JP7315170B2 - 青果物の箱詰め用組合せ装置 - Google Patents
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- B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
- B65B25/00—Packaging other articles presenting special problems
- B65B25/02—Packaging agricultural or horticultural products
- B65B25/04—Packaging fruit or vegetables
- B65B25/046—Packaging fruit or vegetables in crates or boxes
Description
ところが、搬送途中で自動的に品質判定を行っても、人手によって、品質が同じ青果物を探し出し、所定数組み合わせるのは非常に手間がかかり、搬送スピードと人手による組み合わせのスピードを一致させるのは難しく、組み合わせの誤りも発生しかねなかった。
この農産物の選別装置によれば、農産物が自動的に同じ品質ごとに仕分けされるので、人手によって同じ品質の農産物を探し出し、所定数組み合わせる手間を省くことができる。
本発明が解決しようとする課題は、青果物を人手によって組み合わせる手間を省き、しかも、装置全体がコンパクトで設置スペースが狭くて済み、価格も低廉な青果物の箱詰め用組合せ装置を提供することにある。
この場合、青果物が前記待機ゾーンの他端部側の待機位置から詰めて待機するとよい。
また、箱詰機と箱詰機へ続く搬送路が一つであって、青果物を品質等によって仕分ける多数の仕分けラインおよび各仕分けラインに設置された箱詰機が不要なので、装置全体がコンパクトになり、広い設置スペースを必要とせず、コストも低廉で済む。
図1に示すように、実施例1の青果物の箱詰め用組合せ装置1は、青果物を12種類以下の品質に選別し、同一品質の青果物を3個組み合わせて箱詰機15へ送り込むものであって、判定コンベア2、振分コンベア3、青果物を組合せる個数より一つ少ない数(2個)の第1待機ゾーン4と第2待機ゾーン5、箱詰コンベア6、及び、制御装置7を備える。
判定コンベア2の搬送途中には、青果物の品質を判定する判定装置が設置される。
判定装置は、青果物の外観を判定する第1判定装置8、糖度等の内部品質を判定する第2判定装置9、空洞の有無や密度等の物理的形質を判定する第3判定装置10、及び、総合振分判定装置11から成る。
総合振分判定装置11の判定結果は制御装置7へ送られ、制御装置7は青果物が載ったトレーaの識別標識と対応して判定された品質を記憶する。
読み出し装置12は、トレーaの識別標識を読み取り、読み取った識別標識に対応する品質を読み出す。
振分コンベア3と第1待機ゾーン4、第2待機ゾーン5及び箱詰コンベア6の接続箇所には、それぞれ振分コンベア3上のトレーaを第1待機ゾーン4、第2待機ゾーン5、箱詰コンベア6に向けて排出する排出装置13a,13b,13cが設置されている。
排出装置13a,13b,13cは、制御装置7に制御されて、トレーaが読み出し装置12を通過してから所定の時間が経過したときに作動するようになっている。トレーaが読み出し装置12を通過してから排出装置13a,13b,13cが作動するまでの時間は、それぞれ読み出し装置12から排出装置13a,13b,13cまでの距離、及び、振分コンベア3の搬送速度に応じて決定される。
上流側コンベア6aの搬送速度は、第1待機ゾーン4及び第2待機ゾーン5の搬送スピードの約2倍であり、下流側コンベア6bの搬送スピードは、青果物の姿勢に影響しないよう調整することができる。
また、第1待機ゾーン4及び第2待機ゾーン5には、トレーaを振分コンベア3側の一端部から他端部に向かって搬送する搬送手段が設置され、搬送手段を駆動すると、トレーaに載った青果物は、他端部側の待機位置から詰めて待機することになる。なお、この搬送手段は、第1待機ゾーン4及び第2待機ゾーン5そのものをコンベアとし、その下流側端部にトレーaの移動を規制するストッパを設けてもよい。
各待機位置のセンサが読み取ったトレーaの識別標識は制御装置7へ送られて記憶される。すなわち、制御装置7には、第1待機ゾーン4及び第2待機ゾーン5のどの待機位置に、どのような品質の青果物が待機しているのか記憶されることになる。
図2は、青果物振分処理のフローチャートである。
青果物の箱詰め用組合せ装置1が運転を開始し、判定コンベア2で搬送されて品質が判定された青果物が読み出し装置12に達すると、ステップS1において、読み出し装置12が青果物の載ったトレーaの識別標識を読み取り、制御装置7に記憶されたトレーaの品質情報を読み出す。
次に、ステップS2において、読み出したトレーaに対応する品質を判定する。
判定した結果、品質がNG(規格外)であればステップS3へ進んで、トレーaに載った青果物を振分コンベア3の末端から搬送路の外へ排出し、振分処理は終了する。
第1待機ゾーン4へ投入された青果物は他端側の待機位置から詰めて待機し、ステップS6において、待機位置に設置されたセンサがその位置で待機するトレーaの識別標識を読み取って制御装置7へ送り、振分処理は終了する。
第2待機ゾーン5へ投入された青果物は他端側の待機位置から詰めて待機し、ステップS9において、待機位置に設置されたセンサがその位置で待機するトレーaの識別標識を読み取って制御装置7へ送り、振分処理は終了する。
青果物組合せ処理では、まず、ステップS11において、箱詰コンベア6に投入された青果物と同じ品質の青果物を第1待機ゾーン4から箱詰コンベア6へ合流可能か否か判断する。合流可能でなければステップS11の前に戻る。
合流可能であれば、ステップS12に進み、第1待機ゾーン4の待機位置に設置されたセンサが読み取ったトレーaの識別標識に基づき、同じ品質の青果物が待機している待機位置の移送装置14を作動させ、トレーaに載った青果物を箱詰コンベア6に合流させてから、ステップS13に進む。
他のトレーaがなければステップS14に進む。
他のトレーaがあれば、ステップS15に進み、第1待機ゾーン4を駆動してトレーaを下流側から詰める。さらに、ステップS16へ進み、待機位置に設置されたセンサが新たなトレーaの識別標識を読み取って制御装置7へ送ってから、ステップS14へ進む。
ステップS14では、箱詰コンベア6に投入された青果物と同じ品質の青果物を第2待機ゾーン5から箱詰コンベア6へ合流可能か否か判断する。合流可能でなければステップS14の前に戻る。
ステップS17では、第2待機ゾーン5の待機位置に設置されたセンサが読み取ったトレーaの識別標識に基づき、同じ品質の青果物が待機している待機位置の移送装置14を作動させ、トレーaに載った青果物を箱詰コンベア6に合流させてから、ステップS18に進む。
ステップS18では、第2待機ゾーン5に他のトレーaがあるか否か判断する。
他のトレーaがなければステップS19に進む。
次に、ステップS21に進み、待機位置に設置されたセンサが新たなトレーaの識別標識を読み取って制御装置7へ送ってから、ステップS19へ進む。
ステップS19では、箱詰め処理を行い、箱詰コンベア6で同一品質の3個の青果物を箱詰機15へ搬送して、終了する。
したがって、振分コンベア3から青果物が箱詰コンベア6へ投入され、第1待機ゾーン4の第4待機位置および第2待機ゾーン5の第1待機位置に設置された移送装置14が作動して、待機している青果物を箱詰コンベア6へ押し出す。
即ち、箱詰コンベア6は品質が4の青果物を3個集めて箱詰機15へ搬送することになる。
封緘装置16は、青果物が収容された箱を閉じ、収容された青果物の品質および個数を表示したラベルを箱に貼付する。
さらに、青果物入りの箱は封緘装置16から製品搬送ラインへ送られる。
例えば、12種類を越えた品質に青果物を選別する場合は、各待機ゾーンを長くして、待機ゾーンに設置される待機位置の数を増やす。
また、単一種類の青果物を組み合わせるだけでなく、贈答用などとして異なる種類(品種を含む)の青果物の組合せを作成することもできる。
さらに、箱詰コンベアと箱詰機との間に、組合せが成立した青果物の待機場所を設置して、組合せ処理を複数回繰り返す等により、3個を超えた個数の成果物を箱詰機へ送りこむこともできる。
なお、青果物の空洞の有無を判定する第3判定装置は、青果物が西瓜や林檎のような空洞検査が必要な品目である場合のみに設置する。また、青果物の種類等によっては、必要に応じて別の判定装置を加えることもある。
2 判定コンベア
3 振分コンベア
4 第1待機ゾーン
5 第2待機ゾーン
6 箱詰コンベア
7 制御装置
8 第1判定装置
9 第2判定装置
10 第3判定装置
11 総合振分判定装置
12 読み出し装置
13a~13c 排出装置
14 移送装置
15 箱詰機
16 封緘装置
Claims (3)
- 青果物を所定数組み合わせて箱詰機へ送り込む青果物の箱詰め用組合せ装置であって、判定コンベア、振分コンベア、待機ゾーン、箱詰コンベア、及び、制御装置を備え、
前記判定コンベアは、識別標識を有するトレーに載せられた青果物を受け入れて前記振分コンベアへ搬送し、搬送途中に、青果物の品質または種類を判定する判定装置が設置され、
前記振分コンベアには前記待機ゾーンの一端部及び前記箱詰コンベアの上流側端部が接続され、前記振分コンベアが前記トレーに載った青果物を品質または種類に応じて前記待機ゾーン及び前記箱詰コンベアのいずれかに振り分けて搬送し、
前記待機ゾーンは、それぞれ青果物が待機可能な複数の待機位置を有し、前記青果物を各品質または種類につき1個のみ待機位置に受け入れ可能であり、該待機位置に、それぞれ前記トレーに載った青果物を前記箱詰コンベアに向けて移送する移送装置が設けられ、
前記箱詰コンベアは、受け入れた青果物を末端に設置された前記箱詰機へ搬送し、
前記制御装置は、前記識別標識毎に前記判定装置が判定した品質または種類及び位置情報を記憶し、前記振分コンベアに、前記青果物を同じ品質または種類の青果物が待機していない前記待機ゾーンへ搬送させ、前記待機ゾーンに同じ品質または種類の青果物が待機しているとき、前記箱詰コンベアへ搬送させ、前記振分コンベアから前記箱詰コンベアへ青果物が送り込まれたとき、前記待機ゾーンにおいて、同じ品質または種類の青果物が待機している待機位置の移送装置を作動して、青果物を前記箱詰コンベアへ移送することを特徴とする青果物の箱詰め装置。 - 前記待機ゾーンが前記箱詰コンベアに隣接して平行に配置され、前記移送装置は、前記トレーを前記箱詰コンベアに向かって押し出すピストン装置より成ることを特徴とする請求項1に記載された青果物の箱詰め用組合せ装置。
- 青果物が前記待機ゾーンの他端部側の待機位置から詰めて待機することを特徴とする請求項2に記載された青果物の箱詰め用組合せ装置。
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