JP2911801B2 - 鍵盤型搬送装置 - Google Patents

鍵盤型搬送装置

Info

Publication number
JP2911801B2
JP2911801B2 JP35063995A JP35063995A JP2911801B2 JP 2911801 B2 JP2911801 B2 JP 2911801B2 JP 35063995 A JP35063995 A JP 35063995A JP 35063995 A JP35063995 A JP 35063995A JP 2911801 B2 JP2911801 B2 JP 2911801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sorting
oranges
rollers
conveyor
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35063995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08225144A (ja
Inventor
徹 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishii Corp
Original Assignee
Ishii Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishii Corp filed Critical Ishii Corp
Priority to JP35063995A priority Critical patent/JP2911801B2/ja
Publication of JPH08225144A publication Critical patent/JPH08225144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2911801B2 publication Critical patent/JP2911801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、果菜物
(例えば、ミカン、リンゴ、柿、梨等)、海産物(例え
ば、魚類、貝類等)、或いは、加工食品、電気製品、機
械部品、電子部品、原料等の載置物を搬送する作業に用
いられる鍵盤型搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような載置物を搬送する
一般的な搬送手段としては、例えば、ベルトコンベアや
スラストコンベアの搬送面上に多数個の各載置物を順次
載置して搬送する方法と、或いは、チェーンコンベアや
バケットコンベアに形成した各受け部に多数個の各載置
物を夫々載置して搬送する方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したベル
トコンベアやスラストコンベアにより載置物を搬送する
場合、載置位置及び載置間隔が規制されず、多数個の各
載置物を連続して搬送することができるが、載置時及び
搬送時に於いて、コンベア上に載置された各載置物の向
き及び姿勢が不揃いとなるため、各載置物の向き及び姿
勢を作業者の手で揃えなければならず、作業に手間が掛
かるという問題点を有している。
【0004】一方、チェーンコンベアやバケットコンベ
アにより載置物を搬送する場合、コンベアに形成した各
受け部に載置物を夫々載置するため、各載置物の向き及
び姿勢が規制されるが、搬送途中に於いて、各載置物の
向き及び姿勢を変更することができない。且つ、各受け
部の間隔が予め設定されているため、各載置物の載置位
置及び載置間隔を変更することができない、コンベアの
各受け部と対応する間隔に各載置物の供給量が規制され
るため、多数個の各載置物を連続して載置することが困
難であり、ベルトコンベアやスラストコンベアよりも搬
送効率が悪いという問題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、鍵盤状に配列
した各回転体上に載置物を載置して搬送し、同載置物が
載置された各回転体を上下回動又は正逆回転すること
で、載置物の姿勢制御及び放出作業が容易に行えると共
に、搬送効率及び搬送能力の向上を図ることができる鍵
盤型搬送装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、搬送路に架
設した無端帯に、多数個のブラケットを介して、複数体
で載置物の載置が可能な間隔を隔てて多数の回転体を搬
送方向に対し直交させて鍵盤状に配列すると共に、各回
転体を回転可能に軸支した各支持軸の基端側を遊端側が
水平姿勢と下方の放出姿勢との上下方向に回動可能に片
持ち状に軸支し、前記ブラケットに、前記支持軸の基端
側に対して前記回転体の水平姿勢と放出姿勢とに係止解
除する係止レバーを取付け、前記搬送路に設定された反
転位置の前記回転体下部側に、載置物を反転させる回転
を回転体に付与する回転手段を設けた鍵盤型搬送装置で
あることを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明の鍵盤型搬送装置は、無端帯に片持ち
状に取付けた各回転体上に載置物を載置して送り方向に
水平移動することで、各回転体上に載置された載置物の
載置位置及び載置間隔が規制されず、多数個の各載置物
を任意間隔に載置して搬送できる。且つ、載置物が載置
された各回転体を係止レバーの操作で下方の放出姿勢に
回動することにより、各回転体上に載置された載置物を
任意位置で放出できる。且つ、載置物が載置された各回
転体を反転位置の前記回転体下部側で、回転手段によっ
正逆回転操作することにより、各回転体上に載置され
た載置物の向き及び姿勢を変更できる。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、鍵盤状に配列した各
回転体上に載置物を載置して搬送するので、従来例のよ
うに載置物の載置位置及び載置間隔が規制されず、多数
個の各載置物を任意間隔に近接した状態又は離間した状
態に連続して載置することができ、搬送効率及び搬送能
力の向上を図ることができる。且つ、載置物が載置され
た各回転体を放出姿勢に回動することで、各回転体上に
載置された載置物を任意位置で放出することができ、例
えば、分配、供給、選別等の搬送作業に用いることがで
きる。
【0009】且つ、載置物が載置された各回転体を反転
位置の前記回転体下部側で回転手段により正逆回転する
ので、各回転体上に載置された載置物の向き及び姿勢を
任意に変更することができ、搬送途中に於いて、載置物
の向き及び姿勢を揃えたり、載置物を放出に適した姿勢
に変更することができ、各載置物の姿勢制御が容易に行
える。例えば、各回転体上に載置された載置物全体を作
業者の目で目視又は撮像用カメラで撮像することで、変
色、腐敗、損傷等の変質部分が載置物の一部周面にあっ
ても確実に発見することができ、載置物全体の品質検査
及び選別作業が適確に行える。
【0010】
【実施例】図面は載置物の一例として多数個の各ミカン
を搬送する作業に用いられる第1実施例の果菜物選別装
置を示し、図1及び図2に於いて、この果菜物選別装置
1は、生産者から持ち込まれる多数個の各ミカンA…を
荷受け用コンベア2に順次載置し、荷受け用コンベア2
により搬送される各ミカンA…を各整列用コンベア3…
に順次移載し、各整列用コンベア3…により整列された
各ミカンA…を各選別用コンベア4…に順次移載する。
各選別用コンベア4…上に設定した撮像位置に於いて、
同位置上部に配設した等階級判定装置6により各選別用
コンベア4…に載置された各ミカンA…を順次撮像し、
同位置下部に配設した各表裏反転機7…により各選別用
コンベア4…に載置された各ミカンA…を表裏反転し
て、その撮像した表裏両面の画像データに基づいて各ミ
カンA…の等階級を判定する。各選別用コンベア4…上
に設定した各仕分け位置a,b,c,d,e,fに於い
て、等階級判定装置6による判定に基づいて各仕分け位
置a〜fに配設した各仕分け用コンベア8…に各ミカン
A…を夫々移載して人為的作業又は機械的作業に箱詰め
処理し、各選別用コンベア4…の送り側終端部に配設し
た規格外回収部9に規格外の各ミカンA…を順次投入す
る。
【0011】上述の整列用コンベア3は、荷受け用コン
ベア2の送り側終端部に近接して軸支した各スプロケッ
ト10,10と、選別用コンベア4の送り側始端部に近
接して軸支した各スプロケット11,11との間に各周
回用チェーン12,12を張架し、各周回用チェーン1
2,12の対向面間に多数本の各整列ローラ13…を送
り方向に対して所定等間隔に隔てて軸架し、整列用コン
ベア3の送り側終端部に軸支したスプロケット11と、
後述する選別用コンベア4の送り側始端部に軸支したス
プロケット18とを各スプロケット15,16及び連動
チェーン17を介して動力伝達可能に連結している。つ
まり、後述する選別用コンベア4と連動して整列用コン
ベア3を送り方向に回転させ、整列用コンベア8の各整
列ローラ13…間に載置された各ミカンA…を後述する
選別用コンベア4の各載置ローラ25…間に順次移載す
る。
【0012】前述の選別用コンベア4は、図2、図3、
図4に示すように、送り側始端部に軸支したスプロケッ
ト18と、送り側終端部に軸支したスプロケット19と
の間に1本の周回用チェーン20を張架し、同周回用チ
ェーン20の長手側周縁部に多数本の各載置ローラ25
…を送り方向に対して直交する方向に上下揺動可能に連
結し、且つ、各載置ローラ25…を送り方向に対して所
定等間隔に隔てて鍵盤状に配列している。つまり、始端
側下部に配設した減速機付き周回用モータ21の駆動力
により、各スプロケット22,23及び駆動チェーン2
4を介して、周回用チェーン20上に連結した多数本の
各載置ローラ25…を送り方向に周回移動させ、且つ、
各スプロケット15,16及び連動用チェーン17を介
して、整列用コンベア3を構成する多数本の各整列ロー
ラ13…を送り方向に周回移動させ、整列用コンベア3
の各整列ローラ13…間に載置された各ミカンA…を選
別用コンベア4の各載置ローラ25…間に順次移載す
る。
【0013】上述の各載置ローラ25…は、周回用チェ
ーン20の長手側周縁部に多数個の各ブラケット26…
を送り方向に対して所定間隔に隔てて固定し、各ブラケ
ット26…の上面側前端部に各回転部材27…を送り方
向に対して直交する方向に上下回動可能に支軸27bで
軸支し、各回転部材27…の前面側上端部に各支持軸2
8…の基端側軸部を送り方向に対して直交する方向に差
込み固定し、各支持軸28…の遊端側軸部に、例えば、
ウレタンゴム、スポンジゴム或いはポリカーボネート、
シリコン等の合成樹脂により周面全体を被覆又は形成し
た鼓形状の各載置ローラ25…を自由回転可能に軸受し
て、各載置ローラ25…を送り方向に対して直交する方
向に上下揺動可能に連結している。
【0014】且つ、各ブラケット26…の上面側後端部
に各係止レバー29…を送り方向に対して直交する方向
に上下回動可能に支軸29bで軸支し、各回転部材27
…の後面側下端部に形成した各係止突起27a…と、各
係止レバー29…の先端部に形成した各係止爪29a…
とを互いに係止することで、ミカンAが載置される水平
姿勢に各載置ローラ25…が回動規制される。各回転部
材27…の各係止突起27a…と、各係止レバー29…
の各係止爪29a…とを係止解除することで、ミカンA
の落下が許容される放出姿勢に各載置ローラ25…が回
動許容される。なお、各回転部材27…の各係止突起2
7a…に対して係止される方向に各係止レバー29…を
各コイルスプリング30…により回動付勢し、ミカンA
の落下が許容される方向に各載置ローラ25…を自重及
び各コイルスプリング31…により回動付勢している。
【0015】且つ、載置ローラ25を送り方向に左右分
割してなる各分割ローラ25a,25bの回転中心部に
支持軸28を挿通し、一方の分割ローラ25aに形成し
たネジ孔25cと、他方の分割ローラ25bに形成した
ネジ軸25dとを螺合し、各分割ローラ25a,25b
をネジ孔25c及びネジ軸25dにより軸方向にネジ送
りして、各分割ローラ25a,25bのネジ送り位置を
ネジ軸25d上に螺合した各締付けナット32,32に
より締付け固定することで、載置ローラ25を構成する
各分割ローラ25a,25bの載置間隔をミカンAの大
きさに対応して可変調節する。
【0016】前述の等階級判定装置6は、図2に示すよ
うに、選別用コンベア4上に設定した撮像位置全体を遮
光ボックス33で囲繞すると共に、同遮光ボックス33
内に移動される選別用コンベア4の搬送面と対向して、
例えば、CCDカメラ等で構成される各撮像用カメラ3
4,35を適宜前後間隔に隔てて配設し、同各撮像用カ
メラ34,35の撮像範囲に移動される選別用コンベア
4の搬送面と対向して、例えば、ハロケンランプ等で構
成される多数個の各照光ランプ36…を所定間隔に隔て
て配設し、ミカンAの等階級を判定するための判定装置
本体37と、ミカンAの映像を写し出すためのモニタ3
8とに各撮像用カメラ34,35を接続し、且つ、各仕
分け位置a〜fに配設した各電磁ソレノイド40…を判
定装置本体37に接続している。
【0017】且つ、選別用コンベア4上に設定した撮像
位置下部に、各撮像用カメラ34,35による撮像と対
応して各載置ローラ25…の番地を読取るための各番地
用リーダ39…を配設し、各番地用リーダ39…による
番地読取りに対応して各載置ローラ25…間に載置され
た各ミカンA…の表裏両面を各撮像用カメラ34,35
で撮像し、各撮像用カメラ34,35で撮像した表裏両
面の画像データに基づいてミカンAの等階級を判定し、
その判定データと番地データとを対応させて判定装置本
体37に記憶する。
【0018】つまり、選別用コンベア4の各載置ローラ
25…間に載置された各ミカンA…の表面側を撮像用カ
メラ34で撮像し、各ミカンA…が載置された各載置ロ
ーラ25…を後述する表裏反転機7により一方向に回転
して、各載置ローラ25…間に載置された各ミカンA…
を表裏反転した後、各載置ローラ25…間に載置された
各ミカンA…の裏面側を撮像用カメラ35で撮像し、各
撮像用カメラ34,35から出力される表裏両面の画像
データと、判定装置本体37に格納された等階級データ
とを比較して、各ミカンA…が何れの等階級(例えば、
秀、優、良等の等級及び2L、L、M、S等の階級)に
対応するかを判定し、その判定に基づいて各載置ローラ
25…に載置された各ミカンA…を等階級別に選別処理
する。例えば、2L、L、M、S等の等階級別に設定し
た各仕分け位置a〜fに各載置ローラ25…が移動する
までタイムラグを計数し、等階級判定装置6による判定
と対応する各仕分け位置a〜fに各載置ローラ25…が
移動したとき、その判定と対応する位置の電磁ソレノイ
ド40を作動して、ミカンAが載置された各載置ローラ
25…を放出姿勢に回動する。
【0019】且つ、図4、図6に示すように、選別用コ
ンベア4上に設定した各仕分け位置a〜fに各電磁ソレ
ノイド40…を配設し、各電磁ソレノイド40…の下端
部に選別用コンベア4を構成する各係止レバー29…の
後端部と対向して各解除部材41…を連結している。上
述した等階級判定装置6による判定に基づいて各電磁ソ
レノイド40…を独立作動し、選別用コンベア4を構成
する各係止レバー29…の後端部を押下する解除位置
と、各係止レバー29…の後端部に対して適宜間隔に離
間した待機位置とに各解除部材41…を上下動する。各
仕分け位置a〜fに於いて、選別用コンベア4を構成す
る各係止レバー29…の後端部を各解除部材41…によ
り連続して押下し、各回転部材27…の各係止突起27
a…と、各係止レバー29…の各係止爪29a…とを係
止解除することで、ミカンAが載置された各載置ローラ
25…を放出姿勢に回動する。
【0020】前述の表裏反転機7は、図2に示すよう
に、2台の撮像用カメラ34と35との中間位置にあ
り、また、図5に示すように、選別用コンベア4上に設
定した撮像位置下部に各プーリ42,43を適宜前後間
隔に隔てて軸支し、同各プーリ42,43間に、例え
ば、ウレタンゴム、スポンジゴム等の合成ゴムにより被
覆又は形成した摩擦係数の大きい反転ベルト44を張架
すると共に、選別用コンベア4を構成する各載置ローラ
25…の下部周面に対して圧接される高さ位置に反転ベ
ルト44を送り方向に平行して張架している。つまり、
終端側下部に配設した減速機付き反転用モータ45の駆
動力により、各プーリ46,47及び駆動ベルト48を
介して、反転ベルト44を送り方向と対向する方向に回
転させ、或いは、反転ベルト44を送り方向と一致する
方向に速く回転させ、選別用コンベア4の各載置ローラ
25…を反転ベルト44に圧接して一方向に回転させる
ことで、各載置ローラ25…間に載置されたミカンAを
180度表裏反転することができる。図示実施例は上記
の如く構成するものにして、以下、果菜物選別装置1に
より多数個の各ミカンA…を等階級別に選別するときの
動作を説明する。先ず、図2及び図3に示すように、選
別用コンベア4を構成する各載置ローラ25…を送り側
始端部に回帰移動すると共に、周回用チェーン20上に
軸支した各回転部材27…の各係止突起27a…と、各
係止レバー29…の各係止爪29a…とを互いに係止し
て、各載置ローラ25…を水平姿勢に回動復帰させなが
ら送り方向に周回移動させる。同時に、生産者から持ち
込まれる多数個の各ミカンA…を荷受け用コンベア2に
載置し、荷受け用コンベア2により搬送される各ミカン
A…を各整列用コンベア3…の各整列ローラ13…間に
順次移載して、整列用コンベア3…の各整列ローラ13
…間に載置された各ミカンA…を各選別用コンベア4…
の各載置ローラ25…間に順次移載すると共に、各載置
ローラ25…間の中央部周面部に各ミカンA…を1列に
整列して搬送する。
【0021】次に、各選別用コンベア4…上に設定した
撮像位置に於いて、各番地用リーダ39…による各載置
ローラ25…の番地読取りに対応して、各載置ローラ2
5…間に載置された各ミカンA…の表面側を撮像用カメ
ラ34で撮像し、同撮像用カメラ34で撮像した表面側
の画像データと、各載置ローラ25…の番地データとを
対応させて等階級判定装置6の判定装置本体37に記憶
する。同時に、図5に示すように、各ミカンA…が載置
された各載置ローラ25…を表裏反転機7の反転ベルト
44に圧接すると共に、各載置ローラ25…の移動速度
よりも反転ベルト44を送り方向に速く回転させ、反転
ベルト44に圧接された各載置ローラ25…を矢印方向
に回転して、各載置ローラ25…間に載置された各ミカ
ンA…を矢印方向に180度回転して表裏反転する。図
7及び図8に示すように、各載置ローラ25…の大径側
周面部に大きなミカンAを載置し、各載置ローラ25…
の小径側周面部に小さなミカンAを載置して、表裏反転
機7の反転ベルト44により各載置ローラ25…を矢印
方向に回転させることで、各載置ローラ25…の回転量
に対応して、各載置ローラ25…間に載置された大小の
各ミカンA…が同一位置で表裏反転される。
【0022】次に、反転直後に於いて、各載置ローラ2
5…間に載置された各ミカンA…の裏面側を撮像用カメ
ラ35で撮像し、同撮像用カメラ35で撮像した裏面側
の画像データと、各載置ローラ25…の番地データとを
対応させて判定装置本体37に記憶する。各撮像用カメ
ラ34,35で撮像した表裏両面の画像データと、判定
装置本体37に格納された等階級データとを比較して、
各載置ローラ25…間に載置された各ミカンA…の等階
級を総合的に判定する。仮に、各載置ローラ25…間に
載置されたミカンAの裏面側に変色した部分又は腐敗し
た部分があっても、ミカンA全体の画像データから等階
級を適確に判定することができる。
【0023】且つ、判定装置本体37による判定と対応
する各仕分け位置a〜fに各載置ローラ25…が移動す
るまでのタイムラグを計数し、例えば、「M」サイズの
判定データを持った各載置ローラ25…がMサイズの仕
分け位置aに移動したとき、その判定と対応する位置の
電磁ソレノイド40を作動して、図4及び図6に示すよ
うに、選別用コンベア4を構成する各係止レバー29…
の後端部を解除部材41により連続押下し、各回転部材
27…の各係止突起27a…と、各係止レバー29…の
各係止爪29a…とを係止解除すると共に、支持軸28
が支軸27bを支点として回動が許容され、ミカンAが
載置された各載置ローラ25…を下方の放出姿勢に回動
して、各載置ローラ25…間に載置されたミカンAを仕
分け位置a直下の仕分け用コンベア8に移載する。
【0024】以下同様に、等階級判定装置6による判定
に基づいて各選別用コンベア4…により搬送される各ミ
カンA…を等階級別に選別処理し、各仕分け位置a〜f
に配設した各仕分け用コンベア8…に各ミカンA…を順
次移載して、各仕分け用コンベア8…により搬送される
各ミカンA…を人為的作業又は機械的作業により箱詰め
処理する。なお、等階級に該当しない規格外の各ミカン
A…は規格外回収部9に投入する。
【0025】以上のように、選別用コンベア4を構成す
る鍵盤状の各載置ローラ25…間に各ミカンA…を載置
するので、従来例のようにミカンAの載置位置及び載置
間隔が規制されたりせず、多数個の各ミカンA…を任意
間隔に近接した状態又は離間した状態に連続して載置す
ることができ、搬送効率及び搬送能力の向上を図ること
ができる。
【0026】且つ、各ミカンA…が載置された各載置ロ
ーラ25を表裏反転機7により回転することで、各ミカ
ンA…の向き及び姿勢を任意に変更することができる。
各載置ローラ25…間に載置された各ミカンA…の向き
を表裏反転して各撮像用カメラ34,35で撮像し、各
撮像用カメラ34,35で撮像した表裏両面の画像デー
タに基づいて各ミカンA…の等階級を判定するので、仮
に、変色、腐敗、損傷等の変質部分がミカンAの裏面側
にあっても確実に発見することができ、品質検査及び選
別作業が適確に行える。
【0027】且つ、等階級判定装置6による判定に基づ
いて、各ミカンA…が載置された各載置ローラ25…を
各仕分け位置a〜fに於いて放出姿勢に回動すること
で、各載置ローラ25…間に載置された各ミカンA…を
各仕分け位置a〜fの各仕分け用コンベア8…に対して
等階級別に放出することができ、多数個の各ミカンA…
を等階級別に選別することができる。
【0028】図9は選別用コンベア4を構成する各載置
ローラ25…を、例えば、ウレタンゴム、スポンジゴム
等の合成ゴムにより被覆又は形成した摩擦係数の大きい
反転パッド49に圧接して回転する第2実施例の表裏反
転機7を示し、該表示反転機7は2台の撮像用カメラ3
4と35との中間位置にあり、そして、選別用コンベア
4の各載置ローラ25…を反転パッド49に圧接した状
態のまま送り方向に移動して、各ミカンA…が載置され
た各載置ローラ25…を一方向に回転させ、各載置ロー
ラ25…間に載置された各ミカンA…の向きを表裏反転
するので、第1実施例と同様に、各ミカンA…の向き及
び姿勢を任意に変更することができ、各ミカンA…の表
裏両面を各撮像用カメラ34,35により確実に撮像で
きる。
【0029】図10は左右に張架した各周回用チェーン
20,20に多数本の各載置ローラ25…を互い違いに
連結し、各載置ローラ25…間に載置された各ミカンA
…を垂直落下させて各仕分け用コンベア8…に供給する
第3実施例の選別用コンベア4を示し、選別用コンベア
4の各載置ローラ25…間に載置された各ミカンA…の
向きを第1又は第2実施例の表裏反転機7により表裏反
転して各撮像用カメラ34,35で撮像し、各撮像用カ
メラ34,35により撮像した表裏両面の画像データに
基づいて、各仕分け位置a〜fに配設した各電磁ソレノ
イド40…を独立作動し、各載置ローラ25…間に載置
された各ミカンA…を各仕分け位置a〜fの各仕分け用
コンベア8…に対して等階級別に放出するので、第1実
施例と同様に、各ミカンA…を等階級別に選別する作業
が確実に行える。
【0030】図11は選別用コンベア4に載置された各
ミカンA…を1台の撮像用カメラ34に表示反転機7を
対向させて、該カメラ34により撮像する第4実施例の
果菜物選別装置1を示し、つまり、選別用コンベア4の
各載置ローラ25…間に載置された各ミカンA…の向き
を第1又は第2実施例の表裏反転機7により表裏反転
し、選別用コンベア4に載置された各ミカンA…の表裏
両面を撮像用カメラ34により撮像するので、第1実施
例と同様に、選別用コンベア4に載置された各ミカンA
…の等階級を確実に判定でき、品質検査及び選別作業が
適確に行える。ミカンAの表裏両面を撮像用カメラ34
だけで撮像するため、カメラの設置台数が少なくなり、
装置全体の構成及び構造を簡素化して、製作コストの低
減を図ることができる。
【0031】図12は各選別用コンベア4…に載置され
た各ミカンA…を2台の各撮像用カメラ34,34によ
り撮像する第5実施例の果菜物選別装置1を示し、つま
り、各選別用コンベア4…の各載置ローラ25…間に載
置された各ミカンA…の向きを第1又は第2実施例の各
表裏反転機7…により表裏反転し、左右3列の各選別用
コンベア4…に載置された各ミカンA…の表裏両面を2
台の各撮像用カメラ34,34により撮像するので、第
1実施例と同様に、各選別用コンベア4…に載置された
各ミカンA…の等階級を確実に判定でき、品質検査及び
選別作業が適確に行える。第4実施例の装置よりも各撮
像用カメラ34,34の設置台数が少なくなり、装置全
体の構成及び構造を簡素化して、製作コストの低減を図
ることができる。或いは、左右3列の各選別用コンベア
4…に載置された各ミカンA…の表面側を各撮像用カメ
ラ34,34で撮像し、同各ミカンA…の裏面側を各撮
像用カメラ35,35により撮像してもよい。
【0032】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の鍵盤型搬送装置は、実施例の選別
用コンベア4に対応し、以下同様に、載置物は、ミカン
Aに対応し、無端帯は、周回用チェーン20に対応し、
回転体は、載置ローラ25に対応し、支持軸の軸支手段
は、回転部材27に対応し、 回転手段は、表裏反転機7
に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに
限定されるものではない。
【0033】例えば、選別用コンベア4の各載置ローラ
25…を送り方向に対して直交する方向に傾動し、各載
置ローラ25…間に載置された各ミカンA…を斜め下方
に転動して各仕分け用コンベア8…に移載するもよく、
実施例のように各載置ローラ25…を回動するよりも移
載時の落差が小さくなり、各ミカンA…の品質が損なわ
れるのを防止できる。
【0034】且つ、上述の各実施例では、多数個の各ミ
カンA…を搬送する作業を説明しているが、例えば、海
産物、加工食品、電気製品、機械部品、電子部品、原料
等の載置物を搬送する作業にも用いることができ、実施
例の用途のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の果菜物選別装置の全体構成を示
す平面図。
【図2】 果菜物選別装置による選別動作を示す側面
図。
【図3】 選別用コンベアを構成する載置ローラの連結
状態を示す正面図。
【図4】 選別用コンベアを構成する載置ローラの揺動
動作を示す正面図。
【図5】 表裏反転機による反転動作を示す側面図。
【図6】 選別用コンベアによる仕分け動作を示す平面
図。
【図7】 大きなミカンを各載置ローラ間に載置した状
態を示す正面図。
【図8】 小さなミカンを各載置ローラ間に載置した状
態を示す正面図。
【図9】 第2実施例の表裏反転機による反転動作を示
す側面図。
【図10】 第3実施例の選別用コンベアによる仕分け
動作を示す平面図。
【図11】 第4実施例の果菜物選別装置による撮像方
法を示す側面図。
【図12】 第5実施例の果菜物選別装置による撮像方
法を示す正面図。
【符号の説明】
A…ミカン 1…果菜物選別装置 2…荷受け用コンベア 3…整列用コンベア 4…選別用コンベア 6…等階級判定装置 7…表裏反転機 8…仕分け用コンベア 20…周回用チェーン 25…載置ローラ 26…ブラケット 27…回転部材 28…支持軸 29…係止レバー 34,35…撮像用カメラ 37…判定装置本体 40…電磁ソレノイド 41…解除部材 44…反転ベルト 49…反転パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 47/24 B65G 47/30 B65G 47/38 B07C 5/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送路に架設した無端帯に、多数個のブラ
    ケットを介して、複数体で載置物の載置が可能な間隔を
    隔てて多数の回転体を搬送方向に対し直交させて鍵盤状
    に配列すると共に、各回転体を回転可能に軸支した各支
    持軸の基端側を遊端側が水平姿勢と下方の放出姿勢との
    上下方向に回動可能に片持ち状に軸支し、 前記 ブラケットに、前記支持軸の基端側に対して前記回
    転体の水平姿勢と放出姿勢とに係止解除する係止レバー
    を取付け 前記搬送路に設定された反転位置の前記回転体下部側
    に、載置物を反転させる回転を回転体に付与する回転手
    段を設けた 鍵盤型搬送装置。
JP35063995A 1995-12-21 1995-12-21 鍵盤型搬送装置 Expired - Fee Related JP2911801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35063995A JP2911801B2 (ja) 1995-12-21 1995-12-21 鍵盤型搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35063995A JP2911801B2 (ja) 1995-12-21 1995-12-21 鍵盤型搬送装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07025972 Division 1995-01-19 1995-01-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08225144A JPH08225144A (ja) 1996-09-03
JP2911801B2 true JP2911801B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=18411848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35063995A Expired - Fee Related JP2911801B2 (ja) 1995-12-21 1995-12-21 鍵盤型搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2911801B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2784665B1 (fr) * 1998-10-14 2001-01-26 Xeda International Station d'examen visuel de fruits
JP5915883B2 (ja) * 2011-09-29 2016-05-11 株式会社錦河 物品仕分方法と物品仕分装置
KR101636508B1 (ko) * 2014-05-14 2016-07-20 주식회사 생명과기술 과일 선별 장치
CN108535276A (zh) * 2018-06-20 2018-09-14 建湖国创机械制造有限公司 一种智能成像检测机的玻璃瓶检测平台装置
CN111115125B (zh) * 2018-10-15 2021-07-16 杭州富阳新堰纸制品有限公司 一种便捷式进出口传送检查设备
CN109559838B (zh) * 2019-01-03 2023-11-17 航天晨光股份有限公司 一种放射性废物桶及桶饼装填装置
CN110385275A (zh) * 2019-08-30 2019-10-29 贵州大学 一种用于苹果分拣的柔性上料装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0273313B1 (en) * 1986-12-24 1991-12-04 M.A.F.(Materiel Pour L'arboriculture Fruitiere) S.A. Apparatus for the automatic selection of agricultural products such as fruit

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08225144A (ja) 1996-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2824046B2 (ja) 果菜物の選別搬送装置
JPH1159877A (ja) 物品検査装置
JP2911801B2 (ja) 鍵盤型搬送装置
JPH1159875A (ja) 物品検査装置
JPH08252544A (ja) 果菜物選別装置
JPH1057903A (ja) 果菜物の撮像装置
JPH0623936U (ja) 自動選別装置
JPH1159876A (ja) 物品検査装置
JPH0852437A (ja) 搬送物選別装置
JPH1029721A (ja) 果菜物供給装置
JPH09202438A (ja) 鍵盤型搬送装置
JPH09215963A (ja) 揺動式搬送装置
JPH09271723A (ja) 画像読取り装置
JPH09173993A (ja) 果菜物回転装置
JPH08175647A (ja) 搬送物選別装置
JPH09278158A (ja) 載置物搬送装置
JPH08187468A (ja) 品質評価装置
JPH09194023A (ja) 揺動式搬送装置
JP2000288480A (ja) 物品検査装置
JPH105699A (ja) 果菜物搬送装置
JPH09192611A (ja) 画像読取り装置
JP3628731B2 (ja) 物品選別機
JP3449581B2 (ja) 果菜物選別装置
JPH0985184A (ja) 回転式選別装置
JPH10279060A (ja) 物品搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees