JPH09202438A - 鍵盤型搬送装置 - Google Patents

鍵盤型搬送装置

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Publication number
JPH09202438A
JPH09202438A JP3567796A JP3567796A JPH09202438A JP H09202438 A JPH09202438 A JP H09202438A JP 3567796 A JP3567796 A JP 3567796A JP 3567796 A JP3567796 A JP 3567796A JP H09202438 A JPH09202438 A JP H09202438A
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JP
Japan
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support shafts
locking
orange
conveyor
shafts
Prior art date
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Pending
Application number
JP3567796A
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English (en)
Inventor
Toru Ishii
徹 石井
Hideki Toida
秀基 戸井田
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Ishii Corp
Original Assignee
Ishii Corp
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Publication date
Application filed by Ishii Corp filed Critical Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適宜姿勢に保持した状態のまま載置物を放出で
き、載置物の姿勢が変位するのを防止できる鍵盤型搬送
装置を提供する。 【解決手段】仕分け用コンベアを構成する各支持軸間に
各ミカンを順次載置して送り方向に搬送し、果菜物回転
機を構成する各載置ローラで各支持軸間に載置された各
ミカンを一旦持上げて回転する。各載置ローラ間に載置
された各ミカンの等階級を撮像用カメラで撮像した画像
データに基づいて等階級判定装置により判定する。その
判定と対応する各分配位置に各支持軸が移動したとき、
各支持軸間に載置された各ミカンを各放出板で放出方向
に水平移動させ、各分配位置に配設した各分配用コンベ
アに対して各ミカンを等階級別に順次移載することで、
各ミカンを適宜姿勢に保持した状態のまま各分配用コン
ベアに夫々供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ミカ
ン、林檎、胡瓜、茄子、或いは、海産物、食品、縫製
品、家電製品、工業製品、製造部品や原料等の載置物を
搬送する作業又は工程に用いられる鍵盤型搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような載置物を搬送する
ための搬送手段としては、例えば、ベルトコンベアやス
ラストコンベアの搬送面上に多数個の各載置物を順次載
置して搬送する搬送手段、或いは、チェーンコンベアや
バケットコンベアの搬送面上に形成した各受け部に多数
個の各載置物を夫々載置して搬送する搬送手段がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したベル
トコンベアやスラストコンベアにより各載置物を搬送す
る場合、各載置物の位置及び間隔が規制されず、多数個
の各載置物を連続して搬送することができるが、移載時
及び搬送時に於いて、コンベア上に載置された各載置物
の向き及び姿勢が不揃いとなり、例えば、選別や箱詰め
等の作業時に於いて不都合が生じることがあるため、各
載置物の向き及び姿勢を作業者の手で揃えなければなら
ず、作業に手間が掛かるという問題点を有している。
【0004】一方、チェーンコンベアやバケットコンベ
アにより各載置物を搬送する場合、コンベアに形成した
各受け部を放出側に傾動又は開放して、コンベアの一側
部に配設した各放出部に対して各載置物を放出するの
で、放出時に於いて、各載置物の向きが上下逆向き状態
又は横向き状態となり、各載置物を適宜姿勢に保持する
ことが困難である。各受け部と放出部との落差が大き
く、各受け部に載置された各載置物を放出したとき、各
載置物の外周面に打ち傷や擦り傷等が付くことがあり、
各載置物の商品価値が損なわれてしまう。且つ、各受け
部の間隔が予め設定されているため、各載置物の位置及
び間隔を変更することができず、各受け部と対応する間
隔に各載置物の供給量が規制されるため、多数個の各載
置物を連続して載置することが困難であり、ベルトコン
ベアやスラストコンベアよりも搬送効率が悪いという問
題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、各支持軸間に
載置された各載置物の一側面に各可動体を当接して放出
方向に水平移動することにより、各載置物を適宜姿勢に
保持した状態のまま放出できる。且つ、放出時の落差が
小さくなり、各載置物の商品価値が損なわれるのを防止
できる鍵盤型搬送装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多数個の各載置物を搬送する搬送帯の搬送側に多数本の
各支持軸を送り方向に対して直交する方向に水平架設
し、上記各支持軸を該各支持軸間に載置物が載置される
所定の間隔に隔てて送り方向に配設し、上記搬送帯の一
側部に上記各支持軸間に載置される載置物の一側面と対
向して各可動体を配設すると共に、上記各可動体を上記
各支持軸間に載置物が載置される待機位置と、該各支持
軸間に載置された載置物を放出する放出位置とに移動す
る水平移動手段を設けた鍵盤型搬送装置であることを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記搬送帯を、搬送路の一側部に架設
した無端帯の搬送側に多数本の各支持軸を送り方向に対
して直交する方向に水平架設し、上記各支持軸の一端側
に該各支持軸間に載置される載置物の一側面と対向して
各可動体を配設して構成した鍵盤型搬送装置であること
を特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記搬送帯を、上記各支持軸の
周面上に該各支持軸間に載置される載置物の一側面と対
向して各可動体を取付け、上記各可動体を上記各支持軸
間に載置される載置物と対向する方向に水平移動可能に
設けて構成した鍵盤型搬送装置であることを特徴とす
る。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記搬送帯を、上記各支持軸の
対向周面間に該各支持軸間に載置される載置物の一側面
と対向して各可動体を配設し、上記各可動体を上記各支
持軸間に載置される載置物と対向する方向に水平移動可
能に設けて構成した鍵盤型搬送装置であることを特徴と
する。
【0010】
【作用】請求項1記載の鍵盤型搬送装置は、搬送帯に架
設した各支持軸間に各載置物を載置して送り方向に順次
搬送し、水平移動手段を駆動して、各支持軸間に載置さ
れた各載置物の一側面に各可動体を当接し、各支持軸の
軸周面に沿って各載置物を放出方向に水平移動すること
で、各載置物を適宜姿勢に保持した状態のまま放出でき
る。且つ、放出時の落差が小さく、各載置物の商品価値
が損なわれるのを防止できる。
【0011】請求項2記載の鍵盤型搬送装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、無端帯に架設した各支持軸
間に各載置物を載置して送り方向に順次搬送し、水平移
動手段を駆動して、各支持軸間に載置された各載置物の
一側面に各可動体を当接し、各支持軸の軸周面に沿って
各載置物を放出方向に水平移動することで、各載置物を
適宜姿勢に保持した状態のまま放出できる。
【0012】請求項3記載の鍵盤型搬送装置は、上記請
求項1又は2記載の作用と併せて、各支持軸間に載置さ
れた各載置物の一側面と対向する方向に、各支持軸の周
面上に取付けた各可動体を水平移動することで、各載置
物の一側面に対して各可動体が夫々当接され、各載置物
を放出方向に水平移動する動作が確実に行える。
【0013】請求項4記載の鍵盤型搬送装置は、上記請
求項1又は2記載の作用と併せて、各支持軸間に載置さ
れた各載置物の一側面と対向する方向に、各支持軸の対
向周面間に配設した各可動体を水平移動することで、各
載置物の一側中央面に対して各可動体が夫々当接され、
各載置物を放出方向に水平移動する動作が確実に行え
る。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、各支持軸間に載置さ
れた各載置物の一側面に各可動体を当接して放出方向に
水平移動するので、例えば、コンベアやシュータ等の適
宜放出部に各載置物を放出するとき、各載置物の載置姿
勢が変位するのを防止できる。各載置物を適宜姿勢に保
持した状態のまま放出部に供給するため、各載置物の選
別や箱詰め等の作業が容易に行える。且つ、各支持軸間
に載置された各載置物を水平移動して放出部に供給する
ことで、放出時の落差が小さくなり、各載置物に付与さ
れる衝撃が減少するため、各載置物の外周面に打ち傷や
擦り傷等が付いたりせず、各載置物の商品価値が損なわ
れるのを防止できる。しかも、搬送帯全長に架設した任
意位置の各支持軸間に各載置物を順次載置するため、従
来例のように各載置物の載置位置及び載置間隔が規制さ
れたりせず、多数個の各載置物を任意間隔に近接又は離
間した状態のまま連続して搬送することができ、搬送効
率及び搬送能力の向上を図ることができる。
【0015】
【実施例】図面は載置物の一例としてミカンを等階級別
に仕分けする作業に用いられる果菜物選別装置を示し、
図1及び図2に於いて、この果菜物選別装置1は、生産
者から持ち込まれる多数個の各ミカンA…を各荷受け用
コンベア2…に順次載置し、各荷受け用コンベア2…に
載置された各ミカンA…を各仕分け用コンベア3…に順
次移載する。各仕分け用コンベア3…上に設定した検査
位置aに於いて、同位置上部に配設した等階級判定装置
4により各ミカンA…の等階級を評価判定し、同位置下
部に配設した果菜物回転機5により各ミカンA…を判定
に適した姿勢に方向転換する。等階級判定装置4による
判定に基づいて、各仕分け用コンベア3…上に設定した
各分配位置b〜fに於いて、各位置側部に配設した各分
配用コンベア6…に対して各ミカンA…を等階級別に放
出し、各仕分け用コンベア3…の終端側搬送路上に設定
した回収位置gに於いて、同位置下部に配設した回収用
コンベア7に対して規格外の各ミカンA…を放出する。
【0016】上述した仕分け用コンベア3は、図3、図
4、図5に示すように、搬送路の一側下部に2本の各周
回用チェーン12,12を送り方向に平行して架設し、
各周回用チェーン12,12を送り側始端部に軸支した
各スプロケット10,10と、送り側終端部に軸支した
各スプロケット11,11との間に張架し、各周回用チ
ェーン12,12間に多数個の各取付け部材13…を送
り方向に対して所定間隔に隔てて架設し、各取付け部材
13…の前端側縁部に起立形成した各支持板13a…の
上端側に各支持軸14…の基端部を送り方向に対して直
交する方向に水平固定し、各支持板13a…の下端側に
各ガイド軸15…の基端部を送り方向に対して直交する
方向に水平固定している。
【0017】且つ、中空又は中実に形成した上下段の各
支持軸14…と各ガイド軸15…とを送り方向に対して
直交する方向に所定の上下間隔に隔てて平行架設し、各
支持軸14…を送り方向に対してミカンAが載置される
所定の間隔に隔てて鍵盤状に配列すると共に、各支持軸
14…と各ガイド軸15…との間に各放出板16…を送
り方向に対して直交する方向に水平摺動可能に取付け、
各支持軸14…及び又は各ガイド軸15…の基端側周面
部に圧縮装填した各コイルスプリング17…の弾性によ
り、各支持軸14…の遊端側周面部に対して各放出板1
6…を摺動する方向に常時付勢し、各コイルスプリング
17…の弾性に抗して各支持軸14…の基端側周面部に
対して各放出板16…を摺動復帰する。一方、各取付け
部材13…の上端側縁部に各係止レバー18…を送り方
向に対して直交する方向に上下回動可能に軸支し、各取
付け部材13…と各係止レバー18…との間に張架した
各コイルスプリング19…の弾性により、各放出板16
…の後面側中央部に形成した各係止部16a…と、各係
止レバー18…の先端部に形成した各係止爪18a…と
が互いに係止される方向に牽引付勢している。なお、各
コイルスプリング17,18の代わりに、例えば、板バ
ネ、渦巻きバネ等の弾性体を用いてもよい。
【0018】つまり、始端側下部に配設した減速機付き
送り用モータ20の駆動力により、各スプロケット2
1,22及び駆動チェーン23を介して、各周回用チェ
ーン12,12の搬送側に架設した鍵盤状の各支持軸1
4…を送り方向に周回移動すると共に、各支持軸14…
間に載置される各ミカンA…を搬送路上の各位置b〜f
に搬送する。且つ、仕分け用コンベア3上に設定した各
位置b〜fの放出側に、上述した各支持軸14…の遊端
部に近接して各分配用コンベア6…を水平状態に架設し
ている。なお、各支持軸14…の外周面及び各放出板1
6…の押圧面を、例えば、合成ゴム、皮革、布地等の被
覆材により被覆するもよく、各ミカンA…の外周面に擦
り傷が付くのを防止できる。
【0019】上述した各放出板16…は、各支持軸14
…間に載置されたミカンAの側部周面と当接する大きさ
及び形状に放出板16の上端側を形成し、同放出板16
の下端側に形成した各孔部16b,16bに各軸14,
15を摺動可能に挿通して、各軸14,15に沿ってミ
カンAの側部周面と当接する方向に放出板16を水平摺
動すると共に、各軸14,15の遊端側に固定したスト
ッパ20に放出板16を当接して、各支持軸14…間に
載置されたミカンAが放出される位置に放出板16を摺
動規制する。
【0020】前述した等階級判定装置4は、図2に示す
ように、仕分け用コンベア3上に設定した検査位置a全
体を遮光ボックス24で囲繞し、遮光ボックス24内に
移動されるミカンAの上部周面と対向する上方位置に、
例えば、CCDカメラ等で構成される1台の撮像用カメ
ラ25を配設し、遮光ボックス24内に移動されるミカ
ンAの上部周面と対向と対向する適宜位置に、例えば、
ハロゲンランプ等で構成される複数個の各照光ランプ2
6…を配設し、ミカンAの等階級を判定するための判定
装置本体27と、ミカンAの映像を写し出すためのモニ
タ28とに撮像用カメラ25を接続し、検査位置aに配
設した番地用リーダ29と、各位置b〜fに配設した各
係止解除器30…とを判定装置本体27に接続してい
る。
【0021】且つ、仕分け用コンベア3上に設定した検
査位置a下部に、撮像用カメラ25による撮像と対応し
て各支持軸14…の番地を読取るための番地用リーダ2
9を配設し、番地用リーダ29による番地読取りに対応
して各支持軸14…間に載置された各ミカンA…を撮像
用カメラ25で撮像し、同撮像用カメラ25で撮像した
画像データと、各支持軸14…の番地データとを対応さ
せて判定装置本体27に記憶する。一方、撮像用カメラ
25で撮像した画像データと、判定装置本体27に格納
された等階級データとを比較して、各ミカンA…が何れ
の等階級(例えば、秀、優、良等の等級及び2L、L、
M、S等の階級)に対応するかを評価判定し、その判定
と対応する各位置b〜fに各支持軸14…が移動したと
き、各位置b〜fに配設した各係止解除器30…を作動
して、各支持軸14…間に載置された各ミカンA…を各
放出板16…により放出方向に水平移動させ、各分配位
置b〜fに配設した各分配用コンベア6…に対して各ミ
カンA…を等階級別に放出する。
【0022】且つ、仕分け用コンベア3上に設定した各
分配位置b〜fに、例えば、電磁ソレノイド、エアシリ
ンダ等で構成される各係止解除器30…を配設し、各係
止解除器30…に垂直固定した各解除部材30a…を上
述した各係止レバー18…の後端部に対向して、等階級
判定装置4による判定に基づいて係止解除器30を作動
させ、各係止レバー18…の後端部を押下する解除位置
と、各係止レバー18…の後端部に対して所定間隔に離
間した待機位置とに解除部材30aを上下動する。つま
り、各係止レバー18…の後端部を解除部材30aによ
り連続押下し、各放出板16…の各係止部16a…と、
各係止レバー18…の各係止爪18a…とを係止解除す
ることで、各支持軸14…間に載置された各ミカンA…
を放出する方向に各放出板16…が水平摺動する。一
方、各放出板16…を回帰経路側に架設した復帰ガイド
31に係合しながら周回移動して、各支持軸14…の基
端側に向けて各放出板16…を強制的に復帰摺動させ、
各放出板16…の各係止部16a…と、各係止レバー1
8…の各係止爪18a…とを互いに係止することで、各
放出板16…が初期状態に復帰する。
【0023】前述した果菜物回転機5は、仕分け用コン
ベア3上に設定した検査位置a下部に2本の各公転用チ
ェーン32,32を送り方向に平行して搬送路両側部に
架設し、各公転用チェーン32,32間に多数本の各載
置ローラ33…を送り方向に対して直交する方向に軸架
し、各載置ローラ33…を送り方向に対してミカンAが
載置される所定の間隔に隔てて配列すると共に、仕分け
用コンベア3を構成する各支持軸14…間に対して1個
ずつ挿入される間隔であって、各支持軸14…よりも上
方に各載置ローラ33…の上部周面が突出される高さ位
置に各公転用チェーン32,32を架設している。
【0024】つまり、減速機付き公転用モータ(図示省
略)の駆動力により、仕分け用コンベア3を構成する各
支持軸14…と同期して、各公転用チェーン32,32
間に軸架した各載置ローラ33…を送り方向に周回移動
すると共に、各支持軸14…よりも上方に各載置ローラ
33…の上部周面を突出して送り方向に移動させ、各支
持軸14…よりも下方に各載置ローラ33…を没入して
回帰移動させる。なお、中空又は中実に形成した各載置
ローラ33…の外周面を、例えば、合成ゴム、皮革、布
地等の被覆材により被覆するもよく、各ミカンA…の外
周面に擦り傷が付くのを防止できる。且つ、各載置ロー
ラ33…の外周面を中央部外周面から両端部外周面に向
けて大径となる鼓形状又は一端側外周面から他端側外周
面に向けて同径となる円筒形状又は円柱形状に形成して
もよい。
【0025】且つ、各支持軸14…間に挿入された各載
置ローラ33…の下部周面に対して圧接される高さ位置
に、例えば、合成ゴム、皮革等の接触抵抗の大きい部材
で形成した回転用ベルト34を送り方向に平行して架設
し、減速機付き回転用モータ(図示省略)の駆動力によ
り、各載置ローラ33…の周回方向と一致する方向又は
対向する方向に回転用ベルト34を回転する。つまり、
各支持軸14…間に挿入された各載置ローラ33…を回
転用ベルト34に圧接しながら送り方向に移動すると共
に、各載置ローラ33…の移動速度よりも回転用ベルト
34を若干速く回転させ、或いは、各載置ローラ33…
の周回方向と対向する方向に回転用ベルト34を回転又
は回転停止させ、回転用ベルト34に圧接された各載置
ローラ33…を回転して、各載置ローラ33…間に載置
したミカンAを前後方向に180度回転する。
【0026】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、果菜物選別装置1により多数個の各ミカンA
…を等階級別に仕分けするときの作業動作を説明する。
先ず、図2、図3に示すように、仕分け用コンベア3を
構成する各支持軸14…を回帰方向に周回移動すると共
に、各支持軸14…上の各放出板16…を復帰ガイド3
1に係合しながら回帰移動して、各支持軸14…の基端
側に各放出板16…を復帰摺動させ、各放出板16…の
各係止部16a…と、各係止レバー18…の各係止爪1
8a…とを互いに係止して初期状態に復帰する。
【0027】次に、荷受け用コンベア2に載置された各
ミカンA…を仕分け用コンベア3を構成する各支持軸1
4…間に順次移載し、各支持軸14…間に載置された各
ミカンA…を搬送路上の検査位置aに順次搬送する。仕
分け用コンベア3上に設定した検査位置aに於いて、等
階級判定装置4を構成する番地用リーダ29による番地
読取りに対応して各支持軸14…間に載置された各ミカ
ンA…を撮像用カメラ25で撮像すると共に、果菜物回
転機5を構成する各載置ローラ33…を各支持軸14…
間に挿入し、各支持軸14…間に載置された各ミカンA
…を各載置ローラ33…で持ち上げる。各載置ローラ3
3…を回転用ベルト34に圧接しながら送り方向に周回
移動し、同回転用ベルト34に圧接された各載置ローラ
33…を任意方向に回転して、各載置ローラ33…間に
載置された各ミカンA…を任意姿勢に方向転換する。同
時に、撮像用カメラ25で撮像した画像データと、判定
装置本体27に格納された等階級データとを比較して各
ミカンA…の等階級を評価判定する。
【0028】次に、図4、図5に示すように、等階級判
定装置4により判定された各分配位置b〜fに各支持軸
14…が移動したとき、その判定と対応する各位置b〜
fに配設した係止解除器30を作動して、各ミカンA…
が載置された各支軸14…の各係止レバー18…を解除
部材30aにより連続押下し、各放出板16…の各係止
部16a…と、各係止レバー18…の各係止爪18a…
とを係止解除して、各支持軸14…間に載置された各ミ
カンA…の一側面に各放出板16…を当接し、各支持軸
14…の軸周面に沿って各ミカンA…を各放出板16…
により放出方向に水平移動させ、各分配位置b〜fに配
設した各分配用コンベア6…に対して各ミカンA…を等
階級別に放出する。各分配用コンベア6…に載置された
各ミカンA…は人為的又は機械的に箱詰め処理し、等階
級に該当しない規格外の各ミカンA…は回収位置gに配
設した回収用コンベア5に放出して回収処理する。
【0029】以上のように、各支持軸14…間に載置さ
れた各ミカンA…の一側面に各放出板16…を当接して
放出方向に水平移動するので、各分配位置b〜fに配設
した各分配用コンベア6…に各ミカンA…を放出すると
き、各ミカンA…の載置姿勢が変位するのを防止でき
る。各ミカンA…を適宜姿勢に保持した状態のまま各分
配用コンベア6…に夫々供給するため、各ミカンA…の
箱詰め作業が容易に行える。且つ、各支持軸14…間に
載置された各ミカンA…を水平移動して各分配用コンベ
ア6…に放出するので、放出時の落差が小さくなり、各
ミカンA…に付与される衝撃が減少するため、各ミカン
A…の外周面に打ち傷や擦り傷等が付いたりせず、各ミ
カンA…の商品価値が損なわれるのを防止できる。しか
も、仕分け用コンベア3全長に架設した任意位置の各支
持軸14…間に各ミカンA…を順次載置するため、従来
例のように各ミカンA…の載置位置及び載置間隔が規制
されたりせず、多数個の各ミカンA…を任意間隔に近接
又は離間した状態のまま連続して搬送することができ、
搬送効率及び搬送能力の向上を図ることができる。
【0030】図6は各公転用チェーン32,32間に軸
架した各載置ローラ33…を、例えば、合成ゴム、皮革
等の接触抵抗の大きい部材で形成した回転用パッド35
に圧接して回転する第2実施例の果菜物回転機5を示
し、仕分け用コンベア3を構成する各支持軸14…間に
各載置ローラ33…を挿入すると共に、各支持軸14…
間に挿入した各載置ローラ33…を回転用パッド35に
圧接しながら送り方向に周回移動して、同回転用パッド
35に圧接された各載置ローラ33…を任意方向に回転
するので、第1実施例と同様に、各載置ローラ33…間
に載置された各ミカンA…を任意姿勢に方向転換するこ
とができ、各ミカンA…の等階級が適確に評価判定でき
る。
【0031】図7は仕分け用コンベア3上の検査位置a
に搬送される各ミカンA…の上下周面を2台の各撮像用
カメラ25,25で別々に撮像する第3実施例の等階級
判定装置4を示し、仕分け用コンベア3を構成する各支
持軸14…間に各載置ローラ33…を挿入すると共に、
第1又は第2実施例の果菜物回転機5により各支持軸1
4…間に挿入した各載置ローラ33…を任意方向に回転
して、各載置ローラ33…間に載置された各ミカンA…
を任意姿勢に方向転換する。同時に、各載置ローラ33
…間に載置された各ミカンA…の上下周面を各撮像用カ
メラ25,25により別々に撮像するので、第1実施例
と同様に、各ミカンA…の等階級が適確に判定できると
共に、各撮像用カメラ25,25で撮像した画像データ
を別々に記憶するため、画像データの処理が容易に行
え、判定精度の向上を図ることができる。
【0032】図8は上段側の各支持軸37…間に載置さ
れた各ミカンA…を、下段側の各支持軸39…に取付け
た各放出板40…により等階級別に放出する第4実施例
の仕分け用コンベア3を示し、搬送路の一側上部に架設
した周回用チェーン36にミカンAが載置される間隔に
隔てて多数本の各支持軸37…を架設し、同側下部に架
設した周回用チェーン38に上段側の各支持軸37…間
に載置されるミカンAの下部周面と対向する間隔に隔て
て多数本の各支持軸39…を架設し、下段側の各支持軸
39…上に取付けた各放出板40…を、上段側の各支持
軸37…間に載置されたミカンAと当接及び各支持軸3
7…間に挿入される大きさ及び形状に形成している。
【0033】つまり、上下段の各周回用チェーン36,
38に架設した各支持軸37…及び各支持軸39…を送
り方向に同期移動して、上段側の各支持軸37…間に載
置された各ミカンA…を各分配位置b〜fに移動すると
共に、上段側の各支持軸37…間に下段側の各支持軸3
9…に取付けた各放出板40…を順次挿入する。等階級
判定装置4による判定と対応する各位置b〜fに各支持
軸37…が移動したとき、その判定と対応する各位置b
〜fに配設した各係止解除器30…を作動して、各支持
軸37…間に載置された各ミカンA…を各放出板16…
により放出方向に水平移動させ、各位置b〜fに配設し
た各分配用コンベア6…に対して各ミカンA…を等階級
別に放出する。なお、各位置b〜fの下部又は全長に架
設した周回用チェーン38の各支持軸39…上に各放出
板40…を取付け、各位置b〜fに於いて、各支持軸3
7…間に載置された各ミカンA…を各放出板40…によ
り放出方向に水平移動して等階級別に放出するもよい。
【0034】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の載置物は、実施例のミカンAに対
応し、以下同様に、鍵盤型搬送装置は、仕分け用コンベ
ア3に対応し、搬送帯及び無端帯は、各周回用チェーン
12,36,38に対応し、支持軸は、各支持軸14,
37と、ガイド軸15とに対応し、可動体、各放出板1
6,40に対応し、水平移動手段は、取付け部材13
と、コイルスプリング17,19と、係止レバー18
と、係止解除器30と、復帰ガイド31とに対応する
も、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【0035】なお、上述した第1実施例では、仕分け用
コンベア3上の検査位置aに搬送される各ミカンA…を
1台の撮像用カメラ25だけで撮像するが、例えば、複
数本(2本、3本)の各仕分け用コンベア3…により搬
送される各ミカンA…を1台又は2台の撮像用カメラ2
5で撮像するもよく、各ミカンA…の等階級が適確に評
価判定できる。
【0036】且つ、仕分け用コンベア3上の検査位置a
に搬送される各ミカンA…の両側周面を2台の各撮像用
カメラ25,25で左右方向又は斜め上方から撮像する
もよく、各ミカンA…を上方から撮像するよりも撮像範
囲が広くなり、各ミカンA…の周面全体が撮像できる。
【0037】且つ、果菜物回転機5を構成する各載置ロ
ーラ33…を左右に分割形成し、各載置ローラ33…の
左右周面に回転用ベルト34又は回転用パッド35を圧
接して、各載置ローラ33…の左右周面を異なる周速で
独立回転することで、各載置ローラ33…間に載置され
た各ミカンA…を前後方向及び水平方向に回転すること
ができ、各ミカンA…の周面全体を確実に撮像できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の果菜物選別装置を構成する搬送経
路の全体構成を示す平面図。
【図2】仕分け用コンベアによる搬送状態を示す側面
図。
【図3】仕分け用コンベアを構成する支持軸及び放出板
の取付け状態を示す正面図。
【図4】仕分け用コンベアを構成する放出板の放出動作
を示す正面図。
【図5】仕分け用コンベアによる搬送状態及び放出動作
を示す平面図。
【図6】第2実施例の果菜物回転機による回転動作を示
す側面図。
【図7】第3実施例の等階級判定装置による撮像状態を
示す側面図。
【図8】第4実施例の仕分け用コンベアによる搬送状態
及び放出動作を示す平面図。
【符号の説明】
A…ミカン 1…果菜物選別装置 2…荷受け用コンベア 3…仕分け用コンベア 4…等階級判定装置 5…果菜物回転機 6…分配用コンベア 7…回収用コンベア 12,36,38…周回用チェーン 13…取付け部材 14,37,39…支持軸 15…ガイド軸 16,40…放出板 17,19…コイルスプリング 18…係止レバー 25…撮像用カメラ 27…判定装置本体 30…係止解除器 31…復帰ガイド 33…載置ローラ 34…回転用ベルト 35…回転用パッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数個の各載置物を搬送する搬送帯の搬送
    側に多数本の各支持軸を送り方向に対して直交する方向
    に水平架設し、上記各支持軸を該各支持軸間に載置物が
    載置される所定の間隔に隔てて送り方向に配設し、上記
    搬送帯の一側部に上記各支持軸間に載置される載置物の
    一側面と対向して各可動体を配設すると共に、上記各可
    動体を上記各支持軸間に載置物が載置される待機位置
    と、該各支持軸間に載置された載置物を放出する放出位
    置とに移動する水平移動手段を設けた鍵盤型搬送装置。
  2. 【請求項2】上記搬送帯を、搬送路の一側部に架設した
    無端帯の搬送側に多数本の各支持軸を送り方向に対して
    直交する方向に水平架設し、上記各支持軸の一端側に該
    各支持軸間に載置される載置物の一側面と対向して各可
    動体を配設して構成した請求項1記載の鍵盤型搬送装
    置。
  3. 【請求項3】上記搬送帯を、上記各支持軸の周面上に該
    各支持軸間に載置される載置物の一側面と対向して各可
    動体を取付け、上記各可動体を上記各支持軸間に載置さ
    れる載置物と対向する方向に水平移動可能に設けて構成
    した請求項1又は2記載の鍵盤型搬送装置。
  4. 【請求項4】上記搬送帯を、上記各支持軸の対向周面間
    に該各支持軸間に載置される載置物の一側面と対向して
    各可動体を配設し、上記各可動体を上記各支持軸間に載
    置される載置物と対向する方向に水平移動可能に設けて
    構成した請求項1又は2記載の鍵盤型搬送装置。
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Cited By (7)

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