JPH09271723A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH09271723A
JPH09271723A JP11035496A JP11035496A JPH09271723A JP H09271723 A JPH09271723 A JP H09271723A JP 11035496 A JP11035496 A JP 11035496A JP 11035496 A JP11035496 A JP 11035496A JP H09271723 A JPH09271723 A JP H09271723A
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JP
Japan
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fruit
peripheral surface
vegetables
image
imaged
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Pending
Application number
JP11035496A
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English (en)
Inventor
Hideki Toida
秀基 戸井田
Ikuo Seike
郁男 清家
Juichi Yoshimaru
寿一 吉丸
Katsuyuki Yano
克幸 矢野
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TECHNO ISHII KK
Original Assignee
TECHNO ISHII KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】果菜物の全周面を立体的に撮像でき、等階級が
適確に判定できる画像読取り装置を提供する。 【解決手段】仕分け用コンベアの各回転体間に載置され
たミカンの表側周面及び左側周面を各撮像用カメラによ
り撮像し、各回転体間に載置されたミカンを果菜物反転
機で表裏反転した後、各回転体間に載置されたミカンの
裏側周面及び右側周面を各撮像用カメラにより撮像する
ことで、ミカンの全周面を立体的に撮像できると共に、
各撮像用カメラで撮像した全周面の画像データに基づい
て、例えば、色、傷、外径、形状、高さ、幅、体積、偏
平度、成熟度等を各判定装置で総合して判定するため、
ミカンの等階級が正確に判定でき、高い判定精度が得ら
れる。且つ、ミカンを等階級別に仕分けする作業が正確
且つ迅速に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ミカ
ン、リンゴ、梨、柿、桃、或いは、胡瓜、茄子、人参、
長芋等の果菜物を等階級別に仕分けする作業に用いられ
る画像読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のようなミカンを撮像する
装置としては、例えば、図9に示すように、仕分け用コ
ンベア30上に載置された各ミカンA…を矢印方向に回
転して表裏反転すると共に、各ミカンA…の表裏両面を
前後位置に配設した2台の各撮像用カメラ31,31で
真上方向から撮像する。各撮像用カメラ31,31で撮
像した表裏両面の画像データに基づいて各ミカンA…の
等階級を判定装置32で判定する第1従来例の撮像装置
33がある。
【0003】また、図10に示すように、仕分け用コン
ベア34上に載置された各ミカンA…を矢印方向に回転
して表裏反転すると共に、各ミカンA…の表裏両面を前
後位置に配設した左右の各撮像用カメラ35,35で斜
め上方から撮像する。前側の各撮像用カメラ35,35
で撮像した表側の画像データと、後側の各撮像用カメラ
35,35で撮像した裏側の画像データとに基づいて、
各ミカンA…の等階級を各判定装置36,36で判定す
る第2従来例の撮像装置37がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1従来例の
撮像装置33は、仕分け用コンベア30上に載置された
ミカンAの表側周面を各撮像用カメラ31,31により
真上方向から撮像するので、変色、腐敗、損傷等の変質
部分がミカンAの左右両面にあっても各撮像用カメラ3
1,31で撮像することができない。且つ、各撮像用カ
メラ31,31によりミカンAの表裏両面を平面的に撮
像するため、表裏両面の外径、形状等は画像データに基
づいて判定できるが、左右両面を撮像することができな
いため、左右両面の外径、形状、高さ、幅等を判定する
のに必要な画像データが得られず、ミカンA全体の等階
級が判定できないという問題点を有している。
【0005】第2従来例の撮像装置37は、仕分け用コ
ンベア34上に載置されたミカンAの左右上部周面を各
撮像用カメラ35,35により斜め上方から撮像するの
で、真上方向から撮像よりも撮像範囲が広くなるが、ミ
カンAの左右両面を撮像することができないため、左右
両面の外径、形状、高さ、幅等を判定するのに必要な画
像データが得られず、ミカンA全体の等階級が判定でき
ないという問題点を有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、果菜物の表側
周面及び左側周面を各撮像手段で撮像して表裏反転し、
同果菜物の裏側周面及び右側周面を各撮像手段で撮像す
ることにより、果菜物全体を立体的に撮像することがで
き、果菜物の等階級が適確に判定できる画像読取り装置
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記果菜物の上部周面と対向する上方位置に、該果菜物
の表側周面及び裏側周面を撮像する上面撮像手段を垂直
に配設し、上記果菜物の側部周面と対向する側部位置
に、該果菜物の左側周面及び右側周面を撮像する側面撮
像手段を水平に配設し、上記果菜物の上部周面及び側部
周面を撮像した後、該果菜物を表裏反転する表裏反転手
段を設けた画像読取り装置であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記表裏反転前の果菜物と対向する位
置に、上記果菜物の表側周面を撮像する上面撮像手段
と、該果菜物の左側周面を撮像する側面撮像手段とを配
設し、上記表裏反転後の果菜物と対向する位置に、上記
果菜物の裏側周面を撮像する上面撮像手段と、該果菜物
の右側周面を撮像する側面撮像手段とを配設した画像読
取り装置であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の構成と併せて、上記判定手段を、上記上面撮像手段と
側面撮像手段とで撮像した果菜物の表側周面及び左側周
面の画像データに基づいて該果菜物の等階級を判定する
一側面判定手段と、上記上面撮像手段と側面撮像手段と
で撮像した果菜物の裏側周面及び右側周面の画像データ
に基づいて該果菜物の等階級を判定する他側面判定手段
とで構成した画像読取り装置であることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の画像読取り装置は、載置部に載
置された果菜物の表側周面に対応する上部周面を上面撮
像手段で撮像し、同果菜物の左側周面に対応する側部周
面を側面撮像手段で撮像した後、表裏反転手段を駆動し
て、載置部に載置された果菜物を表裏反転する。果菜物
の裏側周面に対応する上部周面を上面撮像手段で撮像
し、同果菜物の右側周面に対応する側部周面を側面撮像
手段で撮像することで、表裏両面の外径、形状、幅等を
上面撮像手段で撮像でき、左右両面の外径、形状、高
さ、幅等を側面撮像手段で撮像でき、果菜物の全周面
(360度)を立体的に撮像することができる。各撮像
手段で撮像した全周面の画像データに基づいて、例え
ば、色、傷、外径、形状、高さ、幅、体積、偏平度、成
熟度等を判定手段により総合して判定するので、果菜物
の等階級が正確に判定できる。
【0011】請求項2記載の画像読取り装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、表裏反転前に果菜物の表側
周面及び左側周面を各撮像手段で撮像し、表裏反転後に
果菜物の裏側周面及び右側周面を各撮像手段で撮像する
ことで、果菜物の各周面を個々に撮像できると共に、各
周面の画像データを判定手段により個々に判定できる。
各撮像手段で撮像した各周面の画像データに基づいて、
果菜物の等階級を判定手段により総合して判定するの
で、果菜物の等階級が適確に判定できる。
【0012】請求項3記載の画像読取り装置は、上記請
求項2記載の構成と併せて、各撮像手段で撮像した果菜
物の表側周面及び左側周面の画像データに基づいて、そ
の一側周面に対応する果菜物の等階級を一側面判定手段
で判定し、各撮像手段で撮像した果菜物の裏側周面及び
右側周面の画像データに基づいて、その他側周面に対応
する果菜物の等階級を他側面判定手段で判定すること
で、果菜物の一側周面及び他側周面に対応する画像デー
タを各判定手段により個々に判定できる。一側周面及び
他側周面の画像データに基づいて、果菜物の等階級を各
判定手段により総合して判定するため、果菜物の等階級
が適確に判定できる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、果菜物の表側周面及
び左側周面に対応する一側周面を撮像して表裏反転した
後、果菜物の裏側周面及び右側周面に対応する他側周面
を撮像するので、表裏両面及び左右両面の外径、形状、
高さ、幅等を確実に撮像でき、果菜物の全周面(360
度)を立体的に撮像することができる。しかも、その撮
像した全周面の画像データに基づいて、例えば、色、
傷、外径、形状、高さ、幅、体積、偏平度、成熟度等を
判定手段により総合して判定するため、従来例のように
果菜物を平面的に撮像するよりも等階級が正確に判定で
き、高い判定精度が得られる。且つ、変色、腐敗、損傷
等の変質部分が果菜物の一部周面にあっても確実に撮像
でき、全周面の画像データに基づいて果菜物の等階級が
適確に判定できると共に、果菜物を等階級別に仕分けす
る作業が正確且つ迅速に行える。
【0014】
【実施例】図面は果菜物の一例として多数個のミカンを
等階級別に仕分けする果菜物仕分け装置に備えられる第
1実施例の画像読取り装置を示し、図1、図2に於い
て、上述した果菜物仕分け装置1は、生産者から持ち込
まれる多数個の各ミカンA…を各仕分け用コンベア2…
に載置し、各仕分け用コンベア2…上に設定した検査位
置aに於いて、同位置上部に配設した画像読取り装置3
で各ミカンA…の全周面を撮像し、同位置下部に配設し
た果菜物反転機4で各ミカンA…を表裏反転して等階級
を判定する。各仕分け用コンベア2…上に設定した各分
配位置b〜gに於いて、画像読取り装置3による判定に
基づいて各位置b〜gに配設した各分配用コンベア5…
に対して各ミカンA…を等階級別に放出し、各仕分け用
コンベア2…上に設定した回収位置hに於いて、同位置
hに配設した回収用コンベア6に対して規格外の各ミカ
ンA…を放出する。
【0015】上述した仕分け用コンベア2は、例えば、
チェーンやベルト等で構成される無端帯7を送り方向に
平行して搬送路の一側部に架設し、無端帯7の搬送側縁
部に中空又は中実に形成した多数個の各回転体8…を送
り方向に対して直交する方向に上下揺動可能に取付け、
無端帯7の全長に対して各回転体8…をミカンAが載置
される所定の間隔に隔てて架設すると共に、ミカンAが
載置される水平姿勢と、斜め下方又は真下に放出される
放出姿勢とに各回転体8…を上下揺動可能に設けてい
る。つまり、減速機付き送り用モータ(図示省略)の駆
動力により無端帯6を送り方向に回転して、各回転体8
…間に載置された各ミカンA…を各位置a〜hに搬送す
る。なお、回転体8の外周面を、中央部外周面から両端
部外周面に向けて大径となる鼓形状に形成し、或いは、
一端側外周面から他端側外周面に向けて同径となる円筒
形状又は円柱形状に形成してもよい。
【0016】前述した画像読取り装置3は、図3、図4
にも示すように、仕分け用コンベア2上に設定した検査
位置a全体を遮光ボックス9で囲繞すると共に、遮光ボ
ックス9内の前側撮像領域に移動されるミカンAの上部
周面(表側周面)と対向する真上位置に撮像用カメラ1
1を垂直に配設し、同領域に移動されるミカンAの側部
周面(左側周面)と対向する真横位置又は斜め真横位置
に撮像用カメラ12を水平に配設し、各撮像用カメラ1
1,12をミカンAの等階級を判定する判定装置13
と、ミカンAの映像を写し出すためのモニタ14とに接
続している。
【0017】且つ、表裏反転後に於いて、後部撮像領域
に移動されるミカンAの上部周面(裏側周面)と対向す
る真上位置に撮像用カメラ15を垂直に配設し、同領域
に移動されるミカンAの側部周面(左側周面)と対向す
る真横位置又は斜め真横位置に撮像用カメラ16を水平
に配設し、各撮像用カメラ15,16をミカンAの等階
級を判定する判定装置17と、ミカンAの映像を写し出
すためのモニタ18とに接続している。なお、各撮像用
カメラ11,12,15,16を、例えば、CCDカメ
ラ、画像素子(CCD)等の撮像手段で構成し、遮光ボ
ックス9内に移動されるミカンAの上部周面及び側部周
面と対向する位置、例えば、ハロゲンランプ等で構成さ
れる複数の照光ランプ(図示省略)を所定の間隔に隔て
て配設している。
【0018】一方、仕分け用コンベア2上に設定した検
査位置aの下部又は側部に、各撮像用カメラ11,1
2,15,16による撮像と対応してミカンAが載置さ
れた各回転体8…の番地を読取るための番地用リーダ1
9を配設し、番地用リーダ19による番地読取りに対応
して各回転体8…間に載置された各ミカンA…を各撮像
用カメラ11,12,15,16で撮像すると共に、各
撮像用カメラ11,12で撮像した画像データと、各回
転体8…の番地データとを対応させて判定装置13に記
憶し、且つ、各撮像用カメラ15,16で撮像した画像
データと、各回転体8…の番地データとを対応させて判
定装置17に記憶する。
【0019】つまり、各撮像用カメラ11,15でミカ
ンAの表裏両面の外径、形状、幅等を撮像し、各撮像用
カメラ12,16でミカンAの左右両面の外径、形状、
高さ、幅等を撮像した後、各撮像用カメラ11,12,
15,16で撮像した全周面の画像データに基づいて、
例えば、色、傷、外径、形状、高さ、幅、体積、偏平
度、成熟度等を各判定装置13,17により総合して判
定すると共に、各撮像用カメラ11,12,15,16
から出力される全周面の画像データと、各判定装置1
3,17に格納された等階級データとを比較して、一つ
のミカンAが何れの等階級(例えば、秀、優、良、等の
等級、2L、L、M、S等の階級、等階級に該当しない
規格外)に対応するかを判定し、その判定に基づいて各
回転体8…に載置されたミカンAを等階級別に分配す
る。判定と対応する各分配位置b〜gに各回転体8…が
移動するまでタイムラグを計数し、画像読取り装置3に
よる判定と対応する各分配位置b〜gに各回転体8…が
移動したとき、その判定と対応する位置の各回転体8…
を放出姿勢に上下揺動して、各分配位置b〜gに配設し
た各分配用コンベア4…に対して各ミカンA…を等階級
別に放出する。なお、各回転体8…間に載置されたミカ
ンAにプッシャ(図示省略)を押付け或いは加圧エア
(図示省略)を吹付けて、各分配位置b〜gに配設した
各分配用コンベア4…に放出してもよい。
【0020】前述した果菜物反転機4は、図2、図3、
図5に示すように、仕分け用コンベア2上に設定した検
査位置a下部であって、各回転体8…の下部周面に対し
て圧接される高さ及び位置に、例えば、合成ゴム、軟質
樹脂、皮革等の接触抵抗の大きい無端帯部材で形成した
回転用ベルト20を送り方向に平行して架設し、減速機
付き回転用モータ(図示省略)の駆動力により、各回転
体8…の周回方向と一致する方向又は対向する方向に回
転用ベルト20を回転させる。例えば、各回転体8…の
周回速度よりも回転用ベルト20を速く回転させ、回転
用ベルト20に圧接された各回転体8…を矢印方向に回
転させながら周回移動して、各回転体8…間に載置され
たミカンAを前後方向に180度回転する。或いは、各
回転体8…の周回方向と対向する方向に回転用ベルト2
0を回転又は回転停止して、回転用ベルト20に圧接さ
れた各回転体8…を矢印方向に回転させながら周回移動
して、各回転体8…間に載置されたミカンAを前後方向
に180度回転する。
【0021】他の回転方法として、図6に示すように、
各回転体8…の下部周面に対して圧接される高さ及び位
置に、回転用ベルト20と同一材質で形成した回転用パ
ッド21を送り方向に平行して架設し、仕分け用コンベ
ア2を構成する各回転体8…を回転用パッド21に圧接
しながら送り方向に周回移動させ、同回転用パッド21
に圧接された各回転体8…を矢印方向に回転してもよ
い。
【0022】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、果菜物仕分け装置1により多数個の各ミカン
A…を等階級別に仕分けするときの動作を説明する。先
ず、図1、図2に示すように、仕分け用コンベア2を構
成する各回転体8…を水平姿勢に回動復帰して送り方向
に周回移動させ、生産者から持ち込まれる多数個の各ミ
カンA…を各回転体8…間に順次載置して送り方向に搬
送する。仕分け用コンベア2上に設定した検査位置aに
於いて、画像読取り装置3を構成する番地用リーダ19
による番地読取りに対応して、各回転体8…間に載置さ
れたミカンAを各撮像用カメラ11,12及び各撮像用
カメラ15,16で撮像する。
【0023】つまり、図3に示すように、検査位置aの
前側撮像領域に於いて、各回転体8…間に載置されたミ
カンAの表側周面の外径、形状、幅等を撮像用カメラ1
1で真上方向から撮像し、同ミカンAの左側周面の外
径、形状、高さ、幅等を撮像用カメラ12で真横方向か
ら撮像すると共に、各撮像用カメラ11,12で撮像し
た各周面の画像データと、各回転体8…の番地データと
を対応させて判定装置13に記憶する。同時に、図5に
示すように、果菜物反転機4を構成する回転用ベルト2
0に圧接しながら各回転体8…を送り方向に周回移動さ
せ、同回転用ベルト20に圧接された各回転体8…を矢
印方向に回転して、各回転体8…間に載置されたミカン
Aを表裏反転する。
【0024】或いは、図6に示すように、回転用パッド
21に圧接しながら各回転体8…を送り方向に周回移動
させ、同回転用パッド21に圧接された各回転体8…を
矢印方向に回転して、各回転体8…間に載置されたミカ
ンAを表裏反転する。図4に示すように、検査位置aの
後側撮像領域に於いて、各回転体8…間に載置されたミ
カンAの裏側周面の外径、形状、幅等を撮像用カメラ1
5で真上方向から撮像し、同ミカンAの右側周面の外
径、形状、高さ、幅等を撮像用カメラ16で真横方向か
ら撮像すると共に、各撮像用カメラ15,16で撮像し
た各周面の画像データと、各回転体8…の番地データと
を対応させて判定装置17に記憶する。
【0025】次に、各撮像用カメラ11,12,15,
16で撮像した全周面の画像データに基づいて、例え
ば、色、傷、外径、形状、高さ、幅、体積、偏平度、成
熟度等を各判定装置13,17により総合して判定する
と共に、各撮像用カメラ11,12,15,16で撮像
した全周面の画像データと、各判定装置13,17に格
納された等階級データとを比較してミカンAの等階級を
判定する。画像読取り装置3により判定された各分配位
置b〜gに各回転体8…が移動したとき、その判定と対
応する位置の各回転体8…を放出姿勢に上下揺動して、
各分配位置b〜gに配設した各分配用コンベア4…に対
してミカンAを等階級別に放出し、各分配用コンベア4
…に載置された各ミカンA…を人為的作業又は機械的作
業により箱詰め処理する。等階級に該当しない規格外の
各ミカンA…は回収位置hの回収用コンベア5に放出し
て回収処理する。
【0026】以上のように、仕分け用コンベア2の各回
転体8…間に載置されたミカンAの表側周面及び左側周
面を各撮像用カメラ11,12で撮像して果菜物反転機
4により表裏反転した後、各回転体8…間に載置された
ミカンAの裏側周面及び右側周面とを各撮像用カメラ1
5,16で撮像するので、表裏両面及び左右両面の外
径、形状、高さ、幅等を確実に撮像でき、ミカンAの全
周面を立体的に撮像することができる。しかも、各撮像
用カメラ11,12,15,16で撮像した全周面の画
像データに基づいて、例えば、色、傷、外径、形状、高
さ、幅、体積、偏平度、成熟度等を各判定装置13,1
7により総合して判定するため、従来例のようにミカン
Aを平面的に撮像するよりも等階級が正確に判定でき、
高い判定精度が得られる。且つ、変色、腐敗、損傷等の
変質部分がミカンAの一部周面にあっても確実に撮像で
き、全周面の画像データに基づいてミカンAの等階級が
適確に判定できると共に、ミカンAを等階級別に仕分け
する作業が正確且つ迅速に行える。
【0027】図7は仕分け用コンベア22の各凹状載置
部23…に載置された各ミカンA…を各撮像用カメラ1
1,12と各撮像用カメラ15,16とで撮像する第2
実施例の画像読取り装置3を示し、例えば、カップ、ト
レー、バケット等のミカンAが載置される外径及び形状
に形成した凹状載置部23の中央部載置面に各回転体
8,8を軸受し、同凹状載置部23に軸受した各回転体
8,8間に一つのミカンAを載置して搬送する。検査位
置aの前側撮像領域に於いて、凹状載置部23に載置さ
れたミカンAの表側周面及び左側周面を各撮像用カメラ
11,12で撮像する。上述した果菜物反転機4により
凹状載置部23に軸受した各回転体8,8を回転して、
各回転体8,8間に載置されたミカンAを表裏反転した
後、検査位置aの後側撮像領域に於いて、凹状載置部2
3に載置されたミカンAの裏側周面及び右側周面を各撮
像用カメラ15,16で撮像する。
【0028】次に、凹状載置部23に載置されたミカン
Aの表裏両面の外径、形状、幅等を各撮像用カメラ1
1,15で撮像し、同ミカンAの左右両面の外径、形
状、高さ、幅等を各撮像用カメラ12,16で撮像した
後、各撮像用カメラ11,12,15,16で撮像した
全周面の画像データに基づいて、例えば、色、傷、外
径、形状、高さ、幅、体積、偏平度、成熟度等を各判定
装置13,17により総合して判定すると共に、各撮像
用カメラ11,12,15,16で撮像した全周面の画
像データと、各判定装置13,17に格納された等階級
データとを比較してミカンAの等階級を判定すること
で、第1実施例と同様に、ミカンAの等階級が適確に判
定できると共に、高い判定精度が得られ、等階級別に仕
分けする作業が正確且つ迅速に行える。
【0029】且つ、画像読取り装置3による判定と対応
する各分配位置b〜gに凹状載置部23が移動したと
き、凹状載置部23に載置されたミカンAをプッシャや
加圧エア等の放出手段(図示省略)により放出し、或い
は、凹状載置部23を前後回動又は左右傾動し、左右開
放又は前後開放して、各分配位置b〜gに配設した各分
配用コンベア4…に対して各ミカンA…を等階級別に放
出する。
【0030】図8は仕分け用コンベア2の各回転体8…
間に載置した各ミカンA…を3台の各撮像用カメラ2
4,25,26で撮像し、各撮像用カメラ24,25,
26で撮像した画像データに基づいてミカンAの等階級
を1台の判定装置27で判定する第3実施例の画像読取
り装置3を示し、果菜物反転機4で各回転体8…間に載
置されたミカンAを表裏反転するとき、各回転体8…間
に載置されたミカンAの表側周面及び裏側周面を撮像用
カメラ24で真上方向から撮像し、左側周面を撮像用カ
メラ25で真横方向から撮像し、右側周面を撮像用カメ
ラ26で真横方向から撮像すると共に、その撮像したミ
カンAの映像をモニタ28に写し出す。
【0031】次に、撮像用カメラ24でミカンAの表裏
両面の外径、形状、幅等を撮像し、各撮像用カメラ2
5,26でミカンAの左右両面の外径、形状、高さ、幅
等を撮像した後、各撮像用カメラ24,25,26で撮
像した全周面の画像データに基づいて、例えば、色、
傷、外径、形状、高さ、体積、偏平度、成熟度等を判定
装置27で総合して判定すると共に、各撮像用カメラ2
4,25,26で撮像した全周面の画像データと、判定
装置27に格納された等階級データとを比較してミカン
Aの等階級を判定することで、第1実施例と同様に、ミ
カンAの等階級が適確に判定できると共に、高い判定精
度が得られ、等階級別に仕分けする作業が正確且つ迅速
に行える。
【0032】且つ、第1及び第2実施例の画像読取り装
置3よりもカメラの設置台数が少なくて済み、装置全体
の構成を簡素化して、装置の小型化及び製作コストの低
減を図ることができる。また、第2実施例の仕分け用コ
ンベア22の凹状載置部23に載置されたミカンAを上
述した各撮像用カメラ24,25,26で撮像するもよ
く、各撮像用カメラ24,25,26で撮像した画像デ
ータに基づいてミカンAの等階級を判定装置27により
判定することで、ミカンAの等階級が適確に判定でき
る。
【0033】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の果菜物は、実施例のミカンAに対
応し、以下同様に、載置部は、仕分け用コンベア2を構
成する回転体8と、仕分け用コンベア22を構成する回
凹状載置部23とに対応し、判定手段は、判定装置1
3,17,27に対応し、撮像手段は、撮像用カメラ1
1,12,15,16,24,25,26に対応し、上
面撮像手段は、撮像用カメラ11,15,24に対応
し、側面撮像手段は、撮像用カメラ12,16,25,
26に対応し、一側面判定手段は、判定装置13,27
に対応、他側面判定手段は、判定装置17,27に対応
し、表裏反転手段は、仕分け用コンベア2,22を構成
する回転体8と、果菜物反転機4を構成する回転用ベル
ト20と、回転用パッド21とに対応するも、この発明
は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【0034】上述した第1及び第3実施例では、搬送路
の一側部に架設した無端帯7の搬送側縁部に各回転体8
…を上下揺動可能に取付けて仕分け用コンベア3を構成
しているが、例えば、搬送路の両側部に架設した各無端
帯7,7間に各回転体8…を取付けて仕分け用コンベア
2を構成するもよく、果菜物反転機4により各回転体8
…を前後方向に回転することで、各回転体8…間に載置
されたミカンAを表裏反転することができ、第1実施例
又は第3実施例の画像読取り装置3によりミカンAの全
周面を撮像することができる。
【0035】且つ、仕分け用コンベア3の各回転体8…
を前後方向に回転して、各回転体8…間に載置されたミ
カンAを表裏反転するが、例えば、左右に分割形成した
各回転体8…の左右下部周面に果菜物反転機4の回転用
ベルト20又は回転用パッド21を圧接し、各回転体8
…の左右両端部を異なる周速で独立して回転すること
で、各回転体8…間に載置されたミカンAを水平方向に
も回転することができ、第1実施例又は第3実施例の画
像読取り装置3によりミカンAの全周面を確実に撮像で
きる。
【0036】なお、本発明の装置は、ミカンAを等階級
別に仕分けする作業に用いられているが、例えば、リン
ゴ、梨、柿、桃、或いは、胡瓜、茄子、人参、長芋等の
果菜物を等階級別に仕分けする作業にも適用することが
でき、実施例の用途のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の画像読取り装置を備えた果菜物仕
分け装置の構成を示す全体図。
【図2】画像読取り装置によるミカンの撮像状態を示す
平面図。
【図3】前側撮像領域の各撮像用カメラによるミカンの
撮像状態を示す正面図。
【図4】後側撮像領域の各撮像用カメラによるミカンの
撮像状態を示す正面図。
【図5】果菜物反転機の回転用ベルトによるミカンの表
裏反転動作を示す側面図。
【図6】回転用パッドによるミカンの表裏反転動作を示
す側面図。
【図7】第2実施例の画像読取り装置によるミカンの撮
像状態を示す正面図。
【図8】第3実施例の画像読取り装置によるミカンの撮
像状態を示す正面図。
【図9】第1従来例の撮像装置によるミカンの撮像状態
を示す正面図。
【図10】第2従来例の撮像装置によるミカンの撮像状
態を示す正面図。
【符号の説明】
A…ミカン 1…果菜物仕分け装置 2…仕分け用コンベア 3…画像読取り装置 4…果菜物反転機 7…無端帯 8…回転体 11,12,15,16,24,25,26…撮像用カ
メラ 13,17,27…判定装置 20…回転用ベルト 21…回転用パッド 22…仕分け用コンベア 23…凹状載置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 克幸 愛媛県松山市高岡町66番地 株式会社テク ノイシイ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置部に載置された果菜物を撮像手段で撮
    像し、該撮像手段で撮像した画像データに基づいて果菜
    物の等階級を判定手段により判定する画像読取り装置で
    あって、上記果菜物の上部周面と対向する上方位置に、
    該果菜物の表側周面及び裏側周面を撮像する上面撮像手
    段を垂直に配設し、上記果菜物の側部周面と対向する側
    部位置に、該果菜物の左側周面及び右側周面を撮像する
    側面撮像手段を水平に配設し、上記果菜物の上部周面及
    び側部周面を撮像した後、該果菜物を表裏反転する表裏
    反転手段を設けた画像読取り装置。
  2. 【請求項2】上記表裏反転前の果菜物と対向する位置
    に、上記果菜物の表側周面を撮像する上面撮像手段と、
    該果菜物の左側周面を撮像する側面撮像手段とを配設
    し、上記表裏反転後の果菜物と対向する位置に、上記果
    菜物の裏側周面を撮像する上面撮像手段と、該果菜物の
    右側周面を撮像する側面撮像手段とを配設した請求項1
    記載の画像読取り装置。
  3. 【請求項3】上記判定手段を、上記上面撮像手段と側面
    撮像手段とで撮像した果菜物の表側周面及び左側周面の
    画像データに基づいて該果菜物の等階級を判定する一側
    面判定手段と、上記上面撮像手段と側面撮像手段とで撮
    像した果菜物の裏側周面及び右側周面の画像データに基
    づいて該果菜物の等階級を判定する他側面判定手段とで
    構成した請求項2記載の画像読取り装置。
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