JP2001163443A - 払出し装置 - Google Patents

払出し装置

Info

Publication number
JP2001163443A
JP2001163443A JP35611899A JP35611899A JP2001163443A JP 2001163443 A JP2001163443 A JP 2001163443A JP 35611899 A JP35611899 A JP 35611899A JP 35611899 A JP35611899 A JP 35611899A JP 2001163443 A JP2001163443 A JP 2001163443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispensing
conveyor
carrier
fruit
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35611899A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ishii
徹 石井
Hisanori Miyata
久典 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHII SANGYO
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Ishii Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHII SANGYO, Ishii Corp filed Critical ISHII SANGYO
Priority to JP35611899A priority Critical patent/JP2001163443A/ja
Publication of JP2001163443A publication Critical patent/JP2001163443A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Conveying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の向き及び位置を変位させることなく、特
定の搬送体のみを払出しする払出し装置を提供する。 【解決手段】検査部bに於て、搬送体2に載置された果
菜物Aを、検査装置7のカメラ22,23,24で撮像
して、判定装置25により果菜物Aの所定項目を判定す
る。同時、記録体28の個有データを通信器26で読取
り、判定データと個有データとを対応させて記憶する。
仕分け部cに於て、記録体28の個有データを通信器2
7で読取り、その個有データと予め記憶した判定データ
とを判定装置25で比較する。判定と対応する仕分け部
cに果菜物Aが搬送されたとき、払出し装置8の払出し
体41を搬送方向に周回移動させながら搬送体2に当接
して、搬送体2を、仕分け部cの分配コンベア5に対し
て払出し供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば果菜物、
球技用ボール、食品、部品等の物品が載置された搬送体
を搬送路側部に払出しする作業に用いられる払出し装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の搬送体を払出しする装置と
しては、例えば図10に示すように、プッシャ52を、
搬送コンベア50により搬送されるトレイ51に当接し
たり、また、図11に示すように、振分け板53を、搬
送コンベア50により搬送されるトレイ51に当接する
等して、果菜物Aが載置された特定のトレイ51を、搬
送コンベア50の側部に配設した分配コンベア54に払
出しする装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特定のトレイ
51のみを払出しする場合、プッシャー52又は振分け
板53が後続のトレイ51に当接したり、その搬送を妨
げたりするのを防止するため、プッシャー52又は振分
け板53を、特定のトレイ51に対して瞬間的に当接し
なければならない。
【0004】且つ、搬送コンベア50の搬送速度が速く
なるほど、払出しに要する時間が短くなるので、プッシ
ャー52又は振分け板53を当接したときに付与される
衝撃が大きく、トレイ51に載置された果菜物Aの向き
及び位置が変位することがあるので、定姿勢に保持して
搬送することが困難である。
【0005】また、トレイ51を、搬送コンベア50に
対して鋭角度(略直角)に払出しするので、搬送時の慣
性により、果菜物Aがトレイ51から脱落することがあ
り、商品価値が損なわれるという問題点を有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、払出し体を搬
送方向に移動させながら搬送体に当接し、該搬送体をコ
ンベア側部の払出し部に向けて移動することにより、物
品の向き及び位置が変位したり、脱落させることなく、
特定の搬送体のみを払出しすることができる払出し装置
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品が載置された搬送体を、該搬送体を搬送するコンベ
ア側部の払出し部に対して払出しする装置であって、上
記払出し部に、上記コンベアにより搬送される搬送体の
側面と対向して払出し体を設けると共に、上記払出し体
に、該払出し体を搬送体の側面と対向させて搬送方向に
移動する移動手段と、該払出し体を搬送体に対して当接
が回避される待機位置と、該搬送体が払出し部に払出し
される払出し位置とに移動する進退手段とを設けた払出
し装置であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記移動手段を、上記払出し体を上記
コンベアにより搬送される搬送体と対向する間隔に隔て
て複数設けると共に、該コンベアの搬送速度と略同期し
て搬送方向に対して周回移動可能に設けて構成した払出
し装置であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記コンベア上に、上記搬送体に載置
された物品の所定項目を検査する検査手段を設け、上記
検査手段後段に、上記払出し部を複数設けると共に、上
記各払出し部に、上記検査手段による判定に基づいて、
上記搬送体を払出しする払出し体を設けた払出し装置で
あることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記払出し体の当接面に、上記
搬送体の側面と対向して緩衝部材を装着した払出し装置
であることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の払出し装置は、移動手段を駆動
して、払出し体を、コンベアにより搬送される搬送体の
側面と対向して搬送方向に移動させながら、その搬送体
の側面に当接して弧を描くようにして払出し方向に向け
て移動させ、物品が載置された搬送体をコンベア側部の
払出し部に払出しする。
【0012】請求項2記載の払出し装置は、上記請求項
1記載の作用と併せて、複数の払出し体を、コンベアに
より搬送される搬送体の側面と対向して搬送方向に周回
移動させ、多数の搬送体を順次払出しする。
【0013】請求項3記載の払出し装置は、上記請求項
1記載の作用と併せて、検査手段による判定に基づい
て、その判定と対応する搬送体に払出し体を当接し、複
数の払出し部に対して項目別に払出しする。
【0014】請求項4記載の払出し装置は、上記請求項
1又は2記載の作用と併せて、払出し体を搬送体に当接
したときに生じる衝撃を緩衝部材で吸収及び緩和する。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、払出し体を、搬送方
向に移動させながら搬送体に当接するので、搬送体が弧
を描くようにして、コンベア側部の払出し部に向けて移
動され、搬送体に付与される衝撃が小さくなると共に、
物品の向き及び位置が変位したり、脱落したりするのを
防止することができ、特定の搬送体のみを確実に払出し
することができる。且つ、物品を定姿勢に保持したまま
払出しするので、例えば所定数の物品を箱詰めする作業
等の後処理が容易に行える。
【0016】しかも、複数の払出し体を、搬送体と対向
する間隔に隔てて周回移動するので、多数の搬送体を払
出しする作業が連続して行え、作業の能率アップを図る
ことができる。
【0017】さらに、検査手段による判定に基づいて、
物品が載置された搬送体を複数の払出し部に対して項目
別に払出しするので、例えば果菜物等の物品を項目別に
仕分けする作業が正確且つ確実に行える。
【0018】さらにまた、払出し体を搬送体に当接した
ときに生じる衝撃を緩衝部材により吸収及び緩和するの
で、物品に付与される衝撃が軽減され、商品価値が損な
われるのを防止することができる。
【0019】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例として、果菜物が載置された
搬送体を項目別に仕分けする物品仕分け装置に備えられ
た払出し装置を示し、図1に於いて、この物品仕分け装
置1に備えられた払出し装置8は、送りコンベア4上に
設定した仕分け部c…の一側部(左側)に配設され、送
りコンベア4により搬送される搬送体2…を、後述する
検査装置7による判定に基づいて、仕分け部cの他側部
(右側)に配設した分配コンベア5に対して所定の項目
別に払出し供給する。
【0020】搬送路上には、供給コンベア3と、送りコ
ンベア4と、分配コンベア5と、回帰コンベア6とが順
に配設され、搬送体2を、搬送路上に設定した供給部a
と、検査部bと、仕分け部cと、箱詰め部dとに周回搬
送する。実施例では、コンベア3,4,5,6を、例え
ばスラストコンベアとベルトコンベア等で構成している
が、チェーンコンベア又はローラコンベア等の搬送手段
で構成してもよい。
【0021】上述の搬送体2は、例えばフリーのトレイ
又はカップ等の搬送体で構成され、平面から見て略正方
形(又は略円形)で、且つ、略球状を有する果菜物A
(例えば蜜柑)が安定した状態に載置される大きさ及び
形状に形成している。また、果菜物Aに代わる他の物品
として、例えば林檎、西瓜、トマト、メロン、梨、柿、
桃、茄子、胡瓜、芋等の物品を載置してもよい、前述の
供給部aに配設した供給コンベア3…は、送りコンベア
4の送り側端部と回帰コンベア6の回帰側端部との間に
対して並列に接続され、供給コンベア3に供給される搬
送体2には、荷受けコンベア7により供給される果菜物
Aを作業者Bの手で1個ずつ積載し、果菜物Aが積載さ
れた搬送体2は、再び合流して送りコンベア4に供給す
る。また、果菜物Aを、例えば吸着子やパッド等の保持
手段で保持して機械的に載置したり、荷受けコンベア7
から供給コンベア3…に直接供給してもよい。
【0022】前述の供給部aから仕分け部cに配設した
送りコンベア4は、例えば規制突起や規制板等の規制部
を搬送面上に設けて、搬送体2を、規制部により所定の
位置及び間隔に規制すると共に、搬送方向に対して所定
間隔に隔てて搬送する。また、前後に当接又は所定間隔
に近接して搬送してもよい。
【0023】前述の検査部bに配設した検査装置7は、
図2に示すように、遮光室20を、搬送路上に設定した
第1及び第2検査領域に配設し、遮光室20内に配設し
た光源21(例えばハロゲンランプ)は、搬送体2に載
置された果菜物Aの外周面に光を照射する。
【0024】且つ、第1検査領域の搬送路上部(略真
上)に配設したカメラ22と、搬送路側部(果菜物Aを
中心として斜め前後)に配設したカメラ23…とは、果
菜物Aの外周面を撮像したり、外周面に照射された光を
受光する。
【0025】且つ、第2検査領域の搬送路上部(略真
上)に配設したカメラ24…は、後述する回転装置29
で果菜物Aを任意角度に回転(例えば表裏反転)したと
き、果菜物Aの外周面を撮像したり、後述する遮光部材
32に形成した受光窓(図示省略)を介して、果菜物A
を通過した光を受光する。
【0026】上述のカメラ22,23,24(例えばC
CDアレイ)に接続した判定装置25は、カメラ22,
23,24で撮像した画像データと、予め装置に記憶し
た等階級データとを比較して、所定の項目(例えば糖
度、酸度、成熟度、傷、腐り、長さ、色、外径、形状、
高さ、幅、体積、偏平度、腐り具合、浮き皮具合、規格
外等の等階級)を検査及び判定する。
【0027】また、光源21に代わる他の照光手段とし
て、例えば紫外線ランプ、白熱電球等を用いてもよく、
また、カメラ22,23,24に代わる他の光学的検知
手段として、例えばイメージセンサ、ビデオカメラ等を
用いてもよい。
【0028】一方、第1及び第2検査領域の搬送路側部
に配設した通信器26は、搬送体2に付設した記録体2
8に対峙されたとき、記録体28に記録された搬送体2
毎の個有データを読取り、判定装置25により判定され
た果菜物Aの判定データと、搬送体2の個有データとを
対応させてアドレスに記憶する。また、相互のデータ
を、記録体28に対して書込み及び読取り可能に記録し
てもよい。
【0029】仕分け部cの搬送路側部に設けた通信器2
7は、搬送体2に付設した記録体28に対峙されたと
き、記録体28のデータ(搬送体2の個有データ又は果
菜物Aの判定データ)を読取り、その読取りデータを判
定装置25に出力する。
【0030】判定装置25は、通信器27が出力するデ
ータと、アドレスに記憶したデータとを比較して、判定
と対応する果菜物Aが、予め設定した仕分け部cに搬送
されたとき、後述する払出し装置8の払出し体41を突
出動作して、搬送体2を、仕分け部cの分配コンベア5
に対して払出し供給する。判定と異なる仕分け部cに搬
送された場合、払出し体41を突出せずに周回移動す
る。
【0031】また、通信器26,27(例えば電磁誘導
通信機)に代わる他の通信手段として、例えば光通信
機、電波通信機等を用いてもよく、さらにまた、記録体
28(例えばIDタグ)に代わる非接触情報記録装置と
して、例えばバーコード、磁気カード、半導体素子等を
用いてもよい。
【0032】他の仕分け方法として、例えば記録体28
に番地データを記録したり、判定と対応する仕分け部c
に搬送体2が移動するまでの番地又はタイムラグを計数
したり、識別体(例えば文字、エンボス、配色等)に光
学的読取り器(例えばCCDアレイ、光電センサ等)を
接触又は非接触状態に対峙させてデータを読み取る等し
てもよい。
【0033】上述の回転装置29は、左右一対の保持体
30を、搬送路両側部に張架した周回チェーン31の全
長に対して所定間隔に隔てて取付けると共に、果菜物A
が保持される閉方向と、その保持が解除される開方向と
に拡縮可能に設けている。
【0034】且つ、周回チェーン31を、減速機付きモ
ータ(図示省略)により送りコンベア4の搬送速度と略
同期して搬送方向に回転させ、搬送体2に載置された果
菜物Aを左右一対の保持体30で保持すると共に、保持
体30,30で保持した果菜物Aを、例えば略90度、
略180度、略270度等の任意角度に回転する。
【0035】且つ、遮光部材32を、搬送路上部に張架
した周回チェーン33の全長に対して所定間隔に隔てて
取付けると共に、周回チェーン33を、減速機付きモー
タ(図示省略)により保持体30の周回速度と略同期し
て搬送方向に回転させ、左右一対の保持体30で保持し
た果菜物Aの上部周面に対して押圧する。
【0036】前述の仕分け部cに配設した払出し装置8
は、図3、図4にも示すように、払出しシリンダ40
を、送りコンベア4の搬送面よりも上位であって、送り
コンベア4の左側縁部に沿って搬送路側部に張架したチ
ェーン43,43の間に架設すると共に、チェーン43
の全長に対して、送りコンベア4により搬送される搬送
体2の左側面と対向する間隔に隔てて取付けている。ま
た、分配コンベア5と払出し装置8とを左右逆に配設し
たり、或いは、払出し装置8を送りコンベア4上部に配
設してもよい。
【0037】且つ、板状又は棒状の払出し体41を、搬
送体2の左側面と対向して、払出しシリンダ40のロッ
ド端部に固定している。払出しシリンダ40は、図5、
図6にも示すように、検査装置7による判定に基づい
て、払出し体41を、送りコンベア4に対して略直交す
る方向に水平移動させ、送りコンベア4により搬送され
る搬送体2に対して当接が回避される待機位置と、分配
コンベア5に対して搬送体2が払出しされる払出し位置
とに前後移動する。また、払出しシリンダ40(エアー
シリンダ)に代わる移動手段として、例えばソレノイド
や油圧式シリンダ、ネジ送り機構、カム機構等を用いて
もよい。
【0038】且つ、チェーン43は、始端部と終端部と
に軸支したスプロケット39の間に張架され、終端側上
部に配設した減速機付きモータ44(例えばパルスモー
タ)は、スプロケット45,45及び駆動チェーン46
を介して、チェーン43を搬送方向に回転すると共に、
払出し体41を、送りコンベア4により搬送される搬送
体2の左側面と対向して、送りコンベア4の搬送速度と
略同期して搬送方向に周回移動する。また、払出し体4
1を、送りコンベア4の左側縁部よりも外側に退避さ
せ、搬送面よりも下方に降下させて周回移動してもよ
い。
【0039】上述の払出し体41は、図7に示すよう
に、平面から見て略四角形(例えば正方形)を有する搬
送体2の側面と略対応して平面形状に形成され、搬送体
2の側面に対して面待遇で押圧又は当接される。
【0040】また、平面から見て略円形を有する搬送体
2を用いる場合、図8に示すように、払出し体41を、
略円形を有する搬送体2の側面と略対応して曲面形状に
形成してもよい。且つ、払出し体41の当接面には、例
えばウレタンゴム又はスポンジゴム等の材質で形成した
押圧パッド42を装着している。
【0041】押圧パッド42は、搬送体2に押圧又は当
接したときに生じる衝撃を吸収及び緩和すると共に、当
接部分に生じる接触抵抗により、搬送体2の払出し方向
及び払出し位置を規制する。
【0042】前述の箱詰め部dに配設した箱詰め装置9
は、所定数の搬送体2…を、分配コンベア5上に設定し
た吸着位置に搬送停止したとき、搬送体2に載置された
果菜物Aを、例えば吸気ブロワ又は真空ポンプ等の負圧
発生手段に接続された吸着子(図示省略)で吸着保持し
て、箱搬入コンベア10により供給される上面開放形態
の箱体(図示省略)に箱詰めする。箱詰め済みの箱体
は、箱搬出コンベア11により次工程(例えば封函工
程)に搬送される。
【0043】箱搬入コンベア10は、公知の自動製函機
により上面開放形態に製函された箱体を箱詰め装置9に
供給する。箱搬出コンベア11は、箱詰め済みの箱体を
公知の自動封函機に供給し、封函済みの箱体を、例えば
出荷工程又は保管工程等の次工程に供給する。
【0044】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品仕分け装置1に備えられた払出し装置8
による払出し動作を説明する。先ず、供給部aの供給コ
ンベア3に振分けられた搬送体2に、荷受けコンベア7
により供給される果菜物Aを1個ずつ積載し、果菜物A
が積載された搬送体2を合流して、送りコンベア4によ
り検査部bに搬送する。
【0045】次に、図2に示すように、検査部bの第1
検査領域に搬送される果菜物Aの表面側を検査装置7の
カメラ22,23で撮像した後、第2検査領域に搬送さ
れる果菜物Aを、回転装置29の保持体30,30で保
持して回転(例えば表裏反転)させ、果菜物Aの裏面側
をカメラ24で撮像したり、果菜物Aを通過した光をカ
メラ24で受光する。
【0046】且つ、判定装置25によりカメラ22,2
3,24で撮像した画像データと、予め装置に記憶した
等階級データとを比較して、搬送体2に載置された果菜
物Aの所定項目を検査及び判定する。
【0047】同時に、第1及び第2検査領域に配設した
通信器26を、搬送体2に付設した記録体28に対峙し
て、カメラ22,23,24による受光及び撮像に対応
して、記録体28に記録した搬送体2の個有データを読
取り、判定装置25により判定された果菜物Aの判定デ
ータと、搬送体2の個有データとを対応させてアドレス
に記憶する。
【0048】次に、搬送体2が仕分け部c…搬送された
とき、仕分け部cに配設した通信器27を、搬送体2に
付設した記録体28に対峙して、搬送体2の個有データ
を読取り、その読取りデータを判定装置25に出力す
る。
【0049】判定装置25は、通信器27が出力する個
有データと、個有データ別に記憶した判定データとを比
較して、判定と対応する果菜物Aが、項目別に設定した
仕分け部cに搬送されたとき、図4、図5に示すよう
に、払出し装置8の払出し体41を搬送方向に周回移動
させながら、判定と対応する搬送体2の側面に対して当
接される方向に突出する。なお、判定と異なる果菜物A
が搬送された場合、払出し体41を突出せずに周回移動
させる。
【0050】払出し体41は、搬送体2の左側面に当接
され、搬送体2が弧を描くようにして、送りコンベア4
に対して直交する方向に水平移動される。同時に、仕分
け部cの分配コンベア5に向けて払出し、払出し時に付
与される衝撃を軽減する。
【0051】払出し後に於て、図6に示すように、払出
し体41を搬送方向に周回移動させながら、初期位置に
後退復帰させる。以下、同様にして、判定装置25によ
る判定に基づいて、果菜物Aが載置された搬送体2を、
項目別に設定した仕分け部cの分配コンベア5に払出
し、規格外の果菜物Aが載置された搬送体2と、過剰分
の搬送体2とは、仕分け部c後段の回収路上に於いて回
収する。
【0052】次に、所定数の搬送体2…が箱詰め部dに
搬送されたとき、箱詰め装置9を駆動して、搬送体2に
載置された果菜物Aを吸着子(図示省略)で吸着保持
し、箱搬入コンベア10により供給される箱体(図示省
略)に箱詰めする。箱詰め済みの箱体は、箱搬出コンベ
ア11により次工程(例えば封函工程)に搬送し、空の
搬送体2は、回帰コンベア6により供給部aに回帰搬送
する。
【0053】以上のように、判定装置25による判定に
基づいて、特定の払出し体41を搬送方向に周回移動さ
せながら、判定と対応する搬送体2に当接するので、搬
送体2が弧を描くようにして、送りコンベア4側部の分
配コンベア5に向けて移動され、搬送体2に付与される
衝撃が小さくなると共に、果菜物Aの向き及び位置が変
位したり、脱落したりするのを防止することができ、特
定の搬送体2のみを確実に払出しすることができる。
【0054】且つ、果菜物Aが載置された搬送体2を、
分配コンベア5…に対して項目別に払出し供給するの
で、果菜物Aを項目別に仕分けする作業が正確且つ確実
に行えると共に、果菜物Aを定姿勢に保持したまま払出
しするので、箱詰め装置9により所定数の果菜物Aを箱
詰めする作業が容易に行える。
【0055】しかも、払出し体41…を、送りコンベア
4により搬送される搬送体2と対向する間隔に隔てて周
回移動するので、多数の搬送体2を払出しする作業が連
続して行え、作業の能率アップを図ることができる。
【0056】さらに、払出し体41を搬送体2に当接し
たときに生じる衝撃を押圧パッド42により吸収及び緩
和するので、果菜物Aに付与される衝撃が軽減され、商
品価値が損なわれるのを防止することができる。且つ、
押圧パッド42の接触抵抗により、搬送体2の払出し方
向及び払出し位置を規制する。
【0057】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、払出し部は、仕分け部cと、分配コン
ベア5とに対応し、移動手段は、チェーン43と、モー
タ44と、スプロケット45と、駆動チェーン46とに
対応し、進退手段は、払出しシリンダ40に対応する
が、移動手段と進退手段とを、例えばソレノイドや油圧
式シリンダ、ネジ送り機構、チェーン送り機構、カム機
構等で構成してもよい。
【0058】検査手段は、検査装置7及びカメラ22,
23,24と、判定装置25とに対応するも、この発明
は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【0059】上述の実施例では、果菜物Aを、搬送体2
の上面側中央部に載置して搬送するが、例えば図9に示
すように、搬送体2の上面側中央部に設けた載置台2a
を降下して、放射状に枢着した複数の保持爪2bを閉方
向(図中実線で示す)に回動させ、保持爪2b…により
果菜物Aを定姿勢に保持して搬送してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品仕分け装置に備えられた払出し装置の配
置状態を示す平面図。
【図2】 検査装置による検査動作を示す側面図。
【図3】 払出し装置を構成する払出し体の周回動作を
示す側面図。
【図4】 払出し体による搬送体の払出し動作を示す側
面図。
【図5】 払出し体の突出動作を示す平面図。
【図6】 払出し体の復帰動作を示す平面図。
【図7】 払出し体を略四角形の搬送体に当接した状態
を示す平面図。
【図8】 払出し体を略円形の搬送体に当接した状態を
示す平面図。
【図9】 搬送体の他の例を示す側面図。
【図10】 第1従来例のプッシャーによる払出し動作
を示す平面図。
【図11】 第2従来例の振分け板による払出し動作を
示す平面図。
【符号の説明】
A…果菜物 b…検査部 c…仕分け部 1…物品仕分け装置 2…搬送体 2b…保持アーム 4…送りコンベア 5…分配コンベア 7…検査装置 8…払出し装置 22,23,24…カメラ 25…判定装置 26,27…通信器 28…記録体 40…払出しシリンダ 41…払出し体 42…押圧パッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品が載置された搬送体を、該搬送体を搬
    送するコンベア側部の払出し部に対して払出しする装置
    であって、上記払出し部に、上記コンベアにより搬送さ
    れる搬送体の側面と対向して払出し体を設けると共に、
    上記払出し体に、該払出し体を搬送体の側面と対向させ
    て搬送方向に移動する移動手段と、該払出し体を搬送体
    に対して当接が回避される待機位置と、該搬送体が払出
    し部に払出しされる払出し位置とに移動する進退手段と
    を設けた払出し装置。
  2. 【請求項2】上記移動手段を、上記払出し体を上記コン
    ベアにより搬送される搬送体と対向する間隔に隔てて複
    数設けると共に、該コンベアの搬送速度と略同期して搬
    送方向に対して周回移動可能に設けて構成した請求項1
    記載の払出し装置。
  3. 【請求項3】上記コンベア上に、上記搬送体に載置され
    た物品の所定項目を検査する検査手段を設け、上記検査
    手段後段に、上記払出し部を複数設けると共に、上記各
    払出し部に、上記検査手段による判定に基づいて、上記
    搬送体を払出しする払出し体を設けた請求項1記載の払
    出し装置。
  4. 【請求項4】上記払出し体の当接面に、上記搬送体の側
    面と対向して緩衝部材を装着した請求項1又は2記載の
    払出し装置。
JP35611899A 1999-12-15 1999-12-15 払出し装置 Pending JP2001163443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35611899A JP2001163443A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 払出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35611899A JP2001163443A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 払出し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001163443A true JP2001163443A (ja) 2001-06-19

Family

ID=18447431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35611899A Pending JP2001163443A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 払出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001163443A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535456A (ja) * 2004-04-29 2007-12-06 スパン テック エルエルシー マトリックス型仕分けシステム
CN102285529A (zh) * 2011-08-15 2011-12-21 西北农林科技大学 一种多通道果蔬分选机均匀进料及单列排序装置
CN110668172A (zh) * 2019-09-21 2020-01-10 江阴新基电子设备有限公司 一种高速电镀线上料翻转机构
JP7520320B2 (ja) 2020-08-31 2024-07-23 近江度量衡株式会社 プッシャ、及び仕分装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535456A (ja) * 2004-04-29 2007-12-06 スパン テック エルエルシー マトリックス型仕分けシステム
US8113334B2 (en) 2004-04-29 2012-02-14 Span Tech Llc Matrix sorter system
CN102285529A (zh) * 2011-08-15 2011-12-21 西北农林科技大学 一种多通道果蔬分选机均匀进料及单列排序装置
CN110668172A (zh) * 2019-09-21 2020-01-10 江阴新基电子设备有限公司 一种高速电镀线上料翻转机构
JP7520320B2 (ja) 2020-08-31 2024-07-23 近江度量衡株式会社 プッシャ、及び仕分装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7171991B2 (ja) 物品情報取得機構、位置調整機構、物品情報取得および位置調整機構
JP2007014925A (ja) 農産物選別装置
JP2003081223A (ja) 物品計測移載装置
JP2001163443A (ja) 払出し装置
JP4155455B2 (ja) 物品の移載装置
JP4471642B2 (ja) 被測定物処理装置
JP2007313470A (ja) フリーバケット式選別装置
JP4190270B2 (ja) 物品供給装置
JP2005185993A (ja) トラッキング情報処理装置
JPH03256814A (ja) 果菜物整列箱詰装置
JP2001139131A (ja) 物品載置体
JP2001219129A (ja) 物品計測装置
JPH08225144A (ja) 鍵盤型搬送装置
JP2001004342A (ja) 農産物選別用の計測装置
JP2001259535A (ja) 物品回転計測装置
JP3706402B2 (ja) 長物野菜の箱詰装置
JPS6322321A (ja) 果実のパック詰め装置
JP2001354203A (ja) 青果物の箱詰め装置
JP2003237933A (ja) 物品仕分けシステム
JP2002114369A (ja) 物品搬送装置
JP2004167421A (ja) 物品仕分けシステム
JP2001199525A (ja) 物品計測装置
JP2001179185A (ja) 物品仕分け装置
JP2001240005A (ja) 物品箱詰め装置
JP4124439B2 (ja) 移載残り処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100302