JPH04120125A - 超高分子量エポキシ樹脂の製造方法 - Google Patents

超高分子量エポキシ樹脂の製造方法

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JPH04120125A
JPH04120125A JP24054590A JP24054590A JPH04120125A JP H04120125 A JPH04120125 A JP H04120125A JP 24054590 A JP24054590 A JP 24054590A JP 24054590 A JP24054590 A JP 24054590A JP H04120125 A JPH04120125 A JP H04120125A
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希 高野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、接着剤、絶縁材料、塗料、成形品、フィルム
などに用いられる超高分子量エポキシ樹脂の製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
比較的低分子量の二官能エポキシ樹脂と二官能フェノー
ル類を原料として高分子量エポキシ樹脂を製造する方法
は、一般に二段法と呼ばれ、この方法に関する最初の文
献は米国特許第2,615゜008号明細書であり、日
本国内においては、同し出願人による特公昭28−44
94号公報である。この公報の記載によれば重合触媒と
して水酸化ナトリウムを用い、無溶媒下、150〜20
0℃で反応させることにより、エポキシ当量が5゜60
0の高分子量エポキシ樹脂を得ている。この樹脂の平均
分子量は、約11,000であると推定できる。これら
の文献には、溶媒を使用した実施例はない。
溶媒を使用することを記載としている文献の例としては
、米国特許第3.306,872号明細書がある。特に
、実施例中に溶媒を使用した例が記載されている文献と
しては、特開昭54−52200号公報、特開昭60−
118757号公報、特開昭60−144323号公報
、特開昭60114324号公報などがある。これらの
文献に記載されている溶媒は、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、エチレング
リコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ
メチルエーテルなどである。これらの溶媒は、ケトン系
及びエーテル系(セロソルフ系)溶媒に分類される。
米国特許第3,306,872号明細書の記載によれば
、?各課としてメチルエチルケトン、エチレングリコー
ルモノメチルエーテルのいずれかを用いており、溶液の
固形分濃度は20〜60%である。触媒としてはアルカ
リ金属若しくはヘンシルトリメチルアンモニウムの水酸
化物又はフェノラートを用いている。重合反応温度を7
5〜150℃とし、生成した高分子量エポキシ樹脂の重
量平均分子量が少なくとも40.000以上になるまで
反応を続けている。平均分子量は粘度法によって求めて
おり、50,000〜1,000,000と測定されて
いる。しかしながら、粘度法は算出時に用いるパラメー
タの設定によって、算出値が大きく左右されることが知
られており、したがって必ずしも正確な分子量が測定さ
れているとはいえない。
また溶媒中で重合させることにより高分子量エポキシ樹
脂が得られていると考えられる実施例として、特開昭5
4−52200号公報に溶媒としてエチレングリコール
モノエチルエーテルを用いて、平均分子量45,500
の高分子量エポキシ樹脂を得ることが記載されている。
また、特開昭60−118757号公報に溶媒にメチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノン、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルを用いて、平均分子量が最大3
1.000の高分子量エボキン樹脂を得ることが記載さ
れている。特開昭60−144323号公報には溶媒に
メチルエチルケトンを用いて、平均分子量53.200
の高分子量エポキシ樹脂を得ることが記載されおり、特
開昭60−144324号公報には溶媒にメチルエチル
ケトンを用いて、平均分子量66.000の高分子量エ
ポキシ樹脂を得ることが記載されている。上記4件の公
報によれば、いずれもゲル浸透クロマトグラフィーによ
って平均分子量を測定しているが、測定条件及び算出方
法等については記載されていない。
ゲル浸透クロマトグラフィーによって得た分子量は、使
用した充填剤の種類、溶離液の種類などの測定条件及び
算出方法などによって大きく異なり、正確な値を得るこ
とは困難であり、必ずしも正確な平均分子量が測定され
ているとはいえない。
前記のいずれの文献にも、得られた高分子量エポキシ樹
脂がフィルム形成能を有するという主旨の記載は見当た
らない。また、得られたエポキシ樹脂はアミド系以外の
溶媒に溶解していることなどから、これらの文献記載の
方法では十分な強度のフィルム形成能を有するまでに直
鎖状に高分子量化したいわゆる超高分子量エポキシ樹脂
が得られていないことは明らかである。
従来の技術の問題点として、高分子量エポキシ樹脂を製
造する際に一般的な重合反応溶媒を用いると、重合反応
時間がかなり長くなることが挙げられる。前記の特許の
実施例においても、ケトン系、エーテル系の溶媒を用い
た場合の反応時間は10〜24時間としている例が多く
、重合反応時に溶媒を用いない場合の重合反応時間1.
5〜10時間と比較して著しく長(なっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来法では得られなかった十分な強度のフィ
ルム形成能を有するまでに直鎖状に高分子量化した超高
分子量エポキシ樹脂を、著しく短い時間で製造すること
のできる方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のフィルム形成能を有する高分子量エポキシ樹脂
の製造方法は、二官能エポキシ樹脂と官能フェノール類
を触媒の存在下、重合反応溶媒中で加熱して重合させ、
高分子量エポキシ樹脂を製造する方法において、二官能
エポキシ樹脂と官能フェノールの配合当量比をエポキシ
基/フェノール性水酸基−1:0.9〜1.1とし、重
合反応溶媒としてケトン系溶媒を使用し、反応時の固形
分濃度を30重量%以下にして重合することを特徴とす
る。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明における二官能エポキシ樹脂は〜分子内に二個の
エポキシ基をもつ化合物であればどのようなものでもよ
く、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキ
シ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂
、二官能フェノール類のジグリシジルエーテル化物、二
官能アルコール類のジグリシジルエーテル化物、これの
ハロゲン化物、これらの水素添加物などがある。これら
の化合物の分子量はどのようなものでもよい。
これらの化合物は何種類かを併用することができる。ま
た二官能エポキシ樹脂以外の成分が、不純物として含ま
れていても構わない。
本発明における二官能フェノール類は、2個のフェノー
ル性水酸基をもつ化合物であればどのようなものでもよ
く、例えば、単環二官能フェノールであるヒドロキノン
、レゾルシノール、カテコール、多環二官能フェノール
であるビスフェノールA、ビスフェノールF及びこれら
のハロゲン化物、アルキル基置換体などがある。これら
の化合物の分子量はどのようなものでもよい。これらの
化合物は何種類かを併用することができる。また二官能
フェノール類以外の成分が、不純物として含まれていて
も構わない。
本発明における触媒は、エポキシ基とフェノール性水酸
基のエーテル化反応を促進させるような触媒能をもつ化
合物であればどのようなものでもよく、例えばアルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物、イミダゾール類
、有機りん化合物、第二級アミン、第三級アミン、第四
級アンモニウム塩などがある。中でもアルカリ金属化合
物が最も好ましい触媒であり、アルカリ金属化合物の例
としては、ナ1−リウム、リチウム、カリウムの水酸化
物、ハロゲン化物、有機酸塩、アルコラード、フェノラ
ート、水素化物、ホウ水素化物、アミドなどがある。こ
れらの触媒は併用することができる。
本発明におけるケトン系溶媒は、原料となるエポキシ樹
脂とフェノール類を溶解すれば、どのようなものでもよ
く、例えばメチルイソブチルケトン、2−ヘプタノン、
4−ヘプタノン、2−オクタノン、シクロヘキサノン、
アセチルアセトン、2.4−ペンタンジオン、2,3−
ブタンジオンなどの脂肪族ケトン系溶媒、環状脂肪族ケ
トン系溶媒、脂肪族ジケトン系溶媒が用いられる。これ
らの溶媒は併用することができる。またアミド系溶媒、
エーテル系溶媒などに代表されるその他の溶媒と併用し
ても構わない。
本発明における製造条件としては、二官能エポキシ樹脂
と二官能フェノール類の配合当量比は、エポキシ基/フ
ェノール性水酸基=1:0.9〜1゜1とする。01g
当量より少ないと、直鎖状に高分子量化せずに、副反応
が起きて架橋し、溶媒に不溶になる。1.1当量より多
いと高分子量化が進まない。
触媒の配合量は特に制限しないが、一般にはエポキシ樹
脂1モルに対して触媒はO,OOO1〜0゜2モル程度
である。この範囲より少ないと高分子量化反応が著しく
遅く、この範囲より多いと副反応が多(なり直鎖状に高
分子量化しないことがある。
重合反応温度は、60〜150℃であることが望ましい
、60℃より低いと高分子量化反応が著しく遅く、15
0℃より高いと副反応が多くなり直鎖状に高分子量化し
ないことがある。
ケトン系溶媒を用いた重合反応の際の固形分濃度は50
%(重量%、以下同じ)以下さらに好ましくは30%以
下にする。高濃度になるにしたがい副反応が多くなり、
直鎖状に高分子量化しにくくなる。したがって、比較的
高濃度で重合反応を行い、しかも直鎖状の超高分子量エ
ポキシ樹脂を得ようとする場合には、反応温度を低くし
、触媒量を少なくすればよい。
本発明により得られた高分子量エポキシ樹脂はフィルム
形成能を有する超高分子量エポキシ樹脂であり、従来の
高分子量エポキシ樹脂に比較して、枝分かれが少なく、
更に高分子量化が進んでいると考えられ、十分な強度の
フィルム形成能を有する。得られたフィルムは、従来の
高分子量エポキシ樹脂を使用して成形したフィルムでは
実現が不可能な特性を有する。すなわち、強度が著しく
大きく、伸びが著しく大きい。
また本発明のもう一つの特徴として、重合反応触媒にケ
トン系溶媒を用いることによって、重合反応が著しく速
く進むことが挙げられる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例に 官能エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹
脂(エポキシ当量: 177.5) 177゜5g、二
官能フェノール類としてビスフェノールA(水酸基当量
:115.5)115.5g、エーテル化触媒として水
酸化ナトリウム1.20gをメチルイソブチルケトン6
86.5 gに溶解させ、反応系中の固形分濃度を30
%とした。これを機械的に攪拌しながら、125℃のオ
イルバス中で反応系中の温度を120℃に保ち、そのま
ま4時間保持した。その結果、粘度が5,120mPa
−5の高分子量エポキシ樹脂溶液が得られた。このエポ
キシ樹脂の重量平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフ
ィーによって測定した結果では74,000、光散乱法
によって測定した結果では60゜900であった。この
高分子量エポキシ樹脂溶液をガラス板に塗布し、200
℃で1時間乾燥して、厚さ30μmのエポキシ樹脂フィ
ルムを得た。このフィルムの引っ張り強度は26.8 
M P a 、伸びは36.0%、引っ張り弾性率は4
25MPaであった。またガラス転移温度は100℃2
熱分解温度は345℃であった。
実施例2 二官能エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量: 177.5) 177゜5g、
二官能フェノール類としてビスフェノールA(水酸基当
量:115.5)115.5g、エーテル化触媒として
水酸化ナトリウム1.20 gをシクロヘキサノン68
6.5 gに溶解させ、反応系中の固形分濃度を30%
とした。これを機械的に攪拌しながら、125℃のオイ
ルバス中で反応系中の温度を120℃に保ち、そのまま
4時間保持した。
その結果、粘度が7,680mPa−5の高分子量エポ
キシ樹脂溶液が得られた。このエポキシ樹脂の重量平均
分子量は、ゲル透過クロマトグラフィーによって測定し
た結果では123,000、光散乱法によって測定した
結果では86,700であった。この高分子量エポキシ
樹脂溶液をガラス板に塗布し、200℃で1時間乾燥し
て、厚さ32μmのエポキシ樹脂フィルムを得た。この
フィルムの引っ張り強度は36.8 M P a、伸び
は46.5%、引っ張り弾性率は385MPaであった
またガラス転移温度は101℃1熱分解温度は340℃
であった。
実施例3 二官能エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹月旨(エポキシ当量: 177.5)  177゜5
g、二官能フェノール類としてビスフェノールA(水酸
基当量: 115.5)115.5g、エーテル化触媒
としてナトリウムメトキシド1.62 gを2−へブタ
ノン687.4 gに溶解させ、反応系中の固形分濃度
を30%とした。これを機械的に撹拌しながら、125
 ’Cのオイルハス中で反応系中の温度を120℃に保
ち、そのまま4時間保持した。その結果、粘度が6,1
40mPa−5の高分子量エポキシ樹脂溶液が得られた
。このエポキシ樹脂の重量平均分子量は、ゲル透過クロ
マトグラフィーによって測定した結果では94,000
、光散乱法によって測定した結果では72,900であ
った。この高分子量エポキシ樹脂溶液をガラス板に塗布
し、200℃で1時間乾燥して、厚さ24μmのエポキ
シ樹脂フィルムを得た。このフィルムの引っ張り強度は
28.9 M P a、伸びは42.2%、引っ張り弾
性率は390MPaであった。
またガラス転移温度は99℃、熱分解温度は343℃で
あった。
実施例4 二官能エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量: 177.5) 177゜5gに
官能フェノール類としてビスフェノールA(水酸基当量
:115.5)115.5g、エーテル化触媒としてナ
トリウムメトキシド1.62 gを2.4−ペンタジオ
ン687.4 gに溶解させ、反応系中の固形分濃度を
30%とした。これを機械的に攪拌しながら、125℃
のオイルハス中で反応系中の温度を120℃に保ち、そ
のまま4時間保持した。その結果、粘度が6,920m
Pa・Sの高分子量エポキシ樹脂溶液が得られた。この
エポキシ樹脂の重量平均分子量は、ゲル透過クロマトグ
ラフィーによって測定した結果では101゜000、光
散乱法によって測定した結果では78゜600であった
。この高分子量エポキシ樹脂溶液をガラス板に塗布し、
200℃で1時間乾燥して、厚さ32μmのエポキシ樹
脂フィルムを得た。このフィルムの引っ張り強度は34
.9 M P a、伸びは46.2%、引っ張り弾性率
は430MPaであった。またガラス転移温度は100
℃1熱分解温度は350℃であった。
実施例5 二官能エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量: 173.2) 173゜2g、
二官能フェノール類としてヒドロキノン(水酸基当量:
55.3)55.3g、エーテル化触媒としてナトリウ
ムフェノキシト3.48gをシクロへキサノン917.
9gに溶解させ、反応系中の固形分濃度を20%とした
。これを機械的に攪拌しながら、110℃のオイルバス
中で反応系中の温度を100℃に保ち、そのまま6時間
保持した。
その結果、粘度が2,050mPa−5の高分子量エポ
キシ樹脂溶液が得られた。このエポキシ樹脂の重量平均
分子量は、ゲル透過クロマトグラフィーによって測定し
た結果では131,000、光散乱法によって測定した
結果では70,500であった。この高分子量エポキシ
樹脂溶液をガラス板に塗布し、200℃で1時間乾燥し
て、厚さ26μmのエポキシ樹脂フィルムを得た。この
フィルムの引っ張り強度は31.3MPa、伸びは38
.5%、引っ張り弾性率は380 M P aであった
またガラス転移温度は79℃1熱分解温度は337℃で
あった。
実施例6 二官能エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量: 173.2) 173゜2g、
二官能フェノール類としてヒドロキノン(水酸基当量:
55.3)55.3g、エーテル化触媒としてナトリウ
ムフェノキシド3.48 gをメチルイソブチルケトン
917.9gに溶解させ、反応系中の固形分濃度を20
%とした。これを機械的に攪拌しながら、110℃のオ
イルハス中で反応系中の温度を100℃に保ち、そのま
ま6時間保持した。その結果、粘度が2,300mPa
−5の高分子量エポキシ樹脂溶液が得られた。このエポ
キシ樹脂の重量平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフ
ィーによって測定した結果では131゜000、光散乱
法によって測定した結果では95゜700であった。こ
の高分子量エポキシ樹脂溶液をガラス板に塗布し、20
0℃で1時間乾燥して、厚さ29μmのエポキシ樹脂フ
ィルムを得た。このフィルムの引っ張り強度は35.4
 M P a、伸びは49.0%、引っ張り弾性率は4
50MPaであった。またガラス転移温度は78℃1熱
分解温度は350℃であった。
実施例7 二官能エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量: 177.5) 177゜5g、
二官能フェノール類としてレゾルシノール(水酸基当量
:55.4)55.4g、エーテル化触媒として水酸化
リチウム0.72gを2−オクタノン700.9gに溶
解させ、反応系中の固形分濃度を25%とした。これを
機械的に攪拌しながら、125℃のオイルハス中で反応
系中の温度ヲ120゛Cに保ち、そのまま4時間保持し
た。その結果、粘度が4,230mPa・Sの高分子量
エポキシ樹脂溶液が得られた。このエポキシ樹脂の重量
平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフィーによって測
定した結果では140,000、光散乱法によって測定
した結果では97,400であった。
この高分子量エポキシ樹脂溶液をガラス板に塗布し、2
00℃で1時間乾燥して、厚さ27μmのエポキシ樹脂
フィルムを得た。このフィルムの引っ張り強度は32.
3 M P a、伸びは37.5%、引っ張り弾性率は
360MPaであった。またガラス転移温度は79℃1
熱分解温度は345℃であった。
実施例8 二官能エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量: 177.5) 177゜5g、
二官能フェノール類としてレゾルシノール(水酸基当量
:55.4)55.4g、エーテル化触媒として水酸化
リチウム0.72 gを4−へブタノン700.9 g
に溶解させ、反応系中の固形分濃度を25%とした。こ
れを機械的に攪拌しながら、125℃のオイルバス中で
反応系中の温度を120℃に保ち、そのまま4時間保持
した。その結果、粘度が3,330mPa−5の高分子
量エポキシ樹脂溶液が得られた。このエポキシ樹脂の重
量平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフィーによって
測定した結果では136,000、光散乱法によって測
定した結果では106,000であった。
この高分子量エポキシ樹脂溶液をガラス板に塗布し、2
00℃で1時間乾燥して、厚さ32μmのエポキシ樹脂
フィルムを得た。このフィルムの引っ張り強度は36.
3 M P a、伸びは44.5%、引っ張り弾性率は
380MPaであった。またガラス転移温度は78℃2
熱分解温度は350℃であった。
比較例1 実施例1におけるビスフェノールAの配合量115.5
g(エポキシ樹脂に対して1.00当量)を80.9g
(エポキシ樹脂に対して0.70当量)に変え、シクロ
ヘキサノンの配合量686.5 gを605、7 gに
変えた以外は、実施例1と同様にして行った。その結果
、1時間後にゲル化し、溶媒に不溶になった。
比較例2 実施例1におけるビスフェノールAの配合量115.5
g(エポキシ樹脂に対して1.00当量)を80.9g
(エポキシ樹脂に対して0.70当量)に変え、シクロ
ヘキサノンの配合量686.5gを605、7 gに変
えた以外は、実施例1と同様にして行ったが、ゲル化す
る前に加熱を中止し、粘度が890mPa−5の高分子
量エポキシ樹脂溶液を得た。得られた樹脂の重量平均分
子量は、ゲル透過クロマトグラフィーによって測定した
結果では、83.000、光散乱法によって測定した結
果では128,000であった。この高分子量エポキシ
樹脂溶液をガラス板に塗布し、200 ”Cで1時間乾
燥したが、取り扱い上十分な強度の50μm以下のエポ
キシ樹脂フィルムは得られなかった。
比較例3 実施例1におけるシクロヘキサノンを1,4ジオキサン
に変えた以外は、実施例1と同様にして行ったが、加熱
開始後8時間後の粘度は2.6mPa−5であった。得
られた樹脂の重量平均分子量ば、ゲル透過クロマトグラ
フィーによって測定した結果では1,500であり、光
散乱法では測定できなかった。この高分子量エポキシ樹
脂溶液をガラス板に塗布し、200℃で1時間乾燥した
が、エポキシ樹脂フィルムは得られなかった。
比較例4 実施例1におけるシクロヘキサノンをエチレングリコー
ルモノメチルエーテルに変えた以外は実施例1と同様に
して行ったが、加熱開始後8時間後の粘度は78.2m
Pa−5であった。得られた樹脂の重量平均分子量は、
ゲル透過クロマトグラフィーによって測定した結果では
19,300であり、光散乱法では13,300であっ
た。この高分子量エポキシ樹脂溶液をガラス板に塗布し
、200℃で1時間乾燥したが、取り扱い上十分な強度
の50μm以下のエポキシ樹脂フィルムは得られなかっ
た。
比較例5 高分子量エポキシ樹脂であるフェノキシ樹脂YP50P
(東部化成)の平均分子量を測定した。
ゲル透過クロマトグラフィーによるスチレン換算重量平
均分子量は68,000、光散乱法による平均分子量は
77.000であった。この樹脂はメチルエチルケトン
に容易に溶解した。また、シクロへキサノン20%溶液
粘度は205mPa・Sであった。この高分子量エポキ
シ樹脂溶液をガラス板上に塗布し、乾燥品中で加熱乾燥
してエポキシ樹脂フィルムを作製することを試みたが、
100μm以下の厚さのフィルムは得られなかった。
比較例6 高分子量エポキシ樹脂であるフェノキシ樹脂DT170
(東部化成)の平均分子量を測定した。
ゲル透過クロマトグラフィーによるスチレン換算重量平
均分子量は145,000、光散乱法による平均分子量
は61,000であった。この樹脂はメチルエチルケト
ンに容易に溶解した。また、シクロへキサノン20%溶
液粘度は12.8 m P a・Sであった。この高分
子量エポキシ樹脂溶液をガラス板上に塗布し、乾燥品中
で加熱乾燥してエポキシ樹脂フィルムを作製することを
試みたが、100μm以下の厚さのフィルムは得られな
かった。
以上の実施例及び比較例における実験方法の詳細を以下
に示す。
粘度はEMD型粘度計(東京計器)を用いて測定した。
ゲル浸透クロマトグラフィー(cpc)に使用したカラ
ムは、TSKge lG6000+G5000+G40
00+G’3000+G2000である。溶離液には、
N、N−ジメチルアセトアミドを使用し、試料濃度は2
%とした。様々な分子量のスチレンを用いて分子量と溶
出時間との関係を求めた後、溶出時間から分子量を算出
し、スチレン換算重量平均分子量とした。光散乱光度計
は、大塊電子■製DLS−700を用いた。引っ張り強
度、伸び、引っ張り弾性率は、東洋ボールドウィン製テ
ンシロンを用いた。フィルム試料サイズは50X10m
、引っ張り速度は5m/minとした。ガラス転移温度
(Tg)はデュポン製910型示差走査熱量計(DSC
)を用いて測定した。熱分解温度は、真空理工型の示差
熱天秤TCD−3000を用いて空気中での減量開始温
度を熱分解温度とした。
比較例1及び2に示したように、エポキシ樹脂の配合当
量を過剰にした場合には枝分かれが多いと考えられ、分
子量が100,000以上とかなり高分子量化している
にもかかわらず、100μm以下のフィルムは成形でき
なかった。
また、比較例5及び6に示したように、市販のビスフェ
ノールA型超高分子量エポキシ樹脂であるフェノキシ樹
脂も、かなり高分子量化しているにもかかわらず、メチ
ルエチルケトンに溶解し、シクロへキサノン20%溶液
の粘度は、本発明の超高分子量エポキシ樹脂溶液の粘度
に比べて著しく低かった。これらの樹脂についても10
0μm以下のフィルムは成形できなかった。
実施例1と同様の配合で、反応を途中で停止し、比較的
低分子量のエポキシ樹脂を用いた場合には、フィルムは
成形できるが強度が著しく低かった。
比較例に対してすべての実施例では、100μm以下の
十分な強度のエポキシ樹脂フィルムが得られる。
〔発明の効果〕
本発明の高分子量エポキシ樹脂の製造方法によれば、従
来は得られなかったl100u以下さらには50μm以
下の十分に薄く、十分な強度を有するエポキシ樹脂フィ
ルムを形成することができる超高分子量エポキシ樹脂を
製造することが可能となり、また、この超高分子量エポ
キシ樹脂を短時間で得ることができる。
手続補正 書(自発) 平成3年 1 月31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類を触媒の
    存在下、重合反応溶媒中で加熱して重合させ、高分子量
    エポキシ樹脂を製造する方法において、二官能エポキシ
    樹脂と二官能フェノール類の配合当量比をエポキシ基/
    フェノール水酸基=1:0.9〜1.1とし、重合反応
    溶媒としてケトン系溶媒を使用し、反応時の固形分濃度
    を30重量%以下にして重合することを特徴とする超高
    分子量エポキシ樹脂の製造方法。 2、ケトン系溶媒が脂肪族ケトン系溶媒である請求項1
    記載の超高分子量エポキシ樹脂の製造方法。 3、ケトン系溶媒が環状脂肪族ケトン系溶媒である請求
    項1記載の超高分子量エポキシ樹脂の製造方法。 4、ケトン系溶媒が脂肪族ジケトン系溶媒である請求項
    1記載の超高分子量エポキシ樹脂の製造方法。 5、触媒がアルカリ金属水酸化物である請求項1ないし
    4いずれか記載の超高分子量エポキシ樹脂の製造方法。 6、触媒がアルカリ金属アルコラードである請求項1な
    いし4いずれか記載の超高分子量エポキシ樹脂の製造方
    法。 7、触媒がアルカリ金属フェノラートである請求項1な
    いし4いずれか記載の超高分子量エポキシ樹脂の製造方
    法。 8、重合反応温度が150℃以下である請求項1ないし
    7いずれか記載の超高分子量エポキシ樹脂の製造方法。 9、重合反応温度が130℃以下である請求項1ないし
    8いずれか記載の超高分子量エポキシ樹脂の製造方法。
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