JPH0380642B2 - - Google Patents

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JPH0380642B2
JPH0380642B2 JP61122791A JP12279186A JPH0380642B2 JP H0380642 B2 JPH0380642 B2 JP H0380642B2 JP 61122791 A JP61122791 A JP 61122791A JP 12279186 A JP12279186 A JP 12279186A JP H0380642 B2 JPH0380642 B2 JP H0380642B2
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Japan
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tire
lug
portions
side edge
axial direction
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Takeshi Myakai
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用タイヤに周回されて使用さ
れるタイヤ用滑止具に関する。
(従来の技術) 積雪、氷結した路面を走行する場合、梯子型又
は亀甲型等の多数の網目部を有する非金属製のタ
イヤ滑止具が最近、金属チエーンに代わつて注目
されている。
従来の非金属製タイヤ滑止具としては、特開昭
58−13337号公報(従来例の1)、特公昭58−
49366号公報(従来例の2)等で提案されたもの
がある。
すなわち、従来例の1はプレス型表面に斜交差
状の網目形成用凹溝を穿設し、この凹溝の下部に
合成ゴム等の可塑性被覆材を収容し、次にこの上
に紐状芯材を該凹溝をガイドとして張り廻らして
プレス型内で網目を形成し、更にこの網目の上に
前記可塑性被覆材を充填してプレス成形し、同時
に加硫して形成したものである。
また、従来例の2はプレス型表面に斜交差状の
網目形成用凹溝を穿設し、この凹溝内に、可塑性
被覆材を被覆せしめた紐状芯材を張り廻らして、
プレス型内で網目を形成し、次にこれをプレス成
形で一体に形成したものである。
(発明が解決しようとする課題) 前記被覆材は全体的に網目状であり、接地し且
つ最も駆動力及び制動力を発揮しなければならな
いタイヤ軸方向中央部分がタイヤ周方向に対して
傾斜しているため、充分な制動が得難く、且つこ
の中央部分の被覆材は他の部分と略同一幅であ
り、しかも周方向両端の連結が1本のベルトで行
われているだけで、連結強度が低く、タイヤ軸方
向にずれる可能性があり、耐摩耗性及び耐久性も
低いものである。また、スパイク具を設けること
が困難である。
本発明の第1の目的は、タイヤ軸方向のラグ部
を形成して、このラグ部を両側縁部より広幅にす
ると共に2本の芯材を埋設し、且つ周方向両端の
接続用ラグ部を両側部で連結すると共に中央に空
間を形成することにより、周方向両端の連結を強
化すると共に駆動力及び制動力を増大し、滑止め
作用を向上したタイヤ用滑止具を提供するにあ
る。
本発明の第2の目的は、前記各ラグ部及び接続
用ラグ部にスパイク具を設け、且つ、隣り合うラ
グ部同志でスパイク具をタイヤ軸方向にずらすこ
とにより、より駆動力及び制動力を更に向上した
タイヤ用滑止具を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明における課題解決のための第1の具体的
手段は、タイヤ外周面に周方向に巻付けられる非
金属製帯状被覆材13は、タイヤ軸方向中央に周
方向間隔をおいて配置され且つタイヤ軸方向と略
平行なラグ部14と、ラグ部14間の空間19
と、ラグ部14及び空間19のタイヤ軸方向両側
方の網目状側縁部と、タイヤ周方向両端部でタイ
ヤ軸方向中央から両側端に至る接続用ラグ部23
とを有し、前記ラグ部及び両側端部に、一方の側
縁部からラグ部を通つて他方の側縁部へ至り且つ
この他方の側縁部から他のラグ部を通つて被覆材
13の略全長に張り廻らされる芯材12を複数本
埋設し、前記各ラグ部14及び接続用ラグ部23
は側縁部よりタイヤ周方向幅を広く形成すると共
に2本の芯材12を略平行に埋設し、両接続用ラ
グ部23の両側端及び側縁部にサイドロープ27
及び弾性環27′を掛ける連結具29,30を連
結しているタイヤ用滑止具であつて、 前記両接続用ラグ部23はタイヤ軸方向中央に
前記空間19と略同形状の空間19′が形成され、
且つ両側部23′が互いに近接していて連結具3
0より中央寄りで接続金具26を介して互いに連
結されていることである。
本発明における課題解決のための第2の具体的
手段は、タイヤ外周面に周方向に巻付けられる非
金属製帯状被覆材13は、タイヤ軸方向中央に周
方向間隔をおいて配置され且つタイヤ軸方向と略
平行なラグ部14と、ラグ部14間の空間19
と、ラグ部14及び空間19のタイヤ軸方向両側
方の網目状側縁部と、タイヤ周方向両端部でタイ
ヤ軸方向中央から両側端に至る接続用ラグ部23
とを有し、前記ラグ部及び両側縁部に、一方の側
縁部からラグ部を通つて他方の側縁部へ至り且つ
この他方の側縁部から他のラグ部を通つて被覆材
13の略全長に張り廻らされる芯材12を複数本
埋設し、前記各ラグ部14及び接続用ラグ部23
は側縁部よりタイヤ周方向幅を広く形成すると共
に2本の芯材12を略方向に埋設し、両接続用ラ
グ部23の両側端及び側縁部にサイドロープ27
及び弾性環27′を掛ける連結具29,30を連
結しているタイヤ用滑止具であつて、 前記両接続用ラグ部23はタイヤ軸方向中央に
前記空間19と略同形状の空間19′が形成され、
且つ両側部23′が互いに近接していて連結具3
0より中央寄りで接続金具26を介して互いに連
結されており、前記各ラグ部14及び両接続用ラ
グ部23には1本以上のスパイク具31が設けら
れ、隣り合うラグ部14,23のスパイク具31
はタイヤ軸方向にずれて配置されていることであ
る。
(作用) ラグ部14はタイヤ周方向と直交しているた
め、タイヤ駆動時及び制動時に雪及び路面をよく
とらえて高駆動・制動効果を発揮し、駆動・制動
効果を高くとも広幅に形成されているため、摩耗
に耐え、且つねじれが防止され、その内部に2本
の芯材12が埋設されているため、1本の場合に
比して耐久性が倍増する。
タイヤ周方向両端の接続用ラグ部23は、タイ
ヤ軸方向中央に空間19′を形成していて、他の
ラグ部14と同様に駆動・制動効果を発揮し、そ
の両側部が互いに近接していて連結具30より中
央寄りで接続金具26を介して連結され、連結強
度が高くなつている。
スパイク具31はラグ部14,23を広幅にし
ていることにより設けることが可能になり、また
2本の芯材12が埋設されていることにより、支
持も強固になつており、ラグ部14,23の駆
動・制動効果を更に強化にする。しかもこのスパ
イク具31は隣り合うラグ部14,23のスパイ
ク具31とタイヤ軸方向にずれているので、氷結
路等での被覆材の接地が確保され、従つて駆動・
制動効果も確保される。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳述
する。
第14〜20図において、1はタイヤであり、
トレツド部2、両シヨルダ部3、両サイドウオー
ル部4および両ビード部5を有して断面トロイダ
ル形状とされ、両ビード部5がリム6のビード座
に嵌着されている。7はデイスクを示している。
第14図において、8は展開状態において帯状
とされた滑止具であり、トレツド部2上に位置す
る本体部9、両シヨルダ部3上および両サイドウ
オール部4上にそれぞれ位置する両側縁部10,
11を有している。
滑止具8は、第15図乃至第18図で示す如く
芯材12に弾性を有する非金属材料からなる被覆
材13を被覆して形成されており、芯材12はネ
ツト状に延びている。
芯材12はポリエステル、ナイロン又はレーヨ
ン等の合成繊維や天然繊維で網目状とされ、この
芯材12に被覆される被覆材13は、ゴム、合成
樹脂、その他の弾性を有する非金属材料よりな
り、必要に応じて短繊維(グラスフアイバー等)
を混入したものであつてもよい。なお、芯材12
はゴム被覆コードであつてもよく、いずれにして
も、伸縮性がない(非伸縮性)か、少ないものが
望ましい。
第14図に示す如く、本体部9及び側縁部10
には、タイヤ1の周方向に間隔を有してタイヤ1
の軸方向と略平行な軸方向ラグ部14,15が列
設され、本体部9と側縁部10間には、前記両ラ
グ部14,15に対して斜め方向で連設される斜
め方向ラグ部16が列設されている。
対応する側縁部10,11間には、軸方向ラグ
部15に斜め方向で連設される斜め方向ラグ部1
7が列設され、側縁部11には、各斜め方向ラグ
部17を、隣接する一方の斜め方向ラグ部17と
連結するための斜め方向ラグ部18が列設されて
いる。
上記ラグ部14〜18の列設により、本体部9
及び側縁部10には、六角形(亀甲形)とされた
網目状部分19,20が、側縁部11には略平行
四辺形とされた網目状部分21が周方向(帯長手
方向)に連設状とされている。
即ち、被覆材13はタイヤ軸方向中央に周方向
間隔をおいて配置されたタイヤ軸方向のラグ部1
4と、ラグ部14間の空間19と、ラグ部14及
び空間19のタイヤ軸方向両側方の網目状側縁部
〔側縁部10,11(ラグ部15〜18)〕とを有
している。そしてラグ部14は第14図から明ら
かなように、側縁部10,11を形成するラグ部
15〜18よりタイヤ周方向幅が広く形成され、
両側縁部はタイヤ周方向に切れ目がなく連鎖状に
形成されている。
ところで、各網目状部分19,20,21の外
側角部のなす角A、B、Cは、A<B=Cとされ
て、網目状部分(空間)19のタイヤ1の周方向
への変形可能量は大とされているが、網目状部分
20,21のタイヤ1の周方向への変形可能量は
小とされている。
これにより、滑止具8をタイヤ1にだぶつき無
く容易に装着できると共に、滑止具8のタイヤ1
からの外れを確実に防止できる。
尚、各軸方向ラグ部15と、これに連設される
斜め方向ラグ部17とにより、Y型状部分が構成
されるが、このY型状部分は、タイヤ1の周方向
に関して一つ置きに、他の部分より肉厚な肉厚部
22とされている。
また、前記各ラグ部14〜18の断面形状はタ
イヤ面側が広く、反タイヤ面側が狭い略台形とさ
れている。
23は滑止具8のタイヤ周方向両端部に形成さ
れた一対の接続用ラグ部であり、タイヤ軸方向中
央から両側端に至つており、軸方向ラグ部14を
一体に有して断面台形状とされており、両接続用
ラグ部23は接続金具26で互いに着脱自在に連
結されている。
なお、接続金具26はタイヤ両シヨルダ部に対
応して設けられているが、これはトレツド部に対
応して設けたものでもよい。
27はサイドロープ、27′はゴーム製弾性環
で、第20図で示す如く、夫々、リム6の外側方
と内側方に配設されて、サイドロープ27の端部
同士、弾性環27′端部同士は、夫々、第14図
で示す接続具28で分離自在に接続されている。
そして、このサイドロープ27及び弾性環2
7′と、各側縁部11の網目状部分21及び接続
用ラグ部23とが、連結具29,30で連結され
ることにより、滑止具8はタイヤ1に装着され
る。
前記両接続用ラグ部23は対称形状であり、タ
イヤ軸方向中央に前記空間19と略同形状(中央
がストレートで、両側へ先細り形状)の空間(網
目状部分)19′が形成され、その両側部23′が
互いに近接していて連結具30の連結位置より中
央寄りで接続金具26を介して互いに連結されて
いる。
従つて、両接続用ラグ部23は、全長が近接し
て空間19′がない場合に比して、空間19′があ
る場合は、ラグ部14及び空間19の部分と同様
な駆動・制動効果が得られることになり、タイヤ
回転によるラグ部の接地間隔が均一になるので、
滑止め作用も全周略均一になる。また、両接続用
ラグ部23はラグ部16の角Aに対応する角を有
して、タイヤ周方向だけでなくタイヤ軸方向への
伸縮変形を許容することになり、全長が平行で離
れて連結している場合に比して、両側部23′で
近接して接続金具26で連結するほうが、両接続
用ラグ部23がタイヤ軸方向にずれたりするのを
防止できると共に接地面に対する横すべりも防止
できる。更に、接続金具26は連結具30の位置
に設ける場合に比して、中央寄りに設けるほうが
連結強度が高くなると共に前記ずれ防止も効果的
にできる。
第16図乃至第18図において、31はスパイ
ク具で、各軸方向ラグ部14及び接続用ラグ部2
3の両端部や軸方向ラグ部15の内側端部側等に
挿着されており、胴部32と、一対のフランジ部
33と、スパイク部34等を有する。
各ラグ部14,23に設けられたスパイク具3
1は、隣り合うラグ部14のスパイク具31とタ
イヤ軸方向にずれて配置されている。
ところで、前記滑止具8は以下のようにして製
造される。
即ち、第1図において、35は成形台であり、
前述した六角形状とされた各網目状部分19,2
0,21等を成形するための係合部36を有して
いる。
係合部36は、各軸方向ラグ部14,15と対
応する係合部36A,36B、斜め方向ラグ部1
6,17,18と対応する係合部36C,36
D,36E及び接続用ラグ部23と対応する係合
部36Fを溝構造として有してなり、芯材12に
未加硫の被覆材13を被覆して成る紐状は棒状の
6本のネツト構成素材37が各係合部36A〜3
6Fに挿入されて、係合部36の幅方向両端部間
を往復せしめられ乍ら、その長手方向にジグザグ
状に張り廻されることで、滑止具8の各網目状部
分19,20,21と対応する多数の網目部3
8,39,40を有するネツト41が予じめ成形
台35上で作成される。
従つて、滑止具8における芯材12の配置は、
一方の側縁部からラグ部14を通つて他方の側縁
部へ至り、この他方の側縁部から他のラグ部14
を通つて一方の側縁部の別位置へ至るということ
を繰返して、被覆材13の略全長に張り廻される
ことになり、タイヤ周方向の一部分をとつてみれ
ば、常に複数本の芯材12が埋設されていること
になり、特にラグ部14,23においては、2本
の芯材12がラグ部14,23と略平行に埋設さ
れている。
尚、ネツト構成素材37がどのように配設され
るかを分かり易すくするために、第1図におい
て、一のネツト構成素材37を太線で示した。
尚、下記で説明する第8図、第21図及び第22
図においても同様である。
又、上記のように、ネツト構成素材37を張り
廻らすに当つては、第2図に示す如く2本のネツ
ト構成素材37をひとつの溝に嵌め込んで張り廻
らせても、第3図の如く2本のネツト構成素材3
7のそれぞれを溝に嵌め込んで張り廻らせても、
更には、例えば第1図で示す符号42のクロス部
分においては、第4図で示す如く2本のネツト構
成素材37を溝に2段で嵌め込んでクロスさせた
状態で張り廻らしたものでもよい。
いずれにしても1本又は複数本のネツト構成素
材37を上記実施例では成形台35の溝で示す係
合部36に張り廻らすとともに、平行部分又はク
ロス部分の適所において、例えば第5図で示すテ
ープ43、第6図で示す接着剤44、第7図で示
す止金具45等によつて結合せしめ、ネツト41
の各網目部38,39,40が互いにばらけない
ように、成形台35上で成形するのである。
この場合、テープ43はゴムテープだけでもよ
いが、ナイロン、ポリエステル等の繊維に薄い未
加硫ゴムシートを貼り付けたものでもよい。被覆
材13の一部に接着剤を塗布して工具等で押圧し
て互いに接着したものでもよく、要は、成形台3
5で張り廻らされたネツト41の各網目部38,
39,40が互いにばらけないように成形台35
で成形するものであればよい。
また、成形台35の係合部36は第1図〜第4
図の実施例では溝形状とされているが、第8図、
第9図に示す如く各網目状部分19,20,21
を形成できるように、成形台35上に突起46を
ねじ込むか打込む等することによつて係合部36
を構成してもよい。
この突起46で示す係合部36によるときは、
ネツト構成素材37を第8図で示す如く網目部3
8,39,40を構成すべく張り廻らし、平行部
分又はクロス部分において、第5図〜第7図で例
示したと同じ要領で結合するのである。
また、係合部36は、第10図で示す如く溝に
よるものと突起によるものと組合せであつてもよ
い。
いずれにせよ、成形台35上においてネツト構
成素材37が張り廻らされて滑止具8の形状に対
応する網目部38,39,40を有するネツト4
1が形成され、このネツト41を成形台35より
取外した後に、第11図で示す如く滑止具8の形
状に対応するプレス型47の成形溝48に、第1
2図で示す如くネツト41が装入セツトされ、次
いで、第13図で示す如くプレス上型49を型締
めするとともに加熱付与と加硫を施して第13図
で示す如く断面台形状の各ラグ部14〜18が一
体形成されると共に、プレス上型49に形成した
ピン50にて、スパイク具31の打込み孔や、接
続用ラグ部23における接続金具26や連結具3
0の取付孔が形成される。
プレス成形後にあつては、滑止具8をプレス型
47より取外すのは従来通りである。
第23図は滑止具8の他例を示すもので、上記
第14図に示す滑止具8から側縁部11を取除い
た形状とされて、各側縁部10がシヨルダ部3及
びサイドウオール部4上に位置すると共に、各側
縁部10の各網目状部分20と、サイドロープ2
7及び弾性環27′とが連結具29により連結され
ている。
第21図及び第22図の各図は、上記滑止具8
用の各成形台35を示すもので、溝構造とされた
係合部36又は、多数の突起46から構成された
係合部36を有する。
尚、この実施例では、成形台35上で4本のネ
ツト構成素材37が張り廻らされる。
第24図はスパイク具31の滑止具8への装着
方法の他例を示すもので、この場合、スパイク具
31は胴部51とフランジ部52とから成ると共
に、スパイク具31には貫通孔53が軸心方向に
貫通形成されている。
又、プレス型47には、スパイク具31の貫通
孔53に挿脱自在に挿入されるピン54が突設さ
れており、プレス型47の成形溝48にネツト4
1を装入セツトした後、ピン54に、適宜接着剤
等を塗布したスパイク具31を外嵌して、加硫成
形を行う。
なお、以上の実施例においては、ネツト構成素
材37は芯材12に被覆材13を予じめ被覆した
ものとして例示したが、ここでいうネツト構成素
材37とは、被覆材13だけであつてもよく、ま
た、芯材12、被覆材13を別々に用意してお
き、これらを、ネツト構成素材37として成形台
35上で別々に又は同時に張り廻らすようにして
もよく、しかも、上記夫々の本数、断面形状は任
意である。
即ち、各ネツト構成素材37を複数のネツト構
成素材から成るものとしてもよく、更に、各ネツ
ト構成素材37を長手方向に関して複数の分割し
てもよい。尚、各ネツト構成素材37を分割する
場合には、各ネツト構成素材37の分割部分を係
合部36の長手方向に関してずらすのが好まし
い。又、断面は図面の円形以外の台形、楕円、四
角形でもよい。
また、プレス型47の成形溝48の形状は滑止
具8における各ラグ部14〜18,23の断面形
状によつて決定されるものであり、更に、成形台
35を係合部36の形状も、製造しようとする滑
止具8の網目形状によつて設定されるものであ
り、従つて、網目部38,39,40の形状、配
列等は図示以外のものであつても構わない。
(発明の効果) 以上詳述した本発明によれば、タイヤ軸方向の
ラグ部14と、その間の空間19と、それらの両
側の網目状側縁部と、タイヤ周方向両端部の接続
用ラグ部23とを有して、ラグ部14による駆
動・制動効果、側縁部によるタイヤ周方向の連鎖
強度を確保し、ラグ部14,23を側縁部より広
幅にして、駆動・制動効果を増大し且つ走行抵抗
を受けてもねじれるのを防止しており、しかも側
縁部が狭幅であることにより、ぜい肉を省略して
重量・コストの増大を抑えることができ、そし
て、このラグ部14,23に2本の芯材12を略
平行に埋設することにより、耐摩耗性及び耐久性
を更に向上できる。
その上で、両接続用ラグ部23はタイヤ軸方向
中央に空間19と略同形状の空間19′が形成さ
れているので、ラグ部14及び空間19を形成し
た部分と同様な駆動・制動効果を発揮することが
でき、全周にわたつて略均一な滑止め作用を行う
ことができ、また、両接続用ラグ部23は両側部
23′が互いに近接していて連結具30より中央
寄りで接続金具26を介して互いに連結されてい
るので、連結強度を高くできると共に、空間1
9′を形成している形状の保形強度を高くするこ
とができ、全周略均一な滑止め作用を確保でき
る。
また、ラグ部14及び接続用ラグ部23には、
1本以上のスパイク具31が設けられて互いに隣
り合うものがタイヤ軸方向にずれて配置されてい
るので、ラグ部14だけでなく接続用ラグ部23
においても、駆動・制動効果及び横すべり防止効
果を増大でき、スパイク具31を設けても、連
結・保形強度が高いので、接続用ラグ部23及び
空間19′をラグ部14及び空間19の部分と同
様な作用効果を発揮させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は滑止具の製造に使用する成形台の一部
を示す平面図、第2図乃至第4図の各図は第1図
A−A線矢示の3例を示す拡大断面図、第5図乃
至第7図の各図はネツト構成素材の結合部の3例
を示す断面図、第8図は成形台の他例を示す一部
平面図、第9図及び第10図の各図は第8図B−
B線矢示2例を示す拡大断面図、第11図はプレ
ス型(下型)の一例を示す平面図、第12図はプ
レス型(下型)にネツトを装入した状態を示す断
面図、第13図はプレス型で成形中を示す断面
図、第14図は本発明の滑止具の展開平面図、第
15図乃至第18図の各図は第14図C−C線、
D−D線、E−E線、F−F線各矢示断面図、第
19図は滑止具をタイヤに装着した一例を示す部
分正面図、第20図は第19図G−G線矢視断面
図、第21図及び第22図の各図は滑止具の製造
で使用される成形台の他例を示す平面図、第23
図は滑止具の他の実施例を示す展開平面図、第2
4図はスパイク具の装着方法を示す断面図であ
る。 8……滑止具、14……ラグ部、19……網目
状部分(空間)、19′……空間、23……接続用
ラグ部、23′……側部、26……接続金具、3
0……連結具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タイヤ外周面に周方向に巻付けられる非金属
    製帯状被覆材13は、タイヤ軸方向中央に周方向
    間隔をおいて配置され且つタイヤ軸方向と略平行
    なラグ部14と、ラグ部14間の空間19と、ラ
    グ部14及び空間19のタイヤ軸方向両側方の網
    目状側縁部と、タイヤ周方向両端部でタイヤ軸方
    向中央から両側端に至る接続用ラグ部23とを有
    し、前記ラグ部及び両側縁部に、一方の側縁部か
    らラグ部を通つて他方の側縁部へ至り且つこの他
    方の側縁部から他のラグ部を通つて被覆材13の
    略全長に張り廻らされる芯材12を複数本埋設
    し、前記各ラグ部14及び接続用ラグ部23は側
    縁部よりタイヤ周方向幅を広く形成すると共に2
    本の芯材12を略平行に埋設し、両接続用ラグ部
    23の両側端及び側縁部にサイドロープ27及び
    弾性環27′を掛ける連結具29,30を連結し
    ているタイヤ用滑止具であつて、 前記両接続用ラグ部23はタイヤ軸方向中央に
    前記空間19と略同形状の空間19′が形成され、
    且つ両側部23′が互いに近接していて連結具3
    0より中央寄りで接続金具26を介して互いに連
    結されていることを特徴とするタイヤ用滑止具。 2 タイヤ外周面に周方向に巻付けられる非金属
    製帯状被覆材13は、タイヤ軸方向中央に周方向
    間隔をおいて配置され且つタイヤ軸方向と略平行
    なラグ部14と、ラグ部14間の空間19と、ラ
    グ部14及び空間19のタイヤ軸方向両側方の網
    目状側縁部と、タイヤ周方向両端部でタイヤ軸方
    向中央から両側端に至る接続用ラグ部23とを有
    し、前記ラグ部及び両側縁部に、一方の側縁部か
    らラグ部を通つて他方の側縁部へ至り且つこの他
    方の側縁部から他のラグ部を通つて被覆材13の
    略全長に張り廻らされる芯材12を複数本埋設
    し、前記各ラグ部14及び接続用ラグ部23は側
    縁部よりタイヤ周方向幅を広く形成すると共に2
    本の芯材12を略平行に埋設し、両接続用ラグ部
    23の両側端及び側縁部にサイドロープ27及び
    弾性環27′を掛ける連結具29,30を連結し
    ているタイヤ用滑止具であつて、 前記両接続用ラグ部23はタイヤ軸方向中央に
    前記空間19と略同形状の空間19′が形成され、
    且つ両側部23′が互いに近接していて連結具3
    0より中央寄りで接続金具26を介して互いに連
    結されており、前記各ラグ部14及び両接続用ラ
    グ部23には1本以上のスパイク具31が設けら
    れ、隣り合うラグ部14,23のスパイク具31
    はタイヤ軸方向にずれて配置されていることを特
    徴とするタイヤ用滑止具。
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