JP2003237933A - 物品仕分けシステム - Google Patents

物品仕分けシステム

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JP2003237933A JP2002035354A JP2002035354A JP2003237933A JP 2003237933 A JP2003237933 A JP 2003237933A JP 2002035354 A JP2002035354 A JP 2002035354A JP 2002035354 A JP2002035354 A JP 2002035354A JP 2003237933 A JP2003237933 A JP 2003237933A
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Atsushi Nakatani
淳 中谷
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を仕分け処理する作業に迅速且つ適確に行
え、作業の省力化及び能率アップを図ることができる物
品仕分けシステムを提供する。 【解決手段】搬送コンベア2により搬送されるトレイ1
0に載置された農作物Aの所定項目を項目計測装置17
で計測して個々に判定した後、その判定情報を、トレイ
10固有の識別情報と対応させて記録媒体14に記録す
る。その記録媒体14に記録された仕分け情報に基づい
て、農作物Aを、その仕分け量に応じた搬送距離を有す
る振分け区間c,dのコンベア2c,2dに振分け又は
一時貯留し、機械的箱詰め区間e及び人為的箱詰め区間
fのコンベア2e…に振分けられる農作物Aを、箱詰め
装置45及び作業者52により箱詰め処理した後、箱搬
出コンベア51により次工程に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばミカン、
リンゴ、トマト、柿、胡瓜、茄子、人参、ネギなどの農
作物(果菜物を含む)、魚介類、球技用ボール、食品、
部品等の物品を項目別に仕分けする作業に用いられる物
品仕分けシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の農作物を仕分けする装置と
しては、例えば選別コンベアにより搬送されるトレイの
識別情報を情報読取り装置で読取り、その識別情報と対
応して制御装置に記憶された農作物の仕分け区分情報を
読出すと共に、その仕分け区分情報と対応する排出装置
を駆動して、トレイに載置された農作物を、選別コンベ
アに接続された仕分け区分別の貯留コンベアに対して仕
分け処理する装置(特開平10−291506号公報)
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の装置
は、一つの選別コンベアにより搬送される農作物を各貯
留コンベアに対して振分けるので、特定区分に仕分けら
れる農作物の仕分け量が多くなっても、選別コンベア上
に貯留することができない。各貯留コンベア上に貯留さ
れる貯留量には限界があるため、特定区分に仕分けられ
る農作物の仕分け量に応じて、貯留コンベアの仕分け区
分を変更しなければならず、その仕分け区分を随時変更
するため、仕分け情報の管理及び取り扱いが複雑とな
る。且つ、同一等階級の農作物が不特定多数の貯留コン
ベアに対して振分けられるので、農作物を一箇所に集積
する作業及び出荷する作業に手間が掛かるという問題点
を有している。
【0004】この発明は上記問題に鑑み、物品を、その
仕分け量に応じた搬送距離の搬送手段に対して振分け処
理することにより、物品を仕分け処理する作業に迅速且
つ適確に行え、作業の省力化及び能率アップを図ること
ができる物品仕分けシステムの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、個々の物品
と略対応して移動する記録媒体に記録された該物品の仕
分け情報を情報読取り手段で読取り、その仕分け情報に
基づいて、各物品を複数の仕分け部に対して振分け処理
する物品仕分けシステムであって、上記情報読取り手段
の後段に、上記物品を仕分け情報と対応する各仕分け部
に対して搬送する搬送手段と、上記情報読取り手段で読
取った仕分け情報に基づいて、上記物品の仕分け量に応
じた搬送距離の搬送手段に対して該物品を振分け処理す
る振分け手段とを備えた物品仕分けシステムであること
を特徴とする。
【0006】上述の物品は、例えばミカン、リンゴ、ト
マト、柿、梨、桃、メロン、胡瓜、茄子、人参、長芋な
どの農作物(果菜物を含む)、魚介類、球技用ボール、
食品、部品等で構成することができる。また、記録媒体
は、例えばIDカードや磁気ストライプ、バーコード等
のデータキャリアで構成することができる。また、情報
読取り手段は、例えば非接触型のIDアンテナや情報通
信装置等で構成することができる。また、搬送手段は、
例えばチェーンコンベアやベルトへコンベア、ローラコ
ンベア等で構成することができる。つまり、個々の物品
と略対応して移動する記録媒体に記録された仕分け情報
を情報読取り手段で読取り、その仕分け情報に基づい
て、物品を、仕分け量に応じた搬送距離の搬送手段、例
えば仕分け量の多い物品を、搬送距離の長い搬送手段に
供給し、仕分け量の少ない物品を、搬送距離の短い搬送
手段に対して振分け手段により振分け供給し、複数の仕
分け部に対して振分け処理する。
【0007】実施の形態として、上記搬送手段を、上記
仕分け情報と対応する複数のコンベアで構成することが
できる。また、上記各コンベアを、上記物品の仕分け量
に応じた搬送距離に設けることができる。また、上記情
報読取り手段の前段に、上記物品の仕分け情報を検出す
る仕分け情報検出手段と、上記物品の仕分け情報を上記
記録媒体に対して記録する情報書込み手段と、上記仕分
け情報検出手段により検出した検出情報に基づいて、該
物品の仕分け情報を個々に決定し上記情報書込み手段に
出力する仕分け情報決定手段とを備えることができる。
【0008】
【作用及び効果】この発明によれば、物品を、その仕分
け量に応じた搬送距離の搬送手段に対して振分け処理す
るので、通常搬送のみに使用する搬送手段を、物品を貯
留するための貯留部として活用することができ、従来例
のように物品を貯留するための貯留部を仕分け部毎に設
けたり、仕分け区分を随時変更したりする必要がなく、
仕分け情報の管理及び取り扱いが簡単となる。且つ、仕
分け量の多い物品から順に、搬送距離の長い方の搬送手
段に対して振分け処理するので、物品を、仕分け情報別
に処理する作業が迅速且つ適確に行え、作業の省力化及
び能率アップを図ることができる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例である農作物を項目別に仕分
け処理する作業に用いられる物品仕分けシステムを示
し、図1に於いて、この物品仕分けシステム1は、搬送
コンベア2上に設定した積載区間aと、検出区間bと、
振分け区間c,dと、機械的箱詰め区間eと、人為的箱
詰め区間fとに、様々なサイズの農作物Aが載置された
フリーのトレイ10…を搬送して、トレイ10に載置さ
れた農作物Aを項目別に振分け処理する。
【0010】上述の搬送コンベア2は、例えばチェーン
コンベアやローラコンベア、ベルトコンベア等のコンベ
ア2a,2b,2c,2d,2e,2fで構成され、積
載区間aに配設したコンベア2aは、積載区間a始端側
に回帰搬送されるトレイ10を複数条(例えば2条)に
分けて整列搬送し、そのトレイ10には、荷受コンベア
3により搬送される農作物A…を作業者の手(又は機械
的手段)で保持して積載する。
【0011】且つ、検出区間bに配設したコンベア2b
は、複数条のトレイ10を一列に合流させて整列搬送
し、振分け区間cに配設したコンベア2c…は、トレイ
10…を合流させて、振分け区間dに配設したコンベア
2d…に対して搬送供給し、そのコンベア2d…は、ト
レイ10…を、機械的箱詰め区間e及び人為的箱詰め区
間fに配設したコンベア2e…に対して項目別(例えば
等階級別)に振分け搬送し、コンベア2b,2eの終端
側に接続したコンベア2fは、農作物Aが取り除かれた
トレイ10をコンベア2aの始端側に回帰搬送する。
【0012】前述のトレイ10は、図2、図3、図4に
も示すように、例えばハロゲンランプや白熱電球等の光
源24から投光される光を導光する略丸形の孔部11a
を、平面から見て略丸形を有するトレイ本体11の底面
側中心部に形成し、底面から見て略正方形又は略丸形に
形成した薄型の記録媒体14(例えばIDカードや磁気
ストライプ、バーコード等のデータキャリア=非接触情
報記録装置)を、孔部11aを中心として、トレイ本体
11の底面側中央部に形成した凹部11bに取り付けて
いる。
【0013】且つ、平面から見て略円筒状を有する支持
リング12を、トレイ本体11の上面側中央部に形成し
た支持部11cの外周面に対して上下動自在に遊嵌し、
支持リング12の内周面に突設したピン12a…を、支
持部11cの外周面に形成した縦長の溝部11dに対し
て上下動自在に係止している。
【0014】且つ、柔軟性を有する弾性体により側面か
ら見て略コーン状に形成した受け部15を、支持部11
cの孔部11aに対して嵌着固定し、略板状又は略棒状
の案内レール21が係止される係止溝12bを、支持リ
ング12の下端側外周面に対して円周方向に連続して形
成し、トレイ本体11の下端側外周縁部に形成したガイ
ド軸11eを、支持リング12の下端側内周縁部に形成
したガイド孔12cに対して上下動自在に挿通すると共
に、ガイド軸11e及びガイド孔12cを円周方向に対
して所定間隔に隔てて複数設けて、そのガイド軸11e
とガイド孔12cとの間に圧縮装填したコイルスプリン
グ16の復元力により、支持リング12を略鉛直方向に
対して押し上げられる方向に常時付勢している。
【0015】且つ、柔軟性を有する弾性体により平面か
ら見て略円板状に形成した載置部13の外周縁部を、前
述した支持リング12の上端側外周縁部に嵌着固定し
て、支持リング12の上下動作に略対応して載置部13
の内周縁部と外周縁部とが略水平となる収縮状態と、内
周縁部から外周縁部に向けて徐々に高くなる伸張状態と
に上下伸縮自在に設けると共に、略丸形の孔部13a
を、上述のトレイ本体11の孔部11aと、記録媒体1
4の孔部14aと、受け部15の孔部15aとに連通し
て載置部13の載置面中心部に形成している。
【0016】且つ、孔部13aを中心として、線状の切
込み部13bを円周方向に対して所定間隔に隔てて複数
形成し、その切込み部13bを径方向に対して所定間隔
に隔てて複数条形成すると共に、切込み部13b…を内
周部から外周部に向けて互い違いとなるように配列して
いる。
【0017】前述の検出区間bに配設した項目計測装置
17は、図5、図6、図7にも示すように、トレイ10
に載置された農作物Aの表面側外部項目(例えば等階
級)を、検出区間b内の始端側搬送路上部に配設した撮
像カメラ19aと、搬送路両側部(農作物Aを中心とし
て斜め前後)に配設した撮像カメラ19b…とで撮像
し、農作物Aが載置されたトレイ10全体の総重量を、
検出区間b内の搬送路下部に配設した重量計測装置20
(例えばロードセル又は重量センサ等)で計測する。
【0018】且つ、農作物Aの内部項目を計測する第1
の方法としては、図8に示すように、始端側搬送路上部
に配設した柔軟性を有する遮光パッド23を昇降手段に
より昇降又は移動手段により移動して、トレイ10に載
置された農作物A上面に押圧した後、その遮光パッド2
3に形成した受光窓23aを介して、農作物Aを透過し
た光源24の透過光を、搬送路上部に配設した撮像カメ
ラ19cで撮像する。
【0019】一方、第2の方法は、図9に示すように、
検出区間bの中間部搬送路上部に架設した回転装置21
(例えば特願平11−279291号、特願2000−
6672号等)を構成する一対の保持体22を搬送方向
に対して周回移動させながら、トレイ10上方に突出す
る農作物Aを一対の保持体22で保持して表裏反転(例
えば略180度)又は所定角度に回転した後、その農作
物Aの裏面側外部項目を、終端側搬送路上部に配設した
撮像カメラ19dで撮像する。
【0020】また、搬送路上部に架設した遮光パッド2
3を搬送方向に対して周回移動させながら、一対の保持
体22で保持された農作物A上面に押圧して、その遮光
パッド23の受光窓23aを介して、農作物Aを透過し
た光源24の透過光を撮像カメラ19cで撮像する。な
お、上述の撮像カメラ19a〜19d及び重量計測装置
20で計測した計測情報は、画像処理装置(図示省略)
を備えた判定装置17aに出力される。また、上述の撮
像カメラ装置19a〜19d(CCDカメラ)に代わる
光学的計測手段の他の例として、例えばイメージセンサ
ーやビデオカメラ等を用いてもよい。
【0021】一方、判定装置17aは、撮像カメラ19
a〜19d及び重量計測装置20から出力される計測情
報に基づいて、農作物Aの所定項目(例えば色相、損
傷、成熟度、大きさ、形状、高さ、幅、体積、重量、偏
平度、腐り具合、浮き皮具合、規格外等の等階級及び糖
酸度、等階級別の仕分け量)を個々に判定する。且つ、
検出区間bの終端側搬送路下部に配設した情報通信装置
18aがトレイ10の記録媒体14に対峙されたとき、
上述の判定情報とトレイ10固有の識別情報とを対応さ
せて記録媒体14に記録する。
【0022】且つ、積載区間aの始端側搬送路下部に配
設した情報通信装置18bがトレイ10の記録媒体14
に対峙されたとき、記録媒体14に記録された情報を消
去又は新しい情報を書き込む等して、初期状態にリセッ
トする。
【0023】前述の振分け区間c,dに配設した振分け
装置25は、トレイ10を搬送方向に対して左右逆向き
に振分けするように配設しているが、その構成及び動作
は略同一であるので、一方の振分け区間cに配設した振
分け装置25の構成を図面に基づいて詳述する。
【0024】上述の振分け装置25は、図10、図1
1、図12にも示すように、トレイ10が個々に載置さ
れる平面から見て略矩形の載置台26を、搬送路両側部
に張架したチェーン27間に対して略水平に架設すると
共に、そのチェーン27全長に対して所定間隔に隔てて
複数配列して、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力
により搬送コンベア2の搬送速度と略同期して搬送方向
に対して周回移動する。
【0025】且つ、載置台26の上下面中央部に形成し
た溝部26aを介して、載置台26上面に装着された平
面から見て略矩形の当接部材28と、載置台26下面に
装着された溝部26aよりも幅広の可動部材29とを一
体的に連結して、当接部材28を、搬送方向と略直交す
る方向及びトレイ10の下部側面に対して当接される方
向に対して往復移動自在に取り付けている。
【0026】且つ、当接部材28を、載置台26後端側
上面に固定したマグネット30と、当接部材28後側端
面に固定した金属プレート31との吸着力により、載置
台26上面に対してトレイ10の載置スペースが確保さ
れる待機位置に保持する。また、載置台26搬送側後縁
部に形成した凸状の規制部26bを、載置台26に載置
されたトレイ10下部側面に当接して、トレイ10を載
置面上に位置規制する。
【0027】且つ、側面から見て略棒状又は略軸状のガ
イドピン32を、当接部材28及び可動部材29に連通
して形成したガイド孔33に挿入し、搬送路下部に架設
した案内レール40に対して当接される降下位置と、そ
の当接が回避される上昇位置とに上下動自在に保持する
と共に、ガイド孔33内に圧縮装填したコイルスプリン
グ34の復元力により上昇方向に常時付勢している。
【0028】且つ、ガイドピン32の上端側頭部32a
に対して係止されるレバー35を、当接部材28の後端
側上面に対して支軸37により枢着して、上昇状態のガ
イドピン32の上端側頭部32aに対して係止される方
向と、その係止が解除される方向とに水平回動自在に設
けると共に、支軸37外周に巻回したバネ36の復元力
により上端側頭部32aに対して係止される方向に回動
付勢している。
【0029】一方、振分け装置25の駆動及び停止を制
御する制御装置41は、情報通信装置42で読取られた
仕分け情報を比較するための仕分け基準情報(例えば階
級情報や等級情報、糖酸度情報、その他の情報等の仕分
け処理するのに必要な情報)を記憶し、振分け区間c,
dの搬送路下部に配設した情報通信装置42がトレイ1
0の記録媒体14に対峙されたとき、情報通信装置42
から出力される仕分け情報と、予め記憶された仕分け基
準情報とを比較して、予め設定した階級(例えばS,
M,L等)及び等級(例えば秀、優、良等)で有るか否
かを判定する。
【0030】つまり、振分け区間cの情報通信装置42
から出力される仕分け情報が、予め設定した何れかの階
級に該当する情報であると判定された場合、その階級と
対応する位置に配設した振分け装置43(例えばソレノ
イドやロータリーシリンダ等のアクチュエータ)を駆動
して、載置台26のレバー35による係止を瞬間的に解
除し、農作物Aが載置されたトレイ10を、当接部材2
8により搬送方向と略直交する方向に対して搬送しなが
ら水平移動させ、振分け区間cのコンベア2c…に対し
て階級別に振分け供給する。
【0031】一方、上述と同様に、振分け区間dの情報
通信装置42から出力される仕分け情報が、予め設定し
た何れかの等級別に該当する情報であると判定された場
合、その等級と対応する位置に配設した振分け装置43
を駆動して、載置台26のレバー35による係止を瞬間
的に解除し、同一階級の農作物Aが載置されたトレイ2
1を、当接部材28により搬送方向と略直交する方向に
対して搬送しながら水平移動させ、振分け区間dのコン
ベア2e…に対して等級別(及び糖酸度別)に振分け供
給する。且つ、判定装置17aによる判定に基づいて、
仕分け量の多い農作物Aから順に、搬送距離の長い方の
コンベア2c,2dに対して振分ける。
【0032】且つ、載置台26下面に突出したガイドピ
ン32は、コイルスプリング43の復元力に抗して、終
端側搬送路下部の回帰側に架設した復帰ガイド39に沿
って上昇位置に押し戻され、ガイドピン32の頭部32
aに係止されるレバー35により上昇位置にロック固定
される。
【0033】また、規格外及び未積載であると判定され
た場合、振分け装置43を作動せず、当接部材28の可
動部29を、終端側搬送路下部に架設した排出ガイド
(図示省略)に当接して、トレイ10を、当接部材28
により搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、振分
け区間c終端のコンベア2c…に排出して積載区間a又
は回収工程に搬送する。
【0034】且つ、載置台26を始端側搬送路に回帰移
動するとき、当接部材28の可動部29を、回帰側に架
設した回帰ガイド44に当接して、当接部材28をトレ
イ10の載置スペースが確保される待機位置に復帰さ
せ、マグネット30と金属プレート31との吸着力によ
り定位置に保持する。
【0035】前述の機械的箱詰め区間eに配設した箱詰
め装置45は、図13、図14にも示すように、可動枠
46を、コンベア2e上に対して2条整列される各列の
トレイ10上方と、その側部に配設した箱送りコンベア
49上に対して2箱整列される左右の箱体B上方とに水
平移動自在に設けている。なお、可動枠46と、吸着ユ
ニット47と、吸着子48とは、例えばエアーシリンダ
やチェーン機構、ネジ送り機構等の移動手段及び昇降手
段により駆動される。
【0036】且つ、例えば吸気ブロワや真空ポンプ等の
負圧発生装置(図示省略)に接続された吸着子48を、
コンベア2e上に整列される複数個の農作物Aと対向し
て吸着ユニット47下面に複数垂設(例えば4個)し、
複数個の農作物Aと対向する幅広間隔と、その農作物A
…が箱体B内部に対して箱詰めされる近接間隔とに拡縮
動作自在に設けている。また、吸着子48の垂下数を、
農作物Aの箱詰め数に応じて変更してもよい。
【0037】且つ、吸着子48は、コンベア2e上方と
箱送りコンベア49上方とに往復移動するとき、吸着子
48で吸着保持した農作物Aが箱体B及びトレイ10に
対して当接回避される高さに上昇され、コンベア2e上
方に移動したとき、昇降手段(図示省略)によりトレイ
10に載置された農作物A上面に対して押圧される高さ
に降下し、農作物A上面に密着されたとき、農作物Aを
負圧により吸着保持する。一方、箱送りコンベア49上
方に移動したとき、箱体B内部に対して収容される高さ
に垂直降下及び農作物Aの箱詰め段数に略対応して段階
的に垂直昇降し、農作物Aを箱体B内部に収容したと
き、吸着子48による吸着保持を解除する。
【0038】なお、4個の農作物Aを箱詰めする場合、
全吸着子48を降下させて農作物Aを吸着保持し、3個
の農作物Aを箱詰めする場合、一番端の吸着子48を上
昇位置に待機させ、負圧を遮断又は停止する。また、吸
着子48に代わる他の保持手段として、例えばパッドや
アーム等で保持してもよい。
【0039】且つ、箱送りコンベア49の搬入側に配設
した箱搬入コンベア50は、例えば自動製函機又は製函
作業場等の製函工程に接続され、上面側を開口した箱体
B(例えば段ボール箱)を供給する。また、箱体Bに代
わる他の容器として、例えば合成樹脂製又は金属製の容
器を用いてもよい。一方、箱送りコンベア49の搬出側
に配設した箱搬出コンベア51は、例えば自動封函機又
は封函作業場等の封函工程に接続され、所定数の農作物
Aが箱詰め処理された箱体Bを、封函工程を介して次工
程(例えば出荷工程や保管工程等)に搬送する。
【0040】前述の作業者52人為的箱詰め区間fに待
機する作業者52は、コンベア2e上に2条整列された
農作物A…を手で保持して、箱送りコンベア49上に搬
送された左右の箱体Bに対して項目別に箱詰めする。規
格外又は数量の少ない農作物A或いは箱詰め作業が機械
的に困難な農作物Aを手作業で箱詰め処理する。
【0041】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品仕分けシステム1による農作物Aの仕分
け動作を説明する。
【0042】先ず、図1、図2、図3に示すように、荷
受コンベア3により搬送される農作物A…を作業者の手
で保持して、搬送コンベア2のコンベア2aにより積載
区間aに搬送されるトレイ10…に積載すると共に、農
作物Aの所定項目を作業者の目視により判定して、トレ
イ10…を、予め設定した項目別の搬送位置にずらして
載置する。
【0043】次に、図4に示すように、検出区間bに搬
送されるトレイ10の支持リング12を、搬送路両側部
の案内レール21により押し下げ、農作物Aを載置部1
3よりも上方に突出又は露出した後、図5、図7、図
8、図9に示すように、農作物Aの外部項目及び内部項
目を、項目計測装置17の撮像カメラ19a〜19dと
重量計測装置20とで検出及び計測すると共に、項目別
の搬送位置に載置された目視判定情報と、撮像カメラ1
9a〜19d及び重量計測装置20から出力される計測
情報とに基づいて、農作物Aの外部項目及び内部項目を
判定装置17aで個々に判定すると共に、その判定情報
を、判定装置17aのRAMに対して計測順に記録及び
随時更新する。
【0044】且つ、図6に示すように、情報通信装置1
8bをトレイ10の記録媒体14に対峙したとき、上述
の判定装置17aによる判定情報と、トレイ10固有の
識別情報とを対応させて記録媒体14に対して計測順又
は番地順に記録する。且つ、案内レール21による押し
下げを解除して、農作物Aをトレイ10の載置部13に
安定載置したまま搬送する。また、トレイ10の番地情
報と対応させて記録してもよい。
【0045】次に、図10、図11、図12にも示すよ
うに、トレイ10…を、検出区間bのコンベア2bから
振分け区間cのコンベア2cに乗り移らせるとき、トレ
イ10の記録媒体14に記録された仕分け情報を情報通
信装置42で読取り、制御装置41に出力する。その制
御装置41による判定に基づいて、振分け区間cに配設
した振分け装置25を駆動すると共に、判定と対応する
階級の振分け装置43を独立して駆動する。
【0046】つまり、振分け装置43の解除部材43a
をレバー35の遊端側に当接して係止解除し、ガイドピ
ン32をコイルスプリング34の復元力により下方に突
出すると共に、ガイドピン32の下端側を搬送路下部に
架設した案内レール40に沿って移動する。同時に、当
接部材28を、載置台26に載置されたトレイ10に当
接して、農作物Aが載置されたトレイ10を搬送方向と
略直交する方向に対して略水平移動させ、振分け区間c
のコンベア2c…に対して階級別に振分ける。
【0047】且つ、コンベア2c…により搬送されるト
レイ10…を合流させると共に、仕分け量の多い農作物
A…を、その仕分け量に応じて搬送距離の長い方の振分
け区間dに配設したコンベア2d…に対して搬送供給
し、特定農作物Aの仕分け量が多い場合、コンベア2
c,2dの搬送路上を、農作物Aを貯留するための貯留
部として一時的に活用する。
【0048】次に、トレイ10の記録媒体14に記録さ
れた仕分け情報を振分け区間dの情報通信装置42で読
取り、制御装置41に出力する。その制御装置41によ
る判定に基づいて、判定と対応する等級の振分け装置4
2を駆動する。上述と同様にして、農作物Aが載置され
たトレイ10を、機械的箱詰め区間e及び人為的箱詰め
区間fに配設したコンベア2e…に対して項目別(例え
ば等階級別)に振分け供給する。なお、規格外及び未積
載であると判定されたトレイ10は、コンベア2fによ
り積載区間aのコンベア2aに対して回帰搬送される。
【0049】次に、機械的箱詰め区間eのコンベア2e
…に振分けられた農作物Aは、図13、図14にも示す
ように、箱詰め装置45の吸着子48…で吸着保持し
て、箱送りコンベア49上に搬送された左右の箱体Bに
対して交互に箱詰めする。一方、人為的箱詰め区間fの
コンベア2e…に振分けられた農作物Aは、作業者52
の手で保持して、箱送りコンベア49上に搬送された左
右の箱体Bに対して箱詰めする。且つ、所定数の農作物
Aが箱詰め処理された箱体Bは、箱搬出コンベア51に
より封函工程を介して次工程(例えば出荷工程や保管工
程等)に搬送される。以下、上述と同様にして、農作物
Aの仕分け作業及び箱詰め作業を継続して行う。
【0050】以上のように、農作物A…を、その仕分け
量に応じた振分け区間cのコンベア2c…及び振分け区
間dのコンベア2d…に振分け処理するので、通常搬送
のみに使用するコンベア2c,2dを、農作物Aを貯留
するための貯留部として活用することができ、従来例の
ように農作物Aを貯留するための貯留部を仕分け部毎に
設けたり、仕分け区分を随時変更したりする必要がな
く、仕分け情報の管理及び取り扱いが簡単となる。且
つ、装置全体の小型化及び製作費の低減を図ることがで
き、設置スペースが小さくて済み、レイアウトが容易に
行える。
【0051】且つ、仕分け量の多い農作物Aから順に、
搬送距離の長い方のコンベア2c,2dに対して振分け
処理するので、農作物Aを、項目別に仕分け処理する作
業が迅速且つ適確に行え、作業の省力化及び能率アップ
を図ることができる。
【0052】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の農作物A(例え
ばミカン、リンゴ、トマト、柿、梨、桃、メロン、胡
瓜、茄子、人参、長芋などの果菜物を含むもの)や魚介
類、球技用ボール、食品、部品等に対応し、以下同様
に、搬送手段は、搬送コンベア2及びコンベア2a〜2
fに対応し、情報読取り手段及び情報書込み手段は、非
接触型の情報通信装置18a,18b,42やIDアン
テナに対応し、仕分け情報検出手段は、項目計測装置1
7及び撮像カメラ19a〜19d、重量計測装置20に
対応し、仕分け情報決定手段は、判定装置17aに対応
し、振分け手段は、振分け装置25,43に対応する
も、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【0053】上述の物品仕分けシステム1は、例えば農
作物Aを機械的に箱詰めする作業にも用いることができ
る。また、例えばミカン、リンゴ、トマト、柿、梨、
桃、メロン、胡瓜、茄子、人参、長芋等の農作物(果菜
物を含むもの)や魚介類、球技用ボール、食品、部品等
に仕分け作業にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品仕分けシステムの全体構成を示す平面
図。
【図2】 農作物の載置状態を示すトレイの斜視図。
【図3】 載置部の伸張状態を示すトレイの縦断側面
図。
【図4】 載置部の収縮状態を示すトレイの縦断側面
図。
【図5】 項目計測装置の構成を示す平面図。
【図6】 トレイの記録媒体と情報通信装置との対峙状
態を示す正面図。
【図7】 農作物の外部計測方法を示す正面図。
【図8】 農作物の内部計測方法を示す正面図。
【図9】 農作物の他の内部計測方法を示す正面図。
【図10】 振分け装置による振分け動作を示す平面
図。
【図11】 トレイの載置状態を示す載置台の平面図。
【図12】 トレイの載置状態を示す載置台の縦断面
図。
【図13】 箱詰め装置による箱詰め動作を示す平面
図。
【図14】 箱詰め装置による箱詰め動作を示す要部拡
大図。
【符号の説明】
A…農作物 B…箱体 1…物品仕分けシステム 2…搬送コンベア 2a〜2f…コンベア 10…トレイ 14…記録媒体 17…項目計測装置 17a…判定装置 18a,18b,42…情報通信装置 19a,19b,19c,19d…撮像カメラ 20…重量計測装置 25,43…振分け装置 45…箱詰め装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B65B 25/04 B65B 25/04 Z Fターム(参考) 3E028 BA01 BA06 BA10 EA01 GA02 GA06 GA07 GA08 GA09 GA10 3F015 AA06 AA07 FA02 GA01 KA00 KA01 3F079 AC01 AC06 BA24 BA25 BA26 CA12 CA13 CA16 CA18 CA19 CA21 CA23 CA27 CA29 CA32 CA34 CA42 CB08 CB11 CB24 CB30 CC04 DA11 DA22 DA28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々の物品と略対応して移動する記録媒体
    に記録された該物品の仕分け情報を情報読取り手段で読
    取り、その仕分け情報に基づいて、各物品を複数の仕分
    け部に対して振分け処理する物品仕分けシステムであっ
    て、上記情報読取り手段の後段に、上記物品を仕分け情
    報と対応する各仕分け部に対して搬送する搬送手段と、
    上記情報読取り手段で読取った仕分け情報に基づいて、
    上記物品の仕分け量に応じた搬送距離の搬送手段に対し
    て該物品を振分け処理する振分け手段とを備えた物品仕
    分けシステム。
  2. 【請求項2】上記搬送手段を、上記仕分け情報と対応す
    る複数のコンベアで構成した請求項1記載の物品仕分け
    システム。
  3. 【請求項3】上記各コンベアを、上記物品の仕分け量に
    応じた搬送距離に設けた請求項2記載の物品仕分けシス
    テム。
  4. 【請求項4】上記情報読取り手段の前段に、上記物品の
    仕分け情報を検出する仕分け情報検出手段と、上記物品
    の仕分け情報を上記記録媒体に対して記録する情報書込
    み手段と、上記仕分け情報検出手段により検出した検出
    情報に基づいて、該物品の仕分け情報を個々に決定し上
    記情報書込み手段に出力する仕分け情報決定手段とを備
    えた請求項1記載の物品仕分けシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089965A (ja) * 2009-09-16 2010-04-22 Tsubakimoto Chain Co 2段移送手段用仕分装置
JP2012232300A (ja) * 2012-06-19 2012-11-29 Yanmar Co Ltd 選果システム
CN103028557A (zh) * 2012-12-31 2013-04-10 中国电子科技集团公司第四十五研究所 一种高效太阳能电池片分选方法

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