JPH04358443A - 光受信器 - Google Patents

光受信器

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JPH04358443A
JPH04358443A JP3134190A JP13419091A JPH04358443A JP H04358443 A JPH04358443 A JP H04358443A JP 3134190 A JP3134190 A JP 3134190A JP 13419091 A JP13419091 A JP 13419091A JP H04358443 A JPH04358443 A JP H04358443A
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/69Electrical arrangements in the receiver
    • H04B10/695Arrangements for optimizing the decision element in the receiver, e.g. by using automatic threshold control

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  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばローカルエリ
アネットワーク等のデータ伝送装置に用いられる直流結
合形の光受信器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スター網で構成される光ローカ
ルエリアネットワーク等では、データ伝送を効率よく行
うために、不要時にはデータを送出せずに必要時のみデ
ータを送出するという、いわゆるバースト状のデータ伝
送形態をとる。バーストデータの伝送は、一般的な二点
間の連続的なデータ伝送とは異なり、受信信号のレベル
が短時間に大きく変動するという特徴がある。つまり、
無信号期間が長く続いた後に大レベルの信号が到来した
場合、あるいは受信局と距離的に近い送信局Aの信号の
直後に遠方の送信局Bの信号が到来するような場合には
、A局とB局の伝送路損失の差等によって受信レベルが
急激に変動する。
【0003】このようなバーストデータの受信に用いら
れる光受信器としては、第1に、受信レベルの急激な変
動に対して受信不能となる時間を極力小さくすること、
第2に、受信ダイナミックレンジが広いこと、第3に、
温度変動や電源電圧変動等の環境変化に対して安定に動
作することが要求される。
【0004】従来、第1の要求を満たす方法として、直
流結合増幅で光受信器を構成する方法がある。一般的に
よく用いられる交流結合増幅では、受信レベルが変動し
て識別レベルが平均値に収束するまでに比較的長い時間
を要し、この期間はデータを正しく識別するのが困難に
なる。これに対して、直流結合増幅では、受信レベル変
化の基準となるパルス信号の“0”レベルが識別段まで
伝達されるため、素早い応答が可能になる。
【0005】しかしながら、直流結合では増幅器のドリ
フトに対する配慮が必要になる。増幅器のドリフトの影
響を排除した光受信器としては、例えば特公平3−71
75号公報に示されるように、同一回路定数を持つダミ
ー回路を用いる方法がある。但し、この公報に示された
光受信器は、ダミー増幅回路の出力を分圧してデータの
識別しきい値を設定するという、固定しきい値の方法を
用いているため、受信レベルの変動に伴い、識別された
データのパルス幅変動が大きくなるという問題がある。
【0006】また、一般に増幅器は温度ドリフト等の静
的な変動に加えて、受信レベルの大きさに依存して動作
点が変動するという、ダイナミックな変動特性も合せ持
っている。受信レベルに依存したダイナミックな変動は
、ダミー回路では検出が不可能である。したがって、デ
ータの識別しいき値はこのダイナミックな変動を考慮し
て高めに設定する必要がある。但し、しきい値を高く設
定することは、最小受信レベルを劣化させ、受信ダイナ
ミックレンジを広くとれないという問題を生ずる。
【0007】このような問題に対応するため、例えば特
開昭62−154928号公報に示されるように、受信
レベルの変化に対応させて識別しきい値を可変する方法
がある。この方法は、受信信号のピーク値を検出して識
別しきい値を可変すると共に、ダミー回路を用いて増幅
器のドリフトを除去する方法である。また、これ以外に
正及び負のピーク検出器を用いて識別しきい値の可変と
ドリフトの除去を行う方法がある。
【0008】図8は正及び負のピーク検出器を用いる直
流結合形の光受信器の構成を示すブロック図である。同
図において、100は光信号を電気信号に変換するフォ
トダイオードである。このフォトダイオード100の出
力電流は増幅器200に供給される。この増幅器200
はフォトダイオード100の出力電流を増幅して電圧信
号に変換するもので、この電圧信号は第1、第2のピー
ク検出器400,800に供給される。
【0009】第1のピーク検出器400は入力信号から
データの“0”レベル側のピーク値を検出し、第2のピ
ーク検出器800は入力信号からデータの“1”レベル
側のピーク値を検出するものである。各検出電圧はそれ
ぞれ分圧抵抗RD1,RD2を介して合成された後、オ
フセット電圧加算器500に供給される。
【0010】このオフセット電圧加算器500は入力電
圧に予め設定されたオフセット電圧を加算して、無信号
入力期間における比較器600の出力を“0”に固定す
るためのもので、その加算電圧は比較器600の(−)
入力端に比較参照電圧として供給される。この比較器6
00は(+)入力端に増幅器200の出力を受け、これ
を(−)入力端側の参照電圧と比較して、受信データの
“0”、“1”を識別するものである。
【0011】図9に図8の動作波形を示す。図9におい
て、(f)は増幅器200の出力電圧波形、(g)は比
較参照電圧波形、(h)は比較器600の出力電圧波形
を表している。VGAはオフセット電圧レベルである。
【0012】すなわち、距離的に近い送信局Aの信号の
直後に遠方の送信局Bの信号が到来し、A局とB局の伝
送路損失の差によって受信レベルが急激に変動して、増
幅器200の出力電圧が(f)のように変化したとする
。第2のピーク検出器800は受信データの“1”側の
ピークを検出するため、受信レベルが変化すると、その
変化に応じたピーク電圧が得られる。
【0013】一方、第1のピーク検出器400は受信デ
ータの“0”側のピークを検出するため、受信レベルの
変化とは無関係に、増幅器200の直流動作点に対応す
る電圧を検出して出力する。したがって、第1、第2の
ピーク検出器400,800の各出力との間には、受信
データの振幅値に相当する電圧が発生することになる。 そこで、この電圧を抵抗RD1,RD2で分割した信号
とオフセット電圧VGAを加算して比較器600の比較
参照電圧(g)とする。
【0014】この比較参照電圧(g)は、図に示すよう
に、受信レベルの大小に対応して変化し、比較器600
では受信データのほぼ1/2の振幅レベルで識別が行わ
れる。また、温度変化等による増幅器200の動作点変
動(ドリフト)はピーク検出器400によって検出され
、比較器600の参照電圧をドリフト相当分だけ同一方
向へ変動させるように動作する。比較器600は正負両
入力の差を増幅し、同相電圧の変化は除去するように動
作するため、ドリフトによる影響は除去されて安定した
識別が行われる。
【0015】以上、特開昭62−154928号公報あ
るいは図8に代表して示される従来の光受信器は、ドリ
フト補償と識別しきい値の制御を併用することで良好な
バースト受信特性を実現している。しかしながら、複雑
なしきい値電圧選択回路が必要であったり、正及び負の
ピーク検出器が必要である等、回路構成が複雑になる欠
点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の光受信器は、ドリフト補償と識別しきい値の制御を併
用した場合、良好なバースト受信特性を実現しているも
のの、複雑なしきい値電圧選択回路や正及び負のピーク
検出器が必要である等、回路構成が複雑になるという問
題を有する。
【0017】この発明は上記の問題を解決するためにな
されたもので、簡易な構成で良好なドリフト補償及び識
別しきい値の制御を実現し得る直流結合形の光受信器を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係る光受信器は、光電変換素子の出力を直
流結合増幅して比較参照値と比較することによりデータ
の識別を行うものであって、前記光電変換素子の出力を
増幅する増幅器と、この増幅器の出力信号の帯域を制限
するフィルタと、このフィルタの出力基底レベルのピー
ク値を検出し当該検出値に基づいて前記比較参照値を発
生する比較参照値発生手段と、この手段で得られる比較
参照値と前記増幅器の出力信号との大小比較を行う比較
器とを具備して構成される。
【0019】
【作用】上記構成による光受信器では、光入力信号を光
電変換素子で電気信号に変換し、増幅器で増幅した後、
ローパスフィルタで帯域を制限し、帯域制限されたパル
ス信号の基底レベルのピーク値を検出し、その検出値に
オフセット電圧を加算して比較参照値を生成し、比較器
で増幅器出力をこの比較参照電圧と大小比較してデータ
を識別する。
【0020】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照してこの発明の一
実施例を説明する。
【0021】図1はその基本構成を示すもので、1はフ
ォトダイオード、2は増幅器、3はローパスフィルタ、
4はピーク検出器、5はオフセット電圧加算器、6は比
較器である。
【0022】まず、光入力信号はフォトダイオード1で
電気信号に変換され、増幅器2で増幅される。この増幅
器2は、例えば並列帰還形の反転増幅器であって、光入
力信号を負極性の電圧信号に変換する。増幅器2の出力
信号は2分岐され、一方は比較器6の(−)入力端に供
給され、他方はローパスフィルタ3に供給される。
【0023】上記ローパスフィルタ3は、遮断周波数を
入力データの最高繰返し周波数以下に設定して、増幅器
2から出力されるパルス信号の帯域を制限するものであ
る。ピーク検出器4はローパスフィルタ3によって帯域
制限されたパルス信号の基底レベル(“0”レベル)の
ピーク値を検出し、その出力をオフセット電圧加算器5
に入力する。このオフセット電圧加算器5は、無信号時
における識別出力を“0”に固定するためのオフセット
電圧VG をピーク検出器4の出力に加算して出力する
。 この加算電圧は比較器6の(+)入力端に供給される。 この比較器6はオフセット電圧加算器5の出力を比較参
照電圧として増幅器2の出力との比較を行う。この際、
増幅器2で反転した極性を元に戻すため、識別データは
比較器6の反転出力端子より取り出す。図2は図1に示
した光受信器の具体例を示す回路構成図である。また、
図3は図2に示した光受信器の動作波形を示す波形図で
ある。
【0024】図2において、増幅器2は反転増幅器であ
るため、出力信号は図3(a)に示すように負極性の信
号となる。この信号は抵抗R1、コンデンサC1からな
るローパスフィルタ3を介してピーク検出器4に供給さ
れる。
【0025】このピーク検出器4はNPNトランジスタ
を用いた帰還形構成のものであり、トランジスタQ1〜
Q3及び抵抗R2〜R4からなる差動増幅回路の正相入
力端子(Q1のベース)にローパスフィルタ3の出力を
印加し、逆相入力端子(Q2のベース)にピーク検出コ
ンデンサC2の端子電圧を帰還している。
【0026】ここで、Q4はコンデンサC2に正の電荷
を充電するスイッチングトランジスタである。ピーク検
出器に信号が入力されてQ1のベース電位がC2の電位
より高くなると、Q4が導通してC2を充電する。C2
の電位はQ2のベースに帰還されているため、Q2のコ
レクタにはQ1のベース電位とC2の電位の差電圧が発
生する。Q4はこの差電圧によって駆動されるため、C
2の電位がQ1のベース電位とほぼ等しくなるまで充電
が継続される。一方、入力信号が変化してQ1のベース
電位がC2の電位より低くなると、Q4のベース・エミ
ッタ間が逆バイアスされて遮断状態となり、Q4はC2
の電位に影響を与えなくなる。このとき、C2に充電さ
れた電荷は負荷(R6,R7等)を通じて放電されるが
、放電時定数を大きくとることによって、C2にはQ1
のベースに印加された波形の正のピーク値が保持される
ことになる。尚、抵抗R5はC2への充電時定数を調整
するため、抵抗R6は放電時定数を調整するためのもの
である。
【0027】上述したように、ピーク検出器4の入力に
は、ローパスフィルタ3によってデータの最高繰返し周
波数以下に帯域制限された信号が印加される。帯域制限
を受けた信号はデータ部分が振幅中心方向に向かって減
衰を受けた三角状の波形となる。したがって、データ“
0”レベルは、図3(d)に示すように、無信号期間に
おける“0”レベルよりVdだけ“1”レベル側(負方
向)に浮き上がった波形となる。この波形の上端をピー
ク検出したピーク検出器4の出力波形は図3(e)のよ
うになる。この出力電圧はオフセット電圧加算器5に印
加される。
【0028】このオフセット電圧加算器5はトランジス
タQ5及び抵抗R7,R8よりなり、ピーク検出器4の
出力信号をトランジスタQ5のコレクタ電流と抵抗R7
の積で決まる電圧VG だけ負方向にシフトする。抵抗
R8はトランジスタQ5のコレクタ電流を設定するため
の抵抗である。
【0029】オフセット電圧加算器5の出力は、前述し
たローパルフィルタ3の帯域制限による“0”レベルの
浮き上がりに伴って変化する。この浮き上がり量は受信
レベルの大きさに比例した値となるため、比較器6に印
加される比較参照電圧は、図3(b)に示すように、受
信レベルの大きさに応じて振幅の中心方向に移動する。 このため、比較器6では受信レベルの変化に対して安定
な識別が行われる。
【0030】一方、温度変化等で生ずる増幅器2の動作
点変動は、変化速度が非常に遅く、ローパスフィルタ3
による減衰を受けないために、ピーク検出器4によって
正確に検出される。このため、比較参照電圧は増幅器2
の動作点変化に忠実に追従することになり、その影響は
比較器6の同相除去機能により除去される。
【0031】したがって、上記構成による光受信器は、
識別しきい値の制御を、従来必要であった正負両極性の
ピーク検出器に代わり、ローパスフィルタと片方のピー
ク検出器のみで実現しているので、回路構成の簡略化を
図ることができる。また、ピーク検出器を帰還形構成と
しているので、差動増幅回路の利得を大きくとることに
よって、スイッチングトランジスタQ4の温度特性やピ
ーク検出コンデンサC2への充電誤差を負帰還の効果で
十分抑圧することができる。つまり、ピーク検出器自身
で発生するドリフトを非常に小さく抑えられるため、増
幅器2で発生するドリフトを精度よく検出し、比較器6
によって除去することができる。
【0032】図4はこの発明に係る他の実施例を示すブ
ロック図である。図4において、21は増幅器、31は
ローパスフィルタ、41はピーク検出器、51はオフセ
ット電圧加算器、61は比較器であり、図1とはオフセ
ット電圧加算器51の挿入位置が異なる。つまり、ロー
パスフィルタ31の出力にオフセット電圧を加算し、そ
の出力をピーク検出して比較参照電圧を得るようにした
ものである。
【0033】図5に図4に示した実施例の具体的な回路
構成をを示す。図5において、抵抗R11とコンデンサ
C11はローパスフィルタ31を形成し、抵抗R11,
R81及びトランジスタQ51はオフセット電圧加算器
51を形成している。
【0034】抵抗R11はローパスフィルタ31の抵抗
とオフセット電圧発生用の抵抗とを兼ねており、トラン
ジスタQ51のコレクタ電流が抵抗R11を流れること
によりオフセット電圧を発生する。トランジスタQ51
と抵抗R81は定電流源を形成しており、抵抗R11と
コンデンサC11の接続点からトランジスタQ51のコ
レクタ側を見込んだインピーダンスは非常に高く、ロー
パスフィルタ31の特性にはほとんど影響を与えない。
【0035】このように、オフセット電圧加算器51を
ローパスフィルタ31の後に配置する構成の利点は、ピ
ーク検出器41の負荷を減らしてピーク検出の放電時定
数を大きくできることであり、データ伝送速度が低い場
合やピーク検出コンデンサの値を小さく抑えて小型のコ
ンデンサを使いたい場合等に適している。
【0036】図6はさらにこの発明に係る他の実施例を
示すブロック図である。図6において、22は増幅器、
32は第1のローパスフィルタ、42は第1のピーク検
出器、72は差動増幅器、52はオフセット電圧加算器
、62は比較器、23は増幅器22と同一回路定数を持
つダミー増幅器、33はローパスフィルタ32と同一回
路定数を持つ第2のローパスフィルタ、43はピーク検
出器42と同一回路定数を持つ第2のピーク検出器であ
る。
【0037】すなわち、図6はIC化を考慮した構成で
あり、増幅器22の動作点変動やピーク検出器42の温
度特性等を同一回路定数を持つダミー回路23,33,
43で検出し、差動増幅器72で除去するものである。
【0038】図7に図6に示した実施例の具体的な回路
構成を示す。図7において、トランジスタQ100,Q
101と抵抗R100〜R102は並列帰還形の反転増
幅器22であり、トランジスタQ102,Q103と抵
抗R103〜R105はダミー増幅器23である。トラ
ンジスタQ104とコンデンサC102はピーク検出器
42であり、図2に示した帰還形のピーク検出回路とは
異なり、NPNトランジスタ一段の簡易な構成となって
いる。
【0039】トランジスタQ106〜Q108と抵抗R
108〜R112は差動増幅器72を形成している。こ
の差動増幅器72は利得をほぼ1に設定して、増幅器2
2からピーク検出器42の出力までの経路で発生するド
リフトをダミー回路23,33,43で検出して除去す
る。抵抗R109,R113及びトランジスタQ109
はオフセット電圧加算器52を形成している。
【0040】抵抗R109は差動増幅器72の出力抵抗
(トランジスタQ107のコレクタ抵抗)とオフセット
電圧発生用の抵抗とを兼ねており、トランジスタQ10
9のコレクタ電流が抵抗R109を流れることによりオ
フセット電圧を発生する。
【0041】以上述べたように、この発明による光受信
器は、正または負のどちらか一方のピーク検出器を備え
る構成であるため、正負両極性のピーク検出器を用いた
従来の光受信器に比べて回路構成の簡略化が図れるだけ
でなく、高速データの受信に適した光受信器が実現でき
るという利点がある。
【0042】すなわち、一般に正のピーク検出はNPN
トランジスタを用い、負のピーク検出はPNPトランジ
スタを用いて構成するが、現在のIC製造プロセスでは
PNPトランジスタはNPNトランジスタに比較して動
作速度が遅く、データ伝送速度が数十Mb/s以上の高
速になると負のピーク検出器が動作しなくなる。
【0043】これに対して、この発明による光受信器は
、高速動作に適したNPNトランジスタのみでピーク検
出器を構成することが可能なため、数十Mb/s以上の
高速データ伝送領域にまで適用可能な光受信器を実現で
きる。
【0044】また、この発明による光受信器は、増幅器
の出力信号を帯域制限し、その制限した信号の基底レベ
ルの変化を検出して識別しきい値を制御することにより
、温度変化や電源電圧変動による増幅器の静的なドリフ
トを排除できるだけでなく、受信レベルの変化に起因す
る増幅器のダイナミックなドリフトの影響を除去するこ
とができ、受信ダイナミックレンジの拡大を図ることが
できる。尚、この発明は上記実施例に限らず、その要旨
を変更しない範囲で種々変形してもよいことは勿論であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、簡易な
構成で良好なドリフト補償及び識別しきい値の制御を実
現し得る直流結合形の光受信器を提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光受信器の一実施例として基本
構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した実施例の具体的な回路構成を示す
回路図。
【図3】図2に示した回路の動作を説明するための波形
図。
【図4】この発明に係る他の実施例の基本構成を示すブ
ロック図。
【図5】図4に示した実施例の具体的な回路構成を示す
回路図。
【図6】この発明に係る他の実施例の基本構成を示すブ
ロック図。
【図7】図6に示した実施例の具体的な回路構成を示す
回路図。
【図8】従来の直流結合形の光受信器の構成を示すブロ
ック図。
【図9】図8に示した光受信器の動作を説明するための
波形図。
【符号の説明】
1,11…フォトダイオード、2,21,22…増幅器
、23…ダミー増幅器、3,31,32,33…ローパ
スフィルタ、4,41,42,43…ピーク検出器、5
,51,52…オフセット電圧加算器、6,61,62
…比較器、72…差動増幅器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光電変換素子の出力を直流結合増幅し
    て比較参照値と比較することによりデータの識別を行う
    光受信器において、前記光電変換素子の出力を増幅する
    増幅器と、この増幅器の出力信号の帯域を制限するフィ
    ルタと、このフィルタの出力基底レベルのピーク値を検
    出し当該検出値に基づいて前記比較参照値を発生する比
    較参照値発生手段と、この手段で得られる比較参照値と
    前記増幅器の出力信号との大小比較を行う比較器とを具
    備する光受信器。
  2. 【請求項2】  前記比較参照値発生手段は、前記フィ
    ルタの出力基底レベルのピーク値を検出するピーク検出
    器と、このピーク検出器の出力に所定の直流電圧を加算
    するオフセット電圧加算器とを備えることを特徴とする
    請求項1記載の光受信器。
  3. 【請求項3】  前記比較参照値発生手段は、前記フィ
    ルタの出力に所定の直流電圧を加算するオフセット電圧
    加算器と、このオフセット電圧加算器の出力基底レベル
    のピーク値を検出するピーク検出器とを備えることを特
    徴とする請求項1記載の光受信器。
  4. 【請求項4】  前記フィルタは遮断周波数を受信デー
    タの最高繰返し周波数より低く設定することを特徴とす
    る請求項1記載の光受信器。
  5. 【請求項5】  光電変換素子の出力を直流結合増幅し
    て比較参照値と比較することによりデータの識別を行う
    光受信器において、前記光電変換素子の出力を増幅出力
    する第1の増幅器と、この第1の増幅器の出力信号の帯
    域を制限する第1のフィルタと、この第1のフィルタの
    出力基底レベルのピーク値を検出する第1のピーク検出
    器と、前記第1の増幅器と同一の回路定数を有するダミ
    ー増幅器と、前記第1のフィルタと同一回路定数を有し
    前記ダミー増幅器の出力帯域を制限する第2のフィルタ
    と、前記第1のピーク検出器と同一の回路定数を有し前
    記第2のフィルタの出力基底レベルのピーク値を検出す
    る第2のピーク検出器と、前記第1のピーク検出器出力
    と前記第2のピーク検出器出力との差を抽出し増幅出力
    する差動増幅器と、この差動増幅器の出力に所定の直流
    電圧を加算して前記比較参照値を生成するオフセット電
    圧加算器と、前記第1の増幅器の出力信号と前記オフセ
    ット電圧加算器の出力信号との大小比較を行う比較器と
    を具備する光受信器。
  6. 【請求項6】  前記第1のフィルタは、遮断周波数を
    受信データの最高繰返し周波数より低く設定することを
    特徴とする請求項5記載の光受信器。
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