JPH04339883A - 導電性エポキシ接着フィルム - Google Patents

導電性エポキシ接着フィルム

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JPH04339883A
JPH04339883A JP11186391A JP11186391A JPH04339883A JP H04339883 A JPH04339883 A JP H04339883A JP 11186391 A JP11186391 A JP 11186391A JP 11186391 A JP11186391 A JP 11186391A JP H04339883 A JPH04339883 A JP H04339883A
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epoxy adhesive
conductive
conductive epoxy
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希 高野
Hiroshi Shimizu
浩 清水
Masami Arai
正美 新井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、耐薬品性、接
着性などの特性に優れた導電性エポキシ接着フィルムに
関する。
【0002】
【従来の技術】導電性フィルムは、一般に熱可塑性樹脂
であるポリエステル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル
、ポリアミド、シリコーンなどのフィルムベース材料に
、金属粉末、カーボンなどの導電性粉末を配合して製造
される。エピハロヒドリンと二官能フェノ−ル類を重合
させて得た高分子量エポキシ重合体、または低分子量エ
ポキシ樹脂と二官能フェノ−ル類を重合させて得た高分
子量エポキシ重合体のいずれかを用いた導電性エポキシ
接着フィルムは、特開昭63−187501号公報に示
されている。しかしながら、この発明においては、フィ
ルム形成能を有するまでに高分子量化した高分子量エポ
キシ重合体を用いている例はなく、フィルム特性に関す
る記載もない。
【0003】直鎖状高分子量エポキシ重合体を用いて、
エポキシ樹脂シートを製造する方法については、特開昭
51−87560号公報に記載がある。この方法は、直
鎖状高分子量エポキシ重合体と低分子量エポキシ樹脂を
加熱溶融させ、有機カルボン酸塩を混合して、厚さが0
.3〜0.5mmのシートを得るものである。得られた
シートの特性は、引張り強度が約10MPa、伸びが3
50〜870%とされる。ここで用いられる直鎖状高分
子量エポキシ重合体の分子量は30,000〜250,
000とされるが、分子量測定方法については記載され
ていない。一般にゲル浸透クロマトグラフィーによって
測定された平均分子量は、測定条件によって大きく異な
ることが知られている。作成できるシ−トの厚みに関す
る記載はないが、シートの引張強度から推定して、30
0μm以下のシートはできないと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術においては
、耐熱性、耐薬品性、接着性などの特徴に優れたエポキ
シ樹脂あるいはエポキシ重合体をベースフィルムとした
導電性フィルムは作製することができなかった。さらに
従来の技術において、エポキシ接着フィルムまたはエポ
キシシートについても、一般にフィルムあるいは薄膜と
いわれるような100μm以下のフィルムは作製するこ
とができなかった。本発明は、エポキシベースフィルム
が高強度であることから100μm以下の薄膜化が可能
であり、しかも耐熱性、耐薬品性、接着性に優れた導電
性エポキシ接着フィルムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、二官能エポキ
シ樹脂と二官能フェノ−ル類を、二官能エポキシ樹脂と
二官能フェノ−ル類の配合当量比をエポキシ基/フェノ
−ル水酸基=1:0.9〜1.1とし、触媒の存在下、
沸点が、130℃以上のアミド系またはケトン系溶媒中
、反応固形分濃度50重量%以下で、加熱して重合させ
て得た高分子量エポキシ重合体に、多官能エポキシ樹脂
、硬化剤および導電性を有する粉末または繊維を配合し
てなる導電性エポキシ接着フィルムに関するものである
。以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】本発明における二官能エポキシ樹脂は、分
子内に二個のエポキシ基をもつ化合物であればどのよう
なものでもよく、例えば、ビスフェノ−ルA型エポキシ
樹脂、ビスフェノ−ルF型エポキシ樹脂、ビスフェノ−
ルS型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族鎖状
エポキシ樹脂、その他、二官能フェノ−ル類のジグリシ
ジルエーテル化物、二官能アルコール類のジグリシジル
エーテル化物、およびそれらのハロゲン化物、水素添加
物などがある。これらの化合物の分子量はどのようなも
のでもよい。これらの化合物は何種類かを併用すること
ができる。また二官能エポキシ樹脂以外の成分が、不純
物として含まれていても構わない。
【0007】本発明における二官能フェノ−ル類も、二
個のフェノ−ル性水酸基をもつ化合物であればどのよう
なものでもよく、例えば、単環二官能フェノ−ルである
ヒドロキノン、レゾルシノール、カテコール、多環二官
能フェノ−ルであるビスフェノ−ルA、ビスフェノ−ル
F、ナフタレンジオール類、ビスフェノ−ル類およびこ
れらのハロゲン化物、アルキル基置換体などがある。こ
れらの化合物の分子量はどのようなものでもよい。これ
らの化合物は何種類かを併用することができる。また二
官能フェノ−ル類以外の成分が、不純物として含まれて
いても構わない。
【0008】本発明で用いられる触媒は、エポキシ基と
フェノ−ル性水酸基のエーテル化反応を促進させるよう
な触媒能をもつ化合物であればどのようなものでもよく
、例えばアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物
、イミダゾール類、有機りん化合物、第二級アミン、第
三級アミン、第四級アンモニウム塩などがある。なかで
もアルカリ金属化合物が最も好ましい触媒であり、アル
カリ金属化合物の例としては、ナトリウム、リチウム、
カリウムの水酸化物、ハロゲン化物、有機酸塩、アルコ
ラート、フェノラート、水素化物、ホウ水素化物、アミ
ドなどがある。これらの触媒は併用することができる。
【0009】本発明で用いるアミド系溶媒は、沸点が1
30℃以上で、原料となるエポキシ樹脂とフェノ−ル類
を溶解すれば、特に制限はないが、例えばホルムアミド
、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N,N’,N’−テトラ
メチル尿素、2−ピロリドン、N−メチルピロリドン、
カルバミド酸エステルなどがある。これらの溶媒は併用
することができる。またケトン系溶媒、エーテル系溶媒
などに代表されるその他の溶媒と併用しても構わない。 またケトン系溶媒としては、特に制限はないがシクロヘ
キサノン、アセチルアセトン、ジイソブチルケトン、ホ
ロン、イソホロン、メチルシクロヘキサノン、アセトフ
ェノンなどがある。
【0010】本発明における重合体の合成条件としては
、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノ−ル類の配合当量
比は、エポキシ基/フェノ−ル性水酸基=1:0.9〜
1.1であることが望ましい。0.9当量より少ないと
、直鎖状に高分子量化せずに、副反応が起きて架橋し、
溶媒に不溶になる。1.1当量より多いと、高分子量化
が進まない。触媒の配合量は特に制限はないが、一般に
はエポキシ樹脂1モルに対して触媒は0.0001〜0
.2モル程度である。この範囲より少ないと高分子量化
反応が著しく遅く、この範囲より多いと副反応が多くな
り直鎖状に高分子量化しない。重合反応温度は、60〜
150℃であることが望ましい。60℃より低いと高分
子量化反応が著しく遅く、150℃より高いと副反応が
多くなり直鎖状に高分子量化としない。溶媒を用いた重
合反応の際の固形分濃度は50%以下であればよいが、
好ましくは40%以下がよい。さらに好ましくは30%
以下にすることが望ましい。高濃度になるにしたがい副
反応が多くなり、直鎖状に高分子量化しにくくなる。し
たがって、比較的高濃度で重合反応を行い、しかも直鎖
状の高分子量エポキシ樹脂を得ようとする場合には、反
応温度を低くし、触媒量を少なくする必要がある。
【0011】本発明における多官能エポキシ樹脂は、分
子内に二個以上のエポキシ基をもつ化合物であればどの
ようなものでもよく、例えば、ビスフェノ−ルA型エポ
キシ樹脂、ビスフェノ−ルF型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノ−ルS型エポキシ樹脂、フェノ−ルノボラック型エポ
キシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビス
フェノ−ルAノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノ−
ルFノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、
脂肪族鎖状エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキ
シ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ヒダントイ
ン型エポキシ樹脂、イソシアヌレート型エポキシ樹脂、
その他、二官能フェノ−ル類のジグリシジルエーテル化
物、二官能アルコール類のジグリシジルエーテル化物、
およびそれらのハロゲン化物、水素添加物などがある。 これらの化合物の分子量はどのようなものでもよい。こ
れらの化合物は何種類かを併用することができる。また
多官能エポキシ樹脂以外の成分が、不純物として含まれ
ていても構わない。
【0012】本発明における硬化剤は、エポキシ樹脂を
硬化させるものであればどのようなものでもよいが、代
表的なものとしては多官能フェノ−ル類、アミン類、イ
ミダゾール化合物、酸無水物などがある。多官能フェノ
−ル類の例としては、単環二官能フェノ−ルであるヒド
ロキノン、レゾルシノール、カテコール、多環二官能フ
ェノ−ルであるビスフェノ−ルA、ビスフェノ−ルF、
ナフタレンジオール類、ビスフェノ−ル類およびこれら
のハロゲン化物、アルキル基置換体などがある。さらに
これらのフェノ−ル類とアルデヒド類との重縮合物であ
るノボラック、レゾールがある。アミン類の例としては
、脂肪族の1級、2級、3級アミン、芳香族の1級、2
級、3級アミン、グアニジン類、尿素誘導体などがあり
、具体的には、トリエチレンテトラミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジフェニルエーテル、ジシアン
ジアミド、トリルビグアニド、グアニル尿素、ジメチル
尿素などがある。イミダゾール化合物の例としては、ア
ルキル基置換イミダゾール、ベンズイミダゾールなどが
ある。酸無水物の例としては、無水フタル酸、ヘキサヒ
ドロ無水フタル酸、ピロメリット酸二無水物、ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物などがある。
【0013】以上の多官能エポキシ樹脂、硬化剤に加え
て、硬化促進剤、難燃剤などを配合してもよい。硬化促
進剤としては、3級アミン、イミダゾール、4級アンモ
ニウム塩などがある。難燃剤としてはテトラブロモビス
フェノ−ルA、デカブロモジフェニルエーテル、臭素化
エポキシ樹脂、臭素化フェノ−ル樹脂などの臭素化合物
と、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの金
属水酸化物がある。これらの高分子量エポキシ重合体、
多官能エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤は、いかなる
方法で混合してもよい。また必要に応じて、合成溶媒以
外の溶媒の任意の量を添加してもよい。
【0014】導電性を有する粉末または繊維としては、
導電性を有するものであれば何でも良いが、電気伝導度
が比較的高く、耐蝕性が比較的高いものが好ましい。例
えば、金属では、金、銀、銅、ニッケル、コバルト、鉄
、クロム、タングステン、白金、亜鉛などの遷移金属の
ほか、アルミニウム、錫、インジウム、マグネシウムな
どがある。またそれ以外の例としては、カーボン、グラ
ファイト、酸化亜鉛、酸化錫などがある。これらの導電
性を有する粉末の平均粒径は50μm以下であればよい
が、好ましくは10μm以下である。また、これらの導
電性を有する繊維の平均繊維長は100μm以下であれ
ばよいが、好ましくは20μm以下である。上記の導電
性を有する粉末または繊維は幾つかを併用することがで
きる。配合量は導電性エポキシ接着フィルム中の含有量
として、10%以上であればよいが、十分な導電性を付
与するためには、20%以上配合する必要がある。フィ
ルムを作る方法としては、加熱乾燥あるいは減圧乾燥に
より溶媒を蒸発させる。乾燥温度は、高分子量エポキシ
重合体の分解温度(約380℃)以下であれば何度でも
よい。乾燥時の雰囲気は、窒素、アルゴン、ヘリウムな
どの不活性ガスか、空気が好ましい。減圧乾燥における
圧力は、大気圧未満であればどの程度であってもよいが
、20kPa以下であることが好ましい。また合成反応
溶媒をその他の溶媒に交換した後に、上記の方法による
溶媒除去を行ってもよい。これらの溶媒除去方法は、併
用することが可能である。
【0015】本発明の導電性エポキシ接着フィルムは、
枝分かれの少ない高分子量エポキシ重合体を用いている
ので、従来のエポキシ接着フィルムまたはシートに比較
して、著しく高い機械的強度を有するため、従来のエポ
キシ接着フィルムに比較して著しく薄く成形することが
可能である。さらに熱可塑性樹脂をベースフィルム材料
として用いている導電性フィルムに比較して、エポキシ
樹脂の長所である耐熱性、耐薬品性、接着性に優れた導
電性エポキシ接着フィルムを得ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0017】実施例1 二官能エポキシ樹脂としてビスフェノ−ルA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量:177.5)177.5g、二官
能フェノ−ル類としてビスフェノ−ルA(水酸基当量:
115.5)115.5g、エーテル化触媒として水酸
化ナトリウム1.77gをアミド系溶媒であるN,N−
ジメチルアセトアミド547.9gに溶解させ、反応系
中の固形分濃度を30%とした。これを機械的に攪拌し
ながら、オイルバス中で反応系中の温度を120℃に保
ち、そのまま4h保持した。その結果、粘度が19,7
00mPa.sで飽和し、反応が終了した。得られた高
分子量エポキシ重合体の重量平均分子量は、ゲル浸透ク
ロマトグラフィーによって測定した結果では133,0
00、光散乱法によって測定した結果では129,00
0であった。また稀薄溶液の還元粘度は1.08dl/
gであった。この高分子量エポキシ重合体溶液に、多官
能エポキシ樹脂としてクレゾールノボラック型エポキシ
樹脂(エポキシ当量:198)146g、硬化剤として
フェノ−ルノボラック(水酸基当量:106)78g、
導電性粒子として平均粒径.5μmのカーボンブラック
を、重合体70gに対して30g配合して、希釈溶媒と
して、N,N−ジメチルアセトアミドを加えて固形分濃
度を20%とした後、機械的に1h攪拌した。その後、
硬化促進剤として2−エチル−4メチルイミダゾール0
.73gを配合し、機械的に10min攪拌した。得ら
れたワニスをガラス板上に塗布し、真空乾燥器中で10
0℃/1h減圧乾燥して、厚さ45μmのエポキシ接着
フィルムを得た。
【0018】エポキシ接着フィルムの体積抵抗は28Ω
・cm、引張強さは、45MPa、引張弾性率は160
0MPa、伸びは27%、Tgは75℃、軟化点は86
℃、熱分解温度は、378℃であった。エポキシ接着フ
ィルムを35μm厚の銅箔に挟んで170℃/10mi
n、1MPaの条件で成形した場合の銅箔引き剥がし強
さは1.5kN/mであった。硬化したフィルムのTg
は、133℃であった。また硬化したフィルムをアセト
ン、トルエン、塩化メチレン、10%塩酸、10%水酸
化ナトリウム水溶液などに30min浸しても異常はな
かった。
【0019】実施例2 実施例1における導電性を有する粉末である平均粒径0
.5μmのカーボンブラックを配合する代わりに、平均
粒径2.5μmの銀粉を重合体20gに対して80g配
合し、硬化剤であるフェノ−ルノボラックをジシアンジ
アミド4.5gに代えた以外は実施例1と同様にして厚
さ52μmのエポキシ接着フィルムを得た。エポキシ接
着フィルムの体積抵抗は4.8×10−3Ω・cm、引
張強さは37MPa、引張弾性率は1700MPa、伸
びは16%、Tgは72℃、軟化点は81℃、熱分解温
度は、355℃であった。実施例1と同様に成形した場
合の銅箔引き剥がし強さは1.8kN/mであった。硬
化したフィルムのTgは、139℃であった。また耐溶
剤性、耐薬品性も良好であった。 実施例3 実施例1における平均粒径0.5μmのカーボンブラッ
クを配合する代わりに、平均粒径2.0μmのニッケル
粉を重合体20gに対して80g配合した以外は、実施
例1と同様にして、厚さ46μmの導電性エポキシ接着
フィルムを得た。フィルムの体積抵抗は7.0×10−
3Ω・cm、引張強さは41MPa、引張弾性率は15
00MPa、伸びは19%、Tgは69℃、軟化点は7
8℃、熱分解温度は、376℃であった。実施例1と同
様に成形した場合の銅箔引き剥がし強さは1.6kN/
mであった。硬化したフィルムTgは、140℃であっ
た。また耐溶剤性、耐薬品性も良好であった。
【0020】実施例4 実施例1における平均粒径0.5μmのカーボンブラッ
クを配合する代わりに、平均粒径4.0μmの酸化錫粉
を重合体20gに対して80g配合した以外は、実施例
1と同様にして、厚さ42μmの導電性エポキシ接着フ
ィルムを得た。フィルムの体積抵抗は5.5×106 
Ω・cm、引張強さは28MPa、引張弾性率は110
0MPa、伸びは16%、Tgは75℃、軟化点は85
℃、熱分解温度は381℃であった。実施例1と同様に
成形した場合の銅箔引き剥がし強さは1.5kN/mで
あった。硬化したフィルムのTgは、132℃であった
。また耐溶剤性、耐薬品性も良好であった。
【0021】実施例5 実施例1におけるビスフェノ−ルAをレゾルシノール5
5.2gに代え、N,N−ジメチルアセトアミドを91
4.9gに代えた以外は、実施例1と同様に高分子量エ
ポキシ重合体の合成を行った。その結果、粘度が2,8
00mPa・sで飽和し、反応が終了した。得られた高
分子量エポキシ重合体の重量平均分子量は、ゲル浸透ク
ロマトグラフィーによって測定した結果では、452,
000、光散乱法によって測定した結果では233,0
00であった。また稀薄溶液の還元粘度は1.21dl
/gであった。この高分子量エポキシ重合体を用いた以
外は実施例1と同様にして、厚さ18μmの導電性エポ
キシ接着フィルムを得た。フィルムの体積抵抗は4.0
Ω・cm、引張強さは42MPa、引張弾性率は170
0MPa、伸びは22%、Tgは70℃、軟化点は81
℃、熱分解温度は370℃であった。実施例1と同様に
成形した場合の銅箔引き剥がし強さは1.4kN/mで
あった。硬化したフィルムTgは、108℃であった。 また耐溶剤性、耐薬品性も良好であった。
【0022】実施例6 実施例1におけるN,N−ジメチルアセトアミドをシク
ロヘキサノンに代えた以外は、実施例1と同様に高分子
量エポキシ重合体の合成を行った。その結果、粘度が8
,500mPa.sで飽和し、反応が終了した。得られ
た高分子量エポキシ重合体の重量平均分子量は、ゲル浸
透クロマトグラフィーによって測定した結果では89,
000、光散乱法によって測定した結果では84,00
0であった。また稀薄溶液の還元粘度は0.91dl/
gであった。この高分子量エポキシ重合体を用いて、実
施例1と同様にして、厚さ28μmの導電性エポキシ接
着フィルムを得た。フィルムの体積抵抗は22Ω・cm
、引張強さは53MPa、引張弾性率は1500MPa
、伸びは17%、Tgは85℃、軟化点は91℃、熱分
解温度は380℃であった。実施例1と同様に成形した
場合の銅箔引き剥がし強さは1.6kN/mであった。 硬化したフィルムのTgは、139℃であった。また耐
溶剤性、耐薬品性も良好であった。
【0023】実施例7 実施例6における平均粒径0.5μmのカーボンブラッ
クを配合する代わりに、平均粒径2.5μmの銀粉を重
合体20gに対して80g配合し、さらに難燃剤として
テトラブロモビスフェノ−ルAを5gを加えた以外は、
実施例6と同様にして、厚さ42μmの導電性エポキシ
接着フィルムを得た。フィルムの体積抵抗は4.9×1
0−3Ω・cm、引張強さは51MPa、引張弾性率は
1600MPa、伸びは14%、Tgは97℃、熱分解
温度は348℃であった。実施例1と同様に成形した場
合の銅箔引き剥がし強さは1.5kN/mであった。硬
化したフィルムのTgは、127℃であった。また耐溶
剤性、耐薬品性も良好であった。フィルム耐燃性はUL
94におけるV−0の条件を満足した。
【0024】実施例8 実施例1における溶媒除去方法の、真空乾燥器中で10
0℃/1h減圧乾燥する代わりに、ワニスを塗布したガ
ラス板を30minエタノール中に浸した後、乾燥器中
で100℃/30minした以外は実施例1と同様にし
て厚さ45μmの導電性エポキシ接着フィルムを得た。 フィルムの体積抵抗は8Ω・cm、引張強さは58MP
a、引張弾性率は1700MPa、伸びは32%、Tg
は72℃、軟化点は92℃、熱分解温度は382℃であ
った。実施例1と同様に成形した場合の銅箔引き剥がし
強さは1.6kN/mであった。硬化したフィルムのT
gは、134℃であった。また耐溶剤性、耐薬品性も良
好であった。
【0025】実施例9 実施例6における溶媒除去方法の、真空乾燥器中で10
0℃/1h減圧乾燥する代わりに、ワニスを塗布したガ
ラス板を30minヘキサン中に浸した後、乾燥器中で
80℃/30minした以外は実施例6と同様にして厚
さ22μmの導電性エポキシ接着フィルムを得た。フィ
ルムの体積抵抗は2Ω・cm、引張強さは51MPa、
引張弾性率は1800MPa、伸びは20%、Tgは7
5℃、軟化点は90℃、熱分解温度は377℃であった
。実施例1と同様に成形した場合の銅箔引き剥がし強さ
は1.6kN/mであった。硬化したフィルムのTgは
、129℃であった。また耐溶剤性、耐薬品性も良好で
あった。
【0026】比較例1 実施例1におけるクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
、フェノ−ルノボラック、カーボンブラック、2−エチ
ル−4メチルイミダゾールを配合しなかった以外は、実
施例1と同様にして、厚さ48μmのエポキシ接着フィ
ルムを得た。フィルムの体積抵抗は2.0×10−15
 Ω・cm、引張強さは68MPa、引張弾性率は16
00MPa、伸びは18%、Tgは86℃、軟化点は9
5℃、熱分解温度は382℃であった。実施例1と同様
に成形した場合の銅箔引き剥がし強さは0.4kN/m
であった。フィルムのTgは、101℃であった。また
耐薬品性は良好であったが、アセトン、塩化メチレンに
は著しく膨潤した。
【0027】比較例2 高分子量エポキシ重合体であるフェノキシ樹脂YP50
P(東都化成)の平均分子量を測定した。ゲル浸透クロ
マトグラフィーによるスチレン換算重量平均分子量は、
68,000、光拡散による平均分子量は、58,00
0であった。また稀薄溶液の還元粘度は0.48dl/
gであった。この樹脂はメチルエチルケトンに容易に溶
解した。またN,N−ジメチルアセトアミド20%溶液
の粘度は200mPa.sであった。
【0028】この高分子量エポキシ重合体を用いた以外
は実施例1と同様にしたが、厚さ100μm以下の引張
強度10MPa以上の導電性エポキシ接着フィルムは得
られなかった。
【0029】比較例3 高分子量エポキシ重合体であるフェノキシ樹脂Epon
o155L32(シェル)の平均分子量を測定した。ゲ
ル浸透クロマトグラフィーによるスチレン換算重量平均
分子量は、62,000、光拡散による平均分子量は、
51,000であった。また稀薄溶液の還元粘度は0.
44dl/gであった。この樹脂はメチルエチルケトン
に容易に溶解した。またN,N−ジメチルアセトアミド
20%溶液の粘度は180mPa.sであった。この高
分子量エポキシ重合体を用いた以外は実施例1と同様に
したが、厚さ100μm以下の引張強度10MPa以上
の導電性エポキシ接着フィルムは得られなかった。
【0030】以上の実施例および比較例における実験方
法の詳細を以下に示す。粘度はEMD型粘度計(東京計
器)を用いて測定した。ゲル浸透クロマトグラフィー(
GPC)に使用したカラムは、TSKgelG6000
+G5000+G4000+G3000+G2000で
ある。溶離液にはN,N−ジメチルアセトアミドを使用
し、試料濃度は2%とした。様々な分子量のスチレンを
用いて分子量と溶出時間の関係を求めた後、溶出時間か
ら分子量を算出し、スチレン換算重量平均分子量とした
。光散乱光度計は、大塚電子(株)製DLS−700を
用いた。稀薄溶液の還元粘度は、ウベローデ粘度計を用
いて測定した。引張強度、伸び、引張弾性率は、東洋ボ
ールドウィン製テンシロンを用いた。フィルム試料サイ
ズは50×10mm、引張り速度は5mm/minとし
た。ガラス転移温度(Tg)は、デュポン社製910示
差走査熱量計(DSC)を用いて測定した。熱分解温度
は、真空理工製の示差熱天秤TGD−3000を用いて
、空気中での減量開始温度を熱分解温度とした。
【0031】  以上の実施例に示したように、本発明
により、耐熱性、耐薬品性、接着性に優れた導電性エポ
キシ接着フィルム作製することが可能になる。比較例1
に示すように、多官能エポキシ樹脂、硬化剤、導電性粒
子を配合しない場合には、導電性、耐薬品性、硬化フィ
ルムのTgに難があることが分かる。また、比較例2お
よび3に示すように、市販の高分子量エポキシ重合体で
あるフェノキシ樹脂を用いた場合には、100μm以下
の導電性エポキシ接着フィルムは成形できなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るエポキシ接着フィルムは、
100μmといった薄いフイルムでも十分な強度、導電
性、耐熱性、耐薬品性、接着性を有する導電性エポキシ
接着フィルムである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  二官能エポキシ樹脂と二官能フェノ−
    ル類を、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノ−ル類の配
    合当量比をエポキシ基/フェノ−ル水酸基=1:0.9
    〜1.1とし、触媒の存在下、沸点が130℃以上のア
    ミド系またはケトン系溶媒中、反応固形分濃度50重量
    %以下で、加熱して重合させて得た高分子量エポキシ重
    合体に、多官能エポキシ樹脂、硬化剤および導電性を有
    する粉末または繊維を配合してなる導電性エポキシ接着
    フィルム。
  2. 【請求項2】  高分子量エポキシ重合体のゲル浸透ク
    ロマトグラフィーによるスチレン換算重量平均分子量が
    70,000以上である請求項1に記載の導電性エポキ
    シ接着フィルム。
  3. 【請求項3】  高分子量エポキシ重合体の光散乱法に
    よる平均分子量が70,000以上である請求項1に記
    載の導電性エポキシ接着フィルム。
  4. 【請求項4】  高分子量エポキシ重合体の希薄溶液の
    還元粘度が0.70dl/g以上である請求項1に記載
    の導電性エポキシ接着フィルム。
  5. 【請求項5】  得られた100μm以下の導電性エポ
    キシ接着フィルムの引張り強さが10MPa以上である
    請求項1乃至4に記載の導電性エポキシ接着フィルム。
  6. 【請求項6】  硬化した100μm以下の導電性エポ
    キシ接着フィルムのガラス転移温度が80℃以上である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の導
    電性エポキシ接着フィルム。
  7. 【請求項7】  得られた導電性エポキシ接着フィルム
    の厚さが50μm以下であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の導電性エポキシ接着フィルム
  8. 【請求項8】  高分子量エポキシ重合体のアミド系ま
    たはケトン系溶媒の20%溶液の粘度が、1,000m
    pa.s以上である請求項1乃至7のいずれかに記載の
    導電性エポキシ接着フィルム。
  9. 【請求項9】  高分子量エポキシ重合体合成時の固形
    分濃度が30%以下である請求項1に記載の導電性エポ
    キシ接着フィルム。
  10. 【請求項10】  導電性を有する粉末または繊維が金
    属、カ−ボン、グラファイト、酸化亜鉛または酸化錫の
    群れから選ばれたものである請求項1乃至9のいずれか
    に記載の導電性エポキシ接着フィルム。
  11. 【請求項11】  硬化剤が多官能フェノ−ル類、アミ
    ン類またはイミダゾ−ル化合物の群れから選ばれたもの
    である請求項1乃至10のいずれかに記載の導電性エポ
    キシ接着フィルム。
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