JP2000288480A - 物品検査装置 - Google Patents

物品検査装置

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JP2000288480A
JP2000288480A JP11103826A JP10382699A JP2000288480A JP 2000288480 A JP2000288480 A JP 2000288480A JP 11103826 A JP11103826 A JP 11103826A JP 10382699 A JP10382699 A JP 10382699A JP 2000288480 A JP2000288480 A JP 2000288480A
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fruit
article
vegetable
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peripheral surface
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Toru Ishii
徹 石井
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きさの異なる物品を所定の範囲内で表裏反転
することができ、物品の周面を撮像する作業が正確且つ
確実に行なえる物品検査装置を提供する。 【解決手段】果菜物の表側周面を撮像カメラで撮像した
後、検査部に配設した検知センサによる検知に基づい
て、支持ローラ上に載置された果菜物の大きさを判定装
置で判定する。その判定に基づいて、支持ローラを、果
菜物を所定の範囲内で表裏反転するのに最適な速度で回
転させ、大きさの異なる果菜物を撮像カメラの撮像範囲
内で表裏反転するので、果菜物の周面全体を正確且つ確
実に撮像することができ、果菜物を等階級別に仕分けす
る作業が適確に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば果菜物
(ミカン、リンゴ、梨、柿、胡瓜、茄子、長芋等)、略
球状物(球技用ボール)、食品、製品、部品等の略球形
状を有する物品を検査する作業に用いられる物品検査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の果菜物を検査する装置と
しては、例えば図8に示すように、支持ローラ16…
を、搬送路下部に架設したレール56に接触させながら
搬送方向に周回移動して、一定速度で回転させ、支持ロ
ーラ16上に載置した所定サイズの果菜物Aを表裏反転
(略180度)する。同時に、搬送路上に設定した表面
撮像領域と裏面撮像領域とで果菜物Aの外周面を撮像カ
メラ(図示省略)で撮像し、その撮像した画像データに
基づいて、果菜物Aを、等階級別に仕分けする装置があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の支持ロ
ーラ16によりサイズの大きい果菜物Aを反転する場
合、支持ローラ16よりも果菜物Aの回転量が少なく、
果菜物Aを表裏反転するのに長い搬送距離が必要である
ため、所定の範囲内で表裏反転することが困難である。
果菜物Aが、撮像カメラの撮像範囲から外れるため、裏
面側を撮像することができない。且つ、果菜物Aの表裏
反転が完了するまえに裏面撮像領域に搬送され、反転途
中の果菜物Aが撮像されるので、果菜物A全体の等階級
を正確に判定することが不可能である。
【0004】一方、サイズの小さい果菜物Aを反転する
場合、支持ローラ16よりも果菜物Aの回転量が大き
く、裏面撮像領域に至るまでに表裏反転が完了するの
で、裏面撮像領域に搬送したとき、果菜物Aが略180
度以上に回転してしまい、果菜物Aの周面(表面側)が
重複して撮像されるため、果菜物Aの周面を正確に撮像
することが困難であり、判定ミス及び仕分けミスが発生
しやすいという問題点を有している。
【0005】また、サイズの大きい果菜物Aを反転する
場合、支持ローラ16を、長尺のレール56に接触させ
て回転するので、装置全体の搬送距離が長くなり、広い
設置スペースが必要となるだけでなく、果菜物Aの大き
さに対応してレール56を交換しなければならず、レー
ル56の交換作業に手間が掛かるという問題点を有して
いる。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、支持ローラ
を、物品の大きさに略対応して任意速度で回転する手段
を採用することにより、大きさの異なる物品の向きを所
定の範囲内で変更することができ、物品の周面を確実且
つ正確に撮像することができる物品検査装置の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
検査部に配列した支持ローラ上に物品を載置して、該物
品の周面を撮像カメラで撮像すると共に、その撮像した
画像データに基づいて物品を果菜物の等階級を判定する
物品検査装置であって、上記検査部に、上記物品の大き
さを検知する検知手段と、上記支持ローラを、上記検知
手段による検知に基づいて、上記物品の向きが所定の範
囲で変更される速度に回転する回転手段とを設けた物品
検査装置であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記支持ローラを搬送方向に対して水
平移動可能に設けた物品検査装置であることを特徴とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記回転手段を、上記物品が載置され
た支持ローラに、該物品の向きが変更される方向に回転
を付与する回転付与ベルトで構成した物品検査装置であ
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の物品検査装置は、支持ローラ上
に載置された物品の大きさを検知手段で検知し、検知手
段による検知に基づいて、支持ローラを、回転手段によ
り任意速度で回転させ、物品の向き(表裏)を所定の範
囲で変更する。例えば物品のサイズが大きい場合、支持
ローラの回転速度を速くし、物品のサイズが小さい場
合、支持ローラの回転速度を速くするので、大きさの異
なる物品を、撮像カメラにより撮像可能な範囲内で回転
(表裏反転)することができ、物品の周面全体(表裏両
面)を撮像する作業が確実に行える。
【0011】請求項2記載の物品検査装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、支持ローラを搬送方向に水平
移動させながら回転手段で回転して、支持ローラ上に載
置された物品を回転すると共に、物品の周面を撮像カメ
ラにより撮像し、その撮像した画像データに基づいて、
物品の等階級を個々に判定するので、多数の物品を検査
する作業が連続して行える。
【0012】請求項3記載の物品検査装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、回転付与ベルトを、支持ロー
ラの周面に接触又は圧接して、回転付与ベルトの回転力
を支持ローラに伝達するので、物品の向きを所定の範囲
内で変更することができる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、支持ローラを、物品
の大きさに略対応して任意速度で回転させ、大きさの異
なる物品の向きを所定の範囲内で変更するので、従来例
のように果菜物が撮像範囲から外れたり、未撮像又は重
複撮像が起きるのを防止することができ、物品の周面を
正確且つ確実に撮像することができる。且つ、その撮像
した画像データに基づいて、物品を、等階級別に仕分け
するような作業が適確に行える。
【0014】しかも、大きさの異なる物品を所定の範囲
内で回転するため、物品の回転に要する作業範囲が狭く
て済み、装置全体が大型化するのを防止することがで
き、装置の設置及びレイアウトが容易に行える。
【0015】さらに、支持ローラ上に載置された物品を
搬送しながら撮像して、その撮像した画像データに基づ
いて、物品の等階級を個々に判定するので、多数の物品
を連続して検査することができ、物品を検査する作業が
能率的に行え、作業の能率アップを図ることができる。
【0016】さらにまた、回転付与ベルトを支持ローラ
の周面に接触させ、その回転付与ベルトの回転力により
支持ローラを回転するので、物品の向きを所定の範囲内
で確実に変更することができ、物品の周面を撮像する作
業が安定して行える。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例として、略球形状又は略楕円
形状を有する果菜物を等階級別に仕分けする作業に用い
られる物品検査装置を示し、図1に於いて、この物品検
査装置1は、仕分けコンベア4上に設定した検査部Bに
配設され、検査部Bには、果菜物Aの等階級を判定する
検査装置5と、果菜物Aを表裏反転する回転機6とを配
設している。
【0018】上述の仕分けコンベア4は、図2にも示す
ように、後述する支持ローラ16を、搬送路側部に架設
した周回チェーン10に直交して架設すると共に、果菜
物Aが略水平姿勢に載置される前後間隔に隔てて、複数
本を一組(例えば3本を一組)として鍵盤状に配列して
いる。
【0019】周回チェーン10は、搬送路の始端部と終
端部とに軸支したスプロケット11の間に、搬送方向と
平行して複数本張架(例えば2本)され、スプロケット
11の軸端部には、略円板状に形成した復帰板12を固
定している。
【0020】始端側下部に配設した減速機付きモータ1
3は、スプロケット13a,13a及びチェーン13b
を介して、周回チェーン10を、整列コンベア3の搬送
速度と略同期又は速い速度で搬送方向に回転する。な
お、周回チェーン10に代わる無端帯として、例えばベ
ルト、線条体等のループ状に連続する無端帯を用いても
よい。
【0021】周回チェーン10の搬送側上縁部には、取
付け部材14(ブラケット)を、周回チェーン10の全
長に対して所定間隔に隔てて多数配列し、取付け部材1
4の搬送側前端部には、複数(例えば3個)の軸支部材
15を、搬送方向に対して直交する方向に上下回動可能
に枢着している。
【0022】軸支部材15の搬送側上端部には、中空又
は中実に形成した支持ローラ16を、搬送方向に対して
直交する方向に上下揺動可能であって、搬送方向に対し
て前後回転可能に枢着している。
【0023】支持ローラ16は、中央部外周面から両端
部外周面に向けて大径となる形状(例えば鼓形)に形成
され、その外周面を、例えば合成ゴム、軟質樹脂等の材
質で形成又は被覆したり、縞状、格子状、網目状等の突
条を複数形成したりして、果菜物Aを表裏回転するのに
必要な接触抵抗を付与する。なお、支持ローラ16の外
周面を、一端側外周面から他端側外周面に向けて同径と
なる形状に形成したローラを用いてもよい。
【0024】取付け部材12の上端側に枢着した係止レ
バー29は、コイルスプリング30により、軸支部材1
2の上端部に対して係止される方向に回動付勢され、係
止レバー29を、軸支部材12に係止して、支持ローラ
10を果菜物Aが略水平に載置される水平姿勢に揺動規
制する。相互の係止を解除して、支持ローラ16を果菜
物Aが斜め下方に向けて放出される放出姿勢に揺動す
る。
【0025】放出時に於いて、軸支部材15の下端部
が、取付け部材14の搬送側下端部に当接され、支持ロ
ーラ16が斜め下向きに回動した角度及び姿勢に規制さ
れる。
【0026】軸支部材15及び係止レバー29の係止側
端部は、取付け部材14の上端側に固定した規制部(例
えば軸部)により係止される状態に回動規制する。
【0027】一方、軸支部材15の間には、支持ローラ
16の間に対して出没許容される厚さ及び形状であっ
て、果菜物Aが水平姿勢に支持される間隔に隔てて支持
部材36を上下揺動可能に枢着している。実施例では、
支持部材36を一体的に形成又は連結しているが、独立
して枢着してもよい。
【0028】支持部材36は、搬送路下部に架設したガ
イド部材39により周回ガイドされ、支持部材36をガ
イド部材39に係合したとき、水平姿勢の支持ローラ1
6よりも上方に突出され、果菜物Aの一部又は全部を、
支持ローラ16の外周面に対して非接触状態に浮上がら
せる状態に支持する。
【0029】支持部材36をガイド部材39から脱落し
たとき、係止レバー29の枢着部に当接され、水平姿勢
の支持ローラ16よりも下方に没入され、果菜物Aを、
斜め下方に向けて放出する角度に回動規制される。
【0030】前述の検査装置5は、図1、図3にも示す
ように、検査部Bの表側撮像領域に、果菜物Aの上部周
面(表側周面)と対向して撮像カメラ44,45を配設
し、果菜物Aの左側周面と対向して撮像カメラ46を配
設している。
【0031】裏側撮像領域に、果菜物Aの上部周面(裏
側周面)と対向して撮像カメラ47,48を配設し、果
菜物Aの右側周面と対向して撮像カメラ49を配設して
いる。なお、撮像カメラ44〜49の位置、角度、台数
を変更してもよい。
【0032】表裏撮像領域に配設した照光器50は、例
えばハロゲンランプ、紫外線ランプ等で構成され、果菜
物Aの外周面に、例えば紫外線、赤外線、X線等の検査
光を照射して、変色、腐敗、損傷、傷跡、浮き皮等の検
出を容易にする。
【0033】撮像カメラ44〜49は、例えばCCDカ
メラ、画素子(CCD)等の撮像手段で構成され、果菜
物Aの等階級を判定するための装置本体51と、果菜物
Aの映像を写し出すためのモニタ52に接続している。
【0034】上述の装置本体51は、撮像カメラ44〜
49で撮像した果菜物A全体の画像データと、予め格納
した等階級データとを比較して等階級(例えば、色、糖
度、傷、腐り、外径、形状、高さ、幅、体積、偏平度、
成熟度、腐り具合、浮き皮具合、等階級に該当しない規
格外)を判定し、仕分け部(図示省略)に支持ローラ1
6が移動するまでの番地又はタイムラグを計数する。
【0035】判定と対応する仕分け部に果菜物Aが搬送
されたとき、その判定に基づいて、仕分け部に配設した
係止解除器53を独立して作動させ、軸支部材15と係
止レバー29との係止を瞬間的に解除して、果菜物Aが
載置された支持ローラ16を放出姿勢に揺動する。
【0036】判定と異なる果菜物Aが搬送されたとき、
係止解除器53を作動せず、支持ローラ16を水平姿勢
に維持した状態のまま周回移動させる。なお、係止解除
器53は、例えばソレノイド、シリンダ、モータ等のア
クチュエータで構成される。
【0037】一方、放出姿勢に揺動した支持ローラ16
は、復帰板12に沿って水平姿勢に回動復帰し、軸支部
材15が係止レバー29に係止される。支持部材36
は、ガイド部材39に沿って回動復帰される。なお、支
持ローラ16及び支持部材36を、自重又はバネ等の復
帰手段により回動復帰してもよい。
【0038】前述の回転機6は、図4、図5、図6に示
すように、検査部Bの下部中央に配設され、搬送路下部
に架設した回転付与ベルト40を、搬送路下部に軸支し
た始端部及び終端部のプーリ41と、プーリ41の間に
架設したベルトガイド42とに張架して、支持ローラ1
6の遊端側下部周面に対して圧接される状態に周回ガイ
ドする。なお、検査部Bの前側下部に配設した回転機6
は、例えば斜め、鉛直に起立する果菜物Aを横転する。
【0039】プーリ41に直結した減速機付きモータ4
3は、回転付与ベルト40を、支持ローラ16の搬送方
向と一致する方向に高速回転(搬送速度よりも速い速
度)し、或いは、搬送方向と対向する方向に低速回転又
は回転停止する。回転付与ベルト40に圧接される支持
ローラ16は矢印方向に回転しながら搬送方向に周回移
動し、支持ローラ16上に載置された果菜物Aを表裏反
転する。
【0040】大中小の果菜物Aは、支持ローラ16の小
径側外周面と大径側外周面とに生じる周速差により略同
一領域で表裏反転(例えば、約180度)される。
【0041】なお、回転付与ベルト40は、例えば合成
ゴム、合成皮革等の接触抵抗が大きな材質で形成又は被
覆しているが、支持ローラ16の遊端側周面に、例えば
突条、ローレット等の凹凸面を形成して、回転付与ベル
ト40に対する接触抵抗を大きくしてもよい。
【0042】検査部Bの搬送路側部に配設した検知セン
サS1 〜S9 (例えば光電センサ)は、果菜物Aの階級
(例えば3S,2S,S,M,L,2L,3L,4L,
5L等)に略対応して複数配列され、果菜物Aの側部周
面と対向して上下方向に所定間隔に隔てて配設してい
る。
【0043】検知センサS1 〜S9 は、果菜物Aの大き
さを判定するための判定装置54に接続され、例えば投
光器から投光される光を、搬送路の他側部に配設した反
射板で反射し、その反射した光を受光器で受光して検知
する。なお、検知センサS1〜S9 に代わる他の検知手
段として、例えばリミットスイッチ、近接スイッチ等を
用いてもよい。
【0044】判定装置54は、果菜物Aを検知したと
き、検知センサS1 〜S9 が出力する検知信号に基づい
て、果菜物Aの大きさを判定する。その判定に基づい
て、果菜物Aの大きさに略対応してモータ43の回転速
度(例えば高速、中速、低速)を制御し、回転付与ベル
ト40を圧接した支持ローラ16の回転速度を可変調節
する。例えば大中小の果菜物Aが裏側撮像領域に搬送さ
れたとき、丁度、裏面側が略上向きに表裏反転されるよ
うな回転速度に制御する。
【0045】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品検査装置1により果菜物Aを等階級別に
仕分けするときの動作を説明する。先ず、図1、図2に
示すように、多数の果菜物A…を、整列コンベア3から
仕分けコンベア4に乗移らせるとき、押えベルト9によ
り所定の位置、間隔、姿勢に保持して順次移載する。
【0046】検査部B前段に於いて、回転機6により支
持ローラ16を回転して、果菜物Aを、例えば斜め、鉛
直に起立する果菜物Aを横転して、向き及び姿勢を揃え
る。
【0047】続いて、支持部材36を搬送面上に突出し
て、果菜物Aの下部周面に当接し、支持ローラ16の間
に挾まっていたり、斜め又は起立した状態のまま搬送さ
れる果菜物Aを水平姿勢に向き修正して、検査部Bに搬
送する。
【0048】検査部Bの表側撮像領域に於いて、図3に
示すように、支持部材36上に載置された果菜物Aの表
側周面と左側周面とを、検査装置5の撮像用カメラ4
4,45,46で撮像し、その画像データを装置本体5
1に記憶する。この後、支持部材36を没入して、果菜
物Aを、支持ローラ16上に載置して表側撮像領域から
裏側撮像領域に搬送する。
【0049】表裏撮像領域の間に於いて、回転機6のモ
ータ43を定速回転して、回転付与ベルト40に圧接さ
れた支持ローラ16を所定速度で回転させ、所定サイズ
の果菜物Aを表裏反転(例えば略180度)する。
【0050】この時、図4に示すように、検知センサS
1 〜S9 の直前を、果菜物Aが通過したとき、果菜物A
の側面と略対向する高さに配設した検知センサS1 〜S
9 が遮光され、その遮光時に出力される検知センサS1
〜S9 の検知信号に基づいて、果菜物Aの大きさを判定
装置54で判定する。
【0051】果菜物Aのサイズが大きいと判定された場
合、図5に示すように、その判定に基づいて、回転機6
のモータ43を高速回転させ、回転付与ベルト40に圧
接された支持ローラ16の回転速度を速くして、大サイ
ズの果菜物Aが裏側撮像領域に搬送されたとき、丁度、
裏面側が略上向きとなる状態に表裏反転する。
【0052】一方、果菜物Aのサイズが小さいと判定さ
れた場合、図6に示すように、モータ43を低速回転さ
せ、回転付与ベルト40に圧接された支持ローラ16の
回転速度を遅くして、小サイズの果菜物Aが裏側撮像領
域に搬送されたとき、丁度、裏面側が略上向きとなる状
態に表裏反転するので、大きさの異なる果菜物Aを所定
の範囲内で表裏反転することができる。
【0053】表裏反転後、支持部材36により果菜物A
を略水平姿勢に保持して裏側撮像領域に搬送し、裏側撮
像領域に於いて、支持部材36上に載置された果菜物A
の裏側周面と右側周面とを撮像用カメラ47,48,4
9で撮像し、その画像データを装置本体51に記憶す
る。この後、支持部材36を没入して、果菜物Aを、支
持ローラ16上に載置して仕分け部に搬送する。
【0054】一方、撮像用カメラ44〜49で撮像した
画像データと、装置本体51に格納した等階級データと
を比較して、等階級を総合判定する。判定と対応する仕
分け部(図示省略)に果菜物Aが搬送されたとき、検査
装置5による判定に基づいて係止解除器53を作動さ
せ、軸支部材15に対する係止レバー29の係止を瞬時
に解除する。
【0055】果菜物Aが載置された支持ローラ16を放
出姿勢に揺動して、予め放出姿勢に回動した支持部材3
6に当接すると共に、果菜物Aを、支持部材36に沿っ
て斜め下方に放出し、仕分け部に対して等階級別に放出
する。
【0056】以上のように、判定装置54による判定に
基づいて、支持ローラ16を、果菜物Aの大きさに略対
応して任意速度で回転させ、果菜物Aの向きを所定の範
囲内で変更するので、従来例のように果菜物Aが撮像範
囲から外れたり、未撮像又は重複撮像が起きるのを防止
することができ、大きさの異なる果菜物Aの周面を撮像
カメラ44〜49により正確且つ確実に撮像することが
できる。且つ、その撮像した画像データに基づいて、果
菜物Aを、等階級別に仕分けするような作業が適確に行
える。
【0057】しかも、大きさの異なる果菜物Aを所定の
撮像範囲内で回転するため、果菜物Aの回転に要する作
業範囲が狭くて済み、装置全体が大型化するのを防止す
ることができ、装置の設置及びレイアウトが容易に行え
る。
【0058】さらに、支持ローラ16上に載置された果
菜物Aを搬送しながら撮像カメラ44〜49で撮像し、
その撮像した画像データに基づいて、果菜物Aの等階級
を個々に判定するので、多数の果菜物Aを連続して検査
することができ、果菜物Aを検査する作業が能率的に行
え、作業の能率アップを図ることができる。
【0059】さらにまた、回転付与ベルト40を、支持
ローラ16の周面に接触又は圧接して、回転付与ベルト
40の回転力により支持ローラ16を回転するので、果
菜物Aの向きを所定の範囲内で確実に変更することがで
き、果菜物Aの周面を撮像する作業が安定して行える。
【0060】図7は、撮像カメラ55で撮像した画像デ
ータに基づいて、仕分けコンベア4の支持ローラ16
を、果菜物Aを所定の範囲で表裏反転するのに最適な速
度に回転する他の例を示し、支持ローラ16上に載置さ
れた果菜物Aを、搬送路側部に配設した撮像カメラ55
で撮像し、その撮像した画像データに基づいて、果菜物
Aの大きさを判定装置54で判定する。
【0061】果菜物Aのサイズが大きいと判定された場
合、回転機6により支持ローラ16を高速回転させなが
ら搬送方向に周回移動して、果菜物Aが、裏側撮像領域
に搬送されたとき、丁度、裏面側が上向きとなる状態に
表裏反転する。
【0062】一方、果菜物Aのサイズが小さいと判定さ
れた場合、回転機6により支持ローラ16を低速回転さ
せながら搬送方向に周回移動して、果菜物Aが、裏側撮
像領域に搬送されたとき、裏面側が略上向きとなる状態
に表裏反転するので、果菜物Aの表裏両面を正確且つ確
実に撮像することができ、上述した実施例と略同等の作
用効果を奏することができる。
【0063】また、撮像カメラ44,45,46で撮像
した画像データに基づいて、果菜物Aの大きさを検査装
置7で判定した後、その判定に基づいて、裏側撮像領域
に搬送されたとき、裏面側が略上向きとなるような回転
速度に支持ローラ16を回転制御してもよい。
【0064】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、検知手段は、検知センサS1 〜S9
と、撮像カメラ44,45,46,55と、検査装置5
と、判定装置54とに対応し、回転手段は、回転付与ベ
ルト40と、モータ43とに対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0065】上述した実施例では、外径及び形状を同一
に形成した支持ローラ16を配列しているが、例えば、
外径の異なる大小の支持ローラ16を同一高さに配列し
たり、外径及び形状を同一に形成した支持ローラ16を
上下段違いに配列して構成してもよい。
【0066】また、支持ローラ16に形成又は端部に固
定したギャと、搬送路側部に配設したギャとを歯合し
て、支持ローラ16を搬送方向に回転してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品検査装置による検査動作を示す側面図。
【図2】 支持ローラに対する回転付与ベルトの圧接状
態を示す正面図。
【図3】 撮像カメラによる撮像状態を示す斜視図。
【図4】 検知センサによる果菜物のサイズ判定状態を
示す正面図。
【図5】 大サイズの果菜物の回転動作を示す側面図。
【図6】 小サイズの果菜物の回転動作を示す側面図。
【図7】 撮像カメラによる果菜物のサイズ判定状態を
示す正面図。
【図8】 従来例の装置による果菜物の回転動作を示す
側面図。
【符号の説明】
A…果菜物 B…検査部 S1 〜S9 …検知センサ 1…物品検査装置 3…整列コンベア 4…仕分けコンベア 5…検査装置 6…回転機 16…支持ローラ 40…回転付与ベルト 44〜49,55…撮像カメラ 54…判定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA21 AA24 AA26 AA45 AA49 AA59 AA61 BB05 BB07 BB15 CC00 FF42 GG02 GG03 GG21 GG24 HH12 HH14 JJ03 JJ05 JJ09 JJ26 PP11 PP13 PP15 RR05 RR06 RR08 SS02 SS13 TT01 2G051 AA05 AA90 AB20 BA20 CA03 CA04 CA07 DA01 DA06 DA08 EC01 FA10 3F079 AC21 AC23 AD23 CA19 CA20 CA21 CA23 CA27 CA32 CA34 CA42 CB25 CB26 CB30 CC07 DA12 DA16 EA02 EA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査部に配列した支持ローラ上に物品を載
    置して、該物品の周面を撮像カメラで撮像すると共に、
    その撮像した画像データに基づいて物品を果菜物の等階
    級を判定する物品検査装置であって、上記検査部に、上
    記物品の大きさを検知する検知手段と、上記支持ローラ
    を、上記検知手段による検知に基づいて、上記物品の向
    きが所定の範囲で変更される速度に回転する回転手段と
    を設けた物品検査装置。
  2. 【請求項2】上記支持ローラを、搬送方向に対して水平
    移動可能に設けた請求項1記載の物品検査装置。
  3. 【請求項3】上記回転手段を、上記物品が載置された支
    持ローラに、該物品の向きが変更される方向に回転を付
    与する回転付与ベルトで構成した請求項1記載の物品検
    査装置。
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