JPH0350596Y2 - - Google Patents

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JPH0350596Y2
JPH0350596Y2 JP3329883U JP3329883U JPH0350596Y2 JP H0350596 Y2 JPH0350596 Y2 JP H0350596Y2 JP 3329883 U JP3329883 U JP 3329883U JP 3329883 U JP3329883 U JP 3329883U JP H0350596 Y2 JPH0350596 Y2 JP H0350596Y2
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JP
Japan
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coil winding
winding frame
iron core
core
coil
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JP3329883U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 本考案は電磁リレーにおいて鉄心とコイル巻枠
間の固定構造に関する。
(ロ) 従来技術とその問題点 超小型リレーではコイル巻枠の鍔部によつてコ
イル巻枠をベースに位置決めして固定し、電磁石
鉄心はこのコイル巻枠に挿入されてその位置が決
まる構造が採られている。この構造によると磁気
回路における磁極間距離とか可動範囲は鉄心とコ
イル巻枠間の嵌合精度によつて決まる。リレーに
おいて機能上重要なフアクターはリレーの感応電
圧とか接点間隔であるが、これらの量は磁極間距
離とか可動部の可動範囲によつて決まつて来るも
のであるから、結局リレーとしての良否が鉄心と
コイル巻枠間の嵌合精度によつて左右されること
になる。コイル巻枠そのものは合成樹脂の成型品
であるから必要な寸法精度は得られており、鉄心
も亦所定の寸法精度に収まるよう加工することは
容易である。しかしコイル枠と鉄心との相対的な
位置精度はコイル枠と鉄心との間の嵌合度合いに
よつて変化し、位置精度を良くしようとすれば圧
入嵌合にするのが望ましい。しかし圧入嵌合では
組立の作業性が甚だ悪い。作業性と云うことから
みると、コイル巻枠と鉄心との間の嵌合は遊合嵌
合が望ましいのであるが、この場合には嵌合の遊
びの分だけ相対位置のばらつきが生じることにな
る。このように位置精度上からの要求と作業性か
らの要求とは相反しており、従来この相反する要
求を調和的に解決する適切な方法がなく、結局の
所なるべく遊びの小さい遊合嵌合ときわめてゆる
い圧入嵌合の範囲を採用していた。これは云わば
作業性を或る程度犠牲にしてコイル巻枠と鉄心と
の間の相対的位置精度を確保すると云う方向であ
る。
(ハ) 目的 本考案は作業性を犠牲にすることなく、コイル
巻枠に対する鉄心の位置精度が得られるような鉄
心固定構造を提供しようとするものである。
(ニ) 構成 本考案電磁リレーはコイル巻枠の鉄心が挿入さ
れる筒部に成型上与えられる抜き勾配を利用し、
鉄心の上記筒部への挿入先端部が上記筒部の後端
開口と圧入嵌合し、鉄心の反対側端部が上記筒部
の入口開口と遊合嵌合状態となるように鉄心の断
面(一様断面)を選定し、鉄心とコイル巻枠筒部
入口との間の隙間にスペーサを圧入することによ
つてコイル巻枠に対する鉄心の位置を決めると共
に鉄心をコイル巻枠に固定するようにした点に特
徴を有する。
(ホ) 実施例 第1図は本考案の一実施例の要部の分解斜視図
である。1はコイル巻枠で四角の筒であり、両端
に鍔1a,1bが一体的に形成されており、四角
筒の部分にコイルcが巻装される。2は鉄心でコ
イル巻枠1の四角筒の部分に挿入される。3はヨ
ークであり、前端部は両翼に分れて磁極3a,3
bを形成しており、後端は曲げ起こし部3cとな
つて、そこに鉄心2の後端が挿入されてかしめ固
定される角孔3dが穿たれている。4はリレーの
ベースであつて、コイル巻枠1の後鍔1aの両脚
部に圧入されたコイル端子CTがベース4の端子
孔4aに挿通され、この構造によつてコイル巻枠
1の後鍔1aのベース4に対する位置が決まる。
4cは固定接点端子孔、4dは可動接点端子孔で
ある。コイル巻枠1の前鍔1bの下辺から前方に
舌片1cが突設されており、この舌片に穿たれた
孔1dをベース4に形成された位置決め突起4b
が貫通し、4bの頭を押圧してつぶすことにより
前鍔1bのベースに対する位置が決まり、かくし
てコイル巻枠1がベース4に対して位置決めされ
て固定され、ヨーク3はコイル巻枠1の下面とベ
ース4の上面との間に介在することになる。ヨー
ク3の後端は鉄心2の後端が挿入かしめ固定され
ることによつて位置が決まり、前端部は小孔3e
をベースの突起4bが貫通していることによつて
位置が決まる。
この実施例は自己保持型の有極リレーであつ
て、鉄心前端の磁極部Pとヨーク3の両翼磁極3
a,3bとの間に磁気ギヤツプが形成され、第2
図に示すようにこの磁気ギヤツプ内に可動部の二
つの磁極片P1,P2が位置せしめられる。磁極
片P1,P2は永久磁石mをはさんでおり、この
mの磁力によつて磁極片P1,P2は何れか一方
が鉄心磁極Pに接し、他方がヨークの磁極に接す
る状態で安定している。第2図ではp1が3aに
接し、p2がPに接している。この状態でコイル
Cに磁極PがN極になる方向の励磁電流を流す
と、磁極片p1,p2は反撥されて、p1がP
に、p2が3bに接し、電流を絶つた後もその状
態に停まる。
以上述べた所は従来のこの種のリレーと共通の
構造である。そこで第1図,第2図を借りて従来
例の問題を具体的に再述すると、上述したように
コイル巻枠がベースに対して位置が決まつてお
り、鉄心はコイル巻枠を基準にして位置が決まつ
ている。従つてコイル巻枠1と鉄心2との間で第
2図に矢印×で示す部分に遊びがあると、その遊
びの範囲で磁極Pの左右位置がばらつき、ヨーク
3の両磁極3a,3b間のギヤツプの長さがばら
つく。またこのばらつきによつて可動部の左右の
可動範囲は右寄りになつたりする。可動接点(不
図示)がこの可動部に連結されており、固定接点
はベースに対して位置が決まつているので、可動
部の可動範囲が右寄りになつたり左寄りになつた
りで、接点圧,接点開時の接点間隙が異つたもの
となる。このようなことが先に述べた問題点であ
る。
本題に戻つて、本考案の特徴とする所を述べ
る。第1図でコイル巻枠1の角筒部分は成型の際
中子が抜き易いように抜き勾配がつけられてあ
り、角筒の内側寸法は後端側(鍔1aの側)に向
つて小さくなつており、鉄心2は後端部2aはコ
イル巻枠1の角筒の後端部と圧入嵌合し、先端部
がコイル巻枠の角筒の前端部との間に隙間が残る
ような断面寸法に加工してある。角筒の方に勾配
がついているので、鉄心2の方は両側面平行に仕
上げることによつて上の関係を実現できる。コイ
ル巻枠と鉄心との間の寸法関係を上述したように
選定した上で、本考案は第3図に示すように鉄心
2とコイル巻枠1の角筒部の入口との間にスペー
サS1,S2を圧入して鉄心2をコイル巻枠1に
位置決めして固定するようにしてある。第1図乃
至第3図に示す実施例ではこのスペーサS1,S
2を磁極Pと可動部の磁極片p1,p2との間に
介在させる遮磁板で兼用している。遮磁板S1,
S2は同じ厚さの銅板で、スポツト溶接で磁極P
に仮着けされており、後端縁を鉄心2とコイル巻
枠1の角筒部の入口との間の隙間に挿入すること
で遮磁板の固定と鉄心の固定とを同時に行つてい
る。
上述実施例ではスペーサは遮磁板と兼用である
が、本考案はもとよりこの兼用に限定されるもの
ではない。また有極リレーに限定されるものでも
ない。
(ヘ) 効果 本考案リレーは上述したような構成で、コイル
巻枠の抜き勾配を利用して鉄心の後端部は圧入嵌
合となり、前端部は遊合嵌合となるようにし、ス
ペーサで遊びを殺すようにしてあるので、鉄心を
コイル巻枠に挿入する際の作業性は大へん良好で
あり、しかも鉄心のコイル巻枠との相対位置精度
もまた良好となり、従来相互矛盾していた問題が
調和的に解決された。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部
分解斜視図、第2図は要部平面図、第3図は要部
水平断面図である。 1……コイル巻枠、1a,1b……コイル巻枠
の鍔、2……鉄心、P……磁極、3……ヨーク、
4……ベース、p1,p2……可動部の磁極片、
m……可動部の永久磁石、C……コイル、S1,
S2……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄心が挿入される筒部が鉄心挿入方向に内側寸
    法が小さくなる勾配を有するコイル巻枠と、上記
    コイル巻枠への挿入方向の先端部が上記コイル巻
    枠の筒部のせまい方の口部と圧入嵌合になり、反
    対端部と上記筒部の入口との間が遊合嵌合となる
    ような一様断面を有し、この反対端部側面にスペ
    ーサが取付けられて上記コイル巻枠の筒部に挿入
    され、コイル巻枠の筒部入口との間に介在する上
    記スペーサによつて、上記反対端部が上記筒部入
    口に対して圧入嵌合状態となつている鉄心とを有
    する電磁リレー。
JP3329883U 1983-03-07 1983-03-07 電磁リレ− Granted JPS59138152U (ja)

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JP3329883U JPS59138152U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 電磁リレ−

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JP3329883U JPS59138152U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 電磁リレ−

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Publication Number Publication Date
JPS59138152U JPS59138152U (ja) 1984-09-14
JPH0350596Y2 true JPH0350596Y2 (ja) 1991-10-29

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ID=30164099

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JP3329883U Granted JPS59138152U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 電磁リレ−

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JPH0728667Y2 (ja) * 1987-08-19 1995-06-28 富士電機株式会社 電磁接触器の連結装置

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JPS59138152U (ja) 1984-09-14

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