JP3054065B2 - フェノール系樹脂の製造方法 - Google Patents

フェノール系樹脂の製造方法

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JP3054065B2
JP3054065B2 JP7198373A JP19837395A JP3054065B2 JP 3054065 B2 JP3054065 B2 JP 3054065B2 JP 7198373 A JP7198373 A JP 7198373A JP 19837395 A JP19837395 A JP 19837395A JP 3054065 B2 JP3054065 B2 JP 3054065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種バインダー、
コーティング材、積層材料、成形材料等に有用なフェノ
ール系重合体の製造方法に関する。特に電子材料用のエ
ポキシ硬化剤やエポキシ樹脂の原料に好適な、不純物の
少ない高純度の重合体を効率的に得る製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】フェノールホルムアルデヒド樹脂は、安
価な耐熱性樹脂として各種の用途に広く使用されてい
る。また、通常のフェノール樹脂の各特性を向上する目
的で開発された、構造の異なる各種の樹脂が知られてい
る。特に、特公昭47−15111号公報などに記載
の、α,α’−ジメトキシp−キシレンなどのアラルキ
ル化合物とフェノール類との縮合反応によって得られる
重縮合物はフェノールアラルキル樹脂として良く知られ
ており、優れた耐熱性、電気特性、耐湿耐薬品性によ
り、各種用途に広く使用されている。更に、近年ではI
Cの高密度化、小型薄型化、表面実装化に伴い、耐湿性
が要求される封止材分野での硬化剤としての利用が広が
っている。
【0003】上記フェノールアラルキル樹脂の製造方法
に関しては、従来より多数の方法が開示されている。最
も一般的な製造方法として、例えば特公昭47−151
11号公報や特公昭和48−10960公報では、アラ
ルキルハライドまたはアラルキルアルコール誘導体に対
し、過剰モルのフェノールを、フリーデルクラフツ型触
媒やジエチル硫酸などの存在下で反応させる方法が記載
されている。この反応の触媒としてp−トルエンスルホ
ン酸(特公昭63−238129号)、メタンスルホン
酸(特公昭63−238129号)なども開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報に開示されている方法では、触媒を反応生成物か
ら完全に分離することは困難で、得られる樹脂は酸性物
質を大なり小なり含有している。そのため、不純物を特
に嫌う様な用途にはそのままでは適用できず、水洗によ
る触媒の除去などが必要である。また、残存する酸性物
質が製造過程や使用中に分子量分布の変化、粘度上昇、
フェノール類モノマーの再生などの問題を引き起こし、
品質が安定しないという欠点を有している。
【0005】生成物から実質的に問題が無くなる程度に
酸性物質を除去する目的で、塩化水素を触媒として連続
的または間欠的に添加し反応を完結させ、その後減圧下
で未反応フェノール化合物を回収する際に同時に触媒を
除去する方法が報告されている(特開平5−24718
3)。しかしながらこの方法では塩化水素の腐食性のた
め、反応器、凝縮器等の製造設備をガラス等の腐食され
ない材質にする必要がある。
【0006】製造過程や使用時における粘度上昇や分子
量変化を防止するためには中和処理が効果的であるが、
アルカリ金属化合物やアルカリ土類化合物などで中和し
た場合、生成する塩が不純物として問題になるケースが
多く品質上好ましくない。
【0007】アルカリ土類化合物については、本発明者
は先に、残存するスルホン酸類の中和剤として、バリウ
ムの水酸化物、酸化物または炭酸塩を用いれば、生成す
るスルホン酸塩が不溶化することに着目し、イオン成分
が少なく腐食性の低減した樹脂組成物を得ることが出来
ることを提案した(特開平3−128922号公報)。
しかし、この方法を本発明の課題解決の目的に使用した
場合、中和剤が僅かでも過剰量になった場合、バリウム
の水酸化物や酸化物が不純物として問題になり、逆に中
和剤が僅かでも不足すると中和の効果が低減する。その
ため中和剤の添加量を厳密にコントロールする必要があ
り、工業的に効率よく製造するには難しい状況である。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、不純物が少なく高純度で、かつ製品の粘度な
ど、品質が安定したフェノールアラルキル系樹脂を効率
的に得る製造方法を提供することをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、触媒種の検討や除去方法、および中和剤
種の選択やその方法などについて鋭意検討した結果、上
記の課題を解決し、高純度でかつ品質の安定したフェノ
ールアラルキル系樹脂の製造法を見いだし、本発明に到
達した。
【0010】即ち本発明の第1の発明は、フェノール類
と、下記一般式(1)
【化3】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立に、水素原子また
はC1 〜C4 のアルキル基、またはC2 〜C4 のアシル
基である)で表されるキシリレン化合物とを、酸触媒の
存在下で反応させて、フェノールアラルキル樹脂を製造
する方法において、 酸触媒として、沸点が250℃以下のハロゲノアルカ
ンスルホン酸またはハロゲノアルカンカルボン酸を用
い、 減圧蒸留処理により未反応フェノールとともに酸触媒
を除去し、 残存した酸触媒を等量以上の3級アミン類またはその
フェノール塩またはイミダゾール類で中和することを特
徴とする、実質的に酸触媒および未反応フェノールを含
まないフェノール系樹脂の製造方法である。
【0011】本発明はまた、上記減圧蒸留処理工程を2
段階にわけ、第1段階の減圧蒸留処理工程では未反応フ
ェノール量が特定の範囲に達した段階で止め、これを本
発明の前記中和剤で中和した後、更に未反応フェノール
がなくなるまで減圧蒸留処理を行うこともできる。この
方法により更に製品品質の優れたフェノール系樹脂が得
られる。本発明は上記改良方法である第2の発明を包含
する。
【0012】即ち第2の発明はフェノール類と、下記一
般式(1)
【化4】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立に、水素原子また
はC1〜C4のアルキル基、またはC2〜C4のアシル
基である)で表されるキシリレン化合物とを、酸触媒の
存在下で反応させて、フェノールアラルキル樹脂を製造
する方法において、 酸触媒として、沸点が250℃以下のハロゲノアルカ
ンスルホン酸または、ハロゲノアルカンカルボン酸を用
い、 反応生成物を第1段の減圧蒸留処理工程により、未反
応フェノールが10wt%未満、3wt%以上になるま
で未反応フェノールと酸触媒とを除去し、 残存した酸触媒を等量以上の3級アミン類またはその
フェノール塩またはイミダゾール類で中和した後、 更に未反応フェノールがなくなるまで第2段の減圧蒸
留処理を行うことを特徴とする、実質的に酸触媒および
未反応フェノールを含まないフェノールアラルキル樹脂
の製造方法である。 以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のフェノール系樹脂に原料
として用いられるフェノール類は、芳香族環に結合した
ヒドロキシル基を1個または2個以上有する各種の単環
型、多核型、または縮合多環型芳香族化合物が使用でき
る。具体例としては、フェノール;クレゾール、キシレ
ノール、エチルフェノール、ブチルフェノール、フェニ
ルフェノール、ハロゲン化フェノール、などの置換フェ
ノール類;レゾルシン、カテコール、ジヒドロキシビフ
ェニル、テトラメチルジヒドロキシビフェニル、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールFなど
の2価フェノール類;α−ナフトールやβ−ナフトー
ル、ナフタレンジオールなどの縮合多環型フェノール類
が挙げられ、これらを1種もしくは2種以上使用するこ
とができる。これらのフェノール類の中でも好ましくは
フェノール、o−クレゾール、p−クレゾール、p−フ
ェニルフェノール、カテコール、4,4’−ジヒドロキ
シビフェニル、α−またはβ−ナフトールが用いられ
る。
【0014】本発明のフェノール系樹脂製造の原料とし
て用いられるキシリレン化合物は下記一般式(1)で示
される。
【化5】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立に、水素原子また
はC1〜C4のアルキル基、またはC2〜C4のアシル
基である)
【0015】この様なキシリレン化合物としては、キシ
リレングリコールの他、R1 及びR2 の種類により、各
種のキシレングリコールモノまたはジエーテル及びキシ
レングリコールモノまたはジエステルを包含する。キシ
リレングリコールエーテルとしては、キシリレングリコ
ールジメチルエーテル、キシリレングリコールジエチル
エーテル、キシリレングリコールジプロピルエーテル、
キシリレングリコールジブチルエーテル、キシリレング
リコールモノメチルエーテル、キシリレングリコールモ
ノエチルエーテルなどが挙げられ、またキシリレングリ
コールエステルとしては、キシリレングリコールジ酢酸
エステル、キシリレングリコールジプロピオン酸エステ
ル、キシリレングリコールジ酪酸エステル、キシリレン
グリコールモノ酢酸エステル等が挙げられる。これらの
中では特にキシリレングリコール、キシリレングリコー
ルジメチルエーテル等が好適である。上記(1)式中の
−CH2 ORの置換位置は、オルト、メタ、パラのいず
れでもよいが、一般的に好ましいのはパラ位またはメタ
位であり、パラ単独、または用途によってはメタキシリ
レン化合物とパラキシリレン化合物の混合系、特にメタ
/パラ比が1/9〜9/1である混合キシリレン化合物
が耐湿性、耐熱性等が優れたフェノール系樹脂が得られ
るので好ましい。
【0016】フェノール類に対するキシリレン化合物
は、モル比で0.1〜0.8が好ましい。このモル比が
0.1未満では、未反応のフェノール類が多くなり収率
が下がるため好ましくない。0.8を越えると生成樹脂
の分子量が増大し、軟化温度が上昇し成形時の流動性の
低下を招き易いため好ましくない。より好ましい割合は
0.2〜0.7である。
【0017】本発明では酸触媒として沸点が250℃以
下のハロゲノアルカンスルホン酸またはハロゲノアルカ
ンカルボン酸を用いる。沸点が250℃以下であれば、
樹脂反応後、未反応原料のフェノール類を減圧蒸留など
によって回収する際に同時に除去できるため、水洗洗浄
などの面倒な工程の追加が不要になる。具体例として
は、トリフルオロメタンスルホン酸(b.p.162
℃)やトリクロロ酢酸(b.p.197.5℃)が挙げ
られる。
【0018】酸触媒の使用量には特に制限はないが、触
媒や原料の種類によりフェノール類およびキシリレン化
合物の合計量に対して、0.001〜5重量%の範囲内
で適正量添加する事が好ましい。添加する際、触媒を水
や適当な溶剤に希釈して添加することは、触媒の均一分
散や触媒の実効量の微調整という観点で好ましい方法で
ある。
【0019】本発明におけるフェノール類とキシリレン
化合物との反応は、通常100〜180℃、好ましくは
110〜160℃の温度範囲で行う。反応時間は一般に
1〜10時間である。
【0020】フェノール類とキシリレン化合物とを反応
させるとき、キシリレン化合物を同時に加えて反応を進
めても良く、また、必要に応じて逐次添加して反応させ
てもよい。
【0021】この反応は、縮合反応であり、縮合によっ
て生成する水、又は使用するキシリレン化合物の種類に
よっては、アルコールまたはカルボン酸を生成しながら
進行する。
【0022】縮合反応が完結した後、系内の酸触媒は未
反応のフェノール類と共に減圧下で留去させるか、また
は不活性ガスを吹き込みながら減圧蒸留するなどの適当
な方法によって留去される。
【0023】減圧蒸留処理後、重合物中に僅かに残った
酸触媒を完全に失活する目的で、残存酸量に対し等量以
上の中和剤を用いて中和を行う。本発明においてはこの
場合の中和剤として、3級アミン類またはそのフェノー
ル塩、またはイミダゾール類を用いる。
【0024】3級アミン類およびそのフェノール塩とし
て具体的には、トリエチルアミン、トリエチレンジアミ
ン、ベンジルジメチルアミン、トリエタノールアミン、
トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、トリス
(ジメチルアミノ)フェノール、1,8−ジアザビシク
ロ(5,4,0)ウンデセン−7またはそのフェノール
塩等が挙げられるが特に1,8−ジアザビシクロ(5,4,
0 )ウンデセン−7またはそのフェノール塩が好まし
い。
【0025】イミダゾール類としては2−メチルイミダ
ゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ヘプタデシル
イミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、2−エ
チル4−メチルイミダゾール、2−フェニル4−メチル
イミダゾール等が挙げられるが、特に2−エチル4−メ
チルイミダゾールが好ましい。これらの中和剤は1種も
しくは2種以上で併用することも出来る。
【0026】中和剤の添加量については残存した酸量に
対し等量以上が必要であり、もし中和剤の添加量が、残
存した酸量に対し不足する場合には、熱安定性が不足
し、使用の際に熱履歴を受けると、粘度上昇、分子量分
布の増大、未反応フェノールの再生などの問題が生じる
ので、製品品質上好ましくない。
【0027】本発明の中和剤を用いた場合、その中和剤
の添加量が残存する酸量に対して等量を超えた場合でも
実用上全く問題が起こらない。実作業においては、中和
直前の樹脂中の酸量を改めて定量せず、酸触媒が仕込量
の全量残っていると仮定しその量に対して等量の中和剤
を添加した場合、実際には中和剤が過剰に添加されてい
るが、半導体封止用のエポキシ樹脂硬化剤など不純物が
極めて厳しく規制される用途においても全く問題なく適
用できる。従って中和剤添加量のコントロールは容易で
あり、これが本発明の中和剤を用いることによる優れた
効果である。
【0028】中和剤の添加法についても、酸触媒添加時
と同様の目的で、中和剤を水や適当な溶剤に希釈して添
加することが好ましい。
【0029】第2の発明は第1の発明において、減圧蒸
留による触媒およびフェノール類の除去を厳密にコント
ロールし、中和処理と触媒およびフェノール類の除去工
程のタイミングを更に規定した改良方法である。
【0030】フェノール類などの原料種の違いによる脱
フェノール類工程の温度条件や、触媒量などの配合条件
によっては、縮合反応完結後のフェノール類および触媒
の除去工程における熱履歴により、分子量分布の増大、
粘度の上昇、未反応フェノール類の再生が起こり、しば
しば製品の品質が安定しないことがある。
【0031】分子量分布の増大、粘度の上昇、未反応フ
ェノール類の再生などの現象は、僅かに残存した酸触媒
による重合体分子の解裂・再重合によって引き起こされ
ることが判明している。
【0032】上記の現象を本発明における減圧蒸留処理
による未反応フェノールと酸触媒の除去操作との関係に
ついて検討した結果、脱触媒/脱フェノール類工程の最
終段階で系内のフェノール類が3%以下になった頃から
この現象が起こり始めることが分かった。そこでこの問
題について本発明の改良方法を更に検討した結果、この
ような現象が起こる直前で未反応フェノール量が特定の
範囲に達した時に一旦減圧蒸留による脱触媒・脱フェノ
ール処理工程を中断し、その時点で僅かに残存した酸を
中和処理した後、更にフェノールが実質的に含まれなく
なるまで除去を継続すれば上記の問題を回避できること
を見出した。その結果、溶融粘度や分子量分布がきわめ
て再現よく安定し、フェノール類モノマーも殆ど残存し
ない最終重合物が得ることができる。減圧蒸留について
は、減圧度や、選択するフェノール類の種類により異な
るが、例えばフェノールを使用した場合、中和前の処理
温度は150℃以下にすることが好ましい。150℃を
超えると系内のフェノール量が特定の範囲に達する以前
に重合体分子の開裂、再重合が引き起こされることがあ
るため、好ましくない。
【0033】第2の発明は具体的には、第1の発明と同
様の条件でフェノール類とキシリレン化合物の縮合反応
を完結させた後、減圧蒸留処理工程を2段階にわけ、第
1段階の減圧蒸留処理工程では系内中の未反応フェノー
ル類の含有量が10重量%未満〜3重量%以上の範囲に
達した段階で減圧蒸留を一旦中断し、その時点で、中和
剤により僅かに残存している酸触媒を中和・失活させた
後、第2段の減圧蒸留により未反応フェノール類が実質
的に含有しなくなるまで再度除去処理を行うことによっ
て、目的のフェノール系樹脂を得る。中和剤の種類及び
量については、第1の発明と同様に行なうことが出来
る。
【0034】第2の発明による改良法に従えば、更に不
純物が少なく高純度で、かつ粘度などの品質がより安定
したフェノールアラルキル系樹脂を効率的に得ることが
出来る。
【0035】本発明方法により得られたフェノール系樹
脂は各種バインダー、コーティング材、積層材料、成形
材料等や半導体封止用エポキシ樹脂硬化剤及び各種レジ
スト剤等に広く応用することができるが、不純物が少な
く高純度で品質が安定しているので、特に半導体封止用
エポキシ樹脂硬化剤やエレクトロニクス用レジスト剤に
適した高品質のフェノール系樹脂の製法として有用であ
る。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお実施例、比較例で得られた製品の物性測定法、
熱安定テストの方法は以下のとおりである。 (1)電気伝導度 微粉サンプル8gを純水80g
中、95℃×20hrs 抽出し、抽出水の電気伝導率を測
定 (2)残フェノール類含量:ガスクロマト法による (3)溶融粘度:ICI溶融粘度計使用 150℃ (4)熱安定性テスト:160℃×5hrs 熱処理後、上
記(2)(3)の残フェノール類含量及び溶融粘度を測
【0037】[実施例1]撹拌装置、コンデンサー、及
び窒素ガス導入管を備えたステンレス製反応釜に、フェ
ノール59950重量部、p−キシリレングリコールジ
メチルエーテル55050重量部、トリフルオロメタン
スルホン酸6.9重量部を1wt%の水溶液に希釈して
添加し、窒素ガス気流下、130〜140℃に加熱し、
反応で生成するメタノールを除去しながら、縮合物の発
生が認められなくなるまで3時間の反応を行った。
【0038】その後、50torr以下の減圧下、窒素
をバブリングさせながら110℃から140℃まで昇温
しながら7時間蒸留し、系内のトリフルオロメタンスル
ホン酸と未反応フェノールを除去した。その後7.0重
量部の1,8−ジアザビシクロ(5,4,0 )ウンデセン−
7(トリフルオロメタンスルホン酸の仕込量に対し、等
モル(2倍等量))を1wt%の水溶液に希釈して添加
し、5分間撹拌することにより中和と希釈水の除去を行
い、反応釜からの抜き出しにより69920重量部の目
的物を得た。得られたフェノール樹脂の性状を表1に示
す。
【0039】[実施例2]実施例1で用いたと同じ反応
釜に水蒸気導入管を設置し、フェノール59950重量
部、p−キシリレングリコールジメチルエーテル550
50重量部、トリフルオロメタンスルホン酸6.9重量
部を1wt%の水溶液に希釈して添加し、水蒸気気流
下、130〜140℃に加熱し、反応で生成するメタノ
ールを除去しながら、縮合物の発生が認められなくなる
まで3時間の反応を行った。縮合反応が終了した時点で
の釜内重合物中の未反応フェノール含有率は19.7w
t%であった。
【0040】その後、未反応フェノールとトリフルオロ
メタンスルホン酸を除去するため、50torr以下の
減圧下、水蒸気をバブリングさせながら110℃より昇
温させ1.5時間の蒸留処理を行った(温度は136℃
まで上昇)。その時点で一旦蒸留を中断し中和を行っ
た。中和は、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0 )ウンデ
セン−7を7.0重量部(トリフルオロメタンスルホン
酸の仕込量に対し、等モル(2倍等量))を2wt%の
水溶液に希釈して添加して実施した。中和直前の釜内重
合物中の残フェノール含有量は5.4wt%、中和滴定
法による残トリフルオロメタンスルホン酸含有量は24
ppmであった。
【0041】中和処理に引き続き、減圧蒸留を再開し、
3時間の処理を実施し(温度は145℃まで昇温後、キ
ープ)69950重量部の目的物を得た。得られたフェ
ノール樹脂の性状を表1に示す。
【0042】[実施例3]原料仕込量を、フェノール6
2840重量部とし、キシリレン化合物としてp−キシ
リレングリコールジメチルエーテル52160重量部を
用い、また中和剤を1,8−ジアザビシクロ(5,4,0 )
ウンデセン−7の代わりに2−エチル4−メチルイミダ
ゾール5.1重量部用いた以外は、実施例2と同様にし
て、フェノール樹脂の製造及び触媒と未反応フェノール
の除去を行ない、フェノール樹脂65110重量部を得
た。
【0043】なお、反応釜内の生成物中の未反応フェノ
ール量は、縮合反応終了時に23.0wt%、中和処理
前で6.2wt%であった。また、中和処理前のトリフ
ルオロメタンスルホン酸の含有量は24ppmであっ
た。得られたフェノール樹脂の性状を表1に示す。
【0044】[実施例4]仕込原料の内、p−キシリレ
ングリコールジメチルエーテル55050重量部のかわ
りにm−キシリレングリコールジメチルエーテル413
00重量部とp−キシリレングリコールジメチルエーテ
ル13750重量部の混合物を用いた以外は、実施例2
と同様にして、縮合反応、第1段減圧蒸留、中和、第2
段減圧蒸留を逐次行なって、触媒と未反応フェノールの
除去を行ない、69950重量部の目的物を得た。中和
処理前の未反応フェノール量は6.7wt%であった。
得られたフェノール樹脂の性状を表1に示す。
【0045】[実施例5]撹拌装置、コンデンサー及び
窒素ガス導入管を備えたセパラブルフラスコに、カテコ
ール645重量部、m−キシリレングリコールジメチル
エーテル379重量部、p−キシリレングリコールジメ
チルエーテル126重量部を仕込み、窒素ガス気流下、
130まで昇温した。 トリクロロ酢酸1.7重量部を
10wt%水溶液に希釈し、2時間かけて滴下しなが
ら、130〜140℃で4時間の縮合反応を行った。反
応で生成するメタノールは系外に除去しコンデンサーで
濃縮した。縮合反応が終了した時点での釜内重合物中の
未反応カテコール含有率は20.1wt%であった。
【0046】その後、未反応カテコールと残存している
トリクロロ酢酸を除去するため、20torr以下の減
圧下、窒素をバブリングさせながら110℃より昇温さ
せ2.5時間の蒸留処理を行った(温度は165℃まで
上昇)。その時点で一旦減圧蒸留を中断し、縮合反応お
よびそれまでの減圧処理によって系外へ揮発しコンデン
サーで冷却トラップされた留出物の重量と原料仕込重量
の差から、中和直前のフラスコ内生成物の重量を求め
(820重量部)、またフラスコ内生成物中のトリクロ
ロ酢酸含有率(30ppm)を中和滴定法で求めること
により、釜内に残存しているトリクロロ酢酸の絶対量
0.025重量部を算出した。
【0047】次に残存するトリクロロ酢酸に対し、4倍
当量(0.046重量部)の1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0 )ウンデセン−7を過剰のフェノールと反応さ
せたフェノール塩として添加し、中和を行った。なお中
和処理前の未反応カテコールの含有量は、釜内生成物に
対し8.0wt%であった。
【0048】その後、中和処理に引続き、減圧蒸留を再
開し、5時間の処理を実施して(温度は190℃まで昇
温後、キープ)、わずかに残ったカテコールを昇華させ
て除去し、73200重量部の目的物を得た。得られた
フェノール系樹脂の性状を表1に示す。
【0049】[比較例1]1,8−ジアザビシクロ(5,
4,0 )ウンデセン−7による中和処理を施さなかった以
外は、実施例1と同様の操作により、フェノール樹脂の
製造及び触媒と未反応フェノールの除去を行ない、フェ
ノール樹脂69910重量部を得た。得られた製品の性
状を表1に示す。
【0050】[比較例2]実施例1と同様の装置で、同
様の原料仕込量・合成条件のもと、縮合反応を実施し
た。その後、実施例1と同様の減圧蒸留条件で未反応フ
ェノールとトリフルオロメタンスルホン酸の除去を行っ
たところ、生成物中の未反応フェノール含有量は0.8
wt%であった。これを更に減圧蒸留を続けることによ
り生成物中の未反応フェノール量の減少を試み、140
〜150℃/50torrの減圧蒸留を追加継続した。
【0051】ところが、3時間の蒸留処理を追加して
も、フェノールモノマーの含有量は減少せず、逆に1.
2wt%に上昇した。更に2時間の追加処理を実施した
が、フェノールモノマーは更に1.6wt%まで上昇
し、併せて溶融粘度の増加も認められたので、処理を終
了し、68530重量部のフェノール樹脂を得た。この
生成物の性状を表1に示す。
【0052】[比較例3]実施例2で使用した装置で、
実施例2と同様の原料仕込量・合成条件のもと、縮合反
応を実施した。その後、実施例2と同様に、50tor
r以下の減圧下、水蒸気をバブリングさせながら110
℃より昇温させ1.5時間の蒸留処理を行った。
【0053】この時点で一旦蒸留を中断し、縮合反応お
よびそれまでの減圧処理によって系外へ揮発しコンデン
サーで冷却トラップされた留出物の重量と原料仕込重量
の差から、中和直前の釜内生成物の重量を求め(758
40重量部)、また釜内生成物中のトリフルオロメタン
スルホン酸含有率(27ppm)を中和滴定法で求める
ことにより、釜内に残存しているトリフルオロメタンス
ルホン酸の絶対量2.05重量部を算出した。
【0054】次に水酸化バリウム8水和物を2wt%の
水溶液に希釈し中和を行った。水酸化バリウムの添加量
は、残存トリフルオロメタンスルホン酸量の定量精度を
勘案し、水酸化バリウムの過剰配合による残存水酸化バ
リウムの悪影響を考慮し、残存トリフルオロメタンスル
ホン酸の計算値に対し、0.85当量(4.31重量
部)とした。
【0055】その後、中和処理に引続き、減圧蒸留を再
開し、3時間の処理を実施し(温度は145℃まで昇温
後、キープ)69940重量部の生成物を得た。得られ
たフェノール樹脂の性状を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】表1の結果から明らかなように、実施例1
〜5ではいずれも残存フェノール類の少ない高純度のフ
ェノール系樹脂が得られ、熱履歴による製品品質の変化
もなかった。これに反し、中和剤不使用または本発明以
外の中和剤を用いた比較例の方法ではいずれも熱安定性
が悪い。また比較例2から明らかなように、減圧蒸留を
長時間行なっても残存フェノール量は却って増加し、溶
融粘度も増加する傾向を示した。
【0058】[比較例4]実施例2で使用した装置で、
実施例2と同様の原料仕込量・合成条件のもと、縮合反
応を実施した。その後、実施例2と同様に、50tor
r以下の減圧下、水蒸気をバブリングさせながら110
℃より昇温させ1.5時間の蒸留処理を行った。
【0059】この時点で一旦蒸留を中断し、水酸化バリ
ウム8水和物を中和剤と中和を行なった。水酸化バリウ
ムの添加量は、実施例2と同様にトリフルオロメタンス
ルホン酸の仕込量に対し、等モル(2倍当量)の14.
5重量部を2wt%水溶液に希釈して添加した。なお中
和直前の釜内重合物の残フェノール含有量および残トリ
フルオロメタンスルホン酸含有量を事後に確認したとこ
ろ、各々5.9wt%及び21ppmであった。
【0060】中和処理に引続き、実施例2と同様の条件
で減圧蒸留を再実施し、69940重量部のフェノール
樹脂を得た。このフェノール樹脂を微粉にし、8gを純
水80g中、95℃×20hrs の条件で抽出した。抽出
水のICP分析により、樹脂ベースで64ppmのBa
イオンが抽出された。これはバリウムの水酸化物等が不
純物として残留していることを意味していおり、高品質
のものではない。
【0061】[実施例6、比較例5]実施例2及び比較
例1をそれぞれ繰り返し製造した場合の製品物性の再現
性(物性のバラツキ)を調べた。結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】[実施例7、比較例6]1.5m3 の反応
釜を用い実施例2及び比較例1の10倍スケールで反応
させ、スケールを変更した場合の樹脂物性の再現性を調
べた。実施例2及び比較例1の結果とともにそれぞれ表
3に示す。
【0064】
【表3】スケールアップ時の性状への影響
【0065】実施例6及び実施例7では繰り返し、ある
いはスケールアップによる再現性は良好であるが、比較
例5及び比較例6では良好な再現性は得られない。
【0066】
【発明の効果】特定の触媒で樹脂化を行ない、減圧蒸留
処理と特定の中和剤による中和処理を行なうことによ
り、触媒や未反応フェノール類等の酸性イオン物質を効
率的に除去することができ、高性能を要求される不純物
の少ない高純度のフェノール系樹脂を得ることができ
る。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール類と、下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立に、水素原子また
    はC1 〜C4 のアルキル基、またはC2 〜C4 のアシル
    基である)で表されるキシリレン化合物とを、酸触媒の
    存在下で反応させて、フェノールアラルキル樹脂を製造
    する方法において、 酸触媒として、沸点が250℃以下のハロゲノアルカ
    ンスルホン酸またはハロゲノアルカンカルボン酸を用
    い、 減圧蒸留処理により未反応フェノールとともに酸触媒
    を除去し、 残存した酸触媒を等量以上の3級アミン類またはその
    フェノール塩またはイミダゾール類で中和することを特
    徴とする、実質的に酸触媒および未反応フェノールを含
    まないフェノール系樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】 3級アミン類またはそのフェノール塩が
    1,8−ジアザビシクロ(5,4,0 )ウンデセン−7、ま
    たはそのフェノール塩である請求項1記載のフェノール
    系樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】 イミダゾール類が2−エチル4−メチル
    イミダゾールである請求項1〜2に記載のフェノール系
    樹脂の製造方法。
  4. 【請求項4】 フェノール類と、下記一般式(1) 【化2】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立に、水素原子また
    はC1〜C4のアルキル基、またはC2〜C4のアシル
    基である)で表されるキシリレン化合物とを、酸触媒の
    存在下で反応させて、フェノールアラルキル樹脂を製造
    する方法において、 酸触媒として、沸点が250℃以下のハロゲノアルカ
    ンスルホン酸またはハロゲノアルカンカルボン酸を用い 反応生成物を第1段の減圧蒸留処理工程により、未反
    応フェノール類が10wt%未満、3wt%以上になる
    まで未反応フェノール類と酸触媒とを除去し、 残存した酸触媒を等量以上の3級アミン類またはその
    フェノール塩またはイミダゾール類で中和した後、 更に未反応フェノール類がなくなるまで第2段の減圧
    蒸留処理を行うことを特徴とする、実質的に酸触媒およ
    び未反応フェノールを含まないフェノールアラルキル樹
    脂の製造方法。
  5. 【請求項5】 3級アミン類またはそのフェノール塩が
    1,8−ジアザビシクロ(5,4,0 )ウンデセン−7、ま
    たはそのフェノール塩である請求項4記載のフェノール
    系樹脂の製造方法。
  6. 【請求項6】 イミダゾール類が2−エチル4−メチル
    イミダゾールである請求項4〜5に記載のフェノール系
    樹脂の製造方法。
  7. 【請求項7】 キシリレン化合物が、メタ/パラ比1/
    9〜9/1のメタキシリレン化合物とパラキシリレン化
    合物の混合物である請求項1〜6に記載のフェノール系
    樹脂の製造方法。
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