JP2944092B2 - 物品の外観検査装置 - Google Patents
物品の外観検査装置Info
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- JP2944092B2 JP2944092B2 JP1018656A JP1865689A JP2944092B2 JP 2944092 B2 JP2944092 B2 JP 2944092B2 JP 1018656 A JP1018656 A JP 1018656A JP 1865689 A JP1865689 A JP 1865689A JP 2944092 B2 JP2944092 B2 JP 2944092B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンベア上で搬送される物品の外観(例え
ば、物品の寸法、形状、色、傷害の有無と大きさ、汚
れ、模様等)を検査する物品の外観検査装置に関する。
ば、物品の寸法、形状、色、傷害の有無と大きさ、汚
れ、模様等)を検査する物品の外観検査装置に関する。
従来、搬送コンベア上で搬送される物品をカメラ等の撮
像手段により撮像して該物品の外観を検査する装置とし
ては、本出願人による特開昭63−42411号公報および特
開昭63−61105号公報のものが公知である。
像手段により撮像して該物品の外観を検査する装置とし
ては、本出願人による特開昭63−42411号公報および特
開昭63−61105号公報のものが公知である。
上記特開昭63−42411号公報および特開昭63−61105号
公報に示されている装置は、いずれも物品が載せられる
スラット状の搬送体を搬送方向と直交する横方向にその
長手を向けると共に搬送方向の前後に密接配置したスラ
ットコンベア也、物品を搬送するのに適応した幅のベル
ト材を張設したベルトコンベア等を用いているため、上
記コンベアの搬送面と接触する物品の下面は、照射が行
き届かず検査することができず、精度の高い外観検査結
果を得ることができないという欠点があった。
公報に示されている装置は、いずれも物品が載せられる
スラット状の搬送体を搬送方向と直交する横方向にその
長手を向けると共に搬送方向の前後に密接配置したスラ
ットコンベア也、物品を搬送するのに適応した幅のベル
ト材を張設したベルトコンベア等を用いているため、上
記コンベアの搬送面と接触する物品の下面は、照射が行
き届かず検査することができず、精度の高い外観検査結
果を得ることができないという欠点があった。
従って、上記公報に示される従来のものには、搬送コ
ンベア上で搬送される物品の下面と、下面を除く他の面
とを単一のセンサーカメラで撮像することにより、物品
の外観を検査しようとする思想は全く見られない。
ンベア上で搬送される物品の下面と、下面を除く他の面
とを単一のセンサーカメラで撮像することにより、物品
の外観を検査しようとする思想は全く見られない。
本発明は、上記欠点を解消し、搬送コンベア上で搬送
される物品の下面と、下面を除く他の面とを単一のセン
サーカメラで撮像することにより、精度の高い外観検査
結果を得ることができると共に、メンテナンスが容易で
且つ装置が安価で簡素な物品の外観検査装置を提供する
ことを目的とする。
される物品の下面と、下面を除く他の面とを単一のセン
サーカメラで撮像することにより、精度の高い外観検査
結果を得ることができると共に、メンテナンスが容易で
且つ装置が安価で簡素な物品の外観検査装置を提供する
ことを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手
段を講じたものである。
段を講じたものである。
即ち、本発明は、物品が載せられる搬送部材を搬送方
向に多数備え、隣り合う該搬送部材間に、物品が下方に
落ちない間隔で且つ物品の下面を撮像可能な隙間が、そ
の方向を搬送方向と直交する方向として形成され、該物
品を一個ずつ一列で搬送する搬送コンベアと、該搬送コ
ンベアで搬送される物品の表面を撮像する単一のセンサ
ーカメラと、前記搬送コンベアで搬送される物品の表面
を前記隙間の下方及び搬送コンベアの上方から照射する
照明手段と、該照明手段により照射されて前記隙間を通
って反射される物品の下面からの光及び該下面を除く他
の面からの光を、該各面別々に反射させて前記単一のセ
ンサーカメラの撮像面に該各面の像が個別に並んで結像
するように導く反射手段と、前記センサーカメラで撮像
された物品の各面の像をそれぞれ画像処理する処理手段
とを備えたことを特徴とする物品の外観検査装置の構成
としたものである。
向に多数備え、隣り合う該搬送部材間に、物品が下方に
落ちない間隔で且つ物品の下面を撮像可能な隙間が、そ
の方向を搬送方向と直交する方向として形成され、該物
品を一個ずつ一列で搬送する搬送コンベアと、該搬送コ
ンベアで搬送される物品の表面を撮像する単一のセンサ
ーカメラと、前記搬送コンベアで搬送される物品の表面
を前記隙間の下方及び搬送コンベアの上方から照射する
照明手段と、該照明手段により照射されて前記隙間を通
って反射される物品の下面からの光及び該下面を除く他
の面からの光を、該各面別々に反射させて前記単一のセ
ンサーカメラの撮像面に該各面の像が個別に並んで結像
するように導く反射手段と、前記センサーカメラで撮像
された物品の各面の像をそれぞれ画像処理する処理手段
とを備えたことを特徴とする物品の外観検査装置の構成
としたものである。
又、本発明では、前記他の面は、物品の上面であるか
又は、物品の上面と左側面と右側面との三面であるよう
にすることができる。
又は、物品の上面と左側面と右側面との三面であるよう
にすることができる。
更に、本発明では、前記物品は略球塊状であり、前記
他の面は物品の上面と左斜め前側面と右斜め前側面と左
斜め後側面と右斜め後側面との五面であるか又は、物品
の上面と左斜め前側面と右斜め前側面と左側面と右側面
と左斜め後側面と右斜め後側面との七面であるようにす
ることができる 更に、又、本発明では、前記物品は略球塊状であり、
前記下面は物品の左側下面と右側下面との二面であるよ
うにすることができる。
他の面は物品の上面と左斜め前側面と右斜め前側面と左
斜め後側面と右斜め後側面との五面であるか又は、物品
の上面と左斜め前側面と右斜め前側面と左側面と右側面
と左斜め後側面と右斜め後側面との七面であるようにす
ることができる 更に、又、本発明では、前記物品は略球塊状であり、
前記下面は物品の左側下面と右側下面との二面であるよ
うにすることができる。
以上の如く構成された本発明の物品の外観検査装置に
よれば、搬送部材を搬送方向に多数備え、隣り合う該搬
送部材間に、物品が下方に落ちない間隔で且つ物品の下
面を撮像可能な隙間が、その方向を搬送方向と直交する
方向として形成された搬送コンベア上で搬送される物品
は、検査位置において該物品を照射する照明手段によ
り、搬送コンベアの前記隙間の下方及び搬送コンベアの
上方からその表面をほぼ均等に照射される。前記照明手
段により照射されて前記隙間を通って反射される物品の
下面からの光及び該下面を除く他の面からの光は、反射
手段により各面別々に反射されて単一のセンサーカメラ
の撮像面に該各面の像が個別に並んで撮像される。セン
サーカメラの撮像面に結像された物品の各面の像は、前
記処理手段によりそれぞれ画像処理されて物品の下面を
含む面を検査することができる。
よれば、搬送部材を搬送方向に多数備え、隣り合う該搬
送部材間に、物品が下方に落ちない間隔で且つ物品の下
面を撮像可能な隙間が、その方向を搬送方向と直交する
方向として形成された搬送コンベア上で搬送される物品
は、検査位置において該物品を照射する照明手段によ
り、搬送コンベアの前記隙間の下方及び搬送コンベアの
上方からその表面をほぼ均等に照射される。前記照明手
段により照射されて前記隙間を通って反射される物品の
下面からの光及び該下面を除く他の面からの光は、反射
手段により各面別々に反射されて単一のセンサーカメラ
の撮像面に該各面の像が個別に並んで撮像される。セン
サーカメラの撮像面に結像された物品の各面の像は、前
記処理手段によりそれぞれ画像処理されて物品の下面を
含む面を検査することができる。
以下、本発明の好ましい一実施例を図面(第1図〜第
17図)に基づいて説明する。
17図)に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例としての物品の外観検査装
置を用いた選別装置の平面図である。第2図、第3図は
一部を省略した本発明の一実施例としての物品の外観検
査装置の要部斜視図である。第4図及び第5図は検査位
置の物品と照明装置及び反射ミラーとの位置関係を示す
側面図および平面図である。
置を用いた選別装置の平面図である。第2図、第3図は
一部を省略した本発明の一実施例としての物品の外観検
査装置の要部斜視図である。第4図及び第5図は検査位
置の物品と照明装置及び反射ミラーとの位置関係を示す
側面図および平面図である。
第6図は第5図の断面図、第7図は物品2の表面を九
面に分割した際の各面の説明図、第8図は搬送コンベア
の断面図、第9図は同搬送コンベアの一部破断した側面
図である。
面に分割した際の各面の説明図、第8図は搬送コンベア
の断面図、第9図は同搬送コンベアの一部破断した側面
図である。
図において、1は搬送コンベア、2は検査すべき物品
であり、図例では略球塊状の青果物を示している。3は
センサーカメラ、4は照明手段としての照明装置、5,6,
7,8,9,20,30,40,50は夫々反射手段としてのミラー、60
は処理手段としての演算処理装置である。
であり、図例では略球塊状の青果物を示している。3は
センサーカメラ、4は照明手段としての照明装置、5,6,
7,8,9,20,30,40,50は夫々反射手段としてのミラー、60
は処理手段としての演算処理装置である。
前記搬送コンベア1は、コンベアチェン11とホルダー
12と搬送部材13とガイドレール14とから概略構成されて
いる。
12と搬送部材13とガイドレール14とから概略構成されて
いる。
前記コンベアチェン11は無端状に走行回転するもの
で、公知のサイドローラ付チェンが用いられる。111,11
1はアタッチメントであり、前記コンベアチェン11のロ
ーラリングプレート11a,11aを上方に突出して形成され
ている。
で、公知のサイドローラ付チェンが用いられる。111,11
1はアタッチメントであり、前記コンベアチェン11のロ
ーラリングプレート11a,11aを上方に突出して形成され
ている。
前記ホルダー12は、前記コンベアチェン11と固着され
る取付部121と、この取付部121から上方に延びた支持部
122とよりなる。121aは{eq¥o¥ad(前記取付部121の
一部に形成された係止突起であり、前記アタッチメント
111,111の係止孔に嵌まり込んで前記ホルダー12をコン
ベアチェン11に固着している。このホルダー12は、例え
ば合成樹脂部材を用いて成形加工により一体型に形成さ
れている。そしてこの合成樹脂部材の弾性力を利用する
ことにより前記取付部121の係止突起121a,121aがアタッ
チメント111,111と係止する如くなしている。尚、この
ホルダー12は、図面ではコンベアチェン11の1リンクお
きに設けられているのが、これに限定するものではな
い。また、このホルダー12をコンベアチェン11に取り付
ける手段は、図面の例に限らず、例えばネジやリベット
等(図示せず)任意の固着手段を用いることができる。
る取付部121と、この取付部121から上方に延びた支持部
122とよりなる。121aは{eq¥o¥ad(前記取付部121の
一部に形成された係止突起であり、前記アタッチメント
111,111の係止孔に嵌まり込んで前記ホルダー12をコン
ベアチェン11に固着している。このホルダー12は、例え
ば合成樹脂部材を用いて成形加工により一体型に形成さ
れている。そしてこの合成樹脂部材の弾性力を利用する
ことにより前記取付部121の係止突起121a,121aがアタッ
チメント111,111と係止する如くなしている。尚、この
ホルダー12は、図面ではコンベアチェン11の1リンクお
きに設けられているのが、これに限定するものではな
い。また、このホルダー12をコンベアチェン11に取り付
ける手段は、図面の例に限らず、例えばネジやリベット
等(図示せず)任意の固着手段を用いることができる。
前記支持部122は、前記取付部121から上方に所定の長
さに延在して形成されており、その上側部には支点部12
3が形成されている。この支点部123には、後述する搬送
部材13が支点ピン123aにより回道自在に軸支されてい
る。また、この支点部123の位置は、第8図によく示す
ように前記搬送部材13の重心垂線13aに対し一側(図中
の左)に所定距離偏芯させている。124は前記支持部122
の上面に形成されたストッパー部であり、前記回道自在
に軸支された搬送部材13の上面を搬送姿勢(輸送面)に
形成する如く受台状に構成している。このストッパー部
124は、第8図の図面では支持部122の上部に形成した
が、これに限定するものではなく、例えば第10図に示す
ように搬送部材13の一部に形成することもできる。
さに延在して形成されており、その上側部には支点部12
3が形成されている。この支点部123には、後述する搬送
部材13が支点ピン123aにより回道自在に軸支されてい
る。また、この支点部123の位置は、第8図によく示す
ように前記搬送部材13の重心垂線13aに対し一側(図中
の左)に所定距離偏芯させている。124は前記支持部122
の上面に形成されたストッパー部であり、前記回道自在
に軸支された搬送部材13の上面を搬送姿勢(輸送面)に
形成する如く受台状に構成している。このストッパー部
124は、第8図の図面では支持部122の上部に形成した
が、これに限定するものではなく、例えば第10図に示す
ように搬送部材13の一部に形成することもできる。
前記搬送部材13は、搬送方向の前後が小幅で、搬送方
向と直交する横方向が長い小幅板状に形成されている。
この搬送部材13は、検査すべき物品2の形状に応じてそ
の受載部の形状を決定することが好ましく、図例では略
球塊状の転がり易い物品2を載置するためその長手方向
(搬送方向と直交する横方向)の中央部をややへこませ
ている。更に、検査すべき物品2が痛み易い青果物や食
品類等である場合は、前記搬送部材13の上面に軟質塩ビ
または軟質ゴム等の弾性部材を被覆して搬送面を形成す
ることが好ましい。また、前記搬送部材13の搬送面は、
照明装置からの光が殆ど反射しない黒色無光沢に形成す
ることが好ましい。そして、横方向が長く且つ小幅の各
搬送部材13がそれぞれ各ホルダー12に取り付けられて隣
り合う搬送部材13,13間に隙間が形成され、該隙間の方
向は搬送方向と直交する方向となっている。この搬送部
材13,13間に形成される隙間の搬送方向の間隔(長さ)
は、物品2が下方に落ちない間隔であることが必要で、
検査する物品2の大きさによって決められるが、後述す
るセンサーカメラ3が物品2の下面を撮像することので
きる長さに形成される。
向と直交する横方向が長い小幅板状に形成されている。
この搬送部材13は、検査すべき物品2の形状に応じてそ
の受載部の形状を決定することが好ましく、図例では略
球塊状の転がり易い物品2を載置するためその長手方向
(搬送方向と直交する横方向)の中央部をややへこませ
ている。更に、検査すべき物品2が痛み易い青果物や食
品類等である場合は、前記搬送部材13の上面に軟質塩ビ
または軟質ゴム等の弾性部材を被覆して搬送面を形成す
ることが好ましい。また、前記搬送部材13の搬送面は、
照明装置からの光が殆ど反射しない黒色無光沢に形成す
ることが好ましい。そして、横方向が長く且つ小幅の各
搬送部材13がそれぞれ各ホルダー12に取り付けられて隣
り合う搬送部材13,13間に隙間が形成され、該隙間の方
向は搬送方向と直交する方向となっている。この搬送部
材13,13間に形成される隙間の搬送方向の間隔(長さ)
は、物品2が下方に落ちない間隔であることが必要で、
検査する物品2の大きさによって決められるが、後述す
るセンサーカメラ3が物品2の下面を撮像することので
きる長さに形成される。
尚、前記ホルダー12は、第9図に示す如く前記支持部
122が搬送方向の前後に所定間隔で二個配設される構成
としたが、この数は特に限定するものではない。
122が搬送方向の前後に所定間隔で二個配設される構成
としたが、この数は特に限定するものではない。
前記ガイドレール14は、前記コンベアチェン11の走行
を案内して所定の方向へ搬送させるもので、このガイド
レール14は、例えばアルミ部材を成形加工等で製作され
たものを好ましく用いることができる。
を案内して所定の方向へ搬送させるもので、このガイド
レール14は、例えばアルミ部材を成形加工等で製作され
たものを好ましく用いることができる。
尚、第8図に示されている前記搬送部材13は、その重
心垂線13aと前記コンベアチェン11の中央垂線11bとが同
芯上になるように設定しているが、図例に限定するもの
ではなく、異なる他の方法として、前記ホルダー12を前
記コンベアチェン11のアタッチメント111の側部に取り
付け、コンベアチェン11の中央垂線11bに対して所定の
距離偏芯した位置の上方に前記搬送部材13を配置するこ
ともできる。
心垂線13aと前記コンベアチェン11の中央垂線11bとが同
芯上になるように設定しているが、図例に限定するもの
ではなく、異なる他の方法として、前記ホルダー12を前
記コンベアチェン11のアタッチメント111の側部に取り
付け、コンベアチェン11の中央垂線11bに対して所定の
距離偏芯した位置の上方に前記搬送部材13を配置するこ
ともできる。
15は前記ガイドレール14が固定されるフレーム部材で
ある。
ある。
前記センサーカメラ3は、前記搬送コンベア1の始端
部1aから下流側の所定位置に設けられた計測部10に配置
されている。この図例ではセンサーとして固定撮像素子
を用いたカラーリニアセンサーカメラが用いられている
が、カラーカメラかモノクロカメラか、及びリニアイメ
ージセンサかエリアイメージセンサかはいずれでもよ
い。このセンサーカメラ3は、前記搬送コンベア1の搬
送路の中心線の上方所定位置に配置されており、その視
野は搬送コンベア1を横切る方向に等しく振り分けるよ
うになっている。
部1aから下流側の所定位置に設けられた計測部10に配置
されている。この図例ではセンサーとして固定撮像素子
を用いたカラーリニアセンサーカメラが用いられている
が、カラーカメラかモノクロカメラか、及びリニアイメ
ージセンサかエリアイメージセンサかはいずれでもよ
い。このセンサーカメラ3は、前記搬送コンベア1の搬
送路の中心線の上方所定位置に配置されており、その視
野は搬送コンベア1を横切る方向に等しく振り分けるよ
うになっている。
前記照明装置4は、第4図、第6図によく示すよう
に、多数の小型ランプ401を物品2の表面に対して略等
しい距離から光を照射する如くアーチ状に配置して構成
されており、このように配置することにより、物品2の
下面を搬送部材13,13間の隙間から照射すると共に物品
2の下面を含む全表面を略均一に照射することができ
る。また、この多数の小型ランプ401は、ランプケース
(図示せず)内に収容して設けることが好ましい。さら
にこの図例では小型ランプ401を多数配置して物品2の
表面を均等に照射する如く構成したが、例えば光を伝送
する光ファイバー(図示せず)を複数用いて該物品2の
表面を各方面から照射する如く照明装置4を構成するこ
ともできる。
に、多数の小型ランプ401を物品2の表面に対して略等
しい距離から光を照射する如くアーチ状に配置して構成
されており、このように配置することにより、物品2の
下面を搬送部材13,13間の隙間から照射すると共に物品
2の下面を含む全表面を略均一に照射することができ
る。また、この多数の小型ランプ401は、ランプケース
(図示せず)内に収容して設けることが好ましい。さら
にこの図例では小型ランプ401を多数配置して物品2の
表面を均等に照射する如く構成したが、例えば光を伝送
する光ファイバー(図示せず)を複数用いて該物品2の
表面を各方面から照射する如く照明装置4を構成するこ
ともできる。
5,6,7,8は物品2の4方向の斜側面2A,2B,2C,2Dからの
反射光を第2斜側面ミラー55,61,71,81へそれぞれ反射
させる第1斜側面ミラーであり、9は物品2の上面2Eか
らの反射光を第2上面ミラー91へ反射させる第1上面ミ
ラーである。
反射光を第2斜側面ミラー55,61,71,81へそれぞれ反射
させる第1斜側面ミラーであり、9は物品2の上面2Eか
らの反射光を第2上面ミラー91へ反射させる第1上面ミ
ラーである。
第1斜側面ミラー5と6は検査位置より下流側の左右
にあり、第1斜側面ミラー5は物品2の左斜め前側面2A
からの光を第2斜側面ミラー55に反射させ、第1斜側面
ミラー6は物品2の右斜め前側面2Bからの光を第2斜側
面ミラー61にそれぞれ反射させる。第1斜側面ミラー7
と8は検査位置より上流側の左右にあり、第1斜側面ミ
ラー7は物品2の左斜め後側面2Cからの光を第2斜側面
ミラー71に反射させ、第1斜側面ミラー8は物品2の右
斜め後側面2Dからの光を第2斜側面ミラー81にそれぞれ
反射させる。第1上面ミラー9は検査位置の上流方にあ
り、物品2の上面2Eからの光を第2上面ミラー91に反射
させる。
にあり、第1斜側面ミラー5は物品2の左斜め前側面2A
からの光を第2斜側面ミラー55に反射させ、第1斜側面
ミラー6は物品2の右斜め前側面2Bからの光を第2斜側
面ミラー61にそれぞれ反射させる。第1斜側面ミラー7
と8は検査位置より上流側の左右にあり、第1斜側面ミ
ラー7は物品2の左斜め後側面2Cからの光を第2斜側面
ミラー71に反射させ、第1斜側面ミラー8は物品2の右
斜め後側面2Dからの光を第2斜側面ミラー81にそれぞれ
反射させる。第1上面ミラー9は検査位置の上流方にあ
り、物品2の上面2Eからの光を第2上面ミラー91に反射
させる。
この第1斜側面ミラー5,6,7,8および第1上面ミラー
9の配置は、本出願人が先に提案している特開昭63−61
105号公報の実施例の図面を好ましく参照することがで
きる。この第1斜側面ミラー5,6,7,8からの反射光は、
夫々第2斜側面ミラー55,61,71,81と第3斜側面ミラー5
7,68と第4斜側面ミラー571,681とを介してセンサーカ
メラ3のリニアイメージセンサ301の面に結像されるよ
うになっている。また、前記第1上面ミラー9からの反
射光は、第2上面ミラー91と第3上面ミラー92とを介し
て前記センサーカメラ3のリニアイメージセンサ301の
面に結像されるようになっている。第4図に示すよう
に、上下方向に傾斜させた前記第2斜側面ミラー55と71
(61と81)の傾斜の上端は、後述する第1側面ミラー2
0,30の配置のためにミラー1枚程度の幅の隙間を設けて
配置されている。
9の配置は、本出願人が先に提案している特開昭63−61
105号公報の実施例の図面を好ましく参照することがで
きる。この第1斜側面ミラー5,6,7,8からの反射光は、
夫々第2斜側面ミラー55,61,71,81と第3斜側面ミラー5
7,68と第4斜側面ミラー571,681とを介してセンサーカ
メラ3のリニアイメージセンサ301の面に結像されるよ
うになっている。また、前記第1上面ミラー9からの反
射光は、第2上面ミラー91と第3上面ミラー92とを介し
て前記センサーカメラ3のリニアイメージセンサ301の
面に結像されるようになっている。第4図に示すよう
に、上下方向に傾斜させた前記第2斜側面ミラー55と71
(61と81)の傾斜の上端は、後述する第1側面ミラー2
0,30の配置のためにミラー1枚程度の幅の隙間を設けて
配置されている。
20,30は第1側面ミラーであり、検査位置の左右に設
けられ前記配置された第2斜側面ミラー55,71との隙
間、および61と81との隙間を通って反射されてくる物品
2の左側面2Fと右側面2Gからの反射光を、第2側面ミラ
ー21,31へそれぞれ反射する如くなしている。この第2
側面ミラー21,31で反射された光は、第3側面みらー22,
32および第4斜側面ミラー571,681を介してセンサーカ
メラ3のリニアイメージセンサ301の面にそれぞれ結像
されるようになっている。
けられ前記配置された第2斜側面ミラー55,71との隙
間、および61と81との隙間を通って反射されてくる物品
2の左側面2Fと右側面2Gからの反射光を、第2側面ミラ
ー21,31へそれぞれ反射する如くなしている。この第2
側面ミラー21,31で反射された光は、第3側面みらー22,
32および第4斜側面ミラー571,681を介してセンサーカ
メラ3のリニアイメージセンサ301の面にそれぞれ結像
されるようになっている。
40,50は第1下面ミラーであり、検査位置の左右で搬
送コンベア1の搬送面より下方に設けられ、搬送コンベ
ア1の搬送部材13,13間の隙間を通って反射されてくる
物品2の左側下面2Hと右側下面2Iからの反射光を、第2
下面ミラー41,51へそれぞれ反射する如くなしている。
この第2下面ミラー41,51で反射された光は、第3下面
ミラー42,52および第4下面ミラー43,53および第4斜側
面ミラー571,681を介してセンサーカメラ3のリニアイ
メージセンサ301の面にそれぞれ結像されるようになっ
ている。
送コンベア1の搬送面より下方に設けられ、搬送コンベ
ア1の搬送部材13,13間の隙間を通って反射されてくる
物品2の左側下面2Hと右側下面2Iからの反射光を、第2
下面ミラー41,51へそれぞれ反射する如くなしている。
この第2下面ミラー41,51で反射された光は、第3下面
ミラー42,52および第4下面ミラー43,53および第4斜側
面ミラー571,681を介してセンサーカメラ3のリニアイ
メージセンサ301の面にそれぞれ結像されるようになっ
ている。
以上のように各ミラーを配置したことにより物品2の
九面2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2Iからの各反射光線は、
一台のセンサーカメラ3のリニアイメージセンサ301上
に第14図に示される配列で割り当てられたA,B,C,D,E,F,
G,H,Iの各位置(センサ面)にそれぞれの像が個別に並
んで結像する。このようにして撮像して得られた物品2
の九面の像を第15図に示す。
九面2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2Iからの各反射光線は、
一台のセンサーカメラ3のリニアイメージセンサ301上
に第14図に示される配列で割り当てられたA,B,C,D,E,F,
G,H,Iの各位置(センサ面)にそれぞれの像が個別に並
んで結像する。このようにして撮像して得られた物品2
の九面の像を第15図に示す。
前記演算処理装置60は、前記センサーカメラ3で撮像
して得られた各面の像を公知の画像解析方法により物品
2の外観(例えば、物品の寸法、形状、色、傷害の有無
と大きさ、汚れ、模様等)を検査し、これを予め設定さ
れた等級の判定のための規格値と階級の判定のための規
格値と比較して物品2の等級別、階級別の仕分け信号を
出力するようになっている。
して得られた各面の像を公知の画像解析方法により物品
2の外観(例えば、物品の寸法、形状、色、傷害の有無
と大きさ、汚れ、模様等)を検査し、これを予め設定さ
れた等級の判定のための規格値と階級の判定のための規
格値と比較して物品2の等級別、階級別の仕分け信号を
出力するようになっている。
第1図において、200は前記計測部10の下流側に設け
られた物品2の仕分け部であり、前記搬送コンベア1の
搬送路に沿って所定の仕分け区分毎に排出作動装置201
を組み合わせている。
られた物品2の仕分け部であり、前記搬送コンベア1の
搬送路に沿って所定の仕分け区分毎に排出作動装置201
を組み合わせている。
前記排出作動装置201は、第11図、第12図に示すよう
に構成されている。即ち、202は上昇した際に前記搬送
部材13の下部に当接するレールである。203は該レール2
02を保持する保持部材であり、上下方向に進退するよう
に設けられたアクチュエータ204の作動部204aと連結さ
れている。
に構成されている。即ち、202は上昇した際に前記搬送
部材13の下部に当接するレールである。203は該レール2
02を保持する保持部材であり、上下方向に進退するよう
に設けられたアクチュエータ204の作動部204aと連結さ
れている。
205はブラケットであり、前記アクチュエータ204が取
り付けられて前記フレーム部材15に固着されている。
り付けられて前記フレーム部材15に固着されている。
第13図は排出作動装置201の他の実施例を示す説明図
であり搬送部材13上に載置された物品2の側方から直接
当接して排出する如く、シリンダーやソレノイド等のア
クチュエータ206と該アクチュエータ206の作動部206aに
取り付けたゴムやスポンジ等の押し部材207とを組み合
わせて出没自在に構成している。
であり搬送部材13上に載置された物品2の側方から直接
当接して排出する如く、シリンダーやソレノイド等のア
クチュエータ206と該アクチュエータ206の作動部206aに
取り付けたゴムやスポンジ等の押し部材207とを組み合
わせて出没自在に構成している。
210は搬出装置であり、前記排出作動装置201と対をな
して設けられており、シュートやコンベア等が用いられ
る。また、この搬出装置210の代わりに、図示しない受
箱やターンテーブル等の貯溜装置を直接接続して設ける
こともできる。220は引出コンベアであり、前記搬出装
置210で送り出され{eq ¥o¥ad(る物品2を受けて所
定方向へ搬出する如くベルトコンベアやローラコンベア
等が用いられる。230は前記搬送コンベア1の駆動装置
であり、モーター231が搭載されている。232は搬送コン
ベア1の所定移動量に対し、所定数のパルスを発生させ
るための信号発生装置であり、物品2の計測用に用いら
れる。
して設けられており、シュートやコンベア等が用いられ
る。また、この搬出装置210の代わりに、図示しない受
箱やターンテーブル等の貯溜装置を直接接続して設ける
こともできる。220は引出コンベアであり、前記搬出装
置210で送り出され{eq ¥o¥ad(る物品2を受けて所
定方向へ搬出する如くベルトコンベアやローラコンベア
等が用いられる。230は前記搬送コンベア1の駆動装置
であり、モーター231が搭載されている。232は搬送コン
ベア1の所定移動量に対し、所定数のパルスを発生させ
るための信号発生装置であり、物品2の計測用に用いら
れる。
以上のように構成された本発明の実施例の物品の外観
検査装置を用いた選別装置により略球塊状の青果物であ
る物品を選別する作用について説明する。
検査装置を用いた選別装置により略球塊状の青果物であ
る物品を選別する作用について説明する。
前工程から一個ずつ一列で搬送コンベア1上に供給さ
れた物品2は、この搬送コンベア1の搬送部材13,13上
に載せられ搬送される。搬送コンベア1上で搬送される
物品2が計測部10の検査位置を通過する際、この物品2
は複数の小型ランプ401により搬送部材13,13の下方及び
搬送コンベア1の上方からその表面を均等に照射され
る、 複数の小型ランプ401により照射されて物品2から反
射される物品2の九つの面2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2I
からの各反射光は、所定位置に配置した各ミラーにより
反射されてセンサー3のリニアイメージセンサ301上に
第14図に示される配列で割り当てられたA,B,C,D,E,F,G,
H,Iの各位置(撮像素子面)に各面の像が個別に並んで
結像され、第15図に示すような画像が形成される。この
形成された画像を演算処理装置60により解析して物品2
の外観を計測、検査する。
れた物品2は、この搬送コンベア1の搬送部材13,13上
に載せられ搬送される。搬送コンベア1上で搬送される
物品2が計測部10の検査位置を通過する際、この物品2
は複数の小型ランプ401により搬送部材13,13の下方及び
搬送コンベア1の上方からその表面を均等に照射され
る、 複数の小型ランプ401により照射されて物品2から反
射される物品2の九つの面2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2I
からの各反射光は、所定位置に配置した各ミラーにより
反射されてセンサー3のリニアイメージセンサ301上に
第14図に示される配列で割り当てられたA,B,C,D,E,F,G,
H,Iの各位置(撮像素子面)に各面の像が個別に並んで
結像され、第15図に示すような画像が形成される。この
形成された画像を演算処理装置60により解析して物品2
の外観を計測、検査する。
即ち、演算処理装置60は、前記撮像した各面(九面)
の画像を解析して物品2の形状寸法(長径、短径、面
積、周囲長等)を計測し、この計測値と予め設定された
階級の判定のための規格値とを比較して当該物品2の階
級を判定すると共に、上記各面の像から表面状態(色、
傷等)を計測し、この計測値を予め設定した等級の判定
のための規格値とを比較して等級を判定する。更に、演
算処理装置60は、物品2の等級と階級が判定されると等
級別、階級別の仕分け信号を該当する区分の排出作動装
置201へ搬送コンベア1の移動と同期させて出力する。
そして搬送コンベア1上で搬送される物品2が該当する
仕分け排出位置に到達すると、該当する排出作動装置20
1を作動させ、物品2を搬送コンベア1上から排出する
ことができる。
の画像を解析して物品2の形状寸法(長径、短径、面
積、周囲長等)を計測し、この計測値と予め設定された
階級の判定のための規格値とを比較して当該物品2の階
級を判定すると共に、上記各面の像から表面状態(色、
傷等)を計測し、この計測値を予め設定した等級の判定
のための規格値とを比較して等級を判定する。更に、演
算処理装置60は、物品2の等級と階級が判定されると等
級別、階級別の仕分け信号を該当する区分の排出作動装
置201へ搬送コンベア1の移動と同期させて出力する。
そして搬送コンベア1上で搬送される物品2が該当する
仕分け排出位置に到達すると、該当する排出作動装置20
1を作動させ、物品2を搬送コンベア1上から排出する
ことができる。
尚、前記演算処理装置60は、物品2の上面画像2Eを解
析処理して物品2の平面形状(面積等)を算出する。ま
た、側面2F,2G画像を解析処理して物品2の側面高さHF,
HGをそれぞれ算出する。更に、表面状態は各面の像から
公知の処理手段を用いて色、傷等を検査することができ
る。画像の解析は、検査する物品2に応じて適宜名解析
手段により処好ましい。第16図は物品2の側面2Fからの
反射光がミラー20,21,22,571を介してリニアイメージセ
ンサ301の面に結像する光路についての説明図 である。第17図は物品2の下面2Hからの反射光が、ミラ
ー40,41,42,43,571を介して前記リニアイメージセンサ3
01の面に結像する光路についての説明図である。
析処理して物品2の平面形状(面積等)を算出する。ま
た、側面2F,2G画像を解析処理して物品2の側面高さHF,
HGをそれぞれ算出する。更に、表面状態は各面の像から
公知の処理手段を用いて色、傷等を検査することができ
る。画像の解析は、検査する物品2に応じて適宜名解析
手段により処好ましい。第16図は物品2の側面2Fからの
反射光がミラー20,21,22,571を介してリニアイメージセ
ンサ301の面に結像する光路についての説明図 である。第17図は物品2の下面2Hからの反射光が、ミラ
ー40,41,42,43,571を介して前記リニアイメージセンサ3
01の面に結像する光路についての説明図である。
尚、この実施例では物品2の全表面を第7図の如く九面
に分割して各面を撮像する如く説明したが、物品2の表
面を分割する数は実施例に限定するものではない。更
に、物品2の各面からの反射光を夫々所定方向へ反射さ
せるミラーは、図面の配置や数に限定するものではな
く、物品2の各面からセンサーカメラ3に至るまでの光
路の長さを同一長さに設定することができれば他の異な
る配置や数であってもよい。
に分割して各面を撮像する如く説明したが、物品2の表
面を分割する数は実施例に限定するものではない。更
に、物品2の各面からの反射光を夫々所定方向へ反射さ
せるミラーは、図面の配置や数に限定するものではな
く、物品2の各面からセンサーカメラ3に至るまでの光
路の長さを同一長さに設定することができれば他の異な
る配置や数であってもよい。
上記の記述および添付する図面はいずれも実施の一例
を示す物であり、発明を制限するのではなく、特許請求
の範囲に記載した内容であれば他の形状、配置に適用さ
れることは勿論である。
を示す物であり、発明を制限するのではなく、特許請求
の範囲に記載した内容であれば他の形状、配置に適用さ
れることは勿論である。
以上延べたように、本発明に係る物品の外観検査装置
は、物品が載せられる搬送部材を搬送方向に多数備え、
隣り合う該搬送部材間に、物品が下方に落ちない間隔で
且つ物品の下面を撮像可能な隙間が、その方向を搬送方
向と直交する方向として形成され、該物品を一個ずつ一
列で搬送する搬送コンベアと、該搬送コンベアで搬送さ
れる物品の表面を撮像する単一のセンサーカメラと、前
記搬送コンベアで搬送される物品の表面を前記隙間の下
方及び搬送コンベアの上方から照射する照明手段と、該
照明手段により照射されて前記隙間を通って反射される
物品の下面からの光及び該下面を除く他の面からの光
を、該各面別々に反射させて前記単一のセンサーカメラ
の撮像面に該各面の像が個別に並んで結像するように導
く反射手段と、前記センサーカメラで撮像された物品の
各面の像をそれぞれ画像処理する処理手段とを備えたも
のであるから、従来では搬送コンベアの搬送面に接して
照明が行き届かず撮像できなかった物品の下面と、下面
を除く他の面とを撮像することができ、精度の高い外観
検査結果を得ることができる。
は、物品が載せられる搬送部材を搬送方向に多数備え、
隣り合う該搬送部材間に、物品が下方に落ちない間隔で
且つ物品の下面を撮像可能な隙間が、その方向を搬送方
向と直交する方向として形成され、該物品を一個ずつ一
列で搬送する搬送コンベアと、該搬送コンベアで搬送さ
れる物品の表面を撮像する単一のセンサーカメラと、前
記搬送コンベアで搬送される物品の表面を前記隙間の下
方及び搬送コンベアの上方から照射する照明手段と、該
照明手段により照射されて前記隙間を通って反射される
物品の下面からの光及び該下面を除く他の面からの光
を、該各面別々に反射させて前記単一のセンサーカメラ
の撮像面に該各面の像が個別に並んで結像するように導
く反射手段と、前記センサーカメラで撮像された物品の
各面の像をそれぞれ画像処理する処理手段とを備えたも
のであるから、従来では搬送コンベアの搬送面に接して
照明が行き届かず撮像できなかった物品の下面と、下面
を除く他の面とを撮像することができ、精度の高い外観
検査結果を得ることができる。
更に、単一のセンサーカメラで検査すべき物品の下面
と、下面を除く他の面とを撮像することができるので、
複数のカメラを用いた場合のように、各カメラの向きや
感度を一致させたりする調整作業を必要とせず、メンテ
ナンスが容易になると共に装置のコストを低廉にするこ
とができる。しかも、本発明は、一個所(検査位置)で
一度に検査するので複数のカメラを用いて異なる個所で
撮像する方式と比較すると、画像の一致のための処理制
御(プログラム)を必要とせず、カメラ及びその処理を
含めた検査装置全体を簡素にすることができるという効
果がある。
と、下面を除く他の面とを撮像することができるので、
複数のカメラを用いた場合のように、各カメラの向きや
感度を一致させたりする調整作業を必要とせず、メンテ
ナンスが容易になると共に装置のコストを低廉にするこ
とができる。しかも、本発明は、一個所(検査位置)で
一度に検査するので複数のカメラを用いて異なる個所で
撮像する方式と比較すると、画像の一致のための処理制
御(プログラム)を必要とせず、カメラ及びその処理を
含めた検査装置全体を簡素にすることができるという効
果がある。
図面はいずれも本発明の実施例を示すものであり、第1
図は本発明の一実施例としての物品の外観検査装置を用
いた選別装置の平面図、第2図、第3図は一部を省略し
た本発明の一実施例としての物品の外観検査装置の要部
斜視図、第4図、第5図は検査位置の物品と照明装置及
び反射ミラーとの位置関係を示す側面図および平面図、
第6図は第5図の断面図、第7図は物品の表面を九面に
分割した際の各面の説明図、第8図は搬送コンベアの断
面図、第9図は同搬送コンベアの一部破断した側面図、
第10図はストッパー部の他の実施例の説明図、第11図〜
第13図は排出作動装置の説明図、第14図はリニアイメー
ジセンサーに結像される割り当て説明図、第15図は撮像
した九つの画像の説明図、第16図、第17図は物品からの
反射光がリニアイメージセンサーに結像するまでの光路
の説明図である。 1……搬送コンベア、11……コンベアチェン 11a……ローラリンクプレート、11b……中央垂線 111……アタッチメント、12……ホルダー 121……取付部、121a……係止突起 122……支持部、123……支点部 123a……支点ピン、124……ストッパー部 13……搬送部材、13a……重心垂線 14……ガイドレール、15……フレーム部材 2……物品 2A,2B,2C,2D……斜側面 2E……上面、2F,2G……側面 2H,2I……下面、3……センサーカメラ 301……リニアイメージセンサー 4……照明装置、401……小型ランプ 5,6,7,8……第1斜側面ミラー 55,61,71,81……第2斜側面ミラー 57,68……第3斜側面ミラー、571,681……第4斜側面ミ
ラー 20,30……第1側面ミラー、21,31……第2側面ミラー 22,23……第3側面ミラー、40,50……第1下面ミラー 41,51……第2側面ミラー、42,52……第3下面ミラー 43,53……第4下面ミラー、9……第1上面ミラー 91……第2上面ミラー、92……第3上面ミラー 10……計測部、60……演算処理装置 200……仕分け部、201……排出作動装置 202……レール、203……保持部材 204……アクチュエータ、205……ブラケット 206……アクチュエータ、206a……作動部 207……押し部材、210……搬出装置 220……引出コンベア、230……駆動装置 231……モーター、232……信号発生装置
図は本発明の一実施例としての物品の外観検査装置を用
いた選別装置の平面図、第2図、第3図は一部を省略し
た本発明の一実施例としての物品の外観検査装置の要部
斜視図、第4図、第5図は検査位置の物品と照明装置及
び反射ミラーとの位置関係を示す側面図および平面図、
第6図は第5図の断面図、第7図は物品の表面を九面に
分割した際の各面の説明図、第8図は搬送コンベアの断
面図、第9図は同搬送コンベアの一部破断した側面図、
第10図はストッパー部の他の実施例の説明図、第11図〜
第13図は排出作動装置の説明図、第14図はリニアイメー
ジセンサーに結像される割り当て説明図、第15図は撮像
した九つの画像の説明図、第16図、第17図は物品からの
反射光がリニアイメージセンサーに結像するまでの光路
の説明図である。 1……搬送コンベア、11……コンベアチェン 11a……ローラリンクプレート、11b……中央垂線 111……アタッチメント、12……ホルダー 121……取付部、121a……係止突起 122……支持部、123……支点部 123a……支点ピン、124……ストッパー部 13……搬送部材、13a……重心垂線 14……ガイドレール、15……フレーム部材 2……物品 2A,2B,2C,2D……斜側面 2E……上面、2F,2G……側面 2H,2I……下面、3……センサーカメラ 301……リニアイメージセンサー 4……照明装置、401……小型ランプ 5,6,7,8……第1斜側面ミラー 55,61,71,81……第2斜側面ミラー 57,68……第3斜側面ミラー、571,681……第4斜側面ミ
ラー 20,30……第1側面ミラー、21,31……第2側面ミラー 22,23……第3側面ミラー、40,50……第1下面ミラー 41,51……第2側面ミラー、42,52……第3下面ミラー 43,53……第4下面ミラー、9……第1上面ミラー 91……第2上面ミラー、92……第3上面ミラー 10……計測部、60……演算処理装置 200……仕分け部、201……排出作動装置 202……レール、203……保持部材 204……アクチュエータ、205……ブラケット 206……アクチュエータ、206a……作動部 207……押し部材、210……搬出装置 220……引出コンベア、230……駆動装置 231……モーター、232……信号発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−61105(JP,A) 特開 昭62−222107(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01N 21/84 - 21/91 B07C 1/00 - 9/00
Claims (6)
- 【請求項1】物品が載せられる搬送部材を搬送方向に多
数備え、隣り合う該搬送部材間に、物品が下方に落ちな
い間隔で且つ物品の下面を撮像可能な隙間が、その方向
を搬送方向と直交する方向として形成され、該物品を一
個ずつ一列で搬送する搬送コンベアと、 該搬送コンベアで搬送される物品の表面を撮像する単一
のセンサーカメラと、 前記搬送コンベアで搬送される物品の表面を前記隙間の
下方及び搬送コンベアの上方から照射する照明手段と、 該照明手段により照射されて前記隙間を通って反射され
る物品の下面からの光及び該下面を除く他の面からの光
を、該各面別々に反射させて前記単一のセンサーカメラ
の撮像面に該各面の像が個別に並んで結像するように導
く反射手段と、 前記センサーカメラで撮像された物品の各面の像をそれ
ぞれ画像処理する処理手段とを備えたことを特徴とする
物品の外観検査装置。 - 【請求項2】前記他の面は、物品の上面であることを特
徴とする請求項1記載の物品の外観検査装置。 - 【請求項3】前記他の面は、物品の上面と左側面と右側
面との三面であることを特徴とする請求項1記載の物品
の外観検査装置。 - 【請求項4】前記物品は略球塊状であり、前記他の面
は、物品の上面と左斜め前側面と右斜め前側面と左斜め
後側面と右斜め後側面との五面であることを特徴とする
請求項1記載の物品の外観検査装置。 - 【請求項5】前記物品は略球塊状であり、前記他の面
は、物品の上面と左斜め前側面と右斜め前側面と左側面
と右側面と左斜め後側面と右斜め後側面との七面である
ことを特徴とする請求項1記載の物品の外観検査装置。 - 【請求項6】前記物品は略球塊状であり、前記下面は、
物品の左側側面と右側側面との二面であることを特徴と
する請求項1記載の物品の外観検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1018656A JP2944092B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 物品の外観検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1018656A JP2944092B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 物品の外観検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02198309A JPH02198309A (ja) | 1990-08-06 |
JP2944092B2 true JP2944092B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=11977662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1018656A Expired - Fee Related JP2944092B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 物品の外観検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2944092B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05172525A (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-09 | Nittetsu Mining Co Ltd | ふるい分け機の網破れ検出方法 |
US5729340A (en) * | 1993-07-30 | 1998-03-17 | Krones Ag Hermann Kronseder Maschinenfabrik | Bottle inspection machine |
EP1436646A4 (en) * | 2001-09-13 | 2006-09-13 | Anzpac Systems Ltd | METHOD AND DEVICE FOR ARTICLE TESTING |
EP1746409A4 (en) * | 2004-05-10 | 2008-10-01 | Kajitsu Hihakai Hinshitsu Kenk | INTERNAL ON-LINE QUALITY ASSAY PROCESS AND DEVICE |
ITMO20050311A1 (it) * | 2005-11-25 | 2007-05-26 | Viewtech S R L | Dispositivo di controllo saldatura di vaschette termosaldate e relativo procedimento |
AT504163B1 (de) * | 2006-05-16 | 2008-10-15 | Profactor Res And Solutions Gm | Anordnung und vorsatz zur prüfung von gegenständen |
DE102021100947B4 (de) | 2021-01-19 | 2022-07-28 | Sick Ag | Kameravorrichtung und Verfahren zur Erfassung eines Objekts |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH081368B2 (ja) * | 1986-03-25 | 1996-01-10 | 充利 広瀬 | 椎茸自動選別システムにおける撮像方法 |
JPH0799326B2 (ja) * | 1986-08-30 | 1995-10-25 | 株式会社マキ製作所 | 球塊状物品の外観検査方法と装置 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1018656A patent/JP2944092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02198309A (ja) | 1990-08-06 |
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