JP2002001230A - 物品載置体 - Google Patents

物品載置体

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JP2002001230A
JP2002001230A JP2000181475A JP2000181475A JP2002001230A JP 2002001230 A JP2002001230 A JP 2002001230A JP 2000181475 A JP2000181475 A JP 2000181475A JP 2000181475 A JP2000181475 A JP 2000181475A JP 2002001230 A JP2002001230 A JP 2002001230A
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Toru Ishii
徹 石井
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を安定した姿勢に保持して、搬送や整列す
る作業に適した状態を維持することができる物品載置体
を提供する。 【解決手段】トレイ10を構成する蛇腹状の載置部12
を引き下げて、果菜物Aの略全体をトレイ本体11の開
口側周縁部よりも下方に没入させ、果菜物Aの略全体を
包み込むように保持する。果菜物A外面と略対応する形
態に変形又は伸縮させて、向き及び位置を保持するのに
必要な接触抵抗を付与する。一方、載置部12を押し上
げて、果菜物Aの略全体をトレイ本体11の開口側周縁
部よりも上方に突出させ、果菜物Aを計測及び箱詰めす
るのに適した状態に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばミカン、
リンゴ、トマト、柿、梨、桃、メロンなどの果菜物、又
は胡瓜、茄子、人参、長芋などの農作物、又は魚介類、
球技用ボール、食品、部品等の物品を搬送又は整列する
作業に用いられる物品載置体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の果菜物を載置する受皿と
しては、例えば果菜物を、受皿本体の中央部に設けた蛇
腹状の筒状載置部に載置した後、受皿本体の両側部に枢
支した左右一対のクランプにより果菜物を押圧保持する
受皿(特開平11−35126号公報)と、受皿本体の
内側斜面に固定したクッション材のひれ状突起を、果菜
物の外面と対応する形状に変形させて載置する受皿(特
公平7−37746号公報)とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の受皿
は、果菜物を、左右一対のクランプにより筒状載置部に
押圧して保持するので、果菜物のサイズが大きくなる
と、クランプにより果菜物を強く押圧しなければなら
ず、果菜物の肉質が軟らかいと、クランプにより押し潰
されてしまうことがある。一方、果菜物のサイズが小さ
いと、クランプによる押圧力が弱くなるため、果菜物が
落下したり、向きや位置が変位しやすくなるという問題
点を有している。
【0004】後者の受皿は、クッション材のひれ状突起
を、果菜物の外周面に対して部分的に接触させるので、
果菜物のサイズが小さいと、ひれ状突起の接触面積及び
接触抵抗が小さくなり、果菜物を所定の向き及び位置に
保持することが困難である。例えば吸着子やアーム等で
保持して箱詰めする場合、向きを修正しなければなら
ず、作業に手間が掛かるという問題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、載置部を、物
品の外面と略対応する形態に変位することにより、物品
が安定した姿勢に保持され、搬送や整列する作業に適し
た状態を維持することができる物品載置体の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品が載置される載置部を載置体上面に形成した凹状の
開口部に設け、上記載置部を、上記物品の外面と略対応
する形態に変位可能に設けた物品載置体であることを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記載置部を、上記物品と略対応する
形状に変位可能な材質で形成した物品載置体であること
を特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記載置部を、上記物品と略対
応する形態に伸縮可能な形状に形成した物品載置体であ
ることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の構成と併せて、上記載置部を、該載置部の
中央部から外周部に向けて徐々に大径となる形状に形成
した物品載置体であることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項1,
2,3又は4記載の構成と併せて、上記載置部を、上記
物品の略全体が載置体上面よりも上方に突出される状態
と、該載置体上面よりも下方に没入される状態とに伸縮
可能に設けた物品載置体であることを特徴とする。
【0011】
【作用及び効果】この発明によれば、物品載置体の載置
部を、物品の外面と略対応する形態に変位又は伸縮する
ので、様々な大きさや形状を有する物品が包み込むよう
に保持され、搬送及び整列するのに適した状態を維持す
ることができる。且つ、搬送時及び向き変更時に於て、
物品が落下したり、向きや位置が変位するのを確実に防
止することができる。
【0012】しかも、載置部を、物品の略全体が載置体
上面よりも下方に没入される状態に変位させて、物品の
重心を低くするので、物品が落下するのを積極的に阻止
することができ、所定数の物品を搬送及び整列する作業
が確実に行える。一方、物品の略全体が載置体上面より
も上方に突出される状態に変位させて、物品の略周面全
体を露出するので、計測作業や箱詰め作業が何等支承な
く行える。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例である果菜物を搬送及び整列
するときに用いられるフリーのトレイを示し、図1に於
いて、このフリーのトレイ10は、果菜物Aを項目別に
仕分け処理する仕分けコンベア4上に載置され、搬送路
上に設定した果菜物Aをトレイ10に積載する積載区間
aと、果菜物Aの所定項目を計測する計測区間bと、計
測結果に基づいてトレイ10を項目別に仕分け処理する
仕分け区間cと、トレイ10を項目別に整列する整列区
間dと、果菜物Aを箱詰め処理する箱詰め区間eと、果
菜物Aが取り除かれたトレイ10を積載区間aに回帰搬
送する回帰区間fとに周回搬送される。
【0014】上述の仕分けコンベア4は、例えばチェー
ンコンベアで構成されるコンベア4a,4b,4c,4
d,4eを、上述した区間a,b,c,d,e,fに配
設している。コンベア4a〜4eは、図4、図6に示す
ように、支持部材5aを、搬送路両側部に張架したチェ
ーン5b全長に対して所定間隔に隔てて架設すると共
に、そのチェーン5bを、減速機付きモータ(図示省
略)により搬送方向に回転して、搬送路両側部に架設し
た搬送ガイド5cにより、支持部材5a…の間に載置さ
れたトレイ10を搬送方向にガイドしながら周回搬送す
る。また、チェーンコンベアに代えて又は併用して、例
えばベルトコンベアやローラコンベア等を用いてもよ
い。
【0015】箱詰め区間eには、項目別に整列された果
菜物Aを箱詰めする箱詰め装置6を配設している。箱詰
め区間eの後段には、果菜物Aが取り除かれたトレイ1
0を上下に積重ねる積載装置7と、そのトレイ10を上
下に分離して積載区間aに供給する分離装置8とを配設
している。
【0016】また、計測区間bの後段には、項目外の果
菜物Aが載置されたトレイ10又は不良のトレイ10を
排出するためのコンベア4fを接続し、計測区間bの前
段には、項目外の果菜物Aが取り除かれたトレイ10又
は良品のトレイ10を供給するコンベア4gを接続して
いる。
【0017】前述のトレイ10は、図2、図3に示すよ
うに、平面から見て略正方形に形成したトレイ本体11
の上面側中央部に、最大サイズの果菜物Aが収容許容さ
れる凹状の開口部11aを形成し、その開口部11aの
内周縁部に、果菜物Aを載置する蛇腹状の載置部12を
伸縮可能に取付けている。また、トレイ本体11及び載
置部12を、例えば平面から見て略円形、略矩形、略五
角形、略楕円形等の形状に形成してもよい。
【0018】上述の載置部12は、側面から見て略円錐
筒状に形成した蛇腹部13と、凹状に形成した受け部1
4とで構成され、蛇腹部13の上端側周縁部を開口部1
1aの上面側周縁部に固定(例えばネジ止め)し、蛇腹
部13の下端側周縁部を受け部14の上面側周縁部に固
定(例えばネジ止め)している。また、上述のネジ止め
に代わる他の固定手段として、例えば接着又は溶着等し
てもよい。
【0019】上述の蛇腹部13は、例えば合成ゴムや軟
質樹脂等の柔軟性を有する弾性体により中央部から外周
部に向けて徐々に大径となる略円錐筒状(例えばコーン
状又はラッパ状)に形成され、果菜物Aの一部又は略全
体がトレイ本体11の開口側周縁部よりも上方に突出
(又は露出)される収縮状態(図2の仮想線で示す)
と、該開口側周縁部よりも下方に没入される伸張状態
(図2の実線で示す)とに伸縮可能に設けている。
【0020】且つ、蛇腹部13の屈曲部分に、例えばワ
イヤーや針金等の適度な強度を有する金属製又はプラス
チック製の線条体15を埋設したり、屈曲部分を厚肉に
形成する等して蛇腹形状を保持している。また、蛇腹形
状の載置部12に代えて、例えば果菜物Aの外面と略対
応する形態に変形可能な弾性体で形成した略円錐形状の
筒体又は略平面形状の板体等を用いてもよい。
【0021】前述の受け部14は、果菜物Aの下部中央
面と略対応して滑らかな曲形状に形成され、最小サイズ
を有する果菜物Aの外径よりも小径又は略同径で、果菜
物Aをトレイ本体11の中心部と略一致する位置に支持
する形状に形成している。且つ、受け部14の受け面に
は、例えばウレタンゴムやスポンジゴム等の柔軟性及び
緩衝性を有するパッド部材16を装着している。パッド
部材16は、果菜物Aの外面形状に略対応して変形する
と共に、果菜物Aを位置及び姿勢に保持するのに必要な
接触抵抗を付与する。
【0022】且つ、受け部14の下面側中心部に垂設し
た可動ピン17は、トレイ本体11の底面側中心部に形
成した孔部18に対して上下動可能に挿入され、可動ピ
ン17に形成した凸部17aと、孔部18に形成した溝
部18aとを互いに係合して回り止めしている。また、
受け部14と可動ピン17とを分離して、可動ピン17
の上下動により載置部12を伸縮してもよく、17,1
8を、例えば断面角形、断面楕円形等に形成してもよ
い。
【0023】可動ピン17の下端部に軸支したローラ1
9は、搬送路下部に架設した案内レール20に係合さ
れ、トレイ10を、例えばトレイ本体11に付設した記
録媒体28(例えばIDカードや磁気ストライプ、バー
コード等のデータキャリア)と、その記録媒体に記録さ
れた情報を読取るための情報読取り装置29又は情報を
書込むための情報書込み装置(図示省略)とが対峙され
る向きに規制する。
【0024】且つ、図4に示すように、区間a,b,e
に於て、可動ピン17を、案内レール20の高位側に移
動したとき、載置部12は、トレイ本体11の開口側周
縁部と略水平となる状態(図6参照)又は上方に突出す
る状態に押し上げ(図7参照)られる。この時、可動ピ
ン17を水平回転して、凸部17aの下端部を孔部18
の上縁部に係止すると、載置部12が略水平状態に保持
される。
【0025】一方、図5に示すように、積載区間aから
計測区間bと、計測区間bから装填区間eとに至る間に
於て、可動ピン17を、案内レール20の低位側に移動
したとき、載置部12は、果菜物Aの一部又は略全体が
トレイ本体11の開口側周縁部よりも下方に没入する状
態に引き下げ(又は自重降下)られる。
【0026】上述のローラ19の代わりに、例えばフッ
素樹脂(商品名テフロン)等の接触抵抗の小さい部材を
用いてもよく、また、案内レール20に代わる他の上下
動手段として、例えばソレノイド、エアーシリンダ、カ
ム等により可動ピン17を上下動したり、案内レール2
0自体を上下動してもよい。
【0027】なお、載置部12は、例えば果菜物Aの重
量を付与したり、受け部14を上下動する等して伸縮す
るが、例えば図2の仮想線で示す状態に復元するのに必
要な復元力を持たせたり、トレイ本体11と載置部12
との対向面間にコイルスプリングを装填する等して、果
菜物の大きさや重量に応じて伸縮してもよい。
【0028】前述の計測区間bに配設した計測装置22
は、図6又は図7に示すように、遮光室23により囲繞
された計測区間b内に於て、果菜物Aの略全体がトレイ
10の開口側周縁部よりも上方に突出に持ち上げられた
とき、計測区間bの始端側上部に配設した等階級計測装
置24と、搬送路両側部(果菜物Aを中心として斜め前
後)に配設した四方の等階級計測装置25とで果菜物A
の上部周面と側部周面とを計測(撮像)する。
【0029】一方、図8に示すように、計測区間bの終
端側上部に架設した遮光パッド33を、トレイ10の搬
送速度と略同期して搬送方向に周回移動させ、トレイ1
0上方に突出された果菜物Aの上部周面に押圧する。同
時に、遮光パッド33に形成した受光孔33aを介し
て、果菜物Aを通過した透過光を、搬送路上部に配設し
た糖酸度計測装置26で計測(受光)する。
【0030】且つ、計測区間b内に於て、トレイ10に
載置された果菜物Aの重量を、例えばロードセル又は重
量センサ等の重量計測装置27で計測する。
【0031】また、糖酸度の他の計測方法として、例え
ば図9に示すように、回転装置36(例えば特願平11
−279291号又は特願2000−6672号等)を
構成する左右一対の保持体37によりトレイ10上方に
突出された果菜物Aを保持して所定角度(例えば略18
0度)に回転する。同時に、果菜物Aの上部周面に押圧
された遮光パッド33の受光窓33aを介して、果菜物
Aを通過した透過光を糖酸度計測装置26で計測しても
よい。
【0032】計測区間b内に配設した光源30(例えば
ハロゲンランプや白熱電球等)は、果菜物Aを計測に適
した方向(例えば側方や上方)から照光する。また、上
述の装置24〜26(CCDカメラ)に代わる光学的計
測手段として、例えば、イメージセンサーやビデオカメ
ラ等を用いてもよい。
【0033】上述の装置24〜27及び29は、果菜物
Aの等階級及び糖酸度を判定する装置本体34(例えば
パーソナルコンピュータ)に接続され、装置本体34
は、装置24〜27及び29の情報を対応させて記憶
し、その情報に基づいて、果菜物Aの所定項目(例えば
色相、損傷、成熟度、大きさ、形状、高さ、幅、体積、
重量、偏平度、腐り具合、浮き皮具合、規格外等の等階
級情報及び甘味や酸味等の糖酸度情報)を個々に総合判
定する。
【0034】項目別に振分け処理する場合、例えば装置
24〜27の計測と対応してトレイ10毎に設定される
番地情報を情報読取り装置29で読取ったり、判定と対
応する部分に移動するまでのタイムラグを計数したりす
る。或いは、トレイ5毎に付設された記録媒体28の固
有情報又はトレイ5を載置する部分に設定されたコンベ
アの番地情報を読取る等して振分け処理してもよい。
【0035】仕分け区間c及び整列区間dの直前に配設
した振分け装置31は、装置本体34による判定に基づ
いて駆動され、トレイ10を、項目別の振分け供給す
る。
【0036】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、上述のトレイ10により果菜物Aを搬送する
方法を説明する。先ず、果菜物Aを載置する前又は載置
した後、図5に示すように、トレイ10の可動ピン17
を、案内レール20の低位側に移動して、蛇腹状の載置
部12を図2の実線で示す状態に引き下げ、果菜物Aの
略全体をトレイ本体11の開口側周縁部よりも下方に没
入すると共に、蛇腹部13の屈曲部分を、果菜物Aの外
面と略対応する形状に変形及び外面に対して環状に接触
させて、向き及び位置を保持するのに必要な接触抵抗を
付与する。且つ、果菜物Aの重心をトレイ本体11の開
口側周縁部よりも低位又は略同等となる高さに保持す
る。
【0037】次に、図4に示すように、可動ピン17
を、案内レール20の高位側に移動して、載置部12を
図2の仮想線で示す状態に押し上げ、果菜物Aの略全体
をトレイ本体11の開口側周縁部よりも上方に突出した
後、図6又は図7に示すように、受け部14と接触する
下部周面を除いて、果菜物Aの上部周面及び側部周面を
計測装置22の等階級計測装置24,25で計測する。
【0038】続いて、図8に示すように、果菜物Aに押
圧した遮光パッド33の受光孔33aを介して、果菜物
Aを通過した透過光を糖酸度計測装置26で計測する。
また、受け部14と接触する果菜物Aの下部周面を計測
する場合、図9に示すように、回転装置36で果菜物A
を持ち上げたり、表裏反転する等して計測する。同時
に、トレイ10に載置された果菜物Aの重量を重量計測
装置27で計測する。
【0039】次に、トレイ10に載置された果菜物A
を、装置本体34による判定に基づいて項目別に振分け
た後、箱詰め装置6を駆動して、トレイ本体11の開口
側周縁部よりも上方に突出された果菜物Aを、例えば吸
着子やアーム等の保持手段により保持して箱詰め処理す
る。
【0040】以上のように、トレイ10を構成する蛇腹
状の載置部12を、果菜物Aの外面と略対応する形態に
変位及び伸張するので、様々な大きさや形状を有する果
菜物Aの略全体が包み込むように保持され、搬送及び整
列するのに適した状態を維持することができる。且つ、
搬送時及び向き変更時に於て、果菜物Aが落下したり、
向きや位置が変位するのを確実に防止することができ
る。加えて、仕分けコンベア4の搬送速度を速くして、
仕分け作業の能率アップを図ることができる。
【0041】しかも、載置部12を、果菜物Aの略全体
がトレイ本体11の開口側周縁部よりも下方に没入され
る状態に変位させて、果菜物Aの重心を開口側周縁部よ
りも低くするので、果菜物Aが落下するのを積極的に阻
止することができ、所定数の果菜物Aを搬送及び整列す
る作業が確実に行える。一方、果菜物Aの略全体が開口
側周縁部よりも上方に突出される状態に変位させて、果
菜物Aの略周面全体を露出するので、果菜物Aの所定項
目を正確且つ確実に計測することができると共に、果菜
物Aを吸着したり、保持したりする箱詰め作業が妨げら
れず、計測作業及び箱詰め作業が何等支承なく行える。
【0042】図10は、可動ピン17及び案内レール2
0に代わる他の上下動方法を示し、搬送路下部に配設し
た突上げ部材39を、例えばソレノイドやエアーシリン
ダ等の昇降手段によりトレイ本体11の孔部18に対し
て下方から略鉛直に挿入し、載置部12の受け部14を
突き上げて、載置部12を図中仮想線で示す状態に押し
上げ、果菜物Aの略全体をトレイ10上方に突出する状
態に持ち上げてもよく、上述の計測や箱詰め等の作業が
容易に行え、上述の実施例と略同等の作用効果を奏する
ことができる。
【0043】一方、搬送時に於て、突上げ部材39を、
トレイ本体11の孔部18から引き抜いて、載置部12
を図中実線に示す状態に引き下げ、果菜物Aの一部又は
略全体をトレイ10の開口側周縁部よりも下方に没入す
る。
【0044】図11は、載置部12を、複数の受けリン
グ12aを上下動可能に連結して構成したトレイ10の
他の例を示し、受けリング12a…は、受け部14を中
心として、中央部から外周部に向けて徐々に大径となる
順に配列され、内側受けリング12aの外周縁部に形成
した縦長の溝部12bに、外側受けリング12aの内周
縁部に突出した突起12cを係止して上下伸縮可能に連
結している。且つ、パッド部材16を、受け部14及び
受リング12aの受け面に装着している。
【0045】上述と同様して、載置部12を図中仮想線
で示す状態に押し上げるので、計測や箱詰め等の作業が
容易に行える。一方、載置部12を図中実線で示す状態
に引き下げるので、果菜物Aの略全体が包み込むように
保持され、トレイ10から落下したり、向きや位置が変
位したりするのを防止することができ、上述の実施例と
略同等の作用効果を奏することができる。
【0046】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、物品載置体は、トレイ10に対応し、
載置体は、トレイ本体11に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0047】実施例のトレイ10は、例えば農作物や魚
介類、球技用ボール、食品、部品等の物品を搬送する作
業にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 仕分けコンベアによるトレイの搬送状態を示
す平面図。
【図2】 トレイの構造を示す縦断側面図。
【図3】 果菜物を取り除いたトレイを示す平面図。
【図4】 載置部の上昇状態を示す側面図。
【図5】 載置部の降下状態を示す側面図。
【図6】 果菜物の等階級計測方法を示す正面図。
【図7】 果菜物の他の等階級計測方法を示す正面図。
【図8】 果菜物の糖酸度計測方法を示す正面図。
【図9】 果菜物の他の糖酸度計測方法を示す正面図。
【図10】 載置部を突上げて上下動するトレイを示す
縦断側面図。
【図11】 載置部を複数のリングにより構成したその
他の例を示す側面図。
【符号の説明】
10…トレイ 11…トレイ本体 11a…開口部 12…載置部 12a…受けリング 13…蛇腹部 14…受け部 17…可動ピン 18…孔部 20…案内レール 39…突上げ部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品が載置される載置部を載置体上面に形
    成した凹状の開口部に設け、上記載置部を、上記物品の
    外面と略対応する形態に変位可能に設けた物品載置体。
  2. 【請求項2】上記載置部を、上記物品と略対応する形状
    に変位可能な材質で形成した請求項1記載の物品載置
    体。
  3. 【請求項3】上記載置部を、上記物品と略対応する形態
    に伸縮可能な形状に形成した請求項1又は2記載の物品
    載置体。
  4. 【請求項4】上記載置部を、該載置部の中央部から外周
    部に向けて徐々に大径となる形状に形成した請求項1,
    2又は3記載の物品載置体。
  5. 【請求項5】上記載置部を、上記物品の略全体が載置体
    上面よりも上方に突出される状態と、該載置体上面より
    も下方に没入される状態とに伸縮可能に設けた請求項
    1,2,3又は4記載の物品載置体。
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