JPH09278158A - 載置物搬送装置 - Google Patents

載置物搬送装置

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JPH09278158A
JPH09278158A JP8115785A JP11578596A JPH09278158A JP H09278158 A JPH09278158 A JP H09278158A JP 8115785 A JP8115785 A JP 8115785A JP 11578596 A JP11578596 A JP 11578596A JP H09278158 A JPH09278158 A JP H09278158A
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JP
Japan
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shaft
rotating
support shaft
peripheral surface
support
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JP8115785A
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English (en)
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Toru Ishii
徹 石井
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Ishii Corp
Original Assignee
Ishii Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】載置物の位置及び姿勢を保持した状態のまま搬
送できると共に、載置物の全周面を検査する作業が容易
に行える載置物搬送装置を提供する。 【解決手段】搬送用コンベアを構成する各受け部材間に
ミカンを順次載置し、果菜物回転機を駆動して、受け部
材を構成する左右の各回転体を相反する方向及び同一方
向に回転させ、内側及び外側の各回転体に生じる周速差
により大小のミカンを同一領域で水平回転及び前後回転
することで、各受け部材間に載置されたミカンの全周面
を撮像用カメラで確実に撮像することかでき、ミカンの
等階級別に仕分けする作業が正確且つ迅速に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ミカ
ン、リンゴ、梨、柿、桃、胡瓜、茄子、人参、長芋、或
いは、海産物、食品、電気製品、部品等等の載置物を搬
送する作業又は工程に用いられる載置物搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような載置物を搬送する
一般的な搬送手段としては、例えば、ベルトコンベアや
スラストコンベア等のコンベア上に多数個の各載置物を
載置して搬送する方法と、チェーンコンベアやバケット
コンベア等のコンベア上に形成した各受け部に多数個の
各載置物を載置して搬送する方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した載置
物を品質検査する場合、コンベアにより搬送される載置
物を作業者の目で目視又は撮像用カメラで撮像して品質
検査するが、載置時及び搬送時に於いて、コンベア上に
載置された載置物の向き及び姿勢が変位することがある
ため、載置物の検査周面が異なり、品質検査が正確に行
えない。且つ、載置物の向き及び姿勢を揃えることで、
載置物の検査周面を統一することができるが、作業者の
手で揃え作業を行うため、作業に手間及び時間が掛かる
という問題点を有している。
【0004】また、コンベアにより搬送される載置物の
表側周面を目視又は撮像するので、例えば、変色、腐
敗、損傷等の変異部分が載置物の裏側周面にあっても発
見が困難であり、載置物の裏側周面を目視又は撮像する
ことが不可能であるため、多数個の各載置物を作業者の
手で1個ずつ持上げて裏側周面を検査しなければなら
ず、検査作業に手間及び時間が掛かるだけでなく、多数
個の各載置物を搬送しながら品質検査することができな
いという問題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、支軸の左右軸
周面に取付けた左右の各回転体を相反する方向又は同一
方向に回転することにより、載置物を水平回転及び前後
回転することができ、載置物の全周面を検査する作業が
確実に行える載置物搬送装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
搬送路の一側部に架設した無端帯の搬送側に、該無端帯
の一側縁部に対して多数本の各支軸を送り方向に対して
直交する方向に上下揺動可能に取付け、上記支軸を、該
支軸の中央部軸周面よりも左右軸周面が高くなる形状に
形成し、上記支軸の中央部軸周面を中心として、該支軸
の左右軸周面に複数個の各回転体を所定の間隔に隔てて
自由回転可能に取付け、上記各支軸を、上記前後の各回
転体間に載置物が載置される所定の間隔に隔てて送り方
向に配列すると共に、上記各支軸を、上記各回転体間に
載置物が載置される載置姿勢と、該各回転体間から載置
物が放出される放出姿勢とに上下揺動する支軸揺動手段
を設けた載置物搬送装置であることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記支軸の左右軸周面に、該支軸の中
央部軸周面を中心として同一外径に形成した複数個の各
回転体を所定の間隔に隔てて取付けた載置物搬送装置で
あることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記支軸の左右軸周面に、該支軸の中
央部軸周面を中心として異なる外径に形成した複数個の
各回転体を大径となる順に取付けた載置物搬送装置であ
ることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の構成と併せて、上記支軸の左右軸周面に取
付けた各回転体を相反する方向及び同一方向に回転する
回転体駆動手段を設けた載置物搬送装置であることを特
徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の構成と併せて、上記支軸の左右軸周面に取
付けた各回転体を相反する方向及び同一方向に回転する
と共に、上記支軸の内側軸周面に取付けた各回転体を低
速回転し、外側軸周面に取付けた各回転体を高速回転す
る回転体駆動手段を設けた載置物搬送装置であることを
特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の載置物搬送装置は、無端帯の一
側縁部に取付けた各支軸を載置姿勢に揺動規制して、支
軸の内側軸周面に取付けた各回転体間と、外側軸周面に
取付けた各回転体間とに載置物を載置することで、支軸
の内側軸周面よりも外側軸周面に取付けた各回転体の方
が若干高いので、載置物の位置及び姿勢が安定し、その
位置及び姿勢を保持した状態のまま載置物を搬送するこ
とができる。
【0012】請求項2記載の載置物搬送装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、支軸の左右軸周面に同一の
外径に形成した取付けた各回転体を取付けることで、支
軸の内側軸周面よりも外側軸周面に取付けた各回転体の
方が若干高く、且つ、左右軸周面に取付けた各回転体間
に載置物が大きさ順に載置されるため、載置物の位置及
び姿勢が安定し、搬送作業が容易に行える。
【0013】請求項3記載の載置物搬送装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、且つ、支軸の左右軸周面
に、例えば、小径、中径、大径等の異なる外径に形成し
た各回転体を大径となる順に取付けることで、支軸の内
側軸周面よりも外側軸周面に取付けた各回転体の方が若
干高く、且つ、左右軸周面に取付けた各回転体間に、そ
の外径と対応する載置物が大きさ順に載置されるため、
載置物の位置及び姿勢が安定し、搬送作業が容易に行え
る。
【0014】請求項4記載の載置物搬送装置は、上記請
求項1,2又は3記載の作用と併せて、回転体駆動手段
を駆動して、支軸の左右軸周面に取付けた各回転体を相
反する方向及び同一方向に回転することで、内側軸周面
の各回転体間に載置された小径の載置物と、外側軸周面
の各回転体間に載置された大径の載置物とが同一領域で
水平回転及び前後回転され、載置物の全周面を検査する
ことができる。
【0015】請求項5記載の載置物搬送装置は、上記請
求項1,2又は3記載の作用と併せて、回転体駆動手段
を駆動して、支軸の左右軸周面に取付けた各回転体を相
反する方向及び同一方向に回転すると共に、内側軸周面
の各回転体を低速回転し、外側軸周面の各回転体を高速
回転することで、内側軸周面の各回転体と、外側軸周面
の各回転体とに周速差が生じ、各回転体間に載置された
大小の載置物が同一領域で水平回転及び前後回転され、
載置物の全周面を検査することができる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、支軸の内側軸周面よ
りも外側軸周面に取付けた各回転体の方を若干高くして
いるので、支軸の中央部軸周面と対応する谷間部分に載
置物が常時載置され、載置物の位置及び姿勢が変位する
のを防止できると共に、その位置及び姿勢を保持した状
態のまま載置物を搬送するので、載置物を同一方向から
検査することができ、検査作業が安定して行える。且
つ、各支軸を放出姿勢に揺動して載置物を一方に放出す
るので、放出時に於いて、載置物の姿勢変位を許容範囲
に抑制することができ、放出姿勢が安定するため次の作
業が円滑に行える。
【0017】しかも、支軸に取付けた左右の各回転体を
相反する方向及び同一方向に回転して、各回転体間に載
置された載置物を水平回転及び前後回転するので、載置
物の全周面を作業者の目で目視又はカメラで撮像するこ
とができ、例えば、変色、腐敗、損傷等の変異部分が載
置物の一部周面にあっても確実に発見することができ、
載置物の検査作業が正確且つ迅速に行える。且つ、内側
軸周面の各回転体と外側軸周面の各回転体とに生じる周
速差により大小の載置物を水平回転及び前後回転するこ
とができ、大きさの異なる載置物の検査作業も容易に行
える。
【0018】
【実施例】図面は載置物の一例として多数個のミカンを
等階級別に仕分けする作業に用いられる第1実施例の載
置物仕分け装置を示し、図1及び図2に於いて、この載
置物仕分け装置1は、荷受けコンベア2に載置された多
数個の各ミカンA…を搬送用コンベア3に移載し、搬送
用コンベア3上の検査位置aに配設した等階級判定装置
4で各ミカンA…の等階級を判定し、且つ、同位置下部
に配設した果菜物回転機5で各ミカンA…を水平方向及
び前後方向に回転する。等階級判定装置4による判定に
基づいて、搬送用コンベア3上の各分配位置b〜gに配
設した各分配用コンベア6…に対して各ミカンA…を等
階級別に放出し、搬送用コンベア3上の回収位置hに配
設した回収用コンベア7に対して規格外の各ミカンA…
を放出する。
【0019】上述した搬送用コンベア3は、例えば、チ
ェーンやベルト等で構成される無端帯8を送り方向に平
行して搬送路の一側部に架設し、無端帯8を送り側始端
部及び送り側終端部に軸支した各スプロケット9,10
間に張架し、無端帯8の搬送側縁部に受け部材15を送
り方向に対して直交する方向に上下揺動可能に取付け、
無端帯8の全長に対して多数本の各受け部材15…をミ
カンAが載置される所定の間隔に隔てて架設して、始端
側下部に配設した減速機付き送り用モータ11の駆動力
により、各スプロケット12,13及び駆動チェーン1
4を介して各受け部材15…を送り方向に周回移動す
る。
【0020】且つ、図3、図4に示すように、無端帯8
上に固定した取付け部材16の搬送側下端部に軸支部材
17を送り方向に対して直交する方向に回動可能に軸支
し、軸支部材17の搬送側上端部に支軸18の基端側を
送り方向に対して直交する方向に固定し、支軸18の遊
端側全長を中央部軸周面よりも左右軸周面が高くなる形
状に形成すると共に、支軸18の中央部軸周面を中心と
して、例えば、合成樹脂、金属、木材、セラミックス等
の材質で中空又は中実に形成した同一外径寸法の各回転
体19…を支軸18の左右軸周面に対して所定の間隔に
隔てて自由回転可能に複数個(例えば、6個又は4個、
5個)或いは多数個(6個以上)取付けている。なお、
上述した回転体19及び後述する回転体42,43,4
4,46の外周面を、例えば、合成ゴム、軟質樹脂、皮
革等の接触抵抗の大きい被覆部材で被覆することで、ミ
カンAの水平回転及び前後回転が確実に行え、ミカンA
の外周面に傷が付くのを防止できる。
【0021】且つ、取付け部材16の搬送側上端部に係
止レバー20を送り方向に対して直交する方向に上下揺
動可能に軸支し、取付け部材16と係止レバー20との
間に張架したコイルスプリング21の弾性により、軸支
部材17の上端部に形成した係止部17aと、係止レバ
ー20の先端部に形成した係止爪20aとを互いに係止
する方向に牽引付勢し、取付け部材16の搬送側下端部
に、支軸18の基端側に軸支した回転体19の下部周面
と対向して姿勢規制板22を放出方向に斜設して、軸支
部材17の係止部17aと係止レバー20の係止爪20
aとを係止固定又は係止解除することで、ミカンAが載
置される載置姿勢と、斜め下方に放出される放出姿勢と
に支軸18が上下揺動され、支軸18に軸支した回転体
19と姿勢規制板22とを当接して放出姿勢に回動規制
する。なお、姿勢規制板22を取り除いて、ミカンAが
垂直方向に放出される姿勢に回動可能に設けてもよい。
【0022】前述した等階級判定装置4は、図2に示す
ように、搬送用コンベア3上に設定した検査位置a全体
を遮光ボックス23で囲繞すると共に、遮光ボックス2
3内に移動されるミカンAの上部周面と対向する真上位
置に、例えば、CCDカメラ、画素子(CCD)等の撮
像手段で構成される撮像用カメラ24を垂直に配設し、
遮光ボックス23内に移動されるミカンAの上部周面と
対向する位置に、例えば、ハロゲンランプ等で構成され
る複数の各照光ランプ25…を所定の間隔に隔てて配設
すると共に、ミカンAの等階級を判定するための判定装
置本体26と、ミカンAの映像を写し出すためのモニタ
27とに撮像用カメラ24を接続し、検査位置aの下部
又は側部に配設した番地用リーダ28と、各位置b〜g
に配設した係止解除器29とを判定装置本体26に接続
している。
【0023】一方、検査位置aの下部又は側部に、撮像
用カメラ24による撮像と対応してミカンAが載置され
た受け部材15の番地を読取るための番地用リーダ28
を配設し、番地用リーダ28による番地読取りに対応し
て各受け部材15…間に載置されたミカンAを撮像用カ
メラ24で撮像すると共に、撮像用カメラ24で撮像し
た画像データと、受け部材15の番地データとを対応さ
せて判定装置本体26に記憶する。つまり、撮像用カメ
ラ24で撮像した画像データに基づいて、例えば、色、
傷、外径、形状、高さ、幅、体積、偏平度、成熟度等を
判定装置本体26により総合判定すると共に、判定装置
本体26に格納された等階級データと画像データとを比
較して、一つのミカンAが何れの等階級(例えば、秀、
優、良、等の等級、2L、L、M、S等の階級、等階級
に該当しない規格外)に対応するかを判定し、その判定
と対応する各分配位置b〜gに各受け部材15…が移動
したとき、判定と対応する位置に配設した係止解除器2
9を作動して、ミカンAが載置された各受け部材15…
を放出姿勢に上下揺動する。
【0024】上述した係止解除器29は、各分配位置b
〜gの一側部に、例えば、電磁ソレノイド、エアシリン
ダ等で構成される係止解除器29を配設し、係止解除器
29に固定した解除部材29aを上述した係止レバー2
0の後端側上面部に垂直対向して、等階級判定装置4に
よる判定に基づいて係止解除器29を独立作動し、係止
レバー20の後端部を解除部材29aにより垂直押下す
る。つまり、受け部材15を構成する係止レバー20を
解除部材29aで単独又は連続して押下し、軸支部材1
7の係止部17aと係止レバー20の係止爪20aとを
係止解除して、ミカンAが載置された各受け部材15…
を放出姿勢に揺動する。一方、回帰経路側に架設した復
帰ガイド30に沿って各受け部材15…を回帰移動さ
せ、軸支部材17の係止部17aと係止レバー20の係
止爪20aとを係止して、各受け部材15…を載置姿勢
に揺動復帰させる。或いは、自重又はバネ等の復帰手段
により各受け部材15…を載置姿勢に回動復帰させても
よい。
【0025】前述した果菜物回転機5は、図3、図5、
図6に示すように、検査位置aの前側撮像領域と対応す
る下部位置であって、受け部材15を構成する各回転体
19…の下部周面に対して圧接される高さ及び位置に4
本の各回転用ベルト31…を送り方向に平行して架設
し、各回転用ベルト31…の下部に配設した減速機付き
回転用モータ32の駆動力により、各スプロケット3
3,34及び駆動チェーン35を介して、受け部材15
の周回方向と一致する方向に左側(又は右側)の各回転
用ベルト31,31を高速回転(送り速度以上)し、周
回方向と対向する方向に右側(又は左側)の各回転用ベ
ルト31,31を低速回転すると共に、内側の回転用ベ
ルト31よりも外側の回転用ベルト31を速く回転す
る。つまり、各回転用ベルト31…に圧接された各回転
体19…を矢印方向に回転させながら周回移動し、内側
の回転体19よりも外側の回転体19の周速が速くなる
ように速度設定することで、内側の各回転体19,19
間に載置される小径のミカンAと、外側の各回転体1
9,19間に載置される大径のミカンAとが同一領域で
水平方向に方向転換(例えば、90度)できる。或い
は、右側(又は左側)の各回転用ベルト31…を回転停
止することで、各回転用ベルト31…に圧接された各回
転体19…の回転力により大小のミカンAを水平回転で
きる。
【0026】且つ、検査位置aの後側撮像領域と対応す
る下部位置であって、受け部材15を構成する各回転体
19…の下部周面に対して圧接される高さ及び位置に4
本の各回転用ベルト36…を送り方向に平行して架設
し、各回転用ベルト36…の下部に配設した減速機付き
回転用モータ37の駆動力により、各スプロケット3
8,39及び駆動チェーン40を介して、受け部材15
の周回方向と一致する方向に高速回転(送り速度以上)
又は対向する方向に各回転用ベルト36…を低速回転す
ると共に、内側の回転用ベルト36よりも外側の回転用
ベルト36を速く回転する。つまり、各回転用ベルト3
6…に圧接された各回転体19…を矢印方向に回転させ
ながら周回移動し、内側の回転体19よりも外側の回転
体19の周速が速くなるように速度設定することで、内
側の各回転体19,19間に載置される小径のミカンA
と、外側の各回転体19,19間に載置される大径のミ
カンAとが同一領域で前後方向に表裏反転(例えば、1
80度)できる。或いは、内側の回転用ベルト36を送
り速度よりも低速回転し、外側の回転用ベルト36を回
転停止することで、各回転用ベルト36…に圧接された
各回転体19…の回転力により大小のミカンAを前後回
転できる。
【0027】なお、上述した各回転用ベルト31,36
及び圧接部材41と、後述する各回転用ベルト45,4
7とを、例えば、合成ゴム、軟質樹脂、皮革等の接触抵
抗の大きい無端帯部材で形成し、且つ、回転用ベルト3
1,36を回転停止する他の方法として、図7に示すよ
うに、接触抵抗の大きい部材で形成した圧接部材41を
用いるもよく、同圧接部材41に圧接された各回転体1
9…が矢印方向に回転し、各回転体19…間に載置され
た大小のミカンAを水平回転及び又は前後回転できる。
【0028】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、載置物仕分け装置1により多数個の各ミカン
A…を等階級別に仕分けするときの動作を説明する。先
ず、図2、図3に示すように、搬送用コンベア3を構成
する各受け部材15…を送り側始端部に回帰移動し、受
け部材15を構成する軸支部材17の係止部17aと、
係止レバー20の係止爪20aとを互いに係止して、各
受け部材15…を載置姿勢に回動復帰させながら送り方
向に周回移動する。同時に、荷受けコンベア2に載置さ
れた多数個の各ミカンA…を1列に整列して、搬送用コ
ンベア3を構成する各受け部材15…間に順次移載す
る。
【0029】次に、搬送用コンベア3上に設定した検査
位置aの前側撮像領域に於いて、等階級判定装置4を構
成する番地用リーダ28による各受け部材15…の番地
読取りに対応して、各受け部材15…間に載置されたミ
カンAの表側周面を撮像用カメラ24で撮像し、同撮像
用カメラ24で撮像した表側周面の画像データと、各受
け部材15…の番地データとを対応させて判定装置本体
26に記憶する。同時に、図5、図6に示すように、果
菜物回転機5を構成する左右の各回転用ベルト31…を
相反する方向に回転すると共に、受け部材15を構成す
る各回転体19…を各回転用ベルト31…に圧接しなが
ら送り方向に周回移動して、各回転用ベルト31…に圧
接された内側及び外側の各回転体19…を矢印方向に回
転させ、内側及び外側に取付けた各回転体19…の周速
差により、各回転体19…間に載置された大小のミカン
Aを同一領域で水平方向に回転して任意角度に方向転換
する。
【0030】次に、検査位置aの後側撮像領域に於い
て、各回転用ベルト36…を周回方向と一致する方向に
回転すると共に、受け部材15を構成する各回転体19
…を各回転用ベルト36…に圧接しながら送り方向に周
回移動して、各回転用ベルト36…に圧接された内側及
び外側の各回転体19…を矢印方向に回転させ、内側及
び外側に取付けた各回転体19…の周速差により、各回
転体19…間に載置された大小のミカンAを同一領域で
前後方向に回転して表裏反転する。同時に、各受け部材
15…間に載置されたミカンAの裏側周面を撮像用カメ
ラ24で撮像し、同撮像用カメラ24で撮像した裏側周
面の画像データと、各受け部材15…の番地データとを
対応させて判定装置本体26に記憶する。撮像用カメラ
24で撮像した全周面の画像データに基づいて、例え
ば、色、傷、外径、形状、高さ、幅、体積、偏平度、成
熟度等を判定装置本体26で総合判定すると共に、撮像
用カメラ24で撮像した全周面の画像データと、判定装
置本体26に格納された等階級データとを比較して、各
受け部材15…間に載置された各ミカンA…の等階級を
判定する。
【0031】次に、判定装置本体26により判定した各
分配位置b〜gに各受け部材15…が移動したとき、図
4に示すように、その判定と対応する位置に配設した係
止解除器29を作動して、ミカンAが載置された各受け
部材15…を放出姿勢に揺動し、各分配位置b〜gに配
設した各分配用コンベア6…に対して各ミカンA…を等
階級別に放出する。各分配用コンベア6…に放出された
各ミカンA…を人為的作業又は機械的作業により箱詰め
処理し、等階級に該当しない規格外の各ミカンA…は回
収位置hの回収用コンベア7に放出して回収処理する。
【0032】以上のように、受け部材15を構成する支
軸18の内側軸周面よりも外側軸周面に取付けた各回転
体19,19の方を若干高くしているので、支軸18の
中央部軸周面と対応する谷間部分にミカンAが常時載置
され、ミカンAの位置及び姿勢が変位するのを防止でき
ると共に、その位置及び姿勢を保持した状態のままミカ
ンAを搬送するので、ミカンAの全周面を同一方向から
検査することができ、検査作業が安定して行える。且
つ、各受け部材15…を放出姿勢に揺動してミカンAを
一方に放出するので、放出時に於いて、ミカンAの姿勢
変位を許容範囲に抑制することができ、放出姿勢が安定
するため次の作業が円滑に行える。
【0033】しかも、左右の各回転体19…を相反する
方向及び同一方向に回転して、各回転体19…間に載置
されたミカンAを水平回転及び前後回転に回転するの
で、ミカンAの全周面を撮像用カメラ24で撮像又は作
業者の目で目視することができ、例えば、変色、腐敗、
損傷等の変異部分がミカンAの一部周面にあっても確実
に発見することができ、ミカンAの検査作業が適確に行
えると共に、等階級別に仕分けする作業が正確且つ迅速
に行える。且つ、内側軸周面の各回転体19…と外側軸
周面の各回転体19…とに生じる周速差により大小のミ
カンAを水平回転及び前後回転することができ、大きさ
の異なるミカンAの検査作業も容易に行える。
【0034】図8は受け部材15を構成する支軸18の
中央部軸周面を中心として、同支軸18の左右軸周面に
小径、中径、大径の各回転体42,43,44を大きく
なる順に取付けた第2実施例の搬送用コンベア3を示
し、果菜物回転機5を構成する左右の各回転用ベルト4
5,45を相反する方向及び同一方向に回転して、各回
転用ベルト45,45に圧接された左側軸周面の各回転
体42,43,44と右側軸周面の各回転体42,4
3,44とを相反する方向及び同一方向に回転すること
で、左右軸周面に取付けた各回転体42,43,44の
周速差により、左右の各回転体42,43,44間に載
置された大小のミカンAを水平回転及び前後回転でき
る。第1実施例と同様に、ミカンAの全周面を確実に撮
像することができ、等階級が適確に判定できる。
【0035】図9は受け部材15を構成する支軸18の
左右軸周面に同一外径寸法に形成した各回転体46,4
6を取付けた第3実施例の搬送用コンベア3を示し、果
菜物回転機5を構成する左右の各回転用ベルト47,4
7を相反する方向及び同一方向に回転して、各回転用ベ
ルト47,47に圧接された左右の各回転体46,46
を相反する方向及び同一方向に回転することで、左右の
各回転体46,46間に載置された同一サイズのミカン
Aを水平回転及び前後回転できる。第1実施例と同様
に、ミカンAの全周面を確実に撮像することができ、等
階級が適確に判定できる。
【0036】図10は左右の各無端帯8,8間に各受け
部材15…を送り方向に対して所定の間隔に隔てて架設
した第4実施例の搬送用コンベア3を示し、受け部材1
5を構成する各回転体19…を第1実施例の果菜物回転
機5で回転して、各回転体19…間に載置されたミカン
Aを水平回転及び前後回転することで、第1実施例と同
様に、ミカンAの全周面を確実に撮像することができ、
等階級が適確に判定できる。且つ、各回転体19…間に
載置されたミカンAにプッシャ(図示省略)を押付け或
いは加圧エア(図示省略)を吹付けて、各分配位置b〜
gに配設した各分配用コンベア6…に放出する。
【0037】図11は搬送用コンベア3の各受け部材1
5…間に載置されたミカンAの表裏両面を2台の各撮像
用カメラ24,24で撮像する第5実施例の等階級判定
装置4を示し、搬送用コンベア3を構成する受け部材1
5の各回転体19…を第1実施例の果菜物回転機5で回
転して、各回転体19…間に載置されたミカンAを水平
回転及び前後回転すると共に、前後撮像領域に配設した
各撮像用カメラ24,24によりミカンAの表裏両面を
撮像することで、第1実施例と同様に、ミカンAの等階
級が適確に判定でき、仕分け作業が正確且つ迅速に行え
る。
【0038】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の載置物は、実施例のミカンAに対
応し、以下同様に、載置物搬送装置は、搬送用コンベア
3に対応し、支軸揺動手段は、取付け部材16と、軸支
部材17と、係止レバー20と、コイルスプリング21
と、係止解除器29とに対応し、回転体駆動手段は、果
菜物回転機5及び回転用ベルト31,36,45,47
と、圧接部材41とに対応するも、この発明は、上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0039】上述した第実施例では、果菜物回転機5を
構成する各回転用ベルト31…と各回転用ベルト36…
とで受け部材15の各回転体19…を回転するが、例え
ば、各回転用ベルト31…を相反する方向に回転して各
回転体19…間に載置されたミカンAを水平回転し、各
回転用ベルト31…を同一方向に回転して各回転体19
…間に載置されたミカンAを前後回転するもよく、各回
転用ベルト31…又は各回転用ベルト36…の何れか一
方のベルトを配設するだけでミカンAを水平回転及び前
後回転することができ、同機全体の構成を簡素化でき
る。
【0040】且つ、複数本の搬送用コンベア3により搬
送されるミカンAの表裏両面を1台又は複数台の撮像用
カメラ24で撮像し、或いは、搬送用コンベア3の各受
け部材15…間に載置されたミカンAを複数台の撮像用
カメラ24で斜め上方又は水平方向から撮像するもよ
く、撮像範囲が広くなるため、方向転換する角度が小さ
くて済み、仕分け作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の果菜物仕分け装置の全体構成を示
す平面図。
【図2】搬送用コンベアによるミカンの搬送状態を示す
側面図。
【図3】搬送用コンベアを構成する受け部材の取付け方
を示す正面図。
【図4】受け部材の揺動動作を示す正面図。
【図5】果菜物回転機を構成する回転用ベルトによる回
転体の回転動作を示す側面図。
【図6】回転用ベルトによる回転体の回転動作を示す平
面図。
【図7】回転用パッドによる回転体の回転動作を示す側
面図。
【図8】第2実施例の搬送用コンベアを構成する受け部
材の取付け方を示す正面図。
【図9】第3実施例の搬送用コンベアを構成する受け部
材の取付け方を示す正面図。
【図10】第4実施例の搬送用コンベアを構成する受け
部材の取付け方を示す正面図。
【図11】第5実施例の等階級判定装置によるミカンの
撮像状態を示す側面図。
【符号の説明】 A…ミカン 1…載置物仕分け装置 2…荷受けコンベア 3…搬送用コンベア 4…等階級判定装置 5…果菜物回転機 8…無端帯 15…受け部材 18…支軸 19…回転体 24…撮像用カメラ 26…判定装置本体 29…係止解除器 31,36,45,47…回転用ベルト 41…圧接部材 42,43,44,46…回転体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送路の一側部に架設した無端帯の搬送側
    に、該無端帯の一側縁部に対して多数本の各支軸を送り
    方向に対して直交する方向に上下揺動可能に取付け、上
    記支軸を、該支軸の中央部軸周面よりも左右軸周面が高
    くなる形状に形成し、上記支軸の中央部軸周面を中心と
    して、該支軸の左右軸周面に複数個の各回転体を所定の
    間隔に隔てて自由回転可能に取付け、上記各支軸を、上
    記前後の各回転体間に載置物が載置される所定の間隔に
    隔てて送り方向に配列すると共に、上記各支軸を、上記
    各回転体間に載置物が載置される載置姿勢と、該各回転
    体間から載置物が放出される放出姿勢とに上下揺動する
    支軸揺動手段を設けた載置物搬送装置。
  2. 【請求項2】上記支軸の左右軸周面に、該支軸の中央部
    軸周面を中心として同一外径に形成した複数個の各回転
    体を所定の間隔に隔てて取付けた請求項1記載の載置物
    搬送装置。
  3. 【請求項3】上記支軸の左右軸周面に、該支軸の中央部
    軸周面を中心として異なる外径に形成した複数個の各回
    転体を大径となる順に取付けた請求項1記載の載置物搬
    送装置。
  4. 【請求項4】上記支軸の左右軸周面に取付けた各回転体
    を相反する方向及び同一方向に回転する回転体駆動手段
    を設けた請求項1,2又は3記載の載置物搬送装置。
  5. 【請求項5】上記支軸の左右軸周面に取付けた各回転体
    を相反する方向及び同一方向に回転すると共に、上記支
    軸の内側軸周面に取付けた各回転体を低速回転し、外側
    軸周面に取付けた各回転体を高速回転する回転体駆動手
    段を設けた請求項1,2又は3記載の載置物搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111792318A (zh) * 2020-07-29 2020-10-20 中煤科工集团上海有限公司 一种带式输送机转弯装置转向滚筒使用的新型托辊
WO2020254589A1 (fr) * 2019-06-19 2020-12-24 Maf Agrobotic Procédé et système de convoyage de fruits et légumes à pédoncule orienté

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