JP3050888B2 - 青果物の選別装置の受皿 - Google Patents

青果物の選別装置の受皿

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JP3050888B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、青果物の仕分情報を検出した結果に基づい
て該青果物を受皿ごと仕分け排出する青果物の選別装置
の受皿に関する。
〔従来の技術〕
受皿に載せられた青果物の仕分情報を搬送途中に検出
してこの青果物を受皿ごと仕分け排出する選別装置とし
て本出願人は、先に特開平1−189380号公報に係る青果
物の選別装置を提案している。
この選別装置は、青果物の等級を表示するための等級
表示手段(表示スイッチ)を有する受皿を用いて青果物
の識別を行うもので、受皿上に載せられた青果物の等級
を、各等級にそれぞれ対応して受皿上の左右両側にのみ
設けられた表示スイッチの操作により表示するようにし
ている。そして等級が表示されて搬送される受皿上の青
果物は、搬送路の途中に側方に設けられた等級検出手段
により前記表示された表示スイッチから等級が検出され
ると共に、測定手段により青果物の大きさ(階級要素)
が計測されて青果物の階級が判定(検出)され、これら
両者の仕分情報(等級、階級)に基づいて演算処理装置
により生成されて出力される仕分排出信号により等級別
階級別に受皿ごと仕分け排出されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特開平1−189380号公報に開示された青果物の選
別装置によれば、青果物の等級を各受皿上に設けられた
等級表示手段により表示するので、青果物の等級比率が
多様に変化しても一条の選別ラインで異なる等級の青果
物を混在させて搬送し選別することができる。このた
め、従来式のように等級別に指定された搬送ラインが複
数条並設された選別装置と比較して設置スペースの減少
及び設備費の減少等の点において利点が得られる。
上記公報に開示された選別装置で用いた受皿には、種
々の利点があるものの次のような解決すべき点があるこ
とが判明した。
即ち、この受皿は、受皿上の左右両側に青果物の等級
を表示するための等級表示手段(表示スイッチ)を備え
ているので、側方に設けられた等級検出手段により等級
を検出するためには、受皿の向きを揃える等の姿勢制御
を必要とするという問題がある上に、受皿の一個当りの
コストが高くなるという問題があり、しかもこの受皿を
用いる選別装置全体では多数の受皿が必要になるため設
備費が嵩む。又、この設備費を削減するために、受皿上
の表示スイッチの数を決めるにあたっては、これを用い
る選果場(青果物の選別包装施設)の選別仕様(等級区
分数)に基づいて設定することも行なわれているが、受
皿が各選果場毎の専用となり、汎用性に欠けるという問
題もある。
また、受皿上の表示スイッチを入力(操作)させるに
は、人手または自動的な入力手段により機械的に押圧力
を加えて入力しなければならないため、手間やコストが
かかる上に、作業者の単純な入力間違いや、押圧力が弱
いために起る操作ミス、更には頻繁に使用される表示ス
イッチに故障が生じるという問題も発生する。
更に、受皿上に配置される表示スイッチの数は、選別
対象物の大きさに応じて決められる受皿のサイズに制約
されるという問題もある。即ち、西瓜等のように比較的
大きな選別対象物を載せる受皿においては、受皿自体の
サイズが大きなために複数の表示スイッチが配置できる
スペースが構造上確保できるが、例えば、リンゴ等のよ
うに比較的小さな選別対象物においては対象物に応じて
受皿自体も小さく設定されるため、前記大きな受皿と同
じように複数の表示スイッチを配置することは実際の受
皿の設計をする上で困難であった。このため、上記従来
の選別装置で用いられる受皿は、西瓜等のように比較的
大型の青果物を載せるのには適しているが、小型の青果
物については実用上用いることが難しいという問題もあ
る。
更に、上記従来の選別装置は、受皿上の各表示スイッ
チを検出するために、検出センサを各表示スイッチに対
応させて配置すると共に、これらの検出センサの制御の
ための制御装置を設けているので、設備が高価で複雑な
ものになるという問題がある。
一方、近時においては、各種光学センサの発達に伴
い、これを応用して青果物の色、傷、内部品質(糖度、
熟度等)等を検出する技術が進んでいる。また、一方で
は市場、消費者のニーズの多様化に伴い、例えば内部品
質を重視(優先)した仕分けの方式や又は色を重視した
仕分けの方式を採用したいといった仕分け方式の柔軟性
が求められているが、このような仕分け方式の採用のた
めに、検出された仕分情報(大きさ、色、傷、内部品質
等)を全て受皿上に表示(記録)しておくことは、実際
の運用上困難が伴い、改善が望まれているというのが現
状である。
本発明は、上記のような技術的事情や近時の時代背景
に鑑みなされたものであって、その目的は、受皿に設け
た等級表示手段により青果物の仕分情報を表示して選別
する従来の選別方式を一新して、受皿の姿勢制御を必要
とせず、且つ受皿のコストを低廉化でき延いては選別装
置全体の低廉化を図ることができると共に、操作の手間
がかからず操作ミスもなく、しかも市場、消費者のニー
ズの多様化に応じるべく検出して得られた多くの仕分情
報の中から実際に仕分けのために用いる仕分情報を選択
的に使用する場合に最も有効な汎用性の高い選別方式を
実現できる青果物の選別装置の受皿を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するためになされた本発明の特徴は、
前記特許請求の範囲の各請求項に記載したところにあ
る。本願の請求項1に記載した発明は、個々に固有情報
を有する多数の受皿に載せられた青果物を搬送手段によ
って搬送する途中において該受皿の固有情報を読み取る
と共にこの受皿上の青果物の仕分情報を検出し、該検出
の都度、該検出した青果物の仕分情報を当該青果物が載
せられた受皿の固有情報と対応させて記憶手段により記
憶し、仕分け排出に際し、受皿の固有情報を読み取って
この固有情報と対応させて前記記憶手段に記憶されてい
る仕分情報の読み出しを行い、この読み出した仕分情報
に基づいて青果物を当該青果物が載せられた受皿ごと搬
送手段上から仕分け排出する青果物の選別装置の受皿で
あって、その側部外周に同一の固有情報が組み入れられ
たバーコードが該外周に沿って多数設けられていること
を特徴とする青果物の選別装置の受皿の構成としたもの
である。
本願の請求項2の発明は、個々に固有情報を有する多
数の受皿に載せられた青果物を搬送手段によって搬送す
る途中において該受皿の固有情報を読み取ると共にこの
受皿上の青果物の仕分情報を検出し、該検出の都度、該
検出した青果物の仕分情報を当該青果物が載せられた受
皿の固有情報と対応させて記憶手段により記憶し、仕分
け排出に際し、受皿の固有情報を読み取ってこの固有情
報と対応させて前記記憶手段に記憶されている仕分情報
の読み出しを行い、この読み出した仕分情報に基づいて
青果物を当該青果物が載せられた受皿ごと搬送手段上か
ら仕分け排出する青果物の選別装置の受皿であって、そ
の側部外周に固有情報が組み入れられたバーコードが各
バーを横にして並べ該外周に沿って連続して設けられて
いることを特徴とする青果物の選別装置の受皿の構成と
したものである。
本願の請求項3の発明は、請求項1〜2のいずれかの
発明にあって、前記受皿は平面視で円形であることを特
徴とする青果物の選別装置の受皿の構成としたものであ
る。
〔作 用〕
本願の請求項1〜3に記載した青果物の選別装置の受
皿の発明によれば、個々に固有情報を有する受皿上に青
果物が載せられて搬送手段によって搬送される途中にお
いて受皿はその固有情報が読み取られる。この際、受皿
は、その側部外周に固有情報が組み入れられたバーコー
ドが該外周に沿って多数設けられている(請求項1及び
3)ので、受皿の姿勢を制御することなく固有情報の読
み取りを行うことができる。また、受皿は、その側部外
周に固有情報が組み入れられたバーコードが各バーを横
にして並べ該外周に沿って連続して設けられている(請
求項2及び3)ので、受皿の姿勢を制御することなく固
有情報の読み取りを行うことができる。そして、受皿の
固有情報が読み取られると共にこの受皿上の青果物の仕
分情報が検出され、受皿の固有情報と対応させて記憶手
段により記憶される。仕分け排出に際し、受皿の固有情
報が読み取られてこの固有情報と対応させて前記記憶手
段に記憶されている仕分情報が読み出され、この読み出
された仕分情報に基づいて青果物が載せられた受皿は搬
送手段上から仕分け排出される。
〔実施例〕
以下、本発明の好ましい一実施例を図面(第1図〜第
15図)に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る青果物の選別装置の受皿1の斜
視図、第2図は同じく一部破断した正面図である。
図において、受皿1は、平面視で円形状に形成されて
おり、その外周は所定の高さの側壁1aで形成されてい
る。11は受皿1の上面に形成された載部であり、側部と
しての側壁1aの上縁(外周縁)から内側下方に向けてす
りばち状に凹ませて青果物100を安定着座させる如く形
成している。
12は前記側壁1aの内周面に形成された係合壁であり、
後述する排出装置6の係合部材612と係合する如く形成
している。
13はバーコードであり、このバーコード13は、固有情
報として受皿1各々に固有番号(背番号)を付与する如
くバーと余白とを組み合わせて構成している。
そして、このバーコード13は、各バーを縦にして並設
したものを円形状の受皿1の側壁1a外周に沿って多数貼
着または印刷して設けている。こうすることにより、円
形状の受皿1の姿勢を制御することなくバーコード13の
読み取りができる。
尚、前記バーコード13は、受皿1の側壁1a外周の上下
方向における一部をやや凹ませた凹部に設けられてい
る。こうすることにより、受皿1同士が接触してもバー
コード13には、接触することがないから、汚れ、破損等
のトラブル要因の発生がなく、読み取りが正確に行なわ
れるという利点がある。
第3図はバーコード13の他の実施例を示すものであ
り、これらのバーコード13は各バーを横にして並設した
ものを、円形状の受皿1の側壁1a外周に沿って多数設け
ている。
第4図の実施例では、円形状の受皿1の側壁1a外周
に、バーコード13の各バーを横にして並べて連続して設
けたものである。
第5図に示す受皿は、受皿1の形状を平面視で方形に
形成すると共に、読み取る側の側壁1a外周の一部を凹ま
せた凹部にバーコード13を設けたものである。
第6図に示す受皿1は、受皿1の形状を平面視で方形
に形成すると共に、各側壁1a毎にその外周の一部を凹ま
せた凹部に同一のバーコード13を夫々一個ずつ張り付け
て構成したものであり、搬送姿勢が90度毎変化しても同
じ位置からの読み取りを可能にしている。この場合、係
合壁12は各側壁1aの内面に形成されている。
尚、上記バーコード13は、受皿1に直接印刷するか、
またはバーコード13が印刷されたシートを貼り付ける
か、またはバーコード13を貼着又は印刷等したリング部
材を受皿1の周囲に嵌め込む等して設けることができ
る。
第7図は本発明に係る受皿1を用いた青果物の選別装
置の一実施例を説明するための平面図である。第8図は
第7図のA−Aに沿った矢視図である。第9図は第7図
のB矢印方向に沿った矢視図である。先ず、図により選
別装置全体の概要を説明する。
2は受皿1を搬送する搬送手段であり、始端部20から
供給部21、読取計測部22、第一仕分部23の各部が搬送路
に沿って設けられている。この搬送手段2は受皿1を搬
送すると共に供給部21において受皿1上に青果物100が
載せられるようになっている。この供給部21には、コン
テナ(図示せず)等で荷受けされた青果物100を所定の
供給位置まで引き込むための荷受けコンベア211が搬送
手段2の側方に所定の配置で設けられている。
尚、この選別装置の受皿1は、第1図及び第2図で示
した円形状の受皿1を用いる。そして、各々の受皿1に
は、バーコード13により固有番号(固有情報)が予め付
与されている。
3は前記搬送手段2の読取計測部22に設けられた計測
装置である。31は受皿1のバーコード13を読み取る第一
の読取装置としてのバーコード読取装置である。
4は演算処理装置であり、計測装置3からの計測信号
に基づき仕分情報を検出し、この仕分情報を第一の読取
装置31(バーコード読取装置)で読み取った受皿1の固
有情報(バーコード信号)と対応させて記憶させ、その
後、後述する第二の読取装置で受皿1の固有情報を読み
取った際にこの固有情報と対応させて記憶されている仕
分情報を読み出し、この仕分情報に基づく仕分排出信号
を出力するように構成する。
尚、この図例での仕分情報は、青果物100の等級及び
階級の区分を示す。
5a,5bは前記計測装置3の後段に設けられた第二の読
取装置としてのバーコード読取装置である。
6aは前記搬送手段2の第一仕分部23に階級別に夫々所
定間隔で設けられた排出装置である。
7は各排出装置6aに対応してそれぞれ設けられた排出
合流装置であり、階級別に異なる等級のものを混在する
状態で貯溜するようになっている。
8は前記搬出合流装置7の終端部71aに隣接して設け
られた第二搬送手段であり、下流側の所定区域を第二仕
分部80としている。この第二仕分部80には、排出装置6b
が等級別に夫々所定間隔で設けられている。
9は前記排出装置6bに夫々対応して第二搬送手段8の
側方に設けられた箱詰貯溜装置である。この箱詰貯溜装
置9の第二搬送手段8と反対側を箱詰部90としている。
以上の構成による選別装置では、第一段目において青
果物100を異なる等級のものを混在する状態で階級別に
仕分け排出し、第二段目において前記混在して排出され
た青果物100を等級別に仕分け排出するようにしてい
る。この仕分け方式は、第一段目で仕分け排出した状態
が等級の分布率に影響されることなく階級別にプールす
ることができ、プールコンベアの有効利用が図れるとい
う利点がある。
また、この仕分け方式は、箱詰部90で同一階級の青果
物100が、等級別に隣り合ってプールされているので、
同じ大きさの包装パックや段ボール箱等を共用すること
ができると共に、資材の供給や箱詰施設等を共通化でき
るという利点がある。
以下、各部の構成を詳細に説明する。
前記搬送手段2は、受皿1を一列で搬送するのに適合
した搬送面を有するもので、チェンコンベア、ローラコ
ンベア、ベルトコンベア等の各種のコンベアを組み合わ
せて構成することができる。
この搬送手段2は、供給部21から読取計測部22を通過
して第一仕分部23までの往路を、左右および上下方向に
屈曲可能なコンベアを用いて連続したラインで構成する
か、または曲線部だけを前記屈曲可能なコンベアを用い
る他、傾斜部、水平部、仕分部には夫々適宜なコンベア
を組み合わせて構成することもできる。
尚、この搬送手段2は、図例では二条(2a,2b)並設
しているが、選別する処理量に応じて一条または異なる
複数条で設置することができる。
前記二条の搬送手段2a,2bのうち、搬送方向(第7図
の→方向)の左側の搬送手段2aの搬送面は、第8図に示
す如く読取計測部22を通過した後に次第に上り傾斜に形
成され、第一仕分部23において二条の搬送手段2a,2bが
上下に所定の距離を隔てて並設されている。そしてこの
二条の搬送手段2a,2bの同一仕分情報の仕分排出位置
は、上下方向で対応するようになっており、二条の搬送
手段2a,2bで搬送される同一仕分情報の青果物100を、二
条分を合わせて排出するようになっている。
前記計測装置3は、青果物100の所定の計測項目を計
測するようになっており次のように構成されている。
32はカメラハウスであり、このカメラハウス32内に
は、搬送手段2で搬送されてくる受皿1上の青果物100
を上方から撮影するカメラ装置321が設けられている。
このカメラ装置321の走査線の前後には青果物100を照射
する小型ランプ等の照明装置322が配設されている。こ
の計測装置3は、例えば、本出願人が先に提案し公開さ
れた特開昭63−42411号に記載されている技術を採用し
て青果物100の大きさや、色、傷、汚れ、模様等の計測
項目を計測することができる。これらの計測項目から階
級判定要素として大きさが用いられる。また、等級判定
要素としては、色、傷、汚れ、模様等の項目が用いられ
る。
また、前記計測装置3は、前記カメラ装置321とロー
ドセル等の荷重センサとを併設して青果物100の重量も
計測するように構成することもできる。更にまた、青果
物100の熟度や糖度等の内部品質を非破壊で検査する内
部品質検査装置(不図示)を組み合わせて複数の計測項
目を計測することができる。
そして、このカメラ装置321で計測した際の計測信号
は後述する演算処理装置4へ入力されるようになってい
る。
前記第一の読取装置としてのバーコード読取装置31
は、前記カメラ装置321の近傍で、第8図、第10図に示
す如く、搬送手段2の側方所定位置に配置されている。
このバーコード読取装置31によって光学的にバーコード
13を走査して得られた信号は、演算処理装置4へ入力さ
れるようになっている。
尚、前記カメラ装置321と前記バーコード読取装置31
との位置関係は、第8図の配置に限定するものではな
く、前後に入れかわってもよく、また搬送方向の同一位
置であってもよい。
前記演算処理装置4は、第11図に示す如く、CPUを内
蔵した処理回路を有する演算記憶部41と、仕分制御部42
とから概略構成されている。
前記演算記憶部41は、カメラ装置321から入力される
計測信号(計測値)と予め設定した仕分区分値(等級設
定値、階級設定値)とを比較して仕分情報(等級,階
級)を判定(検出)する比較判定回路411と、アドレス
毎に仕分情報を記憶する記憶手段としてのアドレスメモ
リ412とを有している。410a,410b,410cはコード番号抽
出回路であり、バーコード読取装置31、5a,5bでバーコ
ード13を走査した信号が入力されると、この信号から受
皿1の固有情報としての固有番号(背番号)を抽出する
ようになっている。符号410aで示すコード番号抽出回路
は、符号31のバーコード読取装置(第一の読取装置)か
ら出力される信号に基づいて受皿1の固有番号(背番
号)を抽出するものであり、この固有番号を抽出した際
の信号は前記アドレスメモリ412へ入力されるようにな
っている。そして、アドレスメモリ412では、入力され
た固有番号の受皿1上の青果物100の仕分情報を、この
固有番号と対応させて各アドレス毎に記憶するようにな
っている。また、符号410b,410cで示すコード番号抽出
回路は、後述するバーコード読取装置5a,5bから出力さ
れる信号に基づいて受皿1の固有番号を抽出し、この信
号を後述する等級及び階級の仕分情報読出部421b,421a
へ入力するようになっている。
尚、コード番号抽出回路410a,410b,410cは、図例面で
は演算処理装置4の演算記憶部41内に設ける如く構成し
たが、これに限定するものではなく、例えば各バーコー
ド読取装置と組み合わせることもできる。
前記仕分制御部42は、後述するバーコード読取装置5
a,5bからコード番号抽出回路410b,410cを介して入力さ
れる受皿1の固有番号からこの固有番号と対応させて前
記アドレスメモリ412に記憶されている仕分情報を読み
出す仕分情報読出部421a,421bと、この読み出した仕分
情報(等級、階級)を仕分けのための仕分排出信号とし
て出力する排出制御回路422a,422bとを有している。こ
の演算処理装置4の動作については後述する動作の説明
で詳述する。
5a,5bは読取計測部22の下流側に設けられた第二の読
取装置としてのバーコード読取装置であり、前記符号31
のバーコード読取装置と同様の装置が用いられ、仕分情
報判定済の青果物100入り受皿1のバーコード13を読み
取るようにしている。符号5aで示すバーコード読取装置
は、第一仕分部23の前段に階級の読み出し用として設け
られている。このバーコード読取装置5aで読み取った信
号は、コード番号抽出回路410bを介して仕分情報読出部
421aに入力されるようになっている。符号5bで示すバー
コード読取装置は、第二仕分部80の前段に等級の読み出
し用として設けられている。そして、このバーコード読
取装置5bで読み取った信号は、コード番号抽出回路410c
を介して仕分情報読出部421bに入力されるようになって
いる。
尚、図例の選別装置は、青果物100を階級別等級別に
仕分ける際に、2個所(5a,5b)のバーコード読取装置
を通過するように構成したが、これに限定するものでは
なく、仕分情報の内容、種類に基づいて適宜設定するこ
とができる。
6aは搬送手段2の第一仕分部23に階級別に設けられた
排出装置であり、6bは第二搬送手段8の第二仕分部80に
等級別に設けられた排出装置である。この排出装置6a,6
bは、同様の位置であり、搬送手段2,8上で搬送される青
果物100入り受皿1を所定位置で転動することなく搬送
手段上から分岐排出するようになっている。この排出装
置6a,6bについて、第12図、第13図を用いて説明する
(第12図、第13図では排出装置を符号6で示してい
る)。尚、第12図はその平面図であり、第13図は第12図
のC−Cに沿った断面図である。
図において、601は回転テーブル、611a,b,c…(第13
図では611として示す)は突出可能な係合部材612を有す
る係合装置であり、回転テーブル601の保持部613を中心
として該回転テーブル601の周縁部に所定数均等に配設
されている。前記係合部材612は、一側を支点ピン614に
よって回転テーブル601の一部に軸支された作動杆615の
他側に突出して設けられている。616は鉛直方向に設け
られたロックロッドであり、スプリング617を介してホ
ルダー618に上下動自在に嵌装している。そして、この
ロックロッド616の下端部は連結ピン619により前記作動
杆615と連結されている。620はラッチアームであり、前
記ホルダー618の一部にネジリスプリング621を介して支
点ピン622によって軸支されている。そしてこの係合装
置611の非作動時は、前記ロックロッド616の係止部616a
と該ラッチアーム620の係止部620aとが噛み合ってお
り、前記作動杆615の係合部材612は図示想像線(二点鎖
線)の位置で待機する如くなしている。
623は係合作動装置であり、ソレノイド624とこのソレ
ノイド624の作動軸と連動する作動レバー625とを組み合
わせて構成している。この作動レバー625の作動部625a
は、前記ラッチアーム620の一部に接触する如くソレノ
イド624の位置が設定されている。626は支持軸であり、
ブラケット628上に垂直に設けられている。この支持軸6
26には、前記回転テーブル601の保持部613が軸受け627
を介して回転可能に嵌装されている。そして支持軸626
の上端部には、ソレノイド624を取り付けるための台座6
24aが設けられている。
629は駆動装置であり、モーター等が用いられ、ベル
ト630等を介して前記回転テーブル601を回転駆動するよ
うになっている。この駆動装置629の回転速度は、回転
テーブル601の周速と前記搬送手段2の搬送速度とが略
同速になるように設定されている。
631は復元レールであり、前記回転テーブル601が回転
する途中に、前記ロックロッド616の一部に接触して前
記係合部材612を定位置(下降した位置)に復元する如
く作用するものである。復元する位置は、第12図に示す
如く、搬送手段2上から仕分け排出された受皿1が後述
する搬出コンベア65に載せられたときに、前記係合部材
612と受皿1との係合作用を解除するように設定されて
いる。
以上のように構成された排出装置6(6a,6b)の作用
について説明する。演算処理装置4から出力された仕分
排出信号により、係合作動装置623のソレノイド624が作
動すると、作動レバー625が下方へ押し下げられてこの
作動レバー625によりラッチアーム620の一部を叩く。こ
れによりロックロッド616とラッチアーム620との係合が
解放される。そして、係合が解放されたロックロッド61
6がスプリング617により上方へ突出すると、このロック
ロッド616に連結した作動杆615の係合部材612が受皿1
の側壁1a内側に突出して係合壁12と係合する。係合部材
612によって係合された状態の受皿1は、回転テーブル6
01の回転力により搬送手段2から側方の搬出コンベア65
上へ排出される。搬出コンベア65上に受皿1が移載され
ると、復元レール631により前記受皿1と係合部材612と
の係合が解放されて、受皿1は搬出コンベア65により所
定方向へ移送される。
尚、この排出装置6は、この図例に限定するものでは
なく、例えばシリンダやソレノイド等を用いて受皿1を
直接側方へ押し出す方式やまたは切り換えレバーやアー
ム式分岐装置等一般的な仕分装置を用いることができ
る。したがってこの排出装置6は、搬送手段2の処理量
や青果物100の種類に応じて適宜選択することが好まし
いものである。
図において、65は搬出コンベアであり、前記排出装置
6aにより搬出手段2上から排出された青果物100入り受
皿1を、第14図に示す如く搬出合流装置7上に移送する
ための接続コンベア用として設けられている。
尚、この搬出コンベア65は、単にテーブルでもよい
し、又、図例では後述する搬出合流装置7と前記搬送手
段2とを接続するために用いたが、これに限定するもの
ではなく搬出合流装置7と一体に構成することもでき
る。
前記搬出合流装置7は、第9図、第14図に示す如く、
上段の搬送手段2aから排出される青果物100入り受皿1
を搬送する傾斜の搬出部70aと、下段の搬送手段2bから
排出される受皿1を搬送する略水平の搬出部70bと、該
搬出部70bと前記搬出部70aとから搬送される青果物100
入り受皿1を引き継いで搬送する合流貯溜部71とからな
り、ローラコンベア、ベルトコンベア、滑走台等を組み
合わせて構成することができる。この搬出合流装置7
は、前記搬送手段2a,2b上から階級別に排出される青果
物100入り受皿1を合流貯溜部71において同一のプール
面でプールするため、第9図に示す如く、上段の搬送手
段2aに接続する搬出部70aが下り傾斜に形成されてその
終端部上面と下段の搬出部70bの上面とを同一面に形成
している。
前記合流貯溜部71の終端部71aには、該合流貯溜部71
上で貯溜される青果物100入り受皿1を、横一列にして
後述の第二搬送手段8上に送り出すためのストッパ装置
72,72が搬送方向の前後に設けられている。そして、こ
のストッパ装置72,72は交互に作動することにより受皿
1を横一列で送り出すようになっている。
8は第二搬送手段であり、前記合流貯溜部71の終端部
71aに搬送方向が直交する方向に設けられ、前記合流貯
溜部71の終端部71aから横一列で送り出される所定数の
青果物100入り受皿1を、第14図の矢印方向に一列で搬
送するようになっている。この第二搬送手段8は、前記
搬送手段2と同様のコンベアを用いることができる。そ
してこの第二搬送手段8の下流側の第二仕分部80には、
青果物100入り受皿1を等級別に仕分け排出するための
排出装置6bが等級別に夫々配設されている。そして、こ
の第二仕分部80の前段には前記第二の読取装置としての
バーコード読取装置5bが搬送路の側方に配設されてい
る。尚、この排出装置6bおよびバーコード読取装置5b
は、前記第一仕分部23で用いたものと同様のものを採用
することができる。
9は箱詰貯溜装置であり、この箱詰貯溜装置9は、前
記第二仕分部80の排出装置6bに夫々対応して設けられ、
各排出装置6bによって第二搬送手段8から仕分け排出さ
れた青果物100入り受皿1を、夫々等級別に貯溜するも
ので、アキュームレート可能なローラコンベアやチェン
コンベア等で構成されている。
また、この箱詰貯溜装置9の終端側の箱詰部90には、
第15図に示す如く箱詰貯溜装置9に貯溜される受皿1上
の青果物100を取り上げて箱詰めする自動箱詰装置10を
配設している。この自動箱詰装置10は、分布率が高い仕
分区分に配置すればより稼働率を高めることができる。
一方、分布率が低くまばらにしか仕分けられない仕分区
分には、箱詰め作業台(不図示)等を配設して人手によ
り箱詰めするように構成することもできる。
この自動箱詰装置10は、第15図に示す如く、受皿1上
の青果物100を吸着して取り上げ移動して所定位置で待
機する段ボール箱101に詰める真空吸着式の取り上げヘ
ッド102と、段ボール箱101を所定位置で上昇待機させる
と共に製品200(青果物100が所定数詰められた段ボール
箱101)を降下させる昇降リフト103とを組み合わせて構
成することができる。
15は製品200を下流側の製品搬送コンベア16へ合流搬
送させるための搬出装置である。
17は箱詰貯溜装置9の下方に設けられた空受皿搬送装
置であり、ローラコンベアや滑走台等を下り傾斜に配置
し、箱詰貯溜装置9上で青果物100が取り上げられて空
になった受皿1を、第二搬送手段8の下方に設けられた
回収コンベア18上へ合流搬出するようになっている。
前記回収コンベア18は、前記搬出合流装置7及び搬送
手段2の下方で搬送方向を逆にして設けられ、終端部18
bが第7図に示す如く前記搬送手段2の始端部20に接続
されて空の受皿1の自動回収ラインが構成されている。
以上の如く、構成された選別装置の動作を第11図の動
作説明図を参照して以下説明する。
搬送手段2により搬送される受皿1に供給部21におい
て人手等により青果物100が載せられると、この青果物1
00入り受皿1は、該搬送手段2により搬送される途中に
読取計測部22において第一の読取装置としてのバーコー
ド読取装置31によりバーコード13が読み取られる。読み
取られたバーコード13の情報は、コード番号抽出回路41
0aにより当該受皿1の固有情報としての固有番号(背番
号)が抽出されてその信号がアドレスメモリ412へ送ら
れる。前記読取計測部22では、前記バーコード13の読み
取りと合わせてカメラ装置321により、受皿1上の青果
物100の大きさや、外観状態等の所定の計測項目が計測
される。この計測した際の計測信号は、演算処理装置4
の演算記憶部41へ入力される。演算記憶部41は、入力さ
れた計測信号に基づいて比較判定回路411により、当該
青果物100の仕分情報としての仕分区分(等級、階級)
を判定(検出)する。このようにして判定された仕分区
分は、判定(検出)の都度、当該判定された青果物100
が載せられた受皿1の前記固有番号(背番号)と対応さ
れてアドレスメモリ412の各アドレスに記憶される。以
上の如く、青果物の仕分情報(等級、階級)と受皿の固
有番号(背番号)とが対応されてアドレスメモリ412に
記憶済みの青果物100入り受皿1は、搬送手段2で搬送
される途中に、第一仕分部23の前段に設けられた第二の
読取装置としてのバーコード読取装置5aにより、バーコ
ード13が読み取られてコード番号抽出回路410bにより当
該受皿1の固有番号(背番号)が抽出される。そして、
この抽出された受皿1の固有番号が階級の読出しのため
の仕分情報読出部421aへ送られると、この仕分情報読出
部421aは、入力された固有番号に基づいて前記アドレス
メモリ412にこの固有番号と対応させて記憶されている
仕分情報(階級)を読み出し、この仕分情報(階級)の
信号を排出制御回路422aへ送る。排出制御回路422aは、
入力された仕分情報(階級)に基づいて階級別の仕分排
出信号を該当する階級の排出装置6aへ受皿1の搬送移動
と同期させて出力する。この仕分排出信号により該当す
る排出作動装置6aが作動すると、青果物100は受皿1ご
と搬送手段2上から搬出合流装置7上へ仕分け排出され
る。以上のように、搬送手段2上で搬送される青果物10
0を階級別に仕分け排出することにより、各搬出合流装
置7上には、階級別に異なる等級の青果物100が混在し
てプールされることになる。
次に、前記等級が混在されてプールされている搬出合
流装置7上の青果物100を等級別に仕分け排出する動作
について説明する。搬出合流装置7から送られて第二搬
送手段8により一列で搬送される青果物100入り受皿1
は、第二仕分部80の前段に設けられたバーコード読取装
置5bにより、バーコード13が読み取られてコード番号抽
出回路410cにより当該受皿1の固有番号が抽出される。
抽出された固有番号の信号が等級読み出しのための仕分
情報読出部421bへ入力されると、この仕分情報読出部42
1bは、入力された固有番号に基づいて前記アドレスメモ
リ412にこの固有番号と対応させて記憶されている仕分
情報(等級)を読み出し、この仕分情報(等級)の信号
を排出制御回路422bへ送る。排出制御回路422bは、入力
された仕分情報に基づいて等級別の仕分排出信号を該当
する等級別排出装置6bへ受皿1の搬送移動と同期させて
出力する。そしてこの仕分排出信号により該当する排出
装置6bが作動すると、第二搬送手段8上で搬送される青
果物100入り受皿1は、この第二搬送手段8上から箱詰
貯溜装置9上へ仕分け排出される。したがって箱詰貯溜
装置9上には階級別等級別の青果物100が貯溜されるこ
とになる。そして、この箱詰貯溜装置9に貯溜される受
皿上の青果物100は、終端側の箱詰部90において自動箱
詰装置10や手詰め等の箱詰め手段により段ボール箱101
に詰められて製品200として排出装置15上から製品搬送
コンベア16上に送り出される。そして、青果物100が取
り上げられて空になった受皿1は、空受皿搬送装置17を
介して回収コンベア18により回収されて前記搬送手段2
の始端部20へ送り込まれることにより一連の選別動作が
完了する。
第16図はその他の実施例を示す選別装置の平面図であ
る。この選別装置は、第一仕分部23の前段にはバーコー
ド読取装置5aを配設しないで、第二仕分部80の前段に第
二の読取装置としてのバーコード読取装置5bを配設した
ものである。
この選別装置は、前記の実施例と同様に青果物100の
等級と階級とを判定するが、階級についてはアドレスメ
モリ412に記憶させないで、等級のみを受皿1の固有番
号と対応させて記憶させておく。したがって階級別に仕
分け排出するためには、階級別の仕分排出信号を受皿1
の搬送移動と同期させて送り、該当する階級の青果物10
0が載った受皿1が当該排出装置6aに対応するとこの排
出装置6aを作動させるように構成する。
即ち、この実施例の選別装置は、計測装置3から第一
仕分部23までの距離が比較的短い場合で、且つ搬送手段
2の送り量と実際の受皿1の移動量とに差が生じない場
合、即ち、搬送される受皿1をスリップや停滞させない
で搬送できる場合に適するもので青果物100入り受皿1
が、計測装置3を通過した時点からこの青果物100入り
受皿1の搬送移動と同期させて階級別の仕分排出信号を
第一仕分部23の該当する排出装置6aに送るようになって
いる。
尚、その他の構成については、前記第7図の実施例と
同様であり同一符号を付けて説明を省略する。
以上述べてきた実施例の選別装置は、青果物100の
色、傷、形状寸法を計測した結果に基づき青果物100の
仕分情報として等級および階級を判定(検出)したが、
これに限定するものではなく、色を計測した結果に基づ
き着色度合別に仕分けるように着色度合を仕分情報とす
ることや、例えば計測装置3に内部品質検査装置(図示
せず)を組み込んで用いて青果物100の熟度、糖度等を
計測してこれらを仕分情報とすることもできる。
更に、これら複数の項目(等級、階級、着色度合、熟
度、糖度)の中から項目を適宜選び出して組み合わせ、
これを仕分情報とすることもできる。
上記の記述および添付する図面はいずれも実施の一例
を示すものであり、発明を制限するものではなく、特許
請求の範囲に記載した内容であれば他の形状、配置に適
用されることは勿論である。
〔発明の効果〕
個々に固有情報を有する多数の受皿に載せられた青果
物を搬送手段によって搬送する途中において該受皿の固
有情報を読み取ると共にこの受皿上の青果物の仕分情報
を検出し、該検出の都度、該検出した青果物の仕分情報
を当該青果物が載せられた受皿の固有情報と対応させて
記憶手段により記憶し、仕分け排出に際し、受皿の固有
情報を読み取ってこの固有情報と対応させて前記記憶手
段に記憶されている仕分情報の読み出しを行い、この読
み出した仕分情報に基づいて青果物を当該青果物が載せ
られた受皿ごと搬送手段上から仕分け排出する青果物の
選別装置の受皿であって、該受皿は、その側部外周に同
一の固有情報が組み入れられたバーコードが該外周に沿
って多数設けられている(請求項1の発明)か、又は、
該受皿は、その側部外周に固有情報が組み入れられたバ
ーコードが各バーを横にして並べ該外周に沿って連続し
て設けられている(請求項2の発明)ものであるから、
各々の受皿を固有情報によって識別して上記検出された
青果物の仕分情報と受皿の固有情報とを結びつけておき
受皿の固有情報から当該受皿上の青果物の仕分情報を知
ることができるという新しい選別方式を可能とすること
に加えて、バーコードの読み取りのために受皿の向きを
揃える等の姿勢制御を必要とせず、搬送手段に構成の簡
素な装置を用いることができる。
本願の請求項3の発明によれば、バーコードの読み取
りや搬送手段及び後工程の処理装置のために、受皿の向
き等の姿勢の制御あるいは規制をする必要がなく、選別
装置全体の搬送系を簡素にすることができると共に、仕
分け制御及び貯溜制御等を簡素にすることができる。
尚、本発明によれば、受皿上で等級表示手段により仕
分情報を表示して選別する従来方式の受皿と比較して、
受皿1個当りのコストを低減でき受皿上に載せられる青
果物の仕分情報の数によって受皿のコストや操作性が変
らない汎用性を実現できる青果物の選別装置の受皿を提
供することができ、加えてこの受皿を多数用いる選別装
置全体の設備費を低廉にすることができる。
また、この発明によれば、仕分情報を受皿に機械的に
入力することがないから、入力操作の手間がかからず操
作ミスの発生をなくすことができると共に、上記従来の
等級表示手段を有する受皿を用いた選別装置のように、
表示された表示スイッチの検出のために検出センサを仕
分情報の数に応じて複数配設するということもなく、構
成も簡素でしかも設備費も低廉にできるという効果が得
られる。
更に、本発明の青果物の選別装置の受皿は、検出され
た仕分情報を受皿以外の外部の記憶手段で記憶し、仕分
けに際し、これを読み出して仕分けのために用いるとい
う新しい選別方式に用いることができるため、近時にお
ける市場、消費者の多様化するニーズに対応するため
に、例えば、計測によって得られた多くの仕分情報を記
憶しておき、この仕分情報の中から仕分けのための情報
を選択するといった仕分け方式を可能とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第16図はいずれも本発明の実施例を示すもの
で、第1図は受皿を示した斜視図、第2図は同受皿の一
部破断した正面図、第3図および第4図はバーコードの
他の実施例を示す説明図、第5図および第6図はバーコ
ードを備えた方形の受皿の説明図、第7図は本発明の実
施例の青果物の選別装置を示す平面図、第8図は第7図
のA−Aに沿った一部を破断した側面図、第9図は第7
図のB方向視図であり搬出合流装置を示す説明図、第10
図はバーコードとバーコード読取装置の位置関係を示す
説明図、第11図は演算処理装置の動作説明図、第12図は
排出装置の平面図、第13図は第12図のC−Cに沿った断
面図、第14図は搬出合流装置を説明するための平面図、
第15図は自動箱詰装置の説明図、第16図は他の実施例を
示す選別装置の平面図である。 1……受皿、1a……側壁 100……青果物、11……載部 12……係合壁、13……バーコード 2,2a,2b……搬送手段、20……始端部 21……供給部、22……読取計測部 23……第一仕分部、211……荷受けコンベア 3……計測装置、31……バーコード読取装置 32……カメラハウス、321……カメラ装置 322……照明装置、4……演算処理装置 41……演算記憶部 410a,410b,410c……コード番号抽出回路 411……比較判定回路、412……アドレスメモリ 42……仕分制御部 421a,421b……仕分情報読出部 422a,422b……排出制御回路 5a,5b……バーコード読取装置、6,6a,6b……排出装置 601……回転テーブル 611,611a,611b,611c,611d……係合装置 612……係合部材、613……保持部 614……支点ピン、615……作動杆 616……ロックロッド、616a……係止部 617……スプリング、618……ホルダー 619……連結ピン、620……ラッチアーム 621……ネジリスプリング、622……支点ピン 623……係合作動装置、624……ソレノイド 624a……台座、625……作動レバー 625a……作動部、626……支持軸 627……軸受け、628……ブラケット 629……駆動装置、630……ベルト 631……復元レール、65……搬出コンベア 7……搬出合流装置、70a,70b……搬出部 71……合流貯溜部、71a……終端部 72……ストッパ装置、8……第二搬送手段 80……第二仕分部、9……箱詰貯溜装置 90……箱詰部、10……自動箱詰装置 101……段ボール箱、102……取り上げヘッド 103……昇降リフト、200……製品 15……搬出装置、16……製品搬送コンベア 17……空受皿搬送装置、18……回収コンベア 18b……終端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原口 和男 静岡県浜松市篠ケ瀬町630 株式会社マ キ製作所内 (56)参考文献 特開 昭50−158065(JP,A) 特許2730765(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07C 5/00 - 5/38 B65G 47/46 - 47/51

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々に固有情報を有する多数の受皿に載せ
    られた青果物を搬送手段によって搬送する途中において
    該受皿の固有情報を読み取ると共にこの受皿上の青果物
    の仕分情報を検出し、該検出の都度、該検出した青果物
    の仕分情報を当該青果物が載せられた受皿の固有情報と
    対応させて記憶手段により記憶し、仕分け排出に際し、
    受皿の固有情報を読み取ってこの固有情報と対応させて
    前記記憶手段に記憶されている仕分情報の読み出しを行
    い、この読み出した仕分情報に基づいて青果物を当該青
    果物が載せられた受皿ごと搬送手段上から仕分け排出す
    る青果物の選別装置の受皿であって、側部外周に同一の
    固有情報が組み入れられたバーコードが該外周に沿って
    多数設けられていることを特徴とする青果物の選別装置
    の受皿。
  2. 【請求項2】個々に固有情報を有する多数の受皿に載せ
    られた青果物を搬送手段によって搬送する途中において
    該受皿の固有情報を読み取ると共にこの受皿上の青果物
    の仕分情報を検出し、該検出の都度、該検出した青果物
    の仕分情報を当該青果物が載せられた受皿の固有情報と
    対応させて記憶手段により記憶し、仕分け排出に際し、
    受皿の固有情報を読み取ってこの固有情報と対応させて
    前記記憶手段に記憶されている仕分情報の読み出しを行
    い、この読み出した仕分情報に基づいて青果物を当該青
    果物が載せられた受皿ごと搬送手段上から仕分け排出す
    る青果物の選別装置の受皿であって側部外周に固有情報
    が組み入れられたバーコードが各バーを横にして並べ該
    外周に沿って連続して設けられていることを特徴とする
    青果物の選別装置の受皿。
  3. 【請求項3】前記受皿は平面視で円形であることを特徴
    とする請求項1〜2のいずれかに記載の青果物の選別装
    置の受皿。
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