JP3573401B2 - 農産物選別用の受皿及びこれを用いた農産物選別装置 - Google Patents

農産物選別用の受皿及びこれを用いた農産物選別装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、選別装置において、桃、梨、リンゴ、柑橘、メロン等の農産物を選別仕分けする作業に用いる受皿と、これを用いて選別仕分けをする農産物の選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
農産物を選別する選別装置で用いられる受け皿は、従来から、種々の目的に合わせて多くの型の受皿が提案されている。農産物選別装置は、一般にバケットコンベア等のコンベアに受皿を拘束(連結)した形式のものが多く用いられているが、近時においては、例えば実公平7−37746号公報、特開平8−89908号公報でフリートレイ式の受皿も提案され実施に供されている。このようなフリートレイ式の受皿は、走行チェーン等に連結されて走行するバケット式受皿と比べ、搬送途中の撮像ステージで他の受皿とは無関係に一時的に停止できて、撮像に適した状態の確保が比較的容易である点で優れている。
【0003】
ところで、近時は装置の処理能力の向上が望まれて、受皿を高速で搬送する傾向が大きくなっているが、このために、走行が比較的安定しているバケット等の拘束型の受皿でも搬送途中で農産物が転がり落ちることを防止する対策が求められるようになっており、またこの拘束型の受皿に比べて停止させる際に衝撃を受けることが多いフリートレイ式の受皿では、搬送する農産物がより転がり落ち易いので、より高度な対策が求められている。
【0004】
この転がり落ちの問題に対処するため、上記の各公報に提案されたフリートレイ式受皿では、載置部凹所に上向きのクッション材などを設けて農産物を安定載置する工夫をしているが、近時の農産物の選別仕分け処理にあっては光学的な手法で形状,寸法(大きさ)や色(着色状態)等の外観を撮像してその撮像情報を仕分けに利用する場合が多くなっており、上記のように農産物の安定のために凹所を深くしてクッション材を設けることは、農産物全体をできるだけ広く撮像することが望まれる光学計測手法を用いる場合には好ましくない場合もある。
【0005】
ところで、近時にあっては、農産物の内部品質(例えば糖度等)を選別要素に用いることも提案され、特開平4−83148号公報、実公昭58−25345号公報、特開平3−160344号公報等では、選別ラインで農産物を搬送させながら透過光を測定するものではないが、農産物内部の透過光を計測する方法の原理が説明されている。
【0006】
この内部品質の計測法を用いた選別方法は、外観計測により選別を行う上記した方法とは異なり、特に農産物内部を透過する減衰の大きな微小強度の光を計測対象光とするため、これに適した新たな構造をもつ受皿の使用が望まれるが、上述したバケット式等のコンベア拘束型の受皿も、あるいはコンベア非拘束型のフリートレイ式の受皿についても、適当な構造のものが提案・開示されていない。また、特開平6−288903号、特開平7−253397号公報、特公平7−72712号公報は、透過光計測の方法を選別ラインに応用した提案をするが、これもフリートレイ式の受皿を使用した場合の受皿と光源、受光手段などの計測時の配置関係や、計測時のノイズの影響を低減するチョッピングと同期ロックイン増幅等の構成を説明しているにすぎない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、透過光を用いて農産物の内部品質を計測するのに適した受皿の構造、特に、減衰が大きい透過光をできるだけ効率よく検出することを可能とする一方で、走行・停止の切換え、走行方向の転向、振動、受皿同士の衝突などで衝撃を受け易く、このために転がり落ちが起き易い球塊状の農産物を安定に載置することができる受皿については、適当な提案が従来されていない。
【0008】
本発明者は、以上のような従来技術の下で、減衰が大きい透過光をできるだけ効率よく検出することで精度の高い内部品質の計測を行うことを実現しながら、高速で搬送される受皿上の農産物が転がり落ちるという問題、特にフリートレイ式の受皿は衝撃を受け易いために載置した農産物が転がり落ち易いという問題を効果的に解消することができる受皿を提供するために鋭意研究を進めて本発明をなすに至った。
【0009】
すなわち、本発明の目的の一つは、透過光検出のための望ましい構成として、外乱光の侵入を防ぐ遮光性をできるだけ高度に実現すると共に、透過光量の減衰を可及的に小さくするために農産物に対する入射側と透過光を検出する受光側をできるだけ接近させることができる受皿を提供するところにある。
【0010】
また本発明のもう一つの目的は、上記の光学的計測の望ましい構成に支障とならないことを条件としながら、載置した農産物の安定支持を実現させるようにするところにある。
【0011】
また、本発明の別の目的は、上記の各条件を満足しながら、大量に使用する受皿を低コストに提供できるようにするところにある。
【0012】
本発明の他の目的は、これらの受皿を用いて、農産物を効率よく選別仕分することができる選別装置を提供するところにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、上記特許請求の範囲の各請求項に記載した発明により達成される。
【0023】
請求項の農産物選別用の受皿の発明は、農産物選別用の受皿であって、その受皿本体の略中央部に設けられて垂直下方に農産物透過光を導くための透過光導出用の貫通穴と、この貫通穴の上端開口を囲むように設けられて、載置される農産物に環状に弾着接触して外乱光が上記貫通穴に漏光として侵入することを防ぐ遮光性を有すると共に、載置農産物の受座をなす筒形状に形成された弾性を有する受座手段と、前記受座手段を挟んで対向位置に設けられ、前記受皿本体の上端外縁から上方に延出した一対の対向壁と、前記受皿本体の上端外縁に沿った周方向で前記一対の対向壁の間に形成され、該一対の対向壁の対向方向である受皿搬送方向の側方から、載置される農産物に対し照明光を照射可能とする透光開口と、前記一対の対向壁から中央部側に向けて夫々延び、前記受座手段に載置された農産物の側面に対して弾着係合することにより該農産物を動かないように側方から支持する支持片と、を有することを特徴とする。
【0024】
この発明は、受皿が所定の搬送方向を向いて搬送されている状態で、受座手段に載置されている農産物に対して受皿搬送方向の側方から透光開口を通して確実に照明光を照射することが出来る。また、支持片は受皿搬送方向に沿って対向する対向壁から該受皿搬送方向に沿って延びているため、農産物に対する搬送方向における支持を確実に行える
【0025】
請求項の発明は、上記請求項の発明において、前記受皿本体の上部には、載置農産物の転落防止用の囲い部材が周方向に沿って設けられ、該囲い部材に前記透光開口が形成されていることを特徴とする。
この発明において囲い部材を有するように構成した理由は次のことによる。すなわち、農産物の透過光検出・計測に際しての外乱光の漏光の防止と、受皿への衝撃や振動の作用による転がり落ちの防止とは、必ずしも同時に満足する必要がないことに本発明者は注目して、透過光検出・計測の工程では受皿に衝撃等が作用しない状態とし、衝撃等が受皿に作用することがある位置では透過光の検出・計測を行わないようにすれば、受座上で農産物が揺動等して貫通穴に漏光が侵入しても透過光の検出を行わないのであるから問題なく、一方、農産物の転がり落ちが起こりそうな場合には上記囲い部材でこれを確実に防ぐようにしたのである。このような囲い部材としては、受皿本体の周縁部から例えば複数の細い支柱を上方に延出させて、リング状部材を該支柱の上端に固定する構成、受皿本体の周縁部に間欠的に転がり落ち防止のための支柱を上方に延出させた構成を例示することができ、この囲い部材に照明光源光を透過させる透光開口を形成している。
この囲い部材は、常時は農産物との間で隙間を空けて農産物が係合しない状態となるように構成されるので、外形寸法が一定でなく大きいものも小さいものも存在する農産物に対して支障なく用いることができる。なお、囲い部材の農産物が係合する部分の表面は弾性材料を用いてあるいは弾性部材を外装して形成することで、農産物に対する傷付けなどを防止できるようにすることが好ましい。
【0026】
この発明によれば、農産物との間の遮光性を重視して設計できる受座手段により外乱光の漏光を確実に防ぎつつ、農産物の転がり落ちは別の囲い部材で確実に防止でき、農産物透過光をその選別の情報の一つとする選別装置用の受皿として、透過光の農産物内部の光路長を短くすることができて、感度,精度の高い透過光量の検出・計測ができる。
【0029】
本願請求項の発明は、上記の各発明における受皿を、ベルトコンベア等の搬送手段に拘束せずに搬送させるいわゆるフリートレイ式の受皿としたことを特徴とする。
【0030】
上記構成において、フリートレイ式の受皿を拘束せずに搬送・走行させる搬送手段としては、ベルトコンベア,コロコンベアなどを代表的に挙げることができるが、これらに限定されるものではない。フリートレイ式の受皿は、上述した受皿と同様の構成を有するように構成することができる。
【0031】
この発明によれば、搬送手段に拘束されて搬送される受皿に比べて、非拘束型であるために搬送・転向・停止等の様々な慣性力や衝撃を受け易いフリートレイ式受皿において、その上に載せた農産物の転がり落ちを有効に防止することができる。
【0032】
本願請求項の農産物の選別装置の発明は、上記のいずれかの受皿と、農産物が載せられた該受皿を所定の経路に沿って搬送させる搬送手段と、この搬送手段の搬送経路の途中に設けられた農産物透過光の計測ステージと、該計測ステージで計測された透過光情報を処理情報の一つとして農産物の仕分区分を判定処理する仕分区分判定手段と、該仕分区分判定手段で判定された仕分区分結果に基づいて各農産物を該当する仕分区分に仕分けする仕分処理手段と、を有し、上記農産物透過光の計測ステージは、搬送手段で搬送される受皿上の農産物に対して透過光検出のための光源光を農産物の側方から照射する照明手段と、この光源光の照射により受皿の貫通穴から下方に導出される農産物透過光を検出する透過光検出手段とを備え、この透過光検出手段で検出した農産物を透過した光信号を上記透過光情報とすることを特徴とする。
【0033】
上記構成において、MPU(マイクロプロセッサユニット)等により構成される仕分区分判定手段において農産物の選別仕分区分を判定する情報としては、上記の透過光情報(糖度,熟度など)の他に、例えば外観撮像情報(色,傷,大きさなど)、重量などを合わせて用いることもできる。
【0034】
上記の仕分処理手段は、仕分区分別に排出された受皿上の農産物を所定の箱詰装置等に搬送するように設けられる。
【0035】
また農産物透過光の計測ステージは、一般的には、該ステージの搬送路上を停止することなく連続的に搬送される受皿に対して光源光を照射し、農産物を透過して下方に射出された透過光を該下方に配置した透過光検出手段で検出するように構成される。この場合、透過光検出手段の配置される搬送路下方側の空間は、外乱光の侵入を防止した暗室に設けておくことが好ましい。
【0036】
この発明によれば、遮光性の良好な受皿上に載せた農産物について高感度,高精度に検出した透過光情報を仕分判定の情報の一つとして用いることができ、しかも、農産物が受皿から転がり落ちることも確実に防止した安定した搬送を行うことができる。
【0037】
請求項の発明は、上記請求項の選別装置の発明において、上記請求項のフリートレイ式の受皿を用い、計測ステージには、照明光源から農産物に照明光が照射できる位置に上記受皿の透光開口の向きを制御して位置させる受皿の向き揃え手段を設けたことを特徴とする。
【0038】
上記の構成において、受皿の向き揃え手段としては、例えば、搬送路にその搬送方向に沿ったレールを設けると共に、受皿にこのレールに滑合する受入れ溝を設けて、これらのレールと受入れ溝の滑合で受皿の向き(透光開口の位置)を一定にする構成のものを例示することができるが、これに限定されるものではない。
【0039】
上記の発明によれば、向き揃え手段により受皿はその透光開口を搬送路の側方に向けた一定姿勢で搬送され、搬送路の側方に配置した照明光源光を該透光開口を通して受入れて農産物を照明することで、透過光が農産物を透過する光路を短くすることができる。
【0040】
請求項の発明は、上記請求項4または5の選別装置の発明において、請求項のフリートレイ式の受皿を用い、計測ステージには、透過光検出手段に対して、搬送される受皿を搬送方向と直交方向の所定位置に位置決めさせるための搬送整列手段を設けたことを特徴とする。
【0041】
この発明によれば、搬送整列手段により、受皿の搬送方向と直交方向の所定位置に受皿を正確に位置決めできるので、搬送路下方の透過光検出装置と受皿の貫通穴とを正確に正対対向させて感度,精度のよい透過光検出を行うことができる。また、農産物透過光を計測情報とする場合に、受皿はその透光開口を搬送路の側方に向けた一定姿勢で搬送されて搬送路の側方から照明光源光を該透光開口を通して確実にかつ光路を短く受入れることができると共に、搬送路上で受皿の搬送位置(受皿の搬送方向と直交方向の位置)が正確に精度よく位置決めされるので、透過光の受光光学系と受皿が精度よく正対できて、微小な農産物の透過光を感度高く検出することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、本発明の農産物の選別装置、及びこれに用いるフリートレイ式の受皿1を、図1〜図12に示す実施形態1に基づいて説明する。
【0045】
図1は本例の選別装置の全体概要を示した平面図、図2は仕分排出部から箱詰ステージの構成概要を示した平面図、図3は図1のA矢視図を示している。
【0046】
これらの図において、1は農産物の供給ステージであり、リターンコンベア101から空の受皿6が一列に供給される供給コンベア102上で、作業者Sが受皿6の上に農産物Pを一つづつ載せる作業を行うようになっている。103は農産物を多数収容したコンテナを作業者Sの作業位置に送り込むための主コンテナコンベアであり、104は作業者毎にコンテナを分配供給する分配コンテナコンベアである。
【0047】
2は計測ステージであり、供給コンベア102から計測搬送コンベア201に乗り移された農産物入り受皿6は、その計測搬送コンベア201の途中に設けられている透過光検出装置202に通され、透過光検出を行って内部品質に関する所定の情報を検出・計測し、図示しない仕分区分判定装置においてこの測定情報に基づき一つ一つの農産物の仕分区分を判定する。なお本例では、各受皿6には例えばバーコード等の識別標識を設けておき、透過光検出装置202の入口に配置したバーコードリーダ(図示せず)で読み取り、上記測定情報とリンクさせてこのバーコード情報を仕分区分判定装置に送ることで、後段の仕分ステージにおいてはその受皿6のバーコードを読み取るだけで仕分が行えるようにしている。なお、本例においては内部品質を計測する場合の例を示しているが、これと併せて外部品質を計測するように設けることも勿論でき、この場合には、外観撮像カメラを備えた外観撮像装置(いずれも図示せず)を計測搬送コンベア201の搬送路途中に設ければよい。
【0048】
3は仕分ステージであり、上記計測搬送コンベア201から乗り移されるように連設されている仕分コンベア301に対して、その搬送方向に沿って多数の仕分排出装置302が仕分区分別に配置されると共に、該仕分コンベア301の始端部側に設けたバーコードリーダ(図示せず)により受皿6のバーコードを読み取り、その上に載っている農産物の仕分区分に該当する仕分排出装置302に至ったときに該仕分排出装置302を作動させ、仕分コンベア301に対して直角な方向に分岐されている分岐コンベア303に農産物Pを受皿6ごと排出するようになっている。なお上記の仕分排出装置302は、例えば特開平6−278848号公報に記載の装置により構成でき、図2に示すように、周方向に等間隔で多数配列された電磁吸着部3022を有する回転テーブル3021と、固定位置の励磁手段3023及び励磁解除手段3024,3025とを備え、該当する仕分区分の農産物を載せた受皿6が仕分コンベア301で送られてきたときに励磁手段3023で電磁吸着部3022を励磁させ、例えば受皿6の底面に装着した環状鉄板を吸着して分岐コンベア303側に転向させ、励磁解除手段3024又は3025のいずれかで電磁吸着部3022の励磁を解除して、該受皿6を2列の通路に振り分ける様になっている。3034は、分岐コンベア303の終端部に設けたストッパであり、所定個数の受皿6が集積するまで待機コンベア401への受皿6の移動を停止させる。
【0049】
4は包装ステージであり、上記分岐コンベア302の終端部に連接して設けられた待機コンベア401(図2参照)に所定個数の受皿6を2列に整列させて集積し、箱詰装置402により待機状態の受皿6上の農産物を包装箱9に箱詰するようになっている。4011は通路隔壁である。農産物を取出した後の受皿6は、待機コンベア401をエアシリンダ装置(図示せず)の作動により傾動させてリターンコンベアに送出し、上述した供給ステージ1のリターンコンベア101を介して供給コンベア102に戻される。
【0050】
なお、上記の箱詰装置402には、既知の適宜のものを用いることができ、例えば、待機コンベア401上に2列で待機させた農産物Pを、6個一括に吊り上げ杆(図示せず)で吊り上げ、この吊り上げ杆を上下動及び水平移動により、箱詰待機位置から箱詰位置に移動させ、天面フラップを開いた段ボール製の包装箱9に挿入させるようにしたものなどを用いることができる。
【0051】
次に本例の受皿6について説明すると、この受皿6の詳細構造は図8〜図12に示され、受皿本体61は、不透明な剛性材料(合成樹脂材料)よりなり、囲い部材部分を除いて、全体として深さの浅い扁平な平面円形をなしている(図8参照)。そして中央には、下記する受座631及び上下方向の貫通穴632を有する筒状弾性体63と、この筒状弾性体63が組み付けられる支持弾性体62とを取り付ける内側筒壁611が形成されていると共に、上記囲い部材部分を形成する外側筒壁612が形成されている(図10,図11参照)。
【0052】
上記の支持弾性体62及び筒状弾性体63は、いずれも不透明な弾性材料で作られていて、互いに組み合うことで、上述した上下貫通穴632と、載置される農産物を支持する上端開口縁の受座631を形成する受座手段を構成する。なお本例の受座631は、上方に向かって径が広がる外側のリップ状シール部6311(631)と、内向きフランジ型のシール部6312(631)の同心2重円のシールにより、大きさの異なる農産物に対して外乱光が貫通穴632に漏光侵入しない良好な密着ができるようになっている。そして上記の支持弾性体62は、中央開口を有する皿状構造をなしていて、その外周縁621で受皿本体61の外側筒壁612に係合されると共に、内周縁の下側に設けた爪フランジ622が受皿本体61の内側筒壁611の内向き爪部6111と係合するように組み付けられる。また上記の筒状弾性体63は、下部の貫通穴632部分と上部の受座631部分の中間に形成された周状溝部633が、上記支持弾性体62の内周縁端部と嵌合して組み付けられるようになっている。
【0053】
また、本例の受皿6においては、受座631を挟んだ一対の位置に、受皿本体61の外側筒壁612から上方に延出した対向壁64,64が設けられていると共に、これらの対向壁64,64の周状の中間部には、照明光を外側から内側に通過させるための透光開口65,65が形成されている。また66は環状の囲い部材であり、上記対向壁64,64と透光開口65,65に設けられた支柱67,67に支持されていて、その表面に弾性カバー68が装着されることで、上記受座631に載置された農産物の万一の転がり落ちを防止するようになっている。
【0054】
69は、上記の一対の対向壁64,64にそれぞれ組み付けられた易弯曲性の弾性ひれ状片692を有する支持片部材であり、図11に示すように、部材本体ブロック691が受皿本体61の対向壁64に組み付け固定されると共に、本例では上下3枚の弾性ひれ状片692が中心方向に向かって延出されて、農産物を受座631に載置する際に図12に示すように変形して、載置した農産物の姿勢を安定させて支持できるようにしている。
【0055】
なお、613は後述する向き揃え装置のレールが滑合する水平方向の側面溝であり、本例では受皿本体の側面両側に一対に設けられている。また614は、上述した仕分排出装置302の電磁吸着部3022が磁気吸着するように受皿本体61の底部に設けられた環状鉄板である。
【0056】
次に、以上の構成をなす受皿6を用いて図1,図2の選別装置により農産物Pの選別処理を行う本例の各ステージでの受皿6の挙動を説明する。
【0057】
まず、リターンコンベア101から供給コンベア102に戻された空の受皿6に対して、供給ステージ1で作業者Sが農産物Pを載せた後、この農産物Pを載せた受皿6は、計測搬送コンベア201に乗り移って計測ステージを搬送されて透過光検出装置202に通される。
【0058】
図3は透過光検出装置202内を受皿6が通過する際の状態を示したものであり、受皿6は、下記する向き揃え装置7及び搬送整列装置8(図3には図示せず)を通過した後、遮光された暗室ボックス2022に導入され、照明ランプ2023により照明される。照明ランプ2023の配置は、図6,図9に示されるように搬送路の側方から受皿6の透光開口65を通して農産物を照明するようになっている。
【0059】
また、透過光検出装置202の暗室ボックス2022内には、搬送される受皿6上の農産物Pを上方から下方に押しつけて受座631の遮光シールをより確実にするための押え装置2024が設けられており、本例のこの押え装置2024は、多数隣接された押え片20241が受皿6の搬送速度と同期して無端回動するように設けられていると共に、透過光検出位置で該押え片20241がバネ力で農産物を下方に押すようになっている。これにより、農産物Pは受座631に強く押しつけられて確実なシール状態が確保され、外乱光の漏光が貫通穴632に侵入する虞が低減される。一方、透過光検出装置202の搬送面の下側には、透過光検出用の受光光学系の受光装置2025が、受皿本体61の貫通穴632が対向通過する位置に配置され、受座631の上に乗った農産物Pの内部を透過し、筒状弾性体63の内筒を通った透過光を検出できるように設けられている。なお、上記受光装置2025に透過光以外の光が混入しないように、上側の暗室ボックス2022と同様の下側暗室ボックス2026が設けられている。
【0060】
図4及び図5は受皿6の向き揃え装置7を示し、上記透過光検出装置202の上流側の位置に設けられている。本例のこの向き揃え装置7は、軸固定の転動コロコンベアを多数連接することで搬送路が構成されていて、一つの軸71にその軸方向に関し離間して二つのコロ72,73が組み付けられていると共に、下側の駆動ベルト74,75が圧接することでこれらのコロを駆動させるようになっていて、その回転速度は、図4の右側の短尺コロ72が速度v 、左側の長尺コロ73が速度v (>v )に設定されている。また上記の短尺コロ72の軸長は、上流側から搬送されてくる受皿6の直径よりも短い長さとされて該受皿6に回転を与えることができるようになっている。76は向き揃え装置のガイドレールであり、該短尺コロ72に沿った直線部761から斜行部762を経て長尺コロ73に沿った直線部763に渡るように、受皿6の上記側面溝613に滑合できる高さで沿設されている。このようにガイドレールを76を設けることで、略短尺コロ72上に乗る状態で上流から搬送されてきた受皿6は、長尺コロ73と短尺コロ72の速度差(v >v )により図4の矢印に示した垂直軸回りの回転が与えられる。また、側面溝613がガイドレール76に滑合した後は、該ガイドレール76に案内されて回転することなく搬送される。なお、77は図4に示すようにガイドレール76との間で受皿6の搬送通路を形成しながら該ガイドレールに沿った軌道に沿って図の矢印方向に速度v (>v >v )でベルト772を回転させるように設けられた回転ベルト装置であり、プーリ771により回転される該ベルト772の回転軌道は上記ガイドレール76の斜行部762の終端部7621においては間隔が狭くされていることで、受皿の側面溝613が未だガイドレール76に滑合してない場合にこれを強制的に強く回転させて該滑合を行わせるようになっている。
【0061】
このような構成の向き揃え装置により、搬送される受皿6の向き(姿勢)は、透光開口65を搬送路の横側に向けた姿勢で下流側に送出されることになる。
【0062】
図6及び図7は、上記向き揃え装置7の終端部から透過光検出装置202内を通って更に下流側位置まで沿設された搬送整列装置8を示し、本例のこの搬送整列装置8は、無端回動する左右一対のコンベアチェーン81のそれぞれに、上向きフランジ821付きのブラケット82を搬送方向に隙間なく連続するように組み付けて搬送装置を構成し、この左右一対のチェーンコンベア81を始端側の広幅の状態(図7参照)から徐々にその幅寸法を左右対称に縮閉して、左右の上向きフランジ82により受皿6を挾持する状態として透過光検出装置202内を通過させるようにしている。なお83はチェーンコンベア81を走行案内する軌道フレームである。
【0063】
このように構成された搬送整列装置8により、搬送される受皿6は、その向きを一定に揃えたままの状態で、搬送路の幅方向に関してズレのない一直線上を搬送されることになる。
【0064】
以上のように構成した向き揃え装置7、次いで搬送整列装置8によって透過光検出装置202を通るように搬送される受皿6は、その向きが透光開口65を側方に向けた状態で、かつ受光装置2025の上を芯ずれを招くことなく正確に正対して搬送されるので、透過光検出装置202において農産物の透過光を計測する際に、受皿6及び農産物Pの姿勢は常に安定して透過光検出の情報を測定する途中で姿勢が変わってしまうような虞れは全くなく、しかも、農産物Pは受皿6上で側方から照明ランプ2022により確実に照明され、農産物を透過した光を受皿6の貫通穴632を通して受光装置2025に確実に受光・検出させることができ、農産物内の透過光の光路長を短くした状態で、感度,精度のよい計測を実現することができる。
【0065】
これらの装置で得られた所定の測定情報は、上述したように、図示しないコンピュータ等からなる仕分区分判定装置に送られて農産物の仕分区分が判定され、この際、受皿6の標識(バーコード等)も合わせて仕分区分判定装置に送られて、ある特定の標識がついた受皿6に載っている農産物の仕分区分が決まり、次段の仕分ステージ3において、当該所定の仕分排出装置302に至った時点でその受皿6は分岐コンベア303に排出される。そして、これらの仕分排出等の工程において作用する受皿6の転向や停止等の際の衝撃等を受けても、農産物Pは受皿6の上で姿勢は安定し、振動や慣性で農産物Pが転がり落ちる虞れはほとんどないという効果が奏される。また、農産物の形状などによって起こり得る万一の転がり落ちの虞れを生じても、本例の受皿6は、弾性カバー68を装着した囲い部材66によってその転落を阻止することができるので、高速で処理を行っても農産物を傷める虞れがなく、処理効率を高めることができる。
【0066】
以上のように、本例の受皿6を用いることにより、農産物を傷めることなく搬送することができると共に、透過光検出の測定を精度よく行うことができ、しかもその処理速度を高速化することもできるという優れた利点が得られる。
【0067】
実施形態2
図13〜図15に示される本例の受皿16は、硬質合成樹脂などの剛性材料からなる受皿本体161が、底板部1611と、比較的高さの小さい外側筒壁部1612及び内側筒壁部1613とからなる平面円形の扁平な構造に設けられていて、上述実施形態1の受皿6における対向壁64,支柱67,囲い部材66を備ないこと、及び、上述した実施形態1の筒状弾性体63の周状溝部633が、実施形態1の支持弾性体63ではなく内側筒壁部1613の上端部に設けた内向きフランジ16131に嵌合するようにした構成においては異なるが、該筒状弾性体63は、貫通穴632を形成しかつ受座631(6311,6312)を形成している点で構造的に全く同一のものを適用している。
【0068】
本例の特徴は、受皿本体161の外側筒壁部1612の上端部16121に、内向き(若干斜め上向き)に延出された弾性材料からなる支持片1614を、該受皿の周方向に90°離間して隔設固定したところにある。
【0069】
この支持片1614は、その根元部16141が受皿本体161の外側筒壁部1612の上端部16121に接着等により固着され、かつ若干斜め上方向に内向きに延出された凹型の先端面16142をなしていて、受座631に載置された農産物Pの側面に係合して該農産物を安定支持させることができるようになっている。したがって、該支持片1614は、農産物Pに対する係合と該係合による農産物の安定支持を満足できる材質の材料を選択して構成され、必要に応じて、硬質の根元側部材と軟質の先端側部材の組みわせで当該支持片1614を形成することもできる。
【0070】
以上の様に構成された本例の受皿16によれば、平面扁平な受皿16に対してその上に載置された農産物Pを照明するための特別の構成は必要なく、単に、搬送路の側方に配置した照明ランプ2023で照明することで、上述した実施形態1と同様の農産物透過光の光路長の短い透過光情報の検出・計測を行うことができる。またこの例の受皿によれば、農産物の側方から照射する照明光を遮ぎるものはないから、向き揃え装置を設ける必要がないという利点も得られる。
【0071】
実施形態3
図16に示される本例の受皿26は、要するに、上記実施形態1における対向壁65及び支持片部材69を削除して、受座631(実施形態2と同じ)を有する筒状弾性体63を組み付ける受皿本体261と、実施形態1と同様に、受皿から上方に延出した支柱262の上端に一体化された囲い部材263とを有するように構成されたものであり、この受皿によっても、農産物の万一の転落防止は有効に防止できる。
【0072】
また、この例の受皿によれば、農産物の側方から照射する照明光を遮ぎるものはないから、向き揃え装置を設ける必要がないという利点も得られる。
【0073】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、外乱光の侵入を防ぐ遮光性を高度に実現でき、かつ農産物を透過する光路長を短くして、透過光量の減衰を小さくすることができる受皿を提供することができ、したがって透過光を用いた内部品質による感度,精度の高い農産物選別を実現することができると共に、載置した農産物の安定支持して転がり落ちを防ぐことができ、この受皿を用いて、農産物を効率よく選別仕分する選別装置を提供できるという効果が奏される他、以下の効果が得られる。
【0075】
請求項1に係る発明によれば、受皿が所定の搬送方向を向いて搬送されている状態で、受座手段に載置されている農産物に対して受皿搬送方向の側方から透光開口を通して確実に照明光を照射することが出来る。また、支持片は受皿搬送方向に沿って対向する対向壁から該受皿搬送方向に沿って延びているため、農産物に対する搬送方向における支持を確実に行える。
【0076】
請求項2の発明によれば、囲い部材により、農産物の万一の転がり落ちも防止できるので、選別仕分の際に受皿の転向や振動等による影響があっても転がり落ちを招くことがなく、特に高速で搬送を行う選別装置用に適している。
【0077】
請求項3に係る発明によれば、フリートレイ式の受皿が、搬送手段に拘束されて搬送される受皿に比べて、非拘束型であるために搬送・転向・停止等の様々な慣性力や衝撃を受け易く、その上に載せた農産物の転がり落ち易いという問題を有効に防止することができる。
【0078】
請求項4に係る発明によれば、農産物の仕分け選別の情報として、内部品質についての透過光情報を感度,精度よく検出できて、付加価値の高い仕分け選別を実現できる。
【0079】
請求項5に係る発明によれば、農産物を側方から照明するための透光開口を、搬送路の側方に配置される照明光原に対して確実に対向させられるという効果が奏される。
【0080】
請求項6に係る発明によれば、搬送路の下方に配置する透過光検出の受光光学系に対して、受皿の透過光を導出する貫通穴を芯ズレなく正対させることができるので、感度,精度のよい検出に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の選別装置の概要を示した平面図。
【図2】同実施形態1の仕分排出部から箱詰ステージの構成概要を示した平面図。
【図3】同実施形態1の計測ステージの概要を示した図1のA矢視図。
【図4】同実施形態1の向き揃え装置の平面図。
【図5】図4の向き揃え装置の縦断側面図。
【図6】同実施形態1の搬送整列装置の平面図。
【図7】図6の搬送整列装置の縦断側面図。
【図8】同実施形態1の受皿の斜視外観図。
【図9】図8の受皿の平面図。
【図10】図9のB−B線の縦断面図。
【図11】図9のC−C線の一部縦断面図。
【図12】図8の受皿に農産物を載置した状態を示した縦断面図。
【図13】実施形態2の受皿の斜視外観図。
【図14】図13の受皿の平面図。
【図15】図13の受皿に農産物を載置した状態を示した縦断面図。
【図16】実施形態3の受皿の斜視外観図。
【符号の説明】
1・・・供給ステージ
101・・・リターンコンベア
102・・・供給コンベア
103・・・主コンテナコンベア
104・・・分配コンテナコンベア
2・・・計測ステージ
201・・・計測搬送コンベア
202・・・透過光検出装置
2022・・・暗室ボックス
2023・・・照明ランプ
2024・・・押え装置
20241・・・押え片
2025・・・受光装置
2026・・・暗室ボックス
3・・・仕分ステージ
301・・・仕分コンベア
302・・・仕分排出装置
3021・・・回転テーブル
3022・・・電磁吸着部
3023・・・励磁手段
3024・・・励磁解除手段
3025・・・励磁解除手段
303・・・分岐コンベア
3034・・・ストッパ
4・・・包装ステージ
401・・・待機コンベア
4011・・・通路隔壁
402・・・箱詰装置
6・・・受皿
61・・・受皿本体
611・・・内側筒壁
6111・・・内向き爪部
612・・・外側筒壁
613・・・側面溝
614・・・環状鉄板
62・・・弾性筒体
621・・・外縁
622・・・爪フランジ
623・・・上端開孔縁
624・・・載置部
63・・・筒状弾性体
631・・・受座
6311・・・リップ状シール部
6312・・・フランジ型のシール部
632・・・貫通穴
633・・・周状溝部
64・・・対向壁
65・・・透光開口
66・・・囲い部材
67・・・支柱
68・・・弾性カバー
69・・・支持片部材
691・・・部材本体ブロック
692・・・弾性ひれ状片
7・・・向き揃え装置
71・・・軸
72・・・コロ(短尺コロ)
73・・・コロ(長尺コロ)
74,75・・・駆動ベルト
76・・・ガイドレール
761・・・直線部
762・・・斜行部
7621・・・終端部
763・・・直線部
77・・・回転ベルト装置
771・・・プーリ
772・・・ベルト
8・・・搬送整列装置
81・・・コンベアチェーン
82・・・ブラケット
821・・・上向きフランジ
83・・・軌道フレーム
9・・・包装箱
16・・・受皿
161・・・受皿本体
1611・・・底板部
1612・・・外側筒壁部
16121・・・上端部
1613・・・内側筒壁部
16131・・・内向きフランジ
1614・・・支持片
16141・・・根元部
16142・・・先端面
26・・・受皿
261・・・受皿本体
262・・・支柱
263・・・囲い部材

Claims (6)

  1. 農産物選別用の受皿であって、
    その受皿本体の略中央部に設けられて垂直下方に農産物透過光を導くための透過光導出用の貫通穴と、
    この貫通穴の上端開口を囲むように設けられて、載置される農産物に環状に弾着接触して外乱光が上記貫通穴に漏光として侵入することを防ぐ遮光性を有すると共に、載置農産物の受座をなす筒形状に形成された弾性を有する受座手段と、
    前記受座手段を挟んで対向位置に設けられ、前記受皿本体の上端外縁から上方に延出した一対の対向壁と、
    前記受皿本体の上端外縁に沿った周方向で前記一対の対向壁の間に形成され、該一対の対向壁の対向方向である受皿搬送方向の側方から、載置される農産物に対し照明光を照射可能とする透光開口と、
    前記一対の対向壁から中央部側に向けて夫々延び、前記受座手段に載置された農産物の側面に対して弾着係合することにより該農産物を動かないように側方から支持する支持片と、
    を有することを特徴とする農産物選別用の受皿。
  2. 前記受皿本体の上部には、載置農産物の転落防止用の囲い部材が周方向に沿って設けられ、該囲い部材に前記透光開口が形成されていることを特徴とする請求項に記載の農産物選別用の受皿。
  3. 請求項1又は2において、受皿は、搬送手段に拘束されずに搬送されるフリートレイであることを特徴とする農産物選別用の受皿。
  4. 請求項1ないしのいずれかの受皿と、
    農産物が載せられた該受皿を所定の経路に沿って搬送させる搬送手段と、
    この搬送手段の搬送経路の途中に設けられた農産物透過光の計測ステージと、
    該計測ステージで計測された透過光情報を処理情報の一つとして農産物の仕分区分を判定処理する仕分区分判定手段と、
    該仕分区分判定手段で判定された仕分区分結果に基づいて各農産物を該当する仕分区分に仕分けする仕分処理手段と、
    を有し、
    上記農産物透過光の計測ステージは、搬送手段で搬送される受皿上の農産物に対して透過光検出のための光源光を農産物の側方から照射する照明手段と、
    この光源光の照射により受皿の貫通穴から下方に導出される農産物透過光を検出する透過光検出手段とを備え、
    この透過光検出手段で検出した農産物を透過した光信号を上記透過光情報とすることを特徴とする農産物の選別装置。
  5. 請求項において、前記請求項に記載の受皿を用い、前記計測ステージには、照明光源から農産物に照明光が照射できる位置に上記受皿の透光開口の向きを制御して位置させる受皿の向き揃え手段を設けたことを特徴とする農産物の選別装置。
  6. 請求項またはにおいて、前記請求項に記載の受皿を用い、前記計測ステージには、透過光検出手段に対して、搬送される受皿を搬送方向と直交方向の所定位置に位置決めさせるための搬送整列手段を設けたことを特徴とする農産物の選別装置。
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