JPH0373471B2 - - Google Patents
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- JPH0373471B2 JPH0373471B2 JP20583583A JP20583583A JPH0373471B2 JP H0373471 B2 JPH0373471 B2 JP H0373471B2 JP 20583583 A JP20583583 A JP 20583583A JP 20583583 A JP20583583 A JP 20583583A JP H0373471 B2 JPH0373471 B2 JP H0373471B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
- B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
- B41J2/36—Print density control
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(利用分野)
本発明は多色転写記録装置に関するものであ
り、特に、インクドナーシートおよびサーマルヘ
ツド等を用いて、カラー像を得ることのできる複
写機やフアクシミリ等における多色熱転写記録装
置に関するものである。
り、特に、インクドナーシートおよびサーマルヘ
ツド等を用いて、カラー像を得ることのできる複
写機やフアクシミリ等における多色熱転写記録装
置に関するものである。
(従来技術)
以下に、従来の多色感熱記録装置の一例を簡単
に説明する。
に説明する。
インクドナーシートおよびサーマルヘツドを用
いる感熱記録装置においては、良く知られている
ように、異なる色調のインクを順次重ね記録し
て、多色記録を得ることができる。また、該重畳
記録により、該記録に用いたインクにはない、
各々のインクの中間色も得ることができる。
いる感熱記録装置においては、良く知られている
ように、異なる色調のインクを順次重ね記録し
て、多色記録を得ることができる。また、該重畳
記録により、該記録に用いたインクにはない、
各々のインクの中間色も得ることができる。
しかし、従来例においては、あるインクを1回
のみ記録する場合、すなわち単色の記録の場合
と、異なる色調のインクを2回以上にわたつて重
畳して記録する場合の、各々のサーマルヘツドへ
の印加エネルギはすべて同一であつた。
のみ記録する場合、すなわち単色の記録の場合
と、異なる色調のインクを2回以上にわたつて重
畳して記録する場合の、各々のサーマルヘツドへ
の印加エネルギはすべて同一であつた。
該印加エネルギは、インクドナーシート上のイ
ンクのみを溶融するエネルギであるので、前記重
畳記録を施した部分において、記録紙上に1回目
に記録されたインクは、該インクの上に2回目に
記録された他のインクの熱エネルギによつては、
溶融されることがなかつた。また、2回目に記録
されたあるインクは、インクの上に3回目に記録
された他のインクの熱エネルギによつては、溶解
されることがなかつた。
ンクのみを溶融するエネルギであるので、前記重
畳記録を施した部分において、記録紙上に1回目
に記録されたインクは、該インクの上に2回目に
記録された他のインクの熱エネルギによつては、
溶融されることがなかつた。また、2回目に記録
されたあるインクは、インクの上に3回目に記録
された他のインクの熱エネルギによつては、溶解
されることがなかつた。
したがつて、従来例においては、2回以上にわ
たつて重畳して記録された異なる色調のインク
は、該インク同士が互いに溶解し、混合し合うこ
とがないために、その混色性が悪く、また、2回
目以後に記録されたインクは、記録紙へ浸透しな
いため、その定着性が悪いという欠点があつた。
たつて重畳して記録された異なる色調のインク
は、該インク同士が互いに溶解し、混合し合うこ
とがないために、その混色性が悪く、また、2回
目以後に記録されたインクは、記録紙へ浸透しな
いため、その定着性が悪いという欠点があつた。
(目 的)
本発明は、前述の欠点を除去するためになされ
たものであり、その目的は、2回目以後に重畳し
て記録するインクを、該記録前に記録されたイン
クと溶解、混合して記録する多色熱転写記録装置
を提供することにある。
たものであり、その目的は、2回目以後に重畳し
て記録するインクを、該記録前に記録されたイン
クと溶解、混合して記録する多色熱転写記録装置
を提供することにある。
(概 要)
前記の目的を達成するために、本発明は、2番
目に重畳記録するときのサーマルヘツドへの印加
エネルギは、1番目に記録したときのサーマルヘ
ツドへの印加エネルギよりも大きくし、3番目に
重畳記録するときのサーマルヘツドへの印加エネ
ルギは、2番目に記録したときのサーマルヘツド
への印加エネルギよりもさらに大きくするという
ように、n番目に重畳記録するときのサーマルヘ
ツドへの印加エネルギを、(n−1)番目に記録
したときのサーマルヘツドへの印加エネルギより
も大きくする手段を備えた点に特徴がある。
目に重畳記録するときのサーマルヘツドへの印加
エネルギは、1番目に記録したときのサーマルヘ
ツドへの印加エネルギよりも大きくし、3番目に
重畳記録するときのサーマルヘツドへの印加エネ
ルギは、2番目に記録したときのサーマルヘツド
への印加エネルギよりもさらに大きくするという
ように、n番目に重畳記録するときのサーマルヘ
ツドへの印加エネルギを、(n−1)番目に記録
したときのサーマルヘツドへの印加エネルギより
も大きくする手段を備えた点に特徴がある。
(実施例)
以下に図面を参照して、本発明を詳細に説明す
る。それぞれの図および以下の説明において、Y
はイエロ、Mはマゼンタ、Cはシアンをあらわし
ている。
る。それぞれの図および以下の説明において、Y
はイエロ、Mはマゼンタ、Cはシアンをあらわし
ている。
第1図は、本発明の一実施例における概略構成
を示すブロツク線図である。
を示すブロツク線図である。
第1図において、Yサーマルヘツド制御器1a
は、Yサーマルヘツド2aに接続されている。Y
インクドナーシート3a上のY色のインクは、前
記Yサーマルヘツド2aの加熱により、記録紙4
へ転写される。
は、Yサーマルヘツド2aに接続されている。Y
インクドナーシート3a上のY色のインクは、前
記Yサーマルヘツド2aの加熱により、記録紙4
へ転写される。
Mサーマルヘツド制御器1b、Mサーマルヘツ
ド2bおよびMインクドナーシート3b、ならび
にCサーマルヘツド制御器1c、Cサーマルヘツ
ド2cおよびCインクドナーシート3cも同様に
構成され、前記記録紙4へM色およびC色のイン
クがそれぞれ転写される。
ド2bおよびMインクドナーシート3b、ならび
にCサーマルヘツド制御器1c、Cサーマルヘツ
ド2cおよびCインクドナーシート3cも同様に
構成され、前記記録紙4へM色およびC色のイン
クがそれぞれ転写される。
ヘツド対向ロール6は、前記Y,MおよびCサ
ーマルヘツド2a,2b,2cに対向して設けら
れている。前記ヘツド対向ロール6は、該ヘツド
対向ロール6およびサーマルヘツドにはさまれた
前記記録紙4およびインクドナーシートを、矢印
A方向に走向させる。したがつて、前記記録紙4
の同じ場所(記録ライン)への多色転写は、Y→
M→Cの順で行なわれる。
ーマルヘツド2a,2b,2cに対向して設けら
れている。前記ヘツド対向ロール6は、該ヘツド
対向ロール6およびサーマルヘツドにはさまれた
前記記録紙4およびインクドナーシートを、矢印
A方向に走向させる。したがつて、前記記録紙4
の同じ場所(記録ライン)への多色転写は、Y→
M→Cの順で行なわれる。
以上の構成および動作は、当業者には良く知ら
れているものである。
れているものである。
Y,M,Cの画像データは、前記Y,Mおよび
Cサーマルヘツド制御器1a,1b,1cへ送ら
れる。さらに、これとは別に、Y画像データは前
記MおよびCサーマルヘツド制御器1b,1cへ
送られ、また、M画像データは前記Cサーマルヘ
ツド制御器1cへ送られる。
Cサーマルヘツド制御器1a,1b,1cへ送ら
れる。さらに、これとは別に、Y画像データは前
記MおよびCサーマルヘツド制御器1b,1cへ
送られ、また、M画像データは前記Cサーマルヘ
ツド制御器1cへ送られる。
多色感熱記録装置のシーケンスをつかさどる同
期信号は、シーケンスコントローラ11へ送ら
れ、該シーケンスコントローラ11は、所定のタ
イミングで、前記Y,MおよびCサーマルヘツド
制御器1a,1b,1cへ制御信号を供給する。
期信号は、シーケンスコントローラ11へ送ら
れ、該シーケンスコントローラ11は、所定のタ
イミングで、前記Y,MおよびCサーマルヘツド
制御器1a,1b,1cへ制御信号を供給する。
第2図は第1図におけるYサーマルヘツド制御
器1aおよびYサーマルヘツド2aの詳細ブロツ
ク線図である。
器1aおよびYサーマルヘツド2aの詳細ブロツ
ク線図である。
第2図において、1ライン分のY画像データ
は、前記Yサーマルヘツド制御器1a内のYシフ
トレジスタ21aへ順次に送られる。該Yシフト
レジスタ21aの各段は、Yラツチ22aの対応
段に、それぞれ接続されている。該Yラツチ22
aの各段の出力は、第2のYトランジスタ23a
のベースへ接続されている。
は、前記Yサーマルヘツド制御器1a内のYシフ
トレジスタ21aへ順次に送られる。該Yシフト
レジスタ21aの各段は、Yラツチ22aの対応
段に、それぞれ接続されている。該Yラツチ22
aの各段の出力は、第2のYトランジスタ23a
のベースへ接続されている。
Yサーマルヘツド2aは、各画素または各ドツ
トに対応して配置された多数のY加熱素子24a
より構成されている。該Y加熱素子24aは、そ
の一端が、前記それぞれの第2のYトランジスタ
23aのエミツタに接続され、その他端は、それ
ぞれ共通接続されて接地されている。
トに対応して配置された多数のY加熱素子24a
より構成されている。該Y加熱素子24aは、そ
の一端が、前記それぞれの第2のYトランジスタ
23aのエミツタに接続され、その他端は、それ
ぞれ共通接続されて接地されている。
前記第2のYトランジスタ23aのコレクタ
は、それぞれ共通接続され、前記Yサーマルヘツ
ド制御器内の第1のYトランジスタ16aのエミ
ツタに接続されている。
は、それぞれ共通接続され、前記Yサーマルヘツ
ド制御器内の第1のYトランジスタ16aのエミ
ツタに接続されている。
同期信号はシーケンスコントローラ11へ送ら
れる。該シーケンスコントローラ11の制御出力
は、前記Yサーマルヘツド制御器1a内のYパル
ス発生器12aおよびYラツチ22aの制御端子
へ接続されている。該Yパルス発生器12aの出
力は、前記第1のYトランジスタ16aのベース
へ接続されている。
れる。該シーケンスコントローラ11の制御出力
は、前記Yサーマルヘツド制御器1a内のYパル
ス発生器12aおよびYラツチ22aの制御端子
へ接続されている。該Yパルス発生器12aの出
力は、前記第1のYトランジスタ16aのベース
へ接続されている。
Yサーマルヘツド電源25aは、その一端が前
記第1のYトランジスタ16aのコレクタに接続
され、その他端は接地されている。
記第1のYトランジスタ16aのコレクタに接続
され、その他端は接地されている。
以上のような構成をもつYサーマルヘツド制御
器1aおよびYサーマルヘツド2aにおいて、Y
色のインクは、良く知られているように、次のよ
うにして記録紙4へ転写される。
器1aおよびYサーマルヘツド2aにおいて、Y
色のインクは、良く知られているように、次のよ
うにして記録紙4へ転写される。
1ライン分のY画像データが、前記Yサーマル
ヘツド制御器1a内のYシフトレジスタ21aへ
送られると、該Y画像データは、シーケンスコン
トローラ11より出力される所定のラツチ信号に
より、Yラツチ22aへ転送記憶される。
ヘツド制御器1a内のYシフトレジスタ21aへ
送られると、該Y画像データは、シーケンスコン
トローラ11より出力される所定のラツチ信号に
より、Yラツチ22aへ転送記憶される。
その結果、例えば“1”信号が記憶されている
前記Yラツチ22aの段に接続されている第2の
Yトランジスタ23aは順バイアスとなり、一
方、“0”信号が記憶されているYラツチ22a
の段に接続されている第2のYトランジスタ23
aは逆バイアスとなる。
前記Yラツチ22aの段に接続されている第2の
Yトランジスタ23aは順バイアスとなり、一
方、“0”信号が記憶されているYラツチ22a
の段に接続されている第2のYトランジスタ23
aは逆バイアスとなる。
したがつて、この状態で前記第2のYトランジ
スタ23aのコレクタに電圧が印加されれば、前
記のように選択されたY発熱素子24aに電流が
流れることになる。
スタ23aのコレクタに電圧が印加されれば、前
記のように選択されたY発熱素子24aに電流が
流れることになる。
前記同期信号に応じたシーケンスコントローラ
11の出力により、Yパルス発生器12aは、予
定のタイミングで、かつ予定幅(Δt1)の制御パ
ルスを発生する。該制御パルスにより、前記第1
のYトランジスタ16aがΔt1〔sec〕の間導通す
る。
11の出力により、Yパルス発生器12aは、予
定のタイミングで、かつ予定幅(Δt1)の制御パ
ルスを発生する。該制御パルスにより、前記第1
のYトランジスタ16aがΔt1〔sec〕の間導通す
る。
これにより、前記のように選択されたY発熱素
子24aはΔt1〔sec〕の間のみ加熱され、Y色の
インクが記録紙4上へ転写される。
子24aはΔt1〔sec〕の間のみ加熱され、Y色の
インクが記録紙4上へ転写される。
第3図は、第1図におけるMサーマルヘツド制
御器1bおよびMサーマルヘツド2bの詳細ブロ
ツク線図である。
御器1bおよびMサーマルヘツド2bの詳細ブロ
ツク線図である。
第3図において、第2図と同一の符号は、同一
または同等部分をあらわしている。また、Mサー
マルヘツド2bならびに第1のMトランジスタ1
6b、Mシフトレジスタ21b、Mラツチ22b
および第2のMトランジスタ23bは、前記Yサ
ーマルヘツド2aならびに第1のYトランジスタ
16a、Yシフトレジスタ21a、Yラツチ22
aおよび第2のYトランジスタ23aと同一構成
であるので、その説明は省略する。
または同等部分をあらわしている。また、Mサー
マルヘツド2bならびに第1のMトランジスタ1
6b、Mシフトレジスタ21b、Mラツチ22b
および第2のMトランジスタ23bは、前記Yサ
ーマルヘツド2aならびに第1のYトランジスタ
16a、Yシフトレジスタ21a、Yラツチ22
aおよび第2のYトランジスタ23aと同一構成
であるので、その説明は省略する。
第3図において、1ライン分のM画像データ
は、前記Mサーマルヘツド制御器1b内のMセレ
クタ13bの第1入力51へ送られる。1ライン
分のY画像データは第1のMバツフア14bへ送
られ、該第1のMバツフア14bの出力は、前記
Mセレクタ13bの第2入力52へ接続されてい
る。該Mセレクタ13bの出力は、Mシフトレジ
スタ21bへ接続されている。
は、前記Mサーマルヘツド制御器1b内のMセレ
クタ13bの第1入力51へ送られる。1ライン
分のY画像データは第1のMバツフア14bへ送
られ、該第1のMバツフア14bの出力は、前記
Mセレクタ13bの第2入力52へ接続されてい
る。該Mセレクタ13bの出力は、Mシフトレジ
スタ21bへ接続されている。
同期信号を入力とするシーケンスコントローラ
11の出力は、Mパルス発生器12b、前記Mセ
レクタ13b、第1のMバツフア14bおよびM
ラツチ22bの制御端子へ接続されている。前記
Mパルス発生器12bは、第1のMトランジスタ
16bのベースへ接続されている。
11の出力は、Mパルス発生器12b、前記Mセ
レクタ13b、第1のMバツフア14bおよびM
ラツチ22bの制御端子へ接続されている。前記
Mパルス発生器12bは、第1のMトランジスタ
16bのベースへ接続されている。
以上のような構成をもつMサーマルヘツド制御
器1bおよびMサーマルヘツド2bにおいて、M
色のインクは、次のようにして記録紙4へ転写さ
れる。
器1bおよびMサーマルヘツド2bにおいて、M
色のインクは、次のようにして記録紙4へ転写さ
れる。
1ライン分のM画像データは、Mセレクタ13
bを通して、Mシフトレジスタ21bへ送られ
る。該M画像データは、シーケンスコントローラ
11より出力される所定のラツチ信号により、M
ラツチ22bへ転送記憶される。これにより、第
2のMトランジスタ23bは順バイアスあるいは
逆バイアスとなる。
bを通して、Mシフトレジスタ21bへ送られ
る。該M画像データは、シーケンスコントローラ
11より出力される所定のラツチ信号により、M
ラツチ22bへ転送記憶される。これにより、第
2のMトランジスタ23bは順バイアスあるいは
逆バイアスとなる。
また、同期信号に応じたシーケンスコントロー
ラ11の出力により、Mパルス発生器12bは、
予定のタイミングで、かつ予定幅(Δt1)の制御
パルスを発生する。該制御パルスにより、前記Y
サーマルヘツド制御器1aの場合と同様に、第1
のMトランジスタ16bのベースがΔt1〔sec〕の
間導通する。
ラ11の出力により、Mパルス発生器12bは、
予定のタイミングで、かつ予定幅(Δt1)の制御
パルスを発生する。該制御パルスにより、前記Y
サーマルヘツド制御器1aの場合と同様に、第1
のMトランジスタ16bのベースがΔt1〔sec〕の
間導通する。
これにより、選択されたM発熱素子24bは
Δt1〔sec〕の間のみ加熱され、M色のインクが記
録紙4上へ転写される。該転写の後も、前記記録
紙4は移動させないでおく。
Δt1〔sec〕の間のみ加熱され、M色のインクが記
録紙4上へ転写される。該転写の後も、前記記録
紙4は移動させないでおく。
一方、1ライン分のY画像データは、前記Yサ
ーマルヘツド制御器1aへの入力と同時に、Mサ
ーマルヘツド制御器1bの第1のMバツフア14
bへ入力される。前記第1のバツフア14bは、
前記Y画像データをM画像データと同期させるた
めの遅延回路であると考えることができる。
ーマルヘツド制御器1aへの入力と同時に、Mサ
ーマルヘツド制御器1bの第1のMバツフア14
bへ入力される。前記第1のバツフア14bは、
前記Y画像データをM画像データと同期させるた
めの遅延回路であると考えることができる。
該第1のバツフア14bに記憶されたY画像デ
ータは、前記1ライン分のM画像データによる記
録が行なわれている間に、該Mセレクタ13bの
第2入力52を介して前記Mシフトレジスタ21
bへ送られる。そして、前記M画像データによ
り、前記M発熱素子24bがΔt1〔sec〕の間加熱
された後、前記Y画像データは前記Mラツチ22
bへ送られる。
ータは、前記1ライン分のM画像データによる記
録が行なわれている間に、該Mセレクタ13bの
第2入力52を介して前記Mシフトレジスタ21
bへ送られる。そして、前記M画像データによ
り、前記M発熱素子24bがΔt1〔sec〕の間加熱
された後、前記Y画像データは前記Mラツチ22
bへ送られる。
この時のMラツチ22bの出力により、前記第
2のMトランジスタ23bの中の選択されたもの
は、再び順バイアス状態となる。この時、前記M
パルス発生器12bは、前記第1のトランジスタ
16bのベースにΔt2〔sec〕の間のみ電位を加え
てこれを導電させる。これにより、前記M発熱素
子24bはΔt2〔sec〕の間加熱される。
2のMトランジスタ23bの中の選択されたもの
は、再び順バイアス状態となる。この時、前記M
パルス発生器12bは、前記第1のトランジスタ
16bのベースにΔt2〔sec〕の間のみ電位を加え
てこれを導電させる。これにより、前記M発熱素
子24bはΔt2〔sec〕の間加熱される。
前記Mパルス発生器12b、Mセレクタ13
b、第1のMバツフア14bおよびMラツチ22
bは、前記シーケンスコントローラ11により、
その動作が制御されている。
b、第1のMバツフア14bおよびMラツチ22
bは、前記シーケンスコントローラ11により、
その動作が制御されている。
前記発熱素子24bの加熱時間Δt1およびΔt2
はΔt2<Δt1の関係に選ばれる。また、前記各々
のインクは、Δt1〔sec〕以上加熱されないと溶融
しない。
はΔt2<Δt1の関係に選ばれる。また、前記各々
のインクは、Δt1〔sec〕以上加熱されないと溶融
しない。
したがつて、前記Mサーマルヘツド2bの各々
のM発熱素子24bの、Y色のインクの上にM色
のインクを重畳記録する場合の加熱時間をT1
〔sec〕、M色のインクのみを記録する場合の加熱
時間をT2〔sec〕、Y色のインクの記録が施してあ
つて、その上にM色のインクの記録をしない場合
の加熱時間をT3〔sec〕とすると、T1,T2および
T3は以下の関係にある。
のM発熱素子24bの、Y色のインクの上にM色
のインクを重畳記録する場合の加熱時間をT1
〔sec〕、M色のインクのみを記録する場合の加熱
時間をT2〔sec〕、Y色のインクの記録が施してあ
つて、その上にM色のインクの記録をしない場合
の加熱時間をT3〔sec〕とすると、T1,T2および
T3は以下の関係にある。
T1=Δt1+Δt2 ……(1)
T2=Δt1 ……(2)
T3=Δt2 ……(3)
ただし Δt1>Δt2
Y色のインクの記録が施してあつて、M色のイ
ンクの記録をしない場合、すなわち(3)式の場合に
おいても、Mサーマルヘツド2bのM発熱素子2
4bはΔt2〔sec〕の間のみ加熱されることにな
る。
ンクの記録をしない場合、すなわち(3)式の場合に
おいても、Mサーマルヘツド2bのM発熱素子2
4bはΔt2〔sec〕の間のみ加熱されることにな
る。
しかし、前述のように、前記各々のインクは、
Δt1〔Sec〕以上加熱されないと溶融しない。した
がつて、該加熱によつても、前記記録紙4上のY
色のインクは、溶融されない。
Δt1〔Sec〕以上加熱されないと溶融しない。した
がつて、該加熱によつても、前記記録紙4上のY
色のインクは、溶融されない。
また、M色のインクをY色のインク上に重畳し
て記録する場合、すなわち(1)式の場合は、重畳し
ないで記録する場合、すなわち(2)式の場合に比べ
て、Δt2〔sec〕長く前記M発熱素子24bが加熱
されるので、Y色インクも溶融し、M色のインク
と混合する。したがつて、該インク同士の混色性
およびM色のインクの定着性は向上する。
て記録する場合、すなわち(1)式の場合は、重畳し
ないで記録する場合、すなわち(2)式の場合に比べ
て、Δt2〔sec〕長く前記M発熱素子24bが加熱
されるので、Y色インクも溶融し、M色のインク
と混合する。したがつて、該インク同士の混色性
およびM色のインクの定着性は向上する。
第4図は第1図におけるCサーマルヘツド制御
器1cおよびCサーマルヘツド2cの詳細ブロツ
ク線図、第5図は第4図における主要部のタイム
チヤートである。
器1cおよびCサーマルヘツド2cの詳細ブロツ
ク線図、第5図は第4図における主要部のタイム
チヤートである。
第4図において、第2図および第3図と同一の
符号は、同一または同等部分をあらわしている。
また、Cサーマルヘツド2cならびに第1のCト
ランジスタ16c、Cシフトレジスタ21c、C
ラツチ22c、および第2のCトランジスタ23
cは、前記Yサーマルヘツド2aならびに第1の
Yトランジスタ16a、Yシフトレジスタ21
a、Yラツチ22a、および第2のYトランジス
タ23aと同一構成であるので、その説明は省略
する。
符号は、同一または同等部分をあらわしている。
また、Cサーマルヘツド2cならびに第1のCト
ランジスタ16c、Cシフトレジスタ21c、C
ラツチ22c、および第2のCトランジスタ23
cは、前記Yサーマルヘツド2aならびに第1の
Yトランジスタ16a、Yシフトレジスタ21
a、Yラツチ22a、および第2のYトランジス
タ23aと同一構成であるので、その説明は省略
する。
第4図において、1ライン分のC画像データ
は、前記Cサーマルヘツド制御器1c内のCセレ
クタ13cの第1入力53へ送られる。1ライン
分のM画像データは、第1のCバツフア14cへ
送られる。1ライン分のY画像データは、第2の
Cバツフア15cへ送られる。
は、前記Cサーマルヘツド制御器1c内のCセレ
クタ13cの第1入力53へ送られる。1ライン
分のM画像データは、第1のCバツフア14cへ
送られる。1ライン分のY画像データは、第2の
Cバツフア15cへ送られる。
前記第1および第2のCバツフア14c,15
cの出力端子は、OR回路17およびAND回路1
8の入力に接続されている。該OR回路17およ
びAND回路18の出力端子は、それぞれ前記C
セレクタ13cの第2入力54および第3入力5
5に接続されている。該Cセレクタ13cの出力
は、Cシフトレジスタ21cへ接続されている。
cの出力端子は、OR回路17およびAND回路1
8の入力に接続されている。該OR回路17およ
びAND回路18の出力端子は、それぞれ前記C
セレクタ13cの第2入力54および第3入力5
5に接続されている。該Cセレクタ13cの出力
は、Cシフトレジスタ21cへ接続されている。
同期信号を入力とするシーケンスコントローラ
11の出力は、Cパルス発生器12c、前記Cセ
レクタ13c、第1および第2のCバツフア14
c,15cおよびCラツチ22cの制御端子へ接
続されている。前記Cパルス発生器12cは、第
1のCトランジスタ16cのベースへ接続されて
いる。
11の出力は、Cパルス発生器12c、前記Cセ
レクタ13c、第1および第2のCバツフア14
c,15cおよびCラツチ22cの制御端子へ接
続されている。前記Cパルス発生器12cは、第
1のCトランジスタ16cのベースへ接続されて
いる。
以上のような構成をもつCサーマルヘツド制御
器1cおよびCサーマルヘツド2cにおいて、C
色のインクは、次のようにして記録紙4へ転写さ
れる。
器1cおよびCサーマルヘツド2cにおいて、C
色のインクは、次のようにして記録紙4へ転写さ
れる。
第5図aに示すように、1ライン分のC画像デ
ータは、Cセレクタ13cの第1入力53を通
り、Cシフトレジスタ21cへ送られる。該C画
像データは、第5図eに示すように、シーケンス
コントローラ11より出力される所定のラツチ信
号により、Cラツチ22cへ転送記憶され、これ
によつて、第2のトランジスタ23cは順バイア
スあるいは逆バイアスとなる。
ータは、Cセレクタ13cの第1入力53を通
り、Cシフトレジスタ21cへ送られる。該C画
像データは、第5図eに示すように、シーケンス
コントローラ11より出力される所定のラツチ信
号により、Cラツチ22cへ転送記憶され、これ
によつて、第2のトランジスタ23cは順バイア
スあるいは逆バイアスとなる。
また、同期信号に応じたシーケンスコントロー
ラ11の出力により、Cパルス発生器12cは、
第5図dに示すように、予定のタイミングで、か
つ予定幅(Δt1)の制御パルスを発生する。該制
御パルスにより、前記YおよびMサーマルヘツド
制御器1a,1bの場合と同様に、第1のCトラ
ンジスタ16cのベースがΔt1〔sec〕の間のみ導
通する。
ラ11の出力により、Cパルス発生器12cは、
第5図dに示すように、予定のタイミングで、か
つ予定幅(Δt1)の制御パルスを発生する。該制
御パルスにより、前記YおよびMサーマルヘツド
制御器1a,1bの場合と同様に、第1のCトラ
ンジスタ16cのベースがΔt1〔sec〕の間のみ導
通する。
これにより、選択されたC発熱素子24cは
Δt1〔sec〕の間加熱され、C色のインクが記録紙
4上へ転写される。該転写の後も、前記記録紙4
は移動させないでおく。
Δt1〔sec〕の間加熱され、C色のインクが記録紙
4上へ転写される。該転写の後も、前記記録紙4
は移動させないでおく。
一方、1ライン分のY画像データは、前記Yサ
ーマルヘツド制御器1aへの入力と同時に、Cサ
ーマルヘツド制御器1cの第2のCバツフア15
cへ入力される。また、1ライン分のM画像デー
タは、前記Mサーマルヘツド制御器1bへの入力
と同時に、Cサーマルヘツド制御器1cの第1の
Cバツフア14cへ入力される。
ーマルヘツド制御器1aへの入力と同時に、Cサ
ーマルヘツド制御器1cの第2のCバツフア15
cへ入力される。また、1ライン分のM画像デー
タは、前記Mサーマルヘツド制御器1bへの入力
と同時に、Cサーマルヘツド制御器1cの第1の
Cバツフア14cへ入力される。
前記第1および第2のCバツフア14c,15
cは、前記MおよびY画像データをC画像データ
と同期させるための遅延回路であると考えること
ができる。
cは、前記MおよびY画像データをC画像データ
と同期させるための遅延回路であると考えること
ができる。
該第1および第2のCバツフア14c,15c
に記憶されたMおよびY画像データのOR信号
は、第5図bに示すように、前記1ライン分のC
画像データによる記録が行なわれている間に、前
記Cセレクタ13cの第2入力54を介して、前
記シフトレジスタ21cへ送られる。
に記憶されたMおよびY画像データのOR信号
は、第5図bに示すように、前記1ライン分のC
画像データによる記録が行なわれている間に、前
記Cセレクタ13cの第2入力54を介して、前
記シフトレジスタ21cへ送られる。
前記C画像データにより、前記C発熱素子24
cがΔt1〔sec〕の間加熱された後、前記OR信号
は、第5図eに示す所定のラツチ信号により、前
記Cラツチ22cへ転送記憶される。その後、C
ラツチ22cの出力により、前記第2のCトラン
ジスタ23cの中の選ばれたものが、再び順バイ
アス状態になる。
cがΔt1〔sec〕の間加熱された後、前記OR信号
は、第5図eに示す所定のラツチ信号により、前
記Cラツチ22cへ転送記憶される。その後、C
ラツチ22cの出力により、前記第2のCトラン
ジスタ23cの中の選ばれたものが、再び順バイ
アス状態になる。
この時、前記Cパルス発生器12cは、第5図
dに示すように、予定幅(Δt2)の制御パルスを
発生する。該制御パルスにより、前記第1のCト
ランジスタ16cが、Δt2〔sec〕の間のみ導通す
る。これにより、選択された前記C発熱素子24
cはΔt2〔sec〕の間加熱される。該加熱の後も、
前記記録紙4は移動させないでおく。
dに示すように、予定幅(Δt2)の制御パルスを
発生する。該制御パルスにより、前記第1のCト
ランジスタ16cが、Δt2〔sec〕の間のみ導通す
る。これにより、選択された前記C発熱素子24
cはΔt2〔sec〕の間加熱される。該加熱の後も、
前記記録紙4は移動させないでおく。
前記第1および第2のCバツフア14c,15
cに記憶されたMおよびY画像データのAND信
号は、第5図cに示すように、前記OR信号によ
る前記C発熱素子24cの加熱が行なわれている
間に、前記Cセレクタ13cの第3入力55を介
して、前記Cシフトレジスタ21cへ送られる。
cに記憶されたMおよびY画像データのAND信
号は、第5図cに示すように、前記OR信号によ
る前記C発熱素子24cの加熱が行なわれている
間に、前記Cセレクタ13cの第3入力55を介
して、前記Cシフトレジスタ21cへ送られる。
前記OR信号により、前記C発熱素子24cが
Δt2〔sec〕の間加熱された後、前記AND信号は、
第5図eに示す所定のラツチ信号により、前記C
ラツチ22cへ転送記憶される。その後、Cラツ
チ22cの出力により、前記第2のCトランジス
タ23cの中の選ばれたものが再び順バイアス状
態になる。
Δt2〔sec〕の間加熱された後、前記AND信号は、
第5図eに示す所定のラツチ信号により、前記C
ラツチ22cへ転送記憶される。その後、Cラツ
チ22cの出力により、前記第2のCトランジス
タ23cの中の選ばれたものが再び順バイアス状
態になる。
この時、前記Cパルス発生器12cは、第5図
dに示すように、予定幅(Δt3)の制御パルスを
発生する。該制御パルスにより、前記第1のCト
ランジスタ16cが、Δt3〔sec〕の間のみ導通す
る。これにより、選択された前記C発熱素子24
cはΔt3〔sec〕の間加熱される。
dに示すように、予定幅(Δt3)の制御パルスを
発生する。該制御パルスにより、前記第1のCト
ランジスタ16cが、Δt3〔sec〕の間のみ導通す
る。これにより、選択された前記C発熱素子24
cはΔt3〔sec〕の間加熱される。
前記Cパルス発生器12c、Cセレクタ13
c、第1および第2のCバツフア14c,15c
およびCラツチ22cは、前記シーケンスコント
ローラ11により、その動作が制御されている。
c、第1および第2のCバツフア14c,15c
およびCラツチ22cは、前記シーケンスコント
ローラ11により、その動作が制御されている。
前記C発熱素子24cの加熱時間Δt1、Δt2お
よびΔt3の間には、 Δt2<Δt3<Δt1 および (Δt2+Δt3)<Δt1 の関係が成立する。また、前述のように各々のイ
ンクはΔt1〔sec〕以上加熱されないと溶融しな
い。
よびΔt3の間には、 Δt2<Δt3<Δt1 および (Δt2+Δt3)<Δt1 の関係が成立する。また、前述のように各々のイ
ンクはΔt1〔sec〕以上加熱されないと溶融しな
い。
したがつて、前記Cサーマルヘツド2cの各々
のC発熱素子24cの、Y色のインクの上にM色
のインクが重畳記録され、さらに該M色のインク
の上にC色のインクを重畳記録する場合の加熱時
間をT11〔sec〕、Y色またはM色のインクの上に
C色のインクを重畳記録する場合の加熱時間を
T12〔sec〕、C色のインクのみを記録する場合の
加熱時間をT13〔sec〕、Y色のインクの上にM色
のインクが重畳記録され、その上にC色のインク
を記録しない場合の加熱時間をT14〔sec〕、Y色
またはM色の記録が施してあつて、その上にC色
のインクの記録をしない場合の加熱時間をT15
〔sec〕とすると、T11、T12、T13、T14および
T15は以下の関係にある。
のC発熱素子24cの、Y色のインクの上にM色
のインクが重畳記録され、さらに該M色のインク
の上にC色のインクを重畳記録する場合の加熱時
間をT11〔sec〕、Y色またはM色のインクの上に
C色のインクを重畳記録する場合の加熱時間を
T12〔sec〕、C色のインクのみを記録する場合の
加熱時間をT13〔sec〕、Y色のインクの上にM色
のインクが重畳記録され、その上にC色のインク
を記録しない場合の加熱時間をT14〔sec〕、Y色
またはM色の記録が施してあつて、その上にC色
のインクの記録をしない場合の加熱時間をT15
〔sec〕とすると、T11、T12、T13、T14および
T15は以下の関係にある。
T11=Δt1+Δt2+Δt3 ……(4)
T12=Δt1+Δt2 ……(5)
T13=Δt1 ……(6)
T14=Δt2+Δt3 ……(7)
T15=Δt2 ……(8)
Y色およびM色の少なくとも一方のインクの記
録が施してあつて、C色の記録をしない場合、す
なわち(7)式または(8)式の場合においても、Cサー
マルヘツド2cの発熱素子24は(Δt2+Δt3)
〔sec〕またはΔt2〔sec〕の間加熱されることにな
る。
録が施してあつて、C色の記録をしない場合、す
なわち(7)式または(8)式の場合においても、Cサー
マルヘツド2cの発熱素子24は(Δt2+Δt3)
〔sec〕またはΔt2〔sec〕の間加熱されることにな
る。
しかし、前述のように、前記各々のインクは
Δt1〔sec〕以上加熱されないと溶融しない。した
がつて、該加熱によつても、前記記録紙4上のY
色およびM色、またはY色もしくはM色のインク
は溶融されない。
Δt1〔sec〕以上加熱されないと溶融しない。した
がつて、該加熱によつても、前記記録紙4上のY
色およびM色、またはY色もしくはM色のインク
は溶融されない。
また、C色のインクを、Y色およびM色の少な
くとも一方のインクの上に重畳して記録する場
合、すなわち(4)式または(5)式の場合は、重畳しな
いで記録する場合、すなわち(6)式の場合と比べ
て、(Δt2+Δt3)〔sec〕またはΔt2〔sec〕長く前
記C発熱素子24cが加熱されるので、Y色およ
びM色の少なくとも一方とC色のインクは良好に
混合する。したがつて、該インク同士の混色性お
よびC色のインクの定着性は向上する。
くとも一方のインクの上に重畳して記録する場
合、すなわち(4)式または(5)式の場合は、重畳しな
いで記録する場合、すなわち(6)式の場合と比べ
て、(Δt2+Δt3)〔sec〕またはΔt2〔sec〕長く前
記C発熱素子24cが加熱されるので、Y色およ
びM色の少なくとも一方とC色のインクは良好に
混合する。したがつて、該インク同士の混色性お
よびC色のインクの定着性は向上する。
つぎに、本発明者らが図示の実施例装置を用い
て行なつた実験における各数値の具体例を示す。
て行なつた実験における各数値の具体例を示す。
そのインクの融点が63〔℃〕であるY、Mおよ
びCの3色のインクドナーシートおよび8〔dot/
mm〕の厚膜式サーマルヘツドを用いた多色感熱記
録装置において、各ドツトの印字電力を0.6〔w/
dot〕とし、前記Δt1、Δt2およびΔt3をそれぞれ
1.0×10-3、0.1×10-3および0.15×10-3秒とした
時、各々のインクの混色が良好であることが認め
られた。この数値は、前述のΔt2<Δt3<Δt1およ
び(Δt2+Δt3)<Δt1の関係を満足している。
びCの3色のインクドナーシートおよび8〔dot/
mm〕の厚膜式サーマルヘツドを用いた多色感熱記
録装置において、各ドツトの印字電力を0.6〔w/
dot〕とし、前記Δt1、Δt2およびΔt3をそれぞれ
1.0×10-3、0.1×10-3および0.15×10-3秒とした
時、各々のインクの混色が良好であることが認め
られた。この数値は、前述のΔt2<Δt3<Δt1およ
び(Δt2+Δt3)<Δt1の関係を満足している。
したがつて、Y色の記録時間は1〔msec〕、M
色の記録時間は、該記録の前にY色の記録がある
場合、すなわち(1)式の場合は1.1〔msec〕、Y色の
記録がない場合、すなわち(2)式の場合は1
〔msec〕、C色の記録時間は、該記録の前にY色
およびM色の記録がある場合、すなわち(4)式の場
合は1.25〔msec〕、Y色またはM色の記録がある
場合、すなわち(5)式の場合は1.1〔msec〕、Y色、
M色共に記録がない場合、すなわち(6)式の場合は
1〔msec〕となる。
色の記録時間は、該記録の前にY色の記録がある
場合、すなわち(1)式の場合は1.1〔msec〕、Y色の
記録がない場合、すなわち(2)式の場合は1
〔msec〕、C色の記録時間は、該記録の前にY色
およびM色の記録がある場合、すなわち(4)式の場
合は1.25〔msec〕、Y色またはM色の記録がある
場合、すなわち(5)式の場合は1.1〔msec〕、Y色、
M色共に記録がない場合、すなわち(6)式の場合は
1〔msec〕となる。
以上のような構成による本発明の一実施例にお
いては、使用するインクドナーシートは3種類で
あつたが、本発明はこれに限定されずに、m種類
(mは整数)の使用に対しても適用できることは
当然である。すなわち、あるインクをm種類重畳
して記録する場合、i番目(i≦m)に記録する
インクの転写加熱時間を、(i−1)番目に記録
されたインクの転写加熱時間よりもやや長くする
ことにより、該各々のインクは溶解し、また混合
しあうのである。
いては、使用するインクドナーシートは3種類で
あつたが、本発明はこれに限定されずに、m種類
(mは整数)の使用に対しても適用できることは
当然である。すなわち、あるインクをm種類重畳
して記録する場合、i番目(i≦m)に記録する
インクの転写加熱時間を、(i−1)番目に記録
されたインクの転写加熱時間よりもやや長くする
ことにより、該各々のインクは溶解し、また混合
しあうのである。
また、Y、MおよびCサーマルヘツド制御器1
a,1b,1cよびY、MおよびCサーマルヘツ
ド2a,2b,2cは、前述のような構造でなく
ても、前述のような機能を奏することができるも
のであればよい。
a,1b,1cよびY、MおよびCサーマルヘツ
ド2a,2b,2cは、前述のような構造でなく
ても、前述のような機能を奏することができるも
のであればよい。
また、以上では、発熱素子に対する加熱時間を
変化させて印加エネルギを異ならせる例について
説明したが、該加熱時間のかわりに、加熱電圧あ
るいは加熱電流を変化させてもよいことは当然で
あり、一般的には、発熱素子への印加エネルギを
制御すればよい。
変化させて印加エネルギを異ならせる例について
説明したが、該加熱時間のかわりに、加熱電圧あ
るいは加熱電流を変化させてもよいことは当然で
あり、一般的には、発熱素子への印加エネルギを
制御すればよい。
さらに、第4図のOR回路17の代りに排他的
OR回路を用いることもできる。
OR回路を用いることもできる。
(効 果)
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、つぎのような効果が達成される。
ば、つぎのような効果が達成される。
すなわち、重畳してインクを転写させる場合に
おいて、サーマルヘツドへの印加エネルギを、該
重畳転写前のサーマルヘツドへの印加エネルギよ
りも大きくしたので、 (1) 該重畳転写されたインクと、該重畳転写前の
インクとを溶解混合させることができた。した
がつて、該インク同士の混色性がよくなつた。
おいて、サーマルヘツドへの印加エネルギを、該
重畳転写前のサーマルヘツドへの印加エネルギよ
りも大きくしたので、 (1) 該重畳転写されたインクと、該重畳転写前の
インクとを溶解混合させることができた。した
がつて、該インク同士の混色性がよくなつた。
(2) 該重畳転写されたインクは、該重畳転写前の
インクと共に記録紙へ浸透するため、その定着
性がよくなつた。
インクと共に記録紙へ浸透するため、その定着
性がよくなつた。
第1図は本発明の一実施例の概略構成を示すブ
ロツク線図、第2図は第1図におけるYサーマル
ヘツド制御器およびYサーマルヘツドの詳細ブロ
ツク線図、第3図は第1図におけるMサーマルヘ
ツド制御器およびMサーマルヘツドの詳細ブロツ
ク線図、第4図は第1図におけるCサーマルヘツ
ド制御器およびCサーマルヘツドの詳細ブロツク
線図、第5図は第4図における主要部のタイムチ
ヤートである。 1a…Yサーマルヘツド制御器、1b…Mサー
マルヘツド制御器、1c…Cサーマルヘツド制御
器、2a…Yサーマルヘツド、2b…Mサーマル
ヘツド、2c…Cサーマルヘツド、3a…Yイン
クドナーシート、3b…Mインクドナーシート、
3c…Cインクドナーシート、4…記録紙。
ロツク線図、第2図は第1図におけるYサーマル
ヘツド制御器およびYサーマルヘツドの詳細ブロ
ツク線図、第3図は第1図におけるMサーマルヘ
ツド制御器およびMサーマルヘツドの詳細ブロツ
ク線図、第4図は第1図におけるCサーマルヘツ
ド制御器およびCサーマルヘツドの詳細ブロツク
線図、第5図は第4図における主要部のタイムチ
ヤートである。 1a…Yサーマルヘツド制御器、1b…Mサー
マルヘツド制御器、1c…Cサーマルヘツド制御
器、2a…Yサーマルヘツド、2b…Mサーマル
ヘツド、2c…Cサーマルヘツド、3a…Yイン
クドナーシート、3b…Mインクドナーシート、
3c…Cインクドナーシート、4…記録紙。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 サーマルヘツドを用いてインクドナーシート
の異なる色インクを記録紙に順次重畳して記録す
る多色熱転写記録装置において、 前記サーマルヘツドは、 記録しようとする色インクに対応した画像デー
タに基づいて、画素ごとに当該色インクを転写す
る第1のエネルギを印加する第1の手段と、 既に記録された異なる色インクの画像データを
取込み、該画像データに基づいて、それのみでは
当該色インクを記録紙に転写できない第2のエネ
ルギを、前記異なる色インクで記録された画素に
印加する第2の手段とを備えたサーマルヘツド制
御装置により駆動されるようにしたことを特徴と
する多色熱転写記録装置。 2 前記第2の手段は、既に記録された色調の数
に応じて、前記第2のエネルギの大きさを定める
ようにしたことを特徴とする前記特許請求の範囲
第1項記載の多色熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58205835A JPS6097873A (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 多色熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58205835A JPS6097873A (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 多色熱転写記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6097873A JPS6097873A (ja) | 1985-05-31 |
JPH0373471B2 true JPH0373471B2 (ja) | 1991-11-21 |
Family
ID=16513497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58205835A Granted JPS6097873A (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 多色熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6097873A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60260362A (ja) * | 1984-06-07 | 1985-12-23 | Ricoh Co Ltd | 多数回転写方式 |
JPH0692161B2 (ja) * | 1984-06-07 | 1994-11-16 | 株式会社リコー | 多数回転写装置 |
JPS61252184A (ja) * | 1985-05-02 | 1986-11-10 | Alps Electric Co Ltd | 熱転写プリンタ |
JP4675497B2 (ja) * | 2001-04-05 | 2011-04-20 | 株式会社イシダ | ラベルプリンタ |
JP4689211B2 (ja) * | 2004-08-24 | 2011-05-25 | 大日本印刷株式会社 | 感熱記録装置、プログラム、及び、記録媒体 |
JP2011212884A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 多色熱転写プリンタ、多色熱転写プリンタの制御方法および多色熱転写プリンタの制御プログラム |
JP5827479B2 (ja) * | 2011-03-23 | 2015-12-02 | サトーホールディングス株式会社 | 熱転写式カラープリンター |
-
1983
- 1983-11-04 JP JP58205835A patent/JPS6097873A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6097873A (ja) | 1985-05-31 |
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