JPH1191932A - 物品検査装置 - Google Patents

物品検査装置

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JPH1191932A
JPH1191932A JP27822997A JP27822997A JPH1191932A JP H1191932 A JPH1191932 A JP H1191932A JP 27822997 A JP27822997 A JP 27822997A JP 27822997 A JP27822997 A JP 27822997A JP H1191932 A JPH1191932 A JP H1191932A
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fruit
article
vegetable
peripheral surface
support
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JP27822997A
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English (en)
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Toru Ishii
徹 石井
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の周面全体を確実に検査することができ、
検査作業及び仕分け作業が適確に行える物品検査装置を
提供する。 【解決手段】第1コンベアを構成する多角形の支持ロー
ラ間に果菜物を順次移載し、その支持ローラを、検査部
に配設した回転機の回転付与ベルトに圧接しながら送り
方向に周回移動させ、支持ローラ間に載置された果菜物
を表裏反転して向き変更する。同時に、判定装置を構成
する撮像用カメラで果菜物の表裏両面及び左右周面を撮
像し、その撮像した画像データに基づいて果菜物の等階
級を判定装置により個々に判定するので、果菜物の周面
全体を正確且つ確実に検査することができる。且つ、例
えば、変色、腐敗、損傷、傷跡等が果菜物の一部周面に
あっても確実に発見することができ、検査作業及び仕分
け作業が適確に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ミカ
ン、リンゴ、西瓜、梨、柿、桃、芋等の果菜物、或い
は、テニス、サッカー、野球、卓球等の球技用ボールの
ような略球形状又は略楕円形状を有する物品を検査する
作業に用いられる物品検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような果菜物を検査する
方法としては、例えば、図14に示すように、選別用コ
ンベア40のバケット41…に載置された果菜物Aを撮
像用カメラ42で上方から撮像し、その撮像した画像デ
ータに基づいて果菜物Aの外周面を検査し、等階級を判
定する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
果菜物Aの上部周面を撮像用カメラ42により上方から
撮像するので、例えば、変色、腐敗、損傷、傷跡等が果
菜物Aの下部周面(裏面側)にあっても、果菜物Aの下
部周面(裏面側)を撮像用カメラ42で撮像することが
できず、その発見が困難であるため、果菜物Aの周面全
体を検査することができないという問題点を有してい
る。
【0004】他の検査方法として、図15に示すよう
に、前部コンベア43から後部コンベア44に果菜物A
を乗り移らせるとき、その果菜物Aの上部周面を撮像用
カメラ45で上方から撮像する。同時に、コンベア4
3,44の対向端部間であって、下部両側に配設した鏡
面体46,46を介して果菜物Aの下部周面を撮像用カ
メラ45で撮像する方法があるが、果菜物Aの乗り移り
速度が速く、下部周面の撮像面積が小さいため、果菜物
Aの周面全体を検査することが困難であり、検査作業が
正確に行えないという問題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、検査部に配列
した多角形の支持体を回転して、該支持体間に載置され
た物品を任意の向きに変更するので、物品の周面全体を
確実に検査することができ、検査作業及び仕分け作業が
適確に行える物品検査装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品を検査する検査部に、該物品が載置される間隔に隔
てて多角形の支持体を複数配列すると共に、上記物品が
載置された支持体を、該物品の向きが変更される方向に
回転する回転手段を設けた物品検査装置であることを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記検査部を、上記物品を搬送する搬
送路上に設け、上記支持体及び回転手段を、上記搬送路
上の検査部に設けた物品検査装置であることを特徴とす
る。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記支持体を、上記検査部又は
搬送路に張架した無端帯の全長に対して上記物品が載置
される間隔に隔てて架設し、上記回転手段を、上記物品
が載置された支持体に対して回転を付与する回転付与手
段を設けて構成した物品検査装置であることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の物品検査装置は、検査部に配列
した多角形(例えば、八角形、六角形、正方形、長方
形、三角形、或いは、星形、菱形等)の支持体を、例え
ば、ベルト、パッド、モータ等の回転手段により回転し
て、支持体間に載置された物品を回転(例えば、表裏反
転)して任意の向き変更すると共に、例えば、作業者の
目で物品の周面全体を目視検査し、或いは、撮像用カメ
ラで果菜物の周面全体を撮像して検査するので、物品の
周面全体を正確且つ確実に検査することができ、物品の
検査作業及び仕分け作業が適確に行える。且つ、物品の
周面に対して一つの面が対接される角度に支持体が回転
し、物品と支持体との接触面積が大きくなり、物品が安
定した状態に支持されるため、略球形状を有する物品に
限らず、変形した物品の検査作業も行える。
【0010】請求項2記載の物品検査装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、搬送路上に設けた検査部の支
持体間に物品を順次移載すると共に、物品が載置された
支持体を回転手段により回転して、物品を任意の向きに
回転するので、多数の物品を検査する作業が連続して行
え、検査作業の能率アップを図ることができる。
【0011】請求項3記載の物品検査装置は、上記請求
項1又は2記載の作用と併せて、無端帯に架設した支持
体を搬送方向に周回移動させながら、物品が載置された
支持体に対して回転付与手段により回転力を付与し、支
持体間に載置された物品を回転(例えば、表裏反転)す
るので、搬送時及び回転時に於いて、物品の載置位置及
び載置間隔が変位するのを防止することができ、物品の
検査作業が安定して行える。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、検査部に配列した多
角形の支持体を回転して、支持体間に載置された物品を
任意の向きに変更するので、物品の周面全体を正確且つ
確実に検査することができ、物品の検査作業及び仕分け
作業が適確に行える。且つ、物品の周面に対して一つの
面が対接される角度に支持体が回転するため、例えば、
扁平形状の支持プレート間や円筒形状のローラ間に対し
て物品を載置するよりも、物品と支持体との接触面積が
大きくなり、物品を安定した状態に支持することがで
き、変形した物品の検査作業も行える。
【0013】しかも、物品の大きさ及び形状、種類に応
じて、任意の形状に形成した支持体を選択使用すること
で、略球形状を有する物品の検査作業に限らず、凹凸形
状に変形した物品の検査作業にも用いることができ、様
々な物品を検査することができる。さらに、搬送路上の
検査部に配列した支持体間に物品を順次移載して、支持
体間に載置される物品を任意の向きに回転することで、
多数の物品を検査する作業が連続して行え、検査作業の
能率アップを図ることができる。
【0014】加えて、無端帯に架設した支持体を搬送方
向に周回移動させながら、その支持体間に載置された物
品を任意の向きに回転することで、物品の検査作業が連
続して行えると共に、搬送時及び回転時に於いて、物品
の載置位置及び載置間隔が変位するのを防止することが
でき、回転作業及び検査作業が常時安定して行える。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例として、果菜物を検査及び仕
分けする作業に用いられる第1実施例の物品検査装置を
示し、図1及び図6に於いて、この物品検査装置1は、
第1コンベア2上に設定した検査部Bに果菜物A…が搬
送されたとき、同部に配設した回転機3で果菜物A…を
表裏反転し、判定装置4で果菜物A…の等階級を判定す
る。第1コンベア2上に設定した仕分け部a〜gに果菜
物A…が搬送されたとき、判定装置4による判定に基づ
いて、仕分け部a〜gに配設した第2コンベア5…に対
して果菜物Aを等階級別に仕分けする構成である。
【0016】上述した第1コンベア2は、図2、図7に
示すように、鍵盤状に配列した断面六角形の支持ローラ
10…を回転して、支持ローラ10…間に載置された果
菜物Aを表裏反転する。支持ローラ10…を放出姿勢に
揺動して、仕分け部a〜gに配設した第2コンベア5…
に対して果菜物Aを放出する。
【0017】支持ローラ10は、搬送路側部に張架した
無端帯11の搬送側縁部に、無端帯11の全長に対して
果菜物Aが載置される前後間隔に隔てて鍵盤状に配列し
ている。無端帯11の搬送側縁部に固定した取付け部材
12に、軸支部材12を搬送方向に対して直交する方向
に回動可能に枢着し、軸支部材13の揺動側端部に、中
空又は中実に形成した支持ローラ10を搬送方向に対し
て自由回転可能に軸支して、搬送方向に対して直交する
方向に上下揺動可能に枢着している。無端帯11は、減
速機付き周回用モータ(図示省略)により搬送方向に回
転され、鍵盤状に配列した支持ローラ10…を搬送方向
に周回移動して、支持ローラ10…間に載置された果菜
物Aを検査部B及び仕分け部a〜gに搬送する。
【0018】取付け部材12に枢着した係止レバー14
は、軸支部材12に対して係止される方向にバネ等で回
動付勢され、軸支部材12に係止レバー14を係止し
て、果菜物Aが載置される水平姿勢に支持ローラ10を
揺動規制する。図4に示すように、後述する判定装置4
による判定に基づいて、仕分け部a〜gに配設した係止
解除器15で係止レバー14を係止解除したとき、果菜
物Aが斜め下方に転動及び放出される放出姿勢に支持ロ
ーラ10が揺動される。一方、回帰経路側に架設したガ
イド部材(図示省略)に沿って支持ローラ10を回帰移
動させ、水平姿勢に回動復帰したとき、軸支部材12に
係止レバー14が係止される。また、例えば、バネ、自
重等により支持ローラ10を水平姿勢に回動復帰させて
もよい。
【0019】且つ、支持ローラ10は、中央部外周面か
ら両端部外周面に向けて徐々に高くなる断面六角形(例
えば、鼓形)に形成され、その外周面を、例えば、軟質
樹脂、合成ゴム等の接触抵抗の大きな部材で被覆又は形
成して、果菜物Aを回転するのに必要な接触抵抗を付与
し、果菜物Aの外周面に傷が付くのを防止している。ま
た、その外周面に、例えば、縞状、格子状、網目状等の
突条部(図示省略)を複数又は多数形成してもよい。な
お、上述した支持ローラ10を、図5に示すように、一
端側外周面から他端側外周面に向けて同一高さとなる断
面形状に形成してもよい。
【0020】前述した回転機3は、図3、図6、図7に
示すように、検査部B下部に配設され、搬送方向に周回
移動される支持ローラ10…の遊端側下部周面に回転付
与ベルト24を回転しながら圧接して、支持ローラ10
…間に載置された果菜物Aを表裏反転する。回転付与ベ
ルト24は、支持ローラ10…の遊端側下部周面に対し
て圧接される高さ及び位置に張架され、その圧接側周面
を、例えば、合成ゴム、合成皮革等の接触抵抗の大きな
部材で被覆又は形成している。
【0021】且つ、回転付与ベルト24を、始端側及び
終端側に軸支したプーリ25,25間に張架すると共
に、その回転付与ベルト24の圧接側を、プーリ25,
25間に架設したベルトガイド26上に張架して、ベル
トガイド26により支持ローラ10…の遊端側下部周面
に対して圧接される高さに回転付与ベルト24を周回ガ
イドする。プーリ25に直結した減速機付き回転用モー
タ27は、上述した回転付与ベルト24を支持ローラ1
0…の周回方向と一致する方向に高速回転(送り速度以
上)させ、或いは、周回方向と対向する方向に低速回転
又は回転停止させ、回転付与ベルト24に圧接される支
持ローラ10…を矢印方向に回転しながら周回移動し
て、支持ローラ10…を、任意の角度(例えば、約90
度〜約360度)に回転するので、支持ローラ10…の
小径側外周面と大径側外周面とに生じる周速差により大
中小の果菜物Aが同一領域で前後方向に表裏反転(例え
ば、約180度)される。
【0022】他の回転方法として、支持ローラ10の遊
端側下部周面に対して圧接される高さ位置に、回転付与
ベルト24と同一部材で形成した回転付与パッド(図示
省略)を配設し、その回転付与パッドに支持ローラ10
…を圧接しながら搬送方向に周回移動することで、支持
ローラ10…間に載置された果菜物Aを表裏反転するこ
とができる。
【0023】前述した判定装置4は、支持ローラ10…
間に載置された果菜物Aの周面全体を撮像用カメラ30
〜33で撮像して、果菜物Aの等階級を個々に判定及び
仕分けする。第1コンベア2上に設定した検査部Bに
は、回転直前の果菜物Aの上部周面(表側周面)と対向
して撮像用カメラ30を配設し、果菜物Aの左側周面と
対向して撮像用カメラ31を配設している。その後位側
に、回転直後の果菜物Aの上部周面(裏側周面)と対向
して撮像用カメラ32を配設し、果菜物Aの右側周面と
対向して撮像用カメラ33を配設している。撮像用カメ
ラ30,32は、果菜物Aの上部周面に対して略真上又
は斜め上方に配設し、撮像用カメラ31,33は、果菜
物Aの左右周面に対して略真横又は斜め側方に配設して
いる。且つ、果菜物Aの外周面と対向して複数配設した
照光器34は、例えば、ハロゲンランプ、紫外線ランプ
等で構成され、果菜物Aの外周面に対して、例えば、紫
外線、赤外線、X線等の検査光を照射し、変色、腐敗、
損傷、傷跡、浮き皮等の発見を容易にする。
【0024】撮像用カメラ30〜33は、例えば、CC
Dカメラ、画素子(CCD)等の撮像手段で構成され、
図1に示すように、果菜物Aの等階級を判定するための
装置本体4aと、果菜物Aの映像を写し出すためのモニ
タ4bとに接続している。装置本体4aは、撮像用カメ
ラ30〜33で撮像された果菜物A全体の画像データ
と、予め格納された等階級データとを比較して等階級
(例えば、色、糖度、傷、腐り、外径、形状、高さ、
幅、体積、偏平度、成熟度、腐り具合、浮き皮具合、等
階級に該当しない規格外)を判定し、その判定に基づい
て、仕分け部a〜gに配設した第2コンベア5…に対し
て果菜物Aを等階級別に仕分けする。
【0025】且つ、仕分け部a〜gに配設した係止解除
器15は、例えば、ソレノイド、シリンダ、モータ等の
アクチュエータで構成され、判定装置4による判定と対
応する仕分け部a〜gに果菜物Aが搬送されたとき、そ
の判定に基づいて独立作動される。図4に示すように、
係止レバー14を係止解除して、果菜物Aが載置された
支持ローラ10…のみを放出姿勢に揺動して、仕分け部
a〜gに配設した放出部16に対して果菜物Aを一旦放
出し、放出部16に放出された果菜物Aを、例えば、ベ
ルトコンベア、スラストコンベア等の搬送手段で構成さ
れる第2コンベア5に移載する。第2コンベア5は、次
工程(例えば、箱詰め工程)に果菜物Aを搬送供給す
る。判定と異なる果菜物Aが搬送されたとき、係止解除
器15を作動せず、支持ローラ10…を水平姿勢に維持
した状態のまま周回移動させる。一方、放出姿勢に揺動
された支持ローラ10…は、回帰経路上に於いて水平姿
勢に回動復帰される。
【0026】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品検査装置1により果菜物Aを検査及び仕
分けするときの動作を説明する。先ず、図2に示すよう
に、生産者から持ち込まれる多数の果菜物Aを第1コン
ベア2の支持ローラ10…間に順次載置して、支持ロー
ラ10…間に載置された果菜物Aを検査部Bに搬送供給
する。載置時に於いて、果菜物Aの下部周面に対して一
つの面が対接される角度に支持ローラ10…が回転し、
例えば、扁平形状の支持プレートや円筒形状のローラ等
に対して果菜物Aを載置するよりも、果菜物Aと支持ロ
ーラ10…との接触面積が大きくなり、果菜物Aが安定
した状態に支持される。
【0027】次に、図6にも示すように、回転機4によ
る回転直前に於いて、支持ローラ10…間に載置された
果菜物A…の表側周面を撮像用カメラ30で撮像し、そ
の果菜物Aの左側周面を撮像用カメラ31で撮像し、カ
メラ30,31で撮像した画像データを判定装置4の装
置本体4aに記憶する。
【0028】続いて、図3、図7にも示すように、回転
機3を駆動して、果菜物Aが載置された支持ローラ10
…を回転付与ベルト24に圧接しながら搬送方向に周回
移動させ、回転付与ベルト24に圧接された支持ローラ
10…を矢印方向に回転して、支持ローラ10…間に載
置された果菜物A…を矢印方向に回転(例えば、約18
0度)して表裏反転する。
【0029】回転直後に於いて、支持ローラ10…間に
載置された果菜物Aの裏側周面を撮像用カメラ32で撮
像し、その果菜物Aの右側周面を撮像用カメラ33で撮
像して、カメラ32,33で撮像した画像データを装置
本体4aに記憶する。一方、撮像用カメラ30〜33で
撮像した果菜物Aの周面全体の画像データと、装置本体
4aに格納された等階級データとを比較して、支持ロー
ラ10…間に載置された果菜物A…の等階級を個々に判
定する。
【0030】次に、判定と対応する仕分け部a〜gに果
菜物Aが搬送されたとき、図4に示すように、上述した
判定装置4による判定に基づいて、仕分け部a〜gに配
設した係止解除器15を作動させ、果菜物Aが載置され
た支持ローラ10…のみを放出姿勢に揺動して、仕分け
部a〜fに配設した放出部16に対して果菜物Aを等階
級別に放出し、放出部16に放出された果菜物Aは第2
コンベア5に移載して次工程に搬送供給する。仕分け部
gに配設した第2コンベア5には規格外の果菜物Aを放
出して回収する。以下同様にして、第1コンベア2によ
り搬送される多数の果菜物A…を等階級別に仕分け処理
する。
【0031】以上のように、果菜物Aが載置された多角
形の支持ローラ10…を回転付与ベルト24に圧接しな
がら搬送方向に周回移動させ、支持ローラ10…間に載
置された果菜物Aを表裏反転する。同時に、判定装置4
の撮像用カメラ30〜33で果菜物Aの表裏両面及び左
右周面を撮像するので、果菜物Aの周面全体を正確且つ
確実に検査することができる。且つ、撮像用カメラ30
〜33で撮像した画像データに基づいて果菜物Aの等階
級を判定するので、例えば、変色、腐敗、損傷、傷跡等
が果菜物Aの一部周面にあっても確実に発見することが
でき、果菜物Aの検査作業及び仕分け作業が適確に行え
る。
【0032】しかも、果菜物Aの下部周面に対して一つ
の面が対接される角度に支持ローラ10…が回転するた
め、例えば、扁平形状の支持プレートや円筒形状のロー
ラ等に果菜物Aを載置するよりも、果菜物Aと支持ロー
ラ10…との接触面積が大きくなり、略球形状を有する
果菜物Aのみに限らず、凹凸形状に変形した果菜物Aも
安定した状態に支持され、様々な果菜物Aの検査作業も
行える。
【0033】さらに、果菜物Aが載置された支持ローラ
10…を搬送方向に周回移動させながら、支持ローラ1
0…間に載置された果菜物Aを任意の向きに回転するの
で、多数の果菜物Aを検査する作業が連続して行え、検
査作業の能率アップを図ることができる。且つ、搬送時
及び回転時に於いて、果菜物Aの載置位置及び載置間隔
が変位するのを防止することができ、回転作業及び検査
作業が常時安定して行える。
【0034】図8、図9は、上述した支持ローラ10
を、前部コンベア35と後部コンベア36との間に設定
した検査部Bに配列してなる第2実施例を物品検査装置
1を示し、同装置は、支持ローラ10を、搬送路両側部
に張架した無端帯11,11の対向縁部間に、果菜物A
が載置される前後間隔に隔てて多数軸架し、無端帯11
を、前部コンベア35の終端部に近接して軸支したスプ
ロケット28と、後部コンベア36の始端部に近接して
軸支したスプロケット28との間に張架し、終端側下部
に配設した減速機付き周回用モータ29によりスプロケ
ット29a,29a及び駆動チェーン29bを介して、
支持ローラ10…を搬送方向に周回移動させ、前部コン
ベア35により搬送される果菜物A…を支持ローラ10
…間に順次移載する。
【0035】次に、回転機3を駆動して、支持ローラ1
0…間に載置された果菜物Aを表裏反転すると共に、回
転直前及び回転直後に於いて、果菜物Aの表裏両面及び
左右周面を撮像用カメラ30〜33で撮像し、その撮像
した画像データに基づいて果菜物Aの等階級を判定装置
4で判定する。支持ローラ10…間に載置された果菜物
A…を後部コンベア36に順次移載して、判定装置4に
よる判定に基づいて、後部コンベア36に載置された果
菜物A…を等階級別に仕分け処理するので、第1実施例
と同等の作用効果を奏することができると共に、多数の
果菜物Aを検査する作業が連続して行え、検査作業の能
率アップを図ることができる。なお、コンベア35,3
6は、例えば、ベルトコンベア、スラストコンベア等の
搬送手段で構成され、且つ、後部コンベア36を、上述
した鍵盤型のコンベアで構成してもよい。
【0036】上述した第1及び第2実施例では、断面六
角形に形成した支持ローラ10…を回転して果菜物Aを
表裏反転するが、例えば、断面正方形に形成した支持ロ
ーラ37と、断面長方形に形成した支持ローラ38と、
断面三角形に形成した支持ローラ39とを、検査される
果菜物Aの大きさ及び形状、種類に応じて選択使用して
もよい。
【0037】支持ローラ37,38,39を、第1実施
例の物品検査装置1に用いる場合、断面六角形の支持ロ
ーラ10に代えて、搬送路側部に張架した無端帯11の
搬送側縁部に、何れか一つの支持ローラ37,38,3
9を軸架して果菜物Aを表裏反転する。図10は、断面
正方形に形成した支持ローラ37…による果菜物Aの回
転動作を示し、図11は、断面長方形に形成した支持ロ
ーラ38…による果菜物Aの回転動作を示し、図12
は、断面三角形に形成した支持ローラ39…による果菜
物Aの回転動作を示し、任意の断面形状に形成した何れ
か一つの支持ローラ37,38,39を、回転機3を構
成する回転付与ベルト24に圧接しながら搬送方向に周
回移動させて回転するので、略球形状や略楕円形状を有
する果菜物Aのみに限らず、凹凸形状に変形した果菜物
Aの反転及び検査にも用いることができ、果菜物Aの周
面全体を正確且つ確実に検査することができる。
【0038】また、支持ローラ37,38,39を、第
2実施例のような物品検査装置1に用いる場合、搬送路
両側部に張架した無端帯11,11の対向縁部間に、何
れか一つの支持ローラ37,38,39を軸架して果菜
物Aを表裏反転する。なお、上述した動作例では、中央
部外周面から両端部外周面に向けて徐々に高くなる断面
形状に形成した支持ローラ37,38,39を用いて反
転するが、一端側外周面から他端側外周面に向けて同一
高さとなる断面形状に形成したローラを用いてもよい。
【0039】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、支持体は、支持ローラ10,37,3
8,39に対応するも、搬送路は、第1コンベア2及び
前部コンベア35と、後部コンベア36とに対応し、回
転手段及び回転付与手段は、回転機3を構成する回転付
与ベルト24に対応するも、この発明は、上述の実施例
の構成のみに限定されるものではない。
【0040】上述した第1及び第2実施例では、果菜物
Aの表裏両面を撮像用カメラ30,32で個々に撮像す
るが、例えば、回転機3を駆動して、支持ローラ10…
間に載置された果菜物Aを表裏反転すると共に、検査部
Bの中央上部に配設した撮像用カメラ30で果菜物Aの
表裏両面を連続撮像する。回転直前及び回転直後に於い
て、果菜物Aの左右周面を撮像用カメラ31,33で撮
像するもよく、第1実施例と同様に、果菜物Aを等階級
別に仕分けする作業が適確に行える。且つ、果菜物Aの
表裏両面を撮像するときに要する撮像時間が大幅に短縮
され、検査作業及び仕分け作業の能率アップを図ること
ができる。
【0041】また、大きさ及び形状が同一に形成された
支持ローラ10,37,38,39を同一高さに配列し
ているが、例えば、六角形、正方形、長方形、三角形、
或いは、八角形、星形、菱形等の多角形に形成したロー
ラを複数組合わせたり、大きさ及び形状の異なる大小の
ローラを同一高さに配列したり、また、大きさ及び形状
が同一の支持ーラを上下段違いに配列してもよく、ロー
ラの段差により果菜物Aの乗り移りが阻止されるため、
大きさの異なる様々な果菜物Aを確実に回転することが
できる。さらにまた、左右分割したローラを相反する方
向に独立回転して、ローラ間に載置された果菜物Aを水
平回転してもよい。
【0042】加えて、支持ローラ10,37,38,3
9を、搬送方向に対して直交する方向に回転可能に架設
するもよく、検査部Bの片側から果菜物Aの周面全体を
検査することができ、例えば、検査員、検査機器等の配
置が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の物品検査装置の全体構成を示す
平面図。
【図2】 支持ローラ間に果菜物を載置した状態を示す
正面図。
【図3】 支持ローラによる果菜物の回転動作を示す正
面図。
【図4】 支持ローラ間に載置された果菜物の放出動作
を示す正面図。
【図5】 他の支持ローラによる果菜物の回転動作を示
す正面図。
【図6】 果菜物の回転及び撮像状態を示す斜視図。
【図7】 果菜物の回転及び撮像状態を示す側面図。
【図8】 第2実施例の物品検査装置による回転及び撮
像状態を示す側面図。
【図9】 回転機による支持ローラの回転動作を示す正
面図。
【図10】 断面正方形の支持ローラによる回転動作を
示す側面図。
【図11】 断面長方形の支持ローラによる回転動作を
示す側面図。
【図12】 断面三角形の支持ローラによる回転動作を
示す側面図。
【図13】 従来例の装置による果菜物の撮像状態を示
す側面図。
【図14】 他の装置による果菜物の撮像状態を示す側
面図。
【符号の説明】
A…果菜物 B…検査部 1…物品検査装置 2…第1コンベア 3…回転機 4…判定装置 5…第2コンベア 10…支持ローラ 11…無端帯 15…係止解除器 24…回転付与ベルト 30,31,32,33…撮像用カメラ 35…前部コンベア 36…後部コンベア 37,38,39…支持ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を検査する検査部に、該物品が載置さ
    れる間隔に隔てて多角形の支持体を複数配列すると共
    に、上記物品が載置された支持体を、該物品の向きが変
    更される方向に回転する回転手段を設けた物品検査装
    置。
  2. 【請求項2】上記検査部を、上記物品を搬送する搬送路
    上に設け、上記支持体及び回転手段を、上記搬送路上の
    検査部に設けた請求項1記載の物品検査装置。
  3. 【請求項3】上記支持体を、上記検査部又は搬送路に張
    架した無端帯の全長に対して上記物品が載置される間隔
    に隔てて架設し、上記回転手段を、上記物品が載置され
    た支持体に対して回転を付与する回転付与手段を設けて
    構成した請求項1又は2記載の物品検査装置。
JP27822997A 1997-09-24 1997-09-24 物品検査装置 Pending JPH1191932A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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