JPH0635692Y2 - タイヤ滑り止め具 - Google Patents

タイヤ滑り止め具

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JPH0635692Y2
JPH0635692Y2 JP1989089426U JP8942689U JPH0635692Y2 JP H0635692 Y2 JPH0635692 Y2 JP H0635692Y2 JP 1989089426 U JP1989089426 U JP 1989089426U JP 8942689 U JP8942689 U JP 8942689U JP H0635692 Y2 JPH0635692 Y2 JP H0635692Y2
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JP
Japan
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tire
core material
contact surface
ground contact
pin
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JP1989089426U
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JPH0328006U (ja
Inventor
敏孝 西
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、タイヤの外周に装着して車両走行時にタイヤ
の滑りを防止する非金属製のタイヤ滑り止め具に関する
ものである。
(従来の技術) 最近、積雪、氷結した路面等を走行する時、金属製チェ
ーンに代って、梯子型又は亀甲型等の多数の網目部を有
するネット状の非金属製タイヤ滑り止め具が使用されて
いる。
従来、この種のタイヤ滑り止め具としては、第5図〜第
11図に例示するものが知られている。すなわち、この滑
り止め具21は、各タイヤTの外周に巻装しうる所定長さ
の帯状とされ、タイヤTのトレッド部上に位置する接地
面部22と、その幅方向両側に続くタイヤTの両ショルダ
ー部及び両サイドウォール部上に位置する非接地面部23
とを備えている。そして、前記非接地面部23の幅方向両
端部のうち、タイヤ内側端側はサイドロープ24に、タイ
ヤ外側端側はゴム製弾性環25に、それぞれ多数の連結具
26,27により連結されるようになっており、前記サイド
ロープ24の両端部24a,24bは接続具28により離接自在に
接続されている。
また、前記滑り具21は、芯材29に弾性を有する非金属材
料たとえばゴム、合成樹脂等からなる被覆材30で被覆さ
れ略亀甲型のネット状とされており、接地面部22にはス
パイクピン31が埋設されている。なお、前記芯材29は、
複数本の撚糸(ポリエステル、ナイロン、レーヨン等の
合成繊維や天然繊維)をさらに撚って断面形状が円形と
なったものに、ゴム被覆したものである。
前記スパイクピン31は、鋲状を呈し、頭部31aが前記被
覆材30内に埋入され、他端に形成されたピン先(チッ
プ)31bが接地面側に突出せられている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来の上記滑止具は、乗用車等の比較的軽荷
重の車両には適するが、高荷重がタイヤに作用するライ
トトラック、トラック、バス等には耐久性において、特
に接地面部の耐摩耗性、芯材切れ、スパイクピン脱落等
に問題がある。すなわち、高荷重タイヤに装着した場
合、接地面部の摩耗がはやく、走行早期に芯材が露出し
て、芯材切れを生じ、短期間の使用で損傷が激しく使え
なくなる。そこで、被覆体の厚さを全体にわたって厚く
することが考えられるが、前記滑り止め具21をタイヤT
に装着する際、その剛性が高くなりすぎて、タイヤTへ
の装着が困難になる。他方、芯材29についても同様に高
荷重に対応させるべく、芯材径を大きくすると、第10及
び第11図に示すように、芯材29と接地面32までの距離
H2,H3が、芯材径を大きくした分だけ短かくなり、芯材
29が接地面に近づくため、走行によって摩耗が激しく、
走行早期に芯材29が被覆材30から露出して、芯材切れが
生じる。
本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、高荷重の車両用としても最適
で、走行早期に芯材が露出することなく、耐久性の増大
を図りかつタイヤへの装着作業性を損ねることのないタ
イヤ滑り止め具を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手
段を講じた。
すなわち、本考案は、芯材4を弾性を有する非金属材料
の被覆材5で被覆してなり、タイヤTの外周に装着され
る滑り止め具1において、 前記芯材4は、繊維コード4Aを一方向に並列して偏平状
のすだれ織物4Cにしていることを特徴とするものであ
る。
(作用) 本考案によれば、被覆材5で被覆されている芯材4は、
繊維コード4Aを一方向に並列して偏平状のすだれ織にし
ているので、従来例の断面円形の芯材29に比較して同じ
繊維コード数であっても、接地面9から芯材4までの被
覆厚さH1は偏平であるが故に厚くなり、摩耗代を大きく
できて摩耗寿命を増大できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面の基づき説明する。
第1〜第3図において、1はタイヤ滑り止め具であっ
て、複数個を周方向に接続して帯状としてタイヤTの外
周に巻装するようになっており、タイヤトレッド部上に
位置する接地面部2と、その幅方向両側にありタイヤシ
ョルダー部及びサイドウォール部上に位置する非接地面
部3とを備え、略ネット状に形成されている。
そして、該滑り止め具1は、芯材4に弾性を有する非金
属材料たとえばゴム、合成樹脂等からなる被覆材5で被
覆されている。この芯材4は、第4図で示す如く、ポリ
エステル、ナイロン又はレーヨン等の合成繊維コードや
天然繊維コード等の繊維コード4Aを一方向に平行に並列
して偏平状のすだれ織にしているとともにコード4Aのば
らけを防止するため弾性材料4Bで被覆(トッピング)し
ているすだれ織物4Cを積層したものであり、該すだれ織
物4Cを被覆材5で被覆している。
前記被覆材5は、接地面部2の厚さt1がその幅方向両側
の非接地面部3の厚さt2の1.5倍以上となるように形成
されており、非接地面部3の厚さt2をタイヤ装着時にお
いて剛性が高くなり過ぎずしかも装着作業に困難性をと
もなわない程度に選定されている。なお、該被覆材5に
は、必要に応じて短繊維(グラスファイバー等)を混入
することができる。
接地面部2の被覆材5には、スパイクピン6が装着され
るピン孔7が設けられ、該ピン孔7の周りに繊維からな
る補強層8が埋設されており、接地面9側の前記スパイ
クピン6の周囲10が他の部分よりも若干突出している。
また、接地面9には溝11が形成され、滑り止め効果を高
めうるようにしてある。そして、接地面部2のピン孔7
は、貫通されて接地面9側及び非接地面12側の開口部外
周縁が拡開されて係止凹部13,14が形成されている。
前記非接地面部3の両外端連続耳部15には、それぞれ連
結具係合孔16が設けられている。
前記スパイクピン6は、大径の頭部6aと2片の固定脚部
6bを備えると共に、接地面9側に突出する環状の超硬合
金製ピン6cが頭部6a外端部に外嵌固着されている。また
前記頭部6aは係止凹部13に係合され、前記脚部6bは前記
係止凹部14に嵌入されたワッシャ17を介して、該凹部14
内に納まるように折曲げられており、スパイクピン6が
被覆材5、芯材4及び補強層8を貫通して強固にカシメ
固定されている。なお、スパイクピン6の脚部6bは、係
止凹部14から突出しないように納められているので、タ
イヤTと直接接触せず、タイヤTを損傷せしめることは
なく、また、ワッシャ17を介装しているため、前記超硬
合金製ピン6cに横応力が作用しても、倒れたり脱落する
ことがない。
上記実施例によれば、滑り止め具1を、複数個、タイヤ
Tの周方向に接続して帯状としてタイヤTの外周に巻装
するため、タイヤTの外周長が普通乗用車等に比べて長
いトラック、ライトトラック、バス等用の場合にも、個
々の滑り止め具1が軽く、タイヤへの装着作業が良好で
ある。また、芯材4は偏平状のすだれ織物4Cであるの
で、同じ本数の繊維コード4Aを使っても従来の断面円形
の芯材29に比べて接地面9までの被覆厚さH1を大きくで
きる。
そして、スパイクピン6は、カシメ固定方式を採用する
と共に、ワッシャ17を介装しているので、被覆材5等へ
の固着が強固で、脱落防止を図ることができ、滑り止め
具1の耐久性を増大させることが可能である。
なお、スパイクピン6は、第4図に示すように、従来同
様に被覆材5内に埋設することができる。
本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、たと
えば、周方向に複数分割することなく1つの帯状とする
ことができ、また、ネット形状を従来例として示す第7
図のように形成することができる。
(考案の効果) 以上詳述した通り本考案の滑止具は、被覆材5で被覆さ
れている芯材4は、繊維コードを一方向に並列して偏平
状のすだれ織にしているので芯材4に対する被覆厚さH1
は大きくなり、この結果、摩耗寿命の増大を図り、芯材
4の早期露出を防止して芯材切れをおさえ得て耐久性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示すもので、第1図
は展開平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3
図は第1図のB−B線断面拡大図、第4図は本考案の要
部を示す斜視図、第5図〜第11図は従来例を示すもの
で、第5図はタイヤに滑り止め具を装着した状態の外側
斜視図、第6図は同内側斜視図、第7図は展開拡大平面
図、第8図は第7図のC−C断面図、第9図は第7図の
D−D線断面図、第10図は第7図のE−E線断面拡大
図、第11図は芯材径を大きくした場合の第7図のE−E
線断面相当拡大図である。 1…タイヤ滑り止め具、2…接地面部、3…非接地面
部、4…芯材、5…被覆材、6…スパイクピン、6b…脚
部、8…補強層、9…接地面、12…非接地面、17…ワッ
シャー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材(4)を弾性を有する非金属材料の被
    覆材(5)で被覆してなり、タイヤ(T)の外周に装着
    される滑り止め具(1)において、 前記芯材(4)は、繊維コード(4A)を一方向に並列し
    て偏平状のすだれ織物(4C)にしていることを特徴とす
    るタイヤ滑り止め具。
JP1989089426U 1989-07-29 1989-07-29 タイヤ滑り止め具 Expired - Lifetime JPH0635692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989089426U JPH0635692Y2 (ja) 1989-07-29 1989-07-29 タイヤ滑り止め具

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Publication Number Publication Date
JPH0328006U JPH0328006U (ja) 1991-03-20
JPH0635692Y2 true JPH0635692Y2 (ja) 1994-09-21

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ID=31639005

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101484417B1 (ko) * 2013-12-10 2015-01-19 권영선 황마 스노우 타이어 커버

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0335602Y2 (ja) * 1986-03-26 1991-07-29
JPH0240492B2 (ja) * 1986-05-16 1990-09-12 Sakata Gijutsu Kenkyusho Kk Jidoshataiyayosunoocheinnoseizohoho
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