JP2001139133A - 物品検査装置 - Google Patents

物品検査装置

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JP2001139133A
JP2001139133A JP31832899A JP31832899A JP2001139133A JP 2001139133 A JP2001139133 A JP 2001139133A JP 31832899 A JP31832899 A JP 31832899A JP 31832899 A JP31832899 A JP 31832899A JP 2001139133 A JP2001139133 A JP 2001139133A
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fruit
push
inspection
vegetable
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JP31832899A
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English (en)
Inventor
Toru Ishii
徹 石井
Hisanori Miyata
久典 宮田
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の略全体を確実に検査することができ、所
定項目の判定が正確且つ適確に行える物品検査装置を提
供する。 【解決手段】搬送体20に載置された果菜物Aの上部周
面及び側部周面を検査した後、果菜物Aを、突上げ機構
40の突上げ体41で突上げて未検査部分を検査可能な
可能な向きに回転すると共に、支持機構50の支持体5
1で受け止めて、搬送体20と支持体51との間に載置
された状態に支持する。果菜物Aの未検査部分を検査し
た後、その検査データに基づいて、果菜物Aの所定項目
(等階級)を検査装置60の装置本体67で判定する。
検査終了後に於て、搬送体20と支持体51との間に載
置された果菜物Aを突上げ体42で突上げ、突上げ前の
姿勢に回転復帰させて、搬送体20に再び載置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば蜜柑、林
檎、柿、梨、桃、メロン、胡瓜、茄子等の果菜物、或い
は、球技用ボール、食品、部品等の略球状を有する物品
を検査する作業に用いられる物品検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の果菜物を検査する装置と
しては、例えば図8に示すように、受け皿70に載置さ
れた果菜物Aの上部周面と、両側部の鏡面体71により
反射された果菜物Aの側部周面とをカメラ72で撮像
し、果菜物Aを通過した透過光を、受け皿70下部に配
設した受光器73で受光して、カメラ72で撮像した画
像データと、受光器73で受光した受光データとに基づ
いて、果菜物Aの等階級を判定する装置(特開平10−
146570号)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の装置
は、果菜物Aを受け皿70に載置した状態ままで検査す
るので、受け皿70に対接された果菜物Aの下部周面
(裏面側)を撮像することが不可能であり、果菜物Aの
周面全体を検査することができないという問題点を有し
ている。
【0004】且つ、鏡面体71及び受光器73に、果菜
物Aの表皮、油分、汁又は紙屑、塵埃、ゴミ等の異物が
付着しやすく、鏡面体71により反射される果菜物Aの
像が不鮮明となり、受光器73により受光される受光量
が減少するため、実際の等階級と、画像データに基づい
て判定される等階級とが異なることがあり、果菜物Aの
等階級を正確に判定することが困難であるという問題点
を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、載置部に載置
された物品を突上げて、未検査部分の検査が可能な向き
に変更することにより、物品の略全体を検査することが
でき、所定項目の判定が正確且つ適確に行える物品検査
装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品が載置される載置部上方に、該載置部に載置された
物品の所定項目を検査する検査手段を設け、上記載置部
の下方に、該載置部の載置面に形成した孔部と対向して
突上げ手段を設けると共に、上記突上げ手段を、上記載
置部に載置された物品を突上げて向きを変更する上昇位
置と、該物品に対して当接が回避される降下位置とに昇
降する上下動手段を設けた物品検査装置であることを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、物品が載置される
載置部を搬送する搬送手段を設け、上記搬送手段の上方
に、上記載置部に載置された物品の所定項目を検査する
検査手段を設け、上記搬送手段の下方に、上記載置部の
載置面に形成した孔部と対向して突上げ手段を設けると
共に、上記突上げ手段を、上記載置部に載置された物品
を突上げて向きを変更する上昇位置と、該物品に対して
当接が回避される降下位置とに昇降する上下動手段を設
けた物品検査装置であることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記載置部の側部に、上記突上
げ手段により突上げられた物品を向き変更後の状態に支
持する支持手段を設けた物品検査装置であることを特徴
とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の構成と併せて、上記支持手段により支持された物品
を、上記載置部に載置された元の状態に復帰する復帰手
段を設けた物品検査装置であることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の物品検査装置は、載置部に載置
された物品の下部を除いて、物品の残り部分を検査手段
で検査した後、上下動手段により上昇される突上げ手段
で物品を突上げて、未検査部分の検査が可能な向きに変
更することで、物品の略全体が検査される。
【0011】請求項2記載の物品検査装置は、載置部に
載置された物品の下部を除いて、物品の残り部分を検査
手段で検査した後、搬送手段により搬送される載置部上
の物品を、上下動手段により上昇される突上げ手段で突
上げて、未検査部分の検査が可能な向きに変更すること
で、物品の略全体が連続して検査される。
【0012】請求項3記載の物品検査装置は、上記請求
項1又は2記載の作用と併せて、突上げ手段により突上
げられる物品を、支持手段により受け止めて向き変更後
の状態に支持することで、物品の検査が安定して行え
る。
【0013】請求項4記載の物品検査装置は、上記請求
項3記載の作用と併せて、支持手段により支持された物
品を、復帰手段により元の載置姿勢に復帰させて載置部
に載置することで、向き変更前の載置状態に揃えられ
る。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、載置部に載置された
物品を突上げて、未検査部分の検査が可能な向きに変更
するので、物品の略全体を確実に検査することができ、
所定項目を検査する作業が正確に行えると共に、検査精
度の向上を図ることができる。
【0015】しかも、載置部に載置された物品を搬送し
ながら突上げて所定の向きに変更するので、多数の物品
を連続して検査することができ、作業の省力化及び能率
アップを図ることができる。
【0016】さらに、物品を、支持手段により向き変更
後の状態に支持するので、突上げ時に於いて、載置部か
ら物品が落下するのを防止することができると共に、物
品の向き及び姿勢を一定に保つことができ、検査作業が
安定して行える。
【0017】さらにまた、物品を、復帰手段により元の
載置姿勢に復帰するので、向き変更前の載置姿勢に揃え
て搬送することができ、例えば仕分け作業や箱詰作業等
の後処理が容易に行える。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例として、略球状の果菜物を検
査する作業に用いられる物品検査装置を示し、図1及び
図2に於て、この物品検査装置10は、果菜物Aが載置
された搬送体20を搬送する搬送コンベア30と、搬送
体20に載置された果菜物Aを突上げ、搬送方向に対し
て直交する方向に回転移動する突上げ機構40と、その
突上げられた果菜物Aを所定姿勢に支持する支持機構5
0と、果菜物Aの所定項目を回転前及び回転後に於て検
査する検査装置60とで構成される。
【0019】上述の搬送体20は、平面から見て略円形
であって、任意サイズ(例えば大、中、小)の果菜物A
が載置許容される大きさ及び形状に形成(例えばカップ
型又はトレイ型)され、上面側の載置部20aを、中心
部から外周部に向けて徐々に高くなる形状(例えばラッ
パ状又はコーン状等の錐形)に形成し、その中心部に、
後述する突上げ体41が出没許容される孔部20bを上
下方向に貫通して形成している。
【0020】且つ、載置部20aの載置面は、例えば合
成ゴム又は軟質樹脂等の柔軟性を有する弾性体で形成又
は囲繞している。また、搬送体20を、例えば平面から
見て略正方形、略五角形等の多角形状に形成してもよ
い。
【0021】前述の搬送コンベア30は、搬送路両側部
に張架した無端帯30a(例えばチェーン又はベルト
等)をモータ(図示省略)により搬送方向に回転して、
その無端帯30a,30a上に載置された搬送体20…
を前後に当接又は所定間隔に隔てて整列搬送する。且
つ、無端帯30aに取付けたガイド部材30bは、搬送
体20の孔部20bを、後述する突上げ体41と対向す
る位置に規制する。
【0022】前述の突上げ機構40は、搬送コンベア3
0に設定した検査部B下部に配設され、突上げ体41
を、搬送コンベア30に載置された搬送体20の孔部2
0bと対向して搬送路の下部中央に配設し、突上げ体4
2を、搬送体20と後述する支持体51との間に載置さ
れる果菜物Aの下部周面と対向して搬送路の下部一側
(図中左側)に配設している。また、突上げ体41,4
2及び後述する支持体51の外面は、例えば合成ゴム又
は軟質樹脂等の柔軟性を有する弾性体で形成又は囲繞し
ている。
【0023】且つ、突上げ体41,42に垂設した軸部
41a,42aは、搬送路下部に架設した支持枠43の
軸受部43aにより上下動可能に軸受され、支持枠43
は、搬送路の下部両側に張架した無端帯44の間に架設
すると共に、無端帯44全長に対して所定間隔に隔てて
多数架設している。
【0024】且つ、無端帯44は、モータ(図示省略)
により搬送コンベア30の搬送速度と略同期して搬送方
向に回転され、突上げ体41…を、搬送コンベア30に
より搬送される搬送体20…の孔部20b…と対向して
周回移動し、突上げ体42…を、搬送体20と後述する
支持体51との間に載置される果菜物Aの下部周面と対
向して周回移動する。
【0025】上述の突上げ体41は、搬送体20の孔部
20bに対して挿入許容される大きさ及び形状に形成さ
れ、その上端部を、搬送体20に載置された果菜物Aが
搬送方向に対して直交する方向(図5に示す左側)に突
上げられ、搬送体20と支持体51との間に向けて転動
する斜面形状(又は曲面形状)に形成している。また、
果菜物Aの下面側中心部に対して偏心して当接してもよ
い。
【0026】前述の突上げ体42は、搬送体20と後述
する支持体51との間に対して挿入許容される大きさ及
び形状に形成され、その上端部を、搬送体20と支持体
51との間に載置された果菜物Aが搬送方向に対して直
交する方向(図6に示す右側)に突上げられ、搬送コン
ベア30に載置された搬送体20の載置部20aに向け
て転動する斜面形状(又は曲面形状)に形成している。
【0027】軸部41a,42aの下端部に枢着したロ
ーラ41b,42bは、図3、図4に示すように、搬送
路下部に架設したレール45,46に係合され、レール
45,46の滑らからな走行面に沿って高位と低位とに
移動される。
【0028】また、ローラ41b,42bの代わりに、
例えば摺動部材(例えばスライダ)をレール45,46
に係合したり、軸部41a,42aの下端部をレール4
5,46に直接係合してもよい。
【0029】突上げ体41は、ローラ41bを第2検査
領域の直前に架設したレール45の高位側に移動したと
き、搬送体20に載置された果菜物Aを搬送路側部に向
けて転動する高さに突出される。且つ、ローラ41bを
レール45の低位側に移動したとき、搬送体20の搬送
が許容される高さに降下する。
【0030】一方、突上げ体42は、ローラ42bを第
2検査領域の直後に架設したレール46の高位側に移動
したとき、搬送体20と支持体51との間に載置された
果菜物Aに当接され、果菜物Aを搬送体20側に向けて
転動する高さに突出する。且つ、ローラ42bをレール
46の低位側に移動したとき、果菜物Aに対して接触が
回避される高さに降下する。
【0031】また、軸部41a,42aと、ローラ41
b,42bと、レール45,46とに代わる突上げ体4
1,42の他の上下動手段として、例えば突上げ体4
1,42又は軸部41a,42aを、カム部材に当接し
たり、カム溝に係合する等して上下動してもよい。
【0032】前述の支持機構50は、搬送コンベア30
に設定した検査部B側部に配設され、支持体51を、搬
送コンベア30により搬送される搬送体20の一側縁部
に対して所定間隔に近接すると共に、搬送体20に載置
された果菜物Aの側部周面と対向して配設している。
【0033】且つ、支持体51は、突上げ体41により
突上げられた果菜物Aを、搬送体20の一側縁部(図中
左側)に載置された状態に支持する大きさ及び形状に形
成され、搬送路側部に張架した無端帯52に対して果菜
物Aが支持される高さに架設すると共に、無端帯52の
全長に対して果菜物Aが支持される間隔に隔てて取付け
ている。
【0034】且つ、無端帯52は、モータ(図示省略)
により搬送コンベア30の搬送速度略同期して搬送方向
に回転され、支持体51…を、搬送コンベア30により
搬送される搬送体20の搬送速度と略同期して搬送方向
に周回移動すると共に、支持体51により支持した果菜
物Aを、突上げ体42により搬送体20側に転動するま
で、搬送体20と支持体51との間に載置された状態に
支持する。
【0035】前述の検査装置60は、搬送コンベア30
に設定した検査部B全体が囲繞される状態に遮光室61
を配設し、遮光室40内に設定した第1検査領域aにカ
メラ62,63を配設し、第2検査領域bにカメラ6
4,65を配設している。なお、遮光室61の出入口
は、例えばカーテン状又は暖簾状の遮光体で遮光され
る。
【0036】検査領域a,bに配設した光源66(例え
ばハロゲンランプ)は、搬送体20に載置された果菜物
Aと、搬送体20と支持体51との間に載置された果菜
物Aの周面に対して光を照射する。
【0037】第1検査領域aのカメラ62は、搬送体2
0に載置された果菜物Aの上部周面と対向して略真上に
配設し、両側部のカメラ63は、果菜物Aの側部周面と
対向して略真横(又は果菜物Aを中心として斜め前後或
いは四方)に配設している。
【0038】第2検査領域bのカメラ64は、搬送体2
0と支持体51との間に載置された果菜物Aの上部周面
と対向して略真上に配設し、側部のカメラ65は、搬送
体20に載置された果菜物A又は搬送体20と支持体5
1との間に載置された果菜物Aの側部周面と対向して配
設している。
【0039】カメラ62,63,64,65は、果菜物
Aの周面に照射された反射光と、果菜物Aを通過した透
過光との一方又は両方を受光(又は撮像)し、その受光
データを装置本体67に記憶する。また、搬送体20に
載置された果菜物Aの側部周面を、複数のカメラにより
四方から撮像してもよい。
【0040】上述のカメラ62〜65(例えばCCDア
レイ)に接続した装置本体67は、カメラ62〜65の
受光データと、予め格納した等階級データとを比較し
て、所定の項目(例えば糖度、酸度、成熟度、傷、腐
り、長さ、色、外径、形状、高さ、幅、体積、偏平度、
腐り具合、浮き皮具合、規格外等の等階級)を検査及び
判定し、その判定に基づいて、搬送体20に載置された
果菜物Aを、既に公知の仕分け手段(図示省略)により
等階級別に仕分け処理する。また、果菜物Aを、例えば
箱詰め機(図示省略)で機械的に箱詰めしたり、作業者
の手で箱詰め処理する等してもよい。
【0041】なお、上述の光源66に代わる他の照光手
段として、例えば紫外線ランプ、白熱電球等を用いても
よく、また、カメラ62〜65に代わる他の光学的検知
手段として、例えばイメージセンサ、ビデオカメラ等を
用いたり、人の目で検査してもよい。
【0042】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品検査装置10による果菜物Aの検査動作
を説明する。先ず、図1、図3に示すように、果菜物A
が載置された搬送体20を、搬送コンベア30により1
列に整列して検査部Bに搬送する。遮光室61内の第1
検査領域aに果菜物Aが搬送されたとき、果菜物Aの上
部周面及び側部周面をカメラ62,63で撮像し、その
撮像データを装置本体67に記憶する。
【0043】次に、果菜物Aを第1検査領域aから第2
検査領域bに搬送するとき、図2、図5に示すように、
搬送体20に載置された果菜物Aを、突上げ機構40の
突上げ体41で徐々に突上げ、搬送路側部(図5に示す
左側)に向けて転動する。
【0044】果菜物Aを、搬送体20の周縁部(図中左
側)を乗り越えさせ、未検査部分(下部周面)を検査可
能な可能な向きに回転すると共に、支持機構50の支持
体51…で受け止めて、搬送体20と支持体51との間
に載置された状態に支持する。この後、突上げ体41を
搬送体20の搬送が許容される高さに降下する。
【0045】サイズの小さい果菜物Aは、上下周面が逆
向きとなる姿勢(例えば蔕部が上向きとなる姿勢)に回
転(例えば略180度)され、サイズの大きい果菜物A
は、下部周面が横向きとなる姿勢(例えば蔕部が横向き
となる姿勢)に回転(例えば略90度〜略180度の範
囲)される。
【0046】同時に、果菜物Aの未検査部分(下部周
面)をカメラ64,65で撮像し、その撮像データを装
置本体67に記憶する。且つ、カメラ62〜65で撮像
した撮像データと、予め格納した等階級データとを装置
本体67で比較して所定の項目を検査及び判定する。
【0047】検査終了後に於て、図4、図6にも示すよ
うに、搬送体20と支持体51との間に載置された果菜
物Aを突上げ体42で徐々に突上げ、搬送路中央部(図
6に示す右側)に向けて転動する。果菜物Aを、搬送体
20の周縁部を乗り越えさせて、搬送体20の載置部2
0aに再び載置する。この後、突上げ体42を果菜物A
に対して接触回避される高さに降下する。
【0048】次に、搬送体20に載置された果菜物A
は、装置本体67による判定に基づいて等階級別に仕分
け処理され、例えば箱詰め機で機械的に箱詰めしたり、
作業者の手で箱詰め処理される。以下、上述と同様にし
て、搬送体20に載置された果菜物Aを転動及び検査す
る作業を継続して行う。
【0049】以上のように、搬送体20に載置された果
菜物Aを突上げ機構40の突上げ体41により突上げ
て、未検査部分の検査が可能な向きに変更するので、果
菜物Aの略全体を確実に検査することができ、所定項目
を検査する作業が正確に行えると共に、検査精度の向上
を図ることができる。
【0050】しかも、果菜物Aが載置された搬送体20
を搬送コンベア30により搬送しながら、果菜物Aを突
上げて所定の向きに変更するので、多数の果菜物Aを連
続して検査することができ、作業の省力化及び能率アッ
プを図ることができる。
【0051】さらに、果菜物Aを、支持機構50の支持
体51により向き変更後の状態に支持するので、突上げ
時に於いて、搬送体20から果菜物Aが落下するのを防
止することができると共に、果菜物Aの向き及び姿勢を
一定に保つことができ、検査作業が安定して行える。
【0052】さらにまた、搬送体20と支持体51との
間に載置された果菜物Aを、突上げ機構40の突上げ体
42により突上げて元の載置姿勢に復帰させ、搬送体2
0に再び載置するので、向き変更前の載置姿勢に揃えて
搬送することができ、例えば仕分け作業や箱詰作業等の
後処理が容易に行える。
【0053】図7は、搬送コンベア31により搬送され
る果菜物Aを検査する物品検査装置10の他の例を示
し、ベルトコンベアで構成される搬送コンベア31の搬
送面に凹状載置部32…を形成し、凹状載置部32の中
央部載置面に、突上げ機構40の突上げ体41が出没許
容される孔部32bを形成している。
【0054】先ず、凹状載置部32に載置された果菜物
Aの上部周面及び側部周面を検査した後、果菜物Aを、
突上げ機構40の突上げ体41で突上げて搬送路側部に
向けて転動させ、未検査部分を検査可能な可能な向きに
回転すると共に、支持機構50の支持体51で受け止め
て所定の姿勢に支持する。
【0055】果菜物Aの未検査部分を検査した後、支持
体51により支持された果菜物Aを突上げ体42で突上
げて、凹状載置部32に再び載置するので、上述の実施
例と略同等の作用効果を奏することができる。
【0056】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、載置部は、搬送体20と、凹状載置部
32とに対応し、搬送手段は、搬送コンベア30,31
と、ベルトコンベアやローラコンベアとに対応し、突上
げ手段と復帰手段とは、突上げ機構40の突上げ体41
と、突上げ体42とに対応し、上下動手段は、レール4
5,46又はソレノイド、エアーシリンダに対応し、支
持手段は、支持機構50の支持体51に対応し、検査手
段は、検査装置60と、カメラ62,63,64,65
と、装置本体67とに対応するも、この発明は、上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0057】上述した物品検査装置1の構成は、例えば
胡瓜や茄子、長芋等の果菜物、或いは、食品や部品等の
楕円形状又は長尺形状を有する物品を検査する作業にも
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品検査装置による果菜物の検査方法を示す
平面図。
【図2】 搬送体に載置された果菜物の回転動作を示す
正面図。
【図3】 搬送路中央部の突上げ体による果菜物の回転
動作を示す右側面図。
【図4】 搬送路側部の突上げ体により果菜物の回転動
作を示す左側面図。
【図5】 果菜物を搬送路側部に転動する動作を示す正
面図。
【図6】 果菜物を搬送体側に転動する動作を示す正面
図。
【図7】 果菜物を検査する物品検査装置の他の例を示
す正面図。
【図8】 従来例の検査装置による検査方法を示す正面
図。
【符号の説明】
A…果菜物 10…物品検査装置 20…搬送体 20b,32b…孔部 30,31…搬送コンベア 32…凹状載置部 40…突上げ機構 41,42…突上げ体 50…支持機構 51…支持体 60…検査装置 62,63,64,65…カメラ 67…装置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA05 AB20 BA20 CA03 CA04 CA07 CB01 CB02 DA01 DA06 DA07 DA08 EA14 EC01 3F079 AC21 AC23 AD23 BA05 CA15 CA18 CA21 CA23 CA34 CA41 CB01 CB30 CB35 3F081 AA12 AA46 BB03 BD22 BE02 BF06 CA33 CA43 CC01 CC08 CC15 CE14 EA09 EA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品が載置される載置部上方に、該載置部
    に載置された物品の所定項目を検査する検査手段を設
    け、上記載置部の下方に、該載置部の載置面に形成した
    孔部と対向して突上げ手段を設けると共に、上記突上げ
    手段を、上記載置部に載置された物品を突上げて向きを
    変更する上昇位置と、該物品に対して当接が回避される
    降下位置とに昇降する上下動手段を設けた物品検査装
    置。
  2. 【請求項2】物品が載置される載置部を搬送する搬送手
    段を設け、上記搬送手段の上方に、上記載置部に載置さ
    れた物品の所定項目を検査する検査手段を設け、上記搬
    送手段の下方に、上記載置部の載置面に形成した孔部と
    対向して突上げ手段を設けると共に、上記突上げ手段
    を、上記載置部に載置された物品を突上げて向きを変更
    する上昇位置と、該物品に対して当接が回避される降下
    位置とに昇降する上下動手段を設けた物品検査装置。
  3. 【請求項3】上記載置部の側部に、上記突上げ手段によ
    り突上げられた物品を向き変更後の状態に支持する支持
    手段を設けた請求項1又は2記載の物品検査装置。
  4. 【請求項4】上記支持手段により支持された物品を、上
    記載置部に載置された元の状態に復帰する復帰手段を設
    けた請求項3記載の物品検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014563A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 大日本印刷株式会社 植物体の検査装置及び検査方法

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