手段と、農産物を載せた受皿を少なくとも前記2条の低速搬送コンベアから該2条の低速搬送コンベアの略条数倍ないしそれ以上の高速に設定した1条の高速搬送コンベアに乗り移しさせて合流させ、搬送させる乗移り案内手段と、前記各低速搬送コンベア及び/又は高速搬送コンベア上を受皿に載せられて搬送される農産物の仕分区分を判定するための要素を計測する計測手段と、前記等級判定手段及び計測手段に対応して配置され、受皿の固有の識別情報を読み取る第1の識別情報読み取り手段と、前記高速搬送コンベアの搬送路に仕分区分毎に設けられ、該当する仕分区分の農産物を載せた受皿を貯留コンベアへ排出させる排出装置と、該排出装置の前段に設けられ、受皿の固有の識別情報を読み取る第2の識別情報読み取り手段と、前記等級判定手段及び計測手段からの判定結果に基づき判定された仕分区分と前記第1の識別情報読み取り手段で読み取った受皿の固有の識別情報とを対応して記録すると共に、第2の識別情報読み取り手段で読み取った受皿の固有の識別情報から該識別情報に対応して記録した仕分区分を読み出して、対応する前記排出装置に出力する処理装置と、を有し、前記低速搬送コンベアには、搬送横方向に前記受皿をスライド可能に係合して搬送する受皿連行用の桟が搬送方向に沿って一定ピッチで形成され、かつ該各低速コンベア相互の該桟のピッチ位相を該低速搬送コンベアの条数分の1だけ搬送方向にずらせて、等速同期駆動する低速搬送コンベアの受皿の搬送方向の位相を異ならせて搬送させることを特徴とする。
本発明によれば、高速処理が困難な工程である等級判別のために農産物を載せた受皿を低速搬送コンベアの幅方向にずらして目視による等級判別に対応した位置に位置決めするという作業者が作業可能な毎秒1〜3個程度の受皿の搬送速度に低速搬送コンベアを設定することができ、一方、高速処理が可能な工程、例えば毎秒5,6個ないしそれ以上の処理が可能な仕分工程での処理の高速化という両者の要望を解決することができて、農産物選別装置全体の処理能力,処理効率が高い農産物選別装置を提供できるという効果が奏される。
しかも本発明によれば、乗り移しのためのタイミング待ちのために受皿を停止させることがなく、乗り移り元のコンベアと乗り移り先のコンベアをいずれも連続駆動させながら最大効率で合流させることができる。
また、農産物選別装置の設置スペースを少なくすることができ、設備の利用効率の向上と、低廉な装置を提供することができる。
以下本発明を図面に示した実施例に基づいて説明する。
実施例1
図1は、本発明よりなる農産物の選別包装装置を設備した選果場の一部(農産物選別のための計測〜箱詰に至る経路)を平面図で示したものであり、この選別包装装置は、大別して、農産物の供給・等階級選別部(前述した工程1,2の処理部)と、等階級選別判定された農産物を各仕分区分の貯溜コンベアに排出する選別装置である選別仕分部(前述した工程3の処理部)と、選別仕分けされた各仕分区分の貯溜コンベアから箱詰待機位置に送りだされた一群(包装単位数)の農産物を箱詰めする箱詰包装部(前述した工程4の処理部)から構成されている。
図1は、本発明よりなる農産物の選別包装装置を設備した選果場の一部(農産物選別のための計測〜箱詰に至る経路)を平面図で示したものであり、この選別包装装置は、大別して、農産物の供給・等階級選別部(前述した工程1,2の処理部)と、等階級選別判定された農産物を各仕分区分の貯溜コンベアに排出する選別装置である選別仕分部(前述した工程3の処理部)と、選別仕分けされた各仕分区分の貯溜コンベアから箱詰待機位置に送りだされた一群(包装単位数)の農産物を箱詰めする箱詰包装部(前述した工程4の処理部)から構成されている。
そして本例では、これらの三つの部分の作業効率が、農産物の供給・等階級選別部を二条のコンベアとして設けることにより作業者の目視判断等を要する比較的低い速度で作業ができる状態を確保し、選別仕分部では、二条の供給・等階級選別部で搬送されている受皿(以下「フリートレイ」という)を一条のコンベアに合流させて、機械的作業で高速で能率よく作業できるようにして高速処理化を図り、箱詰包装部では多数の箱詰装置を効率的に稼働させるようにするため、フリートレイ4を適時の段階で合流、あるいは移送切替えをできるようにしている。
前記の農産物の供給・等階級選別部は、図2,図3にその詳細が示され、リターンコンベア51により戻されたフリートレイ4を低速搬送コンベアである搬送コンベア52上で移送させながら、作業者50が、選果場に持ち込まれた農産物をランダムに搬送する入荷コンベア57の上から農産物を取り上げてフリートレイ4の上に農産物を載せると共に、この際に、本例では等級(秀,優,良や、A,B,Cなどの3等級)を目視判別してフリートレイ4の位置を搬送コンベア52の中央,右側,左側(図3中に二点鎖線で示した位置PC ,PR ,PL )の所定位置に動かしてトラッキングでその3等級のいずれかであることを示すようにしている。
本例の搬送コンベア52は、搬送方向に一定間隔で桟521が設けられた桟付きコンベアをなしており、この桟521は、図3に示す如く、左右方向の中央部が平面円形のフリートレイ4と浅く凹凸係合できる切欠き5211に設けられていて、左右の各位置では桟521により又中央部の位置では前記切欠き5211にフリートレイ4が係合してトラッキング表示を正確に表示できるようにフリートレイ4を安定に位置決めできるように構成されている。
なお、リターンコンベア51の終端部に設けた螺旋溝を有するピッチ付けスクリュー511により、桟521で区切られた1マスごとに一つのフリートレイ4が入るようになっている。
また、前記搬送コンベア52は、無端回動する一対の並走リンクチェーン58の対向リンク581間にプレート59を架設することでフリートレイ4の搬送支持に適した実質的に連続するコンベア搬送面を形成するようになっている。582はリンクチェーン58を覆うカバーであり、コンベア搬送面の側縁枠を兼ねている。
53はフリートレイ4の位置状態(トラッキング状態)を検出するために設けられた光電センサ等のトラッキング検出装置であり、農産物の等級をこれを載せているフリートレイ4のトラッキング位置から検出するためのものである。
トラッキングを検出した後のフリートレイ4は、本例ではテーパーレール522で図2および図4に示すように、一旦搬送方向外側に一列に幅寄せされて撮像装置54に通される。この撮像装置54は、カラーカメラやセンサカメラ等を用いて農産物の外観を撮像し、適宜の演算方法で各農産物の等級あるいは階級付けを行うためのものである。このテーパーレール522は、図2および図4に示されるように、搬送方向下流側に傾斜レール562と平行な傾斜面が形成され、一旦搬送方向外側に幅寄せされた受皿を搬送方向内側に向けて幅寄せさる。
55はフリートレイ4に表示させた一つずつ異なる識別標識、例えばバーコードを読み取るバーコードリーダーである。
以上のようにして、ある特定のフリートレイ4の識別情報(個別化情報)をバーコードで検出し、また当該特定のフリートレイ4に載っている農産物の等級,階級の必要な選別情報、例えばトラッキング検出装置53や撮像装置54で検出された情報は、電気信号に変換されて図示しないコンピュータに送られ、特定のフリートレイ4に載っている農産物が等階級のいずれの仕分区分に属するものかが判定,記録され、あるいは判定結果の仕分区分情報として記録される。そしてこの記録情報は、後述する選別コンベア1から貯溜コンベアにフリートレイ4を排出するための情報として利用される。
次に、合流機構56を用いて二つの搬送コンベア52上のフリートレイ4を高速で移送する一つの選別コンベア(前述した高速搬送コンベア)1に載り移し合流させる本例の特徴的な構成について説明する。
すなわち、本例の農産物の供給・等階級選別部の搬送コンベア52の終端側においては、該二つの搬送コンベア52は所定の間隔を空けて並走すると共に、両者の前記桟521が搬送方向に1/2ピッチ位相がずれて駆動(搬送)するように設けられている。そして、両者搬送コンベア52の中間に配置されて略2倍の速度で移送するように設けられた高速搬送コンベアとしての選別コンベア1に対し、受皿の乗移り案内手段を構成する乗移り中継コンベア561,561を介して、案内レールである傾斜レール562,562が、フリートレイ4を横方向に幅寄せして合流を行うようになっている。その際、図2及び図4に示されるように、レール部材であるテーパーレール522と傾斜レール562とによりフリートレイ4を乗移り中継コンベア561に導く経路が形成され、この経路からフリートレイ4が中継コンベア561に乗移る。
前記乗移り中継コンベア561は、搬送コンベア52と選別コンベア1の速度比が大きい場合の乗移り中継を円滑に行わせるためのものであり、本例では桟5611が設けられた構成とされていると共に、移送速度はこれら搬送コンベア52と選別コンベア1の中間的な速度に設定されている。また各搬送コンベア52にそれぞれ対応して設けられた乗移り中継コンベア561は、これらに設けられた桟5611が搬送方向に相互に1/2ピッチ位相がずれて設けられていると共に、搬送コンベア52の桟521との間ではフリートレイ4の乗り移りができる関係に設定される。
以上のようにして二条の各搬送コンベア52の上で等階級の仕分区分を判定するための選別要素が検出された農産物を載せたフリートレイ4は、搬送コンベア52で搬送されながら、傾斜レール562に係合するとその傾斜に沿って横方向に幅寄せされ、選別コンベア1に乗り移る。そして両側の搬送コンベア52の桟521の位相が搬送方向に1/2ピッチずれていることで、選別コンベア1上に効率よく等間隔に整列して合流され、この選別コンベア1に設定されている高速度で搬送選別仕分部に送られる。
次に、本例の選別包装装置の選別仕分部について説明する。
本例の農産物の選別包装装置は、前記した農産物の供給・等階級選別部の搬送コンベア52を二条に設け、かつこれら二条(2系列)の供給・等階級選別部から送出されるフリートレイ4を合流して搬送する選別コンベア1の二組を箱詰包装ラインとして上下方向に離隔,積層した形式で設けて、一つの箱詰装置に上下の箱詰包装ラインからのフリートレイ4の供給を選択できるようにしたという従来にない極めて特徴的な構成をなしている(図5参照)。そしてかかる本例の構成は、実際に適した作業可能速度に対応して効率の良い作業形態を採用する場合に極めて適している。
以下このことを実際に適用する実施例を説明して明らかにする。
農産物の供給・等階級選別部で仕分区分が判定された農産物を載せたフリートレイ4は、図5に示すように、上下2段の各選別コンベア1,1で移送されながら、横方向に分岐接続された貯溜コンベア202(本例では上下同数の2021〜202n のn条)に、仕分区分別に、該当する仕分区分の農産物を載せたフリートレイ4を排出させるようになっている。
本例における前記の貯溜コンベア202は、上側4条及び下側4条の計8条のものが一組(グループ)をなして、箱詰包装部の一つの箱詰待機位置に連係する分岐箱詰ライン2を形成するように設けられ、図示の例では、これらの分岐箱詰ライン2のうちの八組が選別包装装置の箱詰待機位置に連係すると共に、他の分岐箱詰ライン2(図1の上側に位置する3ライン)は作業者による手詰め作業の箱詰待機位置、あるいは箱詰しない分岐箱詰ラインに連係されている。この手詰め作業用の箱詰待機位置を有する分岐箱詰ラインは、例えば極少数の農産物しかない仕分区分の場合、作業者によって適時箱詰するように設けることができる。また格外品として出荷できないような農産物については、箱詰包装をする必要がないから、箱詰しないライン(図1の最も上側に位置する一ライン)に排出してもよい。
以下、図1,図5,図6により、一組の分岐箱詰ライン2について説明するが、他の組についても箱詰めの配列パターンが異なる他は構成は共通している。
選別仕分部を構成する前記の分岐箱詰ライン2は、図5,図6に示すように、大略、上下の各選別コンベア1からフリートレイ4を排出する上下の排出装置201,201、排出されたフリートレイ4を貯溜する上下の貯溜コンベア202,202、箱詰待機位置203に上下の貯溜コンベア202からフリートレイ4を送出すトレイ送出装置204とからなっている。
前記の排出装置201は、例えば特開平6−278848号公報で開示されている仕分け排出装置を用いて構成することができ、上下の選別コンベア1,1それぞれに各独立して設けられる。また本例では、一つの排出装置で二レーン(二条)の貯溜コンベア202(図6の2021,2022)にフリートレイ4を振り分ける機能をもつように構成されている。すなわち、前記排出装置201は、外周部の内側に周方向に沿って等間隔に多数の電磁吸着部2012を有し、図6の矢印方向に回転する回転テーブル2011と、選別コンベア1上からフリートレイ4を排出するために該フリートレイ4を吸着転向させるべく、所定の固定位置で回転テーブル2011の電磁吸着部2012を励磁させる一つの励磁手段2013と、前記したように二レーンの貯溜コンベア2021,2022にフリートレイ4を振り分けるため、所定の2カ所の位置に固定して設けられた電磁吸着部2012の励磁解除手段2014,2015とから構成されている。
以上の構成により、例えば等階級の仕分区分が判定された農産物(例えば大きさの階級がLで等級がA)は、その仕分区分に設定された貯溜コンベア202を有する排出装置201の位置を通過する際に、コンピュータ等の制御手段(図示せず)からの指令により前記励磁手段2013が励磁されることで、該当するフリートレイ4は電磁吸着部2012をもつ回転テーブル2011に吸着され、該回転テーブル2011の回転に従って選別コンベア1上から横方向に転向し排出されることになる。そして、励磁解除手段2014,2015のいずれかを同制御手段からの指令により作動させることで前記吸着を解除し、排出したフリートレイ4を二レーン2021,2022のいずれかに送り込む。
なお、所定の排出装置201で特定の仕分区分の農産物を選別して該当する貯溜コンベア202に排出する操作は、本例では次のように行われる。すなわち、選別コンベア1の上流に配置したバーコードリーダー5(図1参照)によりフリートレイの固有の標識(バーコード)を読み取ることでこの標識と一対一の関係で記録されている農産物の仕分区分を検出し、このバーコードリーダー5の配置位置から、該当する仕分区分の貯溜コンベア202に対応する排出装置までの移送距離(あるいは時間)を、エンコーダ装置などから前記選別コンベアの移動量と対応して出力されるパルス数に基づいて割り出して、該当するフリートレイ4がその排出装置201部分を通過する際に作動させる。
本例では、例えば、図6の右側に図示した排出装置201を、大きさMで等級のAの仕分区分の農産物Pを載せたフリートレイ4を2条の貯溜コンベア202に排出するために設置し、左側の排出装置201を、2条の貯溜コンベア202に大きさLで等級Aの仕分区分の農産物Pを排出するように設置することができるが、これは一つの分岐箱詰ライン2の全ての貯溜コンベア202を同じ仕分区分としたり、全て異なる仕分区分とすることもでき、その選択は処理する農産物の仕分区分の分布率等により必要に応じて決定することができる。
次に貯溜コンベア202について説明すると、この貯溜コンベア202はベルトコンベアあるいはローラコンベアなどにより構成され、排出されたフリートレイ4を下流側に搬送するようになっている。また、上述のように一つの排出装置201に対して二レーン2021,2022が各々一列にフリートレイ4を集積するように設けられていて、各レーン2021,2022の搬送終端位置には、フリートレイ4を停止させるためのストッパ機構2023が配置されている。
このストッパ機構2023は、通常はフリートレイ4の搬送を停止させるように作用し、図示しないセンサによって例えば集積されたフリートレイ数が所定の包装単位数(箱詰め作業で一箱に詰められる個数)が集積したことが検出されると、後段の箱詰め作業の進行状況に応じて制御手段(図示せず)からの指令に基づいて搬送を許す状態に切換えられて該所定数のフリートレイ4を箱詰待機位置203に送り込み、該所定個数の送り込みの後、後続のフリートレイ4の送り込みを再び停止させるように、該ストッパ機構2023を搬送停止状態に復帰させる。このようなストッパ機構2023は例えばストッパ板とシリンダ装置等を組み合わせて構成することができる。
以上の排出装置201及び貯溜コンベア202は上下の選別コンベア1,1に対してそれぞれ独立に設けられ、したがって、本例の構成では、一つの分岐箱詰ライン2において、貯溜コンベア202は上下に各4条、排出装置201は上下に各2個配置されることになる。
次に、箱詰包装部について説明する。本例のこの箱詰包装部は、農産物の箱詰待機位置203、及びこの箱詰待機位置203に貯溜コンベア202から農産物を送出す切替式のトレイ送出装置204、箱詰め作業を行う箱詰装置205、及びこれに関連する周辺装置によって構成されている。
前記の箱詰待機位置203は、一つの分岐箱詰ライン2に含まれる複数(本例では8条)の貯溜コンベア202のいずれかのレーンから送り込まれた所定個数のフリートレイ4を、箱詰めのために一列に整列させて箱詰めのために待機させる箱詰レーン2031として設けられる。
また農産物を送出す切り替え式のトレイ送出装置204は、いずれかの貯溜コンベア202から箱詰レーン2031にフリートレイ4を送り込むために、上下揺動式に設けられた4条の送出コンベア2041(図5参照)と、これらの送出コンベア2041を揺動させる各レ−ン毎のエアシリンダ装置2042と、4条の貯溜コンベア202から送出コンベア2041を介して送出されるフリートレイ4を箱詰レーン2031に移送するために直角な方向に延設した中継コンベア2043とにより構成されている。
各エアシリンダ装置2042は、上下に対をなす貯溜コンベア202のいずれか一方から一群のフリートレイ4を送出すために、前記したストッパ機構2023が搬送を許す状態に切換えられることに先立って、前記中継コンベア2043側の軸2044を揺動中心にして送出コンベア2041を上下揺動させ、該当する貯溜コンベア202と箱詰レーン2031が(直接または中継コンベア2043を介して)連続関係となるように切替えられる。
なお、図6は、同図の右側の貯溜コンベア2021に箱詰包装単位数の24個のフリートレイ4が集積された際に、送出コンベア2041を水平姿勢にして送り出している状態を示し、また、図5は、同図の送出コンベア2041を下方に揺動させた傾斜姿勢にして下段の貯溜コンベア202から箱詰包装単位数のフリートレイ4を送り出している状態を示している。
以上のトレイ送出装置204により所定の貯溜コンベア202から所定個数だけ送り出されたフリートレイ4は、箱詰レーン2031上に送り込まれ、箱詰レーン2031の先端に設けたストッパ機構2034により停止されて箱詰待機状態とされる。なお、このストッパ機構2034は、前記ストッパ機構2023と同様に構成することができ、農産物の取上げ終了時点(あるいは取上げ後搬送に支障のなくなった時点)で搬送を許す状態に切換えられて空のフリートレイ4をリターンコンベア51に送り出し、所定個数を送り出した後、後続のフリートレイ4を再び停止させる状態に復帰される。リターンコンベア51の終端は図1,図2で示した搬送コンベア52につながっている。
次に、箱詰装置205としての作業ロボットについて説明する。
本例のこの箱詰装置205は、図5〜図9に示すように、垂直多関節型のアーム機構を有する作業ロボット(以下「作業ロボット205」とする)として構成されており、前記箱詰待機位置203の箱詰レーン2031に一列に整列待機された所定個数のフリートレイ4の上から農産物Pを取上げ、トレイパック801〜804のいずれかを選択して嵌挿した段ボール箱6に一列ずつ順次に詰めるように動作するものである。
そして本例の選別包装装置では、例えば大きさLの農産物Pを箱詰する場合には5個×4列(計20個)に詰めるが、大きさMの農産物Pを箱詰する場合には6個×4列(計24個)を詰めるようにしているので、取上げ個数が異なることに対応できるように、作業ロボット205の吸着カップのうちの取上げに関与しないものは退避状態の位置に退避できるように設けられている。
すなわち、本例の作業ロボット205は、図5,図7,図8に示したように、本体2051から平行四辺形リンクモーションを行う根元リンク機構2052が延出され、この根元リンク機構2052の先端に水平軸回りの回転を許すヒンジを介して、平行四辺形リンクモーションを行う先端リンク機構2053を連結し、更にこの先端リンク機構2053の先端に吸着カップホルダー2054をブラケット2055を介して連結して構成され、これらのリンク機構で構成されたアーム機構により、ブラケット2055は常に水平姿勢を維持しながら上下,前後に移動できるようになっている。
前記ブラケット2055は、図7及び図9に詳細に示したように、ブラケット底部板20551に設けた一対のガイド20552が、吸着カップホルダー2054の上面に設けたレール20541と水平方向移動可能に滑合することで、該吸着カップホルダー2054を図7のY−Y方向に移動可能に吊持し、かつ吸着カップホルダー2054の上面に組み付けたエアシリンダ装置20542のピストンロッド20543が前記ブラケット底部板20551と連結されていることで、吸着カップホルダー2054とブラケット2055の前記Y−Y方向の位置が決められるようになっている。
前記の吸着カップホルダー2054はその下部に、本例においては、図7に示すように前記Y−Y方向に移動できないように固定された端部の一つの固定カップ吊体2056と、該吸着カップホルダー2054の下面に設けたレール20545に前記Y−Y方向について移動できるように滑合した6個の移動カップ吊体2057との組合せを吊持するように設けられている。
そして、これら計7個のカップ吊体は、いずれも上下駆動されるピストンロッド20562,20572を下方に有するエアシリンダ装置20561,20571を吊杆とし、そのピストンロッド20562,20572の下端に吸着カップ20563,20573を備えている。なおこの吸着カップは、取上げようとする農産物との密着性を高めるための柔軟なベローズを有する既知のものなどを用いることができる。
各吸着カップ20563,20573は、通気管2058により図示しないブロアーに接続されている。
また、以上の計7個のカップ吊体には、サーボモータ20546を駆動手段としたパンタグラフ機構20547が間隔変更手段として設けられていて、固定カップ吊体2056を基準として順次隣接する移動カップ吊体2057の間隔を変更できるようになっている。すなわち、この間隔変更手段の詳細は図7,図9,図10に示され、固定カップ吊体2056と、これに対し最も離れた位置にある移動カップ吊体2057の水平方向位置をサーボモータ20546により移動させるようにしながら、これらの一対のカップ吊体の間に存在する残りのカップ吊体の隣接間隔をパンタグラフ機構20547により均等化することで間隔変更と均等化が達成される。
以下本例の選別包装装置に設けられている周辺装置等について説明する。
7は段ボール箱6の供給・排出装置を示し、空箱搬送コンベア701で搬送された空箱6をプッシャー702で空箱降下装置703に所定のタイミングで押し入れ、押し入れられた空箱6は降下された後、図5及び図6で示した矢印に沿って箱詰位置704に送り込まれるようになっている。また、農産物Pの箱詰が終了した段ボール箱6は、箱詰位置704から図示しないエレベータで排出コンベア705まで降下され、製品搬送コンベア706により所定の製品集積場所まで搬送される。
以上の構成を有する選別包装装置による農産物Pの箱詰包装作業の本例を以下説明する。
農産物の供給・等階級選別部において、フリートレイ4に農産物を載せ搬送コンベア52で搬送させながら、上述したトラッキングによる等級選別と撮像装置54による階級選別、及び識別標識の検出が行われたフリートレイ4は、二つの並設した搬送コンベア52からのものが合流機構56により合流されて選別コンベア1に乗り移しされる。
そして、この農産物の(供給・等階級選別部)→(選別コンベア1)の構成は、本例では2系列に設けられていて、2条の選別コンベア1,1は上下に離隔・積層されて延設されている。
等階級選別により仕分区分が判定された農産物Pを載せたフリートレイ4は、上下2段の各選別コンベア1により移送されながら、図6の排出装置201により所定の仕分区分に指定された貯溜コンベア202に送り込まれて集積される。なおこれらの各貯溜コンベア202の終端部に配置されているストッパ機構2023はいずれもフリートレイ4を停止させる状態にある。
このようにして各貯溜コンベア202に集積されたフリートレイ4の数は図示しないセンサにより計数され、一つの段ボール箱6に箱詰する際の一箱分が集積された時点で、箱詰装置(作業ロボット)205が受入れ可能な状態(箱詰作業を行うことができる状態)にあれば、その終端部のストッパ機構2023を退避させ、送出コンベア2041を介して箱詰レーン2031までその一箱分のフリートレイ4を送り込む。
その際、一つの分岐箱詰ライン2に属する上下各4条の貯溜コンベア202のうちで、送出しをどの貯溜コンベア202からのものとするかは、例えば各貯溜コンベア202毎に設けたセンサーカメラ(図示せず)などから検出された情報に基づき、フリートレイ集積状態,集積速さの違いなどのコンピュータ解析によって箱詰処理を効率よく行うことができるように制御すればよい。
そして、上段の貯溜コンベア202からの送出しの場合は、該当する貯溜コンベア202に連続する送出コンベア2041を水平姿勢とし、下段の貯溜コンベア202からの送出しの場合は、エアシリンダ装置2042の作動で該当する貯溜コンベア202に連続する送出コンベア2041を下方に揺動させて傾斜姿勢とする。
図6に示した状態は、例えば、大きさM,等級Aの仕分区分の農産物を集積した上段右端の貯溜コンベア2021からフリートレイ4の一箱分(24個)を箱詰レーン2031に送出している状態を示している。
以上のようにして一箱分の農産物Pに相当するフリートレイ4が送り込まれ、順次一列ずつの箱詰作業が行われる箱詰レーン2031において、上述した多関節型の作業ロボット205により箱詰作業が行われる。
すなわち、段ボール箱の供給・排出装置7により箱詰位置704に送り込まれた空の段ボール箱6に対して、まず作業ロボット205は、積載されている24玉(個)用のトレイパック801を吸着カップで取上げることができるように、図5の実線で示した位置・姿勢に、図示しない駆動手段によりアーム機構を動作させる。この際トレイパック供給装置8の回転器807は、該24玉(個)用のトレイパック801が箱詰レーン2031に近接した状態(図6の状態)に位置させるように動作する。
また、図10に示すようにカップ吊体2056,2057はその間隔を狭くして6個のカップ吊体でトレイパック801を取上げるようにしている。これはトレイパックの取上げを確実にするためである。そして取上げたトレイパック801は、作業ロボット205のアーム機構を図5の二点鎖線で示した位置・姿勢に移動させて箱詰位置704にある段ボール箱6に嵌挿される。なお、805は各トレイパック群を積載する回転台、806は支持枠である。
以上のようにして、箱詰位置704にトレイパック(前記状態では大きさM用のトレイパック801)が嵌挿された段ボール箱6が待機した状態とされ、この状態で、箱詰レーン2031に停止された農産物P入りのフリートレイ4から農産物Pを箱に移載する作業ロボット205による農産物箱詰作業が開始される。
なお、この場合、本例の作業ロボット205は計7個のカップ吊体(一個の固定型のカップ吊体2056と6個の移動型のカップ吊体2057)を有し、吊持して取上げる農産物Pが6個であるため、1個分だけカップ吊体が余分である。そこで、固定カップ吊体2056から最も離れた移動カップ吊体2057のエアシリンダ装置20571の吸着カップ20573を、通気管20548からの吸気により通常の農産物移載のために動作する位置から上方に退避移動させ、農産物Pの取上げ、移載などの動作に関与できないようにする。この状態は図7に示される。また、各カップ吊体2056,2057が前記箱詰レーン2031に停止されている6個のフリートレイ4の上の農産物Pを吸着吊持して取上げるのに適するようにされる位置,間隔は、エアシリンダ装置20542の作動及びパンタグラフ機構20547の作動によって与えられる。
このように制御された6個のカップ吊体を有するアーム機構は図5の二点鎖線で示した位置・姿勢に移動され、吸着カップ20563,20573により一列6個の農産物Pを吸着し取上げる。
次に、取上げられた農産物Pを吸着吊持する作業ロボット205は、アーム機構の姿勢を制御することによりカップ吊体2056,2057を箱詰位置に移動させ、またこの移動の途中で、パンタグラフ機構20547の作動により一列のカップ吊体2056,2057の隣接間隔を箱詰に適した状態に変更する。
農産物Pが取上げられた空のフリートレイ4は、ストッパ機構2034が退避されてリターンコンベア51へ送出される。そして後続の農産物Pを載せたフリートレイ4が箱詰レーン2031に移入されて、復帰したストッパ機構2034により停止され次の箱詰のために待機される。
そして、図7の状態にカップ吊体の隣接間隔を広げた作業ロボット205により2列目の農産物Pの箱詰作業が行われる。以上の作業は、本例においては図12に示すように4列分連続して行われ、これにより一箱分の箱詰作業が終了し、作業終了の箱6は排出コンベア705から製品搬送コンベア706を介して所定の製品集積場所まで搬送される。
箱詰作業は次の箱6に対して行われる。すなわち、箱詰位置704への空箱6の供給、いずれか選択した貯溜コンベア202から箱詰レーン2031への農産物Pを載せたフリートレイ4の所定個数の送り込み、所定のトレイパック(801〜804)の箱6への嵌挿、一列ずつの農産物の取上げ・箱詰、の一連の作業が行われる。
なお、箱詰を大きさLの農産物について行う場合には、トレイパック803を使用して5個×4列の配列パターンで箱詰を行うため、図7の左側から2番目のカップ吊体2057も左端のカップ吊体2057と同様の退避状態に退避させることが必要になり、また農産物の詰め状態を千鳥状態としかつカップ吊体の隣接間隔変更の程度も異なるが、本例の装置によれば、これらの変更制御も、エアシリンダ装置20571を作動させるだけで左側から2番目のカップ吊体2057を退避させることができ、また配列パターンの変更についても一列毎にエアシリンダ装置20542を作動させて吸着カップホルダー2054を図7のY−Y方向に移動させ、かつパンタグラフ機構20547の作動を調節するだけで極めて簡単に行うことができる。
Mの箱詰めが終了した後、貯溜コンベア上のプール状況によりLの箱詰めができる状態(箱詰単位数)を検出すると、図示しない制御装置から出力される切替信号により、トレイパック供給装置8の回転器807が駆動してL用のトレイパック802を箱詰レーン2031に近接した状態で待機させ、前記と同様に農産物の箱詰めが行われる。
なお、上記例では、箱詰する配列パターンを20玉(個)の場合と、24玉(個)の場合について説明したが、箱詰の配列パターンはこれらに限定されるものではない。更に、一台の作業ロボット205が受け持つ箱詰の配列パターンの種類も図面と異なる一個又は複数とすることができ、例えば、4種類(18玉、20玉、24玉、28玉)とした場合には、トレイパック供給装置8において4種類のトレイパック801〜804を積層するように構成することで実施することができる。またこの配列パターンは、例えば図13に例示的に示したように、さまざまな箱詰個数、配列パターンとすることができ、しかもこれら図示したいずれの配列パターンについても、本例の図7に示した7個のカップ吊体を一列に有する作業ロボット205は共通して使用できる。
以上説明した本例の農産物選別装置においては、二条の搬送コンベア52において比較的低速度で搬送されているフリートレイ4に対して、作業者が農産物の等級(本例では3段階の等級)を目視で判定してフリートレイ4に該農産物を載せながら、搬送面上でのフリートレイ4の位置を右,左,中央の3位置のいずれかに移動させてトラッキングにより等級表示をさせる。
そして、このトラッキングで表示された農産物の等級を検出し、フリートレイ4に付されている例えばバーコードの読取り情報とともに、選別情報として仕分区分の判定を行う制御装置に電気信号として送ることができる。また、前記例では撮像等もこの低速度搬送中に行うことができる。
したがって、高速処理が困難な選別要素の計測処理及び作業者による高速処理が難しい農産物の供給や等級の目視判定及びトラッキング処理などを、その作業及び計測処理速度に適した比較的低速度で行うことができる。なお、この撮像装置54は、図面では二条の搬送コンベア52(低速搬送コンベア)上にそれぞれ配置されているが、この配置は限定されるものではなく、選別のために採用する選別要素が撮像装置で高速処理が可能な場合については、その撮像装置を選別コンベア1上配置することができる。
このようにすることで撮像装置の数が一選別ライン当たり1台で済む。更に、図示しないが低速で搬送する搬送コンベア52上に比較的処理時間のかかる内部検査装置を配置し、高速で処理する選別コンベア1上に高速処理が可能なカメラ等の外観検査装置を配置してコスト及び選別精度の両面で有効なレイアウトを組むこともできる。
一方、合流機構56を介して、二条の搬送コンベア52上のフリートレイ4を高速搬送する選別コンベア1に乗り移して等間隔に整列合流させることができ、箱詰装置(作業ロボット205)を多数台設置している箱詰包装部に対し、多数のフリートレイ4を高速で仕分け処理することができて装置全体としての処理能力を高くできる。
しかも、本例の合流機構56で構成される搬送合流装置は、二条の搬送コンベアから一条の選別コンベアへの乗り移しを、乗り移しのためのタイミング待ちなどがなく、各コンベアを連続駆動させながら最大効率で行うことができる点で極めて優れている。
実施例2
図14に示した本例のフリートレイ4の搬送合流装置は、上述した実施例1のものと比べて次の点において異なるが、その他の構成は同じであるので、同一の構成については同じ符号を付して説明は省略する。
図14に示した本例のフリートレイ4の搬送合流装置は、上述した実施例1のものと比べて次の点において異なるが、その他の構成は同じであるので、同一の構成については同じ符号を付して説明は省略する。
本例の特徴は、二条の搬送コンベア52,52で搬送されるフリートレイ4を一条の選別コンベア1に合流させる際の乗り移りを中継する乗移り中継コンベア61,61が、左右対称の曲線搬送路611,611を有するように設けられていると共に、この曲線搬送路を有する中継コンベア61の搬送面の幅両側に沿って案内レール622が設けられているところにある。なおこれら二条の搬送コンベア52は実施例1と同じに同期駆動され、かつ両者の桟621は搬送方向に関して1/2ピッチ位相がずれて設置されている。
すなわち、前記中継コンベア61の始端部612は搬送コンベア52の終端部と並走する直線路をなし、また終端部613は選別コンベア1の始端部と並走する直線路をなすように設けられ、これらの始端部612と終端部613の中間部分に前記曲線搬送路611が設けられている。
なお、本例の中継コンベア61においてもコンベア搬送面から立ち上がる一定ピッチ毎の桟621が設けられていて、この桟621は、左右(二条)の中継コンベアにおいて搬送方向に関して1/2ピッチだけ位相がずれて設けられている。また、この中継コンベア61は搬送コンベア52と選別コンベア1の中間の搬送速度に設定されている。
前記案内レール622は、中継コンベア61の始端部612及び終端部613においては、前記実施例1と同様にフリートレイ4の横方向への幅寄せをしてコンベア間での乗り移りを行わせるために搬送方向に対して傾斜して設けられ、途中の搬送区間では搬送面からのフリートレイ4の搬送面からの脱落を防ぐために該搬送面の両側に搬送方向に沿って沿設されていてる。
以上の構成をなす本例の搬送合流装置によれば、中継コンベア61が曲線搬送路を有することによって二条の搬送コンベア52の間隔を広げることができ、したがって図14に示すように各条の搬送コンベア52の両側に入荷コンベア57を設置して両側から作業者が作業できる作業空間の確保ができ、あるいは必要な装置設置空間を確保することも容易になるなど、全体装置のレイアウトを設計することが容易となる。
実施例3
図15に示した本例は、両外側の二条の桟付き搬送コンベア63,65と、その中間の一条の桟付き搬送コンベア64の合計三条の搬送コンベア63〜65から、一条の選別コンベア1にそれぞれ中継コンベア632,642,652を介してフリートレイ4を乗り移させて整列合流させる搬送合流装置を示している。なお、これら三条の桟付き搬送コンベア63〜65は、同期駆動されるものであり、かつその桟631,641,651の位相が搬送方向に関して1/3ピッチがずれるように設置されている。
図15に示した本例は、両外側の二条の桟付き搬送コンベア63,65と、その中間の一条の桟付き搬送コンベア64の合計三条の搬送コンベア63〜65から、一条の選別コンベア1にそれぞれ中継コンベア632,642,652を介してフリートレイ4を乗り移させて整列合流させる搬送合流装置を示している。なお、これら三条の桟付き搬送コンベア63〜65は、同期駆動されるものであり、かつその桟631,641,651の位相が搬送方向に関して1/3ピッチがずれるように設置されている。
前記構成におけるフリートレイ4の搬送合流のための構成を乗り移り動作と共に以下説明する。
まず、中間の一条の搬送コンベア64は、第1の中継コンベア642を介して選別コンベア1の終端部に直線的にフリートレイ4を乗り移すように設けられており、また両外側の搬送コンベア63,65は、それぞれ曲線搬送路を有していると共に選別コンベア1の始端部と並走する終端直線路を有する中継コンベア632,652を介して該選別コンベア1にフリートレイ4を乗り移すように設けられている。なおこれらの中継コンベア632〜652の搬送速度は選別コンベア1と搬送コンベア63〜65の中間の速度に設定されており、またコンベア面から立ち上がって設けられたフリートレイ連行搬送用の桟633,643,653は、各中継コンベア相互において搬送方向(選別コンベアの搬送方向)に関して位相が1/3ピッチずれて設けられている。
634,644,654はそれぞれ乗り移し案内と搬送案内を兼ねた案内レールであり、各レールは、始端部においては各搬送コンベア63〜65上から中継コンベア632〜652にフリートレイ4を乗り移させるように搬送方向に対し傾斜して延設され、両側の中継コンベア632,652に沿って設けられた案内レール634,654の終端部は、該中継コンベア632,652から選別コンベア1にフリートレイ4を乗り移させるように搬送方向に対し傾斜して延設されている。また案内レール634,654の始端部と終端部の間は中継コンベア632,652に沿ってフリートレイ4の搬送面からの脱落を防止するように沿設されている。
以上の構成の本例のフリートレイの搬送合流装置によれば、三条の搬送コンベア63〜65と、一条の選別コンベア1をいずれも連続駆動(連続搬送)させながら、該選別コンベア1の上にフリートレイ4を乗り移して等間隔に整列合流させることができ、その合流は選別コンベアと搬送コンベアの速度比を、前記実施例1,2よりも一層大きく(3倍/2倍)とることができて、仕分工程における高速処理に対して、手作業工程の低速処理をより効果的に実現することができる。
1:選別コンベア、
2:分岐箱詰ライン、
4:フリートレイ、
5:バーコードリーダー、
6:箱(段ボール箱)、
7:段ボール箱の供給・排出装置、
701:空箱搬送コンベア、
702:プッシャー、
703:空箱降下装置、
704:箱詰位置、
705:排出コンベア、
706:製品搬送コンベア、
8:トレイパックの供給装置、
801〜804:トレイパック、
805:回転受台、
806:支持枠、
807:回転器、
50:作業者、
51:リターンコンベア、
511:ピッチ付けスクリュー、
52:搬送コンベア、
521:桟、
5211:切欠き、
522:テーパーレール、
53:トラッキング検出装置、
54:撮像装置、
55:バーコードリーダー、
56:合流機構、
561:乗移り中継コンベア、
5611:桟、
562:傾斜レール、
57:入荷コンベア、
58:並走リンクチェーン、
581:対向リンク、
582:カバー、
59:プレート、
61:中継コンベア、
611:曲線搬送路、
612:始端部、
613:終端部、
621:桟、
622:案内レール、
63,64,65:搬送コンベア、
631,641,651:桟、
632,642,652:中継コンベア、
633,643,653:桟、
634,644,654:案内レール、
201:排出装置、
2011:回転テーブル、
2012:電磁吸着部、
2013:励磁手段、
2014,2015:励磁解除手段、
202(2021,2022):貯溜コンベア、
2023:ストッパ機構、
203:箱詰待機位置、
2031:箱詰レーン、
20311:ベルトコンベア、
20312:ガイド壁、
2034:ストッパ機構、
204:トレイ送出装置、
2041:送出コンベア、
2042:エアシリンダ装置、
2043:中継コンベア、
2044:軸、
205:箱詰装置(作業ロボット)、
2051:本体、
2052:根元リンク機構、
2053:先端リンク機構、
2054:吸着カップホルダー、
20541:レール、
20542:エアシリンダ装置、
20543:ピストンロッド、
20545:レール、
20546:サーボモータ、
20547:パンタグラフ機構、
20548:通気管、
2055:ブラケット、
20551:ブラケット底部板、
20552:ガイド、
2056:固定カップ吊体、
20561:エアシリンダ装置、
20562:ピストンロッド、
20563:吸着カップ、
2057:移動カップ吊体、
20571:エアシリンダ装置、
20572:ピストンロッド、
20573:吸着カップ、
2058:通気管。
2:分岐箱詰ライン、
4:フリートレイ、
5:バーコードリーダー、
6:箱(段ボール箱)、
7:段ボール箱の供給・排出装置、
701:空箱搬送コンベア、
702:プッシャー、
703:空箱降下装置、
704:箱詰位置、
705:排出コンベア、
706:製品搬送コンベア、
8:トレイパックの供給装置、
801〜804:トレイパック、
805:回転受台、
806:支持枠、
807:回転器、
50:作業者、
51:リターンコンベア、
511:ピッチ付けスクリュー、
52:搬送コンベア、
521:桟、
5211:切欠き、
522:テーパーレール、
53:トラッキング検出装置、
54:撮像装置、
55:バーコードリーダー、
56:合流機構、
561:乗移り中継コンベア、
5611:桟、
562:傾斜レール、
57:入荷コンベア、
58:並走リンクチェーン、
581:対向リンク、
582:カバー、
59:プレート、
61:中継コンベア、
611:曲線搬送路、
612:始端部、
613:終端部、
621:桟、
622:案内レール、
63,64,65:搬送コンベア、
631,641,651:桟、
632,642,652:中継コンベア、
633,643,653:桟、
634,644,654:案内レール、
201:排出装置、
2011:回転テーブル、
2012:電磁吸着部、
2013:励磁手段、
2014,2015:励磁解除手段、
202(2021,2022):貯溜コンベア、
2023:ストッパ機構、
203:箱詰待機位置、
2031:箱詰レーン、
20311:ベルトコンベア、
20312:ガイド壁、
2034:ストッパ機構、
204:トレイ送出装置、
2041:送出コンベア、
2042:エアシリンダ装置、
2043:中継コンベア、
2044:軸、
205:箱詰装置(作業ロボット)、
2051:本体、
2052:根元リンク機構、
2053:先端リンク機構、
2054:吸着カップホルダー、
20541:レール、
20542:エアシリンダ装置、
20543:ピストンロッド、
20545:レール、
20546:サーボモータ、
20547:パンタグラフ機構、
20548:通気管、
2055:ブラケット、
20551:ブラケット底部板、
20552:ガイド、
2056:固定カップ吊体、
20561:エアシリンダ装置、
20562:ピストンロッド、
20563:吸着カップ、
2057:移動カップ吊体、
20571:エアシリンダ装置、
20572:ピストンロッド、
20573:吸着カップ、
2058:通気管。
Claims (1)
- 農産物が載せられる固有の識別情報を有する多数の受皿と、
該受皿に載せられる農産物の目視判定による等級に応じて搬送横方向に受皿の載置位置が変えられる搬送面を有し、農産物を載せた受皿を搬送する等速同期駆動の水平方向に並設された少なくとも2条の低速搬送コンベアと、
前記各低速搬送コンベア上を搬送される農産物の目視判定による等級を該低速搬送コンベア上の搬送横方向の載置位置に基づいて判定する等級判定手段と、
農産物を載せた受皿を少なくとも前記2条の低速搬送コンベアから該2条の低速搬送コンベアの略条数倍ないしそれ以上の高速に設定した1条の高速搬送コンベアに乗り移しさせて合流させ、搬送させる乗移り案内手段と、
前記各低速搬送コンベア及び/又は高速搬送コンベア上を受皿に載せられて搬送される農産物の仕分区分を判定するための要素を計測する計測手段と、
前記等級判定手段及び計測手段に対応して配置され、受皿の固有の識別情報を読み取る第1の識別情報読み取り手段と、
前記高速搬送コンベアの搬送路に仕分区分毎に設けられ、該当する仕分区分の農産物を載せた受皿を貯留コンベアへ排出させる排出装置と、
該排出装置の前段に設けられ、受皿の固有の識別情報を読み取る第2の識別情報読み取り手段と、
前記等級判定手段及び計測手段からの判定結果に基づき判定された仕分区分と前記第1の識別情報読み取り手段で読み取った受皿の固有の識別情報とを対応して記録すると共に、第2の識別情報読み取り手段で読み取った受皿の固有の識別情報から該識別情報に対応して記録した仕分区分を読み出して、対応する前記排出装置に出力する処理装置と、
を有し、
前記低速搬送コンベアには、搬送横方向に前記受皿をスライド可能に係合して搬送する受皿連行用の桟が搬送方向に沿って一定ピッチで形成され、かつ該各低速コンベア相互の該桟のピッチ位相を該低速搬送コンベアの条数分の1だけ搬送方向にずらせて、等速同期駆動する低速搬送コンベアの受皿の搬送方向の位相を異ならせて搬送させることを特徴とする農産物選別装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2005341851A JP2006068744A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | 農産物選別装置 |
Related Parent Applications (1)
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Publications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017219390A (ja) * | 2016-06-06 | 2017-12-14 | 不二精機株式会社 | 米飯塊供給装置 |
CN113510109A (zh) * | 2021-04-23 | 2021-10-19 | 安徽捷泰智能科技有限公司 | 一种用于色选机的通道表面修复装置 |
CN114674505A (zh) * | 2022-03-21 | 2022-06-28 | 贵阳瑞极精密测量有限公司 | 气门气密性能双工位自动检测装置 |
CN115367237A (zh) * | 2022-10-24 | 2022-11-22 | 成都工业职业技术学院 | 一种物流配送用货物码垛打包装置 |
-
2005
- 2005-11-28 JP JP2005341851A patent/JP2006068744A/ja active Pending
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