JP2001219129A - 物品計測装置 - Google Patents

物品計測装置

Info

Publication number
JP2001219129A
JP2001219129A JP2000029187A JP2000029187A JP2001219129A JP 2001219129 A JP2001219129 A JP 2001219129A JP 2000029187 A JP2000029187 A JP 2000029187A JP 2000029187 A JP2000029187 A JP 2000029187A JP 2001219129 A JP2001219129 A JP 2001219129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit
conveyor
vegetable
tray
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000029187A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ishii
徹 石井
Hisanori Miyata
久典 宮田
Yukimitsu Konishi
行満 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHII SANGYO
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Ishii Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHII SANGYO, Ishii Corp filed Critical ISHII SANGYO
Priority to JP2000029187A priority Critical patent/JP2001219129A/ja
Publication of JP2001219129A publication Critical patent/JP2001219129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の略全体を計測する作業が正確且つ確実に
行え、正確な計測情報が得られる物品計測装置を提供す
る。 【解決手段】供給コンベア2のバケット3に積載された
果菜物Aの表側周面を等階級計測装置22,23,24
で撮像後、回転装置35を駆動して、左右一対の保持体
36で保持した果菜物Aを周回コンベア4のトレイ5に
移載する途中に於て、果菜物Aの裏側周面を等階級計測
装置24で撮像し、果菜物Aを通過した透過光を糖酸度
計測装置25で受光する。左右一対の保持体36で保持
した果菜物Aを元の向きに回転復帰して、周回コンベア
4のトレイ5に積載した後、果菜物Aの重量を重量計測
装置26で計測する。計測装置22〜26による計測情
報に基づいて、トレイ5に積載された果菜物Aを項目別
(例えば等階級別、糖酸度別、重量別)に振分け処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば蜜柑、林
檎、柿、梨、桃、胡瓜、茄子、人参、長芋等の果菜物、
その他の農作物、魚介類、球技用ボール、食品、部品等
の物品の所定項目を計測するときに用いられる物品計測
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の果菜物を計測する装置と
しては、例えば図9に示すように、受皿70に載置され
た果菜物Aの上部周面と、鏡面体71により反射された
果菜物Aの側部周面とをカメラ72で撮像する。且つ、
果菜物Aを通過した透過光を受光器73で受光して、カ
メラ72で撮像した撮像情報と、受光器73で受光した
受光情報とに基づいて、果菜物Aの所定項目を計測する
装置(特開平10−146570号公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の装置
は、果菜物Aを、受皿70に載置した状態ままで計測す
るので、受皿70と接触する果菜物Aの下部周面(裏面
側)に、例えば変色、腐敗、キズ等があっても、カメラ
72により撮像することが不可能であり、正確な計測情
報が得られない。
【0004】且つ、鏡面体71及び受光器73に、果菜
物Aの表皮、油分、汁又は紙屑、塵埃、ゴミ等の異物が
付着しやすく、鏡面体71により反射される果菜物Aの
像が不鮮明となり、受光器73により受光される受光量
が減少するため、実際の等階級と、画像情報に基づいて
判定される等階級とに誤差が生じることがあり、所定項
目を正確に計測することが困難であるという問題点を有
している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、移載手段で保
持した物品を上流側コンベアから下流側コンベアに移載
する途中に於て、該物品の所定項目を計測手段により計
測することにより、物品の略全体を計測する作業が正確
且つ確実に行え、正確な計測情報が得られる物品計測装
置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品を搬送するコンベアを搬送路上の上流側と下流側と
に配設し、上記上流側コンベアと下流側コンベアとの間
に、該上流側コンベアに載置された物品を保持して、下
流側コンベアに積載する移載手段を設けると共に、上記
上流側コンベアから下流側コンベアに移載される物品の
所定項目を計測する計測手段を設けた物品計測装置であ
ることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記上流側及び又は下流側のコンベア
に、上記物品を所定間隔に隔てた状態に載置する載置部
を設け、上記移載手段に、上記載置部と略対応する間隔
に隔てて該載置部に載置された物品を保持する保持部を
設けた物品計測装置であることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記上流側コンベアと下流側コ
ンベアとの間を、上記移載手段により保持した物品の計
測が許容される間隔に隔てた物品計測装置であることを
特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の物品計測装置は、上流側コンベ
アに載置された物品を移載手段で保持して、上流側コン
ベアから下流側コンベアに移載する途中に於て、物品移
載手段で保持した物品の所定項目を計測手段により計測
する。移載手段で保持した物品を下流側コンベア上に移
動したとき、移載手段による保持を解除して、計測済み
の物品を下流側コンベアに移載する。
【0010】請求項2記載の物品計測装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、上流側コンベアの載置部に載
置された物品を、移載手段の保持部により所定間隔に隔
てた状態に保持したり、下流側コンベアの載置部に対し
て隔てた状態に移載する。
【0011】請求項3記載の物品計測装置は、上記請求
項1又は2記載の作用と併せて、移載手段により保持さ
れた物品を、所定間隔に隔てられた上流側コンベアと下
流側コンベアとの間に移動して計測手段で計測する。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、上流側コンベアから
下流側コンベアに移載する途中に於て、移載手段で保持
した物品の所定項目を計測手段により計測するので、従
来例のような受皿と接触する果菜物の下部周面も確実に
計測することができ、計測不可能な部分が殆ど無く、物
品の略全体を計測することができる。且つ、計測作業が
正確且つ確実に行えると共に、正確な計測情報が得られ
る。
【0013】しかも、物品を、移載手段により保持した
状態で計測するので、計測時の条件を一定に保つことが
できると共に、物品の向き及び高さ、位置が安定してい
るため、計測作業が公平且つ正確に行え、計測精度の向
上を図ることができる。
【0014】さらに、コンベアの載置部と、移載手段の
保持部とを所定間隔に隔てているので、上流側コンベア
の載置部に載置された物品を保持したり、下流側コンベ
アの載置部に物品を移載したりする作業が正確に行え
る。且つ、物品の間隔が一定しているので、物品を個々
に計測することができる。
【0015】さらにまた、上流側コンベアと下流側コン
ベアとの間に於て、移載手段により保持された物品を計
測手段で計測するので、コンベアにより計測が妨げられ
たりせず、物品を計測する作業が何等支承なく行える。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例として、果菜物の所定項目を
計測する作業に用いられる物品計測装置を示し、図1及
び図2に於いて、この物品計測装置10は、供給コンベ
ア2と周回コンベア4との間に設定した計測部bに配設
され、果菜物Aを、供給コンベア2のバケット3から周
回コンベア4のトレイ5に積載するときに所定項目を計
測する。
【0017】上述の供給コンベア2は、直列に配設した
コンベア4a,4bと略平行して搬送路上部に架設さ
れ、果菜物Aが積載されるバケット3…を、減速機付き
モータ(図示省略)により後述する周回コンベア4の送
りコンベア4b及び回転装置35の保持体36と略同期
する搬送速度で、送りコンベア4b上のトレイ5及び回
転装置35の保持体36と略対応する前後間隔に隔てて
周回移動する。
【0018】且つ、供給コンベア2の終端側下部に架設
した送りコンベア4bは、後述する左右一対の保持体3
6で保持した果菜物Aに対してトレイ5が所定間隔に隔
てられ、果菜物A全体の計測が許容される間隔に隔てて
架設すると共に、分離コンベア4aから供給される空の
トレイ5を、搬送路の低位側から高位側に向けて移送
し、供給コンベア2のバケット3と略水平となる高さに
搬送する。
【0019】前述の周回コンベア4は、コンベア4a,
4b,4c,4dで構成され、平面から見て略正方形
(又は略円形)に形成したフリーのトレイ5を、搬送路
上に設定した分離部aと、計測部bと、仕分け部cと、
整列部dと、箱詰め部eとに周回搬送する。また、上述
のトレイ5に代えて、例えば特願平11−272127
号の搬送体を用いてもよい。
【0020】分離コンベア4aは、分離機8により分離
されたトレイ5を複数列(例えば3列)に一旦整列し、
再び1列に整列して送りコンベア4bに供給する。
【0021】送りコンベア4bは、果菜物Aが積載され
たトレイ5を、所定のピッチ間隔で階級別に設定した仕
分け部cに搬送し、仕分け部cに配設した分配コンベア
4cに対して階級別に振分け供給する。
【0022】分配コンベア4cは、一つ又は複数の送り
コンベア4bから供給される同一階級のトレイ5を1列
に整列して、整列コンベア4dに供給する。
【0023】整列コンベア4dは、分配コンベア4cか
ら供給される同一階級のトレイ5を等級別(又は糖酸度
別)に振分け整列して、箱詰め部eに配設した箱詰め機
6に供給する。
【0024】回帰コンベア4eは、積載機7により上下
段に積重ねられたトレイ5を、分離部aに配設した分離
機8に供給する。
【0025】箱詰め機6は、箱詰め部eに整列された所
定数の果菜物Aを、例えば吸着子又はアーム等の保持手
段で保持して、製函工程から供給される箱体(図示省
略)に箱詰めする。この後、箱体を、封函工程を介して
次工程(例えば出荷工程又は保管工程等)に搬送する。
【0026】箱詰め機6後段に配設した積載機7は、空
のトレイ5を上下段に積重ねて回帰コンベア4eに供給
し、分離部aに配設した分離機8は、複数段積重ねられ
たトレイ5を上下分離して、分離コンベア4aに1段ず
つ分離供給する。
【0027】前述の物品計測装置10は、供給コンベア
2の終端側上部に設定した計測領域b1 から送りコンベ
ア4bの始端側上部(乗移り側)に設定した計測領域b
2 に至る搬送路上に設けられている。
【0028】光源21(例えばハロゲンランプ)を、領
域b1 ,b2 を囲繞する遮光室20内に配設して、バケ
ット3及びトレイ5に積載された果菜物Aと、後述する
回転装置35により表裏反転される果菜物Aとに光を照
射する。
【0029】また、バケット3又はトレイ5を透明又は
半透明に形成したり、トレイ5自体に受光孔を介して光
源21の光を果菜物Aに照射してもよく、光源21に代
わる他の照光手段として、例えば紫外線ランプや白熱電
球等を用いてもよい。
【0030】領域b1 上部に配設した等階級計測装置2
2と、両側部に配設(例えば果菜物Aを中心として斜め
前後)した四方の等階級計測装置23とは、図3にも示
すように、バケット3に積載した果菜物Aの表側周面
(上部及び側部)を撮像する。
【0031】領域b2 上部に配設した等階級計測装置2
4は、回転装置35により所定角度(略90度以上から
略270度以下の範囲)に回転された果菜物Aの裏側周
面を撮像する。
【0032】装置24後位の搬送路上部に配設した糖酸
度計測装置25は、回転装置35により表裏反転した果
菜物Aの裏面に遮光パッド35が密着されたとき、遮光
パッド35の受光孔35aを介して、果菜物Aを通過し
た透過光を受光する。また、装置22〜25はCCDカ
メラで構成しているが、例えばイメージセンサ、ビデオ
カメラ等を用いてもよい。
【0033】装置25後位の搬送路下部に配設した重量
計測装置26(例えばロードセル又は重量センサ)は、
果菜物Aを積載したトレイ5が通過するとき、果菜物A
及びトレイ5の総重量を搬送しながら計測する。また、
重量計測装置26を、等階級計測装置22の前位又は後
位に配設してもよい。且つ、トレイ5と接触する部分を
接触抵抗の小さい部材で被覆したり、ローラを軸支する
等してもよい。
【0034】領域b1 に配設した情報読取り装置27
は、装置22,23による計測と対応してバケット3の
番地を読取り、領域b2 に配設した情報読取り装置27
は、装置24,25,26による計測と対応してトレイ
5に付設した記録媒体(データキャリア)の個有又は任
意の情報を読取る。上述の計測情報は、トレイ5の情報
と対応させて後述する装置本体33(例えばパーソナル
コンピュータ)に記憶される。また、記録媒体(非接触
情報記録装置)に代わる情報記録手段として、例えばバ
ーコード又は磁気ストライプ等を用いてもよい。
【0035】装置26後位に配設した情報書込み装置2
8は、装置本体33に記憶された仕分け情報(例えば等
階級、糖酸度、重量、品種、生産者、番地等)を、トレ
イ5の記録媒体に書込む。
【0036】一方、仕分け部c直前に配設した情報読取
り装置29と、整列部d直前に配設した情報読取り装置
30とは、トレイ5から読取った情報を装置本体33に
出力する。装置本体33は、その読取り情報に基づい
て、仕分け部c直前の振分け装置31と、整列部d直前
の振分け装置32とを駆動する。
【0037】振分け装置31は、トレイ5を、判定と対
応する階級の分配コンベア4cに振分け供給し、振分け
装置32は、トレイ5を、整列コンベア4dに対して等
級別に振分け整列する。
【0038】上述の装置本体33は、領域b1 に於て読
取ったバケット3の番地と対応する果菜物Aが、装置2
4直下に移動するまで番地を計数し、その果菜物Aが装
置24直下に移動したとき、バケット3の番地と、領域
b2 に於て読取ったトレイ5の個有又は任意の情報と対
応させて記憶し、表裏両面の計測情報を一致させる。
【0039】且つ、装置22,23,24で撮像した果
菜物Aの画像情報と、予め記憶した等階級情報(例えば
色相、損傷、成熟度、大きさ、形状、高さ、幅、体積、
偏平度、腐り具合、浮き皮具合、規格外等)とを比較し
て、等階級を判定する。
【0040】且つ、装置25で受光した透過光の受光情
報と、予め記憶した糖酸度情報とを比較して、糖酸度を
判定する。同時に、装置26で計測した果菜物A及びト
レイ5の総重量から予め記憶したトレイ5の重量を減算
して、果菜物Aのみの重量を判定すると共に、総合した
判定情報と、トレイ5の個有又は任意の情報(例えば等
階級、糖酸度、重量等)とを対応させて装置本体33に
記憶する。
【0041】また、装置27〜30(非接触型通信装
置)に代わる他の書込み及び読取り手段として、例えば
バーコードリーダや磁気ヘッド等の非接触型読取り手段
を用いてもよい。さらに、トレイ5の他の振分け方法と
して、例えば番地又はタイムラグを計数したり、トレイ
5に付設した情報(例えば文字やエンボス、配色等)を
光学的読取り手段で読取る等してもよい。
【0042】前述の回転装置35は、図4、図5にも示
すように、例えば特願平11−367082号又は特願
平11−279291号の物品検査装置に備えられた回
転装置で構成され、供給コンベア2上の領域b1 から周
回コンベア4上の領域B2 に至る乗移り部分に配設して
いる。搬送路両側部の保持体36は、搬送路を中心とし
て左右対称に配設しているので、一方の保持体36の取
付け構造を図面に基づいて詳述する。
【0043】上述の保持体36は、該保持体36の背面
側中心部に固定した角形の支軸37を、筒状部材38の
中心部に対して回転可能に挿通して、搬送方向と略直交
する方向に対して進退移動可能に設けている。
【0044】筒状部材38は、供給コンベア2のバケッ
ト3及び送りコンベア4bのトレイ5と略対応する前後
間隔に隔てて、搬送路側部に張架した無端帯39,39
の間に架設され、搬送方向と略直交する方向に対して水
平移動可能に設けている。
【0045】無端帯39は、減速機付きモータ(図示省
略)により供給コンベア2及び送りコンベア4bと略同
期する速度で搬送方向に回転され、トレイ5に積載され
た果菜物A側面と対向して搬送方向に周回移動する。
【0046】且つ、筒状部材38の下部は、搬送路側部
に架設した支持レール40に係合され、走行路上に設定
した始端部fと、中間部gと、終端部hとに於て、保持
体36を、果菜物A側面と対向する方向に進退移動す
る。
【0047】保持体36は、始端部fに於て、果菜物A
側面に対して押圧される方向に移動され、中間部gに於
て、果菜物A側面に対して押圧した状態に維持され、終
端部hに於て、果菜物Aに対して離間される方向に移動
され、送りコンベア4bの側縁部よりも外側に退避され
る。
【0048】保持体36は、例えばコイルスプリング等
の弾性体により果菜物A側面に対して押圧される方向に
付勢され、その保持面には、例えばウレタンゴム又はス
ポンジゴム、シリコンゴム等の柔軟性を有する押圧部材
を装着している。
【0049】支軸37の両端部に固定した輪体41は、
搬送路上部に架設した前位側及び後位側のガイド部材4
2,43に当接され、保持体36を、例えば略90度、
略180度、略270度、略360度の順に回転する。
【0050】且つ、中間部bの搬送路上部には、遮光パ
ッド44を、保持体36,36により保持される果菜物
Aの上部周面(裏面側)と対向して搬送路上部に張架し
た無端帯45(例えばチェーンやベルト)に取付け、減
速機付きモータ(図示省略)により保持体36と略同期
する搬送速度で搬送方向に回転させ、保持体36,36
で所定角度(略180度)に回転(表裏反転)した果菜
物Aの上部周面(裏面側)に対して押圧しながら搬送方
向に周回移動する。
【0051】且つ、遮光パッド44は、例えば合成ゴ
ム、軟質樹脂等の柔軟性を有する部材で形成され、その
中心部には、果菜物Aを透過した透過光を導光するため
の受光孔44aを形成している。
【0052】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品計測装置10による果菜物Aの計測動作
を説明する。先ず、図1、図2、図3に示すように、供
給コンベア2のバケット3に積載された果菜物Aの表側
周面を、計測部bの計測領域b1 に設けた等階級計測装
置22,23で撮像し、その撮像情報と、情報読取り装
置27で読取ったバケット3の番地情報とを対応させて
装置本体33に記憶する。
【0053】次に、図4、図5に示すように、バケット
3に積載された大中小の果菜物Aを、回転装置35を構
成する左右一対の保持体36で保持して、保持体36の
回転中心を中心として表裏反転する。
【0054】且つ、左右一対の保持体36で保持した果
菜物Aをトレイ5に移載するまでに、果菜物Aの裏側周
面を等階級計測装置24で撮像し、果菜物A上面に遮光
パッド44を押圧して、果菜物Aを通過した透過光を糖
酸度計測装置25で受光すると共に、その撮像情報及び
受光情報を、情報読取り装置27で読取ったトレイ5の
情報と対応させて装置本体33に記憶する。
【0055】次に、左右一対の保持体36で保持した果
菜物Aを元の状態に回転して、果菜物Aを同一のトレイ
5に積載すると共に、果菜物A及びトレイ5の総重量を
重量計測装置26で計測し、その計測情報を、情報読取
り装置27で読取ったトレイ5の情報と対応させて装置
本体33に記憶する。
【0056】一方、装置本体33は、装置22,23,
24で撮像した画像情報と、装置25で受光した受光情
報と、装置26で計測した重量情報とに基づいて、等階
級と、糖酸度と、重量とを総合判定する。且つ、トレイ
5の記憶媒体に情報書込み装置28を対峙して、装置本
体33に記憶した仕分け情報を書込む。
【0057】次に、仕分け部c…に於て、情報読取り装
置29の読取り情報に基づいて、トレイ5を判定と対応
する分配コンベア4cに振分け供給し、判定と異なる場
合、次の仕分け部cに搬送する。続いて、情報読取り装
置30の読取り情報に基づいて、トレイ5を整列コンベ
ア4dに対して等級別に振分け整列する。さらに、トレ
イ5を糖酸度別に振分け整列してもよい。
【0058】次に、箱詰め機6を駆動して、等階級別に
整列された果菜物Aを箱詰め後、箱詰め済みの箱体は、
封函工程を介して次工程に搬送する。一方、空のトレイ
5は、回帰コンベア4eを介して分離部aに回帰搬送す
る。以下、上述と同様にして、果菜物Aの計測作業及び
仕分け作業を継続して行う。
【0059】以上のように、供給コンベア2のバケット
3から周回コンベア4のトレイ5に移載する途中に於
て、左右一対の保持体36で保持した果菜物Aの所定項
目を計測するので、従来例のような受皿70と接触する
果菜物Aの下部周面も確実に計測することができ、計測
不可能な部分が殆ど無く、果菜物Aの略全体を計測する
ことができる。且つ、果菜物Aを計測する作業が正確且
つ確実に行え、正確な計測情報が得られる。
【0060】しかも、果菜物Aを、左右一対の保持体3
6により保持した状態で計測するので、計測時の条件を
一定に保つことができると共に、果菜物Aの向き及び高
さ、位置が安定しているため、計測作業が公平且つ正確
に行え、計測精度の向上を図ることができる。
【0061】さらに、供給コンベア2のバケット3及び
周回コンベア4のトレイ5と、回転装置35の左右一対
の保持体36とを略同等となる間隔に隔てているので、
上流側のバケット3に積載された果菜物Aを保持した
り、下流側のトレイ5に果菜物Aを移載したりする作業
が正確に行える。且つ、果菜物Aの間隔が一定している
ので、果菜物Aを個々に計測することができる。
【0062】さらにまた、所定間隔に隔てられた供給コ
ンベア2と送りコンベア4bとの間に於て、左右一対の
保持体36で保持した果菜物Aを計測するので、コンベ
ア2,4bにより計測が妨げられず、計測作業が何等支
承なく行える。
【0063】図6は、果菜物Aを、略水平となる高さに
架設した供給コンベア2のバケット3から周回コンベア
4のトレイ5に移載する他の例を示し、供給コンベア2
を、送りコンベア4bの直線部分に対して略真っ直ぐと
なる状態に近接して配設し、供給コンベア2のバケット
3に積載された果菜物Aを、回転装置35を構成する左
右一対の保持体36で保持して、送りコンベア4bによ
り搬送されるトレイ5に積載するので、上述の実施例と
略同等の作用効果を奏することができる。また、供給コ
ンベア2を、周回コンベア4に対して直交又は並列に配
設してもよい。
【0064】図7は、果菜物Aを、供給コンベア46の
トレイ5から周回コンベア4のトレイ5に移載するとき
に計測する物品計測装置10の他の例を示し、領域b1
に於て、供給コンベア46のトレイ5に積載された果菜
物Aの等階級を表面側から計測し、回転装置35を駆動
して、左右一対の保持体36で保持した果菜物Aを表裏
反転しながら周回コンベア4のトレイ5上方に移動す
る。
【0065】一方、果菜物Aが取除かれた空のトレイ5
は、供給コンベア46下部に配設した回帰コンベア47
に放出して前工程にリターンする。
【0066】領域b2 に於て、左右一対の保持体36で
保持した果菜物Aの等階級及び糖酸度を裏面側から計測
し、果菜物Aを元の向きに回転復帰して、周回コンベア
4のトレイ5に積載した後、果菜物Aの重量を計測する
ので、上述の実施例と略同等の作用効果を奏することが
できる。
【0067】図8は、果菜物Aを、供給コンベア48の
支持ローラ49から周回コンベア4のトレイ5に移載す
るときに計測する物品計測装置10のその他の例を示
し、領域b1 に於て、供給コンベア48(例えば特許第
2824046号)の支持ローラ49に積載された果菜
物Aの等階級を表面側から計測し、回転装置35を駆動
して、左右一対の保持体36で保持した果菜物Aを表裏
反転しながら周回コンベア4のトレイ5上方に移動す
る。
【0068】領域b2 に於て、左右一対の保持体36で
保持した果菜物Aの等階級及び糖酸度を裏面側から計測
し、果菜物Aを元の向きに回転復帰して、周回コンベア
4のトレイ5に積載した後、果菜物Aの重量を計測する
ので、上述の実施例と略同等の作用効果を奏することが
できる。
【0069】また、図中仮想線で示すように、領域b1
下部に配設した抵抗付与ベルト50の回転力により支持
ローラ49を回転させ、その支持ローラ49上に積載さ
れた果菜物Aを表裏反転して、その果菜物Aの裏面側を
等階級計測装置24で撮像してもよい。
【0070】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、上流側コンベアは、供給コンベア2,
46,48に対応し、下流側コンベアは、周回コンベア
4及び送りコンベア4bに対応し、載置部は、バケット
3と、トレイ5と、支持ローラ49とに対応し、保持部
は、保持体36に対応し、計測手段は、等階級計測装置
22,23,24と、糖酸度計測装置25と、重量計測
装置26とに対応し、移載手段は、回転装置35及び左
右一対の保持体36と、吸着子や保持アームとに対応す
るも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
【0071】上述の実施例の物品計測装置10は、例え
ばチェーンコンベアやベルトコンベア等のコンベアに積
載された果菜物Aを、周回コンベア4のトレイ5に移載
する作業にも用いることができる。
【0072】また、上述の表裏反転方法に代わる他の計
測方法として、例えば左右一対の保持体36で保持した
果菜物Aの裏側周面を、等階級計測装置24により斜め
下方から撮像したり、鏡面体(例えばガラス製又は金属
製の鏡、鏡面仕上げした板等)で反射させた像を等階級
計測装置24で撮像する等して、果菜物の表裏両面を撮
像してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品計測装置の配置状態を示す平面図。
【図2】 果菜物の表裏計測動作及び移載動作を示す側
面図。
【図3】 果菜物の表側計測動作を示す平面図。
【図4】 果菜物の表裏反転動作及び移載動作を示す平
面図。
【図5】 左右一対の保持体による果菜物の保持状態を
示す正面図。
【図6】 略水平に架設したコンベアに移載する他の例
を示す平面図。
【図7】 トレイからトレイに移載するその他の例を示
す側面図。
【図8】 支持ローラからトレイに移載するその他の例
を示す側面図。
【図9】 従来例の計測装置による計測状態を示す正面
図。
【符号の説明】
A…果菜物 1…物品計測装置 2…供給コンベア 3…バケット 4…周回コンベア 4b…送りコンベア 5…トレイ 10…物品計測装置 22,23,24…等階級計測装置 25…糖酸度計測装置 26…重量計測装置 33…装置本体 35…回転装置 36…保持体 46,48…供給コンベア 47…回帰コンベア 49…支持ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 行満 愛媛県松山市高岡町66番地 石井工業株式 会社内 Fターム(参考) 3F079 AC21 AC23 CA06 CA19 CA20 CA21 CA23 CA27 CA29 CA32 CA34 CA42 CB12 CB25 CB26 CB30 CB34 CC05 DA12 DA16 DA18 DA21 DA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を搬送するコンベアを搬送路上の上流
    側と下流側とに配設し、上記上流側コンベアと下流側コ
    ンベアとの間に、該上流側コンベアに載置された物品を
    保持して、下流側コンベアに積載する移載手段を設ける
    と共に、上記上流側コンベアから下流側コンベアに移載
    される物品の所定項目を計測する計測手段を設けた物品
    計測装置。
  2. 【請求項2】上記上流側及び又は下流側のコンベアに、
    上記物品を所定間隔に隔てた状態に載置する載置部を設
    け、上記移載手段に、上記載置部と略対応する間隔に隔
    てて該載置部に載置された物品を保持する保持部を設け
    た請求項1記載の物品計測装置。
  3. 【請求項3】上記上流側コンベアと下流側コンベアとの
    間を、上記移載手段により保持した物品の計測が許容さ
    れる間隔に隔てた請求項1又は2記載の物品計測装置。
JP2000029187A 2000-02-07 2000-02-07 物品計測装置 Pending JP2001219129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029187A JP2001219129A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 物品計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029187A JP2001219129A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 物品計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001219129A true JP2001219129A (ja) 2001-08-14

Family

ID=18554485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029187A Pending JP2001219129A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 物品計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001219129A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103168707A (zh) * 2011-12-21 2013-06-26 郑经伟 洗蛋检测机
ITUB20152968A1 (it) * 2015-08-06 2017-02-06 Unitec Spa Gruppo, e procedimento, di trattamento di prodotti ortofrutticoli.
JP2018205999A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 サクラシステムプランニング株式会社 医療用器材のデータ登録装置及び医療用器材の自動識別システム
CN111604276A (zh) * 2020-06-30 2020-09-01 西安工业大学 多用途水果大小分拣机

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103168707A (zh) * 2011-12-21 2013-06-26 郑经伟 洗蛋检测机
ITUB20152968A1 (it) * 2015-08-06 2017-02-06 Unitec Spa Gruppo, e procedimento, di trattamento di prodotti ortofrutticoli.
WO2017021421A1 (en) * 2015-08-06 2017-02-09 Unitec S.P.A. Assembly, and method, for processing fruit and vegetable products
US10549318B2 (en) 2015-08-06 2020-02-04 Unitec S.P.A. Assembly, and method, for processing fruit and vegetable products
JP2018205999A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 サクラシステムプランニング株式会社 医療用器材のデータ登録装置及び医療用器材の自動識別システム
CN111604276A (zh) * 2020-06-30 2020-09-01 西安工业大学 多用途水果大小分拣机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6094187A (ja) 果物類の高速処理方法及び装置
JP6493836B2 (ja) 選果システム
JP2001219129A (ja) 物品計測装置
JP2003081223A (ja) 物品計測移載装置
JP3510431B2 (ja) 農産物選別機用の受皿及びこれを用いた選別装置
JP4471642B2 (ja) 被測定物処理装置
JP2001269628A (ja) 物品回転装置
JP3704255B2 (ja) 農産物選別用の計測装置
JP2001259535A (ja) 物品回転計測装置
JP2001139131A (ja) 物品載置体
JP2007313470A (ja) フリーバケット式選別装置
JP2005185993A (ja) トラッキング情報処理装置
JP3716141B2 (ja) 農産物選別用の計測装置
JP2001334216A (ja) 物品計測装置
JPH08225144A (ja) 鍵盤型搬送装置
JP2001179185A (ja) 物品仕分け装置
JP2001199525A (ja) 物品計測装置
JP2002114369A (ja) 物品搬送装置
JPH03256814A (ja) 果菜物整列箱詰装置
JP3813026B2 (ja) 農産物の選別装置
JPH08175647A (ja) 搬送物選別装置
JP2001163443A (ja) 払出し装置
JP2002126656A (ja) 物品計測装置
JP6742647B2 (ja) 果菜載せ体及び果菜自動選別装置
JP2001340814A (ja) 物品仕分け装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002