JP2001347230A - 青果物用搬送コンベヤおよびこの青果物用搬送コンベヤを用いた青果物用搬送装置 - Google Patents

青果物用搬送コンベヤおよびこの青果物用搬送コンベヤを用いた青果物用搬送装置

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JP2001347230A
JP2001347230A JP2000173671A JP2000173671A JP2001347230A JP 2001347230 A JP2001347230 A JP 2001347230A JP 2000173671 A JP2000173671 A JP 2000173671A JP 2000173671 A JP2000173671 A JP 2000173671A JP 2001347230 A JP2001347230 A JP 2001347230A
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conveyor
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vegetables
fruit
vegetable
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JP2000173671A
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Terumasa Ikenouchi
輝正 池野内
Shinichi Saito
信一 斉藤
Akira Shimakura
晃 嶋倉
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SHIMAKURA SYSTEC KK
NKK Plant Engineering Corp
Original Assignee
SHIMAKURA SYSTEC KK
NKK Plant Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイを使用することなく丸ものの青果物を
搬送できる青果物用搬送コンベヤを提供する。 【解決手段】 青果物用搬送コンベヤ14の搬送面53
に、丸ものの青果物が載せられる凹部53aを、搬送方
向に一定ピッチを保って直接形成する。この青果物用搬
送コンベヤ14は、青果物と青果物用搬送コンベヤの搬
送面との間にトレイを介在することなく、青果物をその
姿勢を変えずに一定のピッチを保って搬送するので、ト
レイを使用することにより生じる問題点、例えばトレイ
の回収・保管設備が必要になる等の問題点、を解消する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり易く、傷が
付き易いすいか、メロン、桃、なし、りんご等の丸もの
の青果物を搬送する青果物用搬送コンベヤに関し、特
に、丸ものの青果物を等階級毎に選別する際に用いられ
る青果物用搬送コンベヤおよびこの青果物用搬送コンベ
ヤを用いた青果物用搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】すいか等の丸ものの青果物は、その外観
(色、傷、形状等)の品質によって等級づけされ、その
重量または大きさによって階級づけされる。等級および
階級づけされた青果物は、等級および階級別に選別さ
れ、箱詰めされる。従来から、すいか等の青果物を等階
級毎に選別する青果物の選別装置として、図21および
図22に示すような青果物の選別装置(特開平1−18
9380号公報参照)が知られている。この青果物の選
別装置には、図23に示すように青果物を一定間隔で搬
送する青果物用搬送コンベヤ2が用いられている。この
青果物用搬送コンベヤ2は、走行するチェーンにスラッ
ト10a…を架設したスラットコンベヤからなり、専用
のトレイ1…に手作業で載せられた青果物をトレイ1…
ごと搬送している。トレイ1…には青果物の等級を表示
する表示スイッチ9…が設けられる。スラット10a…
の上面には、ベアリングやころ等の押し部材10b…が
一定間隔を保って突出される。この押し部材10b…が
トレイ1…を押し、トレイ1…が一定間隔を保って搬送
される。
【0003】青果物が載せられたトレイ1…は、等級検
知装置4によって青果物の等級が検知され、計測装置5
によって青果物の階級が計測され、分岐・合流を繰り返
すことにより等級および階級ごとに一時貯留される。す
なわち、トレイ1…は、等級および階級別に青果物用搬
送コンベヤ2から分岐され、整列貯留装置6…上で所定
の箱詰めパターンに整列待機させられる。所定数のトレ
イ1…が揃ったときに、箱詰め装置7が自動的に青果物
をトレイ1から取り上げて空き箱8に箱詰めする。
【0004】このように、トレイ1…に青果物を載せて
搬送すると、青果物用搬送コンベヤ2の搬送ラインから
容易にトレイ1…を分岐・合流することができ、等階級
毎にトレイ1…を貯留することができ、効率良く青果物
を箱詰めすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の青果物用搬送コンベヤにあっては、青果物がトレイ
1…に載せられ、トレイ1…ごと青果物を搬送している
ので、青果物を箱詰めした後に空のトレイ1…が残って
しまう。このため、この空のトレイ1…を回収したり保
管する設備が別途必要になる。また、トレイ1…は、青
果物用搬送コンベヤ2の搬送ラインから分岐するとき
に、その進行方向を変えるので、青果物がトレイ1…か
ら落下してしまうという問題もある。さらに、トレイ1
…を一時貯留するときにトレイ1…同士が衝突し、騒音
が発生したり、青果物に傷が発生したりするという問題
もある。
【0006】そこで、本発明は、トレイを使用すること
なく丸ものの青果物を搬送できる青果物用搬送コンベヤ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。本発明は、丸ものの青果物が載せられる凹部
が、搬送方向に一定ピッチを保って直接形成される搬送
面を有し、前記青果物を、その姿勢を変えずに一定のピ
ッチを保って搬送することを特徴とする青果物用搬送コ
ンベヤにより、上述した課題を解決した。ここで、凹部
は、搬送中に青果物の姿勢が変化することがないように
青果物と複数の点で接触する。
【0008】この発明によれば、青果物と青果物用搬送
コンベヤの搬送面との間にトレイが介在されることな
く、青果物が直接搬送面に載せられる。トレイを使用し
なくても青果物を搬送できるので、上述のトレイを使用
することにより生じる問題点、例えばトレイの回収・保
管設備が必要になる等の問題点、を解消することができ
る。また、青果物は凹部に載せられ、その姿勢を変えず
に一定のピッチを保って搬送されるので、例えば別途設
ける等階級計測装置によって青果物の等階級検査を容易
に行うことができる。
【0009】また、本発明は、青果物が一ピッチ送られ
たところで送り信号を発生する光センサー等の信号発生
手段と、この送り信号に基づいて青果物の等級および/
または階級データをトラッキング処理するプログラマブ
ルコントローラ、マイクロコントローラ、パソコン等の
コントローラ(処理手段)と、を備えることを特徴とす
る。ここで、トラッキング処理とは、青果物の移動に追
従して、青果物に与えられる等階級データのようなトラ
ッキングデータも順次移動させ、青果物の位置とトラッ
キングデータとを対応付ける処理をいう。
【0010】この発明によれば、トレイ側に青果物の等
級および/または階級を表示する表示スイッチを設けな
くても、コンピュータ側で青果物の等級および/または
階級データを把握することができる。
【0011】また、本発明は、前記青果物用搬送コンベ
ヤは、前記搬送面を構成すると共に搬送方向に一定ピッ
チで配列されるスラットに、前記凹部が形成されたスラ
ットコンベヤからなることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、一定のピッチで配列さ
れるスラットの一定位置に凹部を形成すると、コンベヤ
の搬送面に一定ピッチで凹部を形成することができるの
で、搬送面に一定ピッチを保つ凹部が形成し易くなる。
【0013】また、本発明は、丸ものの青果物が載せら
れる凹部が、搬送方向に一定ピッチを保って直接形成さ
れる搬送面を有し、前記青果物を、その姿勢を変えずに
一定のピッチを保って搬送する青果物用搬送コンベヤ
と、前記青果物用搬送コンベヤの上流側に設けられ、前
記青果物をランダムに搬送する挿入コンベヤと、前記挿
入コンベヤと前記青果物用搬送コンベヤとの間に配置さ
れ、前記挿入コンベヤで搬送される前記青果物を一つず
つ受け取り、前記青果物用搬送コンベヤに受け取った前
記青果物を一つずつ受け渡す切出装置と、を備えること
を特徴とする青果物用搬送装置により、上述した課題を
解決した。
【0014】この発明によれば、青果物と青果物用搬送
コンベヤの搬送面との間にトレイが介在されることな
く、青果物が直接搬送面に載せられる。トレイを使用し
なくても青果物を搬送できるので、上述のトレイを使用
することにより生じる問題点、例えばトレイの回収・保
管設備が必要になる等の問題点、を解消することができ
る。また、挿入コンベヤにランダムに青果物が載せられ
ても切出装置が一つずつ青果物を青果物用搬送コンベヤ
に載せることができる。
【0015】また、本発明は、前記切出装置が、青果物
を一つずつ収納するポケットを周方向に一定間隔で有す
る水車部と、この水車部を回転させると共に前記青果物
用搬送コンベヤに連動される駆動機構と、前記ポケット
から排出される青果物を前記青果物用搬送コンベヤの前
記凹部に導くシュートと、を備えることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、挿入コンベヤのタクト
送りと切出装置の水車部の回転によって、挿入コンベヤ
で搬送される前記青果物を一つずつ青果物用搬送コンベ
ヤに受け渡すことができる。また、切出装置の水車部
は、青果物用搬送コンベヤに連動しているので、青果物
を確実に青果物用搬送コンベヤの凹部に載せることがで
きる。
【0017】さらに、本発明は、前記挿入コンベヤは、
前記青果物用搬送コンベヤの1系列に対して2系列設け
られ、1系列の挿入コンベヤから1系列の前記青果物用
搬送コンベヤへ連絡できるように、前記2系列の挿入コ
ンベヤが交互に切り換えられることを特徴とする。
【0018】生産者が変わるときには、生産者の区切り
をつけるために搬送される青果物に隙間を開ける必要が
ある。この隙間は、以降の青果物用搬送コンベヤ14に
もすいかの隙間を生じさせ、後段の選果、箱詰め工程に
おける無駄時間を生じさせる。この発明によれば、挿入
コンベヤを2系列に分け、生産者が変わったところ交互
に切り替え、1系列ずつ青果物を搬送コンベヤ14に送
るので、生産者の区切りも明らかになり、しかも青果物
用搬送コンベヤ14上を搬送されるすいかに隙間を開け
る必要がなくなる。この結果、選果、箱詰め工程に無駄
時間が生じることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】図1および図2は、丸ものの青果
物、例えばすいかの受入れ、選果、箱詰めの工程を示
す。最初に、青果物の受入れ、選果、箱詰めの各工程に
ついて概略説明する。
【0020】図1は、青果物の受入れ工程を示す。ま
ず、生産者は、トラックで入荷されたすいかを荷受けス
ラットコンベヤ11に載せる。すいかは、荷受けスラッ
トコンベヤ11で搬送され、清浄機12でみがかれる。
清浄されたすいかは、挿入コンベヤ13に載せら、挿入
コンベヤ13の送りと切出装置(詳細は後述する)の回
転動作により、確実に1個づつ本発明の青果物用搬送コ
ンベヤ14(以下単に搬送コンベヤ14という)に送り
出される。これら挿入コンベヤ13、切出装置および搬
送コンベヤ14によって、本発明の青果物用搬送装置が
構成される。なお、この図1には、挿入コンベヤが一系
列しか記載されていないが、実際には搬送コンベヤ14
に対して2系列設けられている。また、この図1には切
出装置が図示されていないが、実際には青果物用搬送コ
ンベヤ2と挿入コンベヤ13との間には切出装置が設け
られている(図9参照)。
【0021】図2は、選果、箱詰めの工程を示す。オペ
レータ15は、搬送コンベヤ14で搬送されるすいかの
向きを水平方向に向ける。また、オペレータ15は、す
いかの品質が悪い場合、すいかを搬送コンベヤ14から
取り出す。
【0022】次に、すいかは、オペレータ20によって
垂直方向に向けられ、計測手段としての花落部検査装置
16に送られる。この花落部検査装置16は、CCDカ
メラで水平置きされたすいかの花落部の寸法、キズおよ
び概略外径を検査し、すいかの等級を確定する(図3
(A)参照)。
【0023】次に、すいかは、計測手段としての空洞検
査装置17に送られる。空洞検査装置17は、X線発生
装置ですいかの空洞を検出する。このとき、空洞検査装
置17は、花落部検査装置16で検査した概略外径信号
を受け取り、X線の強さを自動調整する(図3(B)参
照)。
【0024】次に、すいかは、外観検査装置18に送ら
れる。外観検査装置18は、5台のCCDカメラですい
かの外観のキズの有無、縞模様の乱れ、変色、果皮の日
焼け、病巣等を検査し、等級を確定する。それと共に、
外観検査装置18は、すいかの外径を検査し、最終階級
を決定する(図3(C)参照)。このすいかの等階級デ
ータは、処理手段としてのコントローラ88(図4参
照)に送られる。例えば、すいかは、A,B,Cなどの
等級に分類され、S,M,L,2L,3L,4L,5
L,6Lなどの階級に分類される。
【0025】次に、すいかは、等級表示手段としての等
級表示装置19に送られる。花落部検査装置16、空洞
検査装置17、外観検査装置18で自動的に決定された
すいかの等級は、等級表示装置19に表示される。上記
CCDカメラは、すいかに傷があるのは認識できるが、
傷の深さが認識できない。オペレータ21は、等級表示
装置19により表示された等級と現物のすいかとを見比
べてCCDカメラでは認識できない傷の深さを判断し、
最終等級決定手段としての等級押し釦を押し、最終等級
を決定する。この押し釦の出力によって、コントローラ
88が青果物の最終等級を更新する。
【0026】等階級が決定されたすいかは、次工程のラ
ベラー22に搬送される。ラベラー22は、生産者名お
よび等階級を印刷したラベルをすいかに貼り付ける。
【0027】次に、すいかは箱詰め手段としての箱詰め
装置23に送られる。箱詰め装置23は、すいかを等階
級別に1個ないし4個詰めで段ボール箱24に箱詰めす
る。
【0028】箱詰めされた段ボール箱24は、印字手段
としてのスタンプ装置またはインクジェットプリンタ等
によって妻面に等階級が印刷され、封函機によって蓋が
閉じられ、テーピングされる。
【0029】青果物が箱詰めされた段ボール箱24は、
ロボットパレタイザ25…によって等階級毎にパレット
に積まれる(図4参照)。そして、段ボール箱24が載
せられたパレットは、搬送され、スタッカークレーン2
6等によって立体保管棚27に等階級毎に立体保管され
る。
【0030】図4ないし図8は、本発明の一実施形態に
おける搬送コンベヤ14を組み込んだ選果施設を示す。
図4は選果施設の1階平面図、図5は選果施設の2階平
面図、図6は図4のA−A矢視図、図7は図4のB−B
矢視図、図8は図4のC−C矢視図を示す。この選果施
設は、主にトラックからすいかを受け入れ、すいかを洗
浄する受入れ装置31と、すいかを選果、箱詰めする選
別装置32と、すいかが箱詰めされた段ボール箱をパレ
ットに載せ、立体保管する保管装置33とから構成され
る。これらの受入れ装置31および選別装置32は、全
体で複数列、例えば5系列設けられている。本発明の搬
送コンベヤ14および青果物用搬送装置89は、選別装
置32に組み込まれている。
【0031】受入れ装置31は、トラックから移載され
たすいかを搬送する荷受けスラットコンベヤ11と、す
いかをみがく清浄機12と、で構成される。荷受けスラ
ットコンベヤ11…、清浄機12…並びに挿入コンベヤ
13…は、5系列の搬送コンベヤ14それぞれに対して
2系列つずつ合計10系列設けられる。生産者は、トラ
ックからすいかを降ろし、すいかを荷受けスラットコン
ベヤ11に載せる。荷受けスラットコンベヤ11はすい
かを清浄機12に搬送する。清浄機12はすいかを清浄
する。
【0032】青果物用搬送装置89は、すいかが載せら
れる凹部が、搬送方向に一定ピッチを保って直接形成さ
れる搬送面を有し、すいかを、その姿勢を変えずに一定
のピッチを保って搬送する搬送コンベヤ14と、搬送コ
ンベヤ14の上流側に設けられ、すいかをランダムに搬
送する挿入コンベヤ13と、挿入コンベヤ13と搬送コ
ンベヤ14との間に配置され、挿入コンベヤ13で搬送
されるすいかを一つずつ受け取り、搬送コンベヤ14に
受け取ったすいかを一つずつ受け渡す切出装置34と、
を備える。
【0033】挿入コンベヤ13,13は、走行する2条
のチェーン間に複数のスラットを架け渡した周知のスラ
ットコンベヤからなる。この挿入コンベヤ13,13
は、前記搬送コンベヤ14の1系列に対して2系列設け
られている。2系列の挿入コンベヤ13,13は、切出
装置34の直前で合流する。この合流点には、切換えバ
ーあるいは交互に挿入コンベヤ13,13を運転する等
の切換え手段が設けられる。切換え手段は、1系列の挿
入コンベヤ13から1系列の搬送コンベヤ14へ連絡で
きるように、2系列の挿入コンベヤ13,13を交互に
切り換える。
【0034】生産者が変わるときには、生産者の区切り
をつけるために荷受けスラットコンベヤ11上を搬送さ
れるすいかに、隙間を開ける必要がある。この隙間は、
以降の搬送コンベヤ14にもすいかの隙間を生じさせ、
選果、箱詰め工程の無駄時間を生じさせる。この実施形
態では、荷受けスラットコンベヤ11,11、清浄機1
2,12並びに挿入コンベヤ13,13を2系列に分
け、生産者が変わったところで切換え手段で系列を切り
替え、すいかを1系列ずつ搬送コンベヤ14に送ってい
る。これにより、生産者の区切りも明らかになり、しか
も搬送コンベヤ14上を搬送されるすいかに隙間を開け
る必要がなくなり、選果、箱詰め工程に無駄時間が生じ
ることがなくなる。
【0035】図9および図10は、挿入コンベヤ13で
搬送されるすいかを搬送コンベヤ14に受け渡す切出装
置を34示す。この切出装置34は、フレーム36と、
フレーム36に回転自在に支持され、すいかを一つずつ
収納するポケットPを周方向に一定間隔で有する水車部
37と、この水車部37を回転させると共に前記搬送コ
ンベヤ14に連動される駆動機構38と、ポケットPか
ら排出されるすいかを搬送コンベヤ14の凹部に導くシ
ュート44と、を備える。水車部37は、略円盤状の左
右一対のホイール39a,39bと、このホイール39
a,39bに取り付けられ、半径方向に突出される保持
バー40…とから構成される。ホイール39a,39b
の内周縁にはごむリング41a,41bが取り付けら
れ、このごむリング41a,41bが傷を付けないよう
にすいかを下方から支持するホイール39a,39bお
よびごむリング41a.41bによって、水車部37の
外周にすいかが嵌め込まれる環状の溝Qが形成される。
保持バー40…は、周方向に一定の間隔ですいかを搬送
できるように周方向に均等間隔を開けて設けられる。溝
Qは、半径方向に突出される保持バー40…によって周
方向に均等間隔で区画される。これにより、水車部の外
周にポケットPが形成される。駆動機構38は、水車部
37のスプロケット41と搬送コンベヤ14のスプロケ
ット42との間に架け渡される。水車部37の回転は、
搬送コンベヤ14と連動される。このため、搬送コンベ
ヤ14のスラット53…(受け台)が切出装置34側に
きたときに切出装置34からすいかが1つずつシュート
44を介してスラット53に受け渡される。この動作を
繰り返すことによって、連続的に一定の間隔ですいかが
搬送コンベヤ14に受け渡される。
【0036】図11および図12は、搬送コンベヤ14
を示す。図11は選果位置での断面図を示し、図12は
箱詰め位置での断面図を示す。搬送コンベヤ14は、フ
レーム51と、フレーム51の搬送方向の両端に回転可
能に取り付けられた一対のスプロケット(図示せず)
と、一対のスプロケット間に架け渡され、走行する2条
のチェーン52,52と、この2条のチェーン52,5
2に取り付けられた複数のスラット53…と(割り板)
から構成される。複数のスラット53…は、搬送コンベ
ヤ14の搬送方向に一定間隔で並べられ、搬送コンベヤ
14の搬送面を構成する。各スラット53…には凹部5
3aが形成される。この凹部53aは、搬送方向に一定
ピッチを保って搬送コンベヤ14の搬送面に直接形成さ
れている。また、この凹部53aは、すいかの姿勢をか
えずに安定して搬送できるように、すいかと複数の点で
接触する。凹部53aの形状には、例えば角錐の頂部、
円弧の曲面等を用いることができる。また、凹部53a
の材質には、すいかに傷を与えないように衝撃を吸収す
るゴム系のクッション材を用いることができる。
【0037】図12に示すように、搬送コンベヤ14の
フレーム51の横幅は、箱詰め位置で広げられる。行き
のスラット53と帰りのスラット53との間には、複数
のローラ54…が配置される。このローラ54…には、
すいかを箱詰めするための空の段ボール箱24が載せら
れる、段ボール箱24はローラ54…上を流れる。段ボ
ール箱24の移動については、後の箱詰め装置23のと
ころで詳述する。
【0038】図4に示すように、すいかを選果、箱詰め
する選別装置32は、上述の搬送コンベヤ14と、前記
搬送コンベヤ14の所定位置に設けられ、搬送される青
果物の等階級を計測する計測手段としての花落部検査装
置16、空洞検査装置17および外観検査装置18と、
計測手段が計測した等階級に基づいて、搬送コンベヤ1
4によって搬送されるすいかをトラッキング処理すると
共に、等階級別の箱詰め信号を出力する処理手段として
のコントローラ88と、コントローラ88から出力され
る箱詰め信号によって、搬送コンベヤ14によって搬送
されるすいかを段ボール箱24に箱詰めする箱詰め手段
としての箱詰め装置23とを備える。
【0039】搬送コンベヤ14で搬送されるすいかは、
順次、花落部検査装置16、空洞検査装置17および外
観検査装置18を通過し、等階級が決定される。これら
の決定された等階級信号は、コントローラ88に送られ
る。また、決定された等級は、等級表示装置19(図2
参照)で表示される。上述のように、オペレータ21
は、現物のすいかと表示された等級とを見比べて等級を
変更したいときには、押し釦を操作し、最終等級を決定
する。この最終等級信号は、コントローラ88に送られ
る。コントローラ88は、計測手段が計測した等級を押
し釦によって出力された最終等級に更新する。最終の等
階級が決定されたすいかは、ラベラー22によってラベ
ルが貼られる。
【0040】また、図示しないが、搬送コンベヤ14
は、搬送コンベヤ14がすいかを一ピッチ送ったところ
で送り信号を発生する信号発生手段としての光りセンサ
を備えている。プログラミングコントローラ88は、光
りセンサからの送り信号に基づいてすいかの等階級デー
タをトラッキング処理する。すなわち、プログラミング
コントローラ88は、すいかの移動に追従して、すいか
に与えられる等階級データを順次移動させ、すいかの位
置と等階級データとを対応付けている。
【0041】図13は、箱詰め装置23の全体平面図を
示す。箱詰め装置23は、搬送コンベヤ14の搬送方向
に複数並べられ、搬送コンベヤ14によって搬送される
すいかを一つずつ搬送コンベヤ14から直接取り上げ、
空の段ボール箱24に箱詰めする。この箱詰め装置23
は、搬送コンベヤ14上を流れているすいかを、停止さ
せることなく、搬送中に搬送コンベヤ14から取り上げ
る。段ボール箱24は、すいかの階級に合わせて、例え
ば5種類用意される。搬送コンベヤ14で搬送されるす
いかは、5種類の段ボール箱24毎に数機の箱詰め装置
23で段ボール箱24に箱詰めされる。図13に示す階
級2L/3L,L/M,4L/5Lの箱詰め装置23
は、走行、横行および昇降の3動作が可能であり、図1
3に示す階級6L,Sの箱詰め装置23は、横行および
昇降動作が可能である。階級2L/3L,L/M,4L
/5Lの箱詰め装置23は、複数の例えば3箱の段ボー
ル箱24を受け持つ。階級6L,Sの箱詰め装置23
は、1箱の段ボール箱24を受け持つ。
【0042】図14ないし図16は、一機の箱詰め装置
23を示す。図14は平面図、図15は斜視図、図16
は搬送コンベヤ14と直交する方向での断面図を示す。
【0043】図14に示すように、箱詰め装置23は、
搬送コンベヤ14から直接すいかを取り上げ、段ボール
箱24に箱詰めする。箱詰めされた段ボール箱24は、
箱排出コンベヤ56に移動される。
【0044】図15および図16に示すように、横行
(搬送コンベヤ14の搬送方向と直交する動き)は、以
下のように行われる。ACサーボモータ57が、ボール
ねじ58を駆動し、リニアベアリング60でガイドされ
たフレーム59を移動する。これにより、箱詰め装置2
3先端に取り付けられた吸着パッド61が横行する。
【0045】走行(搬送コンベヤ14の搬送方向と一致
する動き)は、以下のように行われる。ACサーボモー
タ62が、タイミングベルト63を介して一対のボール
ねじ64a,64bを駆動し、フレーム65を移動す
る。これにより、吸着パッド61が走行する。
【0046】昇降は、以下のように行われる。ACサー
ボモータ66が、ボールねじ67を駆動して一対のガイ
ドバー68,68でガイドされた吸着パッド61を上下
に移動する。
【0047】すいかの吸着は、バキュームポンプを作動
して吸着パッド61に負圧を発生させることによって行
われる。
【0048】これらのACサーボモータ57,62,6
6およびバキュームポンプは、専用のコントローラで制
御される。また、いずれの箱詰め装置23が搬送コンベ
ヤ14上のいずれのすいかを取り上げるかは、コントロ
ーラ88からの指示によって決定される。
【0049】搬送コンベヤ14内に搬送された段ボール
箱24は、プッシャ付きのエアシリンダー81によって
箱詰め装置23のつり降ろし位置までシフトされる。エ
アシリンダー82は、ガイドバーで支持されたテーブル
83を持ち上げ、段ボール箱24を箱詰め装置23の吊
り下げ位置まで上昇させ、すいかを移載可能にする。箱
詰めが完了した段ボール箱24は、エアシリンダー84
によって箱排出コンベヤ56に移動される。この箱排出
コンベヤ56は、段ボール箱24を次工程に搬送する。
【0050】図5に示すように、5種類の段ボール箱2
4…は、製函機71…で製作される。各段ボール箱24
には、インクジェットプリンター72…によって段ボー
ル箱24の通し番号を出力する出力手段としてのバーコ
ードが印字される。バーコードが印字された段ボール箱
24…は、段ボール箱用コンベヤ74…(図4および図
8参照)によって搬送コンベヤ14のローラ54(図1
2参照)上に搬送される。図4および図13に示すよう
に、段ボール箱24の通し番号を検出する検出手段とし
てのバーコードリーダ75…は、箱の通し番号を検出
し、この検出データを箱詰め処理手段としてのコントロ
ーラ88に送る。コントローラ88は、箱詰めしたすい
かの等階級と段ボール箱24の通し番号とを関連付け、
段ボール箱24毎に箱詰めされたすいかの等階級信号を
出力する。ここで、通し番号とは、例えば1日の1番、
1日の2番等の、始めから終りまでの一続きの番号番号
をいう。
【0051】箱詰め装置23が搬送コンベヤ14からす
いかを取り上げ、箱詰めし、元の位置までに戻るサイク
ルタイムが、搬送コンベヤ14が1ピッチ青果物を送る
時間よりも速い場合、複数の箱詰め装置23がそれぞれ
異なった等階級のすいかを箱詰めすることができる。し
かし、上記サイクルタイムが、搬送コンベヤ14が1ピ
ッチ青果物を送る時間よりも遅い場合、同じ等階級のす
いかを複数の箱詰め装置23で箱詰めする必要がある。
この発明によれば、コントローラ88が箱の通し番号と
箱詰めされたすいかの等階級を結び付けているので、上
記サイクルタイムが、搬送コンベヤ14が1ピッチすい
かを送る時間よりも遅い場合にも対応できる。
【0052】図17ないし図19は、箱詰め装置23の
サイクルタイムが、搬送コンベヤ14の1ピッチよりも
長い場合の、箱詰め方法を示す。この箱詰め方法は、図
4に示す階級2L/3L間の箱詰め装置23で行われ
る。箱詰め装置23は、階級2L/3L間に4台配置さ
れ、4台の箱詰め装置23それぞれが3個の段ボール箱
24を受け持つ。ここで、箱詰め装置23には、上流側
から,,,の番号が附してある。また、箱詰め
装置23のサイクルタイムは8秒、搬送コンベヤ14の
1ピッチ送りは2秒と仮定する。また、階級2L/3L
のすいかには、それぞれA,B,Cの3つの等級がある
ので、2LA,2LB,2LC,3LA,3LB,3L
Cの合計6つの等階級のすいかがあることになる。ここ
では、それぞれの等階級すいかにA〜Fの符号を付与し
ている。符号Gは、箱詰めせずにはじきだす、いわゆる
不良品のすいかを示す。なお、すいかの等階級は、コン
トローラ88のトラッキング処理によって管理されてい
る。
【0053】すいかは、3つの段ボール箱24の中央の
位置にきたときに搬送装置〜によって取り上げられ
る。図中(1)から(2)、(2)から(3)、…(17)から(18)まで
の間に、各2秒間が経過しており、すいかは1ピッチ下
流側に搬送される。
【0054】図17の(2)に示すように、すいかAが箱
詰め装置の取出し位置にくると、箱詰め装置は、搬
送コンベヤ14上のすいかAを取り上げ、上流側の段ボ
ール箱24(以下端に箱24と称す)にすいかAを箱詰
めする。箱詰め装置のサイクルタイムが8秒なので、
箱詰め装置は、8秒後、すなわち図中(6)のときに再
び搬送コンベヤ14上のすいかDを取り上げる。すいか
AとすいかDは等階級が異なるので、すいかDは2列目
の箱24に箱詰めされる(図18(7)参照)。このと
き、箱詰め装置も、搬送コンベヤ14上のすいかEを
取り上げ、段ボール箱24に箱詰めする。
【0055】さらに、1サイクルタイム(8秒)経過す
ると(図18(10)参照)、箱詰め装置は、すいかGを
取り上げる用意ができる。すいかGは不良品のすいかな
ので、箱詰め装置はすいかGを取り上げずに、次に搬
送されるすいかを待つ。箱詰め装置も、すいかGを取
り上げる用意ができているが、すいかGを取り上げずに
次に搬送されるすいかを待つ。さらに、搬送コンベヤ1
4がすいかを1ピッチ送ると(図18の(11)参照)、搬
箱詰め装置がすいかBを取り上げ、箱詰め装置がす
いかCを取り上げる。箱詰め装置は、すいかBの箱2
4がまだできてないので、下流側の箱24にすいかBを
箱詰めする(図18の(12)参照)。箱詰め装置は、す
いかCの箱24ができてないので、中央の箱24にすい
かCを箱詰めする。このとき、箱詰め装置も、すいか
Dを上流側の箱24に箱詰めする。
【0056】さらに、1サイクルタイム経過すると(図
19(15)参照)、箱詰め装置は、すいかAを取り上
げ、上流側の箱24に取り上げたすいかAを箱詰めす
る。このとき、箱詰め装置および箱詰め装置は、取
り上げるべきすいかがないので、さらにすいかが1ピッ
チ送られるのを待つ。箱詰め装置がすいかAを箱詰め
すると、上流側の箱24には2個のすいかAが箱詰めさ
れるので、この箱24は箱排出コンベヤ56に移動され
る。そして、箱詰め装置には新たな箱24が供給され
る(図18(18)参照)。すいかが1ピッチ送られると
(図18(16)参照)、箱詰め装置は、すいかEを取り
上げ、上流側の箱24に箱詰めする。箱詰め装置の上
流側の箱24には、すいかEが2個詰め込まれるので、
この箱24は箱排出コンベヤ56に移動される(図18
(18)参照)。
【0057】箱詰め装置〜がこのような動作を繰り
返すことによって、すいかが段ボール箱24に一つずつ
箱詰めされ、2個箱詰めされた箱24は、箱排出コンベ
ヤ56で排出される。
【0058】図4および図13に示すように、箱排出コ
ンベヤ56で搬送される箱詰めされた段ボール箱24
は、封函機86…によって蓋が閉められ、テーピングさ
れる。印字手段としての等級印字装置87は、コントロ
ーラ88から出力される等階級信号によって、箱詰めさ
れた青果物の等階級を段ボール箱24に印字する。この
等級印字装置87は、スタンプまたはインクジェットを
備える。封函された段ボール箱24は、次工程の保管装
置33に送られる。
【0059】保管装置33は、図4に示すように、箱詰
めされた段ボールをパレットに載せるロボットパレタイ
ザ25…と、パレットを搬送するパレット搬送コンベヤ
85と、立体保管棚27とを備える。箱詰めされた段ボ
ール箱24は、ロボットパレタイザ25…によって等階
級毎にパレットに積まれる。段ボール箱24が載せられ
たパレットは、搬送され、スタッカークレーン26等に
よって立体保管棚27に等階級毎に立体保管される。
【0060】図20は、箱詰め装置23の他の例を示
す。この例では、搬送コンベヤ14の1ラインに対し
て、階級2L/3L,L/M,4L/5L,6L,S,
規格外の6種類の箱詰め区間を設けている。この例で
は、搬送コンベヤ14にあらゆる等階級のすいかが搬送
されても、すいかを箱詰めすることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
青果物用搬送コンベヤは、丸ものの青果物が載せられる
凹部が、搬送方向に一定ピッチを保って直接形成される
搬送面を有し、前記青果物を、その姿勢を変えずに一定
のピッチを保って搬送する。青果物と青果物用搬送コン
ベヤの搬送面との間にトレイが介在されることなく、青
果物が直接搬送面に載せられるので、トレイを使用する
ことにより生じる問題点、例えばトレイの回収・保管設
備が必要になる等の問題点、を解消することができる。
また、青果物は凹部に載せられ、その姿勢を変えずに一
定のピッチを保って搬送されるので、例えば別途設ける
等階級計測装置によって青果物の等階級検査を容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】青果物の受入れ工程を示す斜視図。
【図2】選果、箱詰めの工程を示す斜視図。
【図3】等階級の検査工程を示す斜視図。
【図4】本発明の一実施形態における青果物用搬送コン
ベヤおよび青果物用搬送装置を組み込んだ選果施設を示
す1階平面図。
【図5】図4の2階平面図。
【図6】図4のA−A矢視図。
【図7】図4のB−B矢視図。
【図8】図4のC−C矢視図。
【図9】切出装置を示す側面図。
【図10】切出装置を示す断面図。
【図11】青果物用搬送コンベヤを示す断面図(選果位
置での断面図)。
【図12】青果物用搬送コンベヤを示す断面図(箱詰め
位置での断面図)。
【図13】箱詰め装置を示す全体平面図。
【図14】一機の箱詰め装置を示す平面図。
【図15】箱詰め装置を示す斜視図。
【図16】箱詰め装置を示す断面図(搬送コンベヤと直
交する方向の断面図)。
【図17】箱詰め時のすいかの流れを示す概略図。
【図18】箱詰め時のすいかの流れを示す概略図。
【図19】箱詰め時のすいかの流れを示す概略図。
【図20】箱詰め装置の他の例を示す図。
【図21】従来の選別装置を示す平面図。
【図22】従来の選別装置を示す側面図。
【図23】従来の選別装置に組み込まれる青果物用搬送
コンベヤを示す斜視図。
【符号の説明】
13 挿入コンベヤ 14 青果物用搬送コンベヤ 34 切出装置 37 水車部 38 駆動機構 44 シュート 53 スラット(搬送面) 53a 凹部 88 コントローラ(処理手段) P ポケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 信一 神奈川県横浜市鶴見区弁天町3番地7 エ ヌケーケープラント建設株式会社内 (72)発明者 嶋倉 晃 東京都中央区銀座四丁目11番6号 株式会 社島倉システック内 Fターム(参考) 3E054 AA10 CA08 DD01 EA02 FE03 GA01 GA07 GB09 GC07 HA04 HA07 3F034 AA18 AC07 CA02 CC02 LA08 LB14 LB19 3F079 AC21 BA05 BA24 CA32 CA34 CA42 CB01 CB29 CB35 DA06 DA19 EA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸ものの青果物が載せられる凹部が、搬
    送方向に一定ピッチを保って直接形成される搬送面を有
    し、 前記青果物を、その姿勢を変えずに一定のピッチを保っ
    て搬送することを特徴とする青果物用搬送コンベヤ。
  2. 【請求項2】 前記青果物が一ピッチ送られたところで
    送り信号を発生する信号発生手段と、この送り信号に基
    づいて前記青果物の等級および/または階級データをト
    ラッキング処理する処理手段と、を備えることを特徴と
    する請求項1に記載の青果物用搬送コンベヤ。
  3. 【請求項3】 前記青果物用搬送コンベヤは、前記搬送
    面を構成すると共に搬送方向に一定ピッチで配列される
    スラットに、前記凹部が形成されるスラットコンベヤか
    らなることを特徴とする請求項1または2に記載の青果
    物用搬送コンベヤ。
  4. 【請求項4】 丸ものの青果物が載せられる凹部が、搬
    送方向に一定ピッチを保って直接形成される搬送面を有
    し、前記青果物を、その姿勢を変えずに一定のピッチを
    保って搬送する青果物用搬送コンベヤと、 前記青果物用搬送コンベヤの上流側に設けられ、前記青
    果物をランダムに搬送する挿入コンベヤと、 前記挿入コンベヤと前記青果物用搬送コンベヤとの間に
    配置され、前記挿入コンベヤで搬送される前記青果物を
    一つずつ受け取り、前記青果物用搬送コンベヤに受け取
    った前記青果物を一つずつ受け渡す切出装置と、を備え
    ることを特徴とする青果物用搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記切出装置は、青果物を一つずつ収納
    するポケットを周方向に一定間隔で有する水車部と、こ
    の水車部を回転させると共に前記青果物用搬送コンベヤ
    に連動される駆動機構と、前記ポケットから排出される
    青果物を前記青果物用搬送コンベヤの前記凹部に導くシ
    ュートと、を備えることを特徴とする請求項4に記載の
    青果物用搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記挿入コンベヤは、前記青果物用搬送
    コンベヤの1系列に対して2系列設けられ、 1系列の前記挿入コンベヤから1系列の前記青果物用搬
    送コンベヤへ連絡できるように、前記2系列の挿入コン
    ベヤが交互に切り換えられることを特徴とする請求項4
    または5に記載の青果物用搬送装置。
JP2000173671A 2000-06-09 2000-06-09 青果物用搬送コンベヤおよびこの青果物用搬送コンベヤを用いた青果物用搬送装置 Pending JP2001347230A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004267835A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 物品選別システム
JP2010264372A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Omi Weighing Machine Inc メロン処理装置
KR101053260B1 (ko) * 2009-03-23 2011-08-02 곽흥섭 수박 포장방법
JP2019172402A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 日清食品ホールディングス株式会社 物品収納枠体

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JP7194504B2 (ja) 2018-03-27 2022-12-22 日清食品ホールディングス株式会社 物品収納枠体

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