JP2001179185A - 物品仕分け装置 - Google Patents

物品仕分け装置

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JP2001179185A
JP2001179185A JP36708299A JP36708299A JP2001179185A JP 2001179185 A JP2001179185 A JP 2001179185A JP 36708299 A JP36708299 A JP 36708299A JP 36708299 A JP36708299 A JP 36708299A JP 2001179185 A JP2001179185 A JP 2001179185A
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JP36708299A
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Hisanori Miyata
久典 宮田
Toru Ishii
徹 石井
Yukimitsu Konishi
行満 小西
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報の受渡し及び項目別に仕分けする作業が正
確且つ安定して行える物品仕分け装置を提供する。 【解決手段】供給コンベア3により搬送される果菜物A
を、周回コンベア4により搬送される搬送体5に積載す
るまえに、果菜物Aの等階級及び糖酸度を計測装置2
2,23,24,25で計測し、その計測情報に基づい
て判定した果菜物Aの判定情報と、番地読取り装置37
で読取った番地情報とを対応させて制御部36に記憶す
る。果菜物Aを搬送体5に積載するとき、判定情報及び
番地情報を記録媒体28に記憶する。搬送体5が仕分け
部c…に搬送されたとき、記録媒体28に書込まれた判
定情報を情報読取り装置40,41で読取り、その読取
り情報に基づいて、果菜物Aを判定と対応する仕分け部
cに対して振分け供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば蜜柑、林
檎、西瓜、トマト、メロン、梨、柿、桃、胡瓜、茄子、
芋等の果菜物、農作物、魚介類、加工食品、球技用ボー
ル、製品、部品、原料等の物品を仕分けする作業に用い
られる物品仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の果菜物を仕分けする装置
としては、例えば図11に示すように、受け皿70に載
置された果菜物Aの上部周面と、両側部の鏡面体71に
より反射された果菜物Aの側部周面とをカメラ72で撮
像し、果菜物Aを通過した透過光を、受け皿70下部に
配設した受光器73で受光して、カメラ72で撮像した
画像データと、受光器73で受光した受光データとに基
づいて、果菜物Aの等階級を判定して仕分け処理する装
置(特許第2763177号)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の装置
は、果菜物Aの所定項目を、受け皿70に載置した状態
ままで計測するので、受け皿70と接触する果菜物Aの
下部周面(裏面側)に、例えば変色、腐敗、キズ等があ
っても、カメラ72により撮像することが不可能であ
り、所定項目を計測することができない。
【0004】また、受け皿70に載置された果菜物Aを
持上げたり、その向きを変更する等して計測する場合、
受け皿70を搬送する搬送路上に、果菜物Aを計測する
ための装置や機構を設けなければならず、計測作業に手
間及び時間が掛かるという問題点を有している。
【0005】且つ、鏡面体71及び受光器73に、果菜
物Aの表皮、油分、汁又は紙屑、塵埃、ゴミ等の異物が
付着しやすく、鏡面体71により反射される果菜物Aの
像が不鮮明となり、受光器73により受光される受光量
が減少するため、実際の等階級と、画像データに基づい
て判定される等階級とが異なることがあり、果菜物Aの
所定項目を正確に計測することが困難であるという問題
点も有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、物品の所定項
目を、搬送体に積載するまえに予め計測しておくことに
より、物品の向き及び位置を変更することなく、仕分け
作業が正確且つ安定して行える物品仕分け装置の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品の所定項目を計測する物品計測手段と、上記物品を
搬送手段により搬送される搬送体に積載する物品積載手
段と、上記物品計測手段の計測情報に基づいて、上記搬
送体を項目別に仕分け処理する仕分け手段とを設けると
共に、上記物品計測手段を、上記物品を搬送体に対して
積載するまえに設けた物品仕分け装置であることを特徴
とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記物品を積載する順に設定された物
品積載手段の固有情報と対応して、上記物品計測手段に
より計測された計測情報を記憶する情報記憶手段を設け
ると共に、上記物品積載手段の個有情報に基づいて、上
記情報記憶手段に記憶された物品の計測情報を搬送体に
付設した記録媒体に記録する情報記録手段を設けた物品
仕分け装置であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記物品に設定される個有情報と対応
して、上記物品計測手段により計測された計測情報を記
憶する情報記憶手段を設けると共に、上記物品の個有情
報に基づいて、上記情報記憶手段に記憶された物品の計
測情報を搬送体に付設した記録媒体に記録する情報記録
手段を設けた物品仕分け装置であることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記物品計測手段による計測と対応し
て、該物品の計測情報を積算して記憶する情報記憶手段
を設け、上記物品を搬送体に積載する順に、上記情報記
憶手段に記憶された物品の計測情報を搬送体に付設した
記録媒体に記録する情報記録手段を設けた物品仕分け装
置であることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、上記請求項1,
2,3又は4記載の構成と併せて、上記搬送体に積載さ
れる物品と対向して、該物品が積載されたことを検知す
る積載検知手段を設け、上記積載検知手段による検知に
基づいて、上記情報記録手段の動作を制御する制御手段
を設けた物品仕分け装置であることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記物品を搬送体に積載する位置の前
段又は後段に、上記物品の向きを変更する方向変更手段
を設けた物品仕分け装置であることを特徴とする。
【0013】
【作用及び効果】この発明によれば、物品の所定項目を
物品計測手段により計測した後、その物品を搬送体に積
載して仕分け処理するので、積載後に於て、物品を持上
げたり、向きを変更したりする必要が無く、物品を所定
姿勢に積載した状態のまま搬送することができる。且
つ、物品の商品価値が損なわれず、物品を仕分けした
り、整列したりする等の作業が正確且つ安定して行え
る。
【0014】しかも、物品積載手段又は物品の個有情報
と対応して、物品計測手段により計測した物品の計測情
報を搬送体の記録媒体に記録するので、物品自体の計測
情報と、記録媒体に記録される物品の計測情報とが確実
に合致し、情報の受渡しが正確に行える。
【0015】さらに、物品の計測情報を計測順に記憶
し、物品が積載される搬送体に対して積載順に記録する
ので、物品又は搬送体に個有情報を設定したり、その個
有情報と対応させて記録する等の処理が不要となり、情
報管理が簡単且つ容易に行えると共に、装置全体の処理
速度が速くなり、情報の書込み及び読取りが正確且つ迅
速に行える。
【0016】さらにまた、物品が積載されたことを積載
検知手段で検知して計測情報を書込むので、搬送体に積
載される物品と、その物品の計測情報とを確実に合致さ
せて記録することができ、空の搬送体に情報を記録した
り、情報にズレが生じたりするのを防止することがで
き、情報の受渡しが正確に行える。
【0017】さらにまた、物品の向きを方向変更手段に
より変更(例えば水平回転又は前後回転)するので、計
測作業や箱詰め作業に適した向きに変更することがで
き、作業が正確且つ確実に行える。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。
【0019】図面は物品の一例として、果菜物の仕分け
作業に用いられる物品仕分け装置を示し、図1に於い
て、この物品仕分け装置1は、複数の荷受けコンベア
(例えばバケットコンベア)により搬送される果菜物A
…を、1列に整列且つ所定間隔に隔てて供給コンベア3
(例えば特許第2824046号)に供給する。
【0020】供給コンベア3の終端部は、周回コンベア
4を構成する送りコンベア4aの上段に架設され、周回
コンベア4により搬送される搬送体5に対して積載供給
し、送りコンベア4aは、搬送体5を、供給コンベア3
の終端部と略水平となる高さに搬送する。
【0021】また、供給コンベア3を、周回コンベア4
に対して直交又は並列に配設してもよい。且つ、供給コ
ンベア3に代わる他の搬送手段として、例えばバケット
コンベア等の果菜物Aを所定間隔に隔てて搬送するコン
ベアを用いてもよい。
【0022】上述の搬送体5は、例えばフリーのトレイ
又はカップ等で構成され、平面から見て略正方形(又は
略円形)で、且つ、略球状を有する果菜物A(例えば蜜
柑)が略中央部に載置される大きさ及び形状に形成して
いる。また、搬送体5に代えて、例えば特願平11−2
72127号公報の搬送体を用いてもよい。
【0023】前述の供給コンベア3は、中空又は中実の
支持ローラ3aを、搬送路側部(又は両側部)に張架し
たチェーン3bに対して搬送方向に直交して架設すると
共に、チェーン3b全長に対して果菜物Aが支持される
前後間隔に隔てて鍵盤状に配列している。
【0024】且つ、チェーン3bは、減速機付きモータ
(図示省略)により搬送方向に回転され、搬送方向に対
してフリー回転可能に軸支した支持ローラ3aを、周回
コンベア4の搬送速度と、後述する回転装置29を構成
する左右一対の保持体30と略同期して搬送方向に周回
移動する。なお、支持ローラ3aは、中央部外周面から
両端部外周面に向けて徐々に大径となる形状(例えば鼓
型)に形成している。
【0025】前述の周回コンベア4は、例えばチェーン
コンベアやローラコンベア、ベルトコンベア、スラスト
コンベア等で構成され、分配コンベア4bを送りコンベ
ア4a上に設定した仕分け部c…に接続し、整列コンベ
ア4cを分配コンベア4bに接続し、コンベア4a,4
bを回帰コンベア4dに接続して、搬送体5を、搬送路
上に設定した供給部bと、仕分け部cと、整列部dとに
周回搬送する。
【0026】整列コンベア4c上の整列部dに配設した
箱詰め装置7は、整列コンベア4c上に所定数の搬送体
5が整列されたとき、搬送体5に積載された果菜物A
を、例えば吸気ブロワ又は真空ポンプ等の負圧発生手段
に接続した吸着子で吸着保持して、製函工程から供給さ
れる箱体(図示省略)に箱詰めする。
【0027】箱詰め済みの箱体は、封函工程を介して次
工程(例えば出荷工程又は保管工程等)に搬送され、空
の搬送体5は、回帰コンベア4bを介して、1列に整列
したり、上下に積重ねて送りコンベア4aに回帰搬送さ
れる。
【0028】供給コンベア3上の計測部aに配設した計
測装置6は、図2に示すように、供給コンベア3により
搬送される果菜物Aを、周回コンベア4により搬送され
る搬送体5に積載する積載位置よりも前に設けている。
【0029】遮光室20は、供給コンベア3上に設定し
た第1計測領域と、供給コンベア3上部と周回コンベア
4上部との間に設定した第2計測領域とに配設され、第
1及び第2計測領域内に配設した光源21(例えばハロ
ゲンランプ)は、供給コンベア3に載置された果菜物A
と、左右一対の保持体30で保持した果菜物Aとに光を
照射する。また、光源21に代わる他の照光手段とし
て、例えば紫外線ランプ、白熱電球等を用いてもよい。
【0030】且つ、第1計測領域の搬送路上部に配設
(略真上)した等階級計測装置22と、搬送路両側部
(又は斜め前後)に配設した四方の等階級計測装置23
とは、供給コンベア3に載置された果菜物Aの上部周面
(表面側)と側部周面とを撮像し、等階級計測装置22
の後位側上部に配設した等階級計測装置24は、後述す
る回転機26で回転(表裏反転)した果菜物Aの上部周
面(裏面側)を撮像する。
【0031】第2計測領域の搬送路上部(略真上)に配
設した糖酸度計測装置25は、回転機26により回転保
持した果菜物Aの上部周面に遮光部材32が密着された
とき、遮光部材32に形成した受光窓32aを介して、
果菜物Aを通過した透過光を受光(透過光の波長を計
測)する。また、計測装置22〜25はCCDカメラで
構成しているが、例えばイメージセンサ、ビデオカメラ
等を用いてもよい。
【0032】第1計測領域の搬送路下部に配設した回転
機26は、接触抵抗の大きい部材で形成した回転付与ベ
ルト26aを、減速機付きモータ(図示省略)により供
給コンベア3の搬送方向と一致する方向に高速回転(搬
送速度よりも速い速度)して、回転付与ベルト26aに
圧接される支持ローラ3aを同一方向に回転しながら搬
送方向に周回移動させ、支持ローラ3a…の間に載置さ
れた果菜物Aを任意角度(例えば略180度)に回転す
る。
【0033】また、回転付与ベルト26aの回転速度を
可変したり、搬送方向と対向する方向に低速回転又は一
時的に回転停止してもよい。加えて、回転付与ベルト2
6aの代わりに、例えば回転付与パッドを用いてもよ
い。
【0034】前述の供給コンベア3上部から周回コンベ
ア4上部に至る乗移り部分に配設した回転装置29(例
えば特願平11−279291号の回転装置)は、左右
一対の保持体30を、供給コンベア3により搬送される
果菜物Aと、周回コンベア4により搬送される搬送体5
と略対応する前後間隔に隔てて、搬送路両側部に張架し
たチェーン31全長に対して取付けている。
【0035】且つ、チェーン31は、減速機付きモータ
(図示省略)により搬送方向に回転され、左右一対の保
持体30を、コンベア3,4の搬送速度と略同期して、
供給コンベア3上に積載した果菜物Aを保持する保持位
置から、周回コンベア4上の搬送体5に果菜物Aを積載
する積載位置に向けて周回移動する。
【0036】且つ、保持体30は、保持位置に於て果菜
物Aが保持される幅狭間隔に、積載位置に於てその保持
が解除される幅広間隔に拡縮動作される。また、保持位
置から積載位置に移動するとき任意角度(例えば略90
度、略180度、略270度等)に回転される。
【0037】且つ、遮光部材32は、搬送路上部に張架
したチェーン33全長に対して所定間隔に隔てて取付け
られ、チェーン33は、減速機付きモータ(図示省略)
により保持体30の周回速度と略同期して搬送方向に回
転され、保持体30,30により所定角度に回転保持し
た果菜物Aの上部周面に対して押圧する。また、チェー
ン31,33の代わりにベルト等の無端帯を用いてもよ
い。
【0038】図3は、計測装置6の制御回路ブロック図
を示し、制御部36は、CPUと、ROMと、RAMと
で構成され、等階級計測装置22,23,24と、糖酸
度計測装置25と、番地読取り装置37と、情報書込み
装置38と、積載検知装置39と、情報読取り装置4
0,41と、振分け装置42,43と、表示器44と
を、メモリ(ROM)に格納したプログラムに沿って制
御する。また、制御部36に代わる他の制御手段とし
て、例えばパーソナルコンピュータを用いてもよい。
【0039】制御部36は、図4にも示すように、等階
級計測装置22,23,24で撮像した果菜物Aの像を
画像処理し、その画像情報と、予め記憶された等階級情
報(例えば色相、損傷、成熟度、大きさ、形状、高さ、
幅、体積、偏平度、腐り具合、浮き皮具合、規格外等)
及び糖酸度情報とを比較して、果菜物Aの等級(例えば
秀、優、良、並、不可等)と、階級(例えば3L、2
L、L、M、S、2S、3S等)とを判定する。
【0040】且つ、糖酸度計測装置25で受光した透過
光を画像処理し、その受光情報と、予め記憶した糖酸度
情報とを比較して、糖酸度(例えば甘味、酸味等)を判
定する。等階級及び糖酸度の判定情報は、支持ローラ3
a…毎に設定される番地情報と対応させて記憶する。ま
た、制御部36を計測部aと仕分け部cとに独立して設
けてもよい。
【0041】番地読取り装置37は、供給コンベア3の
支持ローラ3aと対向して第1計測領域の搬送路下部に
配設され、支持ローラ3aの通過数に対応して検知信号
を出力する。制御部36は検知信号に基づいて、起点と
なる支持ローラ3aから順に番地を設定すると共に、計
測装置22,23,24による撮像に対応して支持ロー
ラ3aの番地情報を記憶する。且つ、番地読取り装置3
7は番地読取りリーダで構成しているが、例えばバーコ
ード読取りリーダや磁気読取りヘッド、光電センサ等の
非接触型読取り手段を用いてもよい。
【0042】情報書込み装置38は、供給部bに搬送さ
れる搬送体5の記録媒体28と対峙する位置に設けら
れ、果菜物Aが搬送体5に積載されたことを積載検知装
置39で検知したとき、その検知に基づいて、先に記録
された情報の上に書込んだり、その情報を消去する等し
て、制御部36に記憶された仕分け情報(等階級、糖酸
度、品種、生産者等)を、搬送体5毎に設定される固有
情報と対応させて記録媒体28に書込む。また、果菜物
Aが検知されず、情報の書込みミスが生じた場合、搬送
体5を搬送路側部に放出して送りコンベア4aの始端側
に回帰搬送する。
【0043】且つ、積載検知装置39(例えば光電セン
サ)は、供給部bの搬送体5に積載される果菜物Aと対
向する位置に設けられ、搬送体5に積載される果菜物A
の有無を検知する。また、装置39に代わる他の検知手
段として、例えば重量センサにより果菜物Aが積載され
たことを検知してもよい。
【0044】一方、情報読取り装置40は、仕分け部c
に搬送される搬送体5の記録媒体28と対峙する位置に
設けられ、情報読取り装置41は、整列部dに搬送され
る搬送体5の記録媒体28と対峙する位置に設けられ、
搬送体5の記録媒体28に書込まれた情報を読取り、そ
の読取り情報を制御部36に出力する。
【0045】制御部36は、情報読取り装置40,41
の読取り情報に基づいて、搬送体5の等階級を判定し、
仕分け部cに配設した振分け装置42を駆動して、搬送
体5を、判定と対応する階級の分配コンベア4bに振分
ける。一方、判定と異なる場合、振分け装置42を駆動
せず、搬送体5を、次の仕分け部cに搬送する。
【0046】且つ、整列部dに配設した振分け装置43
を駆動して、搬送体5を、整列コンベア4c上に設定し
た等級別整列部に振分ける。
【0047】表示器44は、荷受け時に於て、入力装置
(例えばキーボード、バーコードリーダ等)により入力
される情報と、装置22〜25及び37〜41から出力
される情報とに基づいて、仕分け情報(例えば生産者、
評価、品種、等級、階級、糖酸度、数量等)を表示す
る。
【0048】上述の記録媒体28は非接触情報記録装置
(例えばIDタグ)で構成され、搬送体5の側面又は底
面、上面に付設している。また、記録媒体28に代わる
他の情報記録手段として、例えばバーコード又は磁気カ
ード等を用いてもよい。
【0049】装置38,40,41は非接触型通信装置
で構成されるが、その装置に代わる他の情報書込み手段
及び情報読取り手段として、例えば電磁誘導通信装置又
は光通信装置、電波通信装置等を用いてもよい。
【0050】搬送体5の他の振分け方法として、例えば
記録媒体28に番地情報を記録したり、判定と対応する
仕分け部cに搬送体5が移動するまでの番地又はタイム
ラグを計数したり、搬送体5に付設した情報(例えば文
字やエンボス、配色等)を光学的読取り手段で読取る等
してもよい。
【0051】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品仕分け装置1による果菜物Aの仕分け動
作を説明する。先ず、図1、図2に示すように、供給コ
ンベア3に積載された果菜物Aの表側周面を、計測部a
の第1計測領域に設けた等階級計測装置22,23で撮
像すると共に、回転機4を駆動して、果菜物Aを表裏反
転した後、第2計測領域に設けた等階級計測装置24で
果菜物Aの裏側周面を撮像する。同時に、装置22,2
3,24で撮像した画像情報と、番地読取り装置37で
読取った番地情報とを対応させて制御部36に出力す
る。
【0052】次に、回転装置29を駆動して、支持ロー
ラ3a…に載置された果菜物Aを左右一対の保持体30
で保持すると共に、計測部a上方から供給部b上方に回
転させながら移動する。同時に、所定角度に回転(例え
ば略180度)した果菜物Aの上部周面に遮光部材32
を押圧し、遮光部材32の受光窓32aを介して、果菜
物Aを通過した透過光を糖酸度計測装置25で受光し、
その受光情報を番地情報と対応させて制御部36に出力
する。
【0053】左右一対の保持体30で保持した果菜物A
を搬送体5に積載するまえに、装置22〜25で計測し
た計測情報と、制御部36に記憶した等階級情報及び糖
酸度情報とを比較して、果菜物Aの等階級及び糖酸度を
判定し、その判定情報と、番地読取り装置37で読取っ
た番地情報とを対応させて制御部36に記憶する。
【0054】次に、左右一対の保持体30で保持した果
菜物Aを、供給部bに搬送された搬送体5に積載し、果
菜物Aが積載されたことを積載検知装置39で検知した
とき、記録媒体28に情報書込み装置38を対峙して、
制御部36から出力される判定情報と、搬送体5毎に設
定される固有情報とを対応させて書込む。
【0055】次に、搬送体5が仕分け部c…に搬送され
たとき、情報読取り装置40により読取られる記録媒体
28の階級情報に基づいて、振分け装置42を駆動し、
搬送体5を、判定と対応する分配コンベア4bに振分け
供給する。判定と異なる場合、振分け装置42を駆動せ
ず、次の仕分け部cに搬送する。
【0056】また、読取り装置40,41により読取ら
れる記録媒体28の固有情報と、制御部36に記憶され
た個有情報とを比較して、制御部36による判定に基づ
いて、搬送体5を等階級別に仕分け処理してもよい。
【0057】次に、情報読取り装置41により読取られ
る記録媒体28の等級情報に基づいて、振分け装置43
を駆動し、搬送体5を、整列コンベア4cの等級別整列
部に振分け供給する。さらに、搬送体5を糖酸度別に振
分けてもよい。
【0058】次に、箱詰め装置7を駆動して、等階級別
に整列された所定数の果菜物Aを箱詰め処理し、空の搬
送体5は、回帰コンベア4dを介して送りコンベア4a
に回帰搬送する。以下、上述と同様にして、果菜物Aの
仕分け作業を継続して行う。
【0059】以上のように、供給コンベア3により搬送
される果菜物Aの所定項目を装置22〜25で計測し、
その計測情報に基づいて、果菜物Aの等階級及び糖酸度
を制御部36により個々に判定した後、周回コンベア4
により搬送される搬送体5に対して順次積載するので、
積載後に於て、果菜物Aを持上げたり、向きを変更した
りする必要が無く、果菜物Aを所定姿勢に積載した状態
のまま搬送することができる。且つ、果菜物Aの商品価
値が損なわれず、果菜物Aを仕分けしたり、整列したり
する作業が正確且つ安定して行える。
【0060】しかも、供給コンベア3の番地情報と、計
測装置22〜25で計測した果菜物Aの判定情報とを対
応させて制御部36に記憶し、その番地情報に基づい
て、制御部36に記録された果菜物Aの判定情報を搬送
体5の記録媒体28に書込むので、果菜物A自体の判定
情報と、記録媒体28に記録される果菜物Aの判定情報
とが確実に合致し、情報の受渡しが正確に行える。
【0061】さらに、制御部36に記憶された果菜物A
の判定情報に基づいて、果菜物Aが積載された搬送体5
を項目別に仕分け処理するので、果菜物A又は搬送体5
に個有情報を設定する必要が無く、仕分け時の情報処理
が簡単且つ容易に行える。
【0062】さらにまた、積載検知装置39による検知
に基づいて、果菜物Aの判定情報を搬送体5の記録媒体
28に対して情報書込み装置38により書込むので、搬
送体5に積載される果菜物Aと、その果菜物Aの判定情
報とを確実に合致させて記録することができ、空の搬送
体5に情報を記録したり、情報にズレが生じたりするの
を防止することができ、情報の受渡しが正確に行える。
【0063】図5は、計測装置6による他の情報受渡し
方法を示し、果菜物Aに貼付した記録媒体27(例えば
バーコード又は磁性体)の個有情報と、果菜物Aの判定
情報とを対応させて制御部36に記憶し、記憶順にアド
レス番号を設定する。
【0064】記録媒体27の個有情報を計測装置22〜
25で読取ると同時に、その個有情報と対応する果菜物
Aの判定情報を搬送体5の記録媒体28に書込むので、
情報の受渡しが正確に行え、前述の実施例と略同等の作
用効果を奏することができる。また、記録媒体27の代
わりに、制御部36による判定情報と対応して記憶され
る果菜物Aの固有情報(アドレス番号)に基づいて仕分
け処理してもよい。
【0065】図6は、計測装置6によるその他の情報受
渡し方法を示し、計測装置22〜25の計測情報に基づ
いて、果菜物Aの等階級及び糖酸度を順次判定し、その
判定情報を計測順に制御部36に記憶する。
【0066】果菜物Aを搬送体5に積載すると同時に、
果菜物Aの判定情報を記録媒体28に対して計測順又は
積載順に書込むので、固有情報を設定したり、その固有
情報と対応させて記録する等の情報処理が不要となり、
情報管理が容易に行えると共に、装置全体の処理速度が
速くなり、情報の受渡しが正確且つ迅速に行える。
【0067】図7は、計測装置6によるその他の計測方
法を示し、供給コンベア3上に設定した計測部aの第1
計測領域に於て果菜物Aの等階級を計測し、第2計測領
域に於て果菜物Aの糖酸度を計測した後、その計測情報
に基づいて、果菜物Aの等階級及び糖酸度を判定する。
果菜物Aを搬送体5に積載するまえに、その果菜物Aの
判定情報を、搬送体5の記録媒体28に書込むので、前
述の実施例と略同等の作用効果を奏することができる。
【0068】また、果菜物Aを左右一対の保持体30に
より持上げた後、その果菜物Aの下部周面を等階級計測
装置24で斜め下方(又は直下)から撮像してもよい。
さらにまた、計測済みの果菜物Aを垂直落下させて搬送
体5に積載してもよい。
【0069】図8は、果菜物Aの等階級情報と、搬送体
5に付設した記録媒体27(例えばバーコード)の個有
情報とを同時に読取るその他の読取り方法を示し、供給
コンベア53により搬送される果菜物Aを、周回コンベ
ア54により搬送される搬送体5に乗移らせる直前に、
空中の果菜物Aを、等階級計測装置52で撮像すると同
時に、搬送体5に付設した記録媒体27の個有情報を読
取る。
【0070】等階級計測装置52で撮像した画像情報に
基づいて、果菜物Aの等階級を制御部36により個々に
判定し、その果菜物Aの判定情報と、搬送体5毎に設定
した記録媒体27の個有情報とを対応させて記憶するの
で、情報の受渡しが正確に行え、前述の実施例と略同等
の作用効果を奏することができる。
【0071】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、搬送手段は、周回コンベア4に対応
し、物品計測手段は、等階級計測装置22,23,2
4,25,52と、糖酸度計測装置25とに対応し、物
品積載手段は、供給コンベア3,53と、回転装置29
とに対応し、情報記憶手段及び制御手段は、制御部36
に対応し、情報記録手段は、情報書込み装置38に対応
し、情報読取り手段は、情報読取り装置40,41に対
応し、積載検知手段は、積載検知装置39に対応し、仕
分け手段は、振分け装置42,43に対応し、方向変更
手段は、保持パッド55と、保持ローラ56とに対応す
るも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
【0072】上述の果菜物Aを計測部a又は整列部dに
搬送するまえに、図9に示すように、左右一対の保持パ
ッド55を矢印方向に回転して、保持パッド55,55
により保持した果菜物Aを前後方向に回転したり、或い
は、図10に示すように、左右一対の保持ローラ56を
矢印方向に回転して、保持ローラ56,56により保持
した果菜物Aを水平方向に回転するので、撮像や透光等
の計測装置6による計測作業と、吸着や整列等の箱詰め
装置7による箱詰め作業とに適した向きに修正すること
ができる。なお、パッド55及びローラ56は、例えば
モータ又はソレノイド等のアクチュエータで回転され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品仕分け装置による仕分け動作を示す平面
図。
【図2】 計測装置による計測動作及び果菜物の積載動
作を示す側面図。
【図3】 計測装置の制御回路ブロック図。
【図4】 計測装置による情報受渡し方法を示す側面図
【図5】 計測装置による他の情報受渡し方法を示す側
面図。
【図6】 計測情報によるその他の情報受渡し方法を示
す側面図。
【図7】 計測情報によるその他の計測方法を示す側面
図。
【図8】 計測装置によるその他の読取り方法を示す側
面図。
【図9】 果菜物を前後方向に回転する向き修正動作を
示す正面図。
【図10】 果菜物を水平方向に回転する向き修正動作
を示す正面図。
【図11】 従来例の計測方法を示す正面図。
【符号の説明】
A…果菜物 1…物品仕分け装置 3…供給コンベア 4…周回コンベア 5…搬送体 6…計測装置 7…箱詰め装置 22,23,24…等階級計測装置 25…糖酸度計測装置 27,28…記録媒体 29…回転装置 30…保持体 36…制御部 37…番地読取り装置 38…情報書込み装置 39…積載検知装置 40,41…情報読取り装置 42,43…振分け装置 52…等階級計測装置 53…供給コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 行満 愛媛県松山市高岡町66番地 石井工業株式 会社内 Fターム(参考) 3F079 AC01 AC21 AC23 AD23 CA06 CA34 CA41 CB25 CB29 CB33 CB34 CB35 CC07 CC13 DA18 EA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品の所定項目を計測する物品計測手段
    と、上記物品を搬送手段により搬送される搬送体に積載
    する物品積載手段と、上記物品計測手段の計測情報に基
    づいて、上記搬送体を項目別に仕分け処理する仕分け手
    段とを設けると共に、上記物品計測手段を、上記物品を
    搬送体に対して積載するまえに設けた物品仕分け装置。
  2. 【請求項2】上記物品を積載する順に設定された物品積
    載手段の固有情報と対応して、上記物品計測手段により
    計測された計測情報を記憶する情報記憶手段を設けると
    共に、上記物品積載手段の個有情報に基づいて、上記情
    報記憶手段に記憶された物品の計測情報を搬送体に付設
    した記録媒体に記録する情報記録手段を設けた請求項1
    記載の物品仕分け装置。
  3. 【請求項3】上記物品に設定される個有情報と対応し
    て、上記物品計測手段により計測された計測情報を記憶
    する情報記憶手段を設けると共に、上記物品の個有情報
    に基づいて、上記情報記憶手段に記憶された物品の計測
    情報を搬送体に付設した記録媒体に記録する情報記録手
    段を設けた請求項1記載の物品仕分け装置。
  4. 【請求項4】上記物品計測手段による計測と対応して、
    該物品の計測情報を計測順に記憶する情報記憶手段を設
    け、上記情報記憶手段に記憶された物品の計測情報を、
    上記物品を搬送体に積載する順に該搬送体に付設した記
    録媒体に記録する情報記録手段を設けた請求項1記載の
    物品仕分け装置。
  5. 【請求項5】上記搬送体に積載される物品と対向して、
    該物品が積載されたことを検知する積載検知手段を設
    け、上記積載検知手段による検知に基づいて、上記情報
    記録手段の動作を制御する制御手段を設けた請求項1,
    2,3又は4記載の物品仕分け装置。
  6. 【請求項6】上記物品を搬送体に積載する位置の前段又
    は後段に、上記物品の向きを変更する方向変更手段を設
    けた請求項1記載の物品仕分け装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106687227A (zh) * 2014-09-17 2017-05-17 优特有限公司 用于运输和称重农产品的改进传送设备
JP2021043810A (ja) * 2019-09-12 2021-03-18 株式会社ディースピリット ミカン評価装置、及びミカン評価システム
KR20220026704A (ko) * 2020-08-26 2022-03-07 주식회사 피피아이 Plc소자 검사용 지그 및 plc소자 외관검수 자동화시스템

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KR102459210B1 (ko) * 2020-08-26 2022-10-26 주식회사 피피아이 Plc소자 검사용 지그 및 plc소자 외관검수 자동화시스템

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