JPH04106127A - 溶媒可溶性ポリイミド、その製造法及びカラーフィルター用材料 - Google Patents

溶媒可溶性ポリイミド、その製造法及びカラーフィルター用材料

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JPH04106127A
JPH04106127A JP2224273A JP22427390A JPH04106127A JP H04106127 A JPH04106127 A JP H04106127A JP 2224273 A JP2224273 A JP 2224273A JP 22427390 A JP22427390 A JP 22427390A JP H04106127 A JPH04106127 A JP H04106127A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子材料用途として有用なポリイミドに関する
。更に詳しくは透明性に優れた、溶媒に可溶性のポリイ
ミド、その製造法及び可溶性ポリイミドを用いたカラー
フィルター用材料に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ポリイ
ミド樹脂は高い耐熱性を有し、電気特性及び機械特性に
も、優れているため、電子材料用途には広く使われてい
る。しかしながら有機溶媒に対する溶解性に劣るため、
通常はその前駆体であるポリアミド酸溶液を基材に塗布
した後、焼成する方法が用いられている。焼成は通常2
50〜450℃で行なわれ、溶媒の揮散とアミド酸の脱
水によるイミド化を同時に行なわしめるものである。
しかしながら、この様に高い焼成温度が必要なため、基
材が有機材料等の耐熱性に劣る材料を含む場合、使用で
きない場合が多々ある。もし溶媒に可溶性のポリイミド
が得られれば、溶媒を揮散させるだけでポリイミドの塗
膜を得ることができ、この様な高い温度での焼成を避け
ることができ、ポリイミドの応用範囲を拡げることがで
きる。本発明の目的はこの様な溶媒に対する溶解性の優
れたポリイミドを提供すること及びそれを用いたカラー
フィルター材料を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1−の態様は、下記一般式(1)で表わされ
る反復単位を主成分とし、溶媒中、温度30±0.01
℃、濃度0.5g/dΩで測定された対数粘度数が0.
1〜5dN/gである溶媒可溶性ポリイミドであって、
後記R1に於いて、後配置換基R]箇あたりの置換数を
1と勘定し、後記置換基←CH2−升、−あたりの置換
数を2と勘定するとして、平均の置換数が0.5〜4で
あることを特徴とするもの、である。
ただし、式(1)において、R1は下記式(n)、(I
II)又は(IV)で示される基であり、R2は後記式
(V)で示される基である。
は独立に水素原子、メチル基、エチル基又はl・す〔た
だし、前記式(II)、(IT[)、(IV)及び(V
)に於いて、R3は各々が独立にメチル基又はエチル基
であり、R’  R5R及びR7は各々独立に水素原子
、メチル基又はエチル基であるが、そのうち少なくとも
1個は水素原子以外のフロロメチル基である。)、−3
−−C−又は結合手のみてあり、pはO≦p≦4の整数
であり、qは独立に2≦q≦10の整数てあり、「はO
≦r≦2の整数であり、tは1〜3の整数である。〕本
発明の第2の態様は、下記一般式(VI)で示されるテ
トラカルボン酸二無水物と(■)で示されるジアミンが
ほぼ等モルになるように溶媒の存在下に混合し、温度0
〜100℃で反応を行なうことにより得られるポリアミ
ド酸を溶媒の存在下110〜200℃に加熱するか、又
は公知のイミド化促進剤を混合し、常温〜100℃の温
度でイミド化することを特徴とする溶媒に可溶性のポリ
イミドの製造法である。ただしRおよびR2は前記と同
じ意味を表わし、式(VT)で示される化合物の全体て
R1の平均置換数が屹 5〜4である。
NH2−R−NH2(■) 本発明の第3の態様は、前記一般式(I)で表わされる
反復単位を主成分とする溶媒に可溶性のポリイミドを含
む溶液を基板に塗布後100〜250℃に焼成すことに
より得られる透明性に優れたカラーフィルター用材料で
ある。
本発明の可溶性ポリイミドを得るための製造法について
述べる。
本発明の可溶性ポリイミドは前記式(Vl)で示される
テトラカルボン酸二無水物と前記式(■)で示されるジ
アミンを有機溶媒中、0〜100℃の温度で反応を行な
うことによりポリアミド酸を得、これを加熱のみによる
か、あるいはイミド化促進剤を添加し、常温あるいは加
熱下にイミド化反応を行なうこと等の公知のイミド化方
法を用いることにより得ることができる。
ポリアミド酸の原料である前記式(Vl)で示されるテ
トラカルボン酸二無水物は、より具体的には下記の一般
式(■)〜(X)により示すことができる。
この様なテトラカルボン酸二無水物は無水マレイン酸、
各種アルキル置換無水マレイン酸類の特定の一種類以上
の混合物の光二量化反応により得ることができる。
例えば前記式(■)の化合物は以下に示した無水マイレ
ン酸及びそのアルキル置換誘導体のうちの一種類以上を
反応させることにより得ることかできる。
前記式(IX)の化合物は下記アルキレン置換無水マレ
イン酸誘導体と前記無水マレイン酸又はそのアルキル置
換誘導体との反応により得ることができる。
また前記式(X)で示される化合物は前記アルキレン置
換誘導体の二m化反応により得ることができる。
上に示したアルキル置換又はアルキレン置換無水マレイ
ン酸の具体例として、次の化合物を挙げることができる
が、必ずしもこれらに限定されるものではない。
無水メチルマイレン酸、無水2,3−ジメチルマレイン
酸、無水1−シクロヘキセン−1,2ジカルボン酸、無
水エチルマレイン酸、無水2メチル−3−エチルマレイ
ン酸、無水2.3−ジエチルマレイン酸等。
前記式(■)で示されるジアミンは次式の桶に表わすこ
とができる。
ここに、R4R5R6R7Xおよびt は、上記と同じ意味を表わす。
上記ジアミンの具体例として次の化合物を挙げることが
できるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
4.4′−ジアミノ−3,3′ −ジメチルジシクロヘ
キシル、 4.4′−ジアミノ−3,3′ −ジエチルジシクロヘ
キシル、 4.4′−ジアミノ−3,3′ −ジメチルシクロヘキ
シルメタン ビス(4,4’−ジアミノ−3,3′ −ジメチルシク
ロへキシロキシ)ジシクロヘキシル、2.2−ビス(3
−メチル、4−アミノシクロへキシロキシシクロヘキシ
ル)プロパン、2.2−ビス(3−メチル、4−アミノ
シクロヘキシロキシシクロヘキシル)へキサフロロプロ
パン、 ビス(3−メチル、4−アミノシクロへキシロキシシク
ロヘキシル)スルホン等。
前述した式(VT)で示されるテトラカルボン酸二無水
物と式(■)で示されるジアミンの組合せにより、前記
式(1)で示される構造の化合物を得ることができるが
、該テトラカルボン酸二無水物のうち20モル%未満を
その外のテトラカルボン酸二無水物、例えば下記の化合
物で置き換えることもできる。
ピロメリット酸二無水物、3.3’ 、4.4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物、2゜2’ 、3.3
’  −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2.3
.3’ 、4’  〜ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物、3.3’ 、4.4’  −ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物、2,3゜3’ 、4’  −ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2.2’  
 3.3’  −ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−エーテ
ルニ無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−
スルホンニ無水物、1.2,5.6−ナフタリンテトラ
カルボン酸二無水物、2.3,6.7−ナフタリンテト
ラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4ジカルボ
キシフエニル)テトラフロロプロパン二無水物等の芳香
族テトラカルボン酸二無水物。
或は1..2,3.4−テトラカルボキシブタンニ無水
物等の脂肪族テトラカルボン酸二無水物。
また前述した式(■)で示されるジアミンのうち20モ
ル%未満をその外のシアミン、例えば下記の化合物を使
用することができる。
4.4′ −ジアミノジフェニルエーテル、4゜4′−
ジアミノジフェニルメタン、4.4’  −ジアミノジ
フェニルスルホン、3.3’  −ジアミノジフェニル
スルホン、44′ −ジアミノジフェニルスルフィド、
4.4’  −ジ(メタ−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルスルポン、4.4’  −ジ(バラ−アミノフェノキ
ン)ジフェニルスルホン、オルト−フェニレンジアミン
、メタ−フェニレンジアミン、バラ−フェニレンジアミ
ン、ベンジジン、3.3’−ジアミノベンゾフェノン、
44ジアミノベンゾフエノン、4.4’  −ジアミノ
ジフェニル−2,2′−プロパン、1.5−ジアミノナ
フタレン、1,8−ジアミノナフタレン、3.4′−ジ
アミノジフェニルエーテル、44−ビス(4−アミノフ
ェノキシ)ビフェニル、2.2−ビスf4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル)へキサフロロプロパン、1,
4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1.3−
ビス(4−アミノフェノキン)ベンゼン、173ビス(
3−アミノフェノキシ)ベンゼン、44−ジアミノ−3
,3′ −ジエチル−55′ ジメチルジフェニルメタ
ン、4.4’  −ジアミノ3.3’ 、5.5’  
−テトラメチルジフェニルメタン、1.4−ジアミノト
ルエン、メタ−キシリレンジアミン、2.2’  −ジ
メチルベンジジン等の芳香族ジアミン;トリメチレンジ
アミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、4.4−ジメチルへブタメチレンジアミン、2゜
11−ドデカンジアミン等の脂肪族ジアミン;ビス(p
−アミノフェノキシ)ジメチルシラン、1゜4−ビス(
3−アミノプロピルジメチルシリル)ベンゼン等のシリ
コン系ジアミン;1,4−ジアミノシクロヘキサン、ビ
ス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、イソホロンジ
アミン等の脂環式%式% 等のグアナミン類。あるいは次の様なシロキサン結合含
有ジアミンを挙げることができる。
また基板に対する接着性を向上することを「1的に全原
料の10モル%以下のアミノシランを添加することがで
きる。その具体例を以下に示す。
アミノメチル−ジ−n−プロポキシ−メチルシラン、(
β−アミノエチル)−ジ−n−プロポキシ−メチルシラ
ン、(β−アミノエチル)−シェドキン−フェニルシラ
ン、(β−アミノエチル)トリーn−プロポキシシラン
、(β−アミノエチル)−ジメトキシ−メチルシラン、
(γ−アミノプロピル)−ジ−n−プロポキシ−メチル
シラン、(γ−アミノプロピル)−ジ−n−ブトキシ−
メチルシラン、(γ−アミノプロピル)−トリメトキシ
シラン、(γ−アミノプロピル)−トリエトキシシラン
、(γ−アミノプロピル)−ジルn−ペントキシ−フェ
ニルシラン、(γ−アミノプロピル)−メトキシ−〇−
プロポキシーメチルシラン、(δ−アミノブチル)〜ジ
メトキシーメチルシラン、(3−アミノフェニル)−ジ
−n−プロポキシ−メチルシラン、(4−アミノフェニ
ル)−トリーロープロポキシシラン、(β−(4アミノ
フエニル)〜エチル) −ジェトキシ−メチルシラン、
(β−(3−アミノフェニル)−エチル) −ジ−n−
プロポキシ−フェニルシラン、(γ−(4−アミノフェ
ニル)−プロピル) −ジロープロポキシ−メチルシラ
ン、(γ−(4アミノフエノキシ)−プロピル) −ジ
−n−プロポキシ−メチルシラン、(γ−(3−アミノ
フェノキシ)−プロピル) −ジ−n−ブトキシ−メチ
ルシラン、(γ−アミノプロピル)−メチル−ジメトキ
シシラン、(γ−アミノプロピル)−メチル−ジェトキ
シシラン、(γ−アミノプロピル)エチル−ジ−ロープ
ロポキシンラン、(4−アミノフェニル)−トリメトキ
ンシラン、(3−アミノフェニル)−トリメトキシシラ
ン、(4−アミノフェニル)−メチル−ジメトキシシラ
ン、(3−アミノフェニル)−ジメチル−メトキシシラ
ン、(4−アミノフェニル)−トリエトキシシラン。
本発明において上記の原料化合物を溶媒中で反応させる
ための好ましい溶媒(以下反応溶媒と言うことがある)
として、N−メチル−2−ピロリドン、N、N−ジメチ
ルアセトアミド、N、Nジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、テトラメチル尿素、ピリジン、ヘキサ
メチルホスポルアミド、メチルホルムアミド、N−アセ
チル−2−ピロリドン、2−メトキシエタノール、2−
エトキシエタノール、2−ブトキシェタノール、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、
クレゾール、γ−プチロラクトーン、イソホロン、N、
N、  −ジエチルアセトアミド、N、N−ジエチルホ
ルムアミド、N、N−ジメチルメトキシアセトアミド、
テトラヒドロフラン、N−アセチル−2〜ピロリドン、
N−メチル−ε−カプロラクタム、テトラヒドロチオフ
ェンジオキシド(スルフオラン(sulpho−Ian
e) l  また、この反応は上記した如き有機溶媒を
、混合して得られる混合溶媒中でも行なうことができる
。更に、上記の如き好ましい有機溶媒を、他の非プロト
ン性(中性)有機溶媒、例えば芳香族、脂環式もしくは
脂肪族炭化水素、またはそれらの塩素化誘導体(例えば
、ベンゼン、トルエン、キシレン類、シクロヘキサン、
ペンタン、ヘキサン、石油エーテル、塩化メチレン等)
、またはジオキサン等で希釈したものを用いることもで
きる。
上記溶媒のうち、N−メチルピロリドン、N。
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトア
ミド、N、N−ジメチルスルホキシド、シクロペンタノ
ン及びγ−ブチロラクトンが溶解性の面から特に好まし
い。
次に反応方法について説明する。前記式(Vl)で示さ
れるテトラカルボン酸二無水物を80モル%以上含むテ
トラカルボン酸二無水物と前記式(■)で示されるジア
ミンを80モル%以上含むジアミン及び全原料化合物中
0〜10モル%の前記アミノシランを前記反応溶媒中で
反応を行なう。
またテトラカルボン酸二無水物の合計量とアミンの合計
量がほぼ等モルになるようにする。しがしどちらかが1
0モル%以内において過剰になることはさしつかえない
反応溶媒は、これと添加した原料の合計量を基準として
、50重量%以上使用するのがよい。これ未満の溶媒量
では攪拌が困難な場合があり、好ましくない。反応は通
常行なわれるポリイミド前駆体の合成法なら如何なる方
法でもよいが、前記原料を溶媒中で一括して、又は分割
して反応器に供給し0〜100℃の温度で数時間乃至数
十時間待なうのが一般的である。この様にして得られた
ポリイミド前駆体を溶媒の存在下110〜200℃数分
乃至数十時間加熱することにより、脱水反応を行ない、
本発明の可溶性ポリイミドを得ることができる。このポ
リイミドのイミド化率は80%以上であるのが望ましい
。この反応の際には、水を系外に除くことにより、イミ
ド化反応の完結を早めることができる。あるいはポリイ
ミド前駆体溶液に無水酢酸等の脱水剤及び/又はピリジ
ン或いはイソキノリン等の公知のイミド化促進剤を混合
することによって100℃以下の比較的低温でイミド化
を行なうことができる。これらの脱水剤及びイミド化促
進剤はポリアミド酸中のカルボン酸の1/10モル位の
添加でもある程度の効果はあるが、好ましくは等モル以
上が望ましい。
本発明のポリイミド前駆体の平均分子量は前記一定条件
下でflF+定した対数粘度数が0.1〜5dN/gの
範囲のものがよい。
本発明において前記対数粘度数(η  )とは、nh 前記測定条件により定義された通りのものであるが、更
に詳述すれば In  η/η0 I・h″″   0 (ここにηはウベローデ粘度計を使用し、重合溶媒と同
−組成の溶媒中の濃度0.5g/dRのものを温度30
±0.01℃で測定した値であり、η。はウベローデ粘
度計を使用し、同温度における同溶媒の測定値であり、
Cは濃度0.5g/iである。) 次に本発明の可溶性ポリイミドの使用方法について説明
する。本発明のポリイミドは殆んどの場合、溶媒に溶解
した溶液の状態で使用されるから、反応溶液をそのまま
又は濃縮し、もしくは溶媒で希釈して使用するのがよい
。希釈溶媒としては反応溶媒と同じものを使用すること
ができる。
本発明の可溶性ポリイミドを含む溶液から、ポリイミド
硬化膜を形成させる場合、公知のどのような方法で行っ
てもよい。例えばガラス板、銅板、アルミニウム板或い
はシリコンウェハー等の基板上に本発明の可溶性ポリイ
ミドを含む溶液を塗布した後、100〜450℃の温度
で焼成することにより、硬化膜を得ることができる。し
かしながら本発明の可溶性ポリイミドは既にイミド化さ
れたポリマーであるため、溶液中の溶媒を揮散せしめる
だけでよく、100〜250℃の比較的低温で数分〜数
時間焼成を行なうことにより、硬化膜を得ることができ
る。この場合、塗布方法は如何なる方法でもよいが、通
常スピンコード法、印刷法、ディッピング法及びロール
コータ−法などから選択される。
本発明の可溶性ポリイミドの用途としてはカラーフ“イ
ルター基材及びその保護膜等のカラーフィルター関連材
料が特に好ましい。
カラー液晶表示セル、あるいは撮像素子用として使われ
るカラーフィルターは通常ゼラチンあるいはアクリル樹
脂系材料が使われており、その耐熱温度は200℃位と
言われている。しかし、前述した様に通常のポリイミド
の場合、イミド化を完結させるためには250〜450
℃の焼成温度が必要であるため、この様な用途には好ま
しくない。本発明の可溶性ポリイミドは、低温焼成が可
能であるため、カラーフィルター上に塗膜を形成せしめ
ることは容易である。さらに本発明におけるポリイミド
硬化膜は可視光線の透過性が良い。
即ち、高透明性であるためにカラーフィルター保護膜と
して好適に使用されるとともに、本発明の可溶性ポリイ
ミド溶液に有機顔料又は染料を分散又は溶解させること
により、カラーフィルター用の着色ペーストを容易に得
ることができる。この着色ペーストを前記塗布方法のい
ずれかにより基板に塗布し、これを焼成することにより
カラーフイルターを得ることができる。顔料としては例
えば赤色キナクリドンレッド、緑色フタロシアニングリ
ーン、青色フタロシアニンブルー等を使用することがで
きる。顔料又は染料の添加比率はポリマーの10〜20
0重量%、好ましくは20〜100重量%である。
本発明のカラーフィルター基材も保護膜同様、カラー液
晶表示装置用あるいは撮像素子用として使用することが
できる。本発明の可溶性ポリイミドから得られた硬化膜
は耐熱性、機械的特性及び電気特性に優れており、半導
体用の各種保護膜、平坦化膜、絶縁膜あるいは液晶用配
向膜等の用途にも好適に使用することができる。
〔実施例〕
以下、参考例、実施例及び比較例によって本発明をさら
に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によっ
て限定されるものではないことは勿論である。ポリイミ
ドの透明性は、品性製作所製分光光度計UV−210A
を用い、石英ガラス上に塗布し、焼成した物について測
定した。
参考例1 (テトラカルボン酸二無水物の合成) 10J7内部照射型ガラス容器に無水マレイン酸467
g (4,76モル)とシトラコン酸無水物534g(
4,76モル)及び酢酸エチル8gを仕込み、窒素ガス
を溶液中に吹き込み、攪拌を行ないながら、反応液を5
〜10℃に保ちなから4KW高圧水銀灯で48時間照射
した。この反応液から溶媒を留去し、残渣にトルエン2
Ωを加え、未反応物を溶解させた後、不溶のアルキル置
換シクロブタンテトラカルボン酸二無水物を含む組成物
を濾過し、これをトルエン1gで3回洗浄し、減圧下に
乾燥し、白色粉末663gを得た。この化合物をH−N
MRスペクトルにより分析した結果、1分子当り平均1
.16個のメチル基を含むことが確認された。
参考例2〜4、比較参考例1 原料の酸無水物を変えた以外は参考例1と同様に合成し
た。
結果を第1表に示す。
実施例1 攪拌装置、滴下漏斗、温度計、コンデンサーおよび窒素
置換装置を付した1gのフラスコを冷水中に固定した。
フラスコ内を窒素ガスにより置換した後、脱水鯖製した
500gのN−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと
略記する)と、66、l1g (0,278モル)の4
,4′ −ジアミノ−3,3′ −ジメチルジシクロヘ
キシルメタン(以下HMDTと略記する)及び58.8
9g (0,278モル)の参考例1で合成したテトラ
カルボン酸二無水物を添加し、20〜30℃で5時間反
応を行なうことによりポリアミド酸溶液を得た。この溶
液をピリジンと無水酢酸が1:10(モル比)からなる
多量の溶液中に徐々に滴下することにより淡黄色沈殿を
得た。
これをろ別乾燥することにより95.6gの本発明の可
溶性ポリイミド粉末を得た。このポリマーの対数粘度数
は0. 54dD/gであり、赤外線吸収スペクトルに
よるイミド化率は92%であった。このポリマーのKB
r錠剤法により測定しタ赤外線吸収スペクトルを第1図
に示す。
実施例2 実施例1と同様の装置及び方法で500gのN。
N−ジメチルアセトアミド(以下D MA Cと略記す
る)と、45.46g (0,191モル)のHMDT
及び42.78g (0,191モル)の参考例2で合
成したテトラカルボン酸二無水物を添加し、10〜20
℃で10時間反応を行なうことに″より、ポリアミド酸
溶液を得た。この溶液をピリジンと無水酢酸が1:20
(モル比)からなる多量の溶液中に徐々に滴下すること
により、淡黄色沈殿を得た。これをろ別乾燥することに
より、69.5gの本発明の可溶性ポリイミド粉末を得
た。このポリマーの対数粘度数は1. 16D/gてあ
り、赤外線吸収スペクトルによるイミド化率は85%で
あった。
実施例3 実施例1と同様の装置及び方法で500gのNMPと4
5.64g (0,179モル)の参考例3で合成した
テトラカルボン酸二無水物及び4.2.60g (0,
179モル)のHMDTを添加し、30〜40℃で5時
間反応を行なうことにより、ポリアミド酸溶液を得た。
この溶液を130〜140℃の温度で3時間、生成する
水を系外に除きつつ反応を行なった。得られたポリイミ
ド溶液を多量の水中に添加することにより、析出した淡
黄色沈殿をろ別、乾燥した結果、対数粘度数が0.33
d、lJ/gで、赤外線吸収スペクトルによるイミド化
率が95%である本発明の可溶性ポリイミド粉末67.
2gが得られた。
実施例4 実施例1と同様の装置及び方法で500gのNMPと5
2.12g (0,219モル)のHMDT及び6.0
4g (0,0243モル)の3.3′ −ジアミノジ
フェニルスルホンを溶解させた後、50.62g (0
,243モル)の参考例4で合成したテトラカルボン酸
二無水物を添加し、20〜30℃で7時間反応を行なう
ことにより、ポリアミド酸溶液を得た。この溶液を12
0〜130℃の温度で5時間、生成する水を系外に除き
つつ、反応を行なった。得られたポリイミド溶液を多量
の水中に添加することにより、析出した淡黄色沈殿をろ
別、乾燥した結果、対数粘度数が0.42(3(1/g
で、イミド化率が92%である本発明の可溶性ポリイミ
ド粉末86.7gが得られた。
実施例5 実施例1と同様の装置及び方法で500gのDMAC,
54,95g (0,231モル)のHMDT、46.
55g (0,208モル)の参考例2で合成したテト
ラカルボン酸二無水物及び8.27.(0,0231モ
ル)のジフェニルスルホン−3,3’ 、4.4’  
−テトラカルボン酸二無水物を添加し、30〜40℃で
5時間反応を行なうことにより、ポリアミド酸溶液を得
た。この溶液をイソキノリンと無水酢酸が1. : 1
0 (モル比)からなる多量の溶液中に徐々に滴下する
ことにより、淡黄色沈殿を得た。これをろ別乾燥するこ
とにより89.ogの本発明の可溶性ポリイミド粉末を
得た。このポリマーの対数粘度数は0.79dD/gで
あり、赤外線吸収スペクトルによるイミド化率は89%
であった。
実施例6 実施例]と同様の装置及び方法で500gのNMP、4
5.33g (0,202モル)の4.4′−ジアミノ
−3,3′ −ジメチルジシクロヘキシル及び42.9
1g (0,202モル)の参考例1で合成したテトラ
カルボン酸二無水物を添加し、30〜40℃で5時間反
応を行なうことによりポリアミド酸溶液を得た。この溶
液に50gのイソキノリン及び100gの無水酢酸を添
加し、80〜90℃で5時間反応を行なった後、多量の
水中に投入することにより、淡黄色沈殿を得た。これを
ろ別乾燥することにより、72.4gの本発明の可溶性
ポリイミド粉末を得た。このポリマーの対数粘度数は0
.35dll/gであり、赤外線吸収スペクトルによる
イミド化率は83%であった。
比較例1 実施例1と同様の装置及び方法で500gのNMP、4
8.39g (0,203モル)のHMDT及び39.
85g (0,203モル)の比較参考例1で合成した
テトラカルボン酸二無水物を添加し、20〜30℃で5
時間反応を行なうことにより、ポリアミド酸溶液を得た
。この溶液をピリジンと無水酢酸が1:10(モル比)
からなる多量の溶液中に徐々に滴下することにより淡黄
色沈殿を得た。これをろ別乾燥することにより71.5
srのポリイミド粉末を得た。このポリマーの濃硫酸中
での対数粘度数は0.516B/gであり、赤外線吸収
スペクトルによるイミド化率は90%であった。
比較例2 ジアミンとして43.91g (0,209モル)の4
,4′ −ジアミノジシクロヘキシルメタン及びテトラ
カルボン酸二無水物として44.33g(0,209モ
ル)の参考例1で合成した化合物を用いた以外は比較例
1と同様にポリアミド酸の合成及びイミド化反応を行な
い、濃硫酸中での対数粘度数が0.61dg/gであり
、赤外線吸収スペクトルによるイミド化率が89%であ
るポリイミド粉末73.2gを得た。
溶解性試験 実施例1〜6及び比較例1〜2で合成したポリイミド粉
末の下記溶媒に対する溶解性試験を行なった。いずれの
試験もポリイミド濃度が10%になるように調合し、1
00℃て3時間攪拌を行なった。
試験を行なった溶媒: N−メチル−2−ピロリドン、N、N−ジメチルホルム
アミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメ
チルスルホキシド、シクロペンタノン及びγ−ブチロラ
クトン その結果、実施例1〜6で合成したポリイミドは上記い
ずれの溶媒にも溶解したが、比較例1〜2で合成したポ
リイミドはいずれの溶媒にも不溶であった。
光透過性試験 実施例1〜6で合成したポリイミド粉末を各NMPに溶
解させ、ポリマー濃度20〜30重量%の6種類のワニ
スを調製した。この液を石英ガラス上にスピンコードし
、60℃で30分、ついで150℃で1時間の焼成を行
なった物について、分光光度計により透過率の測定を行
なった結果を第2表に示す。
塗布膜の膜厚は全て10μmである。
第  2  表 実施例7 実施例1で合成したポリイミド粉末をNMPに溶解させ
ることにより得られたポリマー濃度20%の溶液に、こ
の溶液の2%に相当する量の3アミノプロピルトリエト
キシシランを加え、溶液を調製した。この溶液を120
gに粉末状のフタロシアニンブルー25gを添加し、自
動乳鉢により混練することにより青色着色カラーフィル
ター用ワニスを調製した。このワニスを、スピンナーに
より、ガラス板上に塗布した後、窒素雰囲気下60℃で
30分、150℃で1時間焼成することにより、着色カ
ラーフィルターを前記ガラス板上に形成せしめた。目視
によると顔料のフタロシアニンブルーは均一に分散し、
鮮明な青色カラーフィルターが得られた。さらにこのカ
ラーフィルター上に保護膜を形成せしめることを目的に
、顔料を入れない前記溶液を同様に塗布、焼成を行なっ
た。この様にして、カラーフィルター上に透明で滑らか
な表面を有する保護膜を形成せしめた。また2m11角
の切片をセロテープではがすごばん目試験によるガラス
板とカラーフィルター間及びカラーフィルターと保護膜
間の接着性はいずれも良好であった。
実施例8 ガラス板上にアクリル系カラーフィルター材(チッソ銖
製商品名CFP−7215NB)の約1μの膜を形成せ
しめ赤色の染料(日本化薬製21P)で染色したカラー
フィルター上に実施例1て合成したポリイミド粉末をシ
クロペンタノンに溶解させたポリマー濃度15%の溶液
をスピンコードにより塗布し、150℃で1時間加熱す
ることにより、カラーフィルター上に保護膜を形成せし
めた。この膜を観察し、染料が保護膜に移行したかどう
かを調べたところ、膜は透明であり、染料の移行は認め
られなかった。
〔発明の効果〕
本発明のポリイミドは溶媒に対する溶解性が優れている
ため、これを溶媒に溶解し溶液とし基材に塗布すること
ができる。そして、溶媒を揮散させるだけの低い温度で
ポリイミド膜を形成することができ、耐熱性の劣る基板
上にも塗膜を形成できるため、実用上の効果は大きい。
かつ塗膜の透明性に優れるためカラーフィルター基月及
びその保護膜等の材料として好適な材料を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1て合成したポリイミドの赤外線吸収ス
ペクトルのチャートである。1.7700I11−1の
位置にイミド基の吸収が認められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式( I )で示される反復単位を主成分と
    し、溶媒中、温度30±0.01℃、濃度0.5g/d
    lで測定された対数粘度数が0.1〜5dl/gである
    溶媒可溶性ポリイミドであって、後記R^1に於いて、
    後記置換基R^31箇あたりの置換数を1と勘定し、後
    記置換基▲数式、化学式、表等があります▼1箇あたり
    の置換数を2と勘定する として、平均の置換数が0.5〜4であることを特徴と
    するもの。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ただし、式( I )において、R^1は下記式(II)、
    (III)又は(IV)で示される基であり、R^2は後記
    式(V)で示される基である。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) 〔ただし、前記式(II)、(III)、(IV)及び(V)
    に於いて、R^3は各々が独立にメチル基又はエチル基
    であり、R^4、R^5、R^6及びR^7は各々独立
    に水素原子、メチル基又はエチル基であるが、そのうち
    少なくとも1個は水素原子以外の基であり、Xは酸素原
    子、▲数式、化学式、表等があります▼(ただし、Rは
    独立に水素原子、メチル基、エチル基又はトリフロロメ
    チル基である。)、▲数式、化学式、表等があります▼
    又は 結合手のみであり、pは0≦p≦4の整数であり、qは
    独立に2≦q≦10の整数であり、rは0≦r≦2の整
    数であり、tは1〜3の整数である。〕2、下記一般式
    (VI)で示されるテトラカルボン酸二無水物と(VII)
    で示されるジアミンがほぼ等モルになるように溶媒の存
    在下に混合し、温度0〜100℃で反応を行なうことに
    より得られるポリアミド酸を溶媒の存在下110〜20
    0℃に加熱するか、又は公知のイミド化促進剤を混合し
    、常温〜100℃の温度でイミド化することを特徴とす
    る溶媒に可溶性のポリイミドの製造法。 ただしR^1およびR^2は前記と同じ意味を表わし、
    式(VI)で示される化合物の全体でR^1の平均置換数
    が0.5〜4である。 ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) NH_2−R^2−NH_2(VII) 3、請求項1の一般式( I )で示される反復単位を主
    成分とする溶媒に可溶性のポリイミドを含む溶液を基板
    に塗布後100〜250℃に焼成することにより得られ
    る透明性に優れたカラーフィルター用材料。
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