JPS60262819A - ポリエポキシ化合物の製造方法 - Google Patents

ポリエポキシ化合物の製造方法

Info

Publication number
JPS60262819A
JPS60262819A JP59119612A JP11961284A JPS60262819A JP S60262819 A JPS60262819 A JP S60262819A JP 59119612 A JP59119612 A JP 59119612A JP 11961284 A JP11961284 A JP 11961284A JP S60262819 A JPS60262819 A JP S60262819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bisphenol
formula
equivalent
epoxy
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59119612A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0377814B2 (ja
Inventor
Kaoru Kanayama
薫 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority to JP59119612A priority Critical patent/JPS60262819A/ja
Priority to US06/630,817 priority patent/US4656294A/en
Publication of JPS60262819A publication Critical patent/JPS60262819A/ja
Publication of JPH0377814B2 publication Critical patent/JPH0377814B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐衝撃性、伸度−弾性率バランスに優れたポリ
エポキシ化合物に関する。本発明の実施により得られる
ポリエポキシ化合物は、強化プラスチック(例えばガラ
ス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、ケプラー等)用マトリ
ックス樹脂、封止剤、接着剤、塗料、積層材として有用
である。
エポキシ樹脂は優れた耐熱性、電気絶縁性、耐薬品性、
機械特性を有することから、塗料接着剤、封止剤、構造
材等の分野で広汎に用いられている。
特に近年、炭素繊維との複合材料(CFRP)が金属と
同等もしくはそれ以上の機械的強度、弾性率を有し、か
つ軽量化が可能となることによシ、宇宙航空機器の構造
材料、鉄道、自動車等の輸送産業用基材、またはゴルフ
シャフト、つり竿、スキー板等のレジャー用部材として
用いられており、今後とも大きな発展が期待されている
現在、CFRP用マトリックス樹脂として用いられてい
るポリエポキシ化合物としてはビスフェノールAのジグ
リシジルエーテル〔エピコート828、エビコー)10
04等:油化シェルエポキシ■商品名〕、アミンフェノ
ールのポリエポキシド(ELM−120:住人化学■商
品名〕、メチレンジアニリンのテトラエポキシド(YH
−434:東部化成■商品名〕、クレゾールノボラック
ポリエポキシド〔エピコート154:油化シェルエポキ
シ■商品名〕、オルソクレゾールノボラックエポキシド
(EOCNlo 4 S :日本化薬■商品名〕等が挙
げられる。
これらポリエポキシ化合物より得られる硬化物は耐熱性
は十分であるがカーボン繊維強化用樹脂としては可撓性
、耐衝撃性のより向上が望まれているのが実情である。
可撓性によむ硬化物を与えるポリエポキシ化合物として
はスピロアセタール環を有するポリエポキシ化合物が知
られている。
例えばUSP3.128255号明細書には、次式で示
されるポリエポキシ化合物が開示されているが、これよ
り得られる硬化物の熱変形温度は147〜170℃であ
り、CFRP用樹脂としては耐熱性に欠ける。
また、USP3,347,871号および同第3,38
8.098号明細書には、(4)フェノール性水酸基に
対してアルデヒド基がパラ位にある一価フエノール類と
ペンタエリスリトールとを反応させて得られる二価フェ
ノールに、更に(B)エピクロルヒドリンを反応させる
ことにより製造された一般式、〔式中、YはH,C6X
CH3であり、nは0〜2の整数である〕 で示されるポリエポキシ化合物が開示されている。
しかし、このポリエポキシ化合物は、耐熱性、耐衝撃性
に優れる硬化物を与えるが、可撓性が不充分であるとと
もに汎用の溶剤、例えばアセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン、トルエン、酢酸エチル、テ
トラヒドロフラン等に対するm解性に乏しく、また他の
エポキシ樹脂や硬化剤との相溶性に劣るという欠点を有
している。
またM開閉58−1488号、特開昭58−20283
号にはノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAf
iエポキシ樹脂とスピロアセタールl−[するビスフェ
ノールとの反応により得られるポリエポキシ化合物につ
いて開示されている。
これらは高い弾性率を有しているがスピロアセタール環
の含有率が50%未満であるために耐熱i生と伸度のバ
ランスが必ずしも満足されるものではなく、また耐衝撃
性も不充分である。
本発明者は先に原料の一価フエノールとして4−オキシ
−3−メトキシベンズアルデヒ)”と4−オキシベンズ
アルデヒドを併用して得られるポリグリシジルエーテル
が前記汎用溶剤に対する溶解性に優れ、かつ耐熱性、可
尭性 j1度−剛性バランスの良好な擾化物を与えるこ
とを見い出したが←特願昭58−128992号)、更
に耐衝撃性を向上すべく種々検討した結果、特定の分子
量を有スるスピロアセタール環を含有するエポキシ化合
物が優れた耐衝撃性を有することを見い出し本発明に到
達した。
即ち、本発明は(1)下記一般式mで表わされるジグリ
シジルエーテルと一般式mで表わされるビス(以下余白
) 11) (式中、RIdH又はCHaを表わし、&、RsUそれ
ぞれ独立に水素又はメトキシ基を表わす。また、mは0
〜1の数を表わす。) HO−Ar −OH(11 &はそれぞれ独立に水素又はメトキシ基を表わす)、m
u Uti3L;ha の何れか1つを表わす。) 1 1 一@1 (式中、R1,Rz+ R3,Arは一般式(11及び
[11と同一である。但し、式[11におけるR2とR
3は同時に水素又はメトキシ基であることはない。&お
よび&中に含まれるメトキシ基は5〜95%、好ましく
け20〜80%である。nは0または1〜20の整数を
表わす。) (2)ジグリシジルエーテルとビスフェノールの比がジ
グリシジルエーテル1当量に対して0.01〜i、o好
ましくは0.05〜0.8当、!であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のポリグリシジル化合物の
製造方法 本発明の実施において、前記一般式[11で示されるジ
グリシジルエーテルは、式(11で表わされるビスフェ
ノールの中、后が はそれぞれ独立に水素又はメトキシ基を表わす。
なお、R2及びR3に含まれるメトキシ基は5〜95%
である。)ビスフェノールとエビハロヒドリンまたはβ
−メチルエビハロヒドリンとを苛性ソーダーの存在下に
反応させて、またはホスホニウム塩、テトラメチルアン
モニウムプロミド等の触媒の存在下に先にハロヒドリン
エーテルを得、次いで苛性ソーダで閉環反応して得られ
る低分子量のエポキシ化合物である。
なお、m=θ〜1の数の意味は、一般式(1)で示され
るエポキシ樹脂は一般に製造されたエポキシ樹脂はm=
00ものが主成分で、mが1.2等のものも若干含まれ
ているものであり、これらを平均したmの値が0〜lを
示す意味である。
次に、弐[11で表わされるビスフェノールの中、はそ
れぞれ独立シこ水素又はメトキシ基を表わす。)のビス
フェノールは、4−オキシ−3−メトキシベンズアルデ
ヒドと4−オキシベンズアルテヒトとの5/95〜95
15モル比混合物と、ペンタエリスリトールとを散性触
媒の存在下40° 〜200℃、好ましくは80° 〜
150℃に加熱して脱水縮合を行うことにより容易に得
られる。原料の仕込み比はペンタエリスリトール1モル
に対して2モル(化学量論量)用いるのが好ましい。ま
た、溶剤を用いて生成する水を共沸により連続的に反応
系外に除去することが好ましい。
用いる溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素が経済的であるが、これらにアルデヒ
ド類に対しより良溶媒のN、N−ジメチルホルムアミド
、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホ
キシド等を併用しても良い。
触媒としては、p−トルエンスルホン酸が好ましく、他
に、ンユウ酸、酢酸亜鉛、塩酸、硫酸等通常用いられる
脱水縮合触媒を用いてもよい。
次に、この一般式用で示されるビスフェノールと、前記
一般式(11で示されるジグリシジルエーテルとを反応
させてスピロアセタール環を有するポリエポキシ化合物
を製造する条件を詳細に説明する。
反応は、式[11で示されるジグリシジルエーテル1当
量に対してビスフェノール0.05〜1.0当[1、好
ましくはジグリシジルエーテル1当量に対し、(11式
で示されるビスフェノールヲ0.1〜o、smf、の割
合で、触媒の存在下、80〜230℃で0.1〜10時
間、好ましくは150〜230℃で0.3〜6時間攪拌
下に行う。
触媒としては第四級アンモニウム塩、ホスファイト、ホ
スホニウム塩等があげられる。第四級アンモニウム塩と
しては、たとえばテトラメチルアンモニウムクロライド
、テトラエチルアンモニウムブロマイド、トリエチルメ
チルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウ
ムアイオダイド、セチルトリエチルアンモニウムブロマ
イド等があげられる。ホスホニウム塩としては、トリフ
ェニルホスホニウムハライド(たとえばアイオダイド、
ブロマイド、クロライド)、トリフェニルエチルホスホ
ニウムジエチルホスフェイトおよびホスファイト等があ
げられる。
この反応は、溶媒の存在下で行うこともできる。
用いる溶媒は原料のエポキシ化合物、ビスフェノールに
対して不活性でかつ溶解性を有するものであれば特に制
約は受けない。例えばメチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、アセトフエノロロエタン、クロルベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、エチレ
ングリコールジメチルエーテル、ジエチレンクリコール
ジメチルエーテル等のグライム類、エチルセロソルブ、
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、N、N’−ジメチ
ルホルムアミド、N、N’−ジメチルアセトアミド、ジ
メチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒等が挙げ
られる。
この反応において、ポリエポキシ化合mmに対するビス
フェノールmの比が0.8当量を超えると得られるポリ
エポキシ化合物の分子量が高くなり溶融粘度増加による
作業性の低下という問題を生じる。また逆に(I)に対
するfilO比が0.05当i以下であると潜られるポ
リエポキシ化合物の分子量が低いために耐衝撃性改良の
効果が見られず好ましくない。
このように反応して得られたポリエポキシ化合物は常温
(20℃)で固体であり、分子lが約600〜2,00
0.エポキシ当量が200〜600のものである。
このスピロアセタール環を有するポリエポキシ化合物は
、耐衝撃性、引張り伸度に優れているので強化プラスチ
ックとして有用であり、またアセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、トルエン、酢酸エチル
、塩化メチレン等に溶解するので塗料、プリプレグ用フ
ェス原料としても有用である。
本発明で得られるポリグリシジルエーテル14、単独で
、又は他のエポキシ化合物と併用してエポキシ樹脂とし
ての用途に供することができる。すなわち、この三官能
のポリグリシジルエーテル混合物を単独で、又はこれに
他のエポキシ化合物の1種又は2fi以上を併用して、
適当な硬化剤で硬化(架橋)反応をさせれば、耐熱性、
可撓性、耐衝撃性に富む硬化物となる。併用される他の
エポキシ化合物には格別の制限がなく、用途等に応じて
種々のエポキシ化合物が併用される。その併用される他
のエポキシ化合物としては、たとえばビスフェノールA
若L<HブロモビスフェノールA等のポリグリシジルエ
ーテル類、フタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の
ポリグリシジルエステル類、又はアニリン若しくはメチ
レンジアニリン等のポリグリシジルアミン、アミノフェ
ノール類のエポキシ化合物およびフェノールノボラック
およびクレゾールノボラック等のグリシジルエーテル類
等があげられる。
このポリグリシジルエーテル混合物を硬化させる硬化剤
としては既知のエポキシ樹脂におけると同様な槌々の硬
化剤が使用できる。たとえば、脂肪族アミン類、芳香族
アミン類、複素環式アミン類、三フッ化ホウ素等のルイ
ス酸及びそれらの塩類、有機酸類、有機酸無水物類、尿
素若しくはそれらの誘導体類、及びポリメルカプタン類
等があげられる。その具体例としては、たとえばジアミ
ノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、2
,4−ジアミノ−m−キシレン等の芳香族アミン;2−
メチルイミダゾール、2,4.5− トリフェニルイミ
タソール、1−シアンエチル−2−メチルイミダゾール
等のイミダゾール若しくはイミダゾニル置換体またはこ
れらと有機酸との塩:フマル酸、トリメリット酸、ヘキ
サヒドロフタル酸等の有機カルボン酸;無水フタル酸、
無水エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水へキサ
ヒドロフタル・α等の有機酸無水向;ジシアンジアミド
、メラミン、グアナミン等の尿素誘導体;トリエチレン
テトラミン、ジエチレントリアミン、キシリレンジアミ
ン、インホロンジアミン等の脂肪族ポリアミン類及びこ
れらのエチレンオキシド、プロピレンオキシド等のエポ
キシ化合物もしくはアクリロニトリル、アクリル酸等の
アクリル化合物などとの付加物等が使用できる。
さらに、このポリグリシジルエーテルKij、硬化剤の
ほかに、必要に応じて可塑剤、有機溶剤、反応性希釈剤
、増量剤、充てん剤、補強剤、顔料、難燃化剤、増粘剤
及び可撓性付与剤等の種々の添加剤を配合することがで
きる。
本発明の実施により得られるポリグリシジルエーテルか
ら得られるエポキシ樹脂硬化物は、伸度−弾性率のバラ
ンス、耐衝撃性に優れ、かつ耐熱性にも優れており、c
FRP用マトリックス樹脂、電子部品封止剤、注型剤、
積層材、塗料として有用である。
以下に実施例をあげてさらに具体的な説明をするが、こ
れらの実施例は例示であり、本発明は実施例によって制
限されるものでない。
〔製造例1〕 ビスフェノールの製造側温度計、窒素導
入管、攪拌装置、水分離器の付いた1tの四つロフラス
コ内に、4−オキシ−3−メトキシベンズアルデヒド(
バニIJ ン) 76 f(O,Sモル)、4−オキシ
ベンズアルデヒド61f (0,5モル)、ペンタエリ
スリトール682、ハラトルエンスルホンN130?、
)シアン500−およびN、N−ジメチルホルムアミド
15011/を仕込んだ。窒素ガスを系内に流しながら
120℃に加熱し脱水縮合を行った。生成水はトルエン
との共沸により連続的に除去し、理論量に達した時点(
xsxz)で反応の終点とした。
反応終了後、得られた生成物の溶液を5tの水中に投入
し、析出した結晶を戸別、乾燥してスピロアセタール環
を含有するビスフェノールの淡赤色結晶147.75’
 (収率79.0%)を得た。
この結晶の融点は189〜204℃であった。
また、この結晶を液体クロマトグラフで分離後元素分析
した結果、下記一般式(X)においてR=R’=Hのも
のがz 5%、R= R’= OCH3ノものが25%
: R= H,R’= 0CHaのものが50%からな
る混合物であることが判明した。
(It!造例2) ビスフェノールの製造例バニリン7
6fおよびp−ヒドロキシベンズアルデヒド619の代
りに、p−ヒドロキシベンズアルデヒド122り(1,
0モル)を用いる他F′i例1と同様にして3.9−ビ
ス(p−ヒドロキシフェニル) −2,4,8,10−
テトラオキサスピロ(s、s)ウンデカンの白色粉末を
得た(融点251〜253℃)。
(製造例3) ビスフェノールの製造例p−ヒドロキシ
ベンズアルデヒド122 yノ代りに、バニリン152
f(1モル)を用いる他は例4と同様にして、3,9−
ビス(4−オキシ−3−メトキシフェニル) −2,4
,8,l O−テトラオキサスピロ(S、S )ウンデ
カンの白色結晶(融点175℃)を得た。
〔製造例4〕 エポキシ化例1 前記製造例工で得たスピロアセタール環を含有するビス
フェノール187 f (0,5モル)、エピクロルヒ
ドリン462.5 ? (5,0モル)、テトラメチル
アンモニウムブロマイド40?を温度計、冷却器、攪拌
装置の付いた1tの三つロフラスコ内に仕込み、還流下
(117℃)で2時間反応を行った。
その後、反応溶液を60℃に冷却し、水分離器を取り付
け、水酸化ナトリウム42り(1,05モル)を加え、
減圧下(150〜100調Hg )で閉環反応を行った
。生成する水はエピクロルヒドリンとの共沸により連続
的に系外に除去しながら生成水が181!/に達した時
点で反応を終了した。
未反応のエピクロルヒドリンをO,J〜5 Q mHg
 %60〜110℃で回収した後、メチルイソブチルケ
トン1tを加えて生成物をスラリー状とし、次いで5Q
Qst/の水で十分に水洗して副生じた塩化ナトリウム
を除去した。
水洗後の生成物耐液よりメチルイノプチルヶトンヲロー
タリーエバポレーターを用いて減圧留去し、淡黄色の固
体2282を得た。
このもののエポキシ当量は280であり、軟化温度は7
2〜78℃でめった。
〔製造例5〕 エポキシ化例2 製造例4のビスフェノールを製造例3のビスフェノール
2022とした以外は製造例4と同様にしてエポキシ化
反応を行ない淡黄色固体284Fを得た。このもののエ
ポキシ当量は278であり、軟化点は62〜67℃であ
った。
〔製造的6〕 エポキシ化例3 製造例4のビスフェノールを製造例2のビスフェノール
】72vとした以外は同一の原料を仕込み油浴中117
℃の温度で2時間付加反応を行った。
ついで、反応系の内温を60℃まで冷却した後、水分離
器を付け、水酸化す) IJウム42 ? (t、os
モル)を固体状で加えた。反応系内を100■虐の減圧
にして生成水はエピクロルヒドリンとの共沸により除去
し、分離したエピクロルヒドリンは連続的に反応系内に
戻しながら閉環反応を2時間行った。
反応終了後、反応生成物溶液を室温で2時間放置して目
的生成物である3、9〜ビス(p −(2,3−エポキ
シプロポキシ)フェニル) −2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ(S、S )ウンデカンを析出、結晶化
させた。未反応のエピクロルヒドリンを戸別回収した後
、目的生成物をミキサーを用いて水洗して副生する食塩
を完全に除去した。ジオキサンを用いて再結晶を行い、
白色結晶の目的生成物201.1 fを得た(収率: 
88.2%)。
この結晶の融点は約175〜176℃であり、そのエポ
キシ当量V122 Bで、理論エポキシ当量の値228
と同一であった。
〔実施例1〕 製造例1で得られたビスフェノール37.4Fと製造例
4で得られたエポキシ化合物252.Of(当量比0.
2)を温度計、攪拌装置、窒素導入管、冷却器の付いた
500dの四ツロフラスコに仕込み、窒素気流下、油浴
中で180℃に加熱溶融した。これに塩化テトラメチル
アンモニウムをエポキシに対し2600 ppm添加し
30分間反応を行った。得られたポリエポキシ化合物は
淡黄色固体で、軟化温度79〜91℃、エポキシ当J1
333、ゲルパーミェーションクロマトグラフによる分
子量(ポリスチレン標準サンプル換算値)は1,270
であった。
〔実施例2〕 実施例1におけるビスフェノールの量ヲ74.82(当
量比064)とした以外は同様にして反応を行ない、軟
化点104〜124℃、エポキシ当量463、分子量1
,600のポリエポキシ化合物を得た。
〔実施例3〕 実施例1におけるビスフェノールヲ3.3,5.5−テ
トラメチル−4,4ヒドロキシビフェニル48.49 
(0,4当量)とした以外は同様にした反応を行ない、
軟化点110〜131℃、エポキシ5董501、分子i
11,550のポリエポキシ化合物を得た。
〔実施例4〕 実施例1におけるビスフェノールを製造例2で得られた
ビスフェノール60.69 (0,3当量)とした以外
は同様に反応を行った。得られたポリエポキシ化合物は
軟化点96〜115℃、エポキシ当量433、分子量1
,370であった。
〔実施例5〕 実施例1におけるビスフェノールを製造例3で得られた
ビスフェノール68.8 F (0,4当量)とした以
外は同様にして反応を行ない軟化点118〜130℃、
エポキシ当量450、分子量1,400のポリエポキシ
化合物を得た。
〔実施例6〕 実施例2におけるエポキシ化合物を製造例5で得られた
エポキシ化合物284 f (0,4当l1l)とした
以外は同様にして反応を行ない軟化点90〜110℃、
エポキシ当量5201分子量1,710のポリエポキシ
化合物を得た。
〔実施例7〕 実施例2におけるエポキシ化合物を製造例6で得られた
エポキシ化合物228 f (0,4当量)とした以外
は同様にして反応を行ない軟化点108〜130℃、エ
ポキシ当量422、分子t1.440のポリエポキシ化
合物を得た。
硬化物物性 〔応用例1〜7〕 実施例1から7で得られたポリグリシジルニーの減圧下
で10分間脱泡処理した後、注型板金型内に注入し、1
80tl:で1時間前硬化させ、更に190℃で4時間
加熱し、第1表に示す物性の硬化物を得た。
なお、物性の試験法は次による。
熱変形温度 ASTM D−648 曲げ強度 JIS K−6911 曲げ弾性率 引張強度 引張弾性率 JIS K−6911 引張伸度 アイゾツト衝撃強度 l (ノツチ付)〔比較例1〜4
〕 比較例として製造例4〜6で得られたポリエポキシ化合
物およびエピコート828〔油化シェル■商品名〕を用
いて応用例と同様の硬化反応を行ない硬化物を得た。表
−1に結果を示す。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11 下記一般式mで表わされるジグリシジルエーテ
    ルと一般式【璽1で表わされるビスフェノールを(式中
    、R+はH又はCHsを表わし、Rz、&はそれぞれ独
    立に水素又はメトキシ基を表わす。また、mは0〜lの
    数を表わす。) HO−Ar−OH[1) Raはそれぞれ独立に水素又はメトキシ基を表わす)、
    の何れか1つを表わす。) 4 (式中、R1+ R2+ Rs + Arは一般式用及
    び川と同一である。但し、式@)におけるR2とR3は
    同時に水素又はメトキシ基であることはない。nは0ま
    たは1〜20の整数を表わす。) (2) ジグリシジルエーテルとビスフェノールの比が
    ジグリシジルエーテル1当量に対して0.01〜1.0
    好ましくは0.05〜0.8当量であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のポリグリシジル化合物の
    製造方法
JP59119612A 1983-07-15 1984-06-11 ポリエポキシ化合物の製造方法 Granted JPS60262819A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59119612A JPS60262819A (ja) 1984-06-11 1984-06-11 ポリエポキシ化合物の製造方法
US06/630,817 US4656294A (en) 1983-07-15 1984-07-13 Polyglycidyl ethers and a process for producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59119612A JPS60262819A (ja) 1984-06-11 1984-06-11 ポリエポキシ化合物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60262819A true JPS60262819A (ja) 1985-12-26
JPH0377814B2 JPH0377814B2 (ja) 1991-12-11

Family

ID=14765723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59119612A Granted JPS60262819A (ja) 1983-07-15 1984-06-11 ポリエポキシ化合物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60262819A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04120123A (ja) * 1990-09-10 1992-04-21 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04120125A (ja) * 1990-09-11 1992-04-21 Hitachi Chem Co Ltd 超高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04120124A (ja) * 1990-09-10 1992-04-21 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04120122A (ja) * 1990-09-10 1992-04-21 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04122714A (ja) * 1990-09-12 1992-04-23 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04122713A (ja) * 1990-09-12 1992-04-23 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04339855A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 導電性エポキシフィルム
JPH04339815A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 高熱伝導性エポキシフィルム
JPH04339853A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 導電性エポキシペースト
JPH04339854A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 高熱伝導性エポキシペースト
JPH04339883A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 導電性エポキシ接着フィルム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04120123A (ja) * 1990-09-10 1992-04-21 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04120124A (ja) * 1990-09-10 1992-04-21 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04120122A (ja) * 1990-09-10 1992-04-21 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04120125A (ja) * 1990-09-11 1992-04-21 Hitachi Chem Co Ltd 超高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04122714A (ja) * 1990-09-12 1992-04-23 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04122713A (ja) * 1990-09-12 1992-04-23 Hitachi Chem Co Ltd 高分子量エポキシ樹脂の製造方法
JPH04339855A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 導電性エポキシフィルム
JPH04339815A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 高熱伝導性エポキシフィルム
JPH04339853A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 導電性エポキシペースト
JPH04339854A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 高熱伝導性エポキシペースト
JPH04339883A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Hitachi Chem Co Ltd 導電性エポキシ接着フィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0377814B2 (ja) 1991-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4532308A (en) Epoxy resin composition
JPS60262819A (ja) ポリエポキシ化合物の製造方法
EP0249262A2 (en) Thermoplastic polymer composition having thermosetting processing characteristics
US4656294A (en) Polyglycidyl ethers and a process for producing the same
US3925407A (en) Triglycidyl compounds and their use
JP3573530B2 (ja) エポキシ樹脂混合物、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物
JPS58194874A (ja) 四官能性エポキシ化合物
JP2715512B2 (ja) エポキシ樹脂組成物およびそれを硬化せしめてなる成形品
JPH05140138A (ja) エポキシ樹脂、樹脂組成物及び硬化物
JP3441020B2 (ja) エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
EP0369527A2 (en) Curable resin compositions
JPH0528234B2 (ja)
JP2003246837A (ja) エポキシ樹脂および硬化性樹脂組成物
JPS6213351B2 (ja)
US4957994A (en) Epoxy resins containing imido rings, production process thereof and epoxy resin compositions containing the same
JPH0434558B2 (ja)
JPH033692B2 (ja)
JPS591488A (ja) ポリエポキシ化合物の製造方法
JP3476584B2 (ja) エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物
JPS58140089A (ja) 新規なポリグリシジルエ−テルの製造方法
JPS6343396B2 (ja)
JPS58213783A (ja) ポリエポキシ化合物の精製方法
JPH11140162A (ja) 変性エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JPH0245633B2 (ja)
JP2898383B2 (ja) エポキシ樹脂の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term