JP2003211098A - トレイ振分け装置 - Google Patents

トレイ振分け装置

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JP2003211098A
JP2003211098A JP2002015605A JP2002015605A JP2003211098A JP 2003211098 A JP2003211098 A JP 2003211098A JP 2002015605 A JP2002015605 A JP 2002015605A JP 2002015605 A JP2002015605 A JP 2002015605A JP 2003211098 A JP2003211098 A JP 2003211098A
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Atsushi Nakatani
淳 中谷
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品及びトレイの商品価値を損なうことなく、
物品を項目別に振分け処理することができるトレイ振分
け装置を提供する。 【解決手段】トレイ10の記録媒体14に記録された仕
分け情報を情報通信装置42で読取り、制御装置41に
出力する。その制御装置41による判定に基づいて、判
定と対応する階級及び等級の振分け装置42を駆動し、
載置台26のレバー35による係止を瞬間的に解除し
て、コイルスプリング34の復元力により下方に突出さ
れたガイドピン32を案内レール40に沿って移動す
る。同時に、当接部材28を、載置台26に載置された
トレイ10に当接して、果菜物Aが載置されたトレイ1
0を搬送方向と略直交する方向に対して搬送しながら振
分け方向に略水平移動させ、階級別及び等級別に振分け
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばミカン、
リンゴ、トマト、柿、胡瓜、茄子、人参、ネギなどの農
作物(果菜物を含む)、魚介類、球技用ボール、食品、
部品等の物品が載置されたトレイを項目別に振分ける作
業に用いられるトレイ振分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のトレイを振分ける一般的な
振分け装置としては、例えばトレイ毎に付設された記憶
媒体の情報を情報読取り装置で読取り、その読取り情報
に基づいて、搬送路上の振分け部に配設した振分け装置
を駆動すると共に、その振分け装置の振分け板をトレイ
に当接して、農作物が載置されたトレイを予め設定した
方向に対して項目別に振分け処理する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のトレイ
を振分け板に当接して振分ける場合、当接時に生じる衝
撃が大きく、農作物の向きや位置が変位したり、脱落す
ることがあるだけでなく、農作物の表皮や果肉に付与さ
れる影響が大きく、商品価値が損なわれる。且つ、多数
のトレイを連続して振分け処理するので、振分け時に生
じる装置の騒音が大きく、作業環境が悪いという問題点
を有している。
【0004】また、他の振分け方法として、例えばコン
ベアにより搬送されるトレイを、回転テーブルの外周部
に設けた電磁吸着手段により吸着してコンベア側部に排
出する排出装置(特開平6−278848号公報)があ
るが、搬送速度を速くすると、その速度に比例して農作
物に付与される遠心力が大きくなるため、農作物が脱落
することがある。上述の脱落を防止する方法として、一
対のクランプにより保持するトレイ(特開平9−173
992号公報)に載置した場合、例えば完熟トマトや桃
等の軟らかい農作物がクランプの保持力により押し潰さ
れることがある。また、保持力を弱くすると、振分け時
に付与される衝撃や遠心力により、農作物の向きや位置
が変位しやすくなるという問題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、トレイが載置
された載置台を搬送方向に移動させながら、該トレイを
当接部材により搬送路側部に放出することにより、物品
及びトレイに付与される衝撃が軽減され、物品及びトレ
イの商品価値が損なわれるのを防止することができるト
レイ振分け装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、物品が載置
されたトレイを項目別に振分け処理するトレイ振分け装
置であって、上記トレイが載置される載置台を搬送方向
に対して移動する載置台移動手段と、上記トレイ側部と
対向して載置台の載置面上に取り付けられ、該トレイ側
部と対向する方向に対して往復移動自在に設けられた当
接部材と、上記載置台移動手段により移動される載置台
の搬送速度と略対応して、上記当接部材を載置台に載置
されたトレイ側部に当接すると共に、該トレイが搬送路
側部に対して放出される方向に移動する当接部材移動手
段とを備えたトレイ振分け装置であることを特徴とす
る。
【0007】上述の物品は、例えばミカン、リンゴ、ト
マト、柿、胡瓜、茄子、人参、ネギなどの農作物(果菜
物を含む)、魚介類、球技用ボール、食品、部品等で構
成することができる。また、載置台移動手段は、例えば
チェーンコンベアやベルトへコンベア、ローラコンベア
等のコンベアで構成することができる。また、当接部材
移動手段は、例えば案内レール、振分け装置、ソレノイ
ド、エアーシリンダ等で構成することができる。
【0008】つまり、物品が載置されたトレイを、載置
台移動手段により移動される載置台に載置して搬送方向
に周回移動すると共に、その載置台に取り付けられた当
接部材を、当接部材移動手段によりトレイ側部と対向す
る方向に移動させて当接し、トレイを、当接部材により
搬送路側部に対して放出される方向(例えば搬送方向と
略直行する方向)に略水平移動して、項目別に振分け処
理する。
【0009】実施の形態として、上記載置台を上記トレ
イが個々に載置される大きさに形成すると共に、該載置
台を搬送方向に対して複数配列して構成することができ
る。また、上記当接部材の当接側端面を、上記トレイの
側部外面と略対応する曲面形状に形成することができ
る。また、上記トレイ毎に付設された記録媒体(例えば
IDカードや磁気ストライプやバーコード等のデータキ
ャリア)の情報を読取るための情報読取り手段(例えば
情報通信装置、磁気情報読取り装置、バーコードリーダ
等)と、上記情報読取り手段により読取られた情報に基
づいて、上記当接部材移動手段の駆動及び停止を制御す
る制御手段(例えばパーソナルコンピュータやCPU、
ROM、RAMが内蔵された装置等の制御装置)とを備
えることができる。
【0010】
【作用及び効果】この発明によれば、トレイが載置され
た載置台を搬送方向に移動させながら、そのトレイを、
当接部材により搬送路側部に対して略水平に放出するの
で、物品及びトレイに付与される衝撃が軽減され、物品
の向きや位置が変位したり、脱落するのを防止すること
ができ、振分け作業が安定して行える。且つ、物品及び
トレイに付与される影響が小さく、商品価値が損なわれ
るのを防止することができると共に、振分け時に発生す
る装置の騒音が小さくなるので、快適な作業環境を保つ
ことができる。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例である農作物を項目別に仕分
け処理する作業に用いられるトレイ振分け装置を示し、
図1に於いて、このトレイ振分け装置25は、農作物仕
分け装置1を構成する搬送コンベア2上に設定した第1
及び第2の振分け区間c,dに配設され、後述する制御
装置21,41による判定に基づいて、振分け区間c,
dに搬送されるトレイ10…を項目別に振分け処理す
る。
【0012】上述の搬送コンベア2は、様々なサイズの
農作物が載置されるフリーのトレイ10を搬送路上に多
数配列し、搬送路上に設定した積載区間aと、計測区間
bと、振分け区間c,dと、機械的箱詰め区間eと、人
為的箱詰め区間fとに搬送する。且つ、積載区間aに配
設したコンベア2aは、未積載のトレイ10を複数条に
整列して搬送し、そのトレイ10に、荷受コンベア3に
より搬送される農作物…を作業者5の手(又は機械的手
段)で保持して積載する。
【0013】且つ、計測区間bに配設したコンベア2b
は、農作物が積載されたトレイ10を、後述する項目計
測装置20により所定項目を計測するのに適した状態に
整列して搬送する。振分け区間cに配設したコンベア2
c…は、後述する制御装置21による判定に基づいて、
第1のトレイ振分け装置25により振分けられるトレイ
10を、振分け区間dのコンベア2d…に対して項目別
に振分け搬送する。振分け区間c終端に配設したコンベ
ア2dは、規格外の農作物Aが積載又は農作物Aが未積
載のトレイ10を積載区間aに回帰搬送する。
【0014】且つ、振分け区間dに配設したコンベア2
d…は、後述する制御装置41による判定に基づいて、
第2のトレイ振分け装置25により振分けられるトレイ
10を、機械的箱詰め区間eに配設した箱詰め装置4
と、人為的箱詰め区間fに待機する作業者5とに対して
項目別(例えば階級別及び等級別)に搬送する。なお、
機械的箱詰め区間eの箱詰め装置4は、コンベア2d上
に整列された農作物を機械的に保持して箱詰め処理し、
人為的箱詰め区間fの作業者5は、上述の箱詰め装置4
による箱詰め作業が不要な農作物を手作業で箱詰め処理
する。また、所定数の農作物が箱詰め処理された箱体
(図示省略)は、例えば出荷工程や保管工程等の次工程
に搬送され、農作物Aが取り除かれたトレイ10は積載
区間aに回帰搬送される。
【0015】前述のトレイ10は、図3、図4にも示す
ように、平面から見て略円筒状の支持リング12を、側
面から見て略台形に形成されたトレイ本体11の外周面
に対して上下動自在に取り付け、柔軟性を有する載置部
13の外周部を、支持リング12の上端側周縁部に取り
付けて、載置部13を、支持リング12の上下動作に略
対応して、農作物が保持される伸張状態と、その保持が
解除される収縮状態とに上下伸縮自在に設けている。且
つ、底面から見て略正方形又は略丸形に形成した薄型の
記録媒体14(データキャリアやIDカード等)を、ト
レイ本体11の底面側中央部に取り付けている。また、
記録媒体14に代わる他の識別方法として、例えば磁気
ストライプやバーコード等を付設してもよい。
【0016】前述の項目計測装置20は、農作物の外部
項目及び内部項目と、農作物の重量とを計測して第1の
制御装置21に出力し、その計測情報に基づいて、農作
物の所定項目(例えば色相、損傷、成熟度、大きさ、形
状、高さ、幅、体積、重量、偏平度、腐り具合、浮き皮
具合、規格外等の等階級及び糖酸度)を制御装置21で
個々に総合判定する。且つ、搬送路下部に配設した情報
通信装置22を、振分け区間cに搬送されるトレイ10
の録媒体14に対峙して、上述の制御装置21による判
定情報と、トレイ10固有の識別情報とを対応させて記
録媒体14に対して読取り可能に記録する。
【0017】一方、回帰側搬送路下部に配設した情報通
信装置23を、積載区間aに回帰搬送される農作物が取
り除かれたトレイ10の記録媒体14に対峙して、記録
媒体14に記録された情報を消去又は新しい情報を書き
込む等して、情報が書き込まれる前の初期状態にリセッ
トする。
【0018】前述の振分け区間c及び振分け区間dに配
設したトレイ振分け装置25は、トレイ10を搬送方向
に対して左右逆向きに振分けるが、その構成及び動作は
略同一であるので、一方の振分け区間cに配設したトレ
イ振分け装置25の構成を図に基づいて詳述する。
【0019】上述のトレイ振分け装置25は、図2にも
示すように、トレイ10が個々に載置される平面から見
て略矩形の載置台26を、搬送路両側部に張架したチェ
ーン27間に対して略水平に架設すると共に、そのチェ
ーン27全長に対して所定間隔に隔てて複数配列して、
減速機付きモータ(図示省略)の駆動力により搬送コン
ベア2の搬送速度と略同期して搬送方向に対して定速度
で周回移動する。
【0020】且つ、図5、図6、図7、図8にも示すよ
うに、載置台26の上下面中央部に形成した溝部26a
を介して、載置台26上面に装着された平面から見て略
矩形の当接部材28と、載置台26下面に装着された溝
部26aよりも幅広の可動部材29とを一体的に連結し
て、当接部材28を、搬送方向と略直交する方向及びト
レイ10の下部側面に対して当接される方向に対して往
復移動自在に取り付けている。また、当接部材28の当
接側端面を、トレイ10の下部外周面と略対応する曲面
形状に形成したり、その当接面を、例えばスポンジゴム
やウレタンゴム等の柔軟性を有する弾性体で被覆又は形
成してもよい。
【0021】且つ、当接部材28を、載置台26の後端
側上面に固定したマグネット30と、当接部材28の後
側端面に固定した金属プレート31との吸着力により、
載置台26上面に対してトレイ10の載置スペースが確
保される待機位置に保持する。また、載置台26の搬送
側後縁部に形成した凸状の規制部26bを、載置台26
に載置されたトレイ10の下部側面に当接して、トレイ
10を載置面上に位置規制する。
【0022】且つ、側面から見て略棒状又は略軸状のガ
イドピン32を、当接部材28及び可動部材29に連通
して形成したガイド孔33に挿入して、後述する振分け
区間c,dの搬送路下部に架設した案内レール40に対
して当接される降下位置と、その当接が回避される上昇
位置とに上下動自在に保持すると共に、ガイド孔33内
に圧縮装填したコイルスプリング34の復元力により上
昇方向に常時付勢している。
【0023】且つ、ガイドピン32の上端側頭部32a
に対して係止されるレバー35を、当接部材28の後端
側上面に対して支軸37により枢着して、上昇状態のガ
イドピン32の上端側頭部32aに対して係止される方
向と、その係止が解除される方向とに水平回動自在に設
けると共に、支軸37外周に巻回したバネ36の復元力
によりガイドピン32の上端側頭部32aに対して係止
される方向に回動付勢している。
【0024】一方、図9は、振分け区間c,dに配設し
たトレイ振分け装置25の制御回路ブロック図を示し、
制御装置41(例えばパーソナルコンピュータ)に内蔵
されたCPUは、ROM(又はPROM)に格納された
プログラムに沿って、情報通信装置42と振分け装置4
3との駆動及び停止を制御し、RAMには、情報通信装
置42で読取られた仕分け情報を比較するための仕分け
基準情報(例えば階級情報や等級情報、糖酸度情報、そ
の他の情報等の仕分け処理するのに必要な情報)を更新
可能に記憶する。
【0025】且つ、振分け区間c,dの搬送路下部に配
設した情報通信装置42は、トレイ10の記録媒体14
に対峙されたとき、その記録媒体14に記録された仕分
け情報(例えば階級情報、等階情報、糖酸度情報、識別
情報等)を読取り、制御装置41に出力する。
【0026】上述の制御装置41は、情報通信装置42
から出力される仕分け情報と、予め記憶された仕分け基
準情報とを比較して、予め設定した階級(例えばS,
M,L等)及び等級(例えば秀、優、良等)で有るか否
かを判定する。つまり、振分け区間cの情報通信装置4
2から出力される仕分け情報が、予め設定した何れかの
階級に該当する情報であると判定された場合、その階級
と対応する位置に配設した振分け装置43(例えばソレ
ノイドやロータリーシリンダ等のアクチュエータ)を駆
動して、載置台26のレバー35による係止を瞬間的に
解除し、果菜物Aが載置されたトレイ10を、当接部材
28により搬送方向と略直交する方向に対して搬送しな
がら水平移動させ、振分け区間cのコンベア2c…に対
して階級別に振分け供給する。
【0027】上述と同様に、振分け区間dの情報通信装
置42から出力される仕分け情報が、予め設定した何れ
かの等級別に該当する情報であると判定された場合、そ
の等級と対応する位置に配設した振分け装置43を駆動
して、載置台26のレバー35による係止を瞬間的に解
除し、同一階級の果菜物Aが載置されたトレイ21を、
当接部材28により搬送方向と略直交する方向に対して
搬送しながら水平移動させ、振分け区間dのコンベア2
d…に対して等級別(及び糖酸度別)に振分け供給す
る。なお、当接部材28と、ガイドピン32と、振分け
装置43との動作は、上述と略同一であるので、その詳
細な動作説明を省略する。
【0028】且つ、載置台26下面に突出したガイドピ
ン52は、コイルスプリング43の復元力に抗して、終
端側搬送路下部の回帰側に架設した復帰ガイド39に沿
って上昇位置に押し戻され、ガイドピン52の頭部52
aに係止されるレバー35により上昇位置にロック固定
される。
【0029】また、規格外及び未積載であると判定され
た場合、振分け装置43を作動せず、図12にも示すよ
うに、当接部材28の可動部29を、復帰板39前段の
搬送路下部に架設した排出ガイド38に沿って移動さ
せ、トレイ10を、当接部材28により搬送方向と略直
交する方向に水平移動して、振分け区間c終端のコンベ
ア2c…に排出して積載区間a又は回収工程に搬送す
る。
【0030】且つ、排出ガイド38直後に架設した修正
ガイド37は、当接部材28の可動部29に当接され、
当接部材28を、ガイドピン52が復帰ガイド39に対
して当接される位置に修正する。且つ、載置台26を始
端側搬送路に回帰移動するとき、当接部材28の可動部
29を、回帰側に架設した回帰ガイド44に沿って移動
させると共に、当接部材28をトレイ10の載置スペー
スが確保される待機位置に復帰させて、マグネット30
と金属プレート31との吸着力により定位置に保持す
る。
【0031】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、農作物仕分け装置1に備えられたトレイ振分
け装置25による振分け動作を説明する。
【0032】先ず、図1に示すように、荷受コンベア3
により搬送される農作物…を作業者5の手で保持して、
搬送コンベア2のコンベア2aにより積載区間aに搬送
されるトレイ10…に積載する。コンベア2bにより計
測区間bに搬送される農作物の所定項目を項目計測装置
20で計測し、その項目計測装置20から出力される計
測情報に基づいて、農作物の所定項目を制御装置21で
個々に総合判定する。且つ、図4に示すように、情報通
信装置22をトレイ10の記録媒体14に対峙して、上
述の制御装置21による判定情報と、トレイ10固有の
識別情報とを対応させて記録媒体14に記録する。
【0033】次に、図2、図10にも示すように、トレ
イ10…を、計測区間bのコンベア2bから振分け区間
cのコンベア2cに乗り移らせるとき、上述と同様に、
トレイ10の記録媒体14に記録された仕分け情報を振
分け区間cの情報通信装置42で読取り、制御装置41
に出力する。その制御装置41による判定に基づいて、
振分け区間cに配設したトレイ振分け装置25を駆動す
ると共に、判定と対応する階級の振分け装置43を独立
して駆動する。
【0034】つまり、図6、図11にも示すように、振
分け装置43の解除部材43aをレバー35の遊端側に
当接して係止解除し、ガイドピン32をコイルスプリン
グ34の復元力により下方に突出すると共に、ガイドピ
ン32の下端側を搬送路下部に架設した案内レール40
に沿って移動する。同時に、当接部材28を、載置台2
6に載置されたトレイ10に当接して、果菜物Aが載置
されたトレイ10を搬送方向と略直交する方向に対して
搬送しながら振分け方向に略水平移動させ、振分け区間
cのコンベア2c…に対して階級別に振分け、機械的箱
詰め区間eの箱詰め装置4に供給する。
【0035】続いて、トレイ10の記録媒体14に記録
された仕分け情報を振分け区間dの情報通信装置42で
読取り、制御装置41に出力する。その制御装置41に
よる判定に基づいて、判定と対応する等級の振分け装置
42を駆動する。上述と同様に、果菜物Aが載置された
トレイ10を搬送方向と略直交する方向に対して搬送し
ながら振分け方向に略水平移動させ、振分け区間dのコ
ンベア2d…に対して等級別に振分け、人為的箱詰め区
間fの作業者5に供給する。
【0036】また、規格外及び未積載であると判定され
たトレイ10は、図12に示すように、当接部材28に
より搬送方向と略直交する方向に水平移動して、振分け
区間c終端のコンベア2c…に排出して積載区間a又は
回収工程に搬送する。なお、振分け区間dの振分け装置
42は、振分け区間cの振分け装置42と略同一である
ので、その詳細な動作説明を省略する。
【0037】次に、機械的箱詰め区間eのコンベア2d
…上に整列された農作物を箱詰め装置4により機械的に
箱詰め処理し、人為的箱詰め区間fのコンベア2d…上
に整列された農作物を作業者5の手で保持して箱詰め処
理する。且つ、所定数の農作物が箱詰め処理された箱体
(図示省略)は、封函処理してから次工程に搬送する。
【0038】以上のように、農作物Aが積載されたトレ
イ10を、トレイ振分け装置25の載置台26に対して
個々に載置して搬送方向に周回移動すると共に、その載
置台26に取り付けられた当接部材28を、トレイ10
側部と対向する方向に案内ガイド40に沿って略水平移
動させ、トレイ10を、当接部材28により搬送方向と
略直行する方向に略水平移動して項目別に振分け処理す
るので、農作物A及びトレイ10に付与される衝撃が軽
減され、農作物Aの向きや位置が変位したり、脱落する
のを防止することができ、振分け作業が安定して行え
る。且つ、農作物A及びトレイ10に付与される影響が
小さく、商品価値が損なわれるのを防止することができ
ると共に、振分け時に発生する装置の騒音が小さくなる
ので、快適な作業環境を保つことができる。
【0039】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の農作物(例えば
ミカン、リンゴ、トマト、柿、梨、桃、メロン、胡瓜、
茄子、人参、長芋等の果菜物を含む農作物)、魚介類、
球技用ボール、食品、部品等に対応し、以下同様に、当
接部材移動手段は、案内レール40や振分け装置43、
ソレノイド、エアーシリンダ等に対応し、載置台移動手
段は、チェーン27(チェーンコンベア)やベルトへコ
ンベア、ローラコンベア等のコンベアに対応し、情報読
取り手段は、情報通信装置22,23,42や磁気情報
読取り装置、バーコードリーダ等に対応し、制御手段
は、制御装置41(例えばパーソナルコンピュータ)や
CPU、ROM、RAMが内蔵された装置等に対応する
も、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【0040】上述の載置台26の載置面を、例えばシリ
コンやフッ素樹脂等の接触抵抗の小さい滑り部材で被覆
又は形成したり、ローラやコロ等の回転体を複数配列し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トレイ振分け装置を備えた農作物仕分け装置
全体を示す平面図。
【図2】 トレイ振分け装置を示す平面図。
【図3】 農作物が積載されるトレイを示す斜視図。
【図4】 トレイの記録媒体と情報通信装置との対峙状
態を示す正面図。
【図5】 トレイが積載される載置台を示す斜視図。
【図6】 トレイの載置状態を示す平面図。
【図7】 載置台のトレイ載置構造を示す長さ方向縦断
面図。
【図8】 載置台のトレイ載置構造を示す幅方向縦断面
図。
【図9】 トレイ振分け装置の制御回路ブロック図。
【図10】 トレイの乗り移り動作を示す正面図。
【図11】 トレイの振分け動作を示す正面図。
【図12】 トレイの排出動作を示す正面図。
【図13】 当接部材及びガイドピンの復帰動作を示す
正面図。
【符号の説明】
A…農作物 1…農作物仕分け装置 2…搬送コンベア 10…トレイ 14…記録媒体 20…項目計測装置 25…トレイ振分け装置 26…載置台 28…当接部材 32…ガイドピン 35…レバー 40…案内レール 41…制御装置 22,23,42…情報通信装置 43…振分け装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品が載置されたトレイを項目別に振分け
    処理するトレイ振分け装置であって、上記トレイが載置
    される載置台を搬送方向に対して移動する載置台移動手
    段と、上記トレイ側部と対向して載置台の載置面上に取
    り付けられ、該トレイ側部と対向する方向に対して往復
    移動自在に設けられた当接部材と、上記載置台移動手段
    により移動される載置台の搬送速度と略対応して、上記
    当接部材を載置台に載置されたトレイ側部に当接すると
    共に、該トレイが搬送路側部に対して放出される方向に
    移動する当接部材移動手段とを備えたトレイ振分け装
    置。
  2. 【請求項2】上記載置台を上記トレイが個々に載置され
    る大きさに形成すると共に、該載置台を搬送方向に対し
    て複数配列して構成した請求項1記載のトレイ振分け装
    置。
  3. 【請求項3】上記当接部材の当接側端面を、上記トレイ
    の側部外面と略対応する曲面形状に形成した請求項1記
    載のトレイ振分け装置。
  4. 【請求項4】上記トレイ毎に付設された記録媒体の情報
    を読取るための情報読取り手段と、上記情報読取り手段
    により読取られた情報に基づいて、上記当接部材移動手
    段の駆動及び停止を制御する制御手段とを備えた請求項
    1記載のトレイ振分け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1033313C2 (nl) * 2007-01-31 2008-08-01 Vanderlande Ind Nederland Sorteerinrichting met name voor bagagestukken.

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NL1033313C2 (nl) * 2007-01-31 2008-08-01 Vanderlande Ind Nederland Sorteerinrichting met name voor bagagestukken.

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