JP4475833B2 - ミラー検出信号生成回路 - Google Patents

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体の再生時に光ピックアップで読み出されるRF信号の振幅変動から光記録媒体のミラー部分を検出するためのミラー検出信号生成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)などのディスク型の光記録媒体(以降、光ディスクと呼ぶ)には、記録データに応じた長さを持つピットと呼ばれる細長い凸部が、レーザー光が照射されるディスクの記録面に多数形成されている。ピットは、データの記録順序に応じて記録面の中心から外周方向に列をなしてスパイラル状に配列されており、光ディスクから記録データが読み出される場合、このピット列上にレーザー光が照射される。照射されたレーザーの反射光の強度は、レーザー光のスポットがピット上にある場合に弱くなり、ピット以外の平坦面部にある場合に強くなる。フォトダイオードのような光検出器によってこうした反射光強度の強弱が電気信号に変換されることにより、光ディスクに記録された情報が電気的に再生される。光検出器から反射光強度に応じて出力される電気信号は、ピットの有無に応じた高い周波数で変調されているためRF信号とも呼ばれている。
【0003】
また、このスパイラル状に並んだピット列の1周分はトラックと呼ばれており、CDやDVDなどの光ディスク再生装置には、このトラックを飛び越して記録データを再生する機能が備わっている。テープ型の記録媒体に比べて飛び越し再生が高速であることが、ディスク型光記録媒体の1つの特徴となっている。
【0004】
トラックを飛び越して光ディスクの所望の位置に記録された情報を再生させるためには、レーザー光のスポットが現在どのトラック上にあり、そのトラックから何本目に飛び越し先のトラックがあるかを把握する必要がある。一般の光ディスク再生装置には、光スポットがトラック上にあるか、またはトラック以外の平坦なミラー部分にあるかを検出するミラー検出回路とよばれる回路が備わっており、レーザー光のスポットがトラックを横切る際に、このミラー検出回路によって交互に検出されるトラック部分とミラー部分との数を計数することによって、移動したトラックの数が把握される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図5は、従来のミラー検出回路および欠陥検出回路の構成例を示す概略的なブロック図である。
図5に示すミラー検出回路200aは、ピークホールド回路102〜ピークホールド回路104、分圧回路106、オフセット回路107およびコンパレータ109を有する。また、図5に示す欠陥検出回路200bは、ピークホールド回路101、分圧回路105およびコンパレータ108を有し、ピークホールド回路102およびピークホールド回路103をミラー検出回路200aと共用している。
【0006】
ピークホールド回路101〜ピークホールド回路104は、光検出器において電気信号に変換されたRF信号Srfの最大のピークレベル(以降、トップレベルと呼ぶ)または最小のピークレベル(以降、ボトムレベルと呼ぶ)を保持する回路である。ピークホールド回路101およびピークホールド回路102は、RF信号Srfのトップレベルを保持し、ピークホールド回路103およびピークホールド回路104はRF信号Srfのボトムレベルを保持する。
【0007】
また、ピークホールド回路の保持レベルが時間の経過とともに減衰する速度を示すドループレート(droop rate)は、ピークホールド回路ごとに個別に設定されており、このドループレートの値によって各ピークホールド回路に保持される信号の性質が異なっている。
ピークホールド回路101は、RF信号Srfのトップレベルを一定に保持したトップホールド信号Sthを出力するために比較的遅いドループレートを設定されている。例えば1[msec/V]程度のドループレートが設定されている。
ピークホールド回路102は、RF信号Srfのトップレベルが描くエンベロープ(envelope)に応じたトップエンベロープ信号Steを出力するために、ピークホールド回路101より速いドループレートが設定されいる。例えば100[usec/V]程度のドループレートが設定されている。
ピークホールド回路103は、RF信号Srfのボトムレベルを一定に保持したボトムホールド信号Sbhを出力するために比較的遅いドループレートが設定されている。例えば10[msec/V]程度のドループレートが設定されている。
ピークホールド回路104は、RF信号Srfのボトムレベルが描くエンベロープに応じたボトムエンベロープ信号Sbeを出力するために、ピークホールド回路102やピークホールド回路103より速いドループレートが設定されている。例えば、10[usec/V]程度のドループレートが設定されている。
【0008】
分圧回路105は、ピークホールド回路101のトップホールド信号Sthとピークホールド回路103のボトムホールド信号Sbhとを所定の割合で分圧した欠陥検出しきい信号Sdtを、コンパレータ108の正側端子に入力する。
分圧回路106は、ピークホールド回路102のトップエンベロープ信号Steとピークホールド回路103のボトムホールド信号Sbhとを所定の割合で分圧した信号を、オフセット回路107に入力する。
オフセット回路107は、分圧回路106から出力される分圧信号に所定のオフセットを付加し、これをミラー検出しきい信号Smtとしてコンパレータ109の負側端子に入力する。
【0009】
コンパレータ108およびコンパレータ109は、正側端子に入力される信号レベルと負側レベルに入力される信号レベルの大きさを比較し、正側端子の信号レベルが負側端子に比べて大きい場合に論理値’1’の信号を出力し、小さい場合に論理値’0’を出力する。
コンパレータ108は、トップエンベロープ信号Steが上述の欠陥検出しきい信号Smdよりも小さくなった場合に、光ディスク上の欠陥の検出を知らせる論理値’1’の欠陥検出信号Sdを出力する。
コンパレータ109は、ボトムエンベロープ信号Sbeが上述のミラー検出しきい信号Smtよりも大きい場合に、ミラー部分の検出を知らせる論理値’1’のミラー検出信号Smを出力する。
【0010】
次に、上述した構成を有するミラー検出回路200aおよび欠陥検出回路200bの動作について説明する。
図6は、図5に示すミラー検出回路200aの動作を説明するための波形図である。図の縦軸は信号レベルを、横軸は時間をそれぞれ示す。
図6aはRF信号Srfの波形例を示している。図6bは、図6aのRF信号Srfがピークホールド回路102〜ピークホールド回路104によってピークホールドされたトップエンベロープ信号Ste、ボトムホールド信号Sbh、およびボトムエンベロープ信号Sbeと、上述のミラー検出しきい信号Smtの波形例を示している。図6cは、コンパレータ109から出力されるミラー検出信号Smの波形例を示している。
【0011】
光検出器から出力されるRF信号Srfは、図6aに示すように光スポットがトラック上にある場合とトラック間のミラー部分にある場合とで、信号の振幅が異なっている。
光スポットがトラック上にある場合は、図6aのピーク位置P4に示すようにRF信号Srfの振幅が大きくなる。これは、光スポットがピット上にある場合とピットを外れた部分にある場合とで反射光強度の差が大きくなるためである。また光スポットがピットの真上にある場合に反射光強度がRF信号Srfの最小レベルになるため、この場合にRF信号Srfのボトムレベルが最低となる。
逆に、光スポットがトラック間のミラー部分にある場合は、図6aのピーク位置P3に示すようにRF信号Srfの振幅が小さくなるとともに、ボトムレベルが高くなっている。これは、ミラー部分にピットがなく反射光強度が大きくなるためである。ただし、通常の光ディスク再生装置では、光スポットがミラー部の中心にある場合にも隣接するトラックにその一部が重なっており、重なり部分において反射光強度が変調されるため、図6aに示すようにミラー部のピーク位置P3においてもRF信号Srfに高周波の変調成分が残っている。
【0012】
図6bに示すように、トップエンベロープ信号Steは、RF信号Srfのトップレベルのエンベロープに応じた波形を有し、ボトムエンベロープ信号Sbeは、RF信号Srfのボトムレベルのエンベロープに応じた波形を有している。また、ボトムホールド信号Sbhは、RF信号Srfのボトムレベルが保持された波形を有している。
ミラー検出しきい信号Smtは、このトップエンベロープ信号Steとボトムホールド信号Sbhとが分圧回路106において分圧され、オフセット回路107において所定のオフセットを与えられた信号であり、トップエンベロープ信号Steとボトムホールド信号Sbhとの間の一定割合の信号レベルを有している。図6bの例では、ボトムエンベロープ信号Sbeの山と谷のほぼ中間の信号レベルを有している。
ミラー検出信号Smは、ボトムエンベロープ信号Sbeとミラー検出しきい信号Smtとがコンパレータ109において比較された信号であり、図6cの例では、ボトムエンベロープ信号Sbeの信号レベルがミラー検出しきい信号Smtを上回る場合にハイレベル(論理値’1’)、下回る場合にローレベル(論理値’0’)となっている。
【0013】
指紋などの汚れによって反射光強度が低下している光ディスク上の領域を光スポットが通過する場合、図6aの期間T1に示すように、RF信号Srfの全体の振幅が小さくなる。このとき、トップエンベロープ信号Steとボトムエンベロープ信号Sbeの振幅が相対的に同じ割合で小さくなるため、ミラー検出しきい信号Smtの信号レベルも同様の割合で小さくなる。すなわち、汚れによる反射光強度の低下によってボトムエンベロープ信号Sbeの振幅が小さくなる場合にも、この振幅減少と同様な割合でミラー検出しきい信号Smtのレベルが小さくなってミラー検出が可能になるので、ディスク面の汚れに対するミラー検出感度の低下が抑止されている。
【0014】
図7は、図5に示す欠陥検出回路200bの動作を説明するための波形図である。図の縦軸は信号レベルを、横軸は時間をそれぞれ示す。
図7aはRF信号Srfの波形例を示している。図7bは、図7aのRF信号Srfがピークホールド回路101〜ピークホールド回路103によってピークホールドされたトップホールド信号Sth、トップエンベロープ信号Steおよびボトムホールド信号Sbhと、上述の欠陥検出しきい信号Sdtの波形例を示している。また図7cは、コンバレータ108から出力される欠陥検出信号Sdの波形例を示している。
【0015】
図7aの期間T2において、傷やゴミなどの付着により反射光強度が著しく低下している光ディスク上の領域を光スポットが通過するために、RF信号Srfの全体の振幅が小さくなっている。図7bに示すように、トップホールド信号Sthとボトムホールド信号Sbhは、ピークホールド回路101およびピークホールド回路103のドループレートが遅いために期間T2においてもほぼ一定の信号レベルに保持されている。このため、これらの信号が分圧回路105によって所定の割合に分圧された欠陥検出しきい信号Sdtの信号レベルも、期間T2において一定となっている。反射光強度の低下によって低下するトップエンベロープ信号Steの信号レベルが、この一定の欠陥検出しきい信号Sdtを下回ると、図7cに示すように欠陥検出信号Sdはハイレベル(論理値’1’)となって、光ディスクの欠陥が検出される。
【0016】
ところで、DVDにおけるトラックピッチは0.74μmであり、CDにおける1.6μmと比べて半分以下になっている。一方、DVDの再生に用いられるレーザー光の波長は650nmであり、CDの780nmに対して20%程度に短くなっているだけなので、トラックピッチに対する光スポット径の比は、CDよりDVDのほうが大きくなっている。しかも、DVDのピッチ幅は0.3μmであり、CDにおける0.5μmの半分よりも幅が広いので、トラックピッチに対するミラー部分の幅の比は、CDよりDVDのほうが狭くなっている。すなわちDVDでは、光スポットがミラー部の中心にある場合においても、隣接するトラックのピッチによって変調される反射光の強度がCDに比べて増えるため、RF信号Srfの振幅が大きくなり、ミラー部とトラック部とのボトムレベルの差が小さくなる。すなわち、ボトムエンベロープ信号Sbeの振幅が小さくなる。
【0017】
図8aはCDのRF信号Srfの波形例を示し、図8bはDVDのRF信号Srfの波形例を示している。これらの図に示すように、光スポットがトラックの中心にある場合(オントラック)とミラー部の中心にある場合(オフトラック)とにおけるボトムレベルの差が、CDに比べてDVDは小さくなってしまうため、コンパレータ109に比較動作を行わせるための十分なレベル差が得られなくなる場合がある。例えば、ディスク表面に付着する汚れなどによって図6の期間T1に示すようにRF信号Srf全体の振幅が小さくなった場合、DVDではミラー検出の感度が著しく悪化してしまい、正常なトラック飛び越し再生が行えなくなる場合がある。すなわち、図5に示すミラー検出回路200aでは、DVDなどのトラックピッチが狭い光ディスクにおいてミラー検出感度が悪化するため、ノイズやディスクの汚れなどによるミラー部分の検出不良が発生しやすくなる問題がある。
【0018】
ここで、上述した図5のミラー検出回路200aの問題点を改善した、他の従来のミラー検出回路について説明する。
図9は、従来のミラー検出回路の他の構成例を示す概略的なブロック図である。
図9に示すミラー検出回路300は、ローパスフィルタ109、利得制御増幅器110、利得制御増幅器112、キャパシタ111、ピークホールド回路113、ピークホールド回路114、分圧回路115、オフセット回路116およびコンパレータ117を有する。
【0019】
ローパスフィルタ109は、入力したRF信号Srfに含まれる高域の変調成分を除去し、光スポットがトラックを横断する時にトラックとミラー部分とに応じて変動する信号成分を抽出して利得制御増幅器110に出力する。
利得制御増幅器110は、ローパスフィルタ109から出力される信号S10を所定のゲインで増幅し、キャパシタ111に出力する。なお利得制御増幅器110のゲインは、図示しない光ディスク種別の判別回路によって判別される光ディスクの種類に応じて設定される。
【0020】
キャパシタ111は、利得制御増幅器110から出力される信号の直流成分をカットし、交流成分を利得制御増幅器112に出力する
利得制御増幅器112は、直流成分がカットされた利得制御増幅器110の出力信号を所定のゲインで増幅し、コンパレータ117、ピークホールド回路113およびピークホールド回路114に出力する。なお、利得制御増幅器112のゲインは、上述の光ディスク種別の判別回路によって判別される光ディスクの種類に応じて設定される。
【0021】
ピークホールド回路113は、利得制御増幅器112から出力される信号S11のトップレベルを所定のドループレートで保持し、分圧回路115に出力する。
ピークホールド回路114は、利得制御増幅器112から出力される信号S11のボトムレベルを所定のドループレートで保持し、分圧回路115に出力する。
分圧回路115は、ピークホールド回路113で保持された信号S11のトップレベルの信号S12と、ピークホールド回路114で保持された信号S11のボトムレベルの信号S13とを所定の割合で分圧し、この分圧された信号をオフセット回路116に出力する。
オフセット回路116は、分圧回路115からの分圧信号に所定のオフセットを与えたミラー検出しきい信号S14をコンパレータ117に出力する。
【0022】
コンパレータ117は、利得制御増幅器112の出力信号S11とオフセット回路からのミラー検出しきい信号S14とを比較して、出力信号S11がミラー検出しきい信号S14を上回る場合にハイレベルのミラー検出信号Smを出力し、下回る場合にローレベルのミラー検出信号Smを出力する。
【0023】
次に、上述した構成を有する図9のミラー検出回路300の動作について説明する。
図10は、図9に示すミラー検出回路300の動作を説明するための波形図である。図の縦軸は信号レベルを、横軸は時間をそれぞれ示す。
【0024】
図10aはローパスフィルタ109に入力されるRF信号Srfの波形例を示しており、図10bは、このRF信号Srfに含まれる高域の変調成分がローパスフィルタ109において除去された信号S10の波形を示している。信号S10は、利得制御増幅器110において増幅された後、キャパシタ111によって直流成分がカットされて利得制御増幅器112に入力される。
【0025】
図10cは、利得制御増幅器112から出力される信号S11のトップレベルが保持された信号S12、ボトムレベルが保持された信号S13、およびこのトップレベル信号S12とボトムレベル信号S13とが分圧回路で分圧されたミラー検出しきい信号S14の波形を示している。図10dに示すように、ミラー検出信号Smは、信号S11のレベルがミラー検出しきい信号S14のレベルを上回る場合にハイレベルとなり、下回る場合にローレベルとなる。
【0026】
図9に示すミラー検出回路300では、RF信号Srfに含まれるトラックとミラー部分に応じた振幅変動が、利得制御増幅器110および利得制御増幅器112によって適切なレベルまで増幅可能であり、終段のコンパレータに入力される信号のレベル差を大きくすることができる。これにより、図5に示すミラー検出回路200aに比べてミラー検出の感度を向上させることができる。
【0027】
しかしながら、図9に示すミラー検出回路300には、以下のような問題がある。
図11は、図9に示すミラー検出回路300の問題点を説明するための波形図である。
図11aは、入力されるRF信号Srfの波形の例を示す図であり、ボトムレベルにおけるトラックとミラー部分に応じた振幅成分とは別の振動成分が、RF信号Srfのトップレベルに現れている。この波形例ように、ボトムレベルの振動成分と近い周波数成分でトップレベルが振動していると、ローパスフィルタ109から出力される信号S10は、ミラー検出に不要なトップレベルの信号成分がボトムレベルの振動成分に重畳された信号になってしまう。これにより、ミラー部分の検出不良が発生しやすくなる問題がある。
【0028】
また図11bは、1トラックだけの単発の飛び越し動作が行われる場合の利得制御増幅器112の出力信号S11、トップホールド信号S12、ボトムホールド信号S13およびミラー検出しきい信号S14の各波形を示している。この図11bに示すように、単発の飛び越し動作が行われる場合、その初期においてピークホールド回路113およびピークホールド回路114に保持される信号レベルはまだボトムレベルにあるため、ミラー検出しきい信号S14が定常状態に立ち上がる前の時刻t1において、信号S11のレベルがミラー検出しきい信号S14を上回り、図11cに示すようにミラー検出信号Smがハイレベルに立ち上がっている。
一方、複数トラックにまたがる飛び越し動作が行われる場合には、定常状態まで立ち上がったミラー検出しきい信号S14を信号S11が上回る時刻t2において、図11dに示すようにミラー検出信号Sm’が立ち上がる。このため、単発の飛び越し動作が行われる場合は、複数トラックにまたがる飛び越し動作が行われる場合に比べて、ミラー検出信号Smが早く立ち上がってしまう問題がある。ミラー検出信号Smは、トラック数の計数だけでなく、目的のトラック上で光ピックアップの移動にブレーキをかけて停止させる制御にも使用されているため、このようなミラー検出信号Smの検出誤差がブレーキ制御に影響をあたえて、目的のトラックに光ピックアップを停止できない不具合を発生させることもある。
【0029】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、光記録媒体の種類に依らずミラー部を安定に検出することができるミラー検出信号生成回路を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のミラー検出信号生成回路は、媒体からの反射光に応じたRF信号からミラー検出信号を生成するミラー検出信号生成回路であって、上記RF信号のボトムレベルを第1の減衰速度で保持してボトム保持信号を出力する第1のピーク保持回路と、上記RF信号のトップレベルを第2の減衰速度で保持して第1のエンベロープ信号を出力する第2のピーク保持回路と、上記RF信号のボトムレベルを第3の減衰速度で保持して第2のエンベロープ信号を出力する第3のピーク保持回路と、媒体の種類に応じた増幅率で増幅する第1の増幅器を含み、上記ボトム保持信号と上記第1のエンベロープ信号とに基づいて生成した第1の基準信号を出力する第1の基準信号生成回路と、上記第2のエンベロープ信号を媒体の種類に応じた増幅率で増幅する第2の増幅器と、上記第1の増幅器から供給される上記第1の基準信号と上記第2の増幅器から供給される上記第2のエンベロープ信号とを比較してミラー検出信号を生成する第1の比較回路とを有する。
【0031】
好適には、上記第1の基準信号生成回路が上記ボトム保持信号と上記第1のエンベロープ信号との分圧電圧を生成して上記第1の増幅器に供給する第1の分圧回路を更に含む。また、上記第1の基準信号生成回路が上記第1の増幅器の出力信号に所定のオフセット電圧を与えるオフセット回路を更に含む更に、本発明のミラー検出信号生成回路は、上記第2のエンベロープ信号に対して所定の信号処理を施して上記第2の増幅器に供給するフィルタを更に有する。
【0032】
また、本発明のミラー検出信号生成回路は、上記RF信号のトップレベルを第4の減衰速度で保持してトップ保持信号を出力する第4のピーク保持回路と、媒体の種類に応じた増幅率で増幅する第3の増幅器を含み、上記トップ保持信号と上記ボトム保持信号とに基づいて生成した第2の基準信号を出力する第2の基準信号生成回路と、上記第1のエンベロープ信号を媒体の種類に応じた増幅率で増幅する第4の増幅器と、上記第3の増幅器から供給される上記第2の基準信号と上記第4の増幅器から供給される上記第1のエンベロープ信号とを比較して欠陥検出信号を生成する第2の比較回路とを更に有する。
【0033】
また、好適には、上記第2の基準信号生成回路が上記トップ保持信号と上記ボトム保持信号との分圧電圧を生成して上記第3の増幅器に供給する第2の分圧回路を更に含む更には、本発明のミラー検出信号生成回路は、好適には、上記欠陥検出信号が出力されると上記第1の減衰速度が速められる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置の概略的なブロック図である。
図1に示す光ディスク再生装置10は、ディスクモータ2、ヘッド部3、RF信号処理部4、再生部5、サーボ制御部6およびシステム制御部7を有する。
【0035】
ディスクモータ2は、装填されるCDやDVDなどの光ディスク1を保持し、サーボ制御部6からの制御に応じた回転速度で光ディスク1を回転させる。
ヘッド部3は、各種の光ディスク1に照射されるレーザー光の発振器、レーザー光の照射と受光を行う光学系、光学系で受光した光を検出して電気信号に変換する光検出器、光検出器からの信号を増幅するRF信号増幅器、増幅されたRF信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成してサーボ制御部6に出力する回路などを備えている。これにより、光ディスク1に対するレーザ光の照射と反射光の受光、受光した光のRF信号への変換、変換されたRF信号の増幅、増幅されたRF信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などサーボ制御に使用される信号の生成などを行なう。また、サーボ制御部6からの制御信号に応じてレーザー光の照射方向やディスクの径方向に光学系を移動させるアクチュエータなどを備えており、これにより、光ディスク1の所望の位置にレーザ光を照射して、その反射光を受光する。
【0036】
RF信号処理部4は、ヘッド部3から入力したRF信号の波形を整形した2値化信号に変換し、これに同期するクロック信号を再生する回路や、ミラー検出回路、ディスクの欠陥検出回路などを有している。これにより、RF信号の2値化データへの変換、光ディスク1のミラー部や欠陥の検出などを行なう。
【0037】
再生部5は、RF信号処理部4において2値化されたデジタル信号を処理して所望の情報を再生するブロックである。例えばDVDプレーヤなどの場合、8−16方式により変調された2値化データを復調し、これに誤り訂正処理を行なってデータストリームを再生し、さらにこのデータストリームから分離されるオーディオデータや画像データより音声や映像を再生する。
【0038】
サーボ制御部6は、ディスクモータ2やヘッド部3のアクチュエータを制御することにより、ディスクの回転速度やレーザー光の照射位置を制御する。例えば、ヘッド部3のディスク径方向における位置に応じてディスクの回転速度をサーボ制御し、ディスクの内周側と外周側におけるデータの読み取り速度を一定に制御する。システム制御部7からトラック飛び越し動作の指示が入力された場合には、ヘッド部3をディスク径方向に移動させ、所望のトラックにレーザー光のスポットを移動させる。また、ヘッド部3から入力されるフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号に応じてヘッド部3のアクチュエータをサーボ制御し、レーザー光のフォーカスやトラック走査のずれを補正して、記録データを安定して読み出せる状態に保持する。
【0039】
システム制御部7は、挿入されるディスクの種別の判別、RF信号処理部4におけるミラー検出や欠陥検出に関する制御、再生部5における2値化データの再生処理に関する制御、サーボ制御部6によるディスクモータ2やヘッド部3の駆動に関する制御など、システム全体に関する種々の制御を行なう。
【0040】
上述した構成を有する光ディスク再生装置の動作について説明する。
新たな光ディスク1が装填された場合、記録データの再生が行われる前に、光ディスク1の種類の判別処理が行われる。まず、システム制御部7からフォーカスを走査させる指示がサーボ制御部6に出力され、これによりヘッド部3のフォーカス位置が記録面の垂直方向に走査される。この時のRF信号がRF信号処理部4に入力されてRF信号の振幅の微弱な変動が検出され、システム制御部7に出力される。システム制御部7において、RF信号の振幅変動が検出される時点のフォーカス位置から、光ディスク1の種別が判別される。これは、光ディスク表面の透明な樹脂層から記録層までの深さがCDやDVDなどの光ディスクにおいて異なることを利用する判別方式である。
なお、上述したディスク判別方式は一例に過ぎず、光ディスクの仕様に応じた他の種々の判別方式も適用可能である。例えばディスクの形状によって種別判別が可能な場合には、この形状を検出するセンサを別に設けても良い。
【0041】
光ディスク1の種別がシステム制御部7によって判別されると、RF信号処理部4のミラー検出部や欠陥検出部において信号のゲインや検出しきい値、フィルタの周波数特性などが、判別された種別に応じて設定される。この詳細については後述する。
【0042】
光ディスク1の記録データの読み出し時には、システム制御部7からサーボ制御部6にディスクの回転数やレーザー光スポットの位置、レーザー光のフォーカスなどの設定が出力され、この設定に応じて、ディスクモータ2やヘッド部3のアクチュエータがヘッド部3のフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を帰還信号としてサーボ制御される。これにより、光ディスク1のトラック上をレーザー光のスポットが安定に走査される。ヘッド部3の光学系において受光されたレーザーの反射光は、光検出回路でRF信号に変換され、さらにRF信号増幅器において増幅された後、RF信号処理部4に出力される。RF信号処理部4においてRF信号は波形整形により2値化されて、再生部5において所望の情報に再生される。
【0043】
トラック飛び越し動作時には、ヘッド部3が飛び越し先のトラックに向かってディスク径方向にスライド移動するようにサーボ制御部6によってアクチュエータが制御される。このとき、RF信号処理部4のミラー検出回路から出力されるミラー検出信号のパルス数がシステム制御部7に計数され、飛び越されたトラックの数が把捉される。この計数結果から、光スポットが目的のトラックに到達したと判断された場合には、ヘッド部3のスライド移動がブレーキ制御されて、目的のトラックの中心に光スポットが照射されるように、ヘッド部3の位置が制御される。
【0044】
次に、上述したRF信号処理部4に含まれるミラー検出回路および欠陥検出回路について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るミラー検出回路および欠陥検出回路の概略的なブロック図である。
図2に示すミラー検出回路100aは、ピークホールド回路12〜ピークホールド回路14、分圧回路16、ローパスフィルタ21、利得制御増幅器19および利得制御増幅器20、オフセット回路22およびコンパレータ24を有する。また、図2に示す欠陥検出回路100bは、ピークホールド回路11、分圧回路15、利得制御増幅器17、利得制御増幅器18およびコンパレータ23を有し、ピークホールド回路12およびピークホールド回路13をミラー検出回路100aと共用している。
【0045】
ピークホールド回路11〜ピークホールド回路14は、ヘッド部3の光検出器において電気信号に変換されたRF信号Srfのトップレベルまたはボトムレベルを保持する回路である。ピークホールド回路11およびピークホールド回路12はRF信号Srfのトップレベルを保持し、ピークホールド回路13およびピークホールド回路14はRF信号Srfのボトムレベルを保持する。
【0046】
また、各ピークホールド回路のドループレートはピークホールド回路ごとに個別に設定されており、ドループレートの値によって各ピークホールド回路に保持される信号の性質が異なっている。
ピークホールド回路11は、RF信号Srfのトップレベルを一定に保持するために比較的遅いドループレートが設定されており、例えば1[msec/V]程度のドループレートが設定されている。また、生成したトップホールド信号Sthを分圧回路15に出力する。
ピークホールド回路12は、RF信号Srfのトップレベルが描くエンベロープに応じた信号を出力するために、ピークホールド回路11より速いドループレートが設定されており、例えば100[usec/V]程度のドループレートが設定されている。また、生成したトップエンベロープ信号Steを分圧回路16および利得制御増幅器18に出力する。
ピークホールド回路13は、RF信号Srfのボトムレベルを一定に保持するために比較的遅いドループレートが設定されており、例えばピークホールド回路11よりも遅い10[msec/V]程度のドループレートが設定されている。また、生成したボトムホールド信号Sbhを分圧回路16に出力する。
ピークホールド回路14は、RF信号Srfのボトムレベルが描くエンベロープに応じた信号を出力するために、ピークホールド回路12やピークホールド回路13より速いドループレートが設定されており、例えば10[usec/V]程度のドループレートが設定されている。また、生成したボトムエンベロープ信号Sbeをローパスフィルタ21に出力する。
【0047】
なお、ピークホールド回路13は、システム制御部7からのドループレート設定信号Sc5に応じてドループレートが変化する。このドループレートは、後述する光ディスクの欠陥検出時において通常と比べて高速化され、これによりボトムレベルの急変に対するホールド信号の応答が速められる。
また、その他のピークホールド回路についても、システム制御部7からの制御によってドループレートを変化させても良い。これにより、例えば判別された光ディスク1の種類や再生速度などの諸条件に応じた適切なドループレートを各ピークホールド回路に設定できる。
【0048】
ローパスフィルタ21は、ピークホールド回路14から出力されるボトムエンベロープ信号Sbeに含まれる高域のノイズ成分を除去するフィルタである。また、システム制御部7からの制御により、例えば光ディスク1の種類や再生速度などの再生条件に応じて周波数帯域を変化させても良い。これにより、ノイズ成分の除去とエンベロープ信号の応答速度とのトレードオフ関係を適切に設定できる。
【0049】
分圧回路15は、ピークホールド回路11から出力されるトップホールド信号Sthとピークホールド回路13から出力されるボトムホールド信号Sbhとを所定の割合で分圧した信号を、利得制御増幅器17に出力する。また、システム制御部7からの分圧比設定信号Sc6に応じて分圧比が変化する。この分圧比は、判別された光ディスク1の種類毎に設定される。
分圧回路16は、ピークホールド回路12から出力されるのトップエンベロープ信号Steとピークホールド回路13から出力されるボトムホールド信号Sbhとを所定の割合で分圧した信号を、利得制御増幅器19に出力する。また、システム制御部7からの分圧比設定信号Sc7に応じて分圧比が変化する。この分圧比は、判別された光ディスク1の種類毎に設定される。
【0050】
利得制御増幅器17は、分圧回路15から出力される分圧信号S1を、システム制御部7からの利得設定信号Sc1に応じたゲインで増幅し、これを欠陥検出しきい信号Sdtとしてコンパレータ23の正側端子に入力する。
利得制御増幅器18は、ピークホールド回路12から出力されるトップエンベロープ信号Steを、システム制御部7からの利得設定信号Sc2に応じたゲインで増幅し、コンパレータ23の負側端子に入力する。
利得制御増幅器19は、分圧回路16から出力される分圧信号S2を、システム制御部7からの利得設定信号Sc3に応じたゲインで増幅し、オフセット回路22に入力する。
利得制御増幅器20は、ローパスフィルタ21から出力されるボトムレベルのエンベロープ信号S3を、システム制御部7からの利得制御信号Sc4に応じたゲインで増幅し、コンパレータ24の正側端子に出力する。
【0051】
なお、通常の場合、利得制御増幅器19および利得制御増幅器20は同一のゲインに設定され、利得制御増幅器17および利得制御増幅器18についても同一のゲインに設定されるが、これらのゲインを適宜異なる値に設定しても良い。
【0052】
オフセット回路22は、利得制御増幅器19から出力される分圧信号に所定のオフセットを付加し、これをミラー検出しきい信号Smtとしてコンパレータ24の負側端子に入力する。
【0053】
コンパレータ23およびコンパレータ24は、正側端子に入力される信号レベルと負側レベルに入力される信号レベルの大きさを比較し、正側端子の信号レベルが負側端子に比べて大きい場合に論理値’1’の信号を出力し、小さい場合に論理値’0’を出力する。
コンパレータ23は、利得制御増幅器18で増幅されたトップエンベロープ信号S5のレベルが欠陥検出しきい信号Sdtよりも小さくなった場合に、欠陥の検出を知らせる論理値’1’の欠陥検出信号Sdを出力する。
コンパレータ24は、利得制御増幅器20で増幅されたボトムレベルのエンベロープ信号S4のレベルがミラー検出しきい信号Smtよりも大きい場合に、ミラー部分の検出を知らせる論理値’1’のミラー検出信号Smを出力する。
【0054】
上述した構成を有するミラー検出回路100aおよび欠陥検出回路100bの動作について説明する。
ミラー検出回路100aでは、RF信号Srfのトップエンベロープ信号Steとボトムホールド信号Sbhとが分圧回路16において分圧され、これらの信号間の所定割合の信号レベルを有する分圧信号S2が生成される。この分圧信号S2は、利得制御増幅器19において光ディスク1の種類に応じたゲインで増幅された後、オフセット回路22において所定のオフセットを付加され、ミラー検出しきい信号Smtとしてコンパレータ24の負側端子に入力される。一方、RF信号Srfのボトムエンベロープ信号Sbeは、ローパスフィルタ21で高域のノイズ成分を除去され、利得制御増幅器20において光ディスク1の種類に応じたゲインで増幅された後、コンパレータ24の正側端子に入力される。この増幅されたボトムエンベロープ信号S4のレベルがミラー検出しきい信号Smtを上回った場合、ミラー部の検出を知らせる論理値’1’のミラー検出信号Smがコンパレータ24から出力される。
【0055】
欠陥検出回路100bでは、RF信号Srfのトップホールド信号Sthとボトムホールド信号Sbhとが分圧回路15において分圧され、これらの信号間の所定の割合の信号レベルを有する分圧信号S1が生成される。この分圧信号S1は利得制御増幅器17において光ディスク1の種類に応じたゲインで増幅された後、欠陥検出しきい信号Sdtとしてコンパレータ23の正側端子に入力される。一方、RF信号Srfのトップエンベロープ信号Steは、利得制御増幅器18において光ディスク1の種類に応じたゲインで増幅された後、コンパレータ23の負側端子に入力される。この増幅されたトップエンベロープ信号S5が欠陥検出しきい信号Sdtを下回った場合、光ディスク1の欠陥の検出を知らせる論理値’1’の欠陥検出信号Sdがコンパレータ23から出力される。
【0056】
指紋などの汚れによって反射光強度が低下している光ディスク上の領域を光スポットが通過する場合、RF信号Srfの全体の振幅が小さくなるが、このときトップエンベロープ信号Ste、ボトムエンベロープ信号Sbeの振幅が相対的に同じ割合で小さくなるため、ミラー検出しきい信号Smtの信号レベルも同様の割合で小さくなる。すなわち、汚れによる反射光強度の低下によってボトムレベルのエンベロープ信号の振幅が小さくなる場合にも、この振幅減少と同様な割合でミラー検出しきい信号Smtのレベルが小さくなってミラー検出が可能になるので、ディスク面の汚れに対するミラー検出感度の低下が抑えられ、安定したミラー検出が可能になる。
同様に、欠陥検出回路100bにおいても、ディスク表面の汚れ等によってRF信号Srfの全体の振幅が小さくなる場合、これに応じてトップホールド信号Sthおよびトップエンベロープ信号Steのレベルが相対的に同じ割合で小さくなるので、欠陥が検出される相対的なしきいレベルの変動が抑えられ、安定した欠陥検出が可能になる。
【0057】
さらに、分圧信号S2およびボトムエンベロープ信号S3が光ディスク1の種別に応じたゲインで増幅されるため、例えばCDに対するDVDのようにボトムエンベロープ信号S3のレベルが相対的に小さい光ディスクにおいて飛び越し再生が行われる場合にも、利得制御増幅器19および利得制御増幅器20のゲインを大きく設定してコンパレータ24に入力される信号レベル差の減少を抑えることができるので、ミラー部の検出感度の低下が抑えられ、安定したミラー検出が可能になる。
同様に、欠陥検出回路100bにおいても、分圧信号S1およびトップエンベロープ信号Steが光ディスク1の種別に応じたゲインで増幅されるので、例えば相対的にRF信号Srfの振幅が小さい光ディスクにおいても安定した欠陥検出が可能になる。
【0058】
また、欠陥検出回路100bにおいて欠陥検出信号Sdが論理値’1’となった場合には、これを検出したシステム制御部7によってピークホールド回路13のドループレートを通常の値より高速化させるドループレート設定信号Sc5が出力される。このドループレート設定信号Sc5により、欠陥検出信号Sdが論理値’1’となる期間においてピークホールド回路13のドループレートが高速化される。
【0059】
図3は、光ディスクの欠陥部分におけるボトムホールド信号Sbhを示す波形図である。図の縦軸は信号レベルを、横軸は時間をそれぞれ示す。
図3aは光ディスクの欠陥領域を光スポットが通過した時のRF信号Srfおよび分圧信号S1の波形を示し、図3bはこの欠陥に応じて論理値’0’から論理値’1’に変化する欠陥検出信号Sdの波形を示している。また図3cは、ピークホールド回路13のドループレートが高速化された場合のボトムホールド信号Sbh、分圧信号S2およびボトムエンベロープ信号S3の波形と、ドループレートが高速化されない場合のボトムホールド信号Sbh’の波形とを比較させて示している。
図3aに示すように、光ディスク上の欠陥や付着物等により反射光強度が大幅に低下して、RF信号Srfのトップレベルが通常状態のボトムレベルより低下してしまう場合、通常状態のままの遅いドループレートで保持されるボトムホールド信号Sbh’は図3cに示すように欠陥検出後も欠陥検出時のレベルを保持したままになる。このため、ミラー検出しきい信号Smtのレベルが低下したままとなり、正常なミラー検出ができなくなってしまう。これに対し図2に示すミラー検出回路100aでは、欠陥検出信号Sdが論理値’1'になった場合にピークホールド回路13のドループレートを高速化させるので、図3cに示すように、ミラー検出しきい信号Smtは欠陥検出信号Sdが論理値’0’に戻ったあとで速やかに通常状態のレベルに戻る。したがって、欠陥検出後におけるミラー検出の動作不能状態を最小限に抑えることができる。
【0060】
また、図2に示すミラー検出回路100aにおいては、ローパスフィルタ21によってボトムエンベロープ信号Sbeに含まれるミラー検出に不要なノイズ成分が除去されるので、例えば同一データが長く連続して記録されたトラックが隣接している場合に発生するノイズ成分によるミラー検出信号Smのグリッチを除去できる。
【0061】
図4は、値’1’または値’0’が連続する隣接したトラックを光スポットが横断するときに発生するRF信号Srfのノイズを示す波形図である。例えば隣接するトラック上にピット部分が連続する場合、このピット部分による反射光の減少により、ボトムエンベロープのピーク位置P1に示すようなボトムレベル方向へのグリッチが発生する。また、隣接するトラック上にピットの無い部分、すなわちミラー部分が連続する場合には、このミラー部分による反射光の増大により、ボトムエンベロープのピーク位置P2に示すようなトップレベル方向へのグリッチが発生する。図2に示すミラー検出回路100aにおいては、このようなノイズ成分がローパスフィルタ21によって有効に除去されるので、安定したミラー検出が可能となる。
【0062】
以上説明したように、図2に示すミラー検出回路100aによれば、ピークホールド回路13において、RF信号Srfのボトムレベルが第1のドループレートで保持され、ボトムホールド信号Sbhが出力される。ピークホールド回路12においては、RF信号Srfのトップレベルが第1のドループレートよりも速い第2のドループレートで保持され、トップエンベロープ信号Steが出力される。ピークホールド回路14においては、RF信号Srfのボトムレベルが第2のドループレートより速い第3のドループレートで保持され、ボトムエンベロープ信号Sbeが出力される。分圧回路16においては、ボトムホールド信号Sbhとトップエンベロープ信号Steとが所定の割合で分圧され、分圧信号S2が出力される。利得制御増幅器19においては、分圧信号S2が、システム制御部7から入力されるゲイン設定信号Sc3に応じた第1のゲインで増幅される。利得制御増幅器20においては、ボトムエンベロープ信号Sbeが、システム制御部7から入力されるゲイン設定信号Sc4に応じた第2のゲインで増幅される。分圧信号S2が利得制御増幅器19において増幅されてオフセットを付加されたミラー検出しきい信号Smtと、利得制御増幅器20において増幅されたボトムエンベロープ信号S4とがコンパレータ24において比較され、この比較結果に応じたミラー検出信号Smが出力される。
したがって、CDに対するDVDのようにオントラック時とオフトラック時におけるRF信号のレベル差が相対的に小さい光ディスクのトラック飛び越し動作において、ノイズなどによるミラー検出の動作不良が抑止される。これにより、図1に示す光ディスク再生装置において、飛び越し再生や検索などにおけるトラック飛び越し動作の安定性が向上する。
【0063】
また、ボトムエンベロープ信号Sbeに含まれるノイズ成分を除去するローパスフィルタ21により、例えば図4に示すようなノイズや、ピットの反射によって変調された高域の信号成分によるノイズなど、ミラー検出に不要なノイズ成分が除去されるので、ミラー検出の動作不良が抑止され、飛び越し再生や検索などにおけるトラック飛び越し動作の安定性が向上する。
【0064】
また、ピークホールド回路11において、RF信号Srfのトップレベルが、第1のドループレートよりも速く、第2のドループレートよりも遅い第4のドループレートで保持され、トップホールド信号Sthが出力される。分圧回路15においては、ボトムホールド信号Sbhとトップホールド信号Sthとが所定の割合で分圧され、分圧信号S1が出力される。この分圧信号S1の増幅信号とトップエンベロープ信号Steの増幅信号とがコンパレータ23において比較され、比較結果に応じた欠陥検出信号Sdが出力される。この欠陥検出信号Sdに応じて、ピークホールド回路13のドループレートが第1のドループレートより速い所定のドループレートに可変される。
したがって、傷や付着物等による光ディスク上の欠陥検出後におけるボトムホールド信号Sbhが欠陥検出時のままのレベルに保持されることが防止され、欠陥検出後のミラー検出動作の不良期間が最小限に抑えられる。
【0065】
図9に示す従来のミラー検出回路300のように、トップレベルに発生する振動成分によってミラー検出動作に不良が発生することがないため、図9の従来回路と比べて安定したミラー検出が可能となる。
また、トラックだけの単発の飛び越し動作時においてミラー検出しきい信号Smtが過渡的に変動することはなく、複数トラックの飛び越し動作における定常レベルと変わらないので、図9のミラー検出回路300のように単発のトラック飛び越し動作時のミラー検出信号Smに誤差を生じない。これにより、例えばミラー検出信号Smを使用したヘッド部3のブレーキ制御を安定に行うことができる。
また、本発明においては、ピークホールド回路11,12,13,14とコンパレータ23,24の入力端子との間に増幅器を設けて各信号を増幅しているので、欠陥検出信号及びミラー検出信号を安定に検出することができる。ピークホールド回路11,12,13,14の前段に増幅器を設ける場合にはダイナミックレンジを大きくする必要があるが、本発明のような構成とすることにより、その必要はない。
【0066】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されない。
例えば、ピークホールド回路13のドループレートを高速なレートに切り換えるための欠陥検出回路は、図2に示した構成に限定されず、他の種々の構成でも良い。
また、ピークホールド回路11〜ピークホールド回路14のドループレート、分圧回路15および分圧回路16の分圧比、利得制御増幅器17〜利得制御増幅器20のゲイン、ローパスフィルタ21の帯域特性、オフセット回路22により付加されるオフセット、コンパレータ23およびコンパレータ24のオフセットやヒステリシス特性は、いずれもシステム制御部7によって、例えば光ディスクの種別などに応じて可変可能な構成にしても良く、あるいはその何れか一部を固定値として設定しても良い。
【0067】
【発明の効果】
本発明のミラー検出信号生成回路によれば、光記録媒体の種類に依らずミラー部を安定に検出することができ、1トラックの飛び越し動作を安定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置の概略的なブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るミラー検出回路および欠陥検出回路の概略的なブロック図である。
【図3】、光ディスクの欠陥部分におけるボトムホールド信号を示す波形図である。
【図4】値’1’または値’0’が連続する隣接したトラックを光スポットが横断するときに発生するRF信号のノイズを示す波形図である。
【図5】従来のミラー検出回路および欠陥検出回路の一構成例を示す概略的なブロック図である。
【図6】図5に示すミラー検出回路の動作を説明するための波形図である。
【図7】図5に示す欠陥検出回路の動作を説明するための波形図である。
【図8】CDとDVDにおけるRF信号の違いを説明するための波形図である。
【図9】従来のミラー検出回路の一構成例を示す概略的なブロック図である。
【図10】図9に示すミラー検出回路の動作を説明するための波形図である。
【図11】図9に示すミラー検出回路の問題点を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…ディスクモータ、3…ヘッド部、4…RF信号処理部、5…再生部、6…サーボ制御部、7…システム制御部、11〜14…ピークホールド回路、15,16…分圧回路、17〜20…利得制御増幅器、21…ローパスフィルタ、22…オフセット回路、23,24…コンパレータ、10…光ディスク再生装置、100a…ミラー検出回路、100b…欠陥検出回路

Claims (8)

  1. 媒体からの反射光に応じたRF信号からミラー検出信号を生成するミラー検出信号生成回路であって、
    上記RF信号のボトムレベルを第1の減衰速度で保持してボトム保持信号を出力する第1のピーク保持回路と、
    上記RF信号のトップレベルを第2の減衰速度で保持して第1のエンベロープ信号を出力する第2のピーク保持回路と、
    上記RF信号のボトムレベルを第3の減衰速度で保持して第2のエンベロープ信号を出力する第3のピーク保持回路と、
    媒体の種類に応じた増幅率で増幅する第1の増幅器を含み、上記ボトム保持信号と上記第1のエンベロープ信号とに基づいて生成した第1の基準信号を出力する第1の基準信号生成回路と、
    上記第2のエンベロープ信号を媒体の種類に応じた増幅率で増幅する第2の増幅器と、
    上記第1の増幅器から供給される上記第1の基準信号と上記第2の増幅器から供給される上記第2のエンベロープ信号とを比較してミラー検出信号を生成する第1の比較回路と、
    を有するミラー検出信号生成回路。
  2. 上記第1の基準信号生成回路が上記ボトム保持信号と上記第1のエンベロープ信号との分圧電圧を生成して上記第1の増幅器に供給する第1の分圧回路を更に含む、請求項1に記載のミラー検出信号生成回路。
  3. 上記第1の基準信号生成回路が上記第1の増幅器の出力信号に所定のオフセット電圧を与えるオフセット回路を更に含む、請求項に記載のミラー検出信号生成回路。
  4. 上記第2のエンベロープ信号に対して所定の信号処理を施して上記第2の増幅器に供給するフィルタを更に有する、請求項1、2又は3に記載のミラー検出信号生成回路。
  5. 上記RF信号のトップレベルを第4の減衰速度で保持してトップ保持信号を出力する第4のピーク保持回路と、
    媒体の種類に応じた増幅率で増幅する第3の増幅器を含み、上記トップ保持信号と上記ボトム保持信号とに基づいて生成した第2の基準信号を出力する第2の基準信号生成回路と、
    上記第1のエンベロープ信号を媒体の種類に応じた増幅率で増幅する第4の増幅器と、
    上記第3の増幅器から供給される上記第2の基準信号と上記第4の増幅器から供給される上記第1のエンベロープ信号とを比較して欠陥検出信号を生成する第2の比較回路と、
    を更に有する、請求項1乃至4の何れかに記載のミラー検出信号生成回路。
  6. 上記第2の基準信号生成回路が上記トップ保持信号と上記ボトム保持信号との分圧電圧を生成して上記第3の増幅器に供給する第2の分圧回路を更に含む、請求項に記載のミラー検出信号生成回路。
  7. 上記欠陥検出信号が出力されると上記第1の減衰速度が速められる請求項に記載のミラー検出信号生成回路。
  8. 上記媒体がCD又はDVDである、請求項1乃至7の何れかに記載のミラー検出信号生成回路。
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