JPH0777804B2 - 多階調カラープリント方法 - Google Patents

多階調カラープリント方法

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JPH0777804B2
JPH0777804B2 JP2018606A JP1860690A JPH0777804B2 JP H0777804 B2 JPH0777804 B2 JP H0777804B2 JP 2018606 A JP2018606 A JP 2018606A JP 1860690 A JP1860690 A JP 1860690A JP H0777804 B2 JPH0777804 B2 JP H0777804B2
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JP
Japan
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wax
recording paper
data
gradation
ink
Prior art date
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JP2018606A
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JPH03221465A (ja
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稜雄 高梨
英史 田中
徹 二部
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱転写型のプリンタを用いたカラープリント方
法のうち特に中間調画像の再現に適した多階調カラープ
リント方法に関する。
(従来の技術) 熱転写型のプリンタの原理は第4図に示すように、プラ
テンローラ101とサーマルヘッド102との間に記録紙103
及び転写紙104を通し、この転写紙104のインク層105を
形成した面と反対側の面からサーマルヘッド102を押し
当てるとともにサーマルヘッド102を構成する複数の抵
抗体のうちの所定の抵抗体に通電することで発熱させ、
この発熱した部分のインクを記録紙103に転写するよう
にしている。
ここで、転写紙104には熱溶融性のワックス中にインク
(色材)を混入したものでインク層105を形成した熱溶
融型、昇華性インクをバインダとともに塗布してインク
層105を形成した熱昇華型及びこれらの中間に位置する
折哀型があり、これらの転写紙を用いたカラープリント
方法において、中間調の画像をプリントするには記録紙
に転写されるインクのドット面積を変える方法と、ドッ
ト数を変える方法があり、前者は後者に比べ良好な画質
が得られるが、消費電力が大で且つ低階調(低濃度)に
おいて、ドットサイズのコントロールができない。
そこで特開昭61−51389号に、高階調(高濃度)の部分
はドットサイズをコントロールし、低階調(低濃度)の
部分はドット数をコントロールすることで、中間調を含
む色表現を行なう方法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 上述した特開昭61−51389号に開示される方法によっ
て、多階調カラープリントを行なう場合は異なる2つの
階調表現方法を用いるため、制御が複雑になり、また低
階調の部分はあくまで疑似的な階調表現であるので良好
な画質を得にくい。
(課題を解決するための手段) 本発明者は低階調部において発色ドットサイズをコント
ロールできないのは、記録紙表面の凹凸に主な原因があ
るという知見に基づき本発明を成したものであり、その
要旨は、熱溶融性或いは昇華性インクを記録紙表面に転
写する前に、この記録紙表面に透明又は白色の熱溶融性
ワックスを画像の階調が低い部分には多く画像の階調が
高い部分には少なく塗布するようにした。
(作用) 例えば、低階調部においては透明又は白色の熱溶融性ワ
ックスの塗布量を多くすることで、記録紙表面の平滑性
を高め発色ドットサイズの大きさを微小サイズまでコン
トロールできるようにし、また高階調部においてはワッ
クスの塗布量を少なくすることで、記録紙表面の平滑性
を抑えてインクブリッジを防止する。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本発明方法の実施に使用するカラープリンタ装
置の回路系統図であり、TV信号発生装置1から供給され
るアナログ映像信号はA/D変換装置2でデジタル信号に
変換されてデータ記憶装置3に送られる。
データ記憶装置3にはイエロ画像データ記憶部4、マゼ
ンタ画像データ記憶部5、シアン画像データ記憶部6及
び透明又は白色のワックスデータ記憶部7が設けられ、
各データを記憶する。
ここで、透明又は白色のワックスデータはワックスデー
タ作成装置8においてイエロ、マゼンタ及びシアンの3
つの画像データに基いて作成される。その一例を示す
と、ワックスデータ作成装置8からアドレスバス9にア
ドレス信号が出され、この信号に従って、イエロ画像デ
ータ記憶部4、マゼンタ画像データ記憶部5、シアン画
像データ記憶部6からデータバス10を通って第2図
(A)に示すような各色の階調データがワックスデータ
作成装置8に取込まれる。ワックスデータ作成装置8は
第2図(B)に示すように各色の階調データのうち、最
も階調数の高いデータを3色の中から選んで中間データ
を作成し、さらにこれを反転して第2図(C)に示すよ
うなワックスデータを作成してこれをワックスデータ記
憶部7に送る。そして、このデータに基いて透明又は白
色のワックスを記録紙表面に塗布し、この後イエロ、マ
ゼンタ及びシアンの各色の転写を行なう。
具体的には、アドレスカウンタ11からの1〜n回目のア
ドレス信号に従って、各回目毎のワックスデータを濃淡
データ比較回路12に送出し、この濃淡データ比較回路12
にてデータカウンタ13からのデータと比較して、制御デ
ータ[0]または[1]をシフトレジスタ14に送る。こ
のシフトレジスタ14では濃淡比較回路12より供給される
1〜n回目のアドレスに各々対応したnビットの制御デ
ータを順次取込み、ラッチ回路15へ送出する。ラッチ回
路15はアドレスカウンタ11からデータ転送パルスが入来
した時点で、シフトレジスタ14より供給された制御デー
タをラッチしてゲート回路G1〜Gnの各一方の入力端子の
夫々に送出する。このゲート回路G1〜Gnの各他方の入力
端子には補正回路16から加熱パルスが印加され、その各
出力信号は対応するNPN型トランジスタT1〜Tnに印加さ
れ、これをスイッチング制御する。トランジスタT1〜Tn
のうちオンしたトランジスタのコレクタ側に接続されて
いるサーマルヘッド17の抵抗体18のみに通電され発熱す
る。
このようにして、画像の階調が高い部分には透明又は白
色の熱溶融性ワックスの塗布量を少なくしてインクブリ
ッジを防ぎ、階調が低い部分にはワックスの塗布量を多
くして発色ドットサイズのコントロールを微小サイズま
で可能とする。
ここで、ワックスの塗布量を調整する方法としては抵抗
体18への印加エネルギを変化させワックスの流動性をコ
ントロールする方法が考えられる。即ち、印加エネルギ
が低い場合は第3図(A)に示すように、記録紙20表面
へのワックス21の塗布量は少なく記録紙表面の平滑性は
低く、これよりも印加エネルギが高くなると第3図
(B)に示すように、記録紙20表面へのワックス21の塗
布量は多くなり、記録紙表面の平滑性が増しある印加エ
ネルギにおいて飽和状態となる。そして、この時が最も
平滑性が高くなると、そして更に、印加エネルギーを高
めてゆくと第3図(C)及び(D)に示すように、ワッ
クス21が記録紙20内に拡散或いは浸透して表面の平滑性
は低下してゆく。
尚、実施例にあっては、透明又は白色の熱溶融性ワック
スの塗布エネルギを画像データに対応して変化させ、記
録紙表面の平滑性(ワックスの分布状態)を画像に応じ
てコントロールするようにしたが、さらにこれに加えて
熱溶融性ワックスの塗布エネルギを記録紙の種類及び表
面粗さに応じて変化させるようにしてもよい。
また、ワックスデータの作成方法も上記した例に限ら
ず、3色の画像データに基いて演算処理を行なって、ワ
ックスデータとしてもよい。
更に転写紙として、透明又は白色の熱溶融性ワックス及
び各色のインクを塗布した部分を長さ方向に順次離間し
て配置したものを用いても、或いは熱溶融性ワックス及
び各色のインク毎に転写紙を用意してもよい。
(効果) 以上に説明したように本発明によれば、記録紙表面にイ
ンクを転写する前に、記録紙表面に透明又は白色の熱溶
融性ワックスを画像の階調が低い部分には多く画像の階
調が高い部分には少なく塗布するようにしたので、低階
調部から高階調部に至るまで単一の階調表現方法(ドッ
トサイズの大きさを変える階調表現方法)で済み制御が
簡単になり、さらに、インクブリッジを防ぐと共に、発
色ドットサイズのコントロールを微小サイズまで可能と
することができ、よって良好な画質を得ることができる
という特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に使用するカラープリンタ装
置の回路系統図、第2図(A),(B),(C)はそれ
ぞれ各色,中間データ,ワックスデータと階調との関係
を示すグラフ、第3図(A)(B)(C)及び(D)は
サーマルヘッドの抵抗体への印加エネルギと平滑性との
関係を示す断面図、第4図は熱転写型のプリンタの原理
を示す図である。 3……データ記憶装置、4……イエロ画像データ記憶
部、5……マゼンタ画像データ記憶部、6……シアン画
像データ記憶部、7……透明又は白色のワックスデータ
記憶部、8……ワックスデータ作成装置、17……サーマ
ルヘッド、18……抵抗体、20……記録紙、21……ワック
ス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写紙のインク層を形成した面と反対側の
    面にサーマルヘッドを当てインク層を記録紙に接触せし
    めた状態で、サーマルヘッドを構成する抵抗体の通電発
    熱量を変化させることで記録紙に転写するインクのドッ
    トサイズをコントロールするようにした多階調カラープ
    リント方法において、 前記インクを転写する前に、記録紙の表面に透明又は白
    色の熱溶融性ワックスを画像の階調が低い部分には多く
    画像の階調が高い部分には少なく塗布するようにしたこ
    とを特徴とする多階調カラープリント方法。
JP2018606A 1990-01-29 1990-01-29 多階調カラープリント方法 Expired - Lifetime JPH0777804B2 (ja)

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JP2018606A JPH0777804B2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 多階調カラープリント方法

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JPH03221465A JPH03221465A (ja) 1991-09-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02171251A (ja) * 1988-12-26 1990-07-02 Toshiba Corp 画像形成装置

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