JP3628731B2 - 物品選別機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば、果実類(林檎、梨、桃、キウイ、その他)、芋類(馬鈴薯、薩摩芋、その他)等の球形状を有する被測定物を階級別に選別する作業に用いられる物品選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような果実類を階級別に選別する一般的な方法としては、例えば、ドラム方式、ベルト方式或いはカメラ方式、重量方式等の選別方法がある。
【0003】
上述したカメラ方式により果実を選別する場合、図11及び図12に示すように、選別用コンベア30の各受け皿31…上に特異形状を有する多数個の各果実C…を1個ずつ載置し、同各受け皿31…に載置された多数本の各果実C…を撮像用カメラ32で順次撮像すると共に、撮像用カメラ32で撮像した画像データと、判定装置33に格納された階級データとを比較して、各受け皿31…に載置された各果実C…の階級を判定する。予め階級別に設定した仕分け位置に判定と対応する受け皿31が移動したとき、同受け皿31を横向き姿勢に横転させ、仕分け位置に配設した仕分け用コンベア34上に同一階級の果実Cを順次移載する選別する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように各受け皿31…を横向き姿勢に横転して、仕分け位置に配設した仕分け用コンベア34上に同一階級の果実Cを順次移載するので、例えば、熊本名デコポン、愛媛名ヒメポン、広島名キヨポン等で通称される新品種の果実Cを選別する場合、これら新品種の果実Cは表皮及び肉質が軟弱であるため、仕分け用コンベア34上に移載したときに果実Cが横向きに倒れ、果実Cの頭部Ca側に突出する突起Cbが仕分け用コンベア34の搬送面に接触しただけで、果実Cの商品価値が損なわれてしまう。且つ、新品種の果実Cは表皮が剥がれやすく、打ち傷や擦り傷等が付きやすいため、図示した選別方法では新品種の果実Cを選別することが困難であり、不良品の発生率が大きく、経済性及び作業性の点で適さないという問題点を有している。
【0005】
この発明は上記問題に鑑み、選別用コンベアを構成する各搬送帯間に被測定物を載置して搬送し、各搬送帯間に載置された被測定物を徐々に垂直降下させて階級別に振分け供給するので、被測定物の姿勢が変位するのを防止でき、且つ、商品価値が損なわれるのを確実に防止することができる物品選別機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、選別用コンベア上に設定した各仕分け位置に多数個の各被測定物を搬送し、該各仕分け位置に設けた各仕分け部に対して各被測定物を階級別に供給する物品選別機であって、上記選別用コンベアを構成する複数本の各搬送帯を送り方向に平行して架設し、上記各搬送帯の長手側対向面を下方に向けて幅狭となる角度に傾斜すると共に、該各搬送帯の対向面間に形成した各谷間部分を送り方向に対して幅広となる間隔に形成し、上記選別用コンベア上に設定した各仕分け位置の間に、上記各搬送帯の各谷間部分に載置される被測定物の底面側と対向して各ガイド部材を送り方向に水平架設した物品選別機であることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記各ガイド部材の後端側を送り方向に対して徐々に低くなる角度に傾斜し、該各ガイド部材の後端側を上記各仕分け位置に設けた各仕分け部に対して適宜間隔に近接した物品選別機であることを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1記載の物品選別機は、選別用コンベアを構成する各搬送帯の各谷間部分に各被測定物を順次載置し、予め階級別に設定した各仕分け位置に向けて各被測定物を順次搬送する。各搬送帯の谷間部分が送り方向に対して幅広となるため、各搬送帯の谷間部分に載置された各被測定物が徐々に垂直降下される。次に、各仕分け位置に対してその各階級と対応する大きさの被測定物が移動され、各搬送帯の谷間部分が被測定物の横幅寸法よりも幅広となったとき、各仕分け位置に設けた各仕分け部に対して各被測定物が載置姿勢のまま供給される。以下同様に、各搬送帯の谷間部分に載置された各被測定物を階級別に振分け供給する。且つ、各搬送帯の谷間部分に載置された各被測定物を徐々に垂直降下すると共に、各仕分け位置前段に架設した各ガイド部材の水平部分に沿って、各搬送帯の谷間部分に保持された各被測定物を送り方向に水平移動させ、予め階級別に設定した各仕分け位置に、各階級と対応する大きさの各被測定物が到達するまでに落下するのを防止する。
【0009】
請求項2記載の物品選別機は、上記請求項1記載の作用と併せて、各仕分け位置前段に架設した各ガイド部材の傾斜部分に沿って、各搬送帯の谷間部分に保持された各被測定物を送り方向に対して徐々に垂直降下させ、各仕分け位置に設けた各仕分け部に対して各被測定物を適宜間隔に近接して供給するので、被測定物を移載するときの落差が小さくなり、移載時に生じる衝撃が軽減される。
【0010】
【発明の効果】
この発明によれば、選別用コンベアを構成する各搬送帯間に被測定物を載置した状態のまま搬送し、各搬送帯間に載置された被測定物を徐々に垂直降下させて各仕分け部に振分け供給するので、搬送時及び供給時に於いて、各搬送帯間に載置された被測定物の姿勢が変位するのを防止でき、従来例のような軟弱果実を振分け供給する作業に最適であり、載置時の姿勢を保持した状態のまま振分け供給することができる。
【0011】
しかも、各搬送帯の谷間部分に保持された各被測定物を各ガイド部材の水平部分に沿って水平移動させるので、予め階級別に設定した各仕分け位置に到達するまでに各被測定物が途中落下するのを防止でき、各仕分け部に対して各被測定物を階級別に振分け供給する選別作業が確実に行える。且つ、各搬送帯の谷間部分に保持した各被測定物を各ガイド部材の傾斜部分に沿って徐々に垂直降下させるので、各仕分け部に対して各被測定物を移載するときの落差が小さくなり、従来例のように果実の表皮が剥がれたり、表皮に傷が付いたりせず、被測定物の商品価値が損なわれるのを防止できる。
【0012】
【実施例】
図面は被測定物の一例として果実を階級別に選別する作業に用いられる第1実施例の果実選別機を示し、図1に於いて、この果実選別機1は、例えば、生産者側から持ち込まれる多数個の各果実C…を振分け用コンベア2に載置して、同振分け用コンベア2に載置された各果実C…を左右の各荷受け用コンベア3,3に振分け供給する。各荷受け用コンベア3,3により搬送される各果実C…を待機する作業者の手で直接保持して、選別用コンベア4を構成する各布製ベルト5…の谷間部分に各果実C…を順次載置する。選別用コンベア4上に設定した階級別の各仕分け位置a,b,c,d,eに各果実C…を順次搬送し、階級(例えば、S、M、L、2L、3L)と対応する大きさの各果実C…のみを各布製ベルト5…の谷間部分から垂直降下して、各仕分け位置a,b,c,d,eに配設した各仕分け用コンベア6…に順次移載する。各仕分け用コンベア6…に振分けられた各果実C…を人為的作業又は機械的作業により順次箱詰めする。なお、階級に該当しない規格外の各果実C…は、選別用コンベア4の送り側終端部に配設した果実回収部7に投入する。
【0013】
上述した選別用コンベア4は、図2、図3、図4に示すように、断面台形に形成した3本の各生地ガイド8…を送り方向に平行して架設し、同各生地ガイド8…の送り側始端部に近接して軸支した各プーリ9…と、同各生地ガイド8…の送り側終端部に近接して軸支した各プーリ10…との間に3本の各周回用ベルト11…を張架している。且つ、各生地ガイド8…の長手側上端部に沿って架設した上段側の各ベルトガイド12…上に各周回用ベルト11…を係合し、同各生地ガイド8…の下段側に架設した上下一対の各ベルトガイド13,14間に各周回用ベルト11…を係合して、終端側上部に配設した減速機付き周回用モータ15の駆動力により、各スプロケット16,17及び駆動チェーン18を介して各周回用ベルト11…を送り方向に同期回転させ、同各周回用ベルト11…の長手側全長に固定した布製の各布製ベルト5…を送り方向に周回する。
【0014】
且つ、各仕分け位置a,b,c,d,eと対応する下部位置に、上述した選別用コンベア4の送り方向と直交して各仕分け用コンベア6…を互い違いに配設すると共に、同選別用コンベア4と各仕分け用コンベア6…との上下間隔を、適宜サイズを有する果実Cの最大高さよりも若干隔てられた間隔に設定している。
【0015】
且つ、各ベルトガイド14,14の送り側始端部に各折返しガイド19,19を連設し、送り側始端部に回帰する各布製ベルト5…の垂下側下縁部を各折返しガイド19,19で順次折返して、同各生地ガイド8…の谷間部分に対して各布製ベルト5…の垂下側下縁部を集束しながら連続的に挿入する。
【0016】
前述した各生地ガイド8は、図5、図6、図7、図8に示すように、各生地ガイド8…の長手側対向面を下方に向けて徐々に狭くなる角度に傾斜し、同各生地ガイド8…の長手側全長を送り方向に対して徐々に幅狭となる断面形状に形成し、同各生地ガイド8…の谷間部分を送り方向に対して徐々に幅広となる間隔Wに形成すると共に、各仕分け位置a,b,c,d,eと対応する各生地ガイド8…の谷間部分を、予め階級別に設定した適宜サイズの各果実C…が落下許容される間隔Wに形成している。
【0017】
且つ、各仕分け位置a,b,c,d,eの前段側下部であって、各生地ガイド8…の谷間側下縁部に2枚の各支持プレート20,20を送り方向に平行して架設し、同各生地ガイド8…の谷間側下縁部よりも内側に各支持プレート20,20の長手側縁部を若干突出して架設すると共に、同各支持プレート20,20の後端側を送り方向に対して徐々に低くなる角度に傾斜し、同各支持プレート20,20の後端側を各仕分け用コンベア6…の搬送面に対して適宜間隔に近接している。
【0018】
前述の各布製ベルト5…は、例えば、ビロード、デニム、ツィード、天竺、羅紗、不織布等の柔らかい布生地をループ状に縫製して各布製ベルト5…を形成し、中央部に架設した生地ガイド8の両側斜面が覆われる生地幅に布製ベルト5を形成し、両側部に架設した各生地ガイド8…の片側斜面が覆われる生地幅に各布製ベルト5…を形成すると共に、中央部に張架した周回用ベルト11の周面全長と、同周回用ベルト11の長手側周面と対向する布製ベルト5の裏面側中央部とを多数本の各止めネジ21…で固定し、両側部に張架した各周回用ベルト11…の周面全長と、同各周回用ベルト11…の長手側周面と対向する各布製ベルト5…の裏面側上縁部とを多数本の各止めネジ21…で固定して、各生地ガイド8…の谷間側を各布製ベルト5…で被覆している。なお、実施例では柔らかい布生地で形成した布製ベルト5を用いているが、例えば、天然皮革、合成皮革、合成樹脂等の軟質素材で形成したベルトを用いてもよい。
【0019】
また、図9に示すように、各布製ベルト5…の長手側対向面に、例えば、ニット編みした多数枚の各支持片5a…を送り方向に対して一つの果実Cが載置される前後間隔に隔てて縫合することで、各布製ベルト5…の谷間部分に載置された各果実C…の姿勢が各支持片5a…により保持され、各仕分け位置a,b,c,d,eの階級と対応する大きさの各果実C…を各仕分け用コンベア6…に移載するとき、各布製ベルト5…の谷間部分に載置された各果実C…が前後方向に横転するのを積極的に防止でき、果実Cの頭部Ca側に突出する突起Cbを上向けた状態のまま移載することができる。
【0020】
図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、果実選別機1による果実Cの選別方法を説明する。
先ず、図1及び図2に示すように、生産者側から持ち込まれる多数個の各果実C…を振分け用コンベア2に載置し、同振分け用コンベア2に載置された各果実C…を左右の各荷受け用コンベア3,3に振分け供給する。同時に、各荷受け用コンベア3,3により搬送される各果実C…を待機する作業者の手で直接保持して、選別用コンベア4を構成する各布製ベルト5…の谷間部分に各果実C…を順次載置する。つまり、図5に示すように、果実Cの頭部Ca側に突出する突起Cbを上向けた状態のまま各布製ベルト5…の谷間部分に載置する。
【0021】
次に、予め階級別(例えば、S、M、L、2L、3L)に設定した各仕分け位置a,b,c,d,eに、各布製ベルト5…の谷間部分に載置された各果実C…を上向けた状態のまま順次搬送すると共に、各仕分け位置a,b,c,d,eの階級と対応する大きさの果実Cのみを垂直降下して、同各仕分け位置a,b,c,d,eに配設した各仕分け用コンベア6…に順次移載する。
【0022】
つまり、図6に示すように、各生地ガイド8…の谷間部分を送り方向に対して徐々に幅広となる間隔Wに形成しているので、予め階級別に設定した各仕分け位置a,b,c,d,eに、各階級と対応する大きさの各果実C…を移動させるとき、各位置に到達するまでに、各布製ベルト5…の対向面間に載置された各果実C…が上向いた状態のまま徐々に降下される。同時に、各仕分け位置a,b,c,d,eに到達するまで、各生地ガイド8…の谷間側下縁部に架設した各支持プレート20,20の水平部分で各布製ベルト5…の垂下側下縁部を支持し、各布製ベルト5…の垂下側下縁部に載置された各果実C…を送り方向に水平移動する。
【0023】
図7及び図8に示すように、各仕分け位置a,b,c,d,eに、各階級と対応する大きさの各果実…を移動させたとき、各生地ガイド8…の谷間部分が果実Cの横幅寸法よりも広いため、各布製ベルト5…の垂下側下縁部から果実Cが垂直降下される。同時に、各支持プレート20,20の傾斜部分に沿って各布製ベルト5…の垂下側下縁部に載置された各果実C…を上向けた状態のまま徐々に垂直降下させ、各仕分け位置a,b,c,d,eの階級と対応する大きさの果実Cのみを垂直降下させて、同各仕分け位置a,b,c,d,eに配設した各仕分け用コンベア6…に各果実C…を近接して順次移載する。
【0024】
次に、各仕分け用コンベア6…に振分けられた各果実C…を作業者の手で直接保持して適宜数箱詰めする。或いは、適宜数の各果実C…を吸着パッド(図示省略)で吸着保持して機械的に箱詰めすることで、多数個の各果実C…を階級別に選別する作業及び箱詰めする作業が容易に行える。なお、階級(例えば、S、M、L、2L、3L)に該当しない規格外の各果実C…は、選別用コンベア4の送り側終端部に配設した果実回収部7に一時ストックして回収する。
【0025】
以上のように、選別用コンベア4を構成する各布製ベルト5…間に各果実C…を載置した状態のまま搬送し、同布製ベルト5…間に載置された各果実C…を徐々に垂直降下させて階級別に振分け供給するので、搬送時及び供給時に於いて、各布製ベルト5…間に載置された各果実C…の姿勢が変位するのを防止でき、各果実C…を上向けた状態のまま各仕分け位置a,b,c,d,eの各仕分け用コンベア6…に対して振分け供給することができる。
【0026】
しかも、各布製ベルト5…の谷間部分に保持された各果実C…を各支持プレート20,20の水平部分に沿って水平移動させるので、予め階級別に設定した各仕分け位置a,b,c,d,eに到達するまでに各果実C…が途中落下するのを防止でき、各仕分け位置a,b,c,d,eに配設した各仕分け用コンベア6…に対して各果実C…を階級別に振分け供給する選別作業が確実に行える。
【0027】
且つ、各布製ベルト5…の谷間部分に保持された各果実C…を各支持プレート20,20の傾斜部分に沿って徐々に垂直降下させるので、各仕分け位置a,b,c,d,eに配設した各仕分け用コンベア6…に対して各果実C…を移載するときの落差が小さくなり、従来例のように果実Cの表皮が剥がれたり、表皮に傷が付いたりせず、各果実C…の商品価値が損なわれるのを防止できる。
【0028】
図10は機械的に供給される果実Cを選別する第2実施例の果実選別機1を示し、同機は、荷受けされる多数個の各果実C…を荷受け用コンベア22上に順次載置して、同荷受け用コンベア22から供給される各果実C…を振動式の整列用フィー23に順次移載すると共に、同整列用フィーダ23の各傾斜ベルト24…を振動させながら送り方向に回転して、荷受け用コンベア22から供給される各果実C…を選別用コンベア4の各布製ベルト5…間と対応する間隔に整列させる。
【0029】
つまり、整列用フィーダ23を構成する各傾斜ベルト24…を送り方向に平行して張架し、同各傾斜ベルト24…の搬送面を送り方向に対してV字形となるように傾斜しているので、荷受け用コンベア22から供給される各果実C…を各傾斜ベルト24…間に順次移載し、同各傾斜ベルト24…間に載置された各果実C…に振動を付与しながら搬送することで、選別用コンベア4の各布製ベルト5…間と対応する間隔に整列される。
【0030】
次に、整列用フィーダ23の各傾斜ベルト24…から供給される各果実C…を、選別用コンベア4の各布製ベルト5…間に張架した各整列ベルト25…上に順次移載して、各布製ベルト5…の谷間部分に対して各果実C…を上向けた状態のまま順次移載する。以下、第1実施例と同様にして、選別用コンベア4の各布製ベルト5…の谷間部分に保持された各果実C…を垂直降下して、各仕分け位置a,b,c,d,eに配設した各仕分け用コンベア6…上に各果実C…を上向けた状態のまま移載するので、多数個の各果実C…を供給する作業及び選別する作業が機械的に行え、作業の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0031】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の物品選別機は、実施例の果実選別機1に対応し、
以下同様に、
被測定物は、果実Cに対応し、
搬送帯は、布製ベルト5に対応し、
仕分け部は、仕分け用コンベア6に対応し、
ガイド部材は、支持プレート20に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0032】
上述した果実選別機1は、特異形状を有する果実Cの選別作業に用いられているが、例えば、林檎、梨、桃、キウイ等の果実類、或いは、馬鈴薯、薩摩芋等の芋類を階級別に選別する作業にも適用することができ、第1実施例と同様に、果実や芋等の被測定物を階級別に選別する作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】人為的に供給される果実を選別する第1実施例の果実選別機を示す平面図。
【図2】選別用コンベア及び各仕分け用コンベアの配置状態を示す平面図。
【図3】選別用コンベア及び各仕分け用コンベアの配置状態を示す側面図。
【図4】布製ベルトの架設状態を示す縦断正面図。
【図5】布製ベルトの谷間部分に載置された果実の保持状態を示す縦断正面図。
【図6】布製ベルトの谷間部分に載置された果実の選別動作を示す縦断正面図。
【図7】布製ベルトの谷間部分に載置された果実の仕分け動作を示す縦断正面図。
【図8】布製ベルトの谷間部分に載置された果実の仕分け動作を示す側面図。
【図9】布製ベルトの谷間部分に支持片を張架した状態を示す側面図。
【図10】機械的に供給される果実を選別する第2実施例の果実選別機を示す平面図。
【図11】従来装置による果実の選別方法を示す側面図。
【図12】果実の仕分け動作を示す縦断正面図。
【符号の説明】
C…果実
a,b,c,d,e…仕分け位置
1…果実選別機
2…振分け用コンベア
3…荷受け用コンベア
4…選別用コンベア
5…布製ベルト
6…仕分け用コンベア
7…果実回収部
8…生地ガイド
20…支持プレート
22…荷受け用コンベア
23…整列用フィーダ
24…傾斜ベルト
25…整列ベルト

Claims (2)

  1. 選別用コンベア上に設定した各仕分け位置に多数個の各被測定物を搬送し、該各仕分け位置に設けた各仕分け部に対して各被測定物を階級別に供給する物品選別機であって、
    上記選別用コンベアを構成する複数本の各搬送帯を送り方向に平行して架設し、上記各搬送帯の長手側対向面を下方に向けて幅狭となる角度に傾斜すると共に、該各搬送帯の対向面間に形成した各谷間部分を送り方向に対して幅広となる間隔に形成し、
    上記選別用コンベア上に設定した各仕分け位置の間に、上記各搬送帯の各谷間部分に載置される被測定物の底面側と対向して各ガイド部材を送り方向に水平架設した
    物品選別機。
  2. 上記各ガイド部材の後端側を送り方向に対して徐々に低くなる角度に傾斜し、該各ガイド部材の後端側を上記各仕分け位置に設けた各仕分け部に対して適宜間隔に近接した
    請求項1記載の物品選別機。
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