JPH04245478A - 光半導体装置 - Google Patents
光半導体装置Info
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- JPH04245478A JPH04245478A JP3010170A JP1017091A JPH04245478A JP H04245478 A JPH04245478 A JP H04245478A JP 3010170 A JP3010170 A JP 3010170A JP 1017091 A JP1017091 A JP 1017091A JP H04245478 A JPH04245478 A JP H04245478A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ーラICとを一体化した光半導体装置に関する。
リシックに形成した光半導体装置は、受光素子と回路素
子とを別個に作ってハイブリッドIC化したものと異な
り、コストダウンが期待でき、また、外部電磁界による
雑音に対して強いというメリットを持つ。
例えば特開昭61−47664号公報に記載された構造
が公知である。即ち図9に示す通り、P型基板(1)上
に形成したN型エピタキシャル層(2)と、P+型分離
領域(3)によって分離された島領域(4)と、島領域
(4)の表面に形成したP型拡散領域(5)およびN+
型拡散領域(6)とを有し、P型拡散領域(5)とN型
島領域(4)とのPN接合をホトダイオード(7)とし
て構成したものである。(8)はN+型埋込層である。
化という点では、カソードとなる島領域(4)の比抵抗
を大とし、容量の低減を図るのが良い。そのため同じく
特開昭61−47664号公報には、NPNトランジス
タ(9)にN型ウェル領域(10)を形成し、コレクタ
となる領域の不純物濃度を補うことでホトダイオード(
7)の高性能化を図った例が開示されている。
板(1)上にエピタキシャル層(2)を成長させると、
エピタキシャル層(2)は基板(1)からのボロン(B
)のオートドープや外部からの予期せぬ不純物(主にP
型不純物)の進入を受ける。そのため、N型エピタキシ
ャル層(2)の高比抵抗化を押し進めるとエピタキシャ
ル層(2)をN型に維持することが困難となり、抵抗値
と導電型の制御が困難である欠点があった。
ないので、ホトダイオード(7)のPN接合部に形成さ
れる空乏層の幅を拡大できず、そのためホトダイオード
(7)の特性を左右する接合容量を十分に低減できない
欠点があった。さらに、P型拡散領域(5)やエピタキ
シャル層(2)の深部等で発生する空乏層外生成キャリ
アの走行時間によって、ホトダイオード(7)の応答速
度が劣化する欠点があった。
欠点に鑑み成されたもので、P型基板(13)上に形成
したP型のエピタキシャル層(14)と、第1と第2の
島領域(16)(17)と、第1の島領域(16)の表
面に形成したN+型の拡散領域(18)と、第2の島領
域(17)のP型エピタキシャル層(14)をN型に反
転させる第2の埋め込み層(20)およびN型コレクタ
領域(21)と、コレクタ領域(21)の表面に形成し
たP型ベース領域(22)と、ベース領域(22)の表
面に形成したN+型エミッタ領域(23)とを具備する
ことで高性能のホトダイオード内蔵ICを提供するもの
である。
エピタキシャル層(14)を形成するので、基板(13
)からのオートドープによるP型不純物を相殺させる必
要が無い。そのため、イントリシックに近い高比抵抗層
を容易に製造することができる。
得ることにより、空乏層を基板(13)に達するまで拡
大でき、ホトダイオード(11)の容量を低減できる。 さらに、基板(13)に達するまで空乏層を拡大するこ
とにより、アノード側の空乏層外生成キャリアの発生を
低減できる。カソード側のN+型拡散層(18)におい
ては、エミッタ拡散により高不純物濃度の浅い領域に形
成できるので、空乏層外生成キャリアの発生を抑え、且
つ生成キャリアの走行時間を短縮できる。
ら詳細に説明する。図1はホトダイオード(11)とN
PNトランジスタ(12)とを組み込んだICの断面図
である。(13)はP型の単結晶シリコン半導体基板、
(14)は基板(13)上に気相成長法により形成した
厚さ10〜12μのP−型のエピタキシャル層である。 基板(13)は40〜60Ω・cmの比抵抗を有し、エ
ピタキシャル層(14)は完成時で200〜1500Ω
・cmの比抵抗を有する。
タキシャル層(14)表面から基板(13)に達する分
離領域(15)を設けることによりホトダイオード(1
1)形成用の第1の島領域(16)とNPNトランジス
タ(12)形成用の第2の島領域(17)とに区画する
。第1と第2の島領域(16)(17)は、分離領域(
15)とエピタキシャル層(14)との境界、および基
板(13)とエピタキシャル層(14)との境界で夫々
が完全に囲まれている。
部となるホトダイオード(11)を形成する。ホトダイ
オード(11)は、第1の島領域(16)のほぼ全面に
N+型拡散領域(18)を形成し、N+型拡散領域(1
8)が第1の島領域(16)とPN接合を形成すること
で構成する。N+型拡散領域(18)の拡散深さは0.
8〜1.0μである。
を構成するNPNトランジスタ(12)を形成する。第
2の島領域(17)の底部には基板(13)とエピタキ
シャル層(14)との境界にまたがるようにしてN+型
埋め込み層(19)を形成し、埋め込み層(19)に重
畳するようにして低不純物濃度の第2の埋め込み層(2
0)を形成する。第2の埋め込み層(20)は基板(1
3)とエピタキシャル層(14)との境界から上方に向
って拡散形成する。第2の島領域(17)の表面にはN
型コレクタ領域(21)を形成し、コレクタ領域(12
)と第2の埋め込み層(20)とを連結することで第2
の島領域(17)の導電型をN型に反転させる。そして
NPNトランジスタ(12)は、コレクタ領域(21)
と第2の埋め込み層(20)をコレクタとし、コレクタ
領域(21)の表面に形成したP型ベース領域(22)
、ベース領域(22)の表面に形成したN+型エミッタ
領域(23)とで構成する。(24)はN+型コレクタ
コンタクト領域である。また、第2の島領域(17)を
区画する分離領域(15)はコレクタ領域(21)の全
周に接し完全に囲んでいる。
(25)で覆われ、部分的に開孔されてコンタクトホー
ルを形成する。このコンタクトホールを介して各領域上
に電極(26)(27)(28)が配設される。ホトダ
イオード(11)のN+型拡散領域(18)とコンタク
トする電極(26)がカソード電極となり、分離領域(
15)とコンタクトする電極(27)がアノード電極で
ある。
ることができる。先ずP型基板(13)の表面を熱酸化
して酸化膜(30)を形成し、酸化膜(30)をホトエ
ッチングして選択マスクを形成する。そして基板(13
)表面にNPNトランジスタ(12)の埋め込み層(1
9)を形成するアンチモン(Sb)を導入し、次いで同
じ選択マスクを利用してNPNトランジスタ(12)の
第2の埋め込み層(20)を形成するリン(P)をド−
ズ量1014〜1015でイオン注入する。その後、選
択マスクを変更して基板(13)表面に分離領域(15
)の下側分離領域(31)を形成するボロン(B)を導
入する(図2)。
0)を全て除去し、基板(13)をエピタキシャル成長
装置のサセプタ上に配置し、ランプ加熱によって基板(
13)に1140℃程度の高温を与えると共に反応管内
にSiH2Cl2ガスとH2ガスを導入することにより
ノンドープのエピタキシャル層(14)を成長させる。 この様にノンドープで成長させると、基板(13)から
のボロン(B)のオートドーピングによってエピタキシ
ャル層(14)全部を完成時でイントリシックに近い比
抵抗200〜1500Ω・cmのP−型層にすることが
できる(図3)。
酸化膜(32)を形成し、ホトエッチングによって選択
マスクを形成し、NPNトランジスタ(12)のN型コ
レクタ領域(21)を形成するリン(P)をド−ズ量1
012〜1013でイオン注入する。そして基板(13
)全体に熱処理を加えることによって、N型コレクタ領
域(21)、第2の埋め込み層(20)、および下側分
離領域(31)をドライブインする。このドライブイン
によって、下側分離領域(31)を10μ拡散し、コレ
クタ領域(21)を5〜6μ、第2の埋め込み層(20
)を7〜9μ拡散して両者を連結する(図4)。
分離領域(15)の上側分離領域(33)を拡散し、下
側分離領域(31)と連結してエピタキシャル層(14
)を第1と第2の島領域(16)(17)に区画する(
図5)。そして、エピタキシャル層(14)表面からP
型不純物を選択拡散してNPNトランジスタ(12)の
ベース領域(22)を形成し、次いでN型不純物を選択
拡散してNPNトランジスタ(12)のエミッタ領域(
23)、コレクタコンタクト領域(24)、およびホト
ダイオード(11)のN+型拡散領域(18)を形成す
る(図6)。
り電極を配設することで図1の構造が得られる。次に、
上記した構成のホトダイオード(11)の動作を説明す
る。ホトダイオード(11)の電極(27)に接地電位
(GND)を、電極(26)に+5Vの如き逆バイアス
電圧を加えると、ホトダイオード(11)のPN接合部
には図7に示す空乏層(34)が形成される。空乏層(
34)の幅は、エピタキシャル層(14)を高比抵抗と
したことにより10μ以上あり、エピタキシャル層(1
4)と分離領域(15)との境界部まで、およびエピタ
キシャル層(14)と基板(13)との境界部まで容易
に達する。基板(13)として比抵抗が40〜60Ω・
cmのものを使用すると、基板(13)内部まで拡大す
ることができる。
に匹敵する極めて厚い空乏層(34)が得られるので、
ホトダイオード(11)のキャパシティを低減し応答速
度を速めることができる。また、本願の構造は島領域(
16)と分離領域(15)とでPN接合を形成しないの
で、図9の例でみられたN型島領域(4)とP+型分離
領域(3)との接合容量が存在せず、この点でもホトダ
イオード(11)のキャパシティを低減できる。
り電子正孔対が発生し、空乏層外生成キャリア(35)
となって光電流に関与する。この空乏層外生成キャリア
(35)は図8に示すようにP型又はN型の領域を拡散
した後、空乏層(34)に致達するので、拡散時間がホ
トダイオード(11)の応答速度を劣化させる要因とな
る。しかしながら、N型領域となるN+型拡散領域(1
8)は、NPNトランジスタのエミッタ拡散によって高
不純物濃度の領域であるので、N+型拡散領域(18)
で発生した空乏層外生成キャリア(35)は寿命が極め
て短く、即消滅する。また、消滅しきれなかった空乏層
外生成キャリア(35)は、N+型拡散領域(18)が
浅い領域であるので、極めて短い時間で空乏層(34)
に達することができる。従って、N+型拡散領域(18
)で発生した空乏層外生成キャリア(35)はホトダイ
オード(11)の応答速度には殆ど影響しない。
に匹敵する厚い空乏層(34)によって入射光の大部分
が吸収されるので、P型基板(13)で発生する空乏層
外生成キャリア(35)は少ない。そのため、遅延電流
が小さくホトダイオード(11)の応答速度を劣化させ
ることが無い。そしてさらに、カソード側は高不純物濃
度のN+型拡散領域(18)から電極(26)を取り出
すので直列抵抗を小さくでき、アノード側も高不純物濃
度のP+型分離領域(15)から電極(27)を取り出
すので直列抵抗を小さくできる。従ってホトダイオード
(11)の速度を向上できる。
タ領域(21)と第2の埋め込み層(20)が導電型を
反転させるので、NPNトランジスタ(12)を形成す
ることが可能となる。しかも基板(13)表面からの拡
散による第2の埋め込み層(20)とエピタキシャル層
(14)表面からの拡散によるコレクタ領域(21)と
を連結させるので、エピタキシャル層(14)を厚くで
きる他、拡散時間を短縮できる。さらに、第2の埋め込
み層(20)は基板(13)に近づくにつれて不純物濃
度が高くなるので、NPNトランジスタ(12)のVC
E(sat)を小さくできる。
■ P型基板(13)上にP−型エピタキシャル層(
14)を積層するので、N型反転したエピタキシャル層
を積層するのに比べ、高比抵抗層が安定して得られる。
34)が得られるので、ホトダイオード(11)のキャ
パシタを低減し、速度を向上できる。■ 島領域(1
6)と分離領域(15)とでPN接合を形成しないので
、ホトダイオード(11)のキャパシタを低減できる。 ■ エミッタ拡散による浅い高不純物濃度のN+型拡
散領域(18)でPN接合を形成するので、空乏層外生
成キャリア(35)による遅延電流が小さく、ホトダイ
オード(11)の応答速度を向上できる。
射光の大部分を吸収できるので、基板(13)での空乏
層外生成キャリア(35)の発生が少ない。■ 浅い
N+型拡散領域(18)でPN接合を形成するので、波
長λが400nmの如き短波長の光にまて対応できる。 という効果を有する。従って、感度が高く応答速度に優
れたホトダイオード(11)をIC内に組み込むことが
できるものである。
ては、■ 基板(13)表面からの拡散による第2の
埋め込み層(20)とエピタキシャル層(14)表面か
らの拡散によるコレクタ領域(21)を連結するので、
エピタキシャル層(14)を厚くできる他、ドライブイ
ンに要する熱処理時間を短縮できる。
13)に近づくに従い不純物濃度が高くなるので、NP
Nトランジスタ(12)のVCE(sat)を低減でき
る。という効果をも有するものである。
。
。
。
。
。
Claims (4)
- 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、前記半導体
基板の表面に形成した一導電型の高抵抗のエピタキシャ
ル層と、前記エピタキシャル層の表面から前記基板に達
する一導電型の分離領域と、前記分離領域と前記エピタ
キシャル層との境界および前記基板と前記エピタキシャ
ル層との境界で囲まれた、ホトダイオード形成用の第1
の島領域およびトランジスタ形成用の第2の島領域と、
前記第1の島領域の表面に形成した逆導電型の低抵抗の
拡散領域と、前記第2の島領域の基板とエピタキシャル
層との境界部に埋め込まれた逆導電型の第1の埋め込み
層と、前記第1の埋め込み層に重ねて埋め込まれ前記第
1の埋め込み層より上方に拡張された逆導電型の第2の
埋め込み層と、前記第2の島領域の表面に形成した前記
第2の埋め込み層と連結する逆導電型のコレクタ領域と
、前記コレクタ領域の表面に形成した一導電型のベース
領域と、前記ベース領域の表面に形成した逆導電型のエ
ミッタ領域とを具備することを特徴とする光半導体装置
。 - 【請求項2】 前記基板は比抵抗が40〜60Ω・c
mであることを特徴とする請求項第1項記載の光半導体
装置。 - 【請求項3】 前記エピタキシャル層は比抵抗が20
0〜1500Ω・cmであることを特徴とする請求項第
1項記載の光半導体装置。 - 【請求項4】 前記第1の島領域の逆導電型拡散領域
は前記第2の島領域のエミッタ拡散によるものであるこ
とを特徴とする請求項第1項記載の光半導体装置。
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