JP2021043810A - ミカン評価装置、及びミカン評価システム - Google Patents

ミカン評価装置、及びミカン評価システム Download PDF

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Abstract

【課題】ミカンの品質を評価する精度の向上を図るミカン評価装置及びミカン評価システムを提供する。【解決手段】ミカン評価システムにおいて、ミカン評価装置1は、ミカンの品質を評価する。ミカン評価装置1は、ミカンを撮像した画像データと、画像データに撮像されたミカンの品種を示す品種情報とを含む評価対象情報を取得する取得部11と、予め取得された過去の評価対象情報と、過去の評価対象情報に紐づく参照情報との間における連関性が記憶された参照データベースと、参照データベースを参照し、評価対象情報に対する評価結果を生成する評価部13と、評価結果を出力する出力部14とを備える。参照情報は、ミカンの腐敗要因に関する品質情報を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、ミカンの状態を評価するミカン評価装置、及びミカン評価システムに関する。
従来、ミカンなどの青果物や農作物を評価する方法として、例えば特許文献1の農作物判定システムが提案されている。
特許文献1に開示された農作物判定システムは、契約関係にある農家において農作物の可視画像を撮像する撮像手段と、農家から送信された農作物の画像データから該農作物に対する評価値を作成する評価手段とを備える。評価手段は、画像データの色調を規格する第1処理手段と、規格化された画像データから対象領域を切り出す第2処理手段と、切り出された対象領域のRGBの各成分の平均値を算出する第3処理手段と、算出されたRGBの各成分の平均値に対して、予め設定されたRGBの各成分の理想値から評価値を付与する第4処理手段とを有する。
特開2012−117962号公報
ここで、ミカンの表面の一部に発生する病気や浮皮等の品質を評価する場合、現状では目視検査が行われている。このため、評価結果には検査者の経験や体調等に起因するバラつきが大きく、低品質のミカンを顧客に提供する懸念が挙げられる。この点、特許文献1の開示技術では、評価対象となる農作物のRGBの各成分の平均に基づき評価するため、ミカンの表面の一部に発生する病気や浮皮等の品質を評価することができない。このような事情により、ミカンの品質を評価する精度の向上が望まれている。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、ミカンの品質を評価する精度の向上を図ることができるミカン評価装置、及びミカン評価システムを提供することにある。
第1発明に係るミカン評価装置は、ミカンの品質を評価するミカン評価装置であって、前記ミカンを撮像した画像データと、前記画像データに撮像された前記ミカンの品種を示す品種情報とを含む評価対象情報を取得する取得部と、予め取得された過去の評価対象情報と、前記過去の評価対象情報に紐づく参照情報との間における連関性が記憶された参照データベースと、前記参照データベースを参照し、前記評価対象情報に対する評価結果を生成する評価部と、前記評価結果を出力する出力部と、を備え、前記参照情報は、前記ミカンの腐敗要因に関する品質情報を含むことを特徴とする。
第2発明に係るミカン評価装置は、第1発明において、前記評価対象情報は、前記画像データに撮像された前記ミカンを収穫したときの日程、気温、及び収穫位置の少なくとも何れかに関する情報を有する収穫情報を含むことを特徴とする。
第3発明に係るミカン評価装置は、第1発明又は第2発明において、前記画像データに基づく前記ミカンを映した表示画像と、前記表示画像のうち、評価対象となる前記ミカンを指定すると、を表示する表示部を更に備えることを特徴とする。
第4発明に係るミカン評価装置は、第1発明〜第3発明の何れかにおいて、前記連関性は、前記過去の評価対象情報と、前記参照情報とを学習データとして用いた機械学習により構築されることを特徴とする。
第5発明に係るミカン評価装置は、第1発明〜第4発明の何れかにおいて、前記過去の評価対象情報と、前記参照情報との間の関係を新たに取得した場合には、前記関係を前記連関性に反映させる更新手段を更に備えることを特徴とする。
第6発明に係るミカン評価システムは、ミカンの品質を評価するミカン評価システムであって、前記ミカンを撮像した画像データと、前記画像データに撮像された前記ミカンの品種を示す品種情報とを含む評価対象情報を取得する取得手段と、予め取得された過去の評価対象情報と、前記過去の評価対象情報に紐づく参照情報との間における連関性が記憶された参照データベースと、前記参照データベースを参照し、前記評価対象情報に対する評価結果を生成する評価手段と、前記評価結果を出力する出力手段と、を備え、前記参照情報は、前記ミカンの腐敗要因に関する品質情報を含むことを特徴とする。
第1発明〜第5発明によれば、評価部は、参照データベースを参照し、評価対象情報に対する評価結果を生成する。参照情報は、品質情報を含む。このため、過去にミカンの品質を評価した結果を踏まえた評価結果を生成することができる。これにより、ミカンの品質を評価する精度の向上を図ることが可能となる。
また、第1発明〜第5発明によれば、評価対象情報は、品種情報を含む。このため、品種毎に異なる腐敗要因の特徴等を踏まえた評価を実現することができる。これにより、ミカンの品質を評価する精度をさらに向上させることが可能となる。
特に、第2発明によれば、評価対象情報は、収穫情報を含む。このため、収穫の条件によって異なるミカンの表面状態を踏まえた評価を実現することができる。これにより、ミカンの品質を評価する精度をさらに向上されることが可能となる。また、収穫の条件に紐づく評価結果が得られるため、品質劣化の要因となる条件の特定や、収穫の条件の変更に伴う品質の変化等を把握することができる。これにより、ミカンの品質改善に繋げることが可能となる。
特に、第3発明によれば、表示部は、評価対象となるミカンを指定する指定部を表示する。このため、複数のミカンが1つの画像データとして撮像された場合においても、各ミカンの評価結果を容易に知ることができる。これにより、評価結果に基づくミカンの仕分けを容易に実施することが可能となる。
特に、第4発明によれば、連関性は、過去の評価対象情報と、参照情報とを学習データとして用いた機械学習により構築される。このため、過去の評価対象情報とは異なる未知の評価対象情報を評価する場合においても、定量的な評価を実施することができる。これにより、評価精度の更なる向上を図ることが可能となる。
特に、第5発明によれば、更新部は、過去の評価対象情報と、参照情報との間の関係を新たに取得した場合には、関係を連関性に反映させる。このため、連関性を容易に更新することができ、継続した評価精度の向上を図ることが可能となる。
第6発明によれば、評価手段は、参照データベースを参照し、評価対象情報に対する評価結果を生成する。参照情報は、品質情報を含む。このため、過去にミカンの品質を評価した結果を踏まえた評価結果を生成することができる。これにより、ミカンの品質を評価する精度の向上を図ることが可能となる。
また、第6発明によれば、評価対象情報は、品種情報を含む。このため、品種毎に異なる腐敗要因の特徴等を踏まえた評価を実現することができる。これにより、ミカンの品質を評価する精度をさらに向上させることが可能となる。
図1は、本実施形態におけるミカン評価システムの一例を示す模式図である。 図2は、本実施形態におけるミカン評価システムの動作の一例を示す模式図である。 図3(a)は、本実施形態におけるミカン評価装置の構成の一例を示す模式図であり、図3(b)は、本実施形態におけるミカン評価装置の機能の一例を示す模式図である。 図4は、本実施形態における参照データベースの一例を示す模式図である。 図5は、本実施形態における参照データベースの第1変形例を示す模式図である。 図6は、本実施形態における参照データベースの第2変形例を示す模式図である。 図7は、本実施形態におけるミカン評価システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を適用した実施形態におけるミカン評価システム、及びミカン評価装置の一例について、図面を参照しながら説明する。
図1を参照して、本実施形態におけるミカン評価システム100、及びミカン評価装置1の一例について説明する。
本実施形態におけるミカン評価システム100は、例えば図1に示すように、ミカン評価装置1を有する。ミカン評価装置1は、例えば撮像装置2と接続するほか、例えば通信網4を介して他の端末5やサーバ6に接続されてもよい。
ミカン評価システム100は、ミカン3の品質を評価する。ミカン評価システム100は、例えばミカン3を収穫後に行われる評価(例えば農家が行う「家庭選別」)のほか、例えばミカン3の収穫前に行われる評価にも用いることができる。
ミカン評価システム100では、例えば図2に示すように、撮像装置2等を用いてミカン3を撮像し、撮像装置2によって生成された画像データを、ミカン評価装置1に送信する。ミカン評価装置1は、画像データを含む評価対象情報を取得したあと、後述する参照データベースを参照し、評価対象情報に対する評価結果を生成する。ミカン評価装置1は、生成した評価結果を表示部109等に出力する。
評価結果は、ミカン3の表面を評価対象とした品質の結果を示す。評価結果は、例えば「正常」又は「異常」等のようなミカン3の品質の評価結果を示すほか、例えば「浮皮の可能性あり」や、「浮皮の発生している可能性 60%」等のようなミカン3の表面に発生する腐敗要因や、腐敗要因が発生している確率等を示してもよい。
ミカン評価装置1として、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等の電子機器が用いられるほか、例えばスマートフォン、タブレット型端末、ウェアラブル端末、IoT(Internet of Things)デバイス等の電子機器、Raspberry Pi(登録商標)等のシングルボードコンピュータが用いられてもよく、例えば撮像装置2が内蔵されてもよい。例えばミカン評価装置1として、撮像装置2が内蔵されたHMD(Head Mounted Display)が用いられる場合、評価者等は、ディスプレイ越しにミカン3を視認することで、ミカン3の評価結果を認識することができる。このため、ミカン3の品質評価作業の難易度を低下させることができる上、評価作業時間を短縮することが可能となる。
ミカン評価装置1は、例えば取得した画像データに基づく表示画像1aと、画像データに撮像されたミカン3に対する評価結果とを、表示部109に表示する。例えば1つの画像データに複数のミカン3が撮像された場合、ミカン評価装置1は、各ミカン3に対する評価結果を別々に生成することができ、表示部109には、各ミカン3に対する評価結果を表示することができる。なお、例えば1つのミカン3に対する評価結果を生成する際、複数の画像データに基づいてもよい。また、例えば1つの画像データに撮像されるミカン3の数は、任意である。
評価対象情報は、画像データと、品種情報とを含み、例えば収穫情報を含んでもよい。評価対象情報は、複数の画像データを含んでもよく、例えば1つのミカン3を異なる角度から撮像した複数の画像データを含んでもよい。この場合、多方向から撮像されたミカン3の画像データに基づいた評価結果を生成することができ、評価精度を向上させることが可能となる。評価対象情報は、例えば画像形式のほか、テキスト形式や行列等の数値形式で表されてもよい。
画像データは、RGBカメラ等を用いて生成される。画像データは、例えば任意の波長を選択したマルチスペクトルカメラを用いて生成されてもよく、例えば偏光フィルタを介した撮像に基づき生成されてもよい。画像データは、例えば動画の一部から抽出されてもよい。
品種情報は、画像データに撮像されたミカン3の品種を示す。品種情報は、例えば「愛媛果試第28号」、「温州ミカン」、「せとか」、「清見」等のカンキツに関連する品種を含み、交配によって育成された新品種も含む。品種情報を評価対象情報に含ませることで、品種毎の特徴を踏まえた高精度な評価を実現することができる。また、各品種の系統に基づいた評価を実施することで、品種間の類似性も評価対象に組み込むことができ、品種間の評価バラつきを抑制することが可能となる。なお、品種情報を評価結果と同様に表示部109等に表示してもよい。
品種情報は、例えばミカン評価装置1の取得した画像データに紐づくように、評価者等が直接ミカン評価装置1に入力するほか、例えば予め複数の品種情報をミカン評価装置1に記憶させ、画像データに基づきミカン評価装置1によって選択されてもよい。ミカン評価装置1が品種情報を選択する場合、例えば予めミカン評価装置1に記憶された学習モデルを用いて、取得された画像データに対して品種情報を選択できるようにしてもよい。この場合、学習モデルは、予め準備された画像データ及び品種情報を学習データとした公知の機械学習により生成される。
収穫情報は、画像データに撮像されたミカン3を収穫したときの日程、気温、及び収穫位置、及び収穫者、並びに、ミカン3を収穫する予定の日程の少なくとも何れかに関する情報を有する。収穫情報は、例えばミカン3の糖度や酸度等の内部品質に関する情報を有してもよい。
収穫情報は、例えばミカン評価装置1の取得した画像データに紐づくように、評価者等が直接ミカン評価装置1に入力するほか、例えば他の端末5等から送信されてもよい。
(ミカン評価装置1)
次に、図3を参照して、本実施形態におけるミカン評価装置1の一例を説明する。図3(a)は、本実施形態におけるミカン評価装置1の構成の一例を示す模式図であり、図3(b)は、本実施形態におけるミカン評価装置1の機能の一例を示す模式図である。
ミカン評価装置1は、例えば図3(a)に示すように、筐体10と、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、保存部104と、I/F105〜107とを備える。各構成101〜107は、内部バス110により接続される。
CPU101は、ミカン評価装置1全体を制御する。ROM102は、CPU101の動作コードを格納する。RAM103は、CPU101の動作時に使用される作業領域である。保存部104は、評価対象情報や参照データベース等の各種情報が保存される。保存部104として、例えばHDD(Hard Disk Drive)の他、SSD(Solid State Drive)やフロッピーディスク等のデータ保存装置が用いられる。なお、例えばミカン評価装置1は、図示しないGPU(Graphics Processing Unit)を有してもよい。GPUを有することで、通常よりも高速演算処理が可能となる。
I/F105は、撮像装置2との各種情報の送受信を行うためのインターフェースであるほか、例えばインターネット等の通信網4を介して、他の端末5やサーバ6等との各種情報の送受信を行うためのインターフェースでもよい。I/F106は、入力部108との情報の送受信を行うためのインターフェースである。入力部108として、例えばキーボードが用いられ、ミカン評価装置1を利用する評価者等は、入力部108を介して、各種情報又はミカン評価装置1の制御コマンド等を入力する。I/F107は、表示部109との各種情報の送受信を行うためのインターフェースである。表示部109は、保存部104に保存された評価結果等の各種情報、又はミカン評価装置1の処理状況等を出力する。表示部109として、ディスプレイが用いられ、例えばタッチパネル式でもよい。
<参照データベース>
保存部104に保存された参照データベースには、予め取得された過去の評価対象情報と、過去の評価対象情報に紐づく参照情報との間における連関性が記憶され、例えば連関性を有する学習モデルが記憶される。参照データベースには、例えば過去の評価対象情報、及び参照情報が記憶されてもよい。連関性は、例えば過去の評価対象情報、及び参照情報を一組の学習データとして、複数の学習データを用いた機械学習により構築される。学習方法として、例えば畳み込みニューラルネットワーク等の深層学習が用いられる。
この場合、例えば連関性は、多対多の情報(過去の評価対象情報に含まれる複数のデータ、対、参照情報に含まれる複数のデータ)の間における繋がりの度合いを示す。連関性は、機械学習の過程で適宜更新される。即ち、連関性は、例えば過去の3次元データ、及び参照情報に基づいて最適化された関数を示す。このため、過去にミカン3の品質を評価した結果を全て踏まえて構築された連関性を用いて、評価対象情報に対する評価結果が生成される。これにより、ミカン3が複雑な表面状態を有する場合においても、最適な評価結果を生成することができる。また、評価対象情報が、過去の評価対象情報と同一又は類似である場合のほか、非類似である場合においても、最適な評価結果を定量的に生成することができる。なお、機械学習を行う際に汎化能力を高めることで、未知の評価対象情報に対する評価精度の向上を図ることができる。
なお、連関性は、例えば過去の評価対象情報に含まれる複数のデータと、参照情報に含まれる複数のデータとの間における繋がりの度合いを示す複数の連関度を有してもよい。連関度は、例えば学習モデルがニューラルネットワークで構築される場合、重み変数に対応させることができる。
過去の評価対象情報は、上述した評価対象情報と同種の情報を示す。過去の評価対象情報は、例えば過去にミカン3を評価した際に取得された評価対象情報を複数含む。
参照情報は、過去の評価対象情報に紐づき、ミカン3の品質に関する情報を示す。参照情報は、ミカン3の品質規格を踏まえた評価(例えば「正常」、「異常」、「規格内」、「規格外」)を示すほか、ミカン3の腐敗要因に関する品質情報を含んでもよい。なお、参照情報に含まれる具体的な内容は、任意に設定することができる。
品質情報は、例えばそうか病、ハナアザミウマ、黒点病、浮皮等の具体的な腐敗要因の名称を示す。各種要因は、一般的にミカン3の表面に対して少なくとも一部に発生する。
連関性は、例えば図4に示すように、過去の評価対象情報と参照情報との間における繋がりの度合いを示してもよい。この場合、連関性を用いることで、過去の評価対象情報に含まれる複数のデータ(図4では「データA」〜「データC」)のそれぞれに対し、参照情報に含まれる複数のデータ(図4では「参照A」〜「参照C」)の関係の度合いを紐づけて記憶させることができる。このため、例えば連関性を介して、過去の評価対象情報に含まれる1つのデータに対して、参照情報に含まれる複数のデータを紐づけることができ、多角的な評価結果の生成を実現することができる。
連関性は、例えば過去の評価対象情報に含まれる複数のデータと、参照情報に含まれる複数のデータとをそれぞれ紐づける複数の連関度を有する。連関度は、例えば百分率、10段階、又は5段階等の3段階以上で示され、例えば線の特徴(例えば太さ等)で示される。例えば、過去の評価対象情報に含まれる「データA」は、参照情報に含まれる「参照A」との間の連関度AA「62%」を示し、参照情報に含まれる「参照B」との間の連関度AB「59%」を示す。すなわち、「連関度」は、各データ間における繋がりの度合いを示しており、例えば連関度が高いほど、各データの繋がりが強いことを示す。なお、上述した機械学習により連関性を構築する際、連関性が3段階以上の連関度を有するように設定してもよい。
過去の評価対象情報は、例えば図5に示すように、過去の画像データと、過去の品種情報とを分割して、参照データベースに記憶されてもよい。この場合、過去の画像データ及び過去の品種情報の組み合わせと、参照情報との間の関係に基づいて、連関度が算出される。なお、過去の評価対象情報は、例えば上記に加え、過去の収穫情報を分割して、参照データベースに記憶されてもよい。
例えば、過去の画像データに含まれる「画像A」、及び過去の品種情報に含まれる「品種A」の組み合わせは、「参照A」との間の連関度AAA「29%」を示し、「参照B」との間の連関度ABA「77%」を示す。この場合、過去の画像データ及び過去の品種情報をそれぞれ独立してデータを記憶させることができる。このため、評価結果を生成する際、精度の向上及び選択肢の範囲を拡大させることが可能となる。
過去の評価対象情報は、例えば図6に示すように、合成データと、類似度とを含んでもよい。合成データは、過去の画像データ又は過去の品種情報との間における3段階以上の類似度により示される。合成データは、数値、行列、又はヒストグラム等の形式で参照データベースに記憶されるほか、例えば画像や文字列等の形式で記憶されてもよい。
図3(b)は、ミカン評価装置1の機能の一例を示す模式図である。ミカン評価装置1は、取得部11と、記憶部12と、評価部13と、出力部14とを備え、例えば更新部15を有してもよい。なお、図3(b)に示した各機能は、CPU101が、RAM103を作業領域として、保存部104等に保存されたプログラムを実行することにより実現され、例えば人工知能により制御されてもよい。
<取得部11>
取得部11は、画像データと、品種情報とを含む評価対象情報を取得する。取得部11は、撮像装置2等から画像データを取得するほか、例えば内蔵された撮像装置2から、画像データを取得する。取得部11は、予め評価者等から入力された品種情報を取得するほか、例えば撮像装置2等から、画像データに対応する品種データを取得してもよい。
取得部11は、例えば収穫情報を取得した場合、画像データと共に評価対象情報として取得する。なお、取得部11が評価対象情報を取得する頻度及び周期は、任意である。
取得部11は、ミカン評価装置1に送信された各種情報を受信する。取得部11は、例えば通信網4及びI/F105を介して、他の端末5等の外部端末から送信された品種情報や収穫情報等の各種情報を受信してもよい。
取得部11は、例えば保存部104に保存された学習モデルを参照し、画像データに対応する品種情報を選択し、評価対象情報として取得してもよい。
<記憶部12>
記憶部12は、保存部104に保存された参照データベース等の各種情報を必要に応じて取出す。記憶部12は、各構成11、13〜15により取得又は生成された各種情報を、保存部104に保存する。
<評価部13>
評価部13は、参照データベースを参照し、評価対象情報に対する評価結果を生成する。評価部13は、例えば評価対象情報を入力データとし、連関性に基づき算出された解に紐づく最適な参照情報を選択し、最適な参照情報に基づく評価結果を生成する。
評価部13は、例えば図4に示した参照データベースを参照した場合、評価対象情報に含まれるデータと同一又は類似するデータ(例えば「データA」:第1データとする)を選択する。第1データとして、評価対象情報と一部一致又は完全一致するデータが選択されるほか、例えば類似するデータが選択される。評価対象情報が行列等の数値で表される場合、選択される第1データに含まれる数値範囲を、予め設定してもよい。
評価部13は、選択した第1データに紐づく参照情報、及び選択した第1データと参照情報との間における連関度(第1連関度)を選択し、選択した参照情報及び第1連関度に基づき評価結果を生成する。なお、第1連関度は、予め構築された連関性から選択されるほか、評価部13によって算出されてもよい。
例えば評価部13は、第1データ「データA」に紐づく参照情報に含まれるデータ「参照A」、及び「データA」と「参照A」との間における第1連関度(連関度AA)「75%」を選択する。なお、参照情報及び第1連関度は、複数のデータを含んでもよい。この場合、上述した「参照A」及び「75%」に加えて、第1データ「データA」に紐づく参照情報「参照B」、及び「データA」と「参照B」との間における第1連関度(連関度AB)「12%」を選択し、「参照A」及び「75%」、並びに、「参照B」及び「12%」に基づき評価結果を生成してもよい。
評価結果は、評価対象情報を含んでもよい。評価結果は、例えば参照情報及び連関度を用いて、確率で表されたミカン3の品質(腐敗要因)を示してもよい。
評価部13は、例えば予め保存部104等に記憶された出力用フォーマット等の形式データを用いて、上述選択した参照情報及び第1連関度等を、評価者等が理解できる形式(例えば文字列)を示す評価結果を生成する。なお、評価結果を生成する際における形式の設定等は、例えば公知の技術を用いてもよい。
評価部13は、例えば選択した第1連関度に基づいて、評価結果の内容を決定する。例えば評価部13は、「50%」以上の第1連関度に紐づく参照情報に基づいて、評価結果を生成し、「50%」未満の第1連関度に紐づく参照情報を評価結果に反映しないように設定されてもよい。なお、第1連関度に基づく判定基準は、例えば評価者等が予め閾値等を設定してもよく、閾値の範囲等は任意に設定できる。また、評価部13は、例えば2以上の第1連関度を演算した結果や、2以上の第1連関度の比較に基づいて、評価結果の内容を決定してもよい。
<出力部14>
出力部14は、評価結果を出力する。出力部14は、I/F107を介して表示部109に評価結果を送信するほか、例えばI/F105を介して、他の端末5等に評価結果を送信する。出力部14は、例えば図3に示したミカン3の表面状態を再現した画像を表示するデータを、表示部109等に出力する。
<表示部109>
表示部109は、評価結果を表示する。表示部109は、例えば図2に示すように、表示画像1aと、指定部1bと、評価結果とを表示する。表示画像1aは、取得部11が取得した画像データに基づくミカン3が映された画像を示す。指定部1bは、表示画像1aのうち、評価対象となるミカン3を指定する(図2では枠を示す)。評価結果は、指定部1bを介して、評価対象となるミカン3に対して表示される。これにより、例えば複数のミカン3を一度に評価する場合においても、各ミカン3の評価結果を表示することができる。なお、表示部109は、例えばリストや文字列のみを用いて、評価結果を表示してもよい。上記表示方法には、公知の技術を用いることができる。
なお、例えばミカン評価装置1としてHMDが用いられる場合、表示部109として、透過型のディスプレイが用いられる。このとき、表示部109は、例えば評価者等が表示部109越しに視認するミカン3に対して、指定部1b及び評価結果を表示することができる。
<更新部15>
更新部15は、例えば参照データベースを更新する。更新部15は、過去の評価対象情報と、参照情報との間の関係を新たに取得した場合には、関係を連関性に反映させる。例えば評価部13により生成された評価結果を踏まえ、評価者等が評価結果の内容における精度を判定し、判定結果をミカン評価装置1が取得した場合、更新部15は、判定結果に基づき参照データベースに含まれる連関性を更新する。
<撮像装置2>
撮像装置2は、ミカン3を撮像して画像データを生成する公知のカメラである。撮像装置2として、例えばRGBカメラ等が用いられ、複数用いられてもよい。撮像装置2は、例えばミカン評価装置1に内蔵されてもよい。
<通信網4>
通信網4は、例えばミカン評価装置1等が通信回路を介して接続されるインターネット網等である。通信網4は、いわゆる光ファイバ通信網で構成されてもよい。また、通信網4は、有線通信網のほか、無線通信網等の公知の通信網で実現してもよい。
<他の端末5>
他の端末5として、例えばミカン評価装置1と同様に電子機器で具現化されたものが用いられる。他の端末5は、例えば複数のミカン評価装置1と通信可能な中央制御装置等を示す。他の端末5は、例えば複数のミカン評価装置1と接続可能であり、各ミカン評価装置1により生成された評価結果を取得することができる。これにより、例えば複数個所で生産されたミカン3の評価結果を分析することができ、ミカン3の品質改善等を図ることが可能となる。
<サーバ6>
サーバ6には、例えば上述した各種情報が記憶される。サーバ6には、例えば通信網4を介して送られてきた各種情報が蓄積される。サーバ6には、例えば保存部104と同様の情報が保存され、通信網4を介して1つ以上のミカン評価装置1と各種情報の送受信が行われてもよい。即ち、ミカン評価装置1は、保存部104の代わりにサーバ6を用いてもよい。
(ミカン評価システム100の動作の一例)
次に、本実施形態におけるミカン評価システム100の動作の一例について説明する。図7は、本実施形態におけるミカン評価システム100の動作の一例を示すフローチャートである。
<取得手段S110>
図7に示すように、ミカン3を撮像した画像データと、品種情報とを含む評価対象情報を取得する(取得手段S110)。取得部11は、例えば撮像装置2から受信した画像データ及び品種情報を、評価対象情報として取得する。取得部11は、例えば記憶部12を介して、評価対象情報を保存部104に保存する。
取得部11は、例えば収穫情報を含む評価対象情報を取得する。収穫情報は、例えば予め画像データに紐づくように、評価者等によってミカン評価装置1に入力されるほか、例えば画像データに基づき、取得部11が画像データに適した各情報を選択するようにしてもよい。この場合、取得部11は、予め保存部104に保存された複数の収穫情報から、画像データに適した各情報を選択する。
例えば複数の撮像装置2を用いて1つのミカン3を撮像した場合、取得部11は、複数の撮像装置2によって生成された複数の画像データを、1つの評価対象情報として取得する。取得部11は、画像データが生成される度に評価対象情報を取得するほか、例えば任意の期間に生成された画像データを一度に受信し、評価対象情報を取得してもよい。
<評価手段S120>
次に、参照データベースを参照し、評価対象情報に対する評価結果を生成する(評価手段S120)。評価部13は、取得部11により取得された評価対象情報を取得し、例えば保存部104に保存された参照データベースを取得する。評価部13は、例えば評価対象情報を入力データとし、関数等で示された連関性に基づき算出された解に紐づく最適な参照情報を選択し、最適な参照情報に基づく評価結果を生成する。このとき、例えば評価部13は、1つの評価対象情報に対して複数の参照情報を選択してもよい。
評価部13は、1つの評価対象情報に対して1つの評価結果を生成するほか、例えば複数の評価対象情報に対して1つの評価結果を生成してもよい。評価部13は、例えば保存部104に保存された出力用フォーマット等の形式データを用いて、評価結果を生成する。評価部13は、例えば記憶部12を介して、評価結果を保存部104に保存する。
<出力手段S130>
次に、評価結果を出力する(出力手段S130)。出力部14は、評価結果を表示部109等に出力する。出力部14は、例えば通信網4を介して他の端末5又はサーバ6に出力してもよい。
出力部14は、例えば画像データに基づくミカン3を映した表示画像1aと、表示画像1aのうち、評価対象となるミカン3を指定する指定部1bと、指定部1bを介して、評価対象となるミカン3に対する評価結果とを、表示部109に表示させるための情報を、表示部109に出力する。これにより、表示部109には、表示画像1a、指定部1b、及び評価結果が表示される。
<更新手段S140>
なお、例えば過去の評価対象情報と、参照情報との間の関係を新たに取得した場合には、関係を連関性に反映させてもよい(更新手段S140)。例えば評価部13により生成された評価結果を踏まえ、評価者等が評価結果の精度を判定した判定結果をミカン評価装置1が取得した場合、更新部15は、判定結果に基づき参照データベースに記憶された連関性を更新する。
これにより、本実施形態におけるミカン評価システム100の動作が終了する。なお、更新手段S140を実施する場合のタイミングは、任意である。
本実施形態によれば、評価部13は、参照データベースを参照し、評価対象情報に対する評価結果を生成する。参照情報は、品質情報を含む。このため、過去にミカン3の品質を評価した結果を踏まえた評価結果を生成することができる。これにより、ミカン3の品質を評価する精度の向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、評価対象情報は、品種情報を含む。このため、品種毎に異なる腐敗要因の特徴等を踏まえた評価を実現することができる。これにより、ミカン3の品質を評価する精度をさらに向上させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、評価対象情報は、収穫情報を含む。このため、収穫の条件によって異なるミカン3の表面状態を踏まえた評価を実現することができる。これにより、ミカン3の品質を評価する精度をさらに向上されることが可能となる。また、収穫の条件に紐づく評価結果が得られるため、品質劣化の要因となる条件の特定や、収穫の条件の変更に伴う品質の変化等を把握することができる。これにより、ミカン3の品質改善に繋げることが可能となる。
また、本実施形態によれば、表示部109は、評価対象となるミカン3を指定する指定部1bを表示する。このため、複数のミカン3が1つの画像データとして撮像された場合においても、各ミカン3の評価結果を容易に知ることができる。これにより、評価結果に基づくミカン3の仕分けを容易に実施することが可能となる。
また、本実施形態によれば、連関性は、過去の評価対象情報と、参照情報とを学習データとして用いた機械学習により構築される。このため、過去の評価対象情報とは異なる未知の評価対象情報を評価する場合においても、定量的な評価を実施することができる。これにより、評価精度の更なる向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、更新部15は、過去の評価対象情報と、参照情報との間の関係を新たに取得した場合には、関係を連関性に反映させる。このため、連関性を容易に更新することができ、継続した評価精度の向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、評価手段S120は、参照データベースを参照し、評価対象情報に対する評価結果を生成する。参照情報は、品質情報を含む。このため、過去にミカン3の品質を評価した結果を踏まえた評価結果を生成することができる。これにより、ミカン3の品質を評価する精度の向上を図ることが可能となる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 :ミカン評価装置
1a :表示画像
1b :指定部
2 :撮像装置
3 :ミカン
4 :通信網
5 :他の端末
6 :サーバ
10 :筐体
11 :取得部
12 :記憶部
13 :評価部
14 :出力部
15 :更新部
100 :ミカン評価システム
101 :CPU
102 :ROM
103 :RAM
104 :保存部
105 :I/F
106 :I/F
107 :I/F
108 :入力部
109 :表示部
110 :内部バス
S110 :取得手段
S120 :評価手段
S130 :出力手段
S140 :更新手段
第1発明に係るミカン評価装置は、ミカンの品質を評価するミカン評価装置であって、前記ミカンを撮像した画像データと、前記画像データに撮像された前記ミカンの品種を示す品種情報とを含む評価対象情報を取得する取得部と、予め取得された過去の評価対象情報に含まれる複数のデータと、前記過去の評価対象情報に紐づく参照情報に含まれる複数のデータの間における重み変数に対応する複数の連関度を有する連関性が記憶された参照データベースと、前記参照データベースを参照し、前記評価対象情報を入力データとし、前記連関性に基づき算出された解に紐づく最適な前記参照情報を選択し、最適な前記参照情報に基づく評価結果を生成する評価部と、前記評価結果を出力する出力部と、を備え、前記参照情報は、前記ミカンの腐敗要因の名称を示す品質情報を含み、前記評価結果は、前記品質情報を含むことを特徴とする。
第2発明に係るミカン評価装置は、第1発明において、前記評価対象情報は、前記画像データに撮像された前記ミカンを収穫したときの日程、気温、及び収穫位置の少なくとも何れかに関する情報を有する収穫情報を含み、前記取得部は、予め入力された前記品種情報を取得することを特徴とする。
第6発明に係るミカン評価システムは、ミカンの品質を評価するミカン評価システムであって、前記ミカンを撮像した画像データと、前記画像データに撮像された前記ミカンの品種を示す品種情報とを含む評価対象情報を取得する取得手段と、予め取得された過去の評価対象情報に含まれる複数のデータと、前記過去の評価対象情報に紐づく参照情報に含まれる複数のデータの間における重み変数に対応する複数の連関度を有する連関性が記憶された参照データベースと、前記参照データベースを参照し、前記評価対象情報を入力データとし、前記連関性に基づき算出された解に紐づく最適な前記参照情報を選択し、最適な前記参照情報に基づく評価結果を生成する評価手段と、前記評価結果を出力する出力手段と、を備え、前記参照情報は、前記ミカンの腐敗要因の名称を示す品質情報を含み、前記評価結果は、前記品質情報を含むことを特徴とする。

Claims (6)

  1. ミカンの品質を評価するミカン評価装置であって、
    前記ミカンを撮像した画像データと、前記画像データに撮像された前記ミカンの品種を示す品種情報とを含む評価対象情報を取得する取得部と、
    予め取得された過去の評価対象情報と、前記過去の評価対象情報に紐づく参照情報との間における連関性が記憶された参照データベースと、
    前記参照データベースを参照し、前記評価対象情報に対する評価結果を生成する評価部と、
    前記評価結果を出力する出力部と、
    を備え、
    前記参照情報は、前記ミカンの腐敗要因に関する品質情報を含むこと
    を特徴とするミカン評価装置。
  2. 前記評価対象情報は、前記画像データに撮像された前記ミカンを収穫したときの日程、気温、及び収穫位置の少なくとも何れかに関する情報を有する収穫情報を含むこと
    を特徴とする請求項1記載のミカン評価装置。
  3. 前記画像データに基づく前記ミカンを映した表示画像と、
    前記表示画像のうち、評価対象となる前記ミカンを指定する指定部と、
    を表示する表示部を更に備えること
    を特徴とする請求項1又は2記載のミカン評価装置。
  4. 前記連関性は、前記過去の評価対象情報と、前記参照情報とを学習データとして用いた機械学習により構築されること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のミカン評価装置。
  5. 前記過去の評価対象情報と、前記参照情報との間の関係を新たに取得した場合には、前記関係を前記連関性に反映させる更新手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のミカン評価装置。
  6. ミカンの品質を評価するミカン評価システムであって、
    前記ミカンを撮像した画像データと、前記画像データに撮像された前記ミカンの品種を示す品種情報とを含む評価対象情報を取得する取得手段と、
    予め取得された過去の評価対象情報と、前記過去の評価対象情報に紐づく参照情報との間における連関性が記憶された参照データベースと、
    前記参照データベースを参照し、前記評価対象情報に対する評価結果を生成する評価手段と、
    前記評価結果を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記参照情報は、前記ミカンの腐敗要因に関する品質情報を含むこと
    を特徴とするミカン評価システム。
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