JP2001004342A - 農産物選別用の計測装置 - Google Patents

農産物選別用の計測装置

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JP2001004342A
JP2001004342A JP11174589A JP17458999A JP2001004342A JP 2001004342 A JP2001004342 A JP 2001004342A JP 11174589 A JP11174589 A JP 11174589A JP 17458999 A JP17458999 A JP 17458999A JP 2001004342 A JP2001004342 A JP 2001004342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】農産物の全周全域を良好に撮像できて高精度な
外観計測が可能になると共に、計測装置の構成を簡略化
し得る農産物選別用の計測装置を提供する。 【解決手段】農産物の上面側を取上位置で保持して所定
の高さで移載位置まで移送する移送装置と、該移送装置
による農産物の移送途中に農産物の下面及び対向する一
対の側面の三画面を計測する下面等撮像装置と、移送装
置の上流側もしくは下流側に配置され農産物の上面及び
前記側面間に位置する他の対向する側面の三画面を測定
する上面等撮像装置と、を備えたことを特徴とする。前
記取上位置及び移載位置が第1のコンベア装置及び第2
のコンベア装置上に形成されると共に、該第1のコンベ
ア装置と第2のコンベア装置の一方に上面等撮像装置と
農産物を90度水平回転させる回転装置を設け、第1の
コンベア装置と第2のコンベア装置間の略中間位置に下
面等撮像装置を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農産物を選別する
ために移送路の移送途中においてその外観を計測するこ
とができる農産物選別用の計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農産物の選別の際には、農産物を
できるだけ傷めないでかつ農産物の外観をできるだけ広
範囲に亘って正確に計測することが求められており、こ
の種の計測には、カメラの撮像画面を使用した各種計測
装置が提案されている。その代表的なものとしては、例
えば、特許第2737741号公報、特開平2−198
309号公報及び特開平10−250826号公報に開
示されている。
【0003】先ず、特許第2737741号公報に開示
の塊状青果物の搬送装置(計測装置Aという)は、2基
の供給コンベアの間の間隙部に青果物用下面計測器を配
置し、供給コンベアの上方位置に設けた走行チェーン側
の数本の挟持腕杆の抱え屈曲部で前後の供給コンベア上
の青果物の下部両側を挟持把持し、前記間隙部の通過で
青果物の底面を下面計測器で測定すると共に、下面以外
の外観を前工程で撮像しこれと下面計測値とを総合する
ようにしたものである。
【0004】また、特開平2−198309号公報に開
示の物品の外観計測検査装置(計測装置Bという)は、
小幅の搬送素子を、その長手方向を搬送方向と直交する
方向に指向させると共に、搬送方向に物品よりもやや狭
い隙間を有して多数配置し、1台のセンサカメラと多数
のミラーとを組み合わせた撮像装置によって、各搬送素
子に跨って載置搬送される物品の下面を各搬送素子間の
隙間下方から撮像すると共に、上面及び側面を計測する
ようにしたものである。
【0005】さらに、特開平10−250826号公報
に開示の果菜物回転装置(計測装置Cという)は、仕分
けコンベアの回転体間に載置された果菜物の表側周面及
び左右周面を第1の撮像用カメラで撮像した後に、前後
回転機で果菜物を180度表裏反転させると共に水平回
転機で90度水平回転させて、果菜物の表裏周面及び前
後周面を第2の撮像用カメラで撮像するようにしたもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、計測装
置Aにあっては、数本の挟持腕杆の抱え屈曲部で青果物
の下部両側を挟持するので、供給コンベア間の間隙部に
配置した撮像装置では、農産物の限られた下面(挟持腕
杆で挟持された部分は撮像できない)しか計測すること
ができないという問題点があった。また、農産物の上面
や側面等の外観は前工程に配置した他の撮像装置によっ
て計測する必要があるため、カメラの台数が増えて計測
装置の構成が複雑化し易く、かつコスト高になるという
問題点があった。
【0007】さらに、1台のカメラで農産物の下面を除
く他の5画面(上面と周囲4側面)の像を撮り込むこと
が考えられるが、この場合の計測装置の撮像装置には、
前記農産物の下面を撮像したカメラと同じ構造のライン
センサカメラが一般的に使用されることから、一方のラ
インセンサカメラが下面の1画面の像を取り込み、他方
のラインセンサカメラが上面と周囲4面の5画面の像を
取り込むことになる。その結果、5画面の像を撮り込ん
だラインセンサの両端部付近にレンズの収差の影響によ
り歪みが発生し易くその補正が必要になったり、2台の
ラインセンサカメラの使用状態における制御がバランス
良く行われ難くなる等、計測装置の構成が複雑化するこ
とになり、また、同一条件の計測が難しいため計測精度
の点でも劣ることになる。
【0008】また、計測装置Bにあっては、小幅の搬送
素子の隙間の下方から該搬送素子上に載せられた農産物
の下面を撮像することができるため、搬送素子と農産物
の接触面を小さくすれば計測視野が拡大するし、また、
ゴミ等を強制的に下方に落とし込む構成でないことか
ら、農産物下面の撮像時にゴミ等の落下付着を極力防止
することができ、かつ農産物を転動させないため、比較
的精度良い農産物の外観計測を行うことができる。
【0009】しかし、小幅の搬送素子に載せられた部分
(影となる部分)を撮像することができないという根本
的な課題を有しており、この課題をできるだけ改善する
ために、搬送素子の幅を極力狭くすることも考えられる
が、この場合は農産物を載置して搬送する際に、農産物
が揺れる等して安定性に欠けることになって、かえって
計測精度が劣ることになる。したがって、この計測装置
Bにあっては、上記の根本的な課題を解決することが困
難で、結果として高精度な外観計測が難しいという問題
点があった。
【0010】また、計測装置Cにあっては、回転体上の
ミカン等の青果物を前後回転機で略180度表裏反転さ
せ、水平回転機で水平方向に略90度回転させる方式で
あるため、青果物の大きさや形状(外周の大きさ)等に
よってはその回転範囲が変わり、確実に回転できずに計
測できない部分が生じる等、計測装置Bと同様に高精度
な外観計測が難しいという問題点があった。また、転が
りや回転によって青果物に傷みが発生したり、仕分けの
ためのシフトに狂いが生じる場合があると共に、外観計
測のためのカメラの数が多くなって計測装置自体がコス
ト高になり易いという問題点もあった。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、農産物
の全周全域を良好に撮像できて高精度な外観計測が可能
になると共に、計測装置の構成を簡略化し得る農産物選
別用の計測装置を提供することにある。また、請求項2
記載の発明の目的は、請求項1記載の発明の目的に加
え、より高精度な計測が可能になると共に計測装置の構
成をより簡略化し得る農産物選別用の計測装置を提供
し、請求項3記載の発明の目的は、請求項2記載の発明
の目的に加え、下面等撮像装置へのゴミ等の落下付着を
防止できてより高精度な外観計測が可能になると共に、
設置スペースの有効活用を図り得る農産物選別用の計測
装置を提供することにある。また、請求項4記載の発明
の目的は、請求項2または3記載の発明の目的に加え、
トレイの有効活用を図り得る農産物選別用の計測装置を
提供し、請求項5記載の発明の目的は、請求項4記載の
発明の目的に加え、使用目的に応じた最適なトレイを使
用できて外観をより高精度に計測し得る農産物選別用の
計測装置を提供することにある。また、請求項6記載の
発明の目的は、請求項1ないし5記載の発明の目的に加
え、移送装置を効率的に運用し得る農産物選別用の計測
装置を提供することにある。また、請求項7記載の発明
の目的は、請求項1ないし6記載の発明の目的に加え、
撮像装置の構成を簡略化して計測装置の低コスト化を図
り得る農産物選別用の計測装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、農産物の上面
側を取上位置で保持して所定の高さで移載位置まで移送
する移送装置と、該移送装置による農産物の移送途中に
農産物の下面及び対向する一対の側面の三画面を計測す
る下面等撮像装置と、移送装置の上流側もしくは下流側
に配置され農産物の上面及び前記側面間に位置する他の
対向する側面の三画面を測定する上面等撮像装置と、を
備えたことを特徴とする。
【0013】このように構成することにより、取上位置
に位置する農産物は、移送装置によってその上面側が保
持されて所定の高さで移載位置まで移送される。この移
送装置による移送途中の農産物は、その下面と側面が露
出状態となり、下面及び対向する側面の三面の外観が下
面等撮像装置によって撮像される。また、農産物の上面
と前記側面以外の他の対向する側面は、移送装置の上流
側もしくは下流側に配置された上面等撮像装置によって
撮像される。これにより、下面等撮像装置で農産物の下
面全域が高精度に計測されると共に、両撮像装置でそれ
ぞれ三画面が撮像されることから、各撮像装置に同一の
カメラを使用した場合であっても、各カメラによって高
精度な撮像が可能になると共に、各カメラの制御が簡単
になる等、計測装置の構成の簡略化が図れる。
【0014】また、請求項2記載の発明は、取上位置が
第1のコンベア装置上に形成され移載位置が第2のコン
ベア装置上に形成されると共に、該第1のコンベア装置
と第2のコンベア装置の一方に上面等撮像装置と農産物
を90度水平回転させる回転装置を設け、第1のコンベ
ア装置と第2のコンベア装置間の略中間位置に下面等撮
像装置を配置したことを特徴とする。
【0015】このように構成することにより、第1のコ
ンベア装置で搬送されてくる農産物は、例えば第1のコ
ンベア装置に設けた上面等撮像装置で上面と対向する一
方の側面が計測され、この計測された農産物が回転装置
で90度回転された状態で取上位置に供給される。そし
て、この取上位置の農産物は、移送装置で保持されて持
ち上げられ、第2のコンベア装置上の移載位置まで移送
され、この移送途中おいて、第1のコンベア装置と第2
のコンベア装置間の略中間位置に配置された下面等撮像
装置でその下面側と対向する他方の側面が計測される。
これにより、農産物の下面を計測するために移送装置上
で農産物を回転させたり転動させる必要がなくなり、農
産物を取り上げたままの状態で計測できその外観がより
高精度に計測されると共に、第1のコンベア装置と第2
のコンベア装置間に移送装置を配置するだけで良く、計
測装置の構成のより簡略化が図れる。
【0016】また、請求項3記載の発明は、第1のコン
ベア装置の取上位置と第2のコンベア装置の移載位置に
おける搬送方向が略並行に設定されると共に、移送装置
の移送方向が取上位置から移載位置に向けて円周方向に
設定されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、略並行に配置された第1のコンベア装置と
第2のコンベア装置の各位置における搬送方向と、移送
装置による農産物の移送方向が異なることから、例えば
第1のコンベア装置上の農産物に付着したゴミ等が、そ
のまま移送装置による移送方向まで引きづられることが
少なくなり、下面等撮像装置へのゴミ等の落下付着を防
止できて、外観計測がより高精度に行えると共に、両コ
ンベア装置間に移送装置が配置されることから、両装置
間の設置スペースの有効活用が図れる。
【0017】また、請求項4記載の発明は、第1のコン
ベア装置と第2のコンベア装置が、その各トレイが循環
する循環式コンベアで形成されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、各コンベア装置の
トレイがそれぞれ循環することから、各コンベア装置が
より少ない数のトレイで効率的に運用される。
【0018】また、請求項5記載の発明は、トレイの農
産物載置面の形態が第1のコンベア装置と第2のコンベ
ア装置で異なることを特徴とする。このように構成する
ことにより、例えば第1のコンベア装置には農産物の内
部を計測し得る形態のトレイを使用し、第2のコンベア
装置には単なる搬送用のトレイを使用する等、使用目的
に応じたトレイを容易に採用できる。
【0019】また、請求項6記載の発明は、移送装置に
よって移送された農産物の移載位置のトレイ上への移載
が不可能な際に、該農産物を所定位置で受け取る受取手
段が設けられていることを特徴とする。このように構成
することにより、例えば移載位置にトレイが供給されな
い等の事態が生じた場合であっても、移送装置で移載位
置まで移送された農産物を受取手段で受け取ることがで
きることから、移送装置を停止させる必要がなくなり、
その効率的な運用が可能になる。
【0020】また、請求項7記載の発明は、下面等撮像
装置と上面等撮像装置が上下逆にして用いられているこ
とを特徴とする。このように構成することにより、下面
等撮像装置と上面等撮像装置を略同一の構成とすること
ができて、撮像装置の構成が簡略化(共通化)され、計
測装置の低コストが図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発
明に係わる農産物選別用の計測装置の一実施例を示し、
図1が該計測装置を使用した選別装置の平面図、図2が
その移送装置部分を拡大した平面図、図3がその正面
図、図4が同その側面図、図5が上面計測装置の正面
図、図6が計測方法の一例を示す説明図である。
【0022】図1において、選別装置1は、搬入された
農産物Wをトイレ5a上に載置して搬送する循環式の複
数条(図では2条)の第1のコンベア装置2と、この第
1のコンベア装置2のトレイ5a上の農産物Wを、トレ
イ5aの形状とは異なるトレイ5b上に移載して仕分け
部に搬送する循環式の第2のコンベア装置3と、第1の
コンベア装置2と第2のコンベア装置3との間にそれぞ
れ配置された移送装置4等で構成されている。
【0023】前記第1のコンベア装置2は、供給コンベ
ア7から搬送供給され作業者Mによってトレイ5a上に
載置された農産物Wを搬送する2列の搬送コンベア8
a、8bと、この2列の搬送コンベア8a、8bの下流
側が合流部で合流されてその上流側に接続された搬送コ
ンベア9と、この搬送コンベア9の最下流側及び前記合
流部の下流側の空トレイ排出装置10部分にそれぞれ接
続され、空のトレイ5aを搬送する空トレイ搬送コンベ
ア11a、11bを有している。
【0024】そして、空トレイ搬送コンベア11a、1
1bの下流側が、例えば分岐部を介して前記搬送コンベ
ア8a、8bの上流側にそれぞれ接続されることによっ
て、第1のコンベア装置2が循環式に形成されている。
また、搬送コンベア9の空トレイ排出装置10の下流側
には、トレイ5a上に載置されている農産物W内に光を
透過して、その内部品質を計測する内部品質検査装置1
2がそれぞれ配置され、この内部品質検査装置12の下
流側には、後述する如く、トレイ5a上の農産物Wの上
面と一方の対向する側面(左右側面)を計測する上面計
測装置13がそれぞれ配置されている。
【0025】一方、前記第2のコンベア装置3は、第1
のコンベア装置2の各搬送コンベア9の直線部9aに対
応してそれぞれ配置された搬送コンベア14と、この搬
送コンベア14の下流側が合流部で合流されてその上流
側に接続された選別コンベア6と、この選別コンベア6
の仕分け区分に対応してそれぞれ接続され農産物Wをプ
ールするプールコンベア15と、このプールコンベア1
5に接続されると共にその下流側が前記搬送コンベア1
4にそれぞれ接続された空トレイ搬送コンベア16を有
している。そして、空トレイ搬送コンベア16の下流側
が、前記搬送コンベア14の上流側にそれぞれ接続され
ることによって、第2のコンベア装置3が循環式に形成
されている。
【0026】なお、プールコンベア15は、選別コンベ
ア6と略直交する方向に農産物Wの仕分け区分に対応し
て複数列接続され、このプールコンベア15と選別コン
ベア6との接続部には、仕分け判定済みの農産物Wが載
置されたトレイ5bを、所定の仕分け区分に対応したプ
ールコンベア15上に排出する排出装置20がそれぞれ
配置されている。また、各仕分け区分に対応した各プー
ルコンベア15の最下流側には、例えばトレイパック積
載部や箱詰ロボット等を有する箱詰装置17がそれぞれ
配置されている。
【0027】なお、第1のコンベア装置2の搬送コンベ
ア8a、8bと搬送コンベア9は、搬送コンベア8a、
8bの搬送速度が1.75個/秒に、搬送コンベア9の
搬送速度が3.5個/秒に設定され、第2のコンベア装
置3の搬送コンベア14と選別コンベア6は、搬送コン
ベア14の搬送速度が3.5個/秒に、選別コンベア6
の搬送速度が7個/秒に設定されている。この速度設定
によって、作業者Mによる供給コンベア7から搬送コン
ベア8a、8bへの農産物Wの載置作業が容易に行える
と共に、第1のコンベア装置2及び第2のコンベア装置
3において農産部Wの効率良い搬送が行える。
【0028】また、前記内部品質検査装置12は、図示
しない投光部と受光部等からなり、投光部からトレイ5
a上に載置された農産物Wの内部に光(透過光)を照射
透過させこれを受光部で受光することにより、農産物W
の糖度、酸度、熟度、空洞状態等の内部品質が計測さ
れ、この計測結果に基づいて農産物Wの内部品質が判定
される。そのため、第1のコンベア装置2のトレイ5a
には、この内部計測に対応するように、農産物Wの載置
面となる底面に所定内径の孔18(図2参照)が形成さ
れている。なお、第2のコンベア装置3のトレイ5b
は、単なる農産物Wの載置機能のみを有するため、その
底面には透過光計測用の孔が設けられておらず、トレイ
5aとは異なる形態(形状)に形成されている。
【0029】そして、第1のコンベア装置2と第2のコ
ンベア装置3間には、前記移送装置4が配置されると共
に、この移送装置4に近設して下面計測装置19が配置
されている。すなわち、第1のコンベア装置2の搬送コ
ンベア9下流側の直線部9aには、第2のコンベア装置
3の搬送コンベア14下流側の直線部14aが並行に配
置され、この両コンベア9、14の直線部9a、14a
間に移送装置4が配置されると共に、この移送装置4に
付帯して下面計測装置19が配置されている。以下、こ
の移送装置4と下面計測装置19及び前記上面計測装置
13が設置される部分の構成を図2〜図5に基づいて詳
細に説明する。
【0030】先ず、図2に示すように、第1のコンベア
装置2の搬送コンベア9下流側の直線部9aには、上面
計測装置13が配置されている。この上面計測装置13
は、図5に示すように、フレーム21上に配置されたカ
バー22を有し、このカバー22内の上部には、ライン
センサカメラ等からなるカメラ23と、上面反射ミラー
24及び一対の側面反射ミラー25a、25bが配置さ
れている。
【0031】また、カバー22の下面には凹部22aが
形成され、この凹部22a内側のカバー22内部には、
例えば4個の照明26が配置されると共に、側面計測用
の一対のミラー27a、27bが対向した状態で配置さ
れている。なお、カバー22の凹部22aの幅は、農産
物Wがその内部を通過し得る幅に設定され、カバー22
の凹部22aの底面(上面)及び側面には、図示しない
所定幅の計測用のスリットが形成されている。この上面
計測装置13によって農産物Wの上面Waと左右の側面
Wb、Wcの三面が撮影されて、その外観(色、傷、大
きさ等)が計測される。
【0032】また、図2に示すように、上面計測装置1
3の下流側には、トレイ5aを90度水平面内で回転さ
せる回転装置28が配置されている。この回転装置28
は、搬送コンベア9の搬送方向イの両側に設けられたコ
ンベア28a、28bを有し、このコンベア28a、2
8bが矢印ロ及び矢印ハの如く互いに内向き方向でかつ
搬送速度を異ならせることによって、トレイ5aが矢印
ニの如く水平面内で90度回転させられる。なお、回転
装置28は、1対のコンベア28a、28bの構成に限
定されるものでもなく、一方に固定壁を配置すると共に
他方にコンベアを配置してトレイに回転力を与えてもよ
く、さらに、例えば回転板を使用する等の適宜の構成を
採用することができる。
【0033】そして、この回転装置28の下流側の搬送
コンベア9は、例えば複数(図では3つ)のコンベア部
29a〜29cが連設されることによって形成され、コ
ンベア部29b、29cにはセンサ30a、30bがそ
れぞれ設けられている。このセンサ30a、30bの検
知信号によって、コンベア部29cの下流側に接続され
たピッチ付け部31に農産物Wが所定量ずつ所定のタイ
ミングで供給される。ピッチ付け部31は、搬送方向イ
の例えば右側に設けられたピッチ付けスクリュウ31a
と、搬送方向イの左側に設けられたコンベア31bを有
し、搬送されてくる農産物Wを所定のピッチにして、搬
送コンベア9の直線部9aの最下流側となる並行走行部
32に供給する。
【0034】並行走行部32は、搬送面上に所定間隔毎
に突出して設けられた棧33を有し、この棧33間に農
産物Wが載置されたトレイ5aがそれぞれ位置すること
によって、農産物Wが一定のピッチで搬送されることに
なる。なお、並行走行部32の所定位置には取上位置S
1が設けられ、この取上位置S1の例えば直上流側に
は、各トレイ5aに付与されたバーコード(トレイ識別
情報)を読み取るバーコードリーダ35が配置されてい
る。このバーコードリーダ35は図示しない制御装置に
接続され、バーコードリーダ35で読み取ったトレイ識
別情報が、制御装置(記憶部)の所定のアドレス位置に
記憶される。
【0035】一方、第2のコンベア装置3の搬送コンベ
ア14の直線部14aには、ピッチ付けスクリュウ36
が設けられると共に、このピッチ付けスクリュウ36の
下流側には、前記搬送コンベア9の並行走行部32と同
様の一定間隔の棧37を有する並行走行部38が接続さ
れている。この並行走行部38の最上流側には、トレイ
5bの有無を検知するセンサ39が配置されると共に、
並行走行部38の所定位置に設けられた移載位置S2の
例えば直下流側には、トレイ5bのバーコード(トレイ
識別情報)を読み取るバーコードリータ40と、トレイ
5b上の農産物Wの有無を検知するセンサ41が配置さ
れている。これらのセンサ39、41やバーコードリー
ダ40も、前記制御装置にそれぞれ接続されている。
【0036】この第1のコンベア装置2の並行走行部3
2と第2のコンベア装置3の並行走行部38間に配置さ
れる前記移送装置4は、図3及び図4に示すように、機
枠43に垂直軸44を介して回転可能に支持された回転
盤45を有し、この回転盤45の外周位置には、直径方
向に移動可能な支持フレーム46を介して、複数(図で
は12個)の取上部材47が取り付けられている。この
取上部材47は、上下案内カム48によって支持フレー
ム46に上下動可能に設けられたスライドシャフト49
と、このスライドシャフト49の下端に固定された蛇腹
状の吸着盤50とで形成されている。
【0037】吸着盤50には、他端が図示しないブロワ
ー装置(図示せず)に接続された吸引パイプ51(図3
参照)の一端がそれぞれ接続されており、この吸着盤5
0が農産物Wの上面Waに接触した状態において、ブロ
ワー装置の作動で吸着盤50内が負圧になることによ
り、吸着盤50の下縁が農産物Wに吸着される。なお、
回転盤45の回転は図2の矢印ホ方向に回転し、この回
転は両搬送コンベア9、14の搬送とバケットクロック
式に同期すると共に、例えば一つの取上部材47の吸着
盤50が搬送コンベア9の取上位置S1のトレイ5a上
に位置する場合に、回転盤45の例えば略直径方向に対
向する取上部材47の吸着盤50が、搬送コンベア14
の移載位置S2のトレイ5b上に位置する如く構成され
ている。
【0038】また、移送装置4の近傍には、回転盤50
の取上部材47で取り上げた農産物Wの外観を計測する
前記下面計測装置19が配置されている。この下面計測
装置19は、前記上面計測装置13を略上下逆にした構
成に形成され、図3及び図4に示すように、フレーム5
2上に載置され上面側に凹部53aが形成されたカバー
53を有している。このカバー53内の下部には、前記
カメラ23と同様のカメラ54と、下面反射ミラー55
及び一対の側面反射ミラー56a、56bが配置されて
いる。
【0039】また、カバー53上面の凹部53a内側に
は、例えば4個の照明57が配置されると共に、側面計
測用の一対のミラー58a、58bが対向した状態で配
置されている。さらに、カバー53の凹部53aの底面
及び側面には、所定幅の計測用のスリット59が形成さ
れており、底面側のスリット59は、図4に示すよう
に、その直下に前記ミラー55、56a、56bが位置
しないようにして設けられている。これにより、農産物
Wに付着したゴミ等が図4の二点鎖線aで示す範囲で下
方に落下しても、ゴミ等が直接ミラー55、56a、5
6b等に付着することがなくなる。この下面計測装置1
9によって農産物Wの下面Wdと前後の側面We、Wf
(図6参照)の三面が撮影されて、その外観(色、傷、
大きさ等)が計測される。
【0040】そして、この下面計測装置19も上面計測
装置13と同様に前記制御装置に接続されており、この
制御装置によって、前記各バーコードリーダ35、40
からのトレイ識別情報に、各トレイ5aと該トレイ5a
上に載置された農産物Wの計測情報とが一対一に対応し
て記憶される。また、第1のコンベア装置2のトレイ5
a上の農産物Wの計測情報が、当該農産物Wの第2のコ
ンベア装置3のトレイ5bへの移載に関連して、トレイ
5bのトレイ識別情報にシフトされ、最終的に移載され
たトレイ5bのトレイ識別情報と該トレイ5b上の農産
物Wの計測情報がリンクされて制御装置に記憶される如
く構成されている。
【0041】なお、図2に示すように、移送装置4の下
面計測装置19の設置位置と反対側の位置には、受取手
段としての受箱60が配置されている。この受箱60
は、搬送コンベア14で空のトレイ5bが搬送されてこ
ないことをセンサ39が検知した場合に、取上部材47
による移載位置S2における移載動作を停止させ、農産
物Wを吸着保持したままの状態で移載位置S2の下流側
に搬送し、受箱60上で吸着保持を解除する。これによ
り、移送装置4で移送された農産物Wが、トレイ5bの
ない搬送コンベア14(並行走行部38)上に移載され
ることなく受箱60内に収容されることになる。
【0042】そして、この受箱60内に収容された農産
物Wは、バーコードリーダ35等によって既に計数済み
あるため、作業者Mの手作業によって所定のプールコン
ベア15に供給されることになる。なお、受取手段とし
て受箱60に代えて、例えばベルトコンベア(図示せ
ず)を使用し、移載動作されなかった農産物Wを搬送コ
ンベア14の上流側に戻すようにすれば、農産物Wを自
動的に再移載動作させることができる。この場合は、セ
ンサ39でトレイ5bが搬送されないことが検知された
ら、このトレイ5bに対応した情報を全てキャンセルす
ることになる。
【0043】次に、上記選別装置1の動作の一例につい
て説明する。先ず、供給コンベア7で供給される農産物
Wは、作業者Mによって搬送コンベア8a、8bの空の
トレイ5a上に一個づつ載せられる。この時、搬送コン
ベア8a、8bが作業者Mの作業可能な範囲で並設して
二列設けられていることから、一列の場合に比較して各
搬送コンベア8a、8bの搬送速度を、例えば搬送コン
ベア9の略2分の1(本例の場合1.75個/秒)と遅
くすることができて、農産物Wのトレイ5a上への載置
作業が容易(特に下流側の作業者M程容易)となる。
【0044】そして、この搬送コンベア8a、8bで
は、空トレイ5a上に農産物Wを載せる際に、当該農産
物Wの外観上の等級を目視判別して、トレイ5aを搬送
コンベア8a、8bの幅方向(搬送コンベア8a、8b
の中央、右側、左側)に所定距離移動させ、この幅方向
の位置を図示しないセンサで検知することで目視判別の
等級(目視品質)を判定するようにしている。この目視
品質の結果は、トレイ識別情報と合わせて制御装置に記
憶される。
【0045】このようにして農産物Wが載せられたトレ
イ5aは、各搬送コンベア9で搬送されて合流部で合流
され、そのトレイ識別情報(バーコード)が、合流部の
上流側に配置された図示しないバーコードリーダで読み
取られて、制御装置の所定のアドレス位置に記憶され
る。そして、この農産物Wは、一列状態で搬送コンベア
9で下流側に搬送されて内部品質検査装置12内に順に
供給される。
【0046】この時、搬送コンベア9上で農産物Wが載
せられなかった空のトレイ5aも搬送コンベア9で搬送
されるが、この空のトレイ5aは、空トレイ排出装置1
0の上流側に配置された空トレイ検出センサ(図示せ
ず)で、農産物Wが載せられていないことが検出されて
空トレイ搬送コンベア11b上に排出され、農産物Wが
載せられたトレイ5aのみが内部品質検査装置12に供
給されることになる。
【0047】内部品質検査装置12に供給された農産物
Wは、内部品質検査装置12内を通過する間に、図示し
ないバーコードリーダでトレイ5aの識別情報が読み取
られると共に、トレイ5aの孔18を利用して農産物W
の内部品質が計測(判定)され、この計測情報(内部品
質情報)が制御装置に出力されて、制御装置の所定のア
ドレス位置にトレイ5aの識別情報とリンクされて記憶
される。そして、この内部品質が計測された農産物W
は、搬送コンベア9で下流側に搬送されて上面計測装置
13に供給される。
【0048】この上面計測装置13に供給された農産物
Wは、該装置13のカバー22の凹部22a内を通過す
る間に、図示しないバーコードリーダでトレイ5aの識
別情報が読み取られると共に、農産物Wの上面Waと、
図6(a)に示す矢印方向からカメラ23により左右の
側面Wb、Wcが計測され、この計測情報は、計測した
農産物Wが載置されているトレイ5aのトレイ識別情報
に対応した制御装置のアドレス位置に、トレイ5aの識
別情報とリンクされて記憶される。これにより、農産物
Wの内部品質情報と上面Wa及び左右の側面Wb、Wc
の三面の上面等計測情報が計測されて制御装置に記憶さ
れることになる。
【0049】そして、上面計測装置13で計測された農
産物Wは、回転装置28で矢印ニ方向に90度水平回転
させられ、図6(b)に示す向きで搬送コンベア9の下
流側に搬送され、ピッチ付け部31でピッチ付けされて
最下流側の並行走行部32に供給される。この並行走行
部32に供給される農産物Wは、棧33間に1個ずつ載
置された状態で下流側に搬送され、この農産物Wが載置
されたトレイ5aがバーコードリーダ35で読み取られ
ると、当該トレイ5aの搬送と同期して回転する移送装
置4の取上部材47が徐々に下降しつつ矢印ホ方向に回
転し、取上部材47が取上位置S1に達した際に最下降
位置となる。この取上位置S1で取上部材47の吸着盤
50が、バーコードリーダ35で読み取られて搬送され
たトレイ5b上の農産物Wの上面Waに当接すると共
に、吸着盤50内が負圧にされて吸着盤50が農産物W
の上面Waに吸着する。
【0050】これにより、農産物Wが取上部材47の吸
着盤50で吸着保持され、円周方向に回転しつつ徐々に
上昇することにより、農産物Wが搬送コンベア9の取上
位置S1のトレイ5a上から取り上げられる。この取上
部材47で取り上げられた農産物Wは、円周方向にさら
に移動し略90度回転した位置で下面計測装置19に供
給され、この下面計測装置19で農産物Wの下面Wdと
前後の側面We、Wfの三面の外観が次のようにして計
測される。
【0051】すなわち、取上位置S1においては、農産
物Wの側面の向きは、図6(b)に示すように、上面計
測装置13で計測された側面Wb、Wcが回転装置28
による回転で搬送方向イの前後に位置しており、この状
態の農産物Wが取上部材47で取り上げられて回転盤4
5の矢印ホ方向への回転で水平面内で90度回転する。
この回転によって農産物Wの側面Wb、Wcが図6
(c)の向きで下面計測装置19内に供給されて下面W
dが計測されると共に、矢印方向からのカメラ54によ
って、上面計測装置13では計測されなかった側面W
b、Wc間の一対の側面We、Wfが計測されることに
なる。これにより、農産物Wの下面Wd等の三面が計測
され、この下面等計測情報が制御装置の前記上面等計測
情報とリンクされて記憶される。
【0052】そして、下面計測装置19によって下面等
が計測された農産物Wは、回転盤45がさらに回転する
ことにより、搬送コンベア14の移載位置S2の手前側
で取上部材45が徐々に下降しつつ回転し、移載位置S
2で吸着盤50の吸引状態が解除される。これにより、
移送装置4の回転と同期している搬送コンベア14の並
行走行部38の移載位置S2のトレイ5b上に農産物W
が載置されると共に、この農産物Wが載置されたトレイ
5bのトレイ識別情報がその直下流側のバーコードリー
ダ40で読み取られる。
【0053】この読み取られたトレイ5bのトレイ識別
情報は、制御装置に出力され、該制御装置により前記ト
レイ5aのトレイ識別情報からシフトされつつ各種計測
情報もリンクされた状態で制御装置に記憶される。これ
により、トレイ5a上の農産物Wの内部品質情報、上面
等計測情報及び下面等計測情報がトレイ5bのトレイ識
別情報のアドレス位置に記憶されることになり、この記
憶情報に基づいて制御装置により当該農産物Wの等階級
が判定される。
【0054】ところで、以上の説明においては、搬送コ
ンベア9の取上位置S1のトレイ5a上から取り上げら
れた一つの農産物Wが、回転盤45によって連続的に回
動させられ、これが搬送コンベア14の移載位置S2で
トレイ5b上に載置される一連の動作について説明した
が、回転盤45を所定の割り出し角度でステップ送りさ
せて、農産物Wを移載することもできる。
【0055】以上のようにして移送装置4で搬送コンベ
ア14のトレイ5b上に載置され、かつトレイ5bのト
レイ識別情報に各種計測情報がシフトされて等階級が判
定された農産物Wは、トレイ5bと共に搬送コンベア1
4で搬送されて、選別コンベア6に供給される。そし
て、選別コンベア6上の農産物Wは下流側に搬送され、
そのトレイ5bのトレイ識別情報が図示しないバーコー
ドリーダで読み取られると、このトレイ識別情報に対応
した判定区分けの排出装置20が作動して、所定のプー
ルコンベア15上に排出される。その後、この農産物W
はプールコンベア15上で貯留され、所定個数貯留され
た時点で、箱詰待機位置から箱詰装置17の箱詰ロボッ
ト等によって段ボール箱等に箱詰めされる。
【0056】また、プールコンベア15の箱詰待機位置
で農産物Wが箱詰めされて空になったトレイ5bは、空
トレイ搬送コンベア16で搬送コンベア14の上流側に
搬送され、この空のトレイ5bに移送装置4によって農
産物Wが再び移載されることになる。すなわち、上記の
選別装置1にあっては、第1のコンベア装置2と第2の
コンベア装置3とが完全に分断された状態となって、農
産物Wが載せられたトレイ5a、5bや空となったトレ
イ5a、5bが、各コンベア装置2、3を形成する搬送
コンベア8a、8b、9、14や空トレイ搬送コンベア
11a、11b、16によって循環搬送されることにな
る。
【0057】このように、上記実施例の選別装置1にあ
っては、第1のコンベア装置2の搬送コンベア9の並行
走行部32と第2のコンベア装置3の搬送コンベア14
の並行走行部38との間に回転盤45を有する移送装置
4を配置し、この移送装置4に近設して下面計測装置1
9を配置すると共に、第1のコンベア装置2に上面計測
装置13を配置しているため、両計測装置19、13の
カメラ54、23で農産物Wの上面Wa、下面Wd及び
4つの側面Wb、Wc、We、Wfを撮像することがで
き、農産物Wの外周全域を良好に撮像できて、その外観
を高精度に計測することができる。
【0058】特に、下面計測装置19による計測時に、
農産物Wの少なくとも下面Wdが完全に露出した状態と
なるため、カメラ54による下面Wdの撮像を良好な状
態で行うことができると共に、上面計測装置13及び下
面計測装置19で農産物Wの六面を三面ずつ2分割した
状態で撮像することができるため、各計測装置13、1
9による計測条件を略同一とすることができて、例えば
計測データの補正等が不要になる等、高精度な外観計測
を行うことができる。これにより、農産物Wの選別精度
を高めることができると共に、選別作業の効率化を図る
ことが可能になる。
【0059】また、第の1コンベア装置2と第2のコン
ベア装置3の直線部9a、14a間に回転盤45で農産
物Wを円周方向に移動して移載し得る移送装置4と、こ
の移送装置4に近設し略90度回転した位置の農産物W
の下面Wd及び側面We、Wfを計測し得る下面計測装
置19を配置しているため、農産物Wの搬送方向イと移
送装置4の移送方向ホが異なることになり、少なくとも
取上位置S1から略90度以内の所定角度の範囲におい
て、農産物Wの下方にカメラ54やミラー55、56
a、56bが位置することがなくなる。これにより、農
産物Wに付着したゴミが移送途中に落下してもこれらが
ミラー55等に付着することがなくなると共に、搬送コ
ンベア9とは異なる形態の搬送方法であることから、取
り上げ動作やその回転移動開始時に農産物Wに付着して
いるゴミ等を落下させることもできる。
【0060】また、下面計測装置19の凹部53a底面
のスリット58が、その直下にミラー55等が位置しな
いように設けられているため、農産物Wに付着したゴミ
等がスリット58から下方に落下した場合であっても、
これがミラー55等に落下付着するのを極力防止するこ
とができる。これらのことから、下面計測装置19のミ
ラー55等の状態を清浄に保つことができて、より高精
度な計測が可能になると共に、その清掃等のメンテナン
スを容易に行うことが可能になる。
【0061】さらに、第1のコンベア装置2に上面計測
装置13を配置すると共に、この上面計測装置13の下
流側に回転装置28を配置し、この回転装置28で上面
計測した農産物Wを水平面内で90度回転させ、かつ移
送装置4が円周方向に移送する方式であるため、回転装
置28で90度回転された農産物Wを移送装置4でその
まま取り上げて回転移動させ下面計測装置19内を通過
させるだけで、農産物Wの六面が計測されることにな
り、例えば移送装置4に回転機構を設ける必要がなくな
る等、計測装置の構成をより簡略化することができる。
また、回転装置28による農産物Wの回転が、搬送方向
イ両側のコンベア28a、28bによるトレイ5bの回
転で行われるため、回転時の農産物Wへの傷付きを確実
に防止することもできる。
【0062】また、上面計測装置13と下面計測装置1
9の構成が上下逆の構成で形成されているため、両計測
装置13、19の部品の共通化が図れると共に、両計測
装置13、19で農産物Wの三面をそれぞれ計測するこ
とができるため、従来のようにカメラ23、54の両端
部付近におけるレンズの収差に影響されることがなくな
り、計測データの制御装置による補正が不要になる等、
上面計測装置13及び下面計測装置19自体の構成を簡
略化することができて、安価な計測装置を得ることが可
能になる。
【0063】また、第1のコンベア装置2と第2のコン
ベア装置3がそれぞれ循環式に形成されているため、予
め設定した搬送路に対応して所定数のトレイ5a、5b
をセットするだけで対応することができ、より少ない個
数のトレイ5a、5bを有効活用することができて、選
別装置1の一層のコスト低減を図ることができる。ま
た、第1のコンベア装置2に使用されるトレイ5aには
内部品質計測用の孔18を設けると共に、第2のコンベ
ア装置3には単なる載置機能を有するトレイ5bを使用
しているため、各コンベア装置2、3の目的に対応した
トレイ5a、5bを使用することができて、トレイ5a
によって最適な計測を行うことができると共に、トレイ
5a、5b自体のコストアップを抑えることも可能にな
る。
【0064】また、移送装置4の移送方向の下方に受箱
60を配置しているため、トレイ5bが搬送されてこな
い場合に、吸着保持された農産物Wを受箱60内に排出
収容することができ、トレイ5bの非供給時の移送装置
4の停止を確実に防止できる等、移送装置4の運用を効
率的に行うことができ、結果として選別装置1の一層の
効率化を図ることが可能になる。また、移送装置4と下
面計測装置19が第1のコンベア装置2及び第2のコン
ベア装置3の所定長さの並行走行部32、38間に配置
されているため、例えば移送装置4を直線状に配置する
場合に比較して、設置スペースの有効活用を図ることが
できて、選別装置1のレイアウトの自由度を高めること
もできる。
【0065】なお、上記実施例においては、上面計測装
置13と回転装置28を第1のコンベア装置2に配置す
る場合について説明したが、本発明はこれに限定される
ものでもなく、第2のコンベア装置3に配置することも
できる。この場合は、回転装置28を移載位置S2の下
流側で選別コンベア6の上流側に設け、この回転装置2
8の下流側に上面計測装置13を配置することになる。
【0066】また、上記実施例における、第1のコンベ
ア装置2及び第2のコンベア装置3を構成する各種コン
ベアの形態や配置及び連設数等の構成は一例であって、
各種形態のコンベアを適宜に採択かつ組み合わせること
もできるし、トレイ5a、5b自体の形状も上記実施例
に限定されるものでもなく、農産物Wの種類や形状その
使用目的等に応じて適宜形状のトレイを使用することが
できる。さらに、上記実施例においては、上面計測装置
13と下面計測装置19を上下逆の同一構成としたが、
それぞれ異なる形態の計測装置を使用することも勿論可
能である。
【0067】さらに、本発明における農産物Wとして
は、リンゴ、みかん、メロン、西瓜等の球状農産物、馬
鈴薯等の農産物、胡瓜、茄子等の長物農産物等であって
も容易に適用することができるし、移送装置4の取上部
材47の数や作動方法等も上記実施例に限定されず、本
発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変更可能であることはいうまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、移送装置によって
第1のコンベア装置の取上位置の農産物を保持して所定
の高さで第2のコンベア装置の移載位置まで移送すると
共に、この移送途中に下面等撮像装置によって、農産物
の下面と対向する一対の側面が撮像され、また、農産物
の上面と前記側面以外の他の対向する側面が、移送装置
の上流側もしくは下流側に配置された上面等撮像装置に
よって撮像されるため、両撮像装置で農産物の外周全域
を良好に撮像することができて、高精度な計測が可能に
なると共に、両撮像装置で同数面の画像が撮像されるた
め、両撮像装置の制御が簡単になる等、計測装置の構成
を簡略化することができる。
【0069】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、例えば第1のコンベア装
置の上面等撮像装置で三面が計測され、この計測された
農産物が回転装置で90度回転された状態で取上位置に
供給され、これがそのまま持ち上げられて下面等撮像装
置で他の三面が計測されるため、移送装置で農産物を回
転させたり転動させる必要がなくなり、農産物の外観が
より高精度に計測されると共に、計測装置自体の構成を
より簡略化することができる。
【0070】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明の効果に加え、第1のコンベア装置の取
上位置と第2のコンベア装置の移載位置における搬送方
向と、移送装置による農産物の移送方向とが異なるた
め、各コンベア装置上の農産物に付着したゴミ等を、そ
のまま移送装置による移送方向まで引きづることが少な
くなり、下面等撮像装置へのゴミ等の落下付着を防止で
きて、外観計測をより高精度に行うことができると共
に、両コンベア装置間に移送装置が配置されることか
ら、選別装置の設置スペースの有効活用を図ることがで
きる。
【0071】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項2または3記載の発明の効果に加え、第1のコンベア
装置と第2のコンベア装置が循環式に構成されているた
め、各コンベア装置に使用されるトレイの数をより少な
い数に設定することができてコスト低減が図れると共
に、このトレイで各コンベア装置を効率的に運用するこ
とができる。
【0072】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項4記載の発明の効果に加え、トレイの少なくとも農産
物載置面の形態が第1のコンベア装置と第2のコンベア
装置で異なるため、例えば第1のコンベア装置には農産
物の内部を計測し得る形態のトレイを使用し、第2のコ
ンベア装置には単なる搬送用のトレイを使用する等、目
的に応じたトレイを容易かつ効率的に採用することがで
きる。
【0073】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1ないし5記載の発明の効果に加え、移送装置で移載
位置のトレイに移載されなかった農産物を所定位置で受
け取る受取手段が設けられているため、例えばトレイが
供給されず移載位置で農産物を移載できないような事態
が生じた場合でも、この農産物を受取手段で受け取るこ
とができ、移送装置を停止させる必要がなくなって、そ
の効率的な運用を図ることができる。
【0074】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1ないし6記載の発明の効果に加え、下面等撮像装置
と上面等撮像装置が上下逆にしても用いられているた
め、下面等撮像装置と上面等撮像装置を略同一の構成と
することができ、両撮像装置の部品が共通化される等、
計測装置自体の構成の簡略化と低コストを図ることがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる農産物選別用の計測装置を使用
した選別装置一例を示す平面図
【図2】同その移送装置部分を拡大した平面図
【図3】同図2の正面図
【図4】同その側面図
【図5】同上面計測装置の正面図
【図6】同計測方法の一例を示す説明図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・選別装置 2・・・・・・・・・・・・・第1のコンベア装置 3・・・・・・・・・・・・・第2のコンベア装置 4・・・・・・・・・・・・・移送装置 5a、5b・・・・・・・・・トレイ 6・・・・・・・・・・・・・選別コンベア 8a、8b、9、14・・・・搬送コンベア 11a、11b、16・・・・空トレイ搬送コンベア 12・・・・・・・・・・・・内部品質検査装置 13・・・・・・・・・・・・上面計測装置 18・・・・・・・・・・・・孔 19・・・・・・・・・・・・下面計測装置 23、54・・・・・・・・・カメラ 28・・・・・・・・・・・・回転装置 32、38・・・・・・・・・並行走行部 45・・・・・・・・・・・・回転盤 47・・・・・・・・・・・・取上部材 50・・・・・・・・・・・・吸着盤 S1・・・・・・・・・・・・取上位置 S2・・・・・・・・・・・・移載位置 W・・・・・・・・・・・・・農産物 Wa・・・・・・・・・・・・上面 Wd・・・・・・・・・・・・下面 Wc、Wd、We、Wf・・・側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 篤 静岡県浜松市篠ケ瀬町630番地 株式会社 マキ製作所内 (72)発明者 牧野 秀彦 静岡県浜松市篠ケ瀬町630番地 株式会社 マキ製作所内 Fターム(参考) 2F065 AA00 AA49 AA61 BB07 CC00 DD00 DD16 FF02 FF42 FF46 GG13 HH12 HH14 HH15 JJ03 JJ05 JJ08 JJ09 JJ26 LL12 LL28 NN20 PP12 PP13 PP15 QQ23 3F072 AA11 AA18 GA10 GB04 GB07 GB10 GC07 GC09 GD01 GE02 GE09 GG04 JA06 KA01 KA15 KA31 KA33 KC01 KC07 KC10 KE12 3F079 AC21 AC23 BA11 CA10 CA31 CA34 CA41 CB29 CB33 CB35 CB37 CC01 CC13 DA04 DA11 DA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】農産物の上面側を取上位置で保持して所定
    の高さで移載位置まで移送する移送装置と、該移送装置
    による農産物の移送途中に農産物の下面及び対向する一
    対の側面の三画面を計測する下面等撮像装置と、前記移
    送装置の上流側もしくは下流側に配置され農産物の上面
    及び前記側面間に位置する他の対向する側面の三画面を
    測定する上面等撮像装置と、を備えたことを特徴とする
    農産物選別用の計測装置。
  2. 【請求項2】前記取上位置が第1のコンベア装置上に形
    成され移載位置が第2のコンベア装置上に形成されると
    共に、該第1のコンベア装置と第2のコンベア装置の一
    方に前記上面等撮像装置と農産物を90度水平回転させ
    る回転装置を設け、第1のコンベア装置と第2のコンベ
    ア装置間の略中間位置に前記下面等撮像装置を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の農産物選別用の計測装
    置。
  3. 【請求項3】前記第1のコンベア装置の取上位置と第2
    のコンベア装置の移載位置における搬送方向が略並行に
    設定されると共に、前記移送装置の移送方向が前記取上
    位置から移載位置に向けて円周方向に設定されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の農産物選別用の計測装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1のコンベア装置と第2のコンベア
    装置は、その各トレイが循環する循環式コンベアで形成
    されていることを特徴とする請求項2または3記載の農
    産物選別用の計測装置。
  5. 【請求項5】前記トレイは、その農産物載置面の形態が
    第1のコンベア装置と第2のコンベア装置で異なること
    を特徴とする請求項4記載の農産物選別用の計測装置。
  6. 【請求項6】前記移送装置によって移送された農産物の
    移載位置のトレイ上への移載が不可能な際に、該農産物
    を所定位置で受け取る受取手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の農産物
    選別用の計測装置。
  7. 【請求項7】前記下面等撮像装置と上面等撮像装置が、
    上下逆にして用いられていることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載の農産物選別用の計測装置。
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