JPH0397824A - マグネシウム合金の製造方法及び該方法により得られる合金 - Google Patents

マグネシウム合金の製造方法及び該方法により得られる合金

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JPH0397824A
JPH0397824A JP2224165A JP22416590A JPH0397824A JP H0397824 A JPH0397824 A JP H0397824A JP 2224165 A JP2224165 A JP 2224165A JP 22416590 A JP22416590 A JP 22416590A JP H0397824 A JPH0397824 A JP H0397824A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産匙圭力一捗貝遣−L 本発明は改良された機械的特性(290MPaよりも高
い破壊強さ、一般に少なくとも5%の破壊伸び)と改良
された耐食性とを有するマグネシウム合金の経済的製造
方法、及び該方法により得られる合金に係る。
焼鈍し処理により1;}られるマグネシウムをベースと
する市販の合金(SえばASTM規格による^Z 9 
2 ,=H、または仏国jfJ.格NF八〇2−003
によるGA9型)の機械的特性を改良することが検討さ
れた。機械的待+1を改良するためには、合金を溶融さ
せ、例えば十分冷却したドラム上に溶融合金を流下する
ことにより非常に迅速に冷却し、その後例えば押L出j
一により圧畜化(consolidation,強化)
する段階を含む迅速凝固l法を使用することが知られて
いる。
この型の方法は特に大規模で実施ずるには困薙月つKi
5tてあり、合金が高価になる。
慣用鋳造、押し出し及び場合により焼鈍しにより74ら
れるジルコニウムを含有するZK60(ASTMj32
格)型の今金を使用することにより良好な機械的特性を
得ることも知られているが、このような元素を使用する
とやはり費用がかかる。
従来方法に鑑みて、本発明者らはより簡単で、したがっ
てより経済的であり、慣用鋳造により得られるマグネシ
ウノ・をベースとする合金の特性(特に機械的特性及び
耐食性)を明白に改良することが可能な手段又は方法を
使用できるように鋭意研究した。
允一明プV.....a 以七の事実に鑑み、本発明者らは改良された機械的特性
(持に290HPa以上、より望ましくは少なくとら3
30MPaの破壊強さと、少なくとら52≦の破壊伸び
や非常に良好な耐食性とをR偏した特性冫を71−する
マグネシウムをベースとする合金の経済的製造方法を実
現するべく研究した。
本発明の方法は、Al2〜9重ji, % .Zn O
− 4重量?≦、Mn0〜1重量%、Ca 0.5〜5
重量?≦、赤土類0へ,4重量?。、主不純物としてS
i<0.6重量%、C u < 0 . 2 ffi 
’1 %、Fe<0.1重11 %、Ni < 0.0
1!!X Ji: %、残ぷはマグネシウムの組戊を有
するインゴ・ントを?霧によ材密集的な堆積(一般に”
Spraydeposition”として知られる方法
)にまり形或ずる段階と、該インゴットを200〜35
0゜Cの熱間変形るこより圧密化処理ずる段階とを含む
ことを持tnとする。
本発明の別の目的は、本発明の方法により得られるh金
を提供することであり、該合金は3〜25μCの粒径の
マグネシウムの均質マ)・リクスと、拉界に優先的に析
出した5−B未満の粒径のNg.■Al1,、Al2c
a, MH一希土類、Al一希土類型の金属間化e 1
”Uの粒子とから構成さhることを特徴とする。この横
逍は24時間350℃に維持した後も不変である。
&期α説祖一 本発明によると,会金は常にカルシウムとアルミニウム
を3有する。
これらの2元素の各々は固体状態でマグネシウノ4に比
較的可溶性である。一方、合金中にこれらの元素が同時
に存在すると一般に粒界及びマI・リクス中に金属間化
合物八l zcaが析出し、この析出は上記特性の改良
に関与する。
Al5〜9%、Zn  0〜3%、M.0〜1%、Ca
0.5〜52ご、希土類0〜4%の組成を有する合金は
、一般に腐食を阻止するために好適であり、特に合金が
希土類を含まないと有利である。
一一方、Al 5〜9%、Zn(1−3%、Hn  O
−0.6%、Ca 1〜5%、希土類0〜3%の組成を
使用すると、金属間化合物Al2Ca(硬化剤)の析出
量を増加するために十分なCaの存在により、a械的特
性を増加することができる。
後掲のTRは希土類を表し、特にNd.Ce、La, 
Pr、ミッシュメタル(M8)、及びYを意味する.こ
れらの元素の混合物を使用することもできる。
本発明の方法は、^r,He又はN2のような中性ガス
を使用して溶融合金を高圧下に微細な液滴状で噴霧〈溶
射〉し、次に、一般に固体の合金、又は他の任意の金属
(例えばステンレス)から形成される冷却基板上に該液
滴を送り、該基板上に′a集させ、閉じた小さい細孔を
なお含むが密集且つ密着性の堆積層を形成する。得られ
たインゴットは制御された形状を有するビレット、管、
プレート等の形態である。この型の操作は一般に「噴霧
堆積(SprayDepos i L ion) Jと
して知られテイル。
この方法は中性ガスによる溶融合金の噴流の噴霧を使用
するにも拘わらず、ロール又はドラムによる急冷法とも
、慣用アトマイゼーション法とも非常に異なる。
この方法は、冷却速度が非常に低い点においてロール急
冷法と異なる。一般に本発明で使用される方法の冷却速
度は10K〜10’K/sec.であり、ロール急冷法
及びアトマイゼーション法では104K〜10’K/s
ec .である。
更に本発明の方法は、金属液滴が冷却基板又は形成中の
ビレットに到達するときに、一部しか凝固しないという
事実において慣用アトマイゼーション法と異なる。ビレ
ットの表面には溶融金属が残り、それと共に半固体液滴
が凝集する。完全な凝固はその後にしか得られない. 本発明の方法によると凝固速度は、10K/sec .
を著しく下回る慣用製造方法(例えば型成形、慣用鋳造
等)よりも迅速である。
このため、本発明によると、微細粒子等軸構造を有する
密集的固体生成物が塊状で得られる。
こうして得られたインゴットを200〜350℃での点
として、このような合金は優れた機械的特性を維持しな
から350℃に達する高温で加工することができる点が
挙げられる.このような熱安定性は多くの利点があり、
特に本発明により得られる良好な機械的特性を維持しな
から高い押し出し速度、高い押し出し比を利用すること
ができる.場合により、特性を改良するために、圧密化
したインゴットを溶体化とそれに続く焼入れ及び焼戻し
(処FJT6)とにより、又は直接焼戻し(処理T5)
により熱処理することができる.典型的には合金の溶体
化は少なくとも8時間400℃の熱処理により実施され
る。その後、水又は油焼入れし、次いで例えば16時間
200℃で焼き戻しを行い、最大の硬度を得る。
本発明により得られた合金は好ましくは3〜25I11
の粒径を有しており且つ粒界に優先的に析出した金属間
化合物の粒子を含む均質構造を有する。
特筆すべき点として、Caは一般に金属間化合物Al 
2ca、すなわち2種の添加元素の化合物として析出し
、Ca含有量が最低の場合には、Caは一般にM.マト
リクス中に固溶体として極めて少量しか存在せず、Mg
/Ca系中に通常予想される化合物であるMgCa形態
としては観察されない点が挙げられる。
また、上述したように、添加される希土類の種類及び含
有量に応じて、Mgl7Al12、Mg−TR及び/又
は^ITRの存在が認められる。
本発明の方法によると、慣用鋳造による従来技術の合金
で得^れるよりも著しく高い優れたv1械的持性を有し
5て!3り、特に330MPaを越える破壊強さを有す
るマグネシウムをベースとする合金が得られ、更に添加
元素により良好な温度安定性と耐食性の改良がもたらさ
れる。特に、5重景%のNaC l水溶液中で焼入れ後
の本発明のき金で確認された重量損失をtacd(H,
.’cm”7目)で換算すると0.8mcd以下であり
、これにχ・↑し、て慣用の押し出−4金^291ては
2mcdに達し得る。一般に、ll1察される腐食は完
全に均質且つ均一であり、従って、破壊の進みやすいゾ
ーンの原因となり得るビンホールまたは鴇腐食ゾーンの
存在を避けることができる。
更に、本発明の方法は、ばらばらの生或物を扱う必要が
ないのでロール急冷法又はアトマイゼーシ:1>法より
も信頼性に富み珪つ高い生産能を有し、経済的である。
股後に、77>八れる製品は気孔や介在物を形成し得ゐ
酸化!iζや4〈酸化物を含有しない。したがー)で、
冶飲状畔が良好である。すなわち迅速凝固及び2・′又
は粉末冶17法にとり得t)れるffe来のき含に比較
してit jQ IN ff(疲労、靭性、延性〉が改
良されている。
大加−例 rl下、本発明により/fiられる機械的特性及びNa
C l媒7T中力耐食性を実施例により説明する。
′:P.−施..鮮1一 種々の合;’1 ill或を使用L、浴融陸にア/Lゴ
ン叉は辛素を用いて噴霧し、6 0 0 m l6の間
隔でステンL・ス収集基板上に堆積させ、直径150m
mのビレ・ソ1・を形戒した。堆積工程の間600lの
距離を一定に維持し、収集法板を軸の周囲の回転運動で
駆動j2た。アl−マイザは収集基板の回転軸について
揺動する.冷却速度は約102K7sec.てあった。
ガス流量は約3.IN+a’/Ag、液体流鼠は約3〜
4kg/rain.とし、各試験で同一とした。
得られたビレッ■・を次に押し出し比20及びラム進行
速度1mm/sec .で300℃にて押し出しにより
圧密化した。
第1表は{1!゛,れた結果を示す。
尚、TYS(0.2)は0 . 2 %の引っ張り伸び
で測定したσ}伏点を示し、NPa”r表した。
UTSは破壊荷重を表し、HPa ’″C′表した。
eは破壊伸びをルし、?5で表しfS。
腐食は、サンプルを5%NaCl溶液に38間浸漬後に
観察される重量損失をAi/cI027日(mcd)で
表した値と、腐食の外観とを示した。
菫上及 (1)匹朶(まマグネシi ,l、。
(2)これJ“,の例て使用した希Jl類はNdてあら
表中、試験番号1〜5は本発明を示し、試験番号6及び
7は本発明外の結果を示す。
試@6は慣用鋳造及び押し出しにより得られるAZ91
型のき金に係り、試験7は噴霧堆積及び押し出しにより
得られた同一型の合金に係る。これらの合金は、従来技
術に従い押し出し後に最良の機械的特性を与えるとみな
されている(Zrを含有する合金ZK60のような)標
♂’FI用き金であるAZ80に近似することが理解さ
れよう。
本発明の合金は、良好な機械的特性を得るために試@6
及び7の200℃よりも好ましくない300℃の温度で
押し出ししたにも拘わらず、本発明外の合金よりも著し
く優れたfi械的特性を与えることが理解されよう。更
に本発明によると、腐食が均質になると共に、腐食によ
る重量損失を5分の1又は6分の1まで減少することが
でき(試験3)、希土類を使用すると同様に腐食が均質
になると共に、機械的特性を向上できる(試験1、4)
ことが理解されよう。
比較によると、従来合金(試@6)及び噴霧堆積により
得られる市販合金(試@7)は、本発明のどの合金より
も機械的特性及び/又は耐食性(重量損失及び,/又は
外観)が劣ることがわかる。
及龜[ 4種の合金について、破壊荷重UTS ,係数K1。に
よる靭性(所謂ショートバー試験)、耐久限度(107
サイクルの回転曲げ後にサンプルを破壊するために加え
るべき応力)を測定し、耐久比即ち破壊荷重に対する耐
久限度の比を計算した。
最初の2種の合金は本発明により製造したものであり、
第1表の合金3及び4である。第3の合金は従来の^2
80合金である。第4の合金は合金3の組或を有するが
、ロール急冷法により迅速に凝固した後、押し出しによ
り圧密化したものである。
測定結果を下記第2表に示す。
果11( ー耐久比は従未合金又は迅速凝固合金よりも著しく高い
本発明にしたがって製造した合金は次の特徴を有するこ
とが判明した。
一破壊荷重は従来合金以上であるが、迅速凝固により得
られる合金以下である。
靭性は他の2種の製造方法により得られる合金よりも高
い。
一耐久限度は従来合金又は迅速凝固合金よりも一般に優
れ、又は少なくとも同程度である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)改良された機械的特性、特に少なくとも290M
    Paの破壊荷重と少なくとも5%の破壊伸びとを有する
    マグネシウム合金の経済的製造方法であって、Al2〜
    9重量%、Zn0〜4重量%、Mn0〜1重量%、Ca
    0.5〜5重量%、希土類0〜4重量%、主不純物とし
    てSi<0.6重量%、Cu<0.2重量%、Fe<0
    .1重量%、Ni<0.01重量%、残余はマグネシウ
    ムの組成を有するインゴットを噴霧により密集的に堆積
    して形成する段階と、該インゴットを200〜350℃
    での熱間変形により圧密化処理する段階とを含むことを
    特徴とする方法。
  2. (2)重量組成がAl5〜9%、Zn0〜3%、Mn0
    〜1%、Ca0.5〜5%、希土類0〜4%、不純物は
    前記と同一範囲、残余はマグネシウムであることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  3. (3)重量組成がAl5〜9%、Zn0〜3%、Mn0
    〜0.6%、Ca1〜5%、希土類0〜3%、不純物は
    前記と同一範囲、残余はマグネシウムであることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  4. (4)希土類がY、Nd、Ce、La、Pr又はミッシ
    ュメタルから選択されることを特徴とする請求項1から
    3のいずれか一項に記載の方法。
  5. (5)Ar、He、N_2のような中性ガスにより噴霧
    を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項
    に記載の方法。
  6. (6)堆積工程中の冷却速度が10K/sec.〜10
    ^3K/sec.であることを特徴とする請求項1から
    5のいずれか一項に記載の方法。
  7. (7)押し出し、鍛造又は両者の組み合わせにより圧密
    化処理を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれ
    か一項に記載の方法。
  8. (8)機械的特性を更に改良するために、添加元素の溶
    体化とそれに続く焼入れ−焼戻し、又は焼戻しのみから
    成る熱処理を圧密化インゴットに行うことを特徴とする
    請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. (9)3〜25μm、好ましくは5〜15μmの粒径の
    マグネシウムの均質マトリクスと、粒界に優先的に析出
    した5μm未満の粒径のMg_1_7Al_1_2、A
    l_2Ca、Mg−希土類、又はAl−希土類型の金属
    間化合物の粒子とから構成されることを特徴とする請求
    項1から7のいずれか一項に記載の方法により得られる
    合金。
JP2224165A 1989-08-24 1990-08-24 マグネシウム合金の製造方法及び該方法により得られる合金 Granted JPH0397824A (ja)

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