JP2003093977A - 農産物の選別装置 - Google Patents

農産物の選別装置

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JP2003093977A
JP2003093977A JP2001293719A JP2001293719A JP2003093977A JP 2003093977 A JP2003093977 A JP 2003093977A JP 2001293719 A JP2001293719 A JP 2001293719A JP 2001293719 A JP2001293719 A JP 2001293719A JP 2003093977 A JP2003093977 A JP 2003093977A
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Kazuhiko Hosokawa
和彦 細川
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被選別物の損傷を抑制して選別処理できる農
産物の選別装置を提供する。 【解決手段】 受入部1にて受け入れた被選別物Nを一
つづつ保持した状態で、仕分け情報判別部Jを経由して
複数段階の選別区分に分けて被選別別物Nを収集する複
数の収集部5に搬送し、且つ、その複数の収集部5のい
ずれかに対して被選別物Nを選択的に排出するように構
成された搬送手段6と、仕分け情報判別部Jにて判別さ
れた被選別物夫々の判別情報に基づいて、各被選別物N
の属する選別区分を求めて、各被選別物Nを前記複数の
収集部5のうちでそれが属する選別区分に対応する収集
部5に排出させるように、搬送手段6の搬送作動を管理
する管理手段Hとが備えられ、複数の収集部5が、排出
された被選別物Nを縦列状態で且つ一つづつ分離した状
態で搬送するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トマト、茄子、メ
ロン、桃、ミカンなどの果菜類や、サツマイモなどの穀
物類等、種々の農産物を選別処理するための選別装置に
関し、詳しくは、受入部にて受け入れた被選別物を一つ
づつ保持した状態で、仕分け情報判別部を経由して複数
段階の選別区分に分けて被選別別物を収集するための複
数の収集部に搬送し、且つ、その複数の収集部のいずれ
かに対して被選別物を選択的に排出するように構成され
た搬送手段と、前記仕分け情報判別部にて判別された被
選別物夫々の判別情報に基づいて、各被選別物の属する
選別区分が複数段階の選別区分のいずれであるかを求め
て、各被選別物を前記複数の収集部のうちでそれが属す
る選別区分に対応する収集部に排出させるように、前記
搬送手段の搬送作動を管理する管理手段とが備えられた
農産物の選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の農産物の選別装置は、仕分け
情報判別部にて、農産物を複数段階の選別区分に仕分け
るための判別情報を判別して、その判別情報に基づい
て、各被選別物をそれが属する選別区分の収集部にて収
集させるようにしたものである。尚、仕分け情報判別部
にては、分光分析装置等を用いて内部品質情報を判別し
たり、撮像手段等を用いて外観品質を判別する等、検査
装置を用いて自動的に判別情報を得ることが多いが、作
業員が目視検査にて判別してその判別情報を入力する形
態もある。従来では、収集部は、トレイ状の容器として
構成され、搬送手段から排出される被選別物を貯留する
形態に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、収集部に排
出される被選別物は、先に排出されて貯留されている被
選別物群の中に、後で選別された被選別物が投入される
ものであるため、被選別物同士が接当するものであり、
そして、その接当により被選別物が損傷する虞があっ
た。ちなみに、農産物のうちで特に果菜類は、互いの接
当により表面が傷つき易いものであり、そのような損傷
が発生すると商品価値が低下するものであり、損傷を抑
制することが特に望まれている。
【0004】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、被選別物の損傷を抑制した状態で
仕分け処理を行うことができる農産物の選別装置を提供
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の農産物の選別
装置は、受入部にて受け入れた被選別物を一つづつ保持
した状態で、仕分け情報判別部を経由して複数段階の選
別区分に分けて被選別別物を収集するための複数の収集
部に搬送し、且つ、その複数の収集部のいずれかに対し
て被選別物を選択的に排出するように構成された搬送手
段と、前記仕分け情報判別部にて判別された被選別物夫
々の判別情報に基づいて、各被選別物の属する選別区分
が複数段階の選別区分のいずれであるかを求めて、各被
選別物を前記複数の収集部のうちでそれが属する選別区
分に対応する収集部に排出させるように、前記搬送手段
の搬送作動を管理する管理手段とが備えられたものであ
って、前記複数の収集部が、排出された被選別物を縦列
状態で且つ一つづつ分離した状態で搬送するように構成
されている点を特徴とする。
【0006】すなわち、搬送手段から複数の収集部に排
出される被選別物は、排出された収集部にて、縦列状態
で且つ一つづつ分離した状態で搬送されることになり、
一つづつ分離した状態で搬送される被選別物は、他の被
選別物と接当することが回避されることになる。従っ
て、収集部に排出された被選別物が他の被選別物との接
当により損傷するのを抑制した状態で、被選別物を仕分
け処理することが可能となり、一層良好な仕分け処理を
行える農産物の選別装置を提供するに至った。
【0007】請求項2の農産物の選別装置は、請求項1
の特徴に加えて、前記収集部が、前記被選別物の載置保
持部を搬送方向に並べて備え、且つ、前記搬送手段から
排出される被選別物の受取箇所に位置させる前記載置保
持部が被選別物を受け取るごとに、次の載置保持部を前
記受取箇所に位置させるように搬送作動するように構成
されている点を特徴とする。
【0008】すなわち、搬送手段から放出された被選別
物を収集する収集部は、搬送手段から排出される被選別
物を受け取る受取箇所に位置させる載置保持部を、被選
別物を受け取るごとに、次の載置保持部を前記受取箇所
に位置させるように搬送作動ることになる。つまり、被
選別物は載置保持部に保持された状態で、縦列状態で且
つ一つづつ分離した状態で搬送されることになり、そし
て、収集部は搬送手段からの被選別物の排出に同期して
搬送作動することになる。このように載置保持部にて保
持される被選別物は、他の被選別物と接当することが無
いばかりでなく、把持や吸引等の形態で保持して搬送さ
れるに較べて、搬送による損傷を回避し易いものであ
り、しかも、収集部は、載置保持部を被選別物の搬送手
段からの排出に同期して移動させながら搬送するもので
あるから、載置保持部を連続的に駆動する形態を採用す
るに較べて、多数の被選別物を小さなスペースにて載置
保持できるものである。従って、収集部における搬送に
より被選別物を損傷するのを的確に回避し、しかも、収
集部において小さなスペースで多量の被選別物を載置保
持することが可能となるのであり、一層便利に使用でき
る農産物の選別装置を提供できるに至った。
【0009】請求項3の農産物の選別装置によれば、請
求項2の特徴に加えて、前記複数段階の選別区分のうち
の一つの選別区分に対して、前記収集部が複数割り当て
られ、前記管理手段が、一つの選別区分に対する複数の
収集部のうちの一つに被選別物を集中して排出し、その
収集部に保持可能な設定数の被選別物を排出すると、別
の収集部に被選別物を集中して排出することを繰り返す
ように、前記搬送手段の搬送作動を管理するように構成
されている点を特徴とする。
【0010】すなわち、管理手段は、一つの選別区分に
対して備えられている複数の収集部のうちの一つに対し
て被選別物を集中して排出し、その収集部に保持可能な
設定数の被選別物が排出されると、別の収集部に被選別
物を集中して排出することを繰り返すように、搬送手段
を搬送作動させることになる。つまり、一つの選別区分
に対して複数の収集部が備えられており、それらの一つ
が保持可能な設定数の被選別物を保持すると、他の収集
部に被選別物が排出されるものとなるから、箱詰め等の
ために、 保持可能な設定数の非選別物を保持した収集部
から被選別物を取り出すことを、他の収集部に被選別物
を収集するときに行えるものとなる、換言すれば、箱詰
め等のために、収集部からの被選別物を取り出すこと
を、他の収集部に被選別部通を収集する時間内に余裕を
持って行えるものとなるのであり、収集部から被選別物
を取り出すことを、作業員にて手動にて行う形態を採用
する場合は勿論、自動化を図る場合にも時間的な余裕を
持って的確に行い易い物となる。したがって、 収集した
被選別物に対する作業をも良好に行わせることが可能な
農産物の選別装置を提供できるに至った。
【0011】請求項4の農産物の選別装置によれば、請
求項2又は3の特徴に加えて、前記収集部が保持可能な
被選別物の設定数が、被選別物箱詰め用の収納箱の収納
個数に設定されている点を特徴とする。
【0012】すなわち、収集部が保持可能な被選別物の
設定数が、被選別物箱詰め用の収納箱の収納個数に設定
されているから、収集部に設定個数が保持されると、そ
の保持された被選別物を一挙に箱詰めする手順で作業を
行わせることが可能となるのであり、手動による箱詰め
を行う場合及び箱詰めの自動化を行わせる場合のいずれ
にも便利である。特に、請求項3の構成と組み合わせれ
ば、保持可能な設定数の非選別物を保持した収集部から
被選別物を取り出して、箱詰めすることを、他の収集部
に被選別物を収集するときに行えるものとなる。したが
って、 被選別物の箱詰めを行わせるのに有効に使用でき
る農産物の餞別装置を提供できるに至った。
【0013】請求項5の農産物の選別装置は、請求項2
〜4のいずれか1項の特徴に加えて、前記収集部に搬送
作動を指令する手動操作式の指令手段が設けられている
点を特徴とする。すなわち、収集部に収集された被選別
物を、手動操作式の指令手段にて搬送作動を指令するこ
とにより、適宜搬送させることができるものとなる。説
明を加えると、例えば作業の終了時等において、被選別
物が収集部に保持可能な設定数収集される前に、収集部
に保持された被選別物を取り出すときに、手動操作式の
指令手段にて搬送作動を指令することにより、搬送手段
からの被選別物の排出とは非同期で収集部を搬送作動さ
せて、非選別物を取り出すことが出来る等、収集部を搬
送手段からの被選別物の排出とは非同期で搬送作動させ
ることを、必要に応じて適宜おこなえるものとなるので
あり、一層便利に使用できる農産物の選別装置を提供す
るに至った。
【0014】請求項6の農産物の選別装置は、請求項1
〜5のいずれか1項の特徴に加えて、前記管理手段が、
前記複数の収集部うちで、前記複数段階の選別区分の夫
々に割り当てる収集部の割り当て数を、前記仕分け情報
判別部にて判別された被選別物夫々の判別情報に基づい
て、それに属する被選別物の発生頻度が多い選別区分に
対して多くの収集部が割り当てられるように変更設定す
るように構成されている点を特徴とする。すなわち、被
選別物群における選別区分の発生頻度は、農産物の生産
状況等に応じて変化するものであるが、そのような発生
頻度に合せて、発生頻度が多い選別区分に対して多くの
収集部が割り当てられるようにするから、多量の非選別
物を効率よく選別処理することが可能となるのであり、
処理効率を向上した状態で一層便利に使用できる農産物
の選別装置を提供するに至った。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明の
第1実施形態について図面に基づいて説明する。図1に
農産物の選別装置が示されており、この選別装置は、農
産物の一例としての、例えば、ミカン、柿、ナス等の果
菜類を被選別物Nとして選別処理するものであって、被
選別物Nを複数段階の選別区分に分けて収集するように
構成されるものである。すなわち、被選別物Nを受け入
れる受け入れ部1、被選別物Nの仕分け情報を判別する
仕分け情報判別部J、複数段階の選別区分に分けて被選
別物Nを収集する複数の収集部5、受け入れ部1にて受
け入れた被選別物Nを一つずつ保持した状態で、仕分け
情報判別部Jを経由して複数の収集部5に搬送し、且
つ、その複数の収集部5のいずれかに対して被選別物N
を排出するように構成された搬送手段6、及び、 その搬
送手段6の搬送作動を管理する管理手段としての制御部
Hを備えている。そして、制御部Hは、仕分け情報判別
部Jにて判別された被選別物N夫々の判別情報に基づい
て、各被選別物Nの属する選別区分が複数段階の選別区
分のいずれであるかを求めて、 各被選別物Nを前記複数
の収集部5のうちでそれが属する選別区分に対応する収
集部5に排出させるように、搬送手段6の搬送作動を管
理するように構成されている。
【0016】以下、各部について説明を加える。前記受
け入れ部1は、コンテナCに収容された被選別物Nを、
作業者の手作業により搬送手段6に供給する、手作業形
態に構成されている。前記仕分け情報判別部Jは、被選
別物Nの重量を計測する重量計測部2、被選別物Nを撮
像してその大きさや外観の異常等の外部品質を計測する
外部品質計測部3、及び、被選別物Nを分光分析して、
その内部品質の一例として糖度や酸度を計測する内部品
質計測部4を備えて構成されている。
【0017】前記搬送手段6は、電動モータMにより縦
軸芯周りで回動する駆動スプロケット7と、縦軸芯周り
で回動する従動スプロケット8とにわたって巻回されて
一定方向に回動される無端回動チェーン9を設け、被選
別物Nを一つづつ保持するための円形皿状のバケット1
0を、無端回動チェーン9に設定ピッチで装着して、水
平循環式のバケットコンベア形式に構成されている。前
記バケット10は、図2〜図6に示すように、上下方向
に沿う軸芯Y周りで回転自在に、並びに、前記無端回動
チェーン9の長手方向と交差する横方向並びに上下方向
の夫々に沿って所定範囲内で移動自在に、更には、被選
別物Nを載置する載置姿勢と、被選別物Nを放出する傾
斜姿勢とに姿勢変更自在に、無端回動チェーン9に支持
されている。
【0018】前記バケット10について説明を加える
と、図5に示すように、バケット10は、金属製のバケ
ット本体10aとこのバケット本体10aの上部にゴム
製の載置パッド10bを装着して構成されており、以
下、このバケット10の取り付け構造について説明を加
える図2〜図5に示すように、無端回動チェーン9に側
面視略U字形のブラケット11が取付けられ、このブラ
ケット11に、バケット10を支持する傾動部材12
が、無端回動チェーン9の長手方向、すなわち搬送方向
に沿う軸芯X1周りで回動自在に支持されて、この傾動
部材12の回動により、バケット10が、被選別物Nを
載置する載置姿勢(図6(イ)参照)と被選別物Nを排
出する傾斜姿勢(図6(ロ))とに姿勢変更されるよう
に構成されている。さらに、この傾動部材12に対し
て、バケット10を上下方向に沿う軸芯Y周りで回転自
在に支持する中継部材13が、搬送方向と直交する横方
向に移動自在、並びに、上下方向に移動自在に支持され
る構成となっており、中継部材13が上下方向に移動自
在な構成を利用して、前記重量計測部2での計測が行わ
れるようになっている。ちなみに、バケット10が上下
方向に沿う軸心Y周りで回転する機能、及び、中継部材
13が横方向に移動自在な機能は、本実施形態では使用
しない。
【0019】図5は、ブラケット11の無端回動チェー
ン9への連結個所における中央部を切り欠いた状態と、
中継部材13とバケット10とを分解した状態を示して
いる。この図に示すように、ブラケット11には、係止
具15が搬送方向に沿う軸芯X2周りで枢支され、この
係止具15を上向きに回動付勢するバネ14が設けられ
ている。そして、この係止具15が傾動部材12に形成
された係止ピン16に係合して係止することで、図6
(イ)に示すように、傾動部材12が搬送状態に維持さ
れて、バケット10が載置姿勢になるように構成され、
図6(ロ)に示すように、前記複数の収集部5に対応す
る箇所に設けられことになるソレノイドSLによって、
強制的に係止具15を回動させて係止ピン16に対する
係止を解除させると、前記軸芯X1が中心位置よりも少
し片側に偏って設けられることによる偏荷重の作用によ
り、傾動部材12が中継部材13及びバケット10と共
に前記軸芯X1周りに回動して傾斜状態に切り換わり、
バケット10が傾斜姿勢になるように構成されている。
尚、傾斜状態にある傾動部材12は、外部からの操作、
例えば、接当式ガイド部材による摺動案内や人為操作に
より、強制的に搬送状態に復帰回動させられることにな
り、そして、この復帰回動により、係止具15が係止ピ
ン16に弾性的に自動的に係合して、傾動部材12が搬
送状態に復帰し且つその搬送状態に維持されるようにな
っている。図中17は、傾動部材12の底部に付設され
て、前記軸心X1周りで回動自在にブラケット11に支
持される支持部材であって、この支持部材17に係止ピ
ン16が設けられている。
【0020】前記中継部材13には、図3〜図5に示す
ように、搬送方向両側部に夫々縦壁面13a,13bが
形成されており、前後の縦壁面13a,13bには夫々
左右両側に合計4個の略T字形の係合孔18が形成さ
れ、傾動部材12には各係合孔18に対応させてそれら
に内方側から挿通する状態で各係合孔18にヶ移入する
係止片19が形成されている。そして、中継部材13は
各係合孔18が係止片19に支持されることによって、
傾動部材12に支持される構成となっている。又、係止
片19は係合孔18よりも小形に形成されており、略T
字形の係合孔18に係合した状態で、搬送方向と直交す
る横方向並びに上下方向の夫々に沿って所定範囲内での
移動を許容される構成となっており、この構成により、
バケット10が上述の如く横方向並びに上下方向に移動
自在になっている。尚、前記係止片19にて荷重が受け
止め支持されることになる前記各係合孔18の上部側の
内縁18aには、係止片19が係合孔18の横方向の中
央部に位置する状態で位置規制するとともに、作業者に
よる手動操作にて容易に移動操作可能なように一対の小
形の係止突起20が形成されている。
【0021】前記中継部材13における上部側のバケッ
ト載置部には、図2に示すように所定径の円筒形の挿通
孔21が形成されており、この挿通孔21に対して、図
4及び図5に示すように、バケット本体10aの底部に
周方向に沿って並べて複数形成された係止爪22が上下
方向に沿う軸心周りで係合され、さらに、係止爪22の
先端部22aが、挿通孔21の下端縁に係合して抜け外
れを阻止されるようになっている。このようにバケット
本体10aが中継部材13に支持されることにより、バ
ケット10が、上下方向に沿う軸芯Y周りで回動自在に
なっている。従って、上記バケット10は、図6
(イ)、(ロ)に示すように、中継部材13並びに傾動
部材12と共に、載置している被選別物Nを放出すべく
傾動操作自在に構成されている。
【0022】上述した通り、無端回動チェーン9にバケ
ット10が取り付けられることになるが、次に、バケッ
ト10の荷重を支持する構造について説明する。図6に
明示するように、無端回動チェーン9の長手方向に沿っ
て左右のガイドレール24が立設され、前記ブラケット
11に形成された受止め部11a(図5参照)が、左右
のガイドレール24に受止め支持された状態で摺動移動
することにより、バケット10の荷重、つまり、搬送手
段6の荷重が支持されるようになっており、さらに、図
5に示すように、ブラケット11に形成された左右の係
止部11bが、左右のガイドレール24により横方向の
位置ずれが規制されることにより、搬送手段6の左右の
位置ずれが規制される構成となっている。
【0023】図9に示すように、前記制御部Hは、上述
の如く、仕分け情報判別部Jの判別情報に基づいて、搬
送する各被選別物Nの属する選別区分が複数段階のいず
れであるかを求め、そして、搬送手段6に備えられたロ
ータリエンコーダ37の計測情報に基づいて、搬送手段
6の移動量、各バケット10に載置されている被選別物
Nの搬送位置を管理し、搬送する各被選別物Nがそれが
属する選別区分の収集部5に対応する搬送箇所に達する
と、ソレノイドSLを作動させて被選別物Nを収集部5
に排出させることになる。ちなみに、選別区分の段階は
何段階でもよいが、本実施形態では、6段階の選別区分
(A,B,C,D,E,F)が設定されるものとして説
明する。
【0024】又、本実施形態では、図1に示すように、
前記複数段階の選別区分のうちの一つの選別区分に対し
て、前記収集部5が複数(本実施形態では2個)割り当
てらるようになっており、前記制御部Hは、一つの選別
区分に対する複数の収集部5のうちの一つに被選別物N
を集中して排出し、その収集部5に保持可能な設定数の
被選別物Nを排出すると、別の収集部5に被選別物Nを
集中して排出することを繰り返すように、搬送手段6の
搬送作動を管理するように構成されている。さらに、本
実施形態では、収集部5の設置数が選別区分の段階数よ
りも多くなっており、前記制御部Hは、複数の収集部5
のうちで、複数段階の選別区分の夫々に割り当てる収集
部5の割り当て数を、仕分け情報判別部Jにて判別され
た被選別物N夫々の判別情報に基づいて、それに属する
被選別物Nの発生頻度が多い選別区分に対して多くの収
集部5を割り当てるように自動的に変更設定するように
構成されている。
【0025】次に、収集部5について説明する。図7及
び図8に示すように、前記各収集部5の夫々に対応する
箇所には、前述の如く、前記係止具15の係止状態を解
除させるソレノイドSLが夫々設けられている。そし
て、収集部5は、バケット10がソレノイドSLの作動
により傾斜姿勢に変更されて、そのバケット10から排
出される被選別物Nを受け止め案内する傾斜姿勢の傾斜
案内体40と、その傾斜案内体40からの被選別物Nを
縦列状態で且つ一つづつ分離した状態で搬送するコンベ
ヤ41とを備えて構成されている。コンベヤ41は、駆
動ローラ42と遊動ローラ43とに亘り巻回される平ベ
ルト状の本体41aに、設定間隔おきに仕切り体41b
を立設して構成されるものであって、隣接する仕切り体
41bの間を被選別物Nの載置保持部Wとして、その載
置保持部Wに被選別部物Nを一つづつ分離した状態で保
持するようになっている。そして、詳述はしないが、傾
斜案内体40やコンベヤ41における被選別物Nと接触
する面は、クッション材が付設されて、被選別物Nを接
当により損傷し難いようになっている。
【0026】コンベヤ41の駆動コントラーラKが、遊
動ローラ43の回転を検出するエンコーダ44の検出情
報に基づいて、コンベヤ駆動モータ45の作動を制御す
ることにより、搬送手段6から排出される被選別物Nの
受取箇所に位置させる載置保持部Wが被選別物Nを受け
取るごとに、次の載置保持部Wを前記受取箇所に位置さ
せるように搬送作動させるように構成されている。
【0027】各収集部5における被選別物Nの保持可能
な設定数、つまり、コンベヤ41の本体41aの上側経
路部分において並ぶ前記載置保持部Wの数が、被選別物
箱詰め用収納箱46の個数(例えば3列4行の12個)
構成され、各収集部5の端部から排出される被選別物N
を箱詰め用ロボット47に搬送する共用搬送コンベヤ4
8が設けられおり、コンベヤ41の駆動コントローラK
は、各収集部5において設定数の被選別物Nが保持され
ると、保持した被選別物Nを共用搬送コンベヤ48に送
り出すように構成されている。駆動コントローラKに対
して搬送作動を指令する手動操作式の指令手段49が設
けられて、必要に応じて収集部5を手動指令にて搬送作
動させることができるようになっている。
【0028】さらに、詳述はしないが、各収集部5の駆
動コントラーラKは、制御部Hと情報を通信できるよう
に接続されて、制御部Hの操作盤Sより運転の開始や停
止が指令されると、それが制御部Hに伝達されるように
なっている。さらに、各収集部5の駆動コントラーラK
は、箱詰め用ロボット47や共用搬送ベルト48の作動
を管理する箱詰めコントローラVとも情報を通信自在に
接続されて、保持した被選別物Nを共用搬送コンベヤ4
8に送り出すタイミングなどについて、箱詰めコントロ
ーラVと通信できるようになっている。
【0029】以上説明したように、本実施形態の農産物
の選別装置は、コンテナなどに収められている被選別物
Nを、前記受入れ部1にて作業者が前記各バケット10
上に順次、手動で載置供給すると、仕分け情報判別部J
にて各選別物Nの仕分け情報が判別され、各被選別物N
が、それが属する選別区分の収集部5に排出されて収集
されることになる。そして、各収集部5においては、各
被選別物Nを隣接する被選別物Nと接触しないように、
一つづつ分離した状態で縦列状態で保持するようになっ
ており、さらに、各収集部5において、被選別物箱詰め
用の収納箱46の収納個数が保持されると、自動的に箱
詰されるようになっている。
【0030】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態について説明する。この実施形態では、前記収集部
5のコンベヤ41の構成が異なる点を除くその他の構成
は、上記第1実施形態の場合と同様であるから、異なる
構成についてのみ説明し、他の構成については説明は省
略する。図10及び図11に示すように、コンベヤ41
は、駆動ローラ42と遊動ローラ43とに亘り巻回され
る平ベルト状の本体41aに、設定間隔おきに箱状の保
持体41cを付設して構成されるものであって、各保持
体41cの内部空間を被選別物Nの載置保持部Wとし
て、その載置保持部Wに被選別部物Nを一つづつ分離し
た状態で保持するようになっている。
【0031】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。
【0032】(1)上記第1実施形態では、前記搬送手
段6として、被選別物Nを循環搬送経路に沿って循環搬
送する構成としたが、このような構成に限らず、受入れ
部1 から仕分け情報判別部Jを経由して各収集部5 に搬
送される一方向の搬送形態の搬送手段で構成してもよ
い。
【0033】(2)上記第1実施形態では、収集部5を
平ベルトコンベヤ形式に構成する場合を例示したが、例
えば図12に示すように、ターンテーブル51上に、仕
切り体51aを立設して、被選別物Nを、周方向に沿っ
た縦列状態で、一つづつ分離した状態で搬送するように
構成してもよい。
【0034】(3)上記各実施形態では、自動的に箱詰
めさせる場合を例示したが、手動で箱詰めさせるように
しても良い。また、自動で箱詰めさせるように構成する
場合においても、各収集部が3の夫々や、選別区分ごと
に箱詰め用ロボット47を位置させる形態で実施しても
よい。
【0035】(4)上記各実施形態では、搬送手段6と
して、搬送チェーン9に対して傾動操作が可能な状態
で、被選別物を載置させるためのバケット10を取付け
る構成としたが、このような構成に限らず、例えば、被
選別物Nの保持部が、被選別物の排出のために開閉され
る形式搬送コンベアを用いる等、種々の構成が適用でき
る。
【0036】(5)上記各実施形態では、仕分け情報判
別部Jとして、重量計測部2、外部品質計測部3及び内
部品質計測部4を夫々備える構成としたが、これらを全
て備える構成に限らず、それらのうちの少なくとも1つ
以上を備える構成であればよい。
【0037】(6)上記実施形態では、一つの選別区分
に複数の収集部5が割り当てられる場合について説明し
たが、一つの選別区分に一つの収集部5が割り当てられ
る形態で実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】農産物の選別装置の概略構成を示す平面図
【図2】バケット支持構造を示す平面図
【図3】バケット支持構造を示す正面図
【図4】バケット支持構造を示す側面図
【図5】バケット支持構造を示す一部を切り欠いた分解
状態を示す図
【図6】バケットの傾動状態を示す正面図
【図7】収集部の搬送始端部を示す側面図
【図8】収集部の斜視図
【図9】制御構成を示すブロック図
【図10】第2実施形態の収集部の側面図
【図11】第2実施形態の収集部の斜視図
【図12】第3実施形態の収集部の平面図
【符号の説明】
1 受入れ部 5 収集部 6 搬送手段 46 収納箱 49 手動操作式の指令手段 H 管理手段 J 仕分け情報判別部 W 載置保持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受入部にて受け入れた被選別物を一つづつ
    保持した状態で、仕分け情報判別部を経由して複数段階
    の選別区分に分けて被選別別物を収集するための複数の
    収集部に搬送し、且つ、その複数の収集部のいずれかに
    対して被選別物を選択的に排出するように構成された搬
    送手段と、 前記仕分け情報判別部にて判別された被選別物夫々の判
    別情報に基づいて、各被選別物の属する選別区分が複数
    段階の選別区分のいずれであるかを求めて、各被選別物
    を前記複数の収集部のうちでそれが属する選別区分に対
    応する収集部に排出させるように、前記搬送手段の搬送
    作動を管理する管理手段とが備えられた農産物の選別装
    置であって、 前記複数の収集部が、排出された被選別物を縦列状態で
    且つ一つづつ分離した状態で搬送するように構成されて
    いる農産物の選別装置。
  2. 【請求項2】 前記収集部が、前記被選別物の載置保持
    部を搬送方向に並べて備え、且つ、前記搬送手段から排
    出される被選別物の受取箇所に位置させる前記載置保持
    部が被選別物を受け取るごとに、次の載置保持部を前記
    受取箇所に位置させるように搬送作動するように構成さ
    れている請求項1記載の農産物の選別装置。
  3. 【請求項3】 前記複数段階の選別区分のうちの一つの
    選別区分に対して、前記収集部が複数割り当てられ、 前記管理手段が、一つの選別区分に対する複数の収集部
    のうちの一つに被選別物を集中して排出し、その収集部
    に保持可能な設定数の被選別物を排出すると、別の収集
    部に被選別物を集中して排出することを繰り返すよう
    に、前記搬送手段の搬送作動を管理するように構成され
    ている請求項2記載の農産物の選別装置。
  4. 【請求項4】 前記収集部が保持可能な被選別物の設定
    数が、被選別物箱詰め用の収納箱の収納個数に設定され
    ている請求項2又は3記載の農産物の選別装置。
  5. 【請求項5】 前記収集部に搬送作動を指令する手動操
    作式の指令手段が設けられいる請求項2〜4のいずれか
    1項に記載の農産物の選別装置。
  6. 【請求項6】 前記管理手段が、前記複数の収集部うち
    で、前記複数段階の選別区分の夫々に割り当てる収集部
    の割り当て数を、前記仕分け情報判別部にて判別された
    被選別物夫々の判別情報に基づいて、それに属する被選
    別物の発生頻度が多い選別区分に対して多くの収集部が
    割り当てられるように変更設定するように構成されてい
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の農産物の選別装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007000440A1 (en) * 2005-06-28 2007-01-04 Unitec S.P.A. System for conveying and selecting fruit and vegetable products
CN103240226A (zh) * 2013-04-25 2013-08-14 株洲广博自动化设备有限公司 一种槟榔原果筛选线
JP7315170B2 (ja) 2019-08-30 2023-07-26 近江度量衡株式会社 青果物の箱詰め用組合せ装置

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