JP2000168116A - サーマルプリンタ装置及び印字制御方法 - Google Patents

サーマルプリンタ装置及び印字制御方法

Info

Publication number
JP2000168116A
JP2000168116A JP35275498A JP35275498A JP2000168116A JP 2000168116 A JP2000168116 A JP 2000168116A JP 35275498 A JP35275498 A JP 35275498A JP 35275498 A JP35275498 A JP 35275498A JP 2000168116 A JP2000168116 A JP 2000168116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
temperature color
thermal
head
print data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35275498A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Morita
忠宏 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Computertechno Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Computertechno Ltd filed Critical NEC Computertechno Ltd
Priority to JP35275498A priority Critical patent/JP2000168116A/ja
Publication of JP2000168116A publication Critical patent/JP2000168116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、2色の情報を含む印字データを2
色発色性感熱紙に1度の印刷動作で2色混在させて印刷
するサーマルプリンタ装置及び印字制御方法を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 ヘッド制御部122からサーマルヘッド
14に高温色の印字データのみを入力し、高温色を発色
させるのに適した印加時間から低温色を発色させるのに
適した印加時間を引いた時間、ストローブ信号をON状
態にして印加し、続いて、ヘッド制御部122からサー
マルヘッド14に低温色と高温色の混在した印字データ
を入力し、低温色を発色させるのに適した印加時間スト
ローブ信号をON状態して印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱印字技術に関
し、特に、印字データを2色発色性感熱紙に印刷するサ
ーマルプリンタ装置及び印字制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルプリンタ装置としては、
例えば、特開平5−318806号公報に記載のものが
ある(第1従来技術)。第1従来技術のサーマルプリン
タ装置は、イメージデータを格納する手段と、このイメ
ージデータに対応したカラー情報を格納する手段と、イ
メージデータの印字をなす熱転写ヘッドの微小発熱体に
印加する印加電圧を、カラー情報に応じて制御する手段
とを含むことを特徴とするカラー印字制御装置である。
また、従来のサーマルプリンタ装置としては、例えば、
実開平5−44543号公報に記載のものがある(第2
従来技術)。この従来のサーマルプリンタ装置は、電流
量に応じて発熱温度を変える複数個の発熱体を有する印
刷ヘッドと、印刷データの色情報に対応し印刷ヘッドの
各発熱体に流す電流量を変化させる制御部から構成され
ている。このような構成を有する第1、第2従来技術の
従来のサーマルプリンタ装置は、各発熱体毎に電圧や電
流が可変に制御可能な回路を必要とする特別なサーマル
ヘッドを用いて発熱体毎に発熱温度を制御し1度で多色
印字を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1、
第2従来技術は、カラー専用のサーマルヘッド自体が高
価でありまた制御回路が複雑になるため、装置が高価に
なってしまうという問題点があった。
【0004】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、2色の情報を含む
印字データを2色発色性感熱紙に1度の印刷動作で2色
混在させて印刷するサーマルプリンタ装置及び印字制御
方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の要旨は、モノクロ用のサーマルヘッドを具備したサー
マルプリンタ装置であって、印加熱エネルギーに応じた
発色特性を示す2色発色性感熱紙に印字を行うサーマル
ヘッドと、2色の情報を含む印字データを前記2色発色
性感熱紙に1度の印刷動作で2色混在させて印刷する印
字制御をサーマルヘッドに対して実行する制御装置を備
え、前記制御装置は、前記サーマルヘッドに前記2色発
色性感熱紙に高温色を発色させるための印字データのみ
を入力するとともに当該高温色を発色させるために適し
た印加時間から低温色を発色させるのに適した印加時間
を差し引いた時間だけ前記サーマルヘッドに通電制御し
て発熱させ、当該通電制御の終了後に前記サーマルヘッ
ドに前記低温色と前記高温色とが混在した印字データを
入力するとともに当該低温色を発色させるのに適した印
加時間だけ前記サーマルヘッドに通電制御して発熱させ
るヘッド制御部を備えることを特徴とするサーマルプリ
ンタ装置に存する。また本発明の請求項2に記載の要旨
は、前記サーマルヘッドは、アレイ状に形成された複数
の発熱体と、前記ヘッド制御部からシリアル形式で送ら
れてきた印字データを前記ヘッド制御部からのクロック
信号に応じてパラレル形式の印字データに変換するシフ
トレジスタと、前記シフトレジスタが出力するパラレル
形式の印字データを前記ヘッド制御部からのラッチ信号
に応じて保持するラッチレジスタとを備えることを特徴
とする請求項1に記載のサーマルプリンタ装置に存す
る。また本発明の請求項3に記載の要旨は、前記シフト
レジスタは、前記クロック信号に同期して前記印字デー
タが1ドットずつ入力されるとともに、1ライン分の当
該印字データを格納するように構成されていることを特
徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ装置に存す
る。また本発明の請求項4に記載の要旨は、前記ラッチ
レジスタは、前記ラッチ信号のON状態に応じて前記シ
フトレジスタ内の1ライン分の印字データをラッチする
ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載
のサーマルプリンタ装置に存する。また本発明の請求項
5に記載の要旨は、前記発熱体は、前記ヘッド制御部か
らストローブ信号がON状態であって前記ラッチレジス
タの印字データが有効であるときに通電されて発熱し、
前記ストローブ信号がOFF状態及び/または前記ラッ
チレジスタの印字データが無効のときに通電されず発熱
しないように構成されていることを特徴とする請求項2
に記載のサーマルプリンタ装置に存する。また本発明の
請求項6に記載の要旨は、2色混在の前記印字データを
前記制御装置が受け取ったタイミングで前記ヘッド制御
部が印字制御を開始し、前記ヘッド制御部が、前記高温
色を発色させるための1ライン目のデータを前記サーマ
ルヘッドの前記シフトレジスタに入力し、前記ヘッド制
御部が、前記ラッチ信号をON状態にして前記シフトレ
ジスタからの前記高温色データを前記ラッチレジスタに
ラッチさせ、前記ヘッド制御部が、前記高温色を適正な
濃度に印字する印加時間から前記低温色を適正な濃度に
印字する印加時間を差し引いた時間だけ前記ストローブ
信号をON状態にして前記サーマルヘッドの通電制御を
行い、前記サーマルヘッドへの通電制御を実行している
間に、前記ヘッド制御部が、前記低温色と前記高温色と
を発色させるための1ライン目のデータを前記シフトレ
ジスタに入力し、前記ヘッド制御部が、前記高温色を適
正な濃度に印字する印加時間−前記低温色を適正な濃度
に印字する印加時間の通電制御終了を監視し、前記ラッ
チレジスタが、通電制御終了時に前記サーマルヘッドの
前記ラッチ信号をON状態にして前記シフトレジスタの
前記低温色データ及び前記高温色データを前記ラッチレ
ジスタにラッチし、続いて、前記低温色を適正な濃度に
印字する印加時間だけストローブ信号をON状態にする
印加をスタートし、前記ヘッド制御部が、前記高温色を
発色させるための2ライン目のデータを前記シフトレジ
スタに入力し、前記ヘッド制御部が、前記低温色を適正
な濃度に印字する印加時間に応じた通電制御を監視する
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載
のサーマルプリンタ装置に存する。また本発明の請求項
7に記載の要旨は、印加熱エネルギーに応じた発色特性
を示す2色発色性感熱紙に印字を行う印字工程と、2色
の情報を含む印字データを前記2色発色性感熱紙に1度
の印刷動作で2色混在させて印刷する印字制御をサーマ
ルヘッドに対して実行するヘッド制御工程を備え、前記
ヘッド制御工程は、前記サーマルヘッドに前記2色発色
性感熱紙に高温色を発色させるための印字データのみを
入力するとともに当該高温色を発色させるために適した
印加時間から低温色を発色させるのに適した印加時間を
差し引いた時間だけ前記サーマルヘッドに通電制御して
発熱させる工程と、当該通電制御の終了後に前記サーマ
ルヘッドに前記低温色と前記高温色とが混在した印字デ
ータを入力するとともに当該低温色を発色させるのに適
した印加時間だけ前記サーマルヘッドに通電制御して発
熱させる工程とを備えることを特徴とする印字制御方法
に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
のサーマルプリンタ装置の第1及び第2実施形態を説明
するための機能ブロック図である。図1を参照すると、
上位装置10、制御装置12、サーマルヘッド14、2
色発色性感熱紙16、搬送装置18を備えている。上位
装置10は2色の印字情報を含む印字データを制御装置
12に送る。制御装置12はヘッド制御部122と搬送
制御部124を含みサーマルプリンタ装置全体の制御を
行う。ヘッド制御部122はクロック信号、印字デー
タ、ストローブ信号(印加信号)、ラッチ信号をサーマ
ルヘッド14に出力してサーマルヘッド14に対する印
字制御を実行する。搬送制御部124は搬送装置18を
制御して2色発色性感熱紙16を搬送させる。サーマル
ヘッド14はヘッド先端に形成されている複数の発熱体
142を発熱させて2色発色性感熱紙16を発色させ
る。搬送装置18は搬送モータや搬送ベルト、プラテン
ローラ等で構成され、2色発色性感熱紙16を搬送す
る。2色発色性感熱紙16はサーマルヘッド14の発熱
量に応じて2色に発色する。
【0007】図2は、図1のサーマルプリンタ装置にお
ける汎用的なモノクロ用のサーマルヘッド14の機能を
示す等価回路図である。サーマルヘッド14は、アレイ
状に形成された複数の発熱体142、シリアル形式で送
られてきた印字データ(図中でデータ入力と表記)をク
ロック信号(図中でクロック入力と表記)に応じてパラ
レル形式の印字データに変換するシフトレジスタ14
4、シフトレジスタ144が出力するパラレル形式の印
字データをラッチ信号に応じて保持するラッチレジスタ
146を備えている。このようなサーマルヘッド14に
おいて、シフトレジスタ144にはクロック信号に同期
してデータ入力より印字データが1ドットずつ入力さ
れ、1ライン分の印字データが格納される。ラッチレジ
スタ146において、ラッチ信号のON状態によりシフ
トレジスタ144内の1ライン分の印字データがラッチ
レジスタ146内にラッチされる。発熱体142は、ス
トローブ信号がON状態でありかつ、ラッチレジスタ1
46の印字データが1(データあり)のときに電流が流
れ発熱し、ストローブ信号がOFF状態、又はラッチレ
ジスタ146の印字データが0(すなわち、データ無
し)のときに電流が流れず発熱しない。またストローブ
信号ON状態の印加中も、シフトレジスタ144はデー
タ入力可能である。
【0008】図3は、図1のサーマルプリンタ装置にお
ける2色発色性感熱紙16の動的発色特性図である。横
軸はヘッドエネルギー(単位は[mJ/dot])、縦
軸は印字濃度である。低温色の特性曲線31と高温色の
特性曲線32を見ると、高温色の適正な濃度(印字濃度
1.0)に必要なヘッドエネルギーは、低温色の適正な
濃度(印字濃度1.0)に必要なヘッドエネルギーより
高い。ヘッドエネルギーは、サーマルヘッド14ではス
トローブ信号をON状態にする印加時間に比例して増加
する。すなわち、印加時間が増加するに従ってまず低温
色が発色し初めて低温色の適正な濃度になり、続いて次
第に高温色が発色し出して高温色の適正な濃度になる。
【0009】次に、図4のフローチャートを参照して本
実施形態の全体の動作について詳細に説明する。図4
は、図1のサーマルプリンタ装置で実行される本発明の
印字制御方法の第1実施形態の動作を説明するためのフ
ローチャートである。上位装置10から2色混在のデー
タを制御装置12が受け取って印字制御を開始すると、
まず、ヘッド制御部122は高温色の1ライン目のデー
タをサーマルヘッド14のシフトレジスタ144に入力
する(図4のステップA1)。次に、サーマルヘッド1
4のラッチ信号をON状態にしてシフトレジスタ144
の高温色データをラッチレジスタ146にラッチし(図
4のステップA2)、T2時間(高温色を適正な濃度に
印字する印加時間)からT1時間(低温色を適正な濃度
に印字する印加時間)を引いた時間だけストローブ信号
をON状態にする印加をスタートする(図4のステップ
A3)。さらに、印加している間に、ヘッド制御部12
2は低温色と高温色の1ライン目のデータをサーマルヘ
ッド14のシフトレジスタ144に入力し(図4のステ
ップA4)、{T2−T1}時間の印加終了を監視する
(図4のステップA5)。印加終了したら(この時スト
ローブ信号はOFF状態)サーマルヘッド14のラッチ
信号をON状態にしてシフトレジスタ144の低温+高
温色データをラッチレジスタ146にラッチし(図4の
ステップA6)、T1時間だけストローブ信号をON状
態にする印加をスタートする(図4のステップA7)。
次に、ヘッド制御部122は高温色の2ライン目のデー
タをサーマルヘッド14のシフトレジスタ144に入力
し(図4のステップA8)、T1時間の印加終了を監視
する(図4のステップA9)。印加終了したら搬送装置
18により感熱紙を1ドットライン搬送し2ライン目の
印字位置へ移動する。以降、図4のステップA2からス
テップA10を繰り返し印刷を行う。
【0010】次に、図5のタイムチャートを用いて説明
する。図5は、図4に示す印字制御方法におけるサーマ
ルヘッド14の信号のタイムチャートである。まず、高
温色の印字データ51を入力し、ラッチ信号に同期して
高温色の印字データ51をラッチレジスタ146にラッ
チする。{T2−T1}時間だけ高温色用の発熱体14
2に印字電圧を印加するとともに、この{T2−T1}
時間中に{低温色+高温色}の印字データ52を入力し
ておく。{T2−T1}時間だけ高温色用の発熱体14
2に印字電圧を印加し終わったタイミングで{低温色+
高温色}の印字データ52をラッチし、T1時間だけ低
温色用の発熱体142に印字電圧を印加する。これによ
り、高温色の発熱体142(高温色データの位置の発熱
体142)は{T2−T1}時間に加えてT1時間だけ
発熱し(=T2時間)、低温色の発熱体142(低温色
データの位置の発熱体142)はT1時間発熱し、また
印字データ無しの発熱体142は通電されないので発熱
しない。その結果、2色混在印字が可能となる。
【0011】以上説明したように、第1実施形態によれ
ば、印字データを高温色と{低温色+高温色}との2度
に分けて入力して印加することができるので、既存のモ
ノクロ用のサーマルヘッド14をそのまま活用して2色
混在印字が1度の印字動作で実行でき、同時に、安価な
システム構成で印字速度も向上することができる。
【0012】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。図6は、
図1のサーマルプリンタ装置で実行される本発明の印字
制御方法の第2実施形態の動作を説明するためのタイム
チャートである。図6を参照すると、本実施形態は、図
1と同じ構成において、他の制御方法時のサーマルヘッ
ド14の信号のタイムチャートである。まず、{低温色
+高温色}の印字データ61を入力してラッチレジスタ
146にラッチする。T1時間だけ高温色用の発熱体1
42及び低温色用の発熱体142に印字電圧を印加し、
高温色用の発熱体142及び低温色用の発熱体142へ
の印字電圧の印加中に高温色の印字データ62をシフト
レジスタ144に入力しておく。T1時間の印字電圧の
印加が終了したタイミングで高温色の印字データ62を
ラッチし、{T2−T1}時間だけ高温色用の発熱体1
42に印字電圧を印加する。このとき、高温色の発熱体
142(高温色データの位置の発熱体142)は、T1
時間に{T2−T1}時間を加えた時間(=T2時間)
だけ発熱し、低温色の発熱体142(低温色データの位
置の発熱体142)はT1時間発熱し、また印字データ
無しの発熱体142は発熱しない。これにより、2色混
在印字が可能となる。
【0013】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。図7は、
図1のサーマルプリンタ装置で実行される本発明の印字
制御方法の第3実施形態の動作を説明するためのタイム
チャートである。まず、クロック信号に応じて高温色の
印字データ71をシフトレジスタ144に入力し、ラッ
チ信号に応じてラッチレジスタ146にラッチする。ス
トローブ信号1を{T2−T1}時間だけ印加し、スト
ローブ信号1の印加中に{低温色+高温色}の印字デー
タ72をクロック信号に応じてシフトレジスタ144に
入力しておく。{T2−T1}時間のストローブ信号1
の印加が終了したタイミングで、ラッチ信号に応じて
{低温色+高温色}の印字データ72をラッチレジスタ
146にラッチし、ストローブ信号1をT1時間だけ印
加する。
【0014】再び、クロック信号に応じてシフトレジス
タ144に高温色の印字データ73を入力し、ラッチ信
号に応じてラッチレジスタ146に高温色の印字データ
73をラッチする。ストローブ信号2を{T2−T1}
時間だけ印加し、ストローブ信号2の印加中にクロック
信号に応じて{低温色+高温色}の印字データ74をシ
フトレジスタ144に入力しておく。{T2−T1}時
間のストローブ信号2の印加が終了したら、ラッチ信号
に応じてラッチレジスタ146に{低温色+高温色}の
印字データ74ラッチし、ストローブ信号2をT1時間
だけ印加する。
【0015】再び、クロック信号に応じてシフトレジス
タ144に高温色の印字データ75を入力し、ラッチ信
号に応じてラッチレジスタ146に高温色の印字データ
75をラッチする。ストローブ信号3を{T2−T1}
時間だけ印加し、ストローブ信号3の印加中にクロック
信号に応じて{低温色+高温色}の印字データ76をシ
フトレジスタ144に入力しておく。{T2−T1}時
間のストローブ信号3の印加が終了したら、ラッチ信号
に応じて{低温色+高温色}の印字データ76をラッチ
レジスタ146にラッチし、ストローブ信号3をT1時
間だけ印加する。
【0016】再び、クロック信号に応じて高温色の印字
データ77をシフトレジスタ144に入力し、ラッチ信
号に応じて高温色の印字データ77をラッチレジスタ1
46にラッチする。ストローブ信号4を{T2−T1}
時間だけ印加し、ストローブ信号4の印加中にクロック
信号に応じて{低温色+高温色}の印字データ78をシ
フトレジスタ144に入力しておく。{T2−T1}時
間のストローブ信号4の印加が終了したら、ラッチ信号
に応じて{低温色+高温色}の印字データ78をラッチ
レジスタ146にラッチし、ストローブ信号4をT1時
間だけ印加する。
【0017】このようにブロック毎にストローブ信号
1,…,4の印加を繰り返し、全てのストローブ信号
1,…,4の印加を終了した後に1ドット分だけ2色発
色性感熱紙16を搬送し、次の印字データの印字を行
う。これにより、2色混在の分割印字が可能となる。
【0018】以上説明したように、第1〜第3実施形態
によれば、ヘッド制御部122からサーマルヘッド14
に高温色(2色発色性感熱紙16で高温で発色する色)
の印字データのみを入力し、高温色を発色させるのに適
した印加時間から低温色(2色発色制感熱紙で低温で発
色する色)を発色させるのに適した印加時間を引いた時
間、ストローブ信号をON状態にして印加し、続いて、
ヘッド制御部122からサーマルヘッド14に低温色と
高温色の混在した印字データを入力し、低温色を発色さ
せるのに適した印加時間ストローブ信号をON状態にし
て印加する。これにより、モノクロ用のサーマルヘッド
14を具備したサーマルプリンタ装置において、2色の
情報を含む印字データを2色発色性感熱紙16に、1度
の印刷動作で2色混在させて印刷することが可能とな
る。
【0019】なお、本発明の実施では、2色発色性の感
熱紙を用いる場合について説明したが、印加エネルギー
により異なる色を発色をする多色発色性の感熱紙におい
ても同様の印刷方法が適用でき、色の数に制限はない。
また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形
態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位
置、形状等にすることができる。また、各図において、
同一構成要素には同一符号を付している。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、印字データを高温色と{低温色+高温色}との2度
に分けて入力して印加することができるので、既存のモ
ノクロ用サーマルヘッドをそのまま活用して2色混在印
字が1度の印字動作で実行でき、同時に、安価なシステ
ム構成で印字速度も向上することができるといった効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルプリンタ装置の第1及び第2
実施形態を説明するための機能ブロック図である。
【図2】図1のサーマルプリンタ装置における汎用的な
モノクロ用サーマルヘッドの機能を示す等価回路図であ
る。
【図3】図1のサーマルプリンタ装置における2色発色
性感熱紙の動的発色特性図である。
【図4】図1のサーマルプリンタ装置で実行される本発
明の印字制御方法の第1実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図5】図4に示す印字制御方法におけるサーマルヘッ
ドの信号のタイムチャートである。
【図6】図1のサーマルプリンタ装置で実行される本発
明の印字制御方法の第2実施形態の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図7】図1のサーマルプリンタ装置で実行される本発
明の印字制御方法の第3実施形態の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【符号の説明】
10…上位装置 12…制御装置 122…ヘッド制御部 124…搬送制御部 14…サーマルヘッド 142…発熱体 144…シフトレジスタ 146…ラッチレジスタ 16…2色発色性感熱紙 18…搬送装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノクロ用のサーマルヘッドを具備した
    サーマルプリンタ装置であって、 印加熱エネルギーに応じた発色特性を示す2色発色性感
    熱紙に印字を行うサーマルヘッドと、2色の情報を含む
    印字データを前記2色発色性感熱紙に1度の印刷動作で
    2色混在させて印刷する印字制御をサーマルヘッドに対
    して実行する制御装置を備え、 前記制御装置は、前記サーマルヘッドに前記2色発色性
    感熱紙に高温色を発色させるための印字データのみを入
    力するとともに当該高温色を発色させるために適した印
    加時間から低温色を発色させるのに適した印加時間を差
    し引いた時間だけ前記サーマルヘッドに通電制御して発
    熱させ、当該通電制御の終了後に前記サーマルヘッドに
    前記低温色と前記高温色とが混在した印字データを入力
    するとともに当該低温色を発色させるのに適した印加時
    間だけ前記サーマルヘッドに通電制御して発熱させるヘ
    ッド制御部を備えることを特徴とするサーマルプリンタ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記サーマルヘッドは、 アレイ状に形成された複数の発熱体と、 前記ヘッド制御部からシリアル形式で送られてきた印字
    データを前記ヘッド制御部からのクロック信号に応じて
    パラレル形式の印字データに変換するシフトレジスタ
    と、 前記シフトレジスタが出力するパラレル形式の印字デー
    タを前記ヘッド制御部からのラッチ信号に応じて保持す
    るラッチレジスタとを備えることを特徴とする請求項1
    に記載のサーマルプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記シフトレジスタは、前記クロック信
    号に同期して前記印字データが1ドットずつ入力される
    とともに、1ライン分の当該印字データを格納するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のサ
    ーマルプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記ラッチレジスタは、前記ラッチ信号
    のON状態に応じて前記シフトレジスタ内の1ライン分
    の印字データをラッチするように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記発熱体は、前記ヘッド制御部からス
    トローブ信号がON状態であって前記ラッチレジスタの
    印字データが有効であるときに通電されて発熱し、前記
    ストローブ信号がOFF状態及び/または前記ラッチレ
    ジスタの印字データが無効のときに通電されず発熱しな
    いように構成されていることを特徴とする請求項2に記
    載のサーマルプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 2色混在の前記印字データを前記制御装
    置が受け取ったタイミングで前記ヘッド制御部が印字制
    御を開始し、 前記ヘッド制御部が、前記高温色を発色させるための1
    ライン目のデータを前記サーマルヘッドの前記シフトレ
    ジスタに入力し、 前記ヘッド制御部が、前記ラッチ信号をON状態にして
    前記シフトレジスタからの前記高温色データを前記ラッ
    チレジスタにラッチさせ、 前記ヘッド制御部が、前記高温色を適正な濃度に印字す
    る印加時間から前記低温色を適正な濃度に印字する印加
    時間を差し引いた時間だけ前記ストローブ信号をON状
    態にして前記サーマルヘッドの通電制御を行い、 前記サーマルヘッドへの通電制御を実行している間に、
    前記ヘッド制御部が、前記低温色と前記高温色とを発色
    させるための1ライン目のデータを前記シフトレジスタ
    に入力し、 前記ヘッド制御部が、前記高温色を適正な濃度に印字す
    る印加時間−前記低温色を適正な濃度に印字する印加時
    間の通電制御終了を監視し、 前記ラッチレジスタが、通電制御終了時に前記サーマル
    ヘッドの前記ラッチ信号をON状態にして前記シフトレ
    ジスタの前記低温色データ及び前記高温色データを前記
    ラッチレジスタにラッチし、 続いて、前記低温色を適正な濃度に印字する印加時間だ
    けストローブ信号をON状態にする印加をスタートし、 前記ヘッド制御部が、前記高温色を発色させるための2
    ライン目のデータを前記シフトレジスタに入力し、 前記ヘッド制御部が、前記低温色を適正な濃度に印字す
    る印加時間に応じた通電制御を監視することを特徴とす
    る請求項2乃至5のいずれか一項に記載のサーマルプリ
    ンタ装置。
  7. 【請求項7】 印加熱エネルギーに応じた発色特性を示
    す2色発色性感熱紙に印字を行う印字工程と、2色の情
    報を含む印字データを前記2色発色性感熱紙に1度の印
    刷動作で2色混在させて印刷する印字制御をサーマルヘ
    ッドに対して実行するヘッド制御工程を備え、 前記ヘッド制御工程は、 前記サーマルヘッドに前記2色発色性感熱紙に高温色を
    発色させるための印字データのみを入力するとともに当
    該高温色を発色させるために適した印加時間から低温色
    を発色させるのに適した印加時間を差し引いた時間だけ
    前記サーマルヘッドに通電制御して発熱させる工程と、 当該通電制御の終了後に前記サーマルヘッドに前記低温
    色と前記高温色とが混在した印字データを入力するとと
    もに当該低温色を発色させるのに適した印加時間だけ前
    記サーマルヘッドに通電制御して発熱させる工程とを備
    えることを特徴とする印字制御方法。
JP35275498A 1998-12-11 1998-12-11 サーマルプリンタ装置及び印字制御方法 Pending JP2000168116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35275498A JP2000168116A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 サーマルプリンタ装置及び印字制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35275498A JP2000168116A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 サーマルプリンタ装置及び印字制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000168116A true JP2000168116A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18426221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35275498A Pending JP2000168116A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 サーマルプリンタ装置及び印字制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000168116A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1266762A2 (en) * 2001-06-14 2002-12-18 Seiko Epson Corporation Method and apparatus for controlling a heating element of a thermal head
US6747683B2 (en) 2001-06-14 2004-06-08 Seiko Epson Corporation Thermal head control method and control apparatus
JP2021041710A (ja) * 2018-06-12 2021-03-18 キヤノン株式会社 画像形成装置およびその制御方法
CN113954545A (zh) * 2021-10-22 2022-01-21 河南长城计算机系统有限公司 一种双色热敏记录介质的直接热敏打印方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1266762A2 (en) * 2001-06-14 2002-12-18 Seiko Epson Corporation Method and apparatus for controlling a heating element of a thermal head
EP1266762A3 (en) * 2001-06-14 2003-10-22 Seiko Epson Corporation Method and apparatus for controlling a heating element of a thermal head
US6747683B2 (en) 2001-06-14 2004-06-08 Seiko Epson Corporation Thermal head control method and control apparatus
KR100530648B1 (ko) * 2001-06-14 2005-11-22 세이코 엡슨 가부시키가이샤 발열 헤드 제어 방법 및 제어 장치
JP2021041710A (ja) * 2018-06-12 2021-03-18 キヤノン株式会社 画像形成装置およびその制御方法
US11662680B2 (en) 2018-06-12 2023-05-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus in which colors are developed with multiple color development layers, control method thereof, and non-transitory computer-readable storage medium
JP7293182B2 (ja) 2018-06-12 2023-06-19 キヤノン株式会社 画像形成装置およびその制御方法
CN113954545A (zh) * 2021-10-22 2022-01-21 河南长城计算机系统有限公司 一种双色热敏记录介质的直接热敏打印方法
CN113954545B (zh) * 2021-10-22 2023-01-24 河南长城计算机系统有限公司 一种双色热敏记录介质的直接热敏打印方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4596036B2 (ja) サーマルヘッドの制御方法及びサーマルプリンタ
JPH07237314A (ja) 高速サーマル印刷装置
JPS6072756A (ja) 発熱ヘツドの制御回路
JP2000168116A (ja) サーマルプリンタ装置及び印字制御方法
JPS62164568A (ja) サ−マルヘツドの温度補正方式
JPS5957772A (ja) シリアルプリンタの印字制御装置
JP2589858B2 (ja) サーマルヘッドの発熱体制御方法
JPH07314837A (ja) 印刷装置
JP3059605B2 (ja) サーマルプリンタ
JP3088520B2 (ja) サーマルヘッド駆動回路
JP2817734B2 (ja) 多色感熱プリント装置
JP2004074459A (ja) 多色発色用サーマルプリンタ、多色発色方法及び多色発色システム
JP2662123B2 (ja) 記録ヘッド駆動装置
JP2003063053A (ja) サーマルヘッドの制御方法及び制御装置
JP2002347269A (ja) 多色印刷サーマルプリンタ
JP2001162853A (ja) サーマルプリンタ
JP3105855B2 (ja) サーマルヘッド制御方法及び装置
JPH07227990A (ja) 感熱記録装置
JP2668120B2 (ja) サーマル・ライン・ヘッド
JPH01241463A (ja) 熱ヘッド駆動回路
JPH068506A (ja) 感熱プリンタ
JP5574347B2 (ja) サーマルヘッドを制御するユニットを有する装置
JP2001130042A (ja) サーマルヘッドの駆動制御方法及び装置
JP2730473B2 (ja) サーマルヘッドの駆動装置
JPH0664211A (ja) 感熱プリンタ装置