JPH0240492B2 - Jidoshataiyayosunoocheinnoseizohoho - Google Patents
JidoshataiyayosunoocheinnoseizohohoInfo
- Publication number
- JPH0240492B2 JPH0240492B2 JP11088686A JP11088686A JPH0240492B2 JP H0240492 B2 JPH0240492 B2 JP H0240492B2 JP 11088686 A JP11088686 A JP 11088686A JP 11088686 A JP11088686 A JP 11088686A JP H0240492 B2 JPH0240492 B2 JP H0240492B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- lower mold
- unvulcanized rubber
- rubber sheet
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は凍結路面及び積雪路面の滑止並びに路
面の損傷防止に適するゴム製の自動車タイヤ用ス
ノーチエインの製造方法に関する。
面の損傷防止に適するゴム製の自動車タイヤ用ス
ノーチエインの製造方法に関する。
（従来技術）
従来自動車タイヤ用スノーチエインとしては金
属製のチエインが使用されて来たが、金属製チエ
インは騒音を伴う欠点があり、このために最近で
は金属製チエインの代りに合成ゴム製のチエイン
が着目され、その製造方法が提案されている。そ
の一例として亀甲型又は斜交差状の網目模様に予
め編んだ芯材に未加硫ゴムを被覆、付着させたた
後加硫するか、モールド型内に網目状に編んだ芯
材を装填し、これにモールド成形によりゴムを被
覆する方法が知られている。更にこれらの方法の
改良方法として網目状芯材を使用する代りにプレ
ス金型に設けた斜交差状の凹溝内に未加硫ゴムを
収容し、この上に紐状芯材を網目状に組み込み、
次に網目状に配設された紐状芯材の上に未加硫ゴ
ムを充填してプレスで押圧し一体成形加硫する方
法（特公昭58−13337号公報参照）が提案されて
いる。しかしながら、前記方法は芯材が網目状編
物であるか紐状であるため強度上等方性でなく、
又紐状芯材と凹溝をガイドとして張り回らしてプ
レス内で網目を形成することは特別の装置を要す
る点で難点があつた。又本発明者等の実験によれ
ば、紐状芯材を使用したゴム製チエインは急発進
急停車によつて局部的に力が付与された場合には
芯材が切断するおそれがあることが認められた。
属製のチエインが使用されて来たが、金属製チエ
インは騒音を伴う欠点があり、このために最近で
は金属製チエインの代りに合成ゴム製のチエイン
が着目され、その製造方法が提案されている。そ
の一例として亀甲型又は斜交差状の網目模様に予
め編んだ芯材に未加硫ゴムを被覆、付着させたた
後加硫するか、モールド型内に網目状に編んだ芯
材を装填し、これにモールド成形によりゴムを被
覆する方法が知られている。更にこれらの方法の
改良方法として網目状芯材を使用する代りにプレ
ス金型に設けた斜交差状の凹溝内に未加硫ゴムを
収容し、この上に紐状芯材を網目状に組み込み、
次に網目状に配設された紐状芯材の上に未加硫ゴ
ムを充填してプレスで押圧し一体成形加硫する方
法（特公昭58−13337号公報参照）が提案されて
いる。しかしながら、前記方法は芯材が網目状編
物であるか紐状であるため強度上等方性でなく、
又紐状芯材と凹溝をガイドとして張り回らしてプ
レス内で網目を形成することは特別の装置を要す
る点で難点があつた。又本発明者等の実験によれ
ば、紐状芯材を使用したゴム製チエインは急発進
急停車によつて局部的に力が付与された場合には
芯材が切断するおそれがあることが認められた。
（発明が解決しようとする問題点）
本発明は前記問題を解決するためになされたも
ので、本発明の目的は強度上等方性を有し、局所
の亀裂により破断することのない自動車タイヤ用
スノーチエインの製造方法を提供することにあ
る。
ので、本発明の目的は強度上等方性を有し、局所
の亀裂により破断することのない自動車タイヤ用
スノーチエインの製造方法を提供することにあ
る。
（問題点を解決するための手段）
本発明について概説すると、本発明の自動車タ
イヤ用スノーチエインの製造方法は１種以上のパ
ターンの網目状の凹溝が彫られた下金型の上に未
加硫ゴムシートを載置し、その上に強靭な布状芯
材及び未加硫ゴムシートを順次載置し、次いで平
板状の上金型を載置してモールド成形加硫した後
成形材を下金型の凹溝と同一のパターンの刃形を
有するプレスで切断することを特徴とする。
イヤ用スノーチエインの製造方法は１種以上のパ
ターンの網目状の凹溝が彫られた下金型の上に未
加硫ゴムシートを載置し、その上に強靭な布状芯
材及び未加硫ゴムシートを順次載置し、次いで平
板状の上金型を載置してモールド成形加硫した後
成形材を下金型の凹溝と同一のパターンの刃形を
有するプレスで切断することを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、強靭な布状芯材、
例えばナイロン又はポリエステル合成繊維の帆布
は縦、横両方向に対して同等の引張、破断強度
（強度上の等方性）を有するので、これを強度異
方性である従来の紐状又は網状編物の代りに芯材
とすることによりチエインそれ自体の強度が改善
される。そして網目状の凹溝が彫られた下金型の
上に未加硫ゴムシートを、場合により区分して載
置し、その上に接着剤を含浸した前記布状芯材を
重ね、更に同種の未加硫ゴムシートを重ねた積層
物の上に平板状の上金型を載置して一体的にモー
ルド成形し、加硫することにより、布状芯材が均
質な状態で配置された成形材が得られる。そして
この成形材を下金型の凹溝と同一のパターンの刃
形を有するプレスで切断することにより下金型の
凹溝のパターンに相当する網状のパターンを有す
るスノーチエインを製作することができる。
例えばナイロン又はポリエステル合成繊維の帆布
は縦、横両方向に対して同等の引張、破断強度
（強度上の等方性）を有するので、これを強度異
方性である従来の紐状又は網状編物の代りに芯材
とすることによりチエインそれ自体の強度が改善
される。そして網目状の凹溝が彫られた下金型の
上に未加硫ゴムシートを、場合により区分して載
置し、その上に接着剤を含浸した前記布状芯材を
重ね、更に同種の未加硫ゴムシートを重ねた積層
物の上に平板状の上金型を載置して一体的にモー
ルド成形し、加硫することにより、布状芯材が均
質な状態で配置された成形材が得られる。そして
この成形材を下金型の凹溝と同一のパターンの刃
形を有するプレスで切断することにより下金型の
凹溝のパターンに相当する網状のパターンを有す
るスノーチエインを製作することができる。
布状芯材はその間に未加硫ゴムシートを介在さ
せることにより２枚以上組み込むことができ、未
加硫ゴムシート用のゴム組成物としては摩擦抵抗
が大きく、永久伸びの小さいかつ耐摩耗性、耐寒
性に優れたゴム組成物例えばその加硫したゴムが
20℃で引張強さ200Kg／cm2以上、伸び400％以上の
性質を有するように天然ゴム、BR、SBR等を配
合した組成物を使用することができる。
せることにより２枚以上組み込むことができ、未
加硫ゴムシート用のゴム組成物としては摩擦抵抗
が大きく、永久伸びの小さいかつ耐摩耗性、耐寒
性に優れたゴム組成物例えばその加硫したゴムが
20℃で引張強さ200Kg／cm2以上、伸び400％以上の
性質を有するように天然ゴム、BR、SBR等を配
合した組成物を使用することができる。
更にスノーチエインの網目のパターンによる滑
止性を活用するために、下金型の凹溝のパターン
を２種としてもよく、このようなことは従来の紐
又は網状の編物を芯材とする方法では手間がかゝ
り、実用上不可能であつた。
止性を活用するために、下金型の凹溝のパターン
を２種としてもよく、このようなことは従来の紐
又は網状の編物を芯材とする方法では手間がかゝ
り、実用上不可能であつた。
スノーチエインの長さはタイヤの外周により複
数に分割した長さであり、例えば３〜６分割の長
さが適当であり、スノーチエインの一に損傷が発
生してもこれを取替ることにより容易に対処で
き、又分割方式を採用できるため装置を小型化で
き、特別の成形機を要しない。
数に分割した長さであり、例えば３〜６分割の長
さが適当であり、スノーチエインの一に損傷が発
生してもこれを取替ることにより容易に対処で
き、又分割方式を採用できるため装置を小型化で
き、特別の成形機を要しない。
以下本発明を実施例について説明するが本発明
はこれにより何等限定されるものではない。
はこれにより何等限定されるものではない。
実施例
第１図は本実施例において使用した下金型の凹
溝のパターンの上面図を示す。１は四分割チエイ
ンのパターン全体を示し、２種のパターンからな
る。隅部の２は繋ぎ目の金具を挿入する孔、凸部
の３はタイヤ装着用金具のフツク部分、４は滑止
用金具（着脱自在である）の装着孔を示す。
溝のパターンの上面図を示す。１は四分割チエイ
ンのパターン全体を示し、２種のパターンからな
る。隅部の２は繋ぎ目の金具を挿入する孔、凸部
の３はタイヤ装着用金具のフツク部分、４は滑止
用金具（着脱自在である）の装着孔を示す。
前記した凹溝（深さ７mm）を有する下金型の上
に未加硫ゴムシートとして天然ゴム、合成ゴム組
成物（厚さ６mm）より成るシートを載置し、その
上にフエノール・ホルムアルデヒド樹脂系接着剤
を含浸したナイロン帆布を重ね、更に同種の未加
硫ゴムシート（厚さ１mm）を重ねた積層物の上に
上金型を載置し、圧力150Kg／cm2温度160℃、時間
10分の条件で、モールド成形及び加硫を行つた。
得られた成形材をプレスで切断してパターンを穿
設した。前記方法で製作したチエインを自特車に
装着して走行テストをしたところ、スチールチエ
インの11倍の強度（破断迄の）を示し、積雪地帯
の高速道路試験では時速80Km迄のテストで静かな
走行が可能で、滑止性（スリツプの制御性）も良
好であつた。
に未加硫ゴムシートとして天然ゴム、合成ゴム組
成物（厚さ６mm）より成るシートを載置し、その
上にフエノール・ホルムアルデヒド樹脂系接着剤
を含浸したナイロン帆布を重ね、更に同種の未加
硫ゴムシート（厚さ１mm）を重ねた積層物の上に
上金型を載置し、圧力150Kg／cm2温度160℃、時間
10分の条件で、モールド成形及び加硫を行つた。
得られた成形材をプレスで切断してパターンを穿
設した。前記方法で製作したチエインを自特車に
装着して走行テストをしたところ、スチールチエ
インの11倍の強度（破断迄の）を示し、積雪地帯
の高速道路試験では時速80Km迄のテストで静かな
走行が可能で、滑止性（スリツプの制御性）も良
好であつた。
（発明の効果）
以上の説明から明らかなように、本発明方法は
スノーチエインの芯材として従来の紐状又は編物
状芯材の代りに布状芯材を使用したことにより、
その強度上の等方性により芯材とゴムの分離及び
芯材の切断のおそれがないスノーチエインを提供
できるという利点がある。
スノーチエインの芯材として従来の紐状又は編物
状芯材の代りに布状芯材を使用したことにより、
その強度上の等方性により芯材とゴムの分離及び
芯材の切断のおそれがないスノーチエインを提供
できるという利点がある。
第１図は本発明の一実施例において使用した下
金型の凹溝のパターンの上面図を示す。 １……四分割チエインのパターン全体、２……
繋ぎ目の金具を挿入する孔、３……タイヤ装着用
金具のフツク部分、４……滑止用金具の装着孔。
金型の凹溝のパターンの上面図を示す。 １……四分割チエインのパターン全体、２……
繋ぎ目の金具を挿入する孔、３……タイヤ装着用
金具のフツク部分、４……滑止用金具の装着孔。
Claims (1)
- １ １種以上のパターンの網目状の凹溝が彫られ
た下金型の上に未加硫ゴムシートを載置し、その
上に強靭な布状芯材及び未加硫ゴムシートを順次
載置し、次いで平板状の上金型を載置してモール
ド成形加硫した後成形材を下金型の凹溝と同一の
パターンの刃形を有するプレスで切断することを
特徴とする自動車タイヤ用スノーチエインの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11088686A JPH0240492B2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | Jidoshataiyayosunoocheinnoseizohoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11088686A JPH0240492B2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | Jidoshataiyayosunoocheinnoseizohoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62267113A JPS62267113A (ja) | 1987-11-19 |
| JPH0240492B2 true JPH0240492B2 (ja) | 1990-09-12 |
Family
ID=14547185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11088686A Expired - Lifetime JPH0240492B2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | Jidoshataiyayosunoocheinnoseizohoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0240492B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0266304U (ja) * | 1988-11-11 | 1990-05-18 | ||
| JPH0635692Y2 (ja) * | 1989-07-29 | 1994-09-21 | オーツタイヤ株式会社 | タイヤ滑り止め具 |
-
1986
- 1986-05-16 JP JP11088686A patent/JPH0240492B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62267113A (ja) | 1987-11-19 |
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