JP2000000988A - 画像記録方法 - Google Patents

画像記録方法

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JP2000000988A
JP2000000988A JP17112298A JP17112298A JP2000000988A JP 2000000988 A JP2000000988 A JP 2000000988A JP 17112298 A JP17112298 A JP 17112298A JP 17112298 A JP17112298 A JP 17112298A JP 2000000988 A JP2000000988 A JP 2000000988A
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Japan
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recording
overcoat
gradation
density
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Application number
JP17112298A
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Inventor
Masaaki Yoshida
正明 吉田
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SEIKO DENSHI KIKI KK
Original Assignee
SEIKO DENSHI KIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも3色の記録ドットを形成後、オー
バーコート層を転写するカラー画像記録装置において、
効果的にオーバーコート転写による印画画像の濃度上昇
を抑制することを目的とする。 【解決手段】 オーバーコート層の転写前の少なくとも
1色の記録ドットの転写量を所望の濃度が得られる記録
ドットの転写面積よりも小さい転写量にする事を特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも3色の
記録ドットを記録媒体上に形成後、オーバーコート層を
転写するカラー画像記録方法に関し、詳細にはオーバー
コート転写による濃度上昇を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも3色の記録ドットを記録媒体
上に形成するようにしたカラー画像記録装置としては、
溶融型カラー熱転写記録装置がある。溶融型カラー熱転
写記録装置では、イエロー(以下Yという)、マゼンタ
(以下Mという)、シアン(以下Cという)の3色、も
しくはこの3色にブラック(以下Kという)を加えた4
色の熱溶融性インクをこの順序で長手方向に塗布したイ
ンクシートを用いる。
【0003】このインクシートと転写用紙とを重ね、サ
ーマルヘッドからインクシートに熱を加えることにより
インクを溶かし、転写用紙にY、M、CもしくはY、
M、C、Kの順に転写させる。サーマルヘッドは、主走
査方向にライン状に配置された多数の発熱素子を備えて
おり、この発熱素子に電流を印加する時間幅を制御する
ことにより、転写用紙に転写される記録ドットの面積を
制御し、階調表現を行うことができる。
【0004】近年インクや記録装置制御技術の大幅な向
上により平滑なコート紙への転写で画期的な画質の提供
を可能となっている。ただ、他の記録方式、例えばイン
クジェット記録のようにインクを用紙に浸透する方式で
はないので、印字後の引っかき等に弱くなる。ゆえに
Y、M、C、Kの転写後、画像を保護するために透明な
インクを画像の上に転写している。
【0005】図2に従来の溶融型カラー熱転写記録装置
により転写用紙に形成された記録ドットの配列パターン
の一例を示す。このパターンはY、M、C、Kの4色を
主走査方向、副走査方向共に300dpi(記録ドット
ピッチ=84.7μm)で形成したものである。さら
に、各ラインの記録ドットを1列おきに副走査方向に記
録ドットピッチの1/2(=42.3μm)だけずらす
ことにより、サーマルヘッドの熱を拡散させ、良好な記
録ドットが形成できるようにしている。この明細書で
は、このように各ラインの記録ドットを1列おきに副走
査方向にずらして配置することを1ドット千鳥印字と呼
ぶ。
【0006】オーバーコート転写も同様の配列で印加を
行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3はオーバーコート
の転写前(a)と転写後(b)での記録ドット1の変化
を断面図で示したものである。オーバーコート2の転写
は転写前の転写用紙3上の記録ドット1の形成状態によ
らず、すべてのY,M,C,Kによる記録ドットを原
則、覆わなければならない。インク自体は薄膜ではある
が、ゼロではなく、1〜3μ程度の高さを有している。
最大Y,M,C,K4色重ねで転写用紙上、約4倍の高
さになる。具体的には、1ドット市松模様のような高さ
に関する振幅の変化が激しく、インクシートとの密着が
不完全になるような記録ドット形成状態にあっても転写
インクドットはもちろんの事、記録ドットと記録ドット
に挟まれたいわゆる谷間と呼ばれる窪みの部分にもオー
バーコートが転写されるようにしなければならない。
【0008】オーバーコート転写が記録ドット形成状態
により不均一になると、転写用紙上の光沢が画像により
異なったり、充分な耐スクラッチ性能を確保できなくな
る。ゆえに、オーバーコート転写は一回の印加でこれら
を十分に満足する事のできる熱量を設定して与えてい
る。したがって図3に示すように、オーバーコート2の
転写前(a)と後(b)では記録ドット1の形成状態
が、オーバーコート転写前の記録ドットが再溶融によ
り、図3(b)の点線で示す状態から実線で示す状態へ
と広がり、全体的に濃度が高くなる。したがってオーバ
ーコート転写前に印画画像が適性な濃度で転写されてい
ても、オーバーコート転写後には低濃度から中間調に至
る部分は濃度が高くなり、高階調部分に至っては全転写
状態になり濃度が飽和してしまうという課題があった。
【0009】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、少なくとも3色の記録ドットを記録媒体
上に形成後、オーバーコート層を転写するカラー画像記
録装置において、効果的にオーバーコート転写による印
画画像の濃度上昇を抑制することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラー画像
記録方法は、少なくとも3色の記録ドットを記録媒体上
に形成後、オーバーコート層を転写するカラー画像記録
装置であって、オーバーコート層の転写前の少なくとも
1色の記録ドットの転写量を所望の濃度が得られる記録
ドットの転写面積よりも小さい転写量にする事を特徴と
するものである。
【0011】本発明においては、印画画像のそれぞれの
階調における記録ドット転写面積はそれぞれの階調にお
ける所望の濃度が得られる転写面積からオーバーコート
転写による記録ドットの面積増加分を差し引いた転写面
積になるように設定する事により、オーバーコート転写
後に所望の濃度を持つ印画画像が得られる。つまり本発
明によれば、少なくとも3色の色インクを印画した時点
では全体的に濃度が低い印画画像が形成されるが、オー
バーコート転写により記録ドットの転写面積が増える事
により、印画画像はそれぞれの階調において所望の濃度
が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図2に本発明を適
用した溶融型カラー熱転写記録方法により転写用紙上に
形成された記録ドットの配列パターンの一例を示す。こ
のパターンはY、M、C、Kの4色をこの順序で印字す
ることにより形成したものである。
【0013】ここで各色記録ドットの階調と濃度の関係
について説明する。図4は本記録装置においてオーバー
コート後の各色の階調と所望の濃度の関係を示した図で
ある。オーバーコートがない状態では図4に示す階調と
濃度の関係を実現する為のサーマルヘッドの通電制御ス
イッチに印加するパルスの1ドットあたりの階調とパル
ス幅の関係を図5に示す。すなわちそれぞれの階調に対
して図5に示す印加パルスをサーマルヘッドの通電制御
スイッチに加える事で図4に示す各色記録ドットの階調
と濃度の関係が得られる。なお、図4及び図5では説明
を分かりやすくするために最大8階調で示してあり、こ
の階調数に制限を加えるものではない。なお、図中Yに
関しては直線、Mに関しては点線、Cに関しては1点破
線、Kに関しては2点破線で記してある。
【0014】ここでは、図5に示すそれぞれの階調に対
する印加パルスよりもオーバーコート転写による記録ド
ットの面積増加分を差し引いた分短い、図1に示す各階
調に対する印加パルスをサーマルヘッドの通電制御スイ
ッチに加える事により図6に示す各色の階調に対する濃
度の関係を持った印画画像が得られる。次にY、M、
C、Kの4色の印字終了後、オーバーコートが転写され
る。
【0015】このオーバーコート転写により、各色の記
録ドットはそれぞれの階調において転写面積が増えて全
体的に濃度が上昇するが、予め前記濃度上昇を考慮した
図6にあるような階調と濃度の関係を持った記録ドット
の転写を実施しているので、オーバーコート転写により
各色の階調と濃度の関係は図4のようになる。このよう
に、オーバーコート前の印画画像は全体的に濃度が低い
画像となるが、オーバーコート転写により記録ドットの
転写面積が増える事で所望の濃度を得る事が可能にな
り、オーバーコート転写による濃度上昇が抑制される。
【0016】なお、前記実施の形態ではY,M,C,K
は図2のように各色同じ配列パターンであったが、各色
または少なくとも2色以上で異なる記録ドットの配列パ
ターンに対しても有効である。一例として図7に示す。
図7ではMとKは1ドット千鳥印字を行い、Yは副走査
方向の解像度をMとKの非整数倍にして印字を行い、C
はカプセル印字を行ったものである。
【0017】また、本発明はY、M、C、Kの印字順序
を用いているが、それ以外のM→C→Y→K等の順序違
いで実施したものも本発明の範囲に属するものであるの
は言うまでもない。さらに、本発明はY、M、Cの3色
で印字を行ってもよいことはいうまでもないし、前記実
施の形態は溶融型カラー熱転写プリンタに関するもので
あったが、本発明は昇華型カラー熱転写プリンタ、TA
(サーモオートクローム)プリンタ、カラーレーザープ
リンタ、及びカラーインクジェットプリンタにも適用で
きる上、前記実施の形態はラインプリンタに関するもの
であったが、本発明はシリアルプリンタにも適用でき
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、少なくとも3色の記録ドットを記録媒体上に形成
後、オーバーコート層を転写するカラー画像記録装置に
おいて、オーバーコート層の転写における少なくとも1
色では記録ドットの面積増加分を考慮して記録ドットの
転写量を所望の濃度が得られる記録ドットの転写面積よ
りも、小さい転写量にする事を特徴とする画像記録方法
により、効果的にオーバーコート転写による濃度上昇を
抑制することができる。
【0019】本発明の効果は、特に記録ドットの面積に
より階調表現を行う際に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により各色記録ドットを形成する為にサーマルヘッドに
印加するパルスの一例を示す図である。
【図2】従来の溶融型カラー熱転写記録装置により転写
用紙に形成された記録ドットの配列パターンの一例を示
す図である。
【図3】記録紙上のオーバーコート転写前と転写後での
記録ドットの変化を示した断面図である。
【図4】本記録装置における各階調と所望の濃度の関係
を示した図である。
【図5】本記録装置においてオーバーコートがない状態
で各階調において所望の濃度を得る為にサーマルヘッド
に印加するパルスの一例を示す図である。
【図6】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により実現する各色記録ドット転写後、オーバーコート
転写前の各色階調と濃度の関係の一例を示す図である。
【図7】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により形成された記録ドットの配列パターンの他の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1…記録ドット 2…オーバーコート層 3…転写用紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3色の記録ドットを記録媒体
    上に形成後、オーバーコート層を転写するカラー画像記
    録方法であって、 オーバーコート層の転写前の少なくとも1色の記録ドッ
    トの転写量を所望の濃度が得られる記録ドットの転写面
    積よりも小さい転写量にする事を特徴とする画像記録方
    法。
JP17112298A 1998-06-18 1998-06-18 画像記録方法 Pending JP2000000988A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175669A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Toshiba Corp 熱転写記録方法および熱転写記録装置
CN100413693C (zh) * 2003-11-13 2008-08-27 三星电子株式会社 用于能够打印的图像形成装置的打印密度设置方法
US7633645B2 (en) 2003-07-29 2009-12-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Hard copy producing method, hard copy producing device, and hard copy

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