JP2003340378A - 物品移載供給方法 - Google Patents

物品移載供給方法

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JP2003340378A
JP2003340378A JP2002150724A JP2002150724A JP2003340378A JP 2003340378 A JP2003340378 A JP 2003340378A JP 2002150724 A JP2002150724 A JP 2002150724A JP 2002150724 A JP2002150724 A JP 2002150724A JP 2003340378 A JP2003340378 A JP 2003340378A
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Hideki Toida
秀基 戸井田
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を停滞及び脱落させることなく、供給作業
及び仕分け作業を能率的に行うことができる物品移載供
給方法を提供する。 【解決手段】供給コンベア2により搬送される農作物A
を、整列コンベア3により搬送されるトレイCに移載装
置4で移載するとき、農作物Aの裏面側を項目計測装置
6の撮像カメラ6aで撮像する。農作物Aを、整列コン
ベア3上のトレイCから仕分けコンベア5上のトレイC
に作業者Dの手で移載するとき、農作物Aの外部項目を
目視により評価及び判定し、仕分けコンベア5上の移載
領域a1〜a4に搬送されるトレイCに積載する。且
つ、農作物Aの表面側及び内部項目を撮像カメラ6b,
6c及び重量計測装置6eで計測し、作業者Dによる評
価結果及び項目計測装置6による判定結果に基づいて、
農作物Aを項目別に仕分け処理及び箱詰め処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばミカンや
リンゴ、トマト、柿、胡瓜、茄子、人参、芋、ネギなど
の農作物(果菜物を含む)、魚介類、球技用ボール、食
品、部品等の物品を仕分け処理する作業に用いられる物
品移載供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の農作物を仕分けする装置
としては、例えば入荷コンベアにより搬送される農作物
を、搬送コンベアにより搬送されるトレイに対して作業
者の手で1個ずつ移載し、等階級別に異なる位置に載置
されたトレイのトラッキング位置を検出手段で検出し
て、その検出情報に基づいて、トレイに載置された農作
物を等階級別に仕分け処理する装置(特開平10−23
6642号後方)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の装置
は、農作物の等階級に応じて、搬送コンベアにより搬送
されるトレイのトラッキング位置を多数設定すると、そ
の設定数に略対応して、搬送コンベアの搬送幅を広くし
なければならず、装置全体の設置スペースが大きくな
り、設置場所の確保が困難となる。また、搬送コンベア
の搬送幅が広くなるほど、作業者の手で保持した農作物
を、遠方のトラッキング位置に載置されたトレイに移載
することが難しくなるので、移載作業に手間及び時間が
掛かり、作業能率が悪くなる。且つ、近傍のトラッキン
グ位置に載置されたトレイ及びトレイに載置された農作
物に作業者の一部が接触することがあるので、トレイの
搬送が停滞するだけでなく、農作物がトレイから脱落す
ることがあるという問題点を有している。
【0004】この発明は上記問題に鑑み、作業者の手で
保持した物品を、仕分け搬送手段の搬送方向に対して設
定された項目別の移載領域内に移動される載置部に移載
することにより、物品を停滞及び脱落させることなく、
供給作業及び仕分け作業を能率的に行うことができる物
品移載供給方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、整列搬送手
段により整列して搬送される物品を、該整列搬送手段に
併設された仕分け搬送手段に対して作業者の手で移載す
るとき、上記物品の所定項目を作業者の目視により評価
及び判定すると共に、上記作業者の目視による評価結果
と対応して、上記仕分け搬送手段の搬送路上に設定され
た項目別の移載領域内に移動される載置部に、移載する
と共に、上記項目別に設定された移載領域の項目情報
と、該移載領域に移動される載置部の識別情報とに基づ
いて、上記仕分け搬送手段の載置部に載置された物品を
仕分け手段により項目別に仕分け処理する物品移載供給
方法であることを特徴とする。
【0006】上述の物品は、例えばミカンやリンゴ、ト
マト、柿、梨、桃、胡瓜、茄子、人参、芋、ネギなどの
農作物(果菜物を含む)、魚介類、球技用ボール、食
品、部品等で構成することができる。また、整列搬送手
段及び仕分け搬送手段、容器搬送手段は、例えば容器B
やトレイCを搬送するチェーンコンベアやベルトコンベ
ア、ローラコンベア等で構成することができる。また、
載置部は、例えばフリーのトレイや受け皿、バケット、
凹部等で構成することができる。また、仕分け手段は、
例えば撮像カメラやビデオカメラ、ディジタルカメラな
どの光学的計測装置、ロードセル型の重量計測装置等の
計測手段と、パーソナル・コンピュータやCPU、RO
M、RAMを内蔵した制御装置、CPU、CPUに格納
されたプログラム等の制御手段とで構成することができ
る。
【0007】つまり、整列搬送手段により整列して搬送
される物品を、作業者の手で1個ずつ保持又は目視し
て、物品の所定項目を作業者の目視により評価及び判定
する。その物品を、作業者による評価結果と対応して、
仕分け搬送手段上に設定された項目別の移載領域内に移
動される載置部に移載すると共に、移載領域の項目情報
及び載置部の識別情報に基づいて、仕分け搬送手段の載
置部に載置された物品を仕分け手段により項目別に仕分
け処理する。
【0008】実施の形態として、上記項目別の移載領域
に移動される載置部を、該項目別に設定された異なるト
ラッキング位置に変位可能に設けることができる。ま
た、上記整列搬送手段の前段に、上記物品が複数収容さ
れた容器を搬送する容器搬送手段を設け、上記容器搬送
手段と上記整列搬送手段との間に、上記容器に収容され
た物品を整列搬送手段に移載する移載手段(例えば吸着
子やアームで保持して移載する機械的手段又は作業者の
手で保持して移載する人為的手段等)を設けることがで
きる。また、上記容器搬送手段と上記整列搬送手段との
間に、上記移載手段により移載される物品の外部項目を
計測する計測手段を設けることができる。
【0009】
【作用及び効果】この発明によれば、作業者の手で保持
した物品を、仕分け搬送手段の搬送方向に設定された項
目別の移載領域内に移動される載置部に移載するので、
作業者の一部が搬送される物品に接触したりせず、物品
を停滞及び脱落させることなく、供給作業及び仕分け作
業を能率的に行うことができる。且つ、整列搬送手段及
び仕分け搬送手段の搬送幅が狭くて済み、設置場所の確
保及び装置全体のレイアウトが容易に行える。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は、物品の一例である農作物を項目別に仕
分け処理する作業に用いられる物品移載供給方法を示
し、この物品移載供給方法を用いた物品仕分け装置1
は、図1、図2、図3に示すように、複数個の農作物A
…が整列して収容された容器Bを搬送する供給コンベア
2と、その農作物A…が載置されるトレイCを搬送する
整列コンベア3との間に、容器Bに収容された農作物A
…をトレイC…に移載する移載装置4を配設し、整列コ
ンベア3の側部に、後述する項目検査装置6による判定
に基づいて、作業者Dの手で移載されたトレイC上の農
作物Aを項目別に仕分け処理する仕分けコンベア5を配
設している。
【0011】なお、トレイCは、柔軟性を有する載置部
Ccを、トレイ本体Caの外周部に対して上下動可能に
遊嵌された支持リングCbの上面側に取り付け、後述す
る光源24から投光される光を導光する孔部Cdを底面
側中心部に形成し、薄型の記録媒体Ce(例えばIDカ
ードや磁気ストライプ、バーコード等のデータキャリア
=非接触情報記録装置)を、孔部Caを中心とする底面
部に取り付けている。
【0012】上述の供給コンベア2は、複数個の農作物
A…が複数条整列して収容された容器Bを搬送路上の整
列区間aに搬送するコンベア2aと、農作物Aが取り除
かれた容器Bを搬送路上の回収区間(例えば収穫された
農作物Aを容器Bに収容する収容工程、農作物Aが収容
された容器Bを荷受けする荷受け工程等)に搬送するコ
ンベア2bとで構成される。つまり、容器Bに収容され
た農作物A…がトレイ…に移載されたとき、農作物Aが
取り除かれた空の容器Bをコンベア2bに放出し、次の
容器Bを供給部aに搬送する。また、農作物Aを、例え
ばベルトコンベアやローラコンベア等の搬送手段により
搬送してもよい。
【0013】前述の整列コンベア3は、後述する移載装
置4による移載数と対応する数のトレイC…を搬送路上
の移載区間bに対して複数条に整列して搬送し、1回の
移載動作が完了したとき、農作物Aが載置されたトレイ
Cを搬送路上の検査区間cに対して1列に整列して所定
数搬送し、移載動作が完了するまで、後続のトレイC…
を移載区間b直前に停止させる。
【0014】且つ、検査区間cに待機する作業者Dは、
図6にも示すように、整列コンベア3上のトレイCに載
置された農作物Aを作業者Dの手で保持して持ち上げ、
トレイCに載置された農作物Aを作業者Dの目で目視す
る等して、農作物Aの外部項目(例えば成熟度やキズの
有無等)を作業者Dの目視により評価及び判定すると共
に、農作物Aを、整列コンベア3上のトレイCから仕分
けコンベア5上のトレイCに作業者Dの手で移載及び供
給(トラッキング供給)するとき、仕分けコンベア5の
搬送方向に対して項目別に区切られたコンベア5a上の
移載領域a1,a2,a3,a4に搬送されるトレイC
…に対して個々に積載する。また、図12に示すよう
に、農作物Aが載置されたトレイCを、コンベア5a上
の項目別に異なる位置に設定されたトラッキング位置に
移動又は載置することもできる。
【0015】前述の移載装置4は、図4、図5にも示す
ように、可動枠4aを、供給コンベア2上に設定した整
列区間a上方と、整列コンベア3上に設定した移載区間
b上方とに往復移動自在に設け、可動枠4a下面に垂設
された一対の移載ユニット4bに、例えば吸気ブロワや
真空ポンプ等の負圧発生源(図示省略)に接続された吸
着子4cを、容器Bに整列して収容された農作物A…上
面と略対向する間隔に隔てて複数垂設している。
【0016】上述の吸着子4c…は、整列区間aの容器
Bに収容された農作物A…上面に対して押し付けられる
状態と、移載区間bのトレイC…に対して農作物Aが移
載される状態とに拡縮自在に設けている。
【0017】且つ、移載ユニット4bは、整列区間aの
容器Bに収容された農作物Aに対して吸着子4cが押圧
される降下位置と、吸着子4cで吸着保持した農作物A
が移載区間bのトレイC…に対して移載される降下位置
と、容器B及びトレイCに対して当接が回避される上昇
位置とに上下移動自在に設けている。
【0018】且つ、一対の移載ユニット4bを、整列区
間aの容器Bに収容された農作物Aに対して吸着子4c
が略対向及び移載区間bのトレイCに対して吸着子4c
で吸着保持した農作物Aが移載される閉角状態(図中実
線で示す)と、農作物A…の略下面全体が後述する撮像
カメラ6cにより撮像される開角状態(図中仮想線で示
す)とに開閉自在に設けている。且つ、移載区間aに整
列されたトレイCに対して吸着子4cで吸着保持した農
作物Aが移載される互い違い状態に前後移動される。
【0019】前述の仕分けコンベア5は、コンベア5a
〜5gで構成され、検査区間cに配設したコンベア5a
は、作業者Dの手による農作物Aの移載が許容される間
隔に近接して整列コンベア3側部に併設され、整列コン
ベア3の搬送速度と略同期して搬送方向に回転し、機械
的箱詰め区間g及び人為的箱詰め区間hから回帰搬送さ
れる農作物Aが取り除かれたトレイCを1列に整列して
搬送する。
【0020】且つ、検査区間dに配設したコンベア5b
は、農作物Aが載置されたトレイCを一定速度で搬送
し、振分け区間eに配設したコンベア5c…は、検査済
みの農作物Aが載置されたトレイC…を、後述する項目
検査装置6による判定に基づいて、振分け区間fに配設
したコンベア5d…に対して振分け手段により項目別に
振分け搬送し、そのコンベア5d…は、農作物Aが載置
されたトレイC…を、項目検査装置6による判定に基づ
いて、機械的箱詰め区間g及び人為的箱詰め区間hに配
設したコンベア5e…に対して振分け手段により項目別
に振分け搬送し、コンベア5d,5eの終端側に接続し
たコンベア5f及び振分け区間e終端に配設したコンベ
ア5gは、農作物Aが取り除かれたトレイC又は未載置
のトレイCをコンベア5aに回帰搬送する。
【0021】前述の項目計測装置6は、図5、図7、図
8、図9にも示すように、前述の移載ユニット4bによ
り吸着保持された農作物Aの裏面側を撮像する撮像カメ
ラ6aを、供給コンベア2と整列コンベア3との間の搬
送路両側部(略斜め下方又は略真下)に配設し、トレイ
Cに載置された農作物Aの表面側を撮像する撮像カメラ
6bを、仕分けコンベア5を構成するコンベア5bの搬
送路上部に配設し、農作物Aの側面を撮像する撮像カメ
ラ6cを、搬送路両側部(農作物Aを中心として斜め前
後)に複数配設し、農作物Aが載置されたトレイC全体
の総重量を計測する重量計測装置6e(例えばロードセ
ル又は重量センサ等)を、搬送路下部に配設している。
また、所定量の光量を農作物Aに投光する光源24(例
えばハロゲンランプや白熱電球等)を備えている。
【0022】且つ、トレイCに積載された農作物Aを表
裏反転(例えば略180度)又は所定角度に回転する回
転装置21(例えば特願平11−279291号、特願
2000−6672号等)を、検出区間dの中間部搬送
路上部に配設し、農作物Aを保持する一対の保持体22
と、その農作物A上面に対して押圧される遮光パッド2
3とを搬送方向に対して周回移動可能に設け、遮光パッ
ド23の受光窓23aを介して、搬送路下部の光源24
から投光され農作物Aを透過した透過光を撮像する撮像
カメラ6dを、搬送路上部に配設している。
【0023】上述の撮像カメラ6a〜6dで撮像した画
像情報及び重量計測装置6eで計測した重量情報は、画
像処理機能を備えた制御装置7に出力される。なお、撮
像カメラ6a〜6dの周囲は、遮光機能を有する遮光室
(図示省略)で囲繞している。また、遮光パッド23
を、トレイCに載置された農作物A上面に押圧してもよ
い。
【0024】一方、図11は、項目計測装置6の制御回
路ブロック図を示し、制御装置7(例えばパーソナル・
コンピュータ)に内蔵されたCPUは、ROM(又はP
ROM)に格納されたプログラムに沿って、供給コンベ
ア2と、整列コンベア3と、移載装置4と、仕分けコン
ベア5と、撮像カメラ6a〜6dと、重量計測装置6e
と、情報通信装置8と、回転装置21との駆動及び停止
を制御し、RAMには、所定の判定基準に基づいて判定
された仕分け情報及び不適合情報を計測順又は番地順に
記録する。
【0025】上述のRAMには、供給コンベア2上の整
列区間aに搬送された容器B内の農作物A…を、移載装
置4の吸着子4c…で吸着保持して、仕分けコンベア5
上の移載区間bに搬送されるトレイCに移載するとき、
撮像カメラ6aの画像情報を、予め設定された吸着子4
c…毎の識別情報と対応させて記憶する。
【0026】且つ、吸着子4c…で吸着保持した農作物
Aを、整列コンベア3上のトレイCに移載するとき、撮
像カメラ6aの画像情報を、吸着子4c…毎の識別情報
及び整列コンベア3上のトレイC…毎の識別情報と対応
させて記憶する。
【0027】且つ、農作物Aを、整列コンベア3上のト
レイCから仕分けコンベア5上のトレイCに作業者Dの
手で移載するとき、吸着子4c…毎の識別情報と、作業
者Dによる農作物Aの判定結果を、整列コンベア3上の
トレイC及び仕分けコンベア5上のトレイCの識別情報
とを対応させて記憶すると共に、移載領域a1〜a4に
トレイCが移動したことをセンサー(図示省略)で検知
する。
【0028】つまり、撮像カメラ6b〜6dから出力さ
れる画像情報及び重量計測装置6eから出力それる重量
情報と、その計測情報に基づいて判定された判定結果
と、情報通信装置8で読取ったトレイCの識別情報とを
対応させて記憶する。また、仕分け作業を開始するまえ
に、例えば生産者番号、キャリア番号、品種、目視評
価、収穫時期(日時)、収穫時の気象、園地(生産場所
や状況)、賞味期限、生産者の紹介や果菜物の特徴等を
記録してもよい。
【0029】且つ、制御装置7は、撮像カメラ6a〜6
d及び重量計測装置6eから出力される計測情報に基づ
いて、農作物Aの所定項目(例えば色相、損傷、成熟
度、大きさ、形状、高さ、幅、体積、重量、偏平度、腐
り具合、浮き皮具合、規格外等の等階級及び糖酸度、等
階級別の仕分け量)と、不適合項目(例えば規格外、計
測不良、未積載等)とを個々に総合判定し、その判定結
果の仕分け情報(例えば階級、等階、糖酸度等)及び不
適合情報を、制御装置7のRAMに対して計測順に記録
及び随時更新する。また、上述の各情報に基づいて、生
産者別や項目別の荷受け量、計測状況、仕分け状況、集
計結果等を算出し、集計処理する。
【0030】且つ、コンベア5aの始端側下部に配設し
た情報通信装置8は、図10に示すように、トレイCの
記録媒体Ceに対峙されたとき、記録媒体Ceに記録さ
れた読取り可能及び書込み可能な情報を消去又は新しい
情報を書き込む等して、初期状態にリセットする。コン
ベア5bの終端側下部に配設した情報通信装置8は、ト
レイCの記録媒体Ceに対峙されたとき、上述の仕分け
情報又は不適合情報を記録媒体Ceに記録する。仕分け
区間e,fの始端側に配設した情報通信装置8は、記録
媒体Ceに記録された読取ると共に、その読取り情報に
基づいて、振分け手段(図示省略)を独立駆動し、農作
物Aが載置されたトレイC…をコンベア5d,5eに対
して項目別に仕分け処理する。
【0031】前述の機械的箱詰め区間gに配設した箱詰
め装置30は、コンベア5e上に複数条整列された農作
物A…を、例えば吸着子やアーム等の機械的手段で保持
して箱詰め処理する。一方、人為的箱詰め区間hに待機
する作業者Dは、コンベア5e上に複数条整列された規
格外又は数量の少ない農作物A或いは機械的に箱詰めす
ることが困難な農作物Aを手作業で箱詰め処理する。且
つ、所定数の農作物Aが箱詰めされた箱体(図示省略)
は、例えば出荷工程や保管工程等の次工程に搬送し、農
作物Aが取り除かれたトレイC又は未載置のトレイC
は、積載区間bに回帰搬送する。
【0032】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品仕分け装置1による農作物Aの供給動作
を説明する。
【0033】先ず、図1、図2、図3に示すように、所
定数の農作物A…が収容された容器Bを、供給コンベア
2上の整列区間aに搬送し、図4、図5にも示すよう
に、容器Bに収容された所定数(例えば12個)の農作
物A…を、移載装置4の吸着子4c…で吸着保持して持
ち上げ、その農作物A…を、供給コンベア2上の整列区
間aから整列コンベア3上の移載区間bに移動する途中
において、吸着子4c…で吸着保持された農作物A…の
裏面側を撮像カメラ6aで撮像し、その画像情報及び吸
着子4c…毎の識別情報を対応させて、制御装置7のR
AMに記憶する。
【0034】且つ、農作物Aが取り除かれた所定数のト
レイC…を、整列コンベア3上の移載区間bに搬送し、
吸着子4c…で吸着保持した農作物A…を、整列コンベ
ア3上のトレイC…に移載すると共に、撮像カメラ6a
の画像情報を、吸着子4c…毎の識別情報及び整列コン
ベア3上のトレイC…毎の識別情報と対応させて記憶す
る。以下、上述と略同様に、移載装置4を整列区間a及
び移載区間bに往復移動さて、農作物Aの移載作業を継
続して行う。
【0035】且つ、検索区間cにおいて、整列コンベア
3上のトレイCに載置された農作物Aを作業者Dの手で
保持して持ち上げ、トレイCに載置された農作物Aを作
業者Dの目で目視する等して、農作物Aの外部項目(例
えば成熟度やキズの有無等)を作業者Dの目視により評
価及び判定する。
【0036】その作業者Dによる判定に基づいて、整列
コンベア3上のトレイC…に載置された農作物A…を、
予め項目別に区切られたコンベア5a上の移載領域a
1,a2,a3,a4に搬送されるトレイC…に対して
個々に積載すると共に、作業者Dによる農作物Aの評価
結果を、移載領域a1〜a4毎に設定された識別情報
と、吸着子4c…毎の識別情報と、整列コンベア3上の
トレイC及び仕分けコンベア5上のトレイCとの識別情
報とを対応させて、制御装置7のRAMに記憶する。
【0037】次に、検査区間dにおいて、図7、図8、
図9に示すように、トレイCに載置された農作物Aの表
面側(上面及び側面)を撮像カメラ6b,6cで撮像
し、回転装置21により表裏反転され、農作物A内部を
透過した透過光を撮像カメラ6dで撮像し、農作物Aの
重量を重量計測装置6eで計測する。
【0038】且つ、作業者Dの目視による評価情報と、
撮像カメラ6a〜6d及び重量計測装置6eから出力さ
れる計測情報とに基づいて、農作物Aの外部項目及び内
部項目の所定項目を制御装置7で個々に判定し、その判
定結果を、仕分け情報としてRAMに記録及び更新す
る。判定後において、図10にも示すように、情報通信
装置8をトレイCの記録媒体Ceに対峙して、そのRA
Mに記録された仕分け情報を計測順に記録する。
【0039】次に、振分け区間e,fにおいて、トレイ
Cの記録媒体Ceに記録された仕分け情報を情報通信装
置8を読取ると共に、その仕分け情報に基づいて、農作
物Aが載置されたトレイCを、振分け区間e,fのコン
ベア5c,5d,5eに対して項目別に振分け供給す
る。
【0040】次に、機械的箱詰め区間gのコンベア2e
…に振分けられた農作物Aを、製函工程から供給される
箱体(図示省略)に対して箱詰め装置30により箱詰め
する。一方、人為的箱詰め区間hのコンベア2e…に振
分けられた農作物Aを作業者Dの手で箱詰めする。且
つ、所定数の農作物Aが箱詰め処理された箱体Bは次工
程に搬送し、農作物Aが取り除かれたトレイCは、コン
ベア5fにより回帰搬送する。以下、上述と同様にし
て、農作物Aの仕分け作業及び箱詰め作業を継続して行
う。
【0041】以上のように、作業者Dの手で保持した農
作物Aを、仕分けコンベア5の搬送方向に設定された項
目別の移載領域a1〜a4に搬送されるトレイCに移載
するので、整列コンベア3及び仕分けコンベア5(特に
コンベア5a)の搬送幅が狭く、作業者Dの一部が農作
物Aに接触せず、農作物Aを停滞及び脱落させることな
く、供給作業及び仕分け作業を能率的に行うことができ
る。且つ、整列コンベア3及び仕分けコンベア5の搬送
幅が狭くて済み、設置場所の確保及び装置全体のレイア
ウトが容易に行える。
【0042】この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
【0043】上述の物品仕分け装置1は、例えば魚介類
や球技用ボール、食品、部品等の物品を仕分け処理する
作業にも用いることができ、実施例の農作物Aのみに限
定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品仕分け装置の全体構成を示す平面図。
【図2】 人為的及び機械的による農作物の移載動作を
示す平面図。
【図3】 人為的及び機械的による農作物の移載方法を
示す斜視図。
【図4】 移載装置による農作物の移載動作を示す斜視
図。
【図5】 移載装置により保持された農作物の外部計測
方法を示す正面図。
【図6】 作業者による移載方法を示す斜視図。
【図7】 項目計測装置による計測方法を示す平面図。
【図8】 トレイに載置された農作物の外部計測方法を
示す正面図。
【図9】 農作物の内部計測方法を示す正面図。
【図10】 トレイの記録媒体と情報通信装置との対峙
状態を示す正面図。
【図11】 項目計測装置の制御回路ブロック図。
【図12】 農作物の他の移載方法を示す平面図。
【符号の説明】
A…農作物 B…容器 C…トレイ D…作業者 a1〜a4…移載領域 1…物品仕分け装置 2…供給コンベア 3…整列コンベア 4…移載装置 4b…移載ユニット 4c…吸着子 5…仕分けコンベア 6…項目検査装置 6a〜6d…撮像カメラ 6e…重量計測装置 7…制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整列搬送手段により整列して搬送される物
    品を、該整列搬送手段に併設された仕分け搬送手段に対
    して作業者の手で移載するとき、上記物品の所定項目を
    作業者の目視により評価及び判定すると共に、上記作業
    者の目視による評価結果と対応して、上記仕分け搬送手
    段の搬送方向に設定された項目別の移載領域内に移動さ
    れる載置部に移載すると共に、上記項目別に設定された
    移載領域の項目情報と、該移載領域に移動される載置部
    の識別情報とに基づいて、上記仕分け搬送手段の載置部
    に載置された物品を仕分け手段により項目別に仕分け処
    理する物品移載供給方法。
  2. 【請求項2】上記項目別の移載領域に移動される載置部
    を、該項目別に設定された異なるトラッキング位置に変
    位可能に設けた請求項1記載の物品移載供給方法。
  3. 【請求項3】上記整列搬送手段の前段に、上記物品が複
    数収容された容器を搬送する容器搬送手段を設け、上記
    容器搬送手段と上記整列搬送手段との間に、上記容器に
    収容された物品を整列搬送手段に移載する移載手段を設
    けた請求項1記載の物品移載供給方法。
  4. 【請求項4】上記容器搬送手段と上記整列搬送手段との
    間に、上記移載手段により移載される物品の外部項目を
    計測する計測手段を設けた請求項3記載の物品移載供給
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106345700B (zh) * 2016-10-25 2018-07-10 华中农业大学 柑橘品质在线输送和大小分级设备
CN109000945A (zh) * 2018-05-16 2018-12-14 塞伯睿机器人技术(长沙)有限公司 用于检测分拣机器人工作稳定性的检测方法和检测装置

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