JPH11142349A - 農産物の透過光検出装置 - Google Patents

農産物の透過光検出装置

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JPH11142349A
JPH11142349A JP30519597A JP30519597A JPH11142349A JP H11142349 A JPH11142349 A JP H11142349A JP 30519597 A JP30519597 A JP 30519597A JP 30519597 A JP30519597 A JP 30519597A JP H11142349 A JPH11142349 A JP H11142349A
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皐 北島
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勝弘 笠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農産物と透過光検出のための受光手段との間
の遮光性の確保に適し、高精度,高感度の透過光検出を
実現できる透過光検出装置を提供する。 【解決手段】 農産物Pを載せた受皿6を一定間隔で連
続搬送する計測コンベア201と、この搬送される農産
物Pを照明する照明ランプ502と、農産物透過光を受
光するために搬送路下方に設置され、受光口を上に向け
た受光装置503とを備え、農産物透過光が上端開口か
ら入射されかつ下端開口からこの入射光を受光装置50
3の受光口に射出する受光補助筒506と、この受光補
助筒506の複数を無端回動させる受光補助筒回動機構
505を有し、搬送される農産物Pに対し受光補助筒5
06を対向させて同一速度で移動させながらその下端が
透過光受光手段の受光口上を通過するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農産物の選別のた
めに、農産物を透過した光を用いて農産物の内部品質を
計測するのに用いる農産物の透過光検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】農産物選別装置は、一般に農産物をその大
きさや形状等の階級、あるいは色,傷等の外観品質など
の等級を調べて総合的に評価判定し、その判定結果の階
級,等級の区分別に仕分けて選別するものであるが、近
時は、市場、消費者の多様化するニーズや計測技術の向
上に伴い、糖度や熟度等の内部品質を農産物の仕分け項
目に採用することが要望され場合が多くなっている。
【0003】このような内部品質の計測については、例
えば特開平4−84740号公報、実公昭58−253
45号公報、特開平4−83148号公報、特開平3−
160344号公報等により透過光の検出原理が説明さ
れている。
【0004】しかしこれらは、透過光検出を効率よく実
施できる装置を具体的に提案するものではない。すなわ
ち、農産物を透過して得られる光は、照明光に対して1
-4〜10-6にも減衰するため、高感度,高精度の内部
品質計測は容易でなく、僅かな外乱光が侵入してもその
圧倒的に大きな外乱光の中に透過光の情報が埋もれてし
まうという問題があるため、従来の選別コンベアを単純
に適用して透過光検出装置を構成することはできないか
らである。
【0005】また、特開平6−288903号公報によ
り、農産物を載置する凹部を有する受皿の中央に上下方
向の貫通穴を設けて、この受皿の搬送路の上方で農産物
を照明し、搬送路の下方に設置した受光装置で透過光を
検出するようにした装置が提案されている。この装置に
よれば、連続的に移動する農産物の搬送ラインを停止さ
せることなく透過光検出ができるが、搬送路の上方の照
明光が搬送路下方の受光装置に入光しないようにする遮
光性を受皿の移動を停止させることなく確保するため
に、受皿の構造等が制約される傾向があり、他の計測項
目(例えば農産物の外観撮像等)や仕分方式が限定され
たり、他の形式のコンベアに移し換えることが必要にな
ったりするという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するためになされたものであり、その目的
は、農産物と透過光検出のための受光手段との間の遮光
性の確保に適し、高精度,高感度の透過光検出を実現で
きる透過光検出装置を提供するところにある。
【0007】本発明の別の目的は、透過光検出のために
適した農産物搬送状態の確保と共に、外観等の撮像のよ
うに他の選別項目の計測の際の搬送や、仕分区分別に農
産物を仕分ける際の搬送については、それぞれに適した
搬送状態を採用することを可能しながら、上記の高精
度,高感度の透過光検出を実現できる透過光検出装置を
提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本願の上記
特許請求の範囲の各請求項に記載した発明により達成さ
れる。
【0009】本願請求項1の農産物の透過光検出装置の
発明は、農産物透過光を検出するために多数の農産物を
一定間隔で連続して搬送する農産物搬送手段と、この農
産物搬送手段上の農産物に照明光を照射する照明系光学
手段と、農産物を透過した光を受光するために上記農産
物搬送手段の搬送路下方に設けた透過光検出系光学手段
とを備えた農産物の透過光検出装置であって、上記透過
光検出系光学手段は、受光口を上方に向けて固定配置し
た透過光受光手段と、農産物を透過した光が上端開口か
ら入射されかつ下端開口からこの入射光を上記透過光受
光手段の受光口に射出する遮光性を有する受光補助筒
と、この受光補助筒を無端回動軌道に沿って多数離隔連
設して無端回動させる受光補助筒回動手段とを有し、該
受光補助筒回動手段は、上記農産物搬送手段で搬送され
る農産物に対向して並走させながらその下端が透過光受
光手段の受光口上を通過するように回動案内することを
特徴とする。上記の対向して並走させるためには、移動
する農産物と受光補助筒の位相を同期させ、かつ移動速
度を一致させればよい。
【0010】上記構成において、農産物搬送手段は、一
般的には農産物を一つづつ載置する構造をもった受皿を
搬送させる方式のものが用いられ、受皿にはコンベアに
連結された形式あるいは連結されていないフリートレイ
の形式のいずれも用いることができる。ただしこれらに
限定されるものではなく、受皿を用いずにコンベア上に
農産物の載置部が搬送方向に所定間隔で隔設されたもの
であってもよい。
【0011】照明系光学手段は、搬送路の上方に配置さ
れるため農産物の出口・入口をカーテン等で遮光して外
部光ができるだけ入らないようにした暗室ボックスに設
けられることが好ましく、透過光検出系光学手段は、搬
送路の下方に配置されるため農産物の搬送に干渉されず
に外部光を完全に遮断した暗室ボックスとすることが好
ましい。
【0012】上記構成において、固定配置した受光手段
と共に透過光検出系光学手段を構成する受光補助筒は、
最も簡単には、遮光性の材料で形成された筒体として構
成することができ、好ましくは、透過光検出時に上記透
過光受光手段の受光口内への外乱光の侵入を阻止するの
に適した遮光シール部を上端,下端に有するように設け
ることがよい。このような遮光シール部としては、例え
ば下端では、受光手段の受光口縁部に外向きフランジ状
の平面を設け、この平面上を弾着摺動して遮光性を発揮
するリング型の弾性シール部材を筒体下端に組み付けた
構成などを例示することができる。
【0013】この発明によれば、受光補助筒は、農産物
と位相及び移動速度が一致するように揃った状態で移動
するので、搬送路上の農産物との間で搬送方向の相対的
な移動がなく、遮光性の確保が容易となる。また、固定
配置された受光手段と回動する受光補助筒とは、相対な
移動関係があるが、これらは形状が必ずしも一定しない
農産物とは違って該当するものが機械的要素であるた
め、部材の寸法,位置関係,これらの相互の組合せ関係
などを含めて接触部分の精度を十分に高く保証でき、高
感度,高精度な農産物透過光の検出を実現できる。
【0014】請求項3の発明は、上記発明において、農
産物搬送手段が、一定間隔で搬送される受皿上に農産物
を載せて搬送するものであり、各受皿は、略中央部に上
下方向の貫通開口を有するものであることを特徴とす
る。また請求項4の発明は、この受皿の貫通開口上に載
置される農産物と環状に係合して上記上下方向の貫通開
口内への外乱光の侵入を阻止する環状の遮光シール部を
有することを特徴とする。
【0015】これらの発明によれば、受皿により農産物
を安定に保持することができ、農産物透過光の検出をよ
り一層高感度,高精度に得ることができる。なお受皿は
搬送コンベアに連結されたバケットコンベア式のもので
もよいし、搬送コンベアに連結されていないフリートレ
イ式のものであってもよい。
【0016】請求項5の発明は、上記の受皿を用いる発
明において、透過光受光手段の受光口上を通過するよう
に各受光補助筒を回動案内する受光補助筒回動手段が、
受光口上を通過する透過光検出領域を含む一定長の軌道
範囲において受光補助筒を上動させて、該受光補助筒の
上端部を受皿の底面に係合させるか、又は受皿の貫通開
口内に嵌入させて遮光シールするように設けられている
ことを特徴とする。
【0017】また請求項6の発明は、該請求項5の発明
において、受光補助筒が、透過光検出領域での上動によ
り上端部が受皿底面の貫通開口周縁に弾着係合するか、
又は受皿貫通開口内に該上端部が嵌入して貫通開口内壁
と弾着係合して、外乱光の筒内への侵入を阻止する環状
の遮光シール部を有することを特徴とし、請求項7の発
明は、受光補助筒が、受皿の貫通開口内に嵌入して上端
部が受皿上の農産物に係合できるように設けられてい
て、該上端部には農産物との係合で外乱光が該筒内に侵
入するのを阻止する環状の遮光シール部を有することを
特徴とする。
【0018】これらの発明によれば、受皿と受光補助筒
とが相対的には移動しない関係となっていることを利用
して、受光補助筒の上下方向の移動で遮光性を高めるこ
とができる。特に請求項7の発明によれば、受光補助筒
と農産物を直接係合させて遮光性を得るので、受皿に遮
光性確保のための構成を設けなくともよいという利点が
ある。
【0019】請求項8の発明は、上記請求項7の発明に
おいて、受皿が、搬送方向の横方向の両側から接近して
農産物載置凹部を形成すると共に、該両側に離間退避す
ることで農産物を下方に落とす中割れ式に設けられてい
ることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、受皿上の農産物を次段
のコンベアに容易に乗り移すことができるので、異なる
仕分項目の要素の計測に適した異なる搬送状態の確保
や、仕分・箱詰工程に適した搬送状態の確保が容易とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】実施形態1 以下、本発明の農産物の透過光検出装置を、搬送コンベ
ア等に連結されていないフリートレイ式の受皿6を用い
た場合の例として図1〜図3に基づいて説明する。
【0022】図1は本例の透過光検出装置5を含む農産
物選別設備の全体概要を示した平面図、図2は透過光検
出装置5の構成概要を示した正面図、図3は図2のA−
A線の縦断面図である。
【0023】これらの図において、1は農産物の供給ス
テージであり、リターンコンベア101から空の受皿6
が一列にかつ一定の間隔で供給される供給コンベア10
2上で、作業者が受皿6の上に農産物Pを一つづつ載せ
る作業を行うようになっている。供給ステージには、農
産物を多数収容したコンテナを作業者の作業位置に送り
込むための主コンテナコンベアや、作業者毎にコンテナ
を分配供給する分配コンテナコンベアなどが設けられる
が図示は省略する。なおリターンコンベア101から供
給コンベア102に一定間隔で受皿6を供給するために
は、ピッチ付けスクリューコンベアなどを利用すること
ができる。
【0024】2は計測ステージであり、供給コンベア1
02と一連の計測コンベア201(本例の供給コンベア
と計測コンベアは一条一連のものであるが、供給ステー
ジと計測ステージでは符号を別とした)上の農産物入り
受皿6は、その計測コンベア201の途中に設けられて
いる透過光検出装置5に通され、透過光検出を行って内
部品質に関する情報を含む透過光を検出・計測し、コン
ピュータ等からなる図示しない仕分区分判定装置におい
て一つ一つの農産物の仕分区分を判定することに用いら
れる。また本例においては、外観撮像カメラ702を備
えた外観撮像装置7が透過光検出装置5の次段に設けら
れ、撮像された外観情報は上記透過光情報と同様に仕分
区分判定装置に送られて農産物の仕分区分を判定するこ
とに用いられる。なお本例の外観撮像装置7は、計測コ
ンベア201の上側に配置されていて、出入口がカーテ
ンで外部から遮光された暗室ボックス701内におい
て、照明ランプ703で照明された農産物Pを外観撮像
カメラ702で撮像するように設けられている。
【0025】また、本例の計測コンベア201(供給コ
ンベア102)は、桟付き構造をなすことにより、透過
光検出時に外乱光が受光系に侵入するのをより有効に防
止できるようにしているという特徴的な構成をなしてい
る。すなわち、一対のスプロケット202,202によ
り無端回動される該計測コンベア201(供給コンベア
102)は、図3に示すように、左右一対のコンベアチ
ェーン203のチェーンリンク2031に渡って架設さ
れた所定幅(搬送方向の幅)のコンベアプレート204
が搬送方向に連設されることで受皿6が乗るコンベア面
を形成し、かつ、搬送方向に一定間隔毎にこのコンベア
プレート204に立上り桟205が設けられていて、リ
ターンコンベア101から供給される受皿6をこの桟2
05で押すことで受皿の搬送方向の間隔を一定にして搬
送する。またこのコンベアプレート204の受皿6が乗
る位置には、後述する受皿6の貫通開口603が臨む円
形の開口206が設けられている。207はコンベアプ
レート204とチェーンリンク2031を連結するため
のチェーンアタッチメント、208はコンベアチェーン
203が走行する軌道レールである。209は受皿6の
搬送横方向の位置決めをするための左右一対の案内レー
ルであり、搬送路上の一定高さの位置で該搬送路に沿っ
て延設されている。なお、連設されるコンベアプレート
204の前後間の隙間は例えばゴムシート等の柔軟なシ
ートを前後のプレートに渡って架設することで遮光する
ことができ、このようにすることで搬送路上側の照明室
5011からの光が搬送路下側に漏れるのを有効に遮光
できる。
【0026】また本例では、各受皿6に例えばバーコー
ド等の識別標識を設けて、透過光検出装置5の入口近傍
に配置したバーコードリーダ(図示せず)で受皿毎のバ
ーコードを読み取り、上記計測情報(透過光及び外観の
情報)とリンクさせてこのバーコード情報を仕分区分判
定装置に送り、後段の仕分ステージ3においてはその受
皿6のバーコードを読み取るだけで仕分け作業が行える
ようにしている。
【0027】3は仕分ステージであり、上記計測コンベ
ア201から乗り移されるように連設されている仕分コ
ンベア301に対して、その搬送方向に沿って多数の仕
分排出装置302が仕分区分別に配置されると共に、該
仕分コンベア301の始端部側に設けたバーコードリー
ダ(図示せず)により受皿6のバーコードを読み取り、
その上に載っている農産物の仕分区分に該当する仕分排
出装置302に至ったときに該仕分排出装置302を作
動させ、仕分コンベア301に対して直角な方向に分岐
されている分岐コンベア303に農産物Pを受皿6ごと
排出するようになっている。このような仕分排出装置3
02は、例えば特開平6−278848号公報に記載の
装置等を用いることができる。
【0028】4は包装ステージであり、上記分岐コンベ
ア302の終端部に連接して設けられた待機位置に所定
個数の受皿6を2列に整列させて集積し、箱詰装置40
1により待機状態の受皿6上の農産物を包装箱に箱詰す
るようになっている。農産物を取出した後の受皿6は、
待機位置からリターンコンベア101に送出され、上述
した供給ステージ1の供給コンベア102に戻される。
この箱詰装置401には既知の適宜のものを用いること
ができ、例えば、待機位置上に2列で待機させた農産物
Pを、6個一括に吊り上げ杆(図示せず)で吊り上げ、
この吊り上げ杆を上下動及び水平移動により、箱詰待機
位置から箱詰位置に移動させ、天面フラップを開いた段
ボール製の包装箱に挿入させるようにしたものなどを使
用できる。
【0029】上記受皿6の詳細は図3に示され、受皿本
体601は、不透明な剛性材料(合成樹脂材料)よりな
り、全体として深さの浅い扁平な平面円形をなしている
と共に、中央に逆円錐状の凹部602が形成されてい
て、更にその中心位置には、上下方向の貫通開口603
が形成されている。
【0030】また、上記逆円錐状の凹部602の斜面に
は、易弯曲性の弾性ひれ状片605を有する弾性支持部
材604が周方向に隔設して複数組み付けられていて、
農産物を載置した際に図3に示すように変形して、載置
農産物の姿勢を安定させて支持できるようになってい
る。なお本例においては後述する受光補助筒506が農
産物と直接係合することによって透過光に外乱光が混入
するのを確実に防止するようにしているので、受皿自体
には遮光シール部を特に設けていないが、農産物を受皿
6上で遮光シールする環状の遮光シール部を設けること
も勿論でき、この場合には、受光補助筒を農産物とは直
接係合させずに、該受光補助筒を受皿の貫通開口の下端
縁の周囲あるいは該貫通開口内で遮光性を有するように
該受皿と係合させることができる。
【0031】次に、本例の特徴的構成である透過光検出
装置5について説明する。
【0032】本例のこの装置5は、搬送路の上方側に搬
送路を覆うように設けた暗室ボックス501を設けるこ
とで照明室5011を形成し、この照明室5011内の
搬送路両側にそれぞれ弧状に配置された複数の照明ラン
プ502が弧状の略中心位置を通過する農産物に向かっ
て照明光を照射するように設けられている。なお、照明
光の光量を一定とするために、照明室5011の出入口
をカーテン等で遮光することが好ましい。
【0033】また、本例の透過光検出装置5は、上記照
明室5011の搬送路の下側に、透過光検出用の受光装
置503が暗室ボックス504内に配置されていると共
に、農産物を透過した光を外乱光の侵入がない状態でこ
の受光装置503に受光させるための外乱光侵入防止用
の受光補助筒506を無端回動させる受光補助筒の無端
回動機構505が設けられているという特徴がある。上
記受光補助筒506は、本例では、不透明な剛性材料
(プラスチック材料)からなる本体が、筒部5061及
びこの筒部下端の外向きフランジ5062とを有する形
状に設けられていて、該本体の筒部5061の上端の外
向きフランジ5063には後述する上部環状リップ部材
5064が組付け固定され、また下端の外向きフランジ
5062の開口内縁に設けられた内向きフランジには、
後述する下部環状リップ部材5065が組付け固定され
ている。
【0034】上記受光装置503は、例えば集光レン
ズ,所定波長の光を選択的に検出するバンドパスフィル
ター,CCD等の受光素子等々の要素を組み合わせて構
成され、本例では、搬送路の開口206が通過する位置
の垂直下方に受光口が位置するようにして配置される。
【0035】上記受光補助筒506を無端回動させる本
例の無端回動機構505のもう一つの特徴は、計測コン
ベア201と同期して等速で並走するように一対のスプ
ロケット5052,5052に巻装されたリンクチェー
ン5051に、複数の受光補助筒506を一定間隔ごと
に連結し、この受光補助筒506を並走させながらその
上端部を、コンベアプレート204の開口206及び受
皿6の貫通開口603内に上動嵌入させて上記上部環状
リップ部材5064を農産物Pの底面に係合させること
ができるように設けられていると共に、下端部が受光装
置503の受光口の上を通過し、この受光装置503の
上を通過した後には、受光補助筒506を農産物Pから
下動離間させて上記開口206,貫通開口603から下
方に抜け出させる無端回動の動作をするようになってい
る。なお、5053はリンクチェーン5051と受光補
助筒506のフランジ5062を連結するためのチェー
ンアタッチメントである。
【0036】このように設けられた受光補助筒506の
無端回動機構505によれば、上下貫通筒状をなすよう
に設けられた受光補助筒506が、その上端部に組み付
けられた上部環状リップ部材5064が農産物Pの底面
に環状に係合して外乱光の侵入を阻止した密着シール状
態を形成することができ、また、下端部に組み付けた下
部環状リップ部材5065が受光装置503のケース上
縁に設けた外向きフランジ5031上を摺動することで
外乱光の侵入がない密着シール状態での相対的な移動を
行うことを比較的容易に実現できる。これにより、農産
物Pが受光装置506直上に至った時に、受光補助筒5
06を通して、農産物透過光の受光装置503への入光
が、外乱光の侵入を確実に防いで行うことができ、照明
光からの減衰が10-4〜10-6にも及んで極めて微弱と
なる透過光を感度よくかつ精度よく検出する作業が実現
される。
【0037】ここで、上記受光補助筒506を、透過光
検出位置に至る前の軌道で上動させ、透過光検出位置を
通過した後に下動させるようにした受光補助筒506の
無端回動機構505の案内機構について説明すると、上
記リンクチェーン5051は、フレーム5054に固定
されて搬送方向に沿設された垂直姿勢の板状案内レール
5055に、摺動可能に嵌合した構造に設けられ、これ
によって板状案内レール5055の沿設形状に沿ってリ
ンクチェーンの回動軌道が決まり、本例では図2,図3
に示されるように、搬送路に対向する受光補助筒506
の搬送軌道は、受光装置503の上流側ではその始端側
の高さ位置(図3の二点鎖線で示される位置)から徐々
に上動する上り傾斜軌道とされ、受光装置503の位置
では図3の実線で示した上動位置で受光補助筒506が
一定距離水平移動する水平軌道とされ、更に受光装置5
03を通り過ぎた後は、終端部に向かって徐々に下動す
る下り傾斜軌道とされている。これによって上述した開
口206,貫通開口603への受光補助筒上端部の嵌
入、及び嵌入した受光補助筒506下方への抜け出しの
動作が与えられる。
【0038】以上の構成により、本例においては、計測
コンベア201で搬送される農産物Pを透過した光を、
外乱光の混入を招くことなく検出することができ、した
がってこの微弱な透過光に含まれている農産物の内部品
質情報を感度及び精度もよく計測できる効果が奏され
る。
【0039】実施形態2 図4及び図5に示した本例は、受皿であるバケット61
がチェーンコンベア21に連結されているバケットコン
ベア式の農産物選別装置に本例の透過光検出装置5を適
用したものであり、バケット61の構造は、チェーンコ
ンベア21に該バケット61が連結されている他は、上
述した実施形態1のフリートレイ式の受皿6と同様の構
造をなしているものとする。
【0040】すなわち、本例のバケット式の農産物選別
装置は、チェーンコンベア21に搬送方向に一定の間隔
でバケット61が連結されていて、スプロケット22,
22により農産物の供給ステージ1から計測ステージ
2、仕分ステージ3に渡って該バケット61が無端回動
される。そして、計測ステージ2においては、上記実施
形態1と同じ透過光検出装置5、外観撮像装置7が設け
られていて、農産物の透過光情報及び外観撮像情報が検
出・計測される。
【0041】また本例の仕分ステージ3は、上記の情報
により判定される仕分区分別の仕分排出コンベア31が
上記チェーンコンベア21の搬送路下方に、横方向に農
産物を排出するように複数並設されていて、所定の仕分
区分が判定された農産物が該当する仕分排出コンベア3
1の上に到達したときに排出装置311によりバケット
61を下方に傾動させてバケット61上の農産物を落下
排出するようにしている。
【0042】なお、本例の透過光検出装置5は、実施形
態1と同じ構成のものであるが、受皿6がフリートレイ
式でなく、チェーンコンベア21に連結されたバケット
61である点で異なるので、その相違する構成について
簡単に説明すると、本例のバケット61は、左右一対の
チェーンコンベア21に渡って架設した枢動軸211が
搬送先端側部分に貫通嵌合され、これによって搬送後端
側部分が該枢動軸211回りに傾動可能とされると共
に、通常は該バケット61の搬送後端側部分から搬送横
方向に延出させたピン616を、枢動軸211に設けた
ピン受け212に係合させて水平姿勢を維持させ、農産
物の排出時にはこのピン受け212を搬送路に沿って配
置したピン受け回転装置(排出装置11)により作動
(係合解除)させてピン616の係合を解除し、バケッ
ト61を枢動軸211回りに傾動させるように構成され
ている。以上により、バケットの水平姿勢維持による農
産物Pの搬送と、所定位置での農産物の仕分排出を行う
ことができる。
【0043】なお、図5において218はチェーンコン
ベア21の案内レール、611はバケット本体、612
はバケットの中央凹部、613は該凹部の中心に設けら
れた上下方向の貫通開口、614は弾性支持部材、61
5は弾性ひれ状片である。
【0044】本例の農産物選別装置によっても、実施形
態1と同じ透過光検出装置5をそのまま適用して同じ効
果を得ることができる。
【0045】実施形態3 図6〜図11に示した本例は、透過光検出装置の農産物
搬送手段として、中割れ式バケットコンベアを用いた場
合の例を示す。
【0046】本例における中割れ式バケットコンベア8
は、その始端側において、鼓状ローラ821が両側一対
のチェーン822に連結されて無端回動される上流の供
給コンベア82から農産物P(本例ではリンゴ)が一つ
のバケット801に一つづつ収容されるように落下形式
で載せられるように連設され、終端側では、乗り移り中
継コンベア83(広義には仕分コンベアの一部をなす)
を介して仕分コンベア84に農産物を乗り移すように設
けられている。
【0047】以下これらの各コンベアについて説明する
と、供給コンベアは、図6,図7及び図9に示すよう
に、軸方向の中央部に向かって径が漸減する鼓状ローラ
821の多数が若干の隙間を空けて、その両端において
一対の同期無端回動するリンクチェーン822に自転自
在に連結されていて、所定の無端軌道に沿って回動する
ようになっている。823はリンクチェーン822のカ
バーである。したがって、この供給コンベア82の上に
載せられた球形の農産物Pは、鼓状ローラ821の中央
部に向かって径が漸減する形状により前後の鼓状ローラ
821の間で中央部に寄せられた状態で搬送され、一定
のピッチでその終端部から中割れ式バケットコンベア8
の始端側の上に該農産物Pを落下されることになる。そ
して、この供給コンベア82からの農産物Pの落下と、
次記する中割れ式バケットコンベア8のバケット801
の回動を同期させることで、一つのバケット801に一
つの農産物Pが落とし込まれて担持される。
【0048】中割れ式バケットコンベア8は、本例で
は、皿型のバケット部材をその直径線を含む垂直面で両
側(搬送方向に直角な横方向の両側)に等分割した中割
れ部材8011,8011の対を有し、その分割面で対
向して組合うことにより、上方側に広く開放した実質的
にすり鉢状の凹部8012を有する皿型の上記バケット
801を形成されるようになっていて、これらの中割れ
部材8011,8011が左右に両側に離間すること
で、担持した農産物を下方に落下させることができるよ
うになっている。802は、上記の中割れ部材8011
の支持板であり、一対の中割れ部材8011,8011
それぞれに設けられていて、これらの対が同期無端回動
するリンクチェーン803,803に連結されているこ
とで、該一対の中割れ部材8011,8011を無端回
動させるようになっている。804は該リンクチェーン
803を回動させるためのスプロケットであり、図8に
示すように、スプロケット−チェーン機構806,80
6により共通の駆動軸805から回転駆動力が伝えられ
て同期回転するように構成されている。なお8014は
バケット801の中央に設けられた上下に貫通の開口で
ある。
【0049】807は上記リンクチェーン803の回動
を案内するガイドレールであり、フレーム808に組付
けられていて、該中割れ式バケットコンベアの始端部か
ら終端側の近傍までは図7,図8に示すように一対の中
割れ部材8011,8011が近接したバケット形成状
態をなして直線的に移動する直線軌道部分8071と、
この直線軌道部分から終端部に向かって傾斜して該一対
の中割れ部材8011,8011が横方向両側に対称的
に離間する傾斜軌道部分8072を有するように構成さ
れている。なお、このガイドレール807には、その回
動の下側軌道部分において、上記により離間された一対
の中割れ部材8011,8011を接近させる傾斜軌道
部分が設けられる(図示せず)。
【0050】なお、本例のバケット形成用の中割れ部材
8011には、バケット801の形成時に落とし込まれ
る農産物(リンゴ)を傷めないように、凹部8012の
すり鉢状の傾斜面に沿って階段状にゴム等の弾性体から
なる短尺フィン8013が周方向に離隔して複数(例え
ば周方向等間隔に4カ所)設けられている。
【0051】次に、この中割れ式バケットコンベア8に
続いて設けられている乗り移り中継コンベア83及び仕
分コンベア84について説明する。なお乗り移り中継コ
ンベア83は、本例では乗り移りの便宜のために設けた
ものであり、仕分コンベア84の始端側を中割れ式バケ
ットコンベア8側に延長させることでこれを省略するこ
ともでき、実質的に仕分コンベアの一部をなすものであ
る。
【0052】上記の乗り移り中継コンベア83は、本例
では無端回動するベルトコンベアを用いて構成され、そ
の始端部は上記中割れ式バケットコンベア8の傾斜軌道
部分8072の下方に位置されていて、中割れ部材80
11,8011が離間することでバケット801に収容
されていた農産物Pが落下した際にこれを受けることが
できるようになっている。この状態は図7及び図11に
示され、図11の二点鎖線の状態で農産物Pを収容担持
していた一対の中割れ部材8011,8011が、実線
の状態に左右に離間することで該農産物Pはコンベアベ
ルト831の上に載せられる。832はコンベアベルト
831のガイドフレーム、833は回転用のプーリであ
る。
【0053】仕分コンベア84は、本例ではスラット状
の鍵盤式コンベア(特公平2−247号公報参照)等を
用いて構成されていて、その始端部が上記乗り移り中継
コンベア83の終端部から農産物Pが乗り移るように連
接されている。841は鍵盤式コンベア、842はスプ
ロケットである。また、843は仕分コンベア84の始
端部上方に配置された弾性ローラからなる押えロールで
あり、乗り移り時の農産物の揺れを止めるために設けら
れている。
【0054】なおこの仕分コンベア84の終端側には、
例えば横方向に分岐された複数の仕分コンベアに対し
て、仕分区分別に該当する農産物を排出することができ
る排出装置(図示せず)が設けられる。
【0055】次に中割れ式バケットコンベア8の直線軌
道部分の途中に設けられた透過光検出装置5について説
明すると、本例のこの装置5は、上記実施形態1,2と
同じものであり、搬送路の上方側には搬送路を挟んでそ
の両側に照明室501が設けられていて、この照明室5
01内に配置された複数の照明ランプ502がそれぞれ
略中心方向に向かって照明光を照射するように設けられ
ている。なお、照明光の光量を一定とするために、照明
室501を含んで全体を外部から出入口をカーテン等で
遮光した暗室ボックス501とされる。一方、上記照明
室5011,5011の中心位置の搬送路の下方側に透
過光検出用の受光装置503が暗室ボックス504内に
配置されていると共に、農産物を透過した光を外乱光の
侵入がない状態でこの受光装置503に受光させるため
の受光補助筒506の侵入防止筒無端回動機構505が
設けられているという特徴がある。この無端回動機構5
05は、中割れ式バケットコンベア8と同期して等速で
並走するように設けられたリンクチェーン5051に、
複数の受光補助筒506を連結し、農産物Pと並走させ
ながらその先端をバケット801の開口8014内に嵌
入して農産物Pの底面に係合させると共に、下端を受光
光学装置503の上を通過した後農産物Pとの係合を解
除して無端回動するようになっている。このように設け
られた無端回動機構505によれば、上下貫通筒状をな
すように設けられた受光補助筒506が、その先端で農
産物Pの底面に環状に係合して外乱光の侵入を阻止した
密着状態を作ることができ、また、下端は受光光学装置
503との間で外乱光の侵入がない状態で移動を行うよ
うにすることを比較的容易にできるので、外乱光の侵入
のない透過光検出が可能であり、照明光からの減衰が1
-4〜10-6にも及んで極めて微弱な透過光を感度よく
かつ精度よく検出する作業が実現される。特に本例のよ
うな中割れ式バケットコンベア8で農産物を搬送する方
式では、バケット801と農産物Pの間で遮光シール性
を確保することは困難であるが、受光補助筒506を農
産物Pに直接係合させて遮光シール性を確保することが
できる本例の方式によれば、この中割れ式バケットコン
ベア8を用いて透過光検出を行うことができると共に、
その長所を有効に利用することができる。
【0056】すなわち、以上の構成により中割れ式バケ
ットコンベア8で搬送される農産物Pを透過した光の感
度,精度のよい検出ができることに加え、本例の場合に
は、農産物が次段のコンベアに容易に乗り移りできるの
で、外観撮像を好適に行えるという利点が得られる。
【0057】本例の外観撮像装置7について説明する
と、本例のこの外観撮像装置7は、図6に二点鎖線で示
した実施形態1,2の設置位置に相当する部分でなく、
ベルトコンベア式の仕分コンベア84の上方に配置され
ていることを特徴とする。なお出入口をカーテンで外部
から遮光した暗室ボックス701内において、不図示の
照明ランプで照明された農産物Pを外観撮像カメラ70
2で撮像するように設けられているという構造は上記実
施形態1,2と同様である。
【0058】上記のようにベルトコンベア式の仕分コン
ベア84に外観撮像装置7を配置したという構成によれ
ば、中割れ式バケットコンベア8のバケット801に収
容された農産物Pを外観撮像する場合よりも、コンベア
ベルト841という平らな面上を搬送される農産物Pの
表面を反射鏡等を利用して広い面積に渡って撮像するこ
とが可能で、本例の農産物の選別装置によれば、中割れ
式バケットコンベア8を利用して、感度,精度のよい農
産物透過光の検出ができ、一方、広い面積の外観をベル
トコンベア式の仕分コンベア84上で撮像することがで
きるというそれぞれに望ましい構成を採用することがで
き、また仕分コンベア84は、中割れ式バケットコンベ
ア8に比べて簡単な構造のものとできるので設備全体を
低コストに構築できるという利点も得られる。
【0059】また、上記外観撮像装置7を有する既設の
鍵盤式コンベア式の仕分コンベアを有する設備に、中割
れ式バケットコンベア8及び乗り移り中継コンベア3を
新たに付帯設備することで、農産物の内部品質を計測す
る設備に変更することができるという利点も得られる。
【0060】なお、上記仕分コンベア84は鍵盤式コン
ベアとして説明したが、これは上述しているようにベル
ト式、バケット式、スラット式、フリートレイ式など、
農産物の種類等に応じて適切なものを適宜採用すること
ができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、受光補助筒が農産物と位相及び速度を揃えて移動す
るので、搬送路上の農産物との間で搬送方向の相対的な
移動がなく、遮光性を比較的容易に確保することができ
る。また、固定配置された透過光受光手段と、回動する
受光補助筒とは、相対な移動関係があるが、これらは形
状が一定しない農産物とは違って、寸法等を精度よく製
作できる機械的要素であるため相互の位置関係や接触部
分の精度を高く保証でき、十分な遮光性を確保して高感
度,高精度な農産物透過光の検出が実現できるという効
果が奏される他、以下の効果が奏される。
【0062】請求項3,4の発明によれば、受皿により
農産物を安定に保持することができ、農産物透過光の検
出をより一層高感度,高精度に得ることができる。
【0063】請求項5,6,7の発明によれば、受皿と
受光補助筒とが相対的には移動しない関係となっている
ことを利用して、受光補助筒の上下方向の移動で遮光性
を高めることができる。特に請求項7の発明によれば、
受光補助筒と農産物を直接係合させて遮光性を得るの
で、遮光性確保のための構造を受皿に設けることを要し
ないという効果が奏される。
【0064】請求項8の発明によれば、搬送方向の横方
向の両側から接近して農産物載置凹部を形成すると共
に、該両側に離間退避することで農産物を下方に落とす
中割れ式に設けられた受皿を用いることで、受皿上の農
産物を次段のコンベアに容易に乗り移すことができ、し
たがって、異なる仕分項目の要素の計測に適した異なる
搬送状態の確保や、仕分・箱詰工程に適した搬送状態の
確保が容易になるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の透過光検出装置を含む農産物選別
設備の全体概要を示した平面図。
【図2】図1の透過光検出装置5の構成概要を示した正
面図。
【図3】図2のA−A線の縦断面図。
【図4】実施形態2の透過光検出装置を含む農産物選別
設備の全体概要を示した正面図。
【図5】図4のB−B線の縦断面図。
【図6】本発明の実施形態3の選別装置の一部の構成概
要を示した正面図。
【図7】図6の平面図。
【図8】同実施形態3の中割れ式バケットコンベアの中
割れ部材を無端回動させる機構を説明するための一部断
面を含む平面図。
【図9】同実施形態3の供給コンベアから中割れ式バケ
ットコンベアに農産物を乗り移す部分の側面図。
【図10】図6C−C線の縦断面図。
【図11】同実施形態3の中割れ式バケットコンベアか
ら乗り移り中継コンベアに農産物を乗り移す部分の側面
図。
【符号の説明】
1・・・供給ステージ 101・・・リターンコンベア 101・・・供給コンベア 2・・・計測ステージ 201・・・計測コンベア 202・・・スプロケット 203・・・コンベアチェーン 2031・・・チェーンリンク 204・・・コンベアプレート 205・・・桟 206・・・開口 207・・・チェーンアタッチメント 208・・・軌道レール 209・・・案内レール 3・・・仕分ステージ 301・・・仕分コンベア 302・・・仕分排出装置 303・・・分岐コンベア 4・・・包装ステージ 401・・・箱詰装置 5・・・透過光検出装置 501・・・暗室ボックス 5011・・・照明室 502・・・照明ランプ 503・・・受光光学装置 5031・・・外向きフランジ 504・・・暗室ボックス 505・・・無端回動機構 5051・・・リンクチェーン 5052・・・スプロケット 5053・・・チェーンアタッチメント 5054・・・フレーム 5055・・・板状案内レール 506・・・受光補助筒 5061・・・筒部 5062・・・外向きフランジ 5063・・・外向きフランジ 5064・・・上部環状リップ部材 5065・・・下部環状リップ部材 6・・・受皿 601・・・受皿本体 602・・・凹部 603・・・貫通開口 604・・・弾性支持部材 605・・・弾性ひれ状片 606・・・ 607・・・ 608・・・ 7・・・外観撮像装置 701・・・暗室ボックス 702・・・CCDカメラ 8・・・中割れ式バケットコンベア 801・・・バケット 8011・・・中割れ部材 8012・・・凹部 8013・・・短尺フィン 8014・・・開口 802・・・支持板 803・・・リンクチェーン 804・・・スプロケット 805・・・駆動軸 806・・・スプロケット−チェーン機構 807・・・ガイドレール 8071・・・直線軌道部分 8072・・・傾斜軌道部分 808・・・フレーム 21・・・チェーンコンベア 211・・・枢動軸 212・・・ピン受け 218・・・案内レール 22・・・スプロケット 31・・・仕分排出コンベア 311・・・排出装置 61・・・バケット 611・・・バケット本体 612・・・中央凹部 613・・・貫通開口 614・・・弾性支持部材 615・・・弾性ひれ状片 616・・・ピン 82・・・供給コンベア 821・・・鼓状ローラ 822・・・リンクチェーン 823・・・カバー 83・・・乗り移り中継コンベア 831・・・コンベアベルト 832・・・ガイドフレーム 833・・・プーリ 84・・・仕分コンベア 841・・・鍵盤式コンベア 842・・・スプロケット 843・・・押えロール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農産物透過光を検出するために多数の農
    産物を一定間隔で連続して搬送する農産物搬送手段と、
    この農産物搬送手段上の農産物に照明光を照射する照明
    系光学手段と、農産物を透過した光を受光するために上
    記農産物搬送手段の搬送路下方に設けた透過光検出系光
    学手段とを備えた農産物の透過光検出装置であって、 上記透過光検出系光学手段は、受光口を上方に向けて固
    定配置した透過光受光手段と、農産物を透過した光が上
    端開口から入射されかつ下端開口からこの入射光を上記
    透過光受光手段の受光口に射出する遮光性を有する受光
    補助筒と、この受光補助筒を無端回動軌道に沿って多数
    離隔連設して無端回動させる受光補助筒回動手段とを有
    し、該受光補助筒回動手段は、上記農産物搬送手段で搬
    送される農産物に対し上記受光補助筒を対向させて同一
    速度で移動させながらその下端が透過光受光手段の受光
    口上を通過するように回動案内することを特徴とする農
    産物の透過光検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、受光補助筒は、透過
    光検出時に上記透過光受光手段の受光口内への外乱光の
    侵入を阻止する遮光シール部を、その下端に有すること
    を特徴とする農産物の透過光検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、農産物搬送手
    段は、一定間隔で搬送される受皿上に農産物を載せて搬
    送するものであり、各受皿は、略中央部に上下方向の貫
    通開口を有することを特徴とする農産物の透過光検出装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、各受皿は、上記貫通
    開口上に載置される農産物と環状に係合して上記上下方
    向の貫通開口内への外乱光の侵入を阻止する環状遮光シ
    ール部を有することを特徴とする農産物の透過光検出装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、上記透過光受
    光手段の受光口上を通過するように各受光補助筒を回動
    案内する受光補助筒回動手段は、受光口上を通過する透
    過光検出領域を含む一定長の軌道範囲において受光補助
    筒を上動させて、該受光補助筒の上端部を受皿の底面に
    係合させるか又は受皿の貫通開口内に嵌入させて遮光シ
    ールするように設けられていることを特徴とする農産物
    の透過光検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、受光補助筒は、透過
    光検出領域においての上動により上端部が受皿底面の貫
    通開口周縁に弾着係合するか、又は受皿貫通開口内に該
    上端部が嵌入して貫通開口内壁と弾着係合して、外乱光
    の筒内への侵入を阻止する環状の遮光シール部を有する
    ことを特徴とする農産物の透過光検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、受光補助筒は、受皿
    の貫通開口内に嵌入して上端部が受皿上の農産物に係合
    できるように設けられていて、該上端部には農産物との
    係合で外乱光が該筒内に侵入するのを阻止する環状の遮
    光シール部を有することを特徴とする農産物の透過光検
    出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、受皿は、搬送方向の
    横方向の両側から接近して農産物載置凹部を形成すると
    共に、該両側に離間退避することで農産物を下方に落と
    す中割れ式に設けられていることを特徴とする農産物の
    透過光検出装置。
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