JP2005336244A - 低誘電率、低線熱膨張係数、高透明性、高ガラス転移温度を併せ持つポリイミドとその前駆体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
式(1)
【化1】
(式中、Aは二価の芳香族基であり、その結合様式はパラ結合であり、もしくはAは二価の脂環族基であり、その結合様式は1,4−結合であり、Xは0.1〜1の範囲である。)
で表さることを特徴とするポリイミド前駆体(ポリアミド酸)と、それを閉環反応し、2.7よりも低い誘電率、30ppm/Kよりも低い線熱膨張係数、無着色で高圧水銀灯のi線(365nm)での透過率が80%以上、300℃以上のガラス転移温度および十分な膜靭性を併せ持つポリイミド膜。
Description
「ポリマー(Polymer)」,28巻,1987年,p.2282−2288 「マクロモレキュール(Macromolecules)」,29巻,1996年,p.7897−7909 「マクロモレキュール(Macromolecules)」,24巻,1991年,p.5001−5005 「ハイパフォーマンスポリマー(High Performance Polymers)」,15巻,2003年,p.47−64 「マクロモレキュール(Macromolecules)」,32巻,1999年,p.4933−4939 「リアクティブアンドファンクショナルポリマー(Reactive and Functional Polymers)」,30巻,1996年,p.61−69
で表されるポリイミド膜が上記の要求特性を満たすことを見出し、本発明を完成するに至った。
式(3)に示す1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物では立体構造の異なる2つの異性体即ち、式(5)に示すanti型と式(6)に示すsyn型が存在する。
で表されるポリアミド酸共重合体の組成Xは0.1〜1の範囲であることが好ましく、特に好ましくはX=0.5〜1の範囲であると、塩形成により重合が妨害される恐れがない。
で表されるテトラカルボン酸二無水物以外の酸二無水物成分を部分的に使用しても差し支えない。共重合酸二無水物成分としては特に限定されないが、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物2,2’−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン酸二無水物、2,2’−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物等が挙げられる。共重合成分としてこれらを単独あるいは2種類以上用いてもよい。
<固有粘度>
0.5重量%のポリイミド前駆体溶液を、オストワルド粘度計を用いて30℃で測定した。
<ガラス転移温度>
動的粘弾性測定により、周波数0.1Hz、昇温速度5℃/分における損失ピークから求めた。
<5%重量減少温度>
ポリイミド膜の熱重量変化を測定し、重量が5%減少した温度を求めた。
<線熱膨張係数>
熱機械分析により、荷重0.5g/膜厚1μm、昇温速度5℃/分における試験片の伸びより、100〜200℃の範囲での平均値として線熱膨張係数を求めた。
<カットオフ波長(透明性)>
分光光度計により200nmから900nmの可視・紫外線透過率を測定した。透過率が0.5%以下となる波長(カットオフ波長)を透明性の指標とした。カットオフ波長が短い程、透明性が良好であることを意味する。
<複屈折>
ポリイミド膜に平行な方向(nin)と垂直な方向(nout)の屈折率をアッベ屈折計(ナトリウムランプ使用、波長589nm)で測定し、これらの屈折率の差から複屈折(Δn=nin−nout)を求めた。
<誘電率>
ポリイミド膜の平均屈折率〔nav=(2nin+nout)/3〕に基づいて、次式により1MHzにおける誘電率(ε)を算出した。ε=1.1×nav2
(実施例1)
[1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物の合成]
パイレックス(登録商標)ガラス製3口フラスコ中、シトラコン酸無水物20mLを1,4−ジオキサン150mLに溶解し、これにベンゾフェノン3.79gを溶かした。窒素バブリングをしながらこの反応溶液を攪拌下10℃で高圧水銀灯にて18時間光照射し、白色沈澱を得た。これを濾別後、ジオキサンでよく洗浄し、120℃で24時間真空乾燥した。収率は約10%であった。赤外吸収スペクトル(図1)より目的の脂環式テトラカルボン酸二無水物が得られたことが確認された。
(実施例2)
[ポリイミド前駆体の重合およびポリイミド膜特性の評価]
よく乾燥した攪拌機付密閉反応容器中に2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン5mmol(1.6012g)をモレキュラーシーブス4Aで十分に脱水したN,N−ジメチルアセトアミド15mLに溶解した後、実施例1と同様にして得られた1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物粉末5mmol(1.1208g)徐々に加えた。室温で48時間撹拌し透明、均一で粘稠なポリイミド前駆体溶液を得た。このポリイミド前駆体溶液は室温および−20℃で一ヶ月間放置しても沈澱、ゲル化は全く起こらず、極めて高い溶液貯蔵安定を示した。N,N−ジメチルアセトアミド中、30℃で測定したポリイミド前駆体の固有粘度は0.864dL/gであった。この重合溶液をガラス基板に塗布し、60℃、2時間で乾燥して膜厚20μmの全く無着色で靭性のあるポリイミド前駆体膜を得た。カットオフ波長は304nm、高圧水銀灯のi線の波長(365nm)での透過率は87.6%と、極めて高い透明性が示された。このポリイミド前駆体膜を基板上で真空中330℃で2時間、熱イミド化を行い、残留応力を除くため基板から剥がして更に340℃で30分間熱処理を行って、膜厚15μmの透明で靭性のあるポリイミド膜を得た。ポリイミド膜の物性は以下の通りである。平均屈折率から見積もられた誘電率は2.59と極めて低誘電率であった。また熱機械分析により測定された線熱膨張係数は28ppm/Kと、低い値が得られた。これは複屈折値(Δn=0.050)から判断して、実際にポリイミド鎖がある程度面内配向している事実に起因している。動的粘弾性測定から得られたガラス転移点は341℃であった。このように本ポリイミド膜は低誘電率・低熱膨張・高ガラス転移温度を満足している。ガラス転移温度以上での貯蔵弾性率の低下は非常に小さく、熱可塑性は殆どないことがわかった。5%重量減少温度は窒素中で434℃、空気中で423℃であり、十分高い熱安定性を示した。カットオフ波長は284nm、高圧水銀灯のi線の波長(365nm)での透過率は81.4%と、極めて高い透明性が示された。得られたポリイミド前駆体膜およびポリイミド膜の赤外線吸収スペクトル(透過モード)を図2、図3にそれぞれ示す。
(実施例3)
よく乾燥した攪拌機付密閉反応容器中にトランス−1,4−ジアミノシクロヘキサン5mmol(0.5710g)をモレキュラーシーブス4Aで十分に脱水したN,N−ジメチルアセトアミド10mLに溶解した後、実施例1と同様にして得られた1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物粉末5mmol(1.1208g)徐々に加えた。最初に塩が生成したが、塩はそれほど強固ではなく、攪拌により徐々に溶解して、24時間撹拌後、透明、均一で粘稠なポリイミド前駆体溶液を得た。このポリイミド前駆体溶液は室温および−20℃で一ヶ月間放置しても沈澱、ゲル化は全く起こらず、極めて高い溶液貯蔵安定を示した。N,N−ジメチルアセトアミド中、30℃で測定したポリイミド前駆体の固有粘度は1.14dL/gであった。この重合溶液をガラス基板に塗布し、60℃、2時間で乾燥して膜厚20μmの全く無着色で靭性のあるポリイミド前駆体膜を得た。カットオフ波長は222nm、高圧水銀灯のi線の波長(365nm)での透過率は89.7%と、極めて高い透明性が示された。このポリイミド前駆体膜を基板上で真空中250℃2時間、次いで300℃3時間熱イミド化し、残留応力を除くため基板から剥がして更に310℃で30分間熱処理を行って、膜厚15μmの透明で靭性のあるポリイミド膜を得た。ポリイミド膜の物性は以下の通りである。平均屈折率から見積もられた誘電率は2.61と極めて低誘電率であった。また熱機械分析により測定された線熱膨張係数は40ppm/Kと、比較的低熱膨張であった。動的粘弾性測定から得られたガラス転移点は360℃であった。ガラス転移温度以上での貯蔵弾性率の低下は非常に小さく、熱可塑性は殆どないことがわかった。5%重量減少温度は窒素中で428℃、空気中で377℃であり、全脂肪族ポリイミドとしては比較的高い熱安定性を示した。カットオフ波長は262nm、高圧水銀灯のi線の波長(365nm)での透過率は80.0%と、極めて高い透明性が示された。得られたポリイミド前駆体膜およびポリイミド膜の赤外線吸収スペクトル(透過モード)を図4、図5にそれぞれ示す。
(実施例4)
よく乾燥した攪拌機付密閉反応容器中に2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン5mmol(1.6012g)をモレキュラーシーブス4Aで十分に脱水したN,N−ジメチルアセトアミド6mLに溶解した後、実施例1と同様にして得られた1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物粉末2.5mmolおよび1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物粉末2.5mmolを徐々に添加した。15時間攪拌後、N,N−ジメチルアセトアミド10mLを追加し、10時間撹拌後、透明、均一で粘稠なポリイミド前駆体溶液が得られた。このポリイミド前駆体溶液は室温および−20℃で一ヶ月間放置しても沈澱、ゲル化は全く起こらず、極めて高い溶液貯蔵安定を示した。N,N−ジメチルアセトアミド中、30℃で測定したポリイミド前駆体の固有粘度は1.25dL/gであった。この重合溶液をガラス基板に塗布し、60℃、2時間で乾燥して膜厚20μmの全く無着色で靭性のあるポリイミド前駆体膜を得た。カットオフ波長は306nm、高圧水銀灯のi線の波長(365nm)での透過率は88.1%と、極めて高い透明性が示された。このポリイミド前駆体膜を基板上で真空中330℃で2時間、熱イミド化を行い、残留応力を除くため基板から剥がして更に340℃で10分間熱処理を行って、膜厚15μmの透明で靭性のあるポリイミド膜を得た。ポリイミド膜の物性は以下の通りである。平均屈折率から見積もられた誘電率は2.60と極めて低誘電率であった。また熱機械分析により測定された線熱膨張係数は25ppm/Kと、比較的低熱膨張であった。これは複屈折値(Δn=0.045)から判断して、実際にポリイミド鎖がある程度面内配向している事実に起因している。動的粘弾性測定から得られたガラス転移点は346℃であった。このように本ポリイミド膜は低誘電率・低熱膨張・高ガラス転移温度を満足している。ガラス転移温度以上での貯蔵弾性率の低下は非常に小さく、熱可塑性は殆どないことがわかった。5%重量減少温度は窒素中で437℃、空気中で418℃であり、十分高い熱安定性を示した。またカットオフ波長は290nm、高圧水銀灯のi線の波長(365nm)での透過率は76.4%と、極めて高い透明性が示された。得られたポリイミド前駆体膜およびポリイミド膜の赤外線吸収スペクトル(透過モード)を図6、図7にそれぞれ示す。
(実施例5)
よく乾燥した攪拌機付密閉反応容器中にトランス−1,4−ジアミノシクロヘキサン5mmol(0.5710g)をモレキュラーシーブス4Aで十分に脱水したN,N−ジメチルアセトアミド16mLに溶解した後、実施例1と同様にして得られた1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物粉末2.5mmolを徐々に加えた。最初に塩形成が見られ反応溶液は白濁したが、1時間攪拌後、続いて1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物粉末を徐々に添加して室温で攪拌し続けると、塩が徐々に溶解し、48時間撹拌後、透明、均一で粘稠なポリイミド前駆体溶液を得た。このポリイミド前駆体溶液は室温および−20℃で一ヶ月間放置しても沈澱、ゲル化は全く起こらず、極めて高い溶液貯蔵安定を示した。N,N−ジメチルアセトアミド中、30℃で測定したポリイミド前駆体の固有粘度は1.99dL/gであった。この重合溶液をガラス基板に塗布し、60℃、2時間で乾燥して膜厚20μmの全く無着色で靭性のあるポリイミド前駆体膜を得た。カットオフ波長は224nm、高圧水銀灯のi線の波長(365nm)での透過率は87.9%と、極めて高い透明性が示された。このポリイミド前駆体膜を基板上で真空中250℃で2時間、次いで300℃で3時間熱イミド化を行い、更に残留応力を除くため基板から剥がして更に310℃で30分間熱処理を行って、膜厚15μmの透明で靭性のあるポリイミド膜を得た。ポリイミド膜の物性は以下の通りである。平均屈折率から見積もられた誘電率は2.61と極めて低誘電率であった。また熱機械分析により測定された線熱膨張係数は39.9ppm/Kと、比較的低熱膨張であった。動的粘弾性測定から得られたガラス転移点は376℃であった。ガラス転移温度以上での貯蔵弾性率の低下は非常に小さく、熱可塑性は殆どないことがわかった。5%重量減少温度は窒素中で420℃、空気中で371℃であり、全脂肪族ポリイミドとしては比較的高い熱安定性を示した。カットオフ波長は264nm、高圧水銀灯のi線の波長(365nm)での透過率は84.2%と、極めて高い透明性が示された。得られたポリイミド前駆体膜およびポリイミド膜の赤外線吸収スペクトル(透過モード)を図8、図9にそれぞれ示す。
(比較例1)
よく乾燥した攪拌機付密閉反応容器中にトランス−1,4−ジアミノシクロヘキサン5mmol(0.5710g)を入れ、モレキュラーシーブス4Aで十分に脱水したN,N−ジメチルアセトアミド15mLに溶解した。この溶液に1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物粉末5mmol(0.9806g)を徐々に加え室温で撹拌した。しかし、重合初期に強固な塩が形成され、室温で数週間〜1ヶ月間攪拌を継続しても、重合が全く進行しなかった。重合溶媒としてN,N−ジメチルアセトアミドの他にN,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホオキシド、γ-ブチロラクトン、ジグライム、m−クレゾール、ヘキサメチルホスホルアミド、ヘキサメチルホスホルアミド/N,N−ジメチルアセトアミド混合溶媒、ヘキサメチルホスホルアミド/N−メチル−2−ピロリドン混合溶媒、テトラヒドロフラン/メタノール混合溶媒を用いて重合を試みたが、あらゆる溶媒系で全く重合は進行しなかった。またこれらの溶媒系で溶質濃度1〜15重量%の濃度範囲、室温〜150℃の温度範囲で重合反応を試みたが、同様に全く重合しなかった。更に、ピリジンやトリエチルアミンのような三級アミンあるいはリチウムクロライドのような無機塩類も用いたがこれらの添加効果は全く見られず重合は全く進行しなかった。
Claims (6)
- 式(1)で表さることを特徴とするポリイミド前駆体(ポリアミド酸)。
(式中、Aは二価の芳香族基であり、その結合様式はパラ結合であり、もしくはAは二価の脂環族基であり、その結合様式は1,4−結合であり、Xは0.1〜1の範囲である。) - 式(1)中、構造単位Aが
で表される二価の芳香族基あるいは脂環基より選択されてなる、ポリイミド前駆体とその有機溶媒溶液。但し、構造単位Aがシクロヘキサン基の場合、その立体構造は椅子型トランス配置である、請求項1に記載のポリイミド前駆体(ポリアミド酸) - 固有粘度が0.1dL/g以上である、式(1)で表される請求項1又は2に記載のポリイミド前駆体。
- 式(2)で表されることを特徴とするポリイミド、
(式中、Aは二価の芳香族基であり、その結合様式はパラ結合であり、もしくはAは二価の脂環族基であり、その結合様式は1,4−結合であり、Xは0.1〜1の範囲である。) - 式(2)中、構造単位Aが
で表される二価の芳香族基あるいは脂環基より選択されてなる、ポリイミド。但し、構造単位Aがシクロヘキサン基の場合、その立体構造は椅子型トランス配置である。 - 請求項1〜3に記載のポリイミド前駆体の有機溶媒溶液を基板上に塗布・乾燥してポリイミド前駆体フィルムを製膜した後、これを加熱脱水環化反応させるか、もしくは脱水閉環試薬を用いて得られる式(2)
(式中、Aは二価の芳香族基であり、その結合様式はパラ結合であり、もしくはAは二価の脂環族基であり、その結合様式は1,4−結合であり、Xは0.1〜1の範囲である。)
のポリイミドであって、且つ2.7よりも低い誘電率、30ppm/Kよりも低い線熱膨張係数、無着色で高圧水銀灯のi線(365nm)での透過率が80%以上、300℃以上のガラス転移温度および十分な膜靭性を併せ持つポリイミド膜の製造方法。
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