JP2001269628A - 物品回転装置 - Google Patents

物品回転装置

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JP2001269628A
JP2001269628A JP2000086254A JP2000086254A JP2001269628A JP 2001269628 A JP2001269628 A JP 2001269628A JP 2000086254 A JP2000086254 A JP 2000086254A JP 2000086254 A JP2000086254 A JP 2000086254A JP 2001269628 A JP2001269628 A JP 2001269628A
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Hisanori Miyata
久典 宮田
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の向きを変更又は揃える作業が容易に行
え、且つ、物品の略全体を計測する作業に適した物品回
転装置を提供する。 【解決手段】トレイ20を構成するトレイ本体21に軸
支した支持ローラ22を、回転装置50を構成する回転
付与部材51(又は支持レール54)に乗り上げさせ、
トレイ本体21の載置面21aよりも上方に突出して、
果菜物Aを載置面21aに対して浮上した状態に支持す
る。支持ローラ22を回転付与部材51により回転させ
て、果菜物Aを表裏反転する。また、支持ローラ22
を、トレイ本体21の開口部63に対して下方から鉛直
挿入し、果菜物Aを浮上した状態に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばミカン、
リンゴ、柿、梨、桃、メロンなどの果菜物、又は胡瓜、
茄子、人参、長芋などの農作物、又は魚介類、球技用ボ
ール、食品、部品等の物品の向きを変更又は揃える作業
に用いられる物品回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の果菜物を計測する装置と
しては、例えば図10に示すように、受皿70に載置さ
れた果菜物Aの上部周面と、鏡面体71により反射され
る果菜物Aの側部周面とをカメラ72により上方から撮
像する。同時に、光源74の光を果菜物Aに照射して、
果菜物Aを通過した透過光を、受光器73で下方から受
光する。その撮像情報と受光情報とに基づいて、果菜物
Aの等階級及び糖酸度を計測する装置(特開平10−1
46570号公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の装置
は、果菜物Aを受け皿70に載置した状態のままで検査
するので、受け皿70の載置面と接触する果菜物Aの下
部周面(裏面側)に、例えば変色、腐敗、キズ等があっ
ても、発見が不可能であり、果菜物A全体を検査するこ
とができないという問題点を有している。
【0004】且つ、鏡面体71及び受光器73に、果菜
物Aの表皮、油分、汁又は紙屑、塵埃、ゴミ等の異物が
付着しやすく、鏡面体71により反射される果菜物Aの
像が不鮮明となり、受光器73により受光される受光量
が減少するため、実際の等階級と、画像データに基づい
て判定される等階級とが異なることがあり、所定項目を
正確に判定することが困難であるという問題点を有して
いる。
【0005】他の計測方法として、例えば受皿本体の載
置体に載置された果菜物を左右一対のクランプで保持し
て受皿全体を水平回転する装置(特開平11−3512
6号公報)があるが、上述と同様に、果菜物Aを載置体
に載置した状態のままで検査するので、載置体と接触す
る果菜物Aの下部周面を検査することが不可能であると
いう問題点を有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、物品を、載置
体の載置面に対して浮上した状態に支持して回転するこ
とにより、物品の向きを変更又は揃える作業が容易に行
え、且つ、物品の略全体を計測する作業に適した物品回
転装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品を個々に載置する載置体の載置面に、該物品が支持
される間隔に隔てて複数の支持ローラを並列に軸支する
と共に、上記支持ローラを、上記載置体の載置面よりも
上方に突出する上昇位置と、該載置面よりも下方に降下
する降下位置とに上下動するローラ支持手段を設けた物
品回転装置であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、物品を個々に載置
する載置体の下方に、該載置体の載置面に形成した開口
部と対向して上記物品を支持する複数の支持ローラを設
けると共に、上記支持ローラを、上記載置体の開口部よ
りも上方に突出する上昇位置と、該載置体よりも下方に
降下する降下位置とに上下動するローラ支持手段を設け
た物品回転装置であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記支持ローラと対向して、上
記ローラ支持手段により上昇移動された支持ローラを上
記物品の向きが変更される方向に回転するローラ回転手
段を設けた物品回転装置であることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の構成と併せて、上記ローラ上下動手段又は
及びローラ回転手段を、上記載置体を搬送する搬送手段
の搬送路上に設けた物品回転装置であることを特徴とす
る。
【0011】請求項5記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記載置体の上方に、上記支持
ローラにより持上げられた物品の所定項目を計測する計
測手段を設けた物品回転装置であることを特徴とする。
【0012】
【作用及び効果】この発明によれば、物品を支持ローラ
により持上げて、載置体の載置面に対して浮上した状態
に支持するので、物品に対して接触抵抗が殆ど付与され
ず或いは接触抵抗が小さくなるため、任意の向きに変更
したり、揃えたりする作業が容易に行える。
【0013】しかも、支持ローラを、載置体又は載置面
よりも下方に降下して、物品を載置体に直接載置するの
で、向きや位置を維持するのに必要な接触抵抗が得ら
れ、搬送時に於て、物品の向きや位置が変位するのを防
止することができる。
【0014】さらに、物品を、載置体の載置面に対して
離間される高さに持上げて回転するので、物品に対して
回転を妨げるような抵抗が付与されず、商品価値を損な
うことなく、任意の向きに回転又は逆転することができ
る。
【0015】さらにまた、物品が載置された載置体を搬
送手段により搬送しながら、支持ローラを、ローラ上下
動手段により上下動したり、ローラ回転手段により回転
したりするので、物品の向きを変更又は揃えたりする作
業や所定項目を計測する作業等が連続して行え、作業の
能率アップを図ることができる。
【0016】さらにまた、物品を、載置体の載置面に対
して所定間隔に離間したままで計測するので、載置体に
より計測が妨げられず、物品の略全体を計測手段により
計測することができ、所定項目を計測する作業が正確且
つ確実に行える。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例である果菜物を、搬送途中に
於て計測に適した向きに変更する作業に用いられる物品
回転装置を示し、図1及び図2に於いて、この物品回転
装置10は、果菜物Aが載置されたトレイ20を、搬送
コンベア30により1列に整列して搬送し、搬送路上の
計測部Bに配設した計測装置40により果菜物Aの所定
項目を計測し、搬送路下部に配設した回転装置50によ
り果菜物Aを計測に適した向きに変更する。
【0018】上述のトレイ20は、図3、図4に示すよ
うに、平面から見て略正方形に形成したトレイ本体21
と、中空又は中実に形成した2本の支持ローラ21とで
構成される。
【0019】トレイ本体21は、任意サイズ(例えば大
中小)の果菜物Aが載置される大きさ及び形状に形成さ
れ、中央部載置面21aを、外周部から中央部に向けて
徐々に低くなる形状(例えばラッパ状又はコーン状等)
に形成している。
【0020】また、トレイ本体21を、例えば平面から
見て略円形、略長方形、略五角形、略楕円形等の形状に
形成してもよく、さらにまた、トレイ20に代わる他の
搬送手段として、例えばカップやパン等を用いてもよ
い。
【0021】一方、支持ローラ22は、中央部外周面か
ら両端部外周面に向けて大径となる形状(例えば鼓形)
に形成され、凸状の突起22aを、外周面に沿って軸方
向に形成すると共に、円周方向に対して所定間隔に隔て
て複数条形成している。
【0022】且つ、支持ローラ22を、果菜物Aが支持
される間隔に隔てて、載置面21aの上面側中央部に形
成した収容部21bに対して並列に軸支すると共に、両
軸端部を、収容部21bの内側壁部に形成した縦長の軸
受孔21cで軸受して、支持ローラ22の一部又は全体
を、載置面21aよりも上方に突出する上昇位置と、収
容部21b内に略全体が収容される降下位置とに上下動
可能に軸支している。
【0023】且つ、支持ローラ22の一端側外周面を、
トレイ本体21aの一側底面部に形成した切欠き部21
dを介して、後述する回転付与部材51に対して圧接さ
れる状態に突出又は露出している。その外周面に、例え
ばローレットや歯面等の抵抗付与面を形成してもよい。
【0024】また、トレイ本体21の載置面21aと、
支持ローラ22の外周面とを、例えばウレタンゴム又は
スポンジゴム、軟質樹脂等の柔軟性を有する部材で被覆
又は形成してもよい。さらにまた、支持ローラ22の外
周面に、例えば複数の突起を円周方向に対して所定間隔
に隔てて形成したり、縞状や格子状、網目状等の模様を
形成してもよい。
【0025】或いは、上述の支持ローラ22を、例えば
略平坦に形成したトレイ本体の載置面に対して上下動可
能に軸受したり、一端側外周面から他端側外周面に向け
て略同径となる形状に形成したローラに交換してもよ
い。
【0026】前述の搬送コンベア30は、搬送路両側部
に張架した無端帯31(例えばチェーン又はベルト等)
を、減速機付きモータ(図示省略)により搬送方向に回
転して、その無端帯31,31上に載置されたトレイ2
0を所定間隔に隔てて又は前後に当接して搬送する。
【0027】且つ、無端帯31全長に対して所定間隔に
隔てて取付けた支持部材32を、トレイ本体21の前後
面に当接し、無端帯31の外側縁部に取付けた支持部材
33を、トレイ本体21の側面に当接して、トレイ20
を、前後等間隔に隔てられた状態であって、搬送路中央
部に整列載置された位置に規制すると共に、支持ローラ
22を搬送方向に対して略直交する向きに規制する。ま
た、チェーン式の搬送コンベア30に代わる他の搬送手
段として、例えばローラコンベアやベルトコンベア等を
用いてもよい。
【0028】なお、略円形のトレイ20を搬送する場
合、無端帯31の内側縁部に取付けた支持突起34を、
トレイ本体21の底面側内縁部に係止する。
【0029】前述の計測装置40は、遮光室41を、搬
送コンベア30上に設定した計測部Bの計測領域a,b
に配設し、前側計測領域a上部に配設した等階級計測装
置42と、両側部に配設(例えば果菜物Aを中心として
斜め前後)した等階級計測装置43とは、果菜物Aの表
面側に相当する上部周面及び側部周面を撮像し、後側計
測領域b上部に配設した等階級計測装置44は、後述す
る回転装置50により表裏反転された果菜物Aの裏面側
に相当する下部周面を撮像する。
【0030】且つ、領域a,bに配設した光源45(例
えばハロゲンランプ)は、トレイ20上の果菜物Aを上
方や側方、下方から照光する。また、光源45に代わる
他の照光手段として、例えば紫外線ランプや白熱電球等
を用いてもよい。
【0031】また、装置42〜44はCCDカメラで構
成しているが、例えばイメージセンサ、ビデオカメラ等
の光学的計測手段を用いてもよい。また、トレイ20を
除く果菜物Aの重量を、例えばロードセル又は重量セン
サ等の重量計測装置(図示省略)で計測してもよい。
【0032】領域a,b下部に配設した情報読取り装置
46は、装置42〜44による計測と対応してトレイ2
0毎に設定した番地又は付設した記録媒体(図示省略)
の情報を読取る。
【0033】上述の装置42〜44に接続した装置本体
47(例えばパーソナルコンピュータ)は、装置42〜
44の計測情報と、装置46の読取り情報とを一致させ
て記憶し、その計測情報と、予め記憶した仕分け情報
(例えば色相、損傷、成熟度、大きさ、形状、高さ、
幅、体積、重量、偏平度、腐り具合、浮き皮具合、規格
外等の等階級情報及び甘味や酸味等の糖酸度情報)とを
比較して、等階級や糖酸度等の仕分け処理に必要な項目
を個々に総合判定する。
【0034】且つ、トレイ20毎に設定される番地又は
判定と対応する位置に移動するまでのタイムラグを計数
したり、トレイ20に付設した記録媒体の情報を読取る
等して、装置本体47による判定に基づいて、果菜物A
を項目別に仕分け処理する。
【0035】また、トレイ20に付設した記録媒体に、
装置本体47の判定情報を情報書込み装置(図示省略)
で書込み、その任意又は個有の情報に基づいて仕分け処
理してもよい。
【0036】前述の回転装置50は、例えば合成ゴム又
は合成皮革等で形成した接触抵抗の大きいベルト状の回
転付与部材51を、トレイ20の切欠き部21dに突出
した支持ローラ22の一端側外周面と対向して、搬送路
下部に軸支した始端側及び終端側のプーリ52と、その
プーリ52,52の間に架設したガイド部材53とに張
架している。
【0037】且つ、回転付与部材51を、減速機付きモ
ータ(図示省略)により搬送コンベア30の搬送方向と
一致する方向に高速回転(搬送速度よりも速い速度)し
て、トレイ20を搬送しながら、回転付与部材51に圧
接された支持ローラ22を矢印方向に回転させ、支持ロ
ーラ22,22の間に載置された果菜物Aを表裏反転
(略180度)する。また、果菜物Aを、例えば略0度
以上〜略360度以下の任意角度に回転してもよい。
【0038】同時に、支持ローラ22を、回転付与部材
51の高位側に乗り上げさせて、トレイ本体21の載置
面21aよりも上方に一部又は全体を突出し、果菜物A
を載置面21aに対して浮上した状態に支持する。
【0039】また、回転付与部材51の回転速度を、果
菜物Aの大きさに応じて任意速度(例えば高速、中速、
低速)に可変したり、搬送方向と相対向する方向に低速
回転したり、一時的に回転停止する等してもよい。
【0040】上述の回転付与部材51に代わる他の回転
方法として、例えば支持ローラ22を、搬送路下部に配
設したパッド状の回転付与部材に圧接したり、支持ロー
ラ22の軸端に固定したギャを、搬送路下部に架設した
ラックに噛合したり、支持ローラ22の軸端をカムに当
接する等して回転してもよい。
【0041】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品回転装置10によりトレイ20に載置さ
れた果菜物Aを回転及び計測する方法を説明する。先
ず、図1、図2に示すように、果菜物Aが載置されたト
レイ20を、搬送コンベア30により1列に整列して、
計測部Bの計測領域aに搬送すると共に、果菜物Aの表
面側を、計測装置40の等階級計測装置42,43で撮
像し、その撮像情報と、情報読取り装置46で読取った
トレイ20の番地又は情報とを対応させて装置本体47
に記憶する。
【0042】次に、トレイ20を、計測部Bの計測領域
aから計測領域bに移動するとき、図3にも示すよう
に、支持ローラ22,22を、回転装置50を構成する
回転付与部材51に乗り上げさせて、トレイ本体21の
載置面21aよりも上方に突出し、支持ローラ22,2
2で支持した果菜物Aの一部又は全体を、載置面21a
に対して浮上した状態に支持する。
【0043】同時に、トレイ20を搬送しながら、回転
付与部材51の回転力により支持ローラ22を矢印方向
に回転させ、支持ローラ22,22の間に載置された果
菜物Aを、例えば上下周面が逆向きとなる姿勢(例えば
蔕部が上向きとなる姿勢)に回転(例えば略180度)
したり、下部周面が横向きとなる姿勢(例えば蔕部が横
向きとなる姿勢)に回転(例えば略90度)する。
【0044】続いて、支持ローラ22を、回転付与部材
51から脱落させ、トレイ本体21の載置面21aより
も下方に降下して、果菜物Aを、トレイ本体21の載置
面21aに再度載置する。
【0045】次に、果菜物Aを、計測領域bに搬送した
とき、果菜物Aの裏面側を等階級計測装置44で撮像
し、その撮像情報と、情報読取り装置46で読取ったト
レイ20の番地又は情報とを対応させて装置本体47に
記憶する。且つ、等階級計測装置42,43,44で撮
像した撮像情報と、予め格納した等階級情報とを装置本
体47で比較して所定の項目を判定する。
【0046】次に、装置本体47による判定に基づい
て、トレイ20に載置された果菜物Aを項目別に仕分け
処理し、果菜物Aを項目別に箱詰め処理した後、次工程
(例えば出荷工程や保管工程等)に搬送する。以下、上
述と同様にして、トレイ20に載置された果菜物Aの計
測作業を継続して行う。
【0047】以上のように、果菜物Aを、支持ローラ2
2,22により持上げて、トレイ本体21の載置面21
aに対して浮上した状態に支持するので、果菜物Aに対
して接触抵抗が殆ど付与されず、或いは、接触抵抗が小
さくなるため、任意の向きに変更したり、揃えたりする
作業が容易に行える。
【0048】しかも、支持ローラ22,22を、トレイ
本体21の載置面21aよりも下方に降下又は没入し
て、果菜物Aを、トレイ本体21の載置面21aに対し
て直接載置するので、接触面積及び接触抵抗が大きくな
り、搬送時に於て、果菜物Aの向きや位置が変位するの
を防止することができる。
【0049】さらに、果菜物Aを、トレイ本体21の載
置面21aに対して離間される高さに持上げて回転する
ので、果菜物Aに対して回転を妨げるような抵抗が付与
されず、商品価値を損なうことなく、任意の向きに回転
又は逆転することができる。
【0050】さらにまた、果菜物Aが載置されたトレイ
20を搬送コンベア30により搬送しながら、支持ロー
ラ22を上下動及び回転するので、果菜物Aの向きを変
更又は揃えたりする作業や所定項目を計測する作業等が
連続して行え、作業の能率アップを図ることができる。
【0051】さらにまた、果菜物Aを、トレイ本体21
の載置面21aに対して所定間隔に離間したままで計測
するので、トレイ本体21により計測が妨げられず、果
菜物Aの略全体を計測装置40により計測することがで
き、所定項目を計測する作業が正確且つ確実に行える。
【0052】図5は、支持ローラ22により持上げられ
た果菜物Aを計測する他の計測方法を示し、支持ローラ
22を、搬送路下部に架設したカムに相当する支持レー
ル54(又は回転付与部材51)に乗り上げさせて、果
菜物Aの一部又は全体を、トレイ本体21の載置面21
aに対して浮上した状態に支持する。搬送路上部に張架
した無端帯55を、搬送コンベア30の搬送速度と略同
期して搬送方向に回転させ、無端帯55に取付けた柔軟
性を有する遮光パッド56を、支持ローラ22により支
持された果菜物Aの上部周面に対して個々に押圧する。
【0053】且つ、果菜物Aを、搬送路側部又は下部
(支持ローラ22の間等)から光源45で照光し、遮光
パッド56に形成した受光孔56aを介して、果菜物A
を通過した透過光を、搬送路上部に配設した糖酸度計測
装置57で受光する。
【0054】その受光情報と、情報読取り装置46で読
取ったトレイ20の番地又は情報とを対応させて装置本
体47に記憶すると共に、その撮像情報と、予め格納し
た糖酸度情報とを比較して、果菜物Aの糖酸度を装置本
体47により個々に判定するので、上述の実施例と略同
等の作用効果を奏することができる。また、上述の構成
は、等階級を計測する作業にも用いることができる。
【0055】図6、図7は、支持ローラ22を、載置台
24の上面側に軸支した他の回転方法を示し、載置台2
4を、トレイ本体21の上面側中央部に形成した収容部
23に対して上下動可能に収容し、載置台24の下面側
中央部に垂設した支持ピン25を、搬送路下部に架設し
た案内レール26の低位側から高位側に移動して、支持
ローラ22,22で支持した果菜物Aの略全体を、トレ
イ本体21の上面側よりも上方に突出する。
【0056】且つ、支持ピン25に軸支したローラ26
を、回転装置50の回転付与部材51に圧接して、ロー
ラ26を介して、回転付与部材51により支持ローラ2
2を矢印方向に回転させ、支持ローラ22,22で支持
した果菜物Aを表裏反転するので、上述の実施例と略同
等の作用効果を奏することができる。
【0057】一方、支持ピン25を、案内レール27の
低位側に移動して、載置台24を収容部23に収容し、
果菜物Aを収容部23の周壁部により支持する。なお、
支持ピン25及びローラ26は、収容部23の底面側中
心部に形成した開口部23aに対して出没可能に挿入保
持している。
【0058】上述の構成を、例えば側面から見て略爪状
の保持体28(図中仮想線で示す)を、載置台24の上
下動により果菜物Aが保持される方向と、その保持が解
除される方向とに回動するようなトレイ(特願平11−
272127号公報)に用いてもよい。
【0059】図8、図9は、支持ローラ22を、トレイ
本体21の下面側中央部に形成(ローラの外観形状と略
対応する)した上下方向に貫通する開口部63に対して
下方から挿入して回転するその他の回転方法を示し、搬
送路下部に張架した無端帯60を、搬送コンベア30の
搬送速度と略同期して搬送方向に回転させ、トレイ本体
21の開口部63と略対向する間隔に隔てて、無端帯6
0に取付けた昇降シリンダ61を上昇動作して、そのロ
ッド端部に固定した支持枠62を、トレイ本体21の開
口部63に対して下方から鉛直挿入する。
【0060】支持枠62の挿入側上端部に軸架した支持
ローラ22を、トレイ本体21の載置面21aよりも上
方に突出して、トレイ本体21の載置面21aに載置さ
れた果菜物Aを持上げ、載置面21aに対して浮上した
状態に支持する。
【0061】且つ、支持ローラ22を、支持枠62に搭
載した減速機付きモータ64により回転するので、上述
の実施例と略同等の作用効果を奏することができる。
【0062】一方、昇降シリンダ61を降下動作して、
支持ローラ22を、トレイ本体21よりも下方に降下さ
せ、向き変更済み又は計測済みの果菜物Aを再度載置し
て搬送する。
【0063】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、載置体は、トレイ20及びトレイ本体
21に対応し、ローラ支持手段は、支持ピン25と、案
内レール27と、回転付与部材51と、支持レール54
と、出没シリンダ61とに対応し、ローラ回転手段は、
回転装置50及び回転付与部材51に対応し、搬送手段
は、搬送コンベア30に対応し、計測手段は、計測装置
40及び等階級計測装置42,43,44と、糖酸度計
測装置57とに対応するも、この発明は、上述の実施例
の構成のみに限定されるものではない。
【0064】上述の果菜物Aに代わる物品の他の例とし
て、例えば農作物や魚介類、球技用ボール、食品、部品
等の物品を回転する作業にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品回転装置による果菜物の回転動作を示す
側面図。
【図2】 搬送コンベアによる果菜物及びトレイの搬送
状態を示す平面図。
【図3】 支持ローラの上下動及び果菜物の回転動作を
示す正面図。
【図4】 支持ローラの取付け状態を示す斜視図。
【図5】 果菜物の所定項目を計測する他の計測方法を
示す側面図。
【図6】 支持ローラを載置台により上下動する他の回
転方法を示す側面図。
【図7】 支持ローラの回転動作を示す正面図。
【図8】 支持ローラを上下動するその他の回転方法を
示す正面図。
【図9】 支持ローラの取付け状態を示す平面図。
【図10】 従来例の計測装置による計測方法を示す正
面図。
【符号の説明】
A…果菜物 10…物品回転装置 20…トレイ 21…トレイ本体 21a…載置面 22…支持ローラ 24…載置台 25…支持ピン 26…ローラ 27…案内レール 30…搬送コンベア 40…計測装置 42,43,44…等階級計測装置 50…回転装置 51…回転付与部材 54…支持レール 56…遮光パッド 57…糖酸度計測装置 61…出没シリンダ 63…開口部 64…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F079 AC21 AC23 AD23 BA12 CA21 CA23 CA29 CA32 CA34 CA42 CB12 CB25 CB29 CB34 CB35 CB36 CC12 CC13 DA11 3F081 AA12 AA46 BA01 BB01 BB03 BF15 CA35 CA41 CC13 EA09 EA14 EA15 EA16 FB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を個々に載置する載置体の載置面に、
    該物品が支持される間隔に隔てて複数の支持ローラを並
    列に軸支すると共に、上記支持ローラを、上記載置体の
    載置面よりも上方に突出する上昇位置と、該載置面より
    も下方に降下する降下位置とに上下動するローラ支持手
    段を設けた物品回転装置。
  2. 【請求項2】物品を個々に載置する載置体の下方に、該
    載置体の載置面に形成した開口部と対向して上記物品を
    支持する複数の支持ローラを設けると共に、上記支持ロ
    ーラを、上記載置体の開口部よりも上方に突出する上昇
    位置と、該載置体よりも下方に降下する降下位置とに上
    下動するローラ支持手段を設けた物品回転装置。
  3. 【請求項3】上記支持ローラと対向して、上記ローラ支
    持手段により上昇移動された支持ローラを上記物品の向
    きが変更される方向に回転するローラ回転手段を設けた
    請求項1又は2記載の物品回転装置。
  4. 【請求項4】上記ローラ支持手段及び又はローラ回転手
    段を、上記載置体を搬送する搬送手段の搬送路上に設け
    た請求項1,2又は3記載の物品回転装置。
  5. 【請求項5】上記載置体の上方に、上記支持ローラによ
    り持上げられた物品の所定項目を計測する計測手段を設
    けた請求項1又は2記載の物品回転装置。
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