JP2763158B2 - 青果物の選別方法 - Google Patents

青果物の選別方法

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JP2763158B2 JP1276460A JP27646089A JP2763158B2 JP 2763158 B2 JP2763158 B2 JP 2763158B2 JP 1276460 A JP1276460 A JP 1276460A JP 27646089 A JP27646089 A JP 27646089A JP 2763158 B2 JP2763158 B2 JP 2763158B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、青果物の外観表面状態を表わす着色度
や、傷や変形等による等級、大きさによる階級、或いは
内部品質を表わす熟度又は糖度等の仕分区分要素を計測
検査した結果に基づき、青果物を所定の複数の仕分区分
で仕分けるための青果物の選別方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、青果物の選別作業を行う選別包装施設において
は、青果物の外観表面状態から例えば選果人により色付
き程度や傷,変形等の項目を目視検査して該当する等
級、例えば、秀,優,良等に格付けし、この等級格付け
された青果物を重量または形状を計測する装置により、
該青果物の大きさを計測して階級付けし、これら計測し
たときの等級および階級データに基づいて青果物を等級
別階級別に選別する方法が多く用いられていた。
ところで、青果物の等級は、各種センサーの発達に伴
い、青果物の外観表面状態(色,傷,変形等)や内部品
質(熟度,糖度等)を計測検査する技術が向上し、人手
の等級判定から機械による自動計測が可能になりつつあ
る。
このような外観計測技術や内部品質計測技術を用いた
ときの等級判定にについては、個々の青果物について各
計測項目(各仕分区分要素)毎に計測検査して各項目毎
の等級格付けをし、これら格付けの中から最も下位の等
級を示す項目の結果をその青果物の総合判定結果とする
という単一化選別方法が用いられていた。
一方、近時においては、消費者の要求が高級品質志向
等、多様化しており、この結果、選別区分(仕分区分)
も細分化(多種化)してきている状況にある。こうした
仕分区分の多種化状況に対応するためのものとして、青
果物の等級別に複数条の選別コンベア(搬送手段)を設
け、各条においては、それぞれの選別コンベアに沿って
配置された糖度検出部と秤量装置との計測装置の計測結
果により、青果物を糖度別階級別に選別コンベア上から
貯溜装置に仕分けし、これによって、複数条の選別コン
ベア全体として等級別糖度別階級別に貯溜装置に仕分け
る方式が特開昭61−291083号公報で提案され公知であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の等級の単一化選別方法では、計測して夫々
等級格付けした結果のうちから、最も下位の等級を示す
項目の結果を個々の青果物の総合判定結果とする方法で
あるため、最も下位の格付け項目が一つでも二つでも区
別されないし、その下位に格付けされた等級の項目が青
果物の等級を決定するにあまり重要でない他の青果物と
は本来実質的な等級格差があまりないのに明確に格付け
されてしまうという不都合を生じる場合があり、青果物
の実体に見合った公正な評価が要望されている。
また、上記公報で提案された仕分け方式においては、
等級別糖度別階級別(三種の仕分区分別)に仕分けるの
に一条の選別コンベアで行うものではないが、それで
も、極めて多数の貯溜装置を計測装置が配置される選別
コンベア(搬送手段)に沿って配置することが不可欠で
あるので、選別コンベアの長さが極めて長くならざるを
得ず、長さのあまり長くない配置場所には適用できない
という問題があった。
本発明は、近時の仕分区分の多種化及び上記要望、問
題に鑑みなされたもので、青果物の仕分区分の多種化に
対応できると共に青果物の実体に見合った公正な評価が
でき、且つ長さのあまり長くない設置場所にも適用でき
る青果物の選別方法を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、本発明の青果物の選別
方法においては、個々に固有情報を有する多数の受皿に
載せられた青果物を搬送手段により搬送し、搬送途中に
おいて該受皿の固有情報を読み取ると共に受皿上の青果
物の複数種の仕分区分を判定し、該判定のつど、該判定
した青果物の複数種の仕分区分を当該青果物が載せられ
た受皿の固有情報と対応させて記憶手段により記憶し、
第一段階の仕分に際し、受皿の固有情報を読み取ってこ
の固有情報と対応させて記憶されている複数種の仕分区
分のうちの一種の仕分区分の読み出しを行い、この読み
出した仕分区分に基づいて青果物を受皿ごと前記搬送手
段上から仕分けし、次の段階以降の仕分けに際しては、
その段階の前の段階で仕分けられて搬送されてくる受皿
の固有情報を読み取ってこの固有情報と対応させて前記
記憶されている複数種の仕分区分のうちの該前の段階以
前に読み出されていない他の一種の仕分区分の読み出し
を行い、この読み出した仕分区分に基づいて、該前の段
階で仕分けられた青果物を受皿ごと更に仕分けることを
特徴とするものである。
尚、本発明の青果物の選別においては、前記複数種の
仕分区分は、青果物の大きさよる階級と、傷又は変形に
よる等級と、着色度とであるようにすることができる。
〔作 用〕
個々に固有情報を有する受皿上に載せられた青果物
は、搬送手段によって順次搬送されて該受皿の固有情報
が読み取られると共に、受皿上の青果物の複数種の仕分
区分が判定される。この判定された複数種の仕分区分
は、該判定の都度、当該青果物が載せられた受皿の仕分
区分と前記固有情報とが対応されて記憶手段に記憶済の
青果物入り受皿は、搬送手段により先方へ搬送される途
中に受皿の固有情報が読み取られ、該読み取られた固有
情報と対応させて記憶されている前記複数種の仕分区分
のうちの一種の仕分区分が読み出され、該読み出された
仕分区分に基づいて青果物が受皿ごと前記搬送手段上か
ら第一段階として仕分けられる。
そして第一段階で搬送手段上から仕分けられて搬送さ
れてくる青果物入り受皿は、第二段階において、前の段
階と同じく受皿の固有情報が読み取られ、該読み取られ
た固有情報と対応させて記憶されている前記複数種の仕
分区分のうちの前記第一段階で読み出されていない他の
一種の仕分区分が読み出され、該読み出された仕分区分
に基づいて青果物が受皿ごと仕分けられる。仕分区分が
三種である場合は、第二段階で仕分けられて搬送されて
くる青果物入り受皿は、第二段階と同じく受皿の固有情
報が読み取られ、該読み取られた固有情報と対応させて
記憶されている前記複数種の仕分区分のうちの前記第一
段階及び第二段階で読み出されていない他の一種の仕分
区分が読み出され、該読み出された仕分区分に基づいて
青果物が受皿ごと仕分けられる。上記のように、第一段
階の次の段階以降においては、その段階の前の段階で仕
分けられて搬送されてくる青果物入り受皿は、その受皿
の固有情報が読み取られ、該読み取られた固有情報と対
応させて記憶されている複数種の仕分区分のうちの該前
の段階以前に読み出されていない他の一種の仕分区分が
読み出され、該読み出された仕分区分に基づいて受皿ご
と更に仕分けられるのである。
こうして本発明では、複数種の仕分区分のそれぞれに
基づいて青果物を受皿ごと段階的に仕分けるので、青果
物の実体に見合った公正な評価をすることができると共
に、近時の仕分区分の多種化にも対応でき、且つ、受皿
上の青果物の複数種の仕分区分が判定されるための搬送
手段上からは一種の仕分区分のみに基づいて仕分けられ
るので、該搬送手段はその長さが比較的短くてよく、長
さの比較的短い設置場所にも適用することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の好ましい一実施例を図面(第1図〜第
16図)に基づいて説明する。
第1図は本発明を実施するための青果物の選別装置の
全体構成を示す概略平面図である。第2図は同じく一部
を破断した側面図である。第1図、第2図を用いて先ず
選別装置全体の構成の概要を説明する。
1は搬送手段であり、青果物100を一個ずつ載せるた
めの多数の受皿10と、この受皿10を搬送面上でフリーな
状態(フリートレー式)で搬送するためのコンベア装置
15とから構成されている。このコンベア装置15は、上流
側から供給部151、計測部152、仕分け部153の各部が搬
送路に沿って設けられている。尚、多数の受皿10夫々に
は、個々の受皿10を識別できる固有情報としての固有の
コード番号(背番号)が後述の色標識13により付与され
ている。
2は前記搬送手段1の計測部152に設けられた計測装
置であり、該計測装置2は、青果物100を撮像する撮像
装置23と、青果物100の内部品質(熟度や糖度,実施例
では熟度)を検査する内部品質検査装置22とからなって
いる。21は受皿10の後述する色標識13を読み取るための
色標識読取装置である。
3は演算処理装置であり、前記計測装置2により青果
物100を計測した結果に基づいて、複数種の仕分区分を
判定し、この複数種の仕分区分を当該青果物100が載せ
られている受皿10の固有情報と対応させて記憶し、仕分
けに際し、受皿10の固有情報から仕分区分の読み出しを
行い、仕分け信号を出力する如く構成している。
4aは前記計測装置2の後段に設けられた第一の仕分読
取装置である。
5は前記コンベア装置15の仕分け部153に夫々設けら
れた排出作動装置である。
6は前記排出作動装置5に夫々対応して設けられた貯
溜装置である。
尚、前記演算処理装置3により判定される仕分区分と
しては、青果物100の内部品質としての熟度(青果物の
熟れ具合を実施例では、未熟,適熟,過熟の三段階と設
定している)や、青果物100の表面の色付き程度として
の着色度(着色区分)及び色の均一性,変形,変色等の
等級判定要素から得られる等級及び青果物100の大きさ
としての階級の四種が例示される。
そして第1図で示す本例の選別装置は、コンベア装置
15で搬送される途中に計測部152で計測された受皿10上
の青果物100を、熟度が未熟及び過熟のものについて先
にコンベア装置5上から排出し、適熟果のみを下流側に
搬送する如く構成してある。そしてまたこの適熟果を第
一段階として階級別に、等級及び着色区分が混在したま
ま仕分け排出して貯溜した後、更にこの等級及び着色区
分が混在したまま仕分け排出された青果物100を第二段
階として等級別に、着色区分が混在したまま仕分け排出
する。そして最後に着色区分が混在したまま仕分け排出
された青果物100を第三段階として着色区分別に仕分け
る如く構成してある。
以下、各部の構成について詳細に説明する。
前記搬送手段1は、多数の受皿10とコンベア装置15と
からなるもので、受皿10とコンベア装置15とは固定され
ず、受皿10が搬送面上でフリーな状態で搬送する如く構
成している。
このコンベア装置15は、受皿10を一列で搬送するのに
適応した幅の搬送面を有するものでチェンコンベア,ロ
ーラコンベア,ベルトコンベア等を用いることができ
る。尚、コンベア装置15は、図例では直線状に構成した
が、これに限定するものではなく、屈曲自在なコンベア
を用いて水平及び上下方向に屈曲させて搬送面を構成す
ることができる。
また、図例の搬送手段1は、一条型としたが、選別す
る処理量によっては複数条で構成することもできる。
次に、前記受皿10について第3図、第4図、第5図を
参照して説明する。
この受皿10は、平面視で円形状に形成されており、青
果物100を安定した状態で載せるため、上面中央部につ
りばち状の載せ部11が形成されている。この受皿10の形
状及び載せ部11の形状は、図例に限定するものではな
く、例えば方形又はその他の多角形であってもよく、載
置される青果物100の形状、大きさに応じて適宜設定す
ることが好ましい。
12は受皿10の下部周縁に垂設された周壁であり、この
周壁12の内面側を後述する排出作動装置5の係合部材51
2と係合する係合部121としている。
13は個々の受皿10に識別可能な固有情報としての固有
のコード番号(背番号)を付与するための色標識であ
り、円形状の受皿10の主体一部(胴回り等)に、合成樹
脂部材等によりリング状に形成されて着脱自在に嵌め込
まれている。この図例で用いる色標識13は、第5図の色
別番号対照表に示す如く、0〜9の数字の夫々と、異な
る十種の色とを対応させて色分けされているものが用い
られる。このように設定することにより、例えば123の
数を付与したい場合は、赤,橙,黄の順で色標識13を配
置することにより実施することができる。
この受皿10は、着脱可能な異なる色の色標識13を多数
用意しておけば、所望の数の番号を、色標識13を一つ又
は複数を組み合わせて配置することにより付与すること
ができる特徴を有する。
以上の如く、受皿10に固有情報としての色標識13を付
与することにより、循環使用するフリーな状態の多数の
受皿10を識別することができる。したがって、この受皿
10の固有情報と当該受皿10上の青果物100の複数種の仕
分区分とを対応させて受皿以外の外部の記憶手段(メモ
リ)で記憶することができると共に、前記各段階の仕分
けに際しては、受皿10の固有情報から複数種のうちの一
種の仕分区分を読み出してこの仕分区分に基づいて仕分
け処理することができるのである。
また、受皿10の円形状に形成したことにより、受皿10
を容易に集合あるいは分岐させることができると共に、
受皿10の向きを強制的に揃える必要がなく、搬送系を簡
素にすることができる。
更に、この円形状の受皿10にリング状の色標識13を組
み合わせたことにより、後述する仕分読取装置の読取の
ために受皿10の搬送姿勢を規制する必要がなく、搬送ラ
インの制御が容易に行えるという利点が生じる。
尚、図例では、0〜9の数字を、十種の色で表現する
如く説明したが、例えば、二進法の如く二種の色の組み
合わせでも表現することができる。
更に、図例で示す十種の色は、図例の他に白から黒ま
での色変化を十段階に設定して構成することもできる。
尚、図示しないが、バーコードを用いて、個々の受皿
に固有情報としての固有のコード番号を付与することも
できる。
また、受皿10は、青果物100を計測する際および色標
識13を読み取る際に、カメラ等の光学的撮像手段を用い
る場合、反射光がカメラのセンサーに入射しないように
するため黒色にすることが好ましい。
第6図は受皿10の他の実施例であり、平面視で四角形
に形成されており、係合部121を有する周壁12の外面
に、シール状の色標識13を所定の配置で貼り付けてコー
ド番号を付与している。
尚、色標識13は、以上説明した実施例に限らず色付き
のピンやコマ等各種の形状で構成することができる。
前記計測装置2は、青果物100の複数種の仕分区分を
判定するため、青果物100の所定の項目を計測するよう
になっており次の様に構成されている。
即ち、23は撮像装置であり、カメラ装置231と照明装
置232とからなる。カメラ装置231は、第2図、第7図に
示す如く、コンベア装置15上で搬送される受皿10上の青
果物100を上方から撮影するようになっている。前記照
明装置232は、前記カメラ装置21の走査線を挟んでその
前後に複数配設されている。この撮像装置23は、例え
ば、本出願人が先に提案し、公開された特開昭63−4241
1号公報に記載されている技術を用いて青果物の大きさ
や色,傷,汚れ,模様等の計測項目を計測することがで
きる。これらの計測項目から階級判定要素として青果物
の大きさを採用することができる。等級判定要素として
は、傷,汚れ,模様等を採用することができる。
また、前記計測装置2は、前記カメラ装置231と併設
して例えば、ロードセル等の荷重センサを用いて青果物
の重量を計測することもできる。
前記カメラ装置231で計測した信号は、後述する演算
処理装置3へ入力されるようになっている。
前記色標識読取装置21は、第2図、第7図に示す如く
前記計測装置2の近傍に設けられ、例えば、固体撮像素
子を内蔵したカラーカメラを用いることができ、受皿10
の色標識13を直接側方から読み取る如く構成している。
そして、この色標識読取装置21で走査した信号は、演算
処理装置3へ入力されるようになっている。
前記内部品質検査装置22は、例えば青果物の中に含ま
れるクロロフィルの消失が熟度と高い相関があることを
応用したもので、クロロフィルの特定波長領域における
吸収帯を利用してこの吸収帯における反射光量を計測す
る如く構成したものを用いることができる。
これによって、青果物100に特定波長領域の光を照射
したときの反射光量に基づき内部品質を検査することが
できる。
第9図は前記内部品質検査装置22の光分析処理装置22
0を説明するためのブロック図である。このブロック図
によれば、特定波長領域を有する光源221からの光は、
投光ファイバー222によって導かれて青果物100を照射す
る。該照射したときの青果物100からの反射光は、受光
ファイバー223によって伝送されて公知のダイクロイッ
クミラー(不図示)を介してフィルターA,フィルターB
を通過する。尚、フィルターAは、クロロフィルの含量
に対して減衰しない波長帯域を通過させるためのフィル
ターであり、フィルターBは、クロロフィルの含量に対
して反応する波長帯域を通過させるためのフィルターで
ある。これら両フィルターを通過した2波長の出力値
を、所定の演算式にあてはめてクロロフィルの消失度合
を数値化することができる。
第8図は前記コンベア装置15の搬送路の上方所定位置
に、カラーカメラ231aを設置すると共に、搬送路の側方
に受皿10の色標識13からの反射光を前記カメラ装置231a
に向けて反射させる反射ミラー233を設置した例であ
り、このように構成すれば一台のカラーカメラ231aでカ
メラ装置231と色標識読取装置21とを兼用でき青果物100
の上面画像と受皿10の色標識13とを撮像することができ
る。
前記演算処理装置3は、CPUを内蔵した演算処理回路
を有しており、第10図に示す如く演算部31と仕分制御部
32とから概略構成されている。
前記演算部31には、受皿10の色標識13を走査した信号
に基づき、受皿10の固有情報としてのコード番号を出力
するためのコード番号抽出回路310a,b,c,dと、カメラ装
置231から出力される計測信号を予め設定した等級,階
級,着色度の仕分区分値と比較してそれぞれの仕分区分
(等級,階級,着色度)を判定する比較判定回路315
と、内部品質検査装置22の光分析処理装置220から出力
される信号を予め設定した熟度の仕分区分値と比較して
熟度を判定する比較安定回路316と、前記コード番号と
複数種の仕分区分(熟度,等級,階級,着色度)とを対
応させて記憶するアドレスメモリ317とを備えている。
前記コード番号抽出回路310a,b,c,dについて、その概
略を示すブロック図(第11図参照)を用いて説明する。
尚、このコード番号抽出回路310a,b,c,dのそれぞれ
は、同一のものなので、310aの符号で示されるコード番
号抽出回路を用いてこのコード番号抽出回路について説
明する。
色標識読取装置21のカラーカメラによって、受皿10の
色標識13を撮像したときの色情報は、フォトダイオード
を有する色識別素子311によりR・G・Bの三原色に色
分解されて夫々の色別信号が出力される。この色別信号
はA/D変換されてCPUを内蔵するコード化演算部312に入
力される。コード化演算部312は、所定の計算式に基づ
きそれぞれの演算処理を行って各色標識13の色を判定す
る。そしてこの各色標識13の色判定結果と規準コード色
とを比較してコード番号(固有情報)を出力する。
尚、このコード番号抽出回路310は、図例では演算処
理装置3の回路内に含む如く説明したが、前記色標識読
取装置21と一体構造に組み合わせて単独に構成してもよ
い。
尚、符号310aで示すコード番号抽出回路は、前記色標
識読取装置21から入力される信号からコード番号(固有
情報)を抽出するもので、抽出したコード番号は、前記
アドレスメモリ317で入力されるようになっている。そ
して、このアドレスメモリ317は、受皿10上の青果物100
の前記複数種の仕分区分を当該青果物100が載せられた
受皿10のコード番号と対応させて各アドレス毎に記憶す
るようになっている。また符号310b,310c,310dで示され
るコード番号抽出回路は、後述する第一の仕分読取装置
4a、第二の仕分読取装置4b、第三の仕分読取装置4cとそ
れぞれ接続されていて、各仕分読取装置4a,4b,4cから入
力される信号から、それぞれコード番号を抽出してこの
信号を後述する熟度・階級読出部320、等級読出部321、
着色度読取部322へ出力するようになっている。
前記仕分制御部32は、後述する第一の仕分読取装置4a
からコード番号抽出回路310bを介して入力されるコード
番号により、前記アドレスメモリ317に記憶されている
熟度・階級の仕分区分を読み出す熟度・階級読出部320
と、第二の仕分読取装置4bから入力されるコード番号に
より、前記アドレスメモリ317に記憶されている等級の
仕分区分を読み出す等級読出部321と、第三の仕分読取
装置4cから入力されるコード番号により、前記アドレス
メモリ317に記憶されている着色度の仕分区分を読み出
す着色読出部322と、前記読み出した熟度・階級の仕分
区分から熟度・階級別の排出信号を出力する排出制御回
路323と、同様に等級の仕分区分から等級別の排出信号
を出力する排出制御回路324と、同様に着色度の仕分区
分から着色度別の排出信号を出力する排出制御回路325
とを備えている。
前記第一、第二、第三の仕分読取装置4a,4b,4cは、前
記色標識読取装置21と同様の装置で、前記第一の仕分読
取装置4aは、前記仕分け部153の前段に設けられ、熟度
・階級の読み出し用として用いられている。なお、図例
では、熟度については未熟果及び過熟果については先に
コンベア装置5上から排出し、適熟果のみを下流側に搬
送して階級別に仕分け排出する場合として説明している
ので、第一の仕分読取装置4aは熟度と階級を読み出すこ
とで説明しているが、少なくとも一種の仕分区分を読み
出しさえすればよい。前記第二の仕分読取装置4bは、後
述する第二仕分け部70の前段に設けられ、階級別に等級
および着色区分が混在して排出された青果物100を、等
級別に仕分けるための等級読出用として回路が構成され
ている。前記第三の仕分読取装置4cは、後述する第三仕
分け部80の前段に設けられ、等級別に着色区分が混在し
て排出された青果物100を、色別に仕分けるための着色
度の読出用として回路が構成されている。
次に排出作動装置5を第12図、第13図を用いて説明す
る。
尚、第12図は平面図であり、第13図は第12図A−Aに
沿った断面図である。
図において、501は回転テーブル、511a,b,c…は突出
可能な係合部材512を有する係合装置であり、回転テー
ブル501の保持部513を中心として該回転テーブル510の
周縁部に所定数均等に配設されている。前記係合部材51
2は、一側が支点ピン514によって回転テーブル501の一
部に軸支された作動杆515の他側に突出している。516は
鉛直方向に設けられたロックロッドであり、スプリング
517を介してホルダー518に上下動自在に嵌装している。
そして、このロックロッド516の下端部は連結ピン519に
より前記作動杆515と連結されている。520はラッチアー
ムであり、前記ホルダー518の一部にネジリスプリング5
21を介して支点ピン522によって軸支されている。そし
てこの係合装置511の非作動時は、前記ロックロッド516
の係止部516aと該ラッチアーム520の係止部520aとが噛
み合っており、前記作動杆515の係合部材512は図示想像
線(二点鎖線)の位置で待機する如くなしている。
523は係合作動装置であり、ソレノイド524とこのソレ
ノイド524の作動軸と連動する作動レバー525とを組み合
わせて構成している。この作動レバー525の先端部は、
前記ラッチアーム520の一部に接触する如くソレノイド5
24の位置が設定されている。526は支持軸であり、前記
ソレノイド524が受け台524aを介して取り付けられると
共に、前記回転テーブル501を軸受け527を介してブラケ
ット528に固定させている。
図において529は駆動装置であり、モーター等が用い
られ、ベルト530を介して前記回転テーブル501を回転駆
動するようにしている。この駆動装置529の回転速度
は、回転テーブル501の周速と前記搬送手段2の搬送速
度とが略同速になるように設定されている。
第12図に図示した531は復元レールであり、前記回転
テーブル501が回転する途中に、前記ロックロッド516の
一部に接触して前記係合部材512を定位置(下降した位
置)に復元する如く作用するものである。復元する位置
は、第12図に示す如く、搬送手段1上から仕分け排出さ
れた受皿10が、後述する搬出コンベア55上に移送された
ときに、前記係合部材512の係合作用を解除するように
設定されている。
以上のように構成された排出作動装置5の作用につい
て説明する。演算処理装置3により出力される仕分排出
信号により、係合作動装置523のソレノイド524が作動す
ると、作動レバー525が下方へ押し下げられてこの作動
レバー525によりラッチアーム520の一部を叩く。これに
よりロックロッド516とラッチアーム520との係合が解除
される。係合が解放されたロックロッド516がスプリン
グ517により上方へ突出すると、このロックロッド516に
連結した作動杆515の係合部材512が受皿10の周壁12内側
に突出して係合部121と係合する。係合部材512によって
係合された状態の受皿10は、回転テーブル501の回転力
により搬送手段1から搬出コンベア55上へ排出される。
搬出コンベア55上に受皿10が移載されると、復元レール
531により前記受皿10と係合部材512との係合が解除され
て受皿10は搬出コンベア55により先方へ搬送される。
尚、この排出作動装置5は、この図例に限定するもの
ではなく、例えばシリンダやソレノイド等を用いて受皿
10を直接側方へ押し出す方式やまたは切り換えレバーや
アーム式分岐装置等公知の仕分け装置を用いることがで
きる。この使い分けは、搬送手段1の処理量や青果物10
0の種類に応じて適宜な機構の装置を設置することが好
ましい。
第12図において55は搬出コンベアであり、前記排出作
動装置5により搬送手段1上から排出された青果物100
入り受皿10を、第14図に示す如く貯溜装置6上に移送す
るための接続コンベア用として設けられている。
尚、この搬出コンベア55は単なるテーブルでもよい。
図例では後述する貯溜装置6と前記搬送手段1とを連結
するために用いたが、これに特に限定するものではなく
貯溜装置6と一体に構成することもできる。
前記貯溜装置6は、汎用的なローラコンベア,ベルト
コンベア,滑走台等を用いることができる。
7は第二の搬送手段であり、前記搬送手段1と同様の
構成で、前記貯溜装置6の終端部に直交する方向に接続
され、この貯溜装置6から送られる青果物入り受皿10を
一列で搬送するようになっている。70は第二仕分部であ
り、この第二仕分部70には、青果物100を等級別に第二
の搬送手段7上から仕分けるための排出作動装置5が等
級別(秀,優,良)に夫々配設されている。そして、こ
の第二仕分部70の前段には、前記第二の仕分読取装置4b
が搬送路に沿って配設されている。
8は第三の搬送手段であり、前記搬送手段1と同様の
構成で、前記第二の搬送手段7の各排出作動装置5bにそ
れぞれ対応して設けられている。そして、この第三の搬
送手段8の下流側に設けられた下流側の第三仕分部80に
は、青果物100を色別に第三の搬送手段8上から仕分け
るための排出作動装置5cが夫々配置されている。そし
て、この第三仕分部80の前段には、前記第三の仕分読取
装置4cが搬送路に沿って配設されている。
9はプールコンベアであり、前記第三の搬送手段8の
各排出作動装置5cに夫々対応して設けられ、各排出作動
装置5cによって色別(A,B,C)に排出された青果物100入
り受皿10を夫々色別に貯溜するもので、アキュームレー
ト可能なローラコンベアやチェンコンベア等で構成する
ことができる。
第16図は前記プールコンベア9の終端部に、青果物10
0を受皿10から取り上げて箱詰めする自動箱詰め装置101
を接続したもので、分布率が高く集中して仕分けられる
仕分区分に配置することにより稼働率を高めることがで
きる。
この自動箱詰装置101は、受皿10上の青果物100を吸着
して取り上げ移動して、所定位置で待機する空箱15へ収
容する真空吸着式の取り上げヘッド102と、空箱15を上
昇待機させると共に製品200を降下させる昇降リフト103
とを組み合わせて構成することができる。
一方、分布率が少なくまだらにしか仕分けられない仕
分区分には、箱詰め台等を配置して人手等により箱詰め
することもできる。
16は箱詰された製品200を製品搬送コンベア17へ合流
させるための搬出コンベアである。これらの各コンベア
は、汎用的なコンベアを用いて構成することもできる。
18はプールコンベア9の下方に設けられた空受皿搬送
装置であり、ローラコンベアや滑走台等を下り傾斜に配
置し、青果物100が取り上げられて空になった受皿10
を、第三の搬送手段8の下方に設けた空受皿回収コンベ
ア19へ合流搬送するようになっている。
前記空受皿回収コンベア19は、前記貯溜装置6や搬送
手段1の下方に搬送方向を逆にして設けられ、その終端
部19が前記搬送手段1の始端部に接続されている。これ
により空の受皿10の自動回収ラインが構成されている。
以上の如く構成された選別装置の動作を第10図の動作
説明図を用いて説明する。搬送手段1により搬送される
受皿10上の青果物100は、搬送中に内部品質検査装置22
と撮像手段23とにより青果物100の内部の情報と外部の
情報とが計測されて夫々の計測信号が演算処理装置3の
演算部31へ入力される。そして色標識読取装置21により
当該青果物100が載せられた受皿10の色標識13が読み取
られてコード番号抽出回路310aにより当該受皿10の固有
情報としてのコード番号が抽出され、その信号が演算部
31のアドレスメモリ317へ送られる。そして演算部31
は、前記入力された計測信号に基づいて比較判定回路31
5により、青果物100の複数種を仕分区分として等級,階
級,着色度を判定すると共に比較判定回路316により当
該青果物100の熟度を判定する。この仕分区分(熟度,
階級,等級,着色度)は、判定される都度、当該青果物
100が載せられた受皿10の前記コード番号と対応させて
アドレスメモリ317の各アドレスに記憶される。このよ
うにして、青果物100の複数種の仕分区分(熟度,階
級,等級,着色度)と受皿10のコード番号(固有情報)
とが対応されてアドレスメモリ317に記憶済みの青果物1
00入り受皿10は、搬送手段1により搬送される途中に、
第一の仕分読取装置4aにより、色標識13が読み取られて
その色情報がコード番号抽出回路310bへ入力される。こ
のコード番号抽出回路310bは、入力された色情報に基づ
いて当該受皿10のコード番号を抽出し、その信号を熟度
・階級読出部320へ入力する。熟度・階級読出部320は、
入力されたコード番号に基づいてアドレスメモリ317に
記憶されている仕分区分(熟度,階級)を読み出し、こ
の仕分区分(熟度,階級)の信号を排出制御回路323へ
送る。排出制御回路323は、入力された仕分区分(熟度
・階級)の信号に基づいて熟度・階級別の仕分排出信号
を該当する排出作動装置5へ受皿10の搬送移動と同期さ
せて出力する。この排出制御回路323は、熟度が過熟お
よび未熟のものについては階級仕分けの前に優先的にコ
ンベア装置15上から仕分ける如く過熟,未熟別の仕分排
出信号を該当する排出作動装置5へ出力すると共に、適
熟な青果物100を階級別に仕分ける如く階級別の仕分排
出信号を、該当する排出作動装置5aへ受皿10の搬送移動
と同期させて出力する。尚、未熟で仕分けられた青果物
100は、例えば図示しない予冷庫等に集められて追熟す
るのを待って再び選別することもできる。
前記階級別の仕分排出信号により、排出作動装置5aが
作動すると、青果物100を受皿10ごとコンベア装置15上
から仕分け排出して第一段階の仕分けを行うことができ
る。これによりコンベア装置15上から排出される青果物
100入り受皿10は、階級別に設けられた貯溜装置6上に
等級および着色区分が混在されてプールされる。この貯
溜装置6の終端部から第二の搬送手段7上へ送られた青
果物100入り受皿10は、第二の搬送手段7で搬送される
途中に、第二の仕分読取装置4bにより、色標識13が読み
取られてその色情報がコード番号抽出回路310cへ入力さ
れる。このコード番号抽出回路310cは、入力された色情
報に基づいて当該受皿10のコード番号を抽出し、その信
号を等級読出部321へ入力する。等級読出部321は、入力
されたコード番号に基づいて前記アドレスメモリ317に
記憶されている等級を読み出し、この等級の信号を排出
制御回路324へ送る。排出制御回路324は、入力された等
級に基づいて等級別の仕分排出信号を、該当する排出作
動装置5bへ受皿10の搬送移動と同期させて出力する。こ
の等級別の仕分排出信号により、該当する排出作動装置
5bが作動すると、第二の搬送手段7上の青果物100入り
受皿10を等級別に仕分け排出して第二段階の仕分けを行
うことができる。これにより、第二の搬送手段7上から
排出される青果物100入り受皿10は、等級別に設けられ
た第三の搬送手段8上に等級別に各着色度を混在して送
り出される。そして、第三の搬送手段8で搬送される青
果物100入り受皿10は、搬送路の途中に設けられた第三
の仕分読取装置4cにより、色標識13が読み取られてその
色情報がコード番号抽出回路310dへ入力される。このコ
ード番号抽出回路310dは、入力された色情報から当該受
皿10のコード番号を抽出し、その信号を着色読出部322
へ入力する。着色読出部322は、入力されたコード番号
に基づいて前記アドレスメモリ317に記憶されている着
色区分を読み出し、この着色区分別の信号を排出制御回
路325へ送る。排出制御回路325は、入力された着色区分
に基づいて着色区分別の仕分排出信号を、該当する排出
作動装置5cへ出力する。この仕分排出信号により、該当
する排出作動装置5cが作動すると、第三の搬送手段8上
で搬送される青果物100入り受皿10は、着色区分別にプ
ールコンベア9上へ排出されて第三段階の仕分けが終了
する。したがって、このプールコンベア9上へ排出され
た青果物100は、過熟及び未熟を除く適熟のものについ
て複数種の仕分区分別として、階級別,等級別,着色別
に区分けされたものになる。
第17図は選別装置の第二の実施例であり、過熟,未熟
を除く適熟の青果物100に対し、二種の仕分区分のそれ
ぞれに基づき仕分けする例であり、階級別に等級を混在
させて青果物100を受皿10ごと仕分け排出し、更に同一
階級で等級が混在されている青果物100を受皿10ごと等
級別に仕分け排出する如くなしたもので、先に述べた実
施例と同様の構成については同一符号を用いて説明を省
略する。
尚、図例では未熟,過熟のものを先に仕分ける如く構
成したが、これに限定するものではなく、熟度について
も段階的に仕分けるようにすることもできる。
〔発明の効果〕 以上述べた如く、本発明は、個々に固有情報を有する
多数の受皿に載せられた青果物を搬送手段により搬送
し、搬送途中において該受皿の固有情報を読み取ると共
に受皿上の青果物の複数種の仕分区分を判定し、該判定
のつど、該判定した青果物の複数種の仕分区分を当該青
果物が載せられた受皿の固有情報と対応させて記憶手段
により記憶し、第一段階の仕分に際し、受皿の固有情報
を読み取ってその固有情報と対応させて前記記憶されて
いる複数種の仕分区分のうちの一種の仕分区分の読み出
しを行い、この読み出した仕分区分に基づいて青果物を
受皿ごと前記搬送手段上から仕分けし、次の段階以降の
仕分けに際しては、その段階の前の段階で仕分けられて
搬送されてくる受皿の固有情報を読み取ってこの固有情
報と対応させて前記記憶されている複数種の仕分区分の
うちの該前の段階以前に読み出されていない他の一種の
仕分区分の読み出しを行い、この読み出した仕分区分に
基づいて、該前の段階で仕分けられた青果物を受皿ごと
更に仕分けることを特徴とする青果物の選別方法の構成
あるから、複数種の仕分区分のそれぞれに基づいて各仕
分区分毎に段階的に受皿ごと仕分けるので、青果物の実
体に見合った公正な評価をすることができると共に、近
時の仕分区分の多種過にも対応でき、且つ、複数種の仕
分区分が判定される青果物入り受皿を搬送する搬送手段
上からは一種の仕分区分のみに基づいて青果物が受皿ご
と仕分けられることにより、搬送手段に沿って配置する
貯留装置の数はその一種の仕分区分数(例えば階級数)
だけでよいので、該搬送手段はその長さが比較的短くて
よく、長さの比較的短い設置場所にも適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示すものである。 第1図は青果物の選別装置の概略平面図、第2図は第1
図の一部を破断した側面図、第3図は受皿の一部を破断
した説明図、第4図は受皿の斜視図、第5図は色別番号
対照表、第6図は受皿の他の実施例を示す断面図、第7
図、第8図はいずれも色標識読取装置の説明図、第9図
は光分析処理装置の概略ブロック図、第10図は演算処理
装置を説明するための動作説明図、第11図はコード番号
抽出回路の説明図、第12図は排出作動装置の平面図、第
13図は第12図のA−Aに沿った断面図、第14図は貯溜装
置を説明するための平面図、第15図は同じく側面図、第
16図は自動箱詰装置の説明図、第17図は選別装置の第二
の実施例を説明するための平面図である。 1……搬送手段、10……受皿 100……青果物、11……載せ部 12……周壁、121……係合部 13……色標識、15……コンベア装置 151……供給部、152……計測部 153……仕分け部、2……計測装置 21……色標識読取装置、22……内部品質検査装置 220……光分析処理装置、221……光源 222……投光ファイバー、223……受光ファイバー 23……撮像装置、231……カメラ装置 231a……カラーカメラ、232……照明装置 233……反射ミラー、3……演算処理装置 31……演算部 310a,b,c,d……コード番号抽出回路 311……色識別素子、312……コード化演算部 315,316……比較判定回路、317……アドレスメモリ 320……熟度・階級読出部、321……等級読出部 322……着色読出部 323,324,325……排出制御回路 32……仕分制御部、4a……第一の仕分読取装置 4b……第二の仕分読取装置、4c……第三の仕分読取装置 5,5a,5b,5c……排出作動装置 501……回転テーブル、511……係合装置 512……係合部材、513……保持部 514……支点ピン、515……作動杆 516……ロックロッド、516a……係止部 517……スプリング、518……ホルダー 519……連結ピン、520……ラッチアーム 520a……係止部、521……ネジリスプリング 522……支点ピン、523……係合作動装置 524……ソレノイド、524a……受け台 525……作動レバー、526……支持軸 527……軸受け、528……ブラケット 529……駆動装置、530……ベルト 531……復元レール、55……搬出コンベア 6……貯溜装置、7……第二の搬送手段 70……第二仕分部、8……第三の搬送手段 80……第三仕分部、9……プールコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原口 和男 静岡県浜松市篠ケ瀬町630 株式会社マ キ製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−11190(JP,A) 特開 昭61−291083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B07C 5/00 - 5/38 B65G 47/46 - 47/51

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々に固有情報を有する多数の受皿に載せ
    られた青果物を搬送手段により搬送し、搬送途中におい
    て該受皿の固有情報を読み取ると共に受皿上の青果物の
    複数種の仕分区分を判定し、該判定のつど、該判定した
    青果物の複数種の仕分区分を当該青果物が載せられた受
    皿の固有情報と対応させて記憶手段により記憶し、第一
    段階の仕分に際し、受皿の固有情報を読み取ってこの固
    有情報と対応させて記憶されている複数種の仕分区分の
    うちの一種の仕分区分の読み出しを行い、この読み出し
    た仕分区分に基づいて青果物を受皿ごと前記搬送手段上
    から仕分けし、次の段階以降の仕分けに際しては、その
    段階の前の段階で仕分けられて搬送されてくる受皿の固
    有情報を読み取ってこの固有情報と対応させて前記記憶
    されている複数種の仕分区分のうちの該前の段階以前に
    読み出されていない他の一種の仕分区分の読み出しを行
    い、この読み出した仕分区分に基づいて、該前の段階で
    仕分けられた青果物を受皿ごと更に仕分けることを特徴
    とする青果物の選別方法。
  2. 【請求項2】前記複数種の仕分区分は、青果物の大きさ
    による階級と、傷又は変形にによる等級と、着色度とで
    あることを特徴とする請求項1に記載した青果物の選別
    方法。
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