JPH03502067A - 炭化水素類の製造用触媒及び製造方法 - Google Patents
炭化水素類の製造用触媒及び製造方法Info
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- JPH03502067A JPH03502067A JP63508299A JP50829988A JPH03502067A JP H03502067 A JPH03502067 A JP H03502067A JP 63508299 A JP63508299 A JP 63508299A JP 50829988 A JP50829988 A JP 50829988A JP H03502067 A JPH03502067 A JP H03502067A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
炭化水素類の製造用触媒及び製造方法
汰五盆二
本発明は、合成ガスを炭化水素類に転化する方法及び合成ガスを炭化水素類に転
化するための触媒に関し、さらに具体的にはアルミナ担体上にコバルト及びレニ
ウムを含有して成る触媒を使用する方法及びその触媒自体に関する。
!見陸歪
一酸化炭素と水素との混合物(本明細書では合成ガスと定義する)を金属触媒上
で高@(higher)炭化水素類に転化する反応は今世紀の変り目以来知られ
ている。この反応は一般にフィッシャー ・トロプシュ合成法又はF−T合成法
と言われている。第2次世昇天戦中に、ドイツはガソリン及び池の炭化水素製品
の製造に、F−T合成法を用いる方法を開発した。 1944年までに、ドイツ
では合計9基のF−Tプラントが運転されていた。上記ド、イソ法では、100
: 5 : 8 :200の相対割合のコバル1−1酸化マグネシウム、酸化
トリウム及びゲイソウ土から成る触媒を主として使用した。その後、主として経
済的な理由で大部分のドリアがマグネシアで置換えられた。fIL近では、南ア
フリカで複数の工業的フィッシャー・トロプシュプラントが運転されている。こ
れらのプラントは、沈殿法鉄を基剤とした触媒を使用する方法を採用している。
この触媒は、安定性及び生成物分布を向とさせるために種々の促進剤を含む。
一般的なF−T触媒は、二γゲル、コバルト及び鉄である。たぶん、二・ソゲル
は合成ガスの炭化水素類への反応を触媒し、主としてメタンを製造することがで
きると認められたれ初の物質であったであろう[例えば、R,B。
^ndersoTh41’、rThe rischer−’[ropsch 5
ynthes1s〈プイッシャー・トロプシュ合成法)」、第2頁、Acade
yic Press社発行(1984年)、参照]、鉄とコバル1−は、さらに
長い鎖長め炭化水素類を製造することかて゛き、シ1.たがって液状炭化水素類
の製造用触媒として好まし7い。しかしながら、他の余興らF−T合成を触媒す
ることができる。ルテニウムは合成ガスから炭化水素類を生成するための非常に
活性な触媒である。低温でのその活性は鉄、コバルト又はニッケルの活性よりも
高い、ルテニウムは重質の炭イし水素類を高比率で生成させる。高屈では、ルテ
ニウムは高分子量ワックスを高比率で生成させる。オスミウムは中位の活性であ
ることが知られており、一方白金、パラジウム及びイリジウムが低い活性を示す
ことが知られている[Pichler ’J、 r Advancesin
Catalysis (触媒の進歩)」、第1ν巻、 ACadell 1C
preSs社発行、ニューヨーク(1952年)参照]、活性な他の金属例えば
ロジウムは、酸素化物を高い割合で生成させる[lchikawaの論文、rc
tleIitechj 、第6巻、第74頁(1982年)]、研究された他の
金属としては、レニウム、モリブデン及びクロムが挙げられるが、これらの金属
は極めて低い活性を示し、その生成物の大部分はメタンである。
また、諸金属の種々の組合せも合成に使用することができる。ニッケルとのドー
ピングコバルト触媒は、F−工合成中にメタンの生成を生起し、且つその生成を
増大させるC rcatalysis 」、第1V巻、第29頁(1956年)
、ラインホルト出版社(Reinhold Publishing Co)
Q行、参照]、「コバルト−ルテニウム触媒を使用する合成ガスの転化(Con
version of 5ynthesis Gas Using aCoba
lt−Rutheniun Catalyst) Jという名称のT、 P。
Koby l i nsk iの米国特許第4.088.671号明細書には、
コバルトに少量のルテニウムを加えると、メタンに対して低い選択性を有する活
性なF−T合成触媒をもならすことが示されている。従って、これらの文献は、
2種又はそれ以上の金属を組合せると、活性F−T触媒を得ることができること
を教示している。一般に、これらの教示触媒は、個々の成分の範囲内の活性及び
選択性を有している。
また、金属をある種の酸化物担体と組合せると、F−T合成中の炭化水素収率が
改善されることも報告されている。これは、おそらくは活性金属の表面積が増大
したためであろう、「合成ガスからの炭化水素類(Hydrocarbans
fron 5ynthesis Ga5) Jという名称の米国特許第特表千3
−502067 (3)
4、595.703号明細書には、コバルト又はコバルト−トリアを担持させる
ためにチタニアを使用することが教示されている。この場合には、上記担体は炭
化水素生成に対する一種又はそれ以上の金属の活性を増大させるために役に立つ
、実際、チタニアは強い金属−担体相互作用を示すことが知られている一群の金
Xa化物類に属し、それ自体多くの金属のF−T活性を向上させることが報告さ
れている[例えば、S、 J、 Tausterらの論文、rscience
」第211巻、第1121頁(1981)参照]、また、チタニアと2種又はそ
れ以上の金属とを組合せてもF−T活性が改善されることが示されている。「メ
タノールの炭化水素類への転化における及びフィッシャー・ドロスシュ合成層ノ
コバルト触媒(Cobalt Catalysts Inthe Conver
sion of Methar+ol to Hydrocarbons an
d forFischer−Tropsch 5yntheisis) Jとい
う名称の米国特許第4.568.663号明細書には、チタニアに担持させたコ
バルト、レニウム及びドリアの組合せ並びにコバルト及びレニウムの組合せが、
メタノール又は合成ガスから炭化水素類を製造するのに有用であると記載されて
いる。また、この特許には、コバルト−レニウム又はコバルト−レニウム−トリ
アを他の無機酸化物と配合した場合には、同様の活性の改良が達成されることも
示されている。しかしながら、チタニアは特定的に論じられた唯一の担体に過ぎ
ない、チタニアに担持された金属コバルトをレニウムで促進させることによって
得られる活性の代表的な向上は、2倍よりも小さい0本発明者らは、多数の他の
一般的な担体に担持させた金属コバルトにレニウムを添加すると、結果として同
様に活性が向上することを知見した。
コバルトとレニウムとの混合物を含む触媒に間する文献における他の例は、もっ
ばら全く興なる化学反応に言及しているだけである6例えば、ソ連特許第610
558号明細書には、アルミナに担持させたコバルトとレニウムとから成る触媒
が炭化水素類の水蒸気改質に関して向上した性能をもたらすことが記載されてい
る。炭化水素類の水蒸気改質は、F−T合成による炭化水素類の製造とは全く興
なる方法であり、しかも全く異なる機構によって進行すると考えられる。ある種
の水蒸気改質触媒は合成ガスを炭化水素類に転化することができるが、かかる触
媒は合成ガスの転化中は高炭素数(03以上)の炭化水素類の生成に対する選択
性がない、実際、最も一般的に使用される水蒸気改質触媒は、その活性金属とし
てニッケルを含み、そしてニッケルは、合成ガスの転化に使用した場合には主と
してメタンを生産する。
発明の開示
本発明によれば、触媒を使用し且つアルミナに担持させ且つアルカリで促進させ
たコバルトとレニウムとから成る触媒を用いる方法を使用することによって、水
素と一酸化炭素とから成る合成ガスを液状炭化水素類に転化させることができる
ことが知見された0本明細書で使用するアルカリとは、周期率表のIA族のリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム及びセシウムの1種又はそれ以上の元
素について言う0本発明の触媒は約5〜60%のコバルトを含有し、コバルトの
量の0.5〜50%のレニウム含有量及びコバルトの量の0.5〜5原子%のア
ルカリ含有量を有することが好ましい、アルミナはγ−アルミナであるのが好ま
しい。
アルミナに担持させた主としてコバルトから成る1!!煤に少量のレニウムを加
えると、以外にも合成ガスからの炭化水素製造に関するこの触媒の活性を大いに
高めることになることが知見された。このことは、アルミナに担持させたレニウ
ムが極めて低い活性を示し、生成物の大部分がメタンであるということに鑑みて
予想外のことである。さらに、アルミナ以外の担体に担持させたコバルトにレニ
ウムを加えると、非常に低い活性水準の触媒をもたらす、さらにまた、このより
活性なコバルトにレニウムを加えた触媒はアルミナに担持させたコバルト触媒に
間して見られる高級炭化水素類に対する高い選択性及びメタンに対する低い選択
性を保持している。また、これらの触媒に少量のアルカリを加えると、F−T合
成の間に生産される生成物の平均炭素数が増大されることも知見された。(1)
レニウムがF−T合成に極めて低い活性を示し、(2)レニウム触媒上でのF−
T合成における主生成物がメタンと二酸化炭素であり、及び(3)コバルトだけ
しか含有しない触媒用の担体としてアルミナを使用することは、池の担体に担持
させたコバルトを使用することに比べて全くあるいはせいぜいほんのわずかしか
活性を増大させないという諸事実に鑑みて、アルミナに担持させたコバルト−レ
ニウムが高活性で・あること及びメタンの生産量が少ないということの両方のこ
とは予期せぬことである。従って、理由は十分には判らないが、アルミナに担持
させたコバルト及びレニウムに加えてアルカリを組合せることによって、アルミ
ナに担持させたこれら2種類のそれぞれの金属、あるいは他の無機担体例えばシ
リカ、マグネシア、シリカ−アルミナ、・チタニア、クロミア又はジルコニアに
担持させたこれら2種類の金属の翻合せのいずれよりも茗しく活性な触媒が得ら
れる。さらに、02以上の炭化水素類(C2・hydrocarbans)に対
する高い選択性とメタン及び二酸化炭素に対する低い選択性とを伴った生成物分
布は、レニウム触媒からの公知の生成物分布に基づいて予測されていなかった。
さらに、触媒へのアルカリの添加は生成物の平均炭素数を増大させるのに役立つ
。このことは、重質生成物の市場価値が重質生成物の市場価値よりも低い状況に
おいて有利である。
本発明の方法は、アルミナ担体上で複合されたなコバルトとレニウムとを含有し
て成る触媒であってレニウムが触媒のコバルト含有量よりも相対的に少ないlで
存在する触媒に、水素及び−酸化炭素から成る合成ガス供給原料を接触させる工
程を含んでいる0反応条件としては、1N表平3−502067 (4)
約150〜300℃の範囲の温度2.約大気圧=ioo気圧の範囲の圧力及び触
媒1g当り約100〜20.Goo■事/時開の範囲の合成ガス供給原料の合計
量に基づく気体空間速度(gaseoas houcly 5pace vel
ocity)が挙げられる。本発明の方法に使用する触媒は約5〜60%のコバ
ルトを含み、且つ前記のコバルトの量の0.5へ一50%のレニウム含有量を有
するのが好ましい、アルミナはγ−アルミナであるのが好ましい。
アルミナに担持させた主としてコバルトから成る触媒に少量のレニウムを加える
と、以外にも合成ガスからの炭化水素製造に間するこの触媒の活性を大いに高め
ることになることが知見された。このことは、アルミナに担持させたレニウムが
極めで低い祈性を示し、生成物の大部分がメタンであるということに鑑みて予想
外のことである。さらに、アルミナ以外の担体に担持させたコバルトにレニウム
を加えると、非常に低い活性水準の触媒をもたらす。さらにまた、このより活性
なコバル1〜にレニウムを加えた触媒はアルミナに担持さぜたコバルlヘー触媒
に関して見られる高級炭化水素類に対する高い選択性及びメタンに対する低い選
択性を保持している。(1)レニウムがF−T合成に極めて低い活性を示し、(
2)レニウム触媒上でのF−T合成における主生成物がメタンと二酸化炭素であ
り、及び(3)コバルトだけしか含有しない触媒用の担体としてアルミナを使用
することは、他の担体に担持させたコバルトを使用することに比べて全くあるい
はせいぜいほんのわずかしか活性を増大させないという諸事実に鑑みて、アルミ
ナに担持させたコバルト−レニウムが高活性であること及びメタンの生産量が少
ないということの両方のことは予期せぬことである。従って、理由は十分には判
らないが、アルミナに担持させたコバルト及びレニウムに加えてアルカリを組合
せることによって、アルミナに担持させたこれら2種類のそれぞnの金属、ある
いは他の無機担体例えばシリカ、マグネシア、シリガーアルミナ、チタニア、ク
ロミア又はジルコニアに担持させたこれら2種類の金属の組合せのいずれよりも
著しく活性な@祭が得られる。さらに、02以上の炭化水素類(C2+ hyd
rocarbons)に対する高い選択性とメタン及び二酸化炭素に対する低い
選択性とを伴った生成物分布は、レニウム触媒からの公知の生成物分布に基づい
て予測されていなかった。
!皿立呈lな五凹
第1図は、12%のコバルトを含む触媒を使用した場合のCO転化率に及ぼすレ
ニウム含有量の影響を示すグラフであり;
第2図は、アルミナ担体上の種々の量のコバルトを含む触媒にレニウムを加えた
場合のCO転化率に及ぼす影響を示すグラフであり:
第3図は、スラリー法反応を用いて操作した場合の本発明の方法に対する操作(
on 5trealり時間の関数として示したCO転化率の代表的なグラフであ
り:第4図は、本発明の方法から得た代表的な中質留分の重質冴状生成物のガス
クロマトグラムであり;第5図は、本発明の触媒を使用した場合の生成物のシュ
ルツーフローリー(Schυ12−F!0r)t)αに及ぼすカリウム対コバル
ト比の影響を示すグラフであり;第6図は、本発明の触媒を使用した場合のCO
転化率に及ぼずカリウム対コバルト比の影響を示すグラフである。
発明を咄する方法
本発明の触媒は、活性触媒成分としてアルミナに担持させたコバルトとコバルト
を含有し7コバルトより相対的に少ない藍のレニウムを含有する。場合によって
は、本発明の触媒はアルカリ金城、ずなわら周期率表のIA族の元素も含有でき
る。
本発明の方法は、反応条件において水素及び−酸化炭素から成る供@原料を、活
性触媒成分としてアルミナに担持きせなコバルトとコバルトを含有しコバルトよ
り相対的に少ない量のレニウムを含有する触媒上で接触させることから成る。
本発明の方法に使用するのに適した操作条件は、150〜300℃、好ましくは
180〜280 ”C1さらに好ましくは190−250℃の反応温度−大気圧
〜約100気圧、好ましくは1〜40気圧、さらに好ましくは1〜30気圧の全
圧:及び触媒1g当つ約100〜20,0OOcv’ 7時間、好ましくは10
0〜10,0OOci’ 7時間の合成ガス供給原料の合計量に基づく気体空間
速度である、但し、気体空間速度は、触媒の単位1量当りに供給される1時間当
りのく標準温度及び圧力で測定した)気体の容量と定義される。
本発明の方法で使用する触媒は、合成ガスすなわち水素と一酸化炭素との混合物
を、主としてパラフィン系炭化水素類の混合物に転化させるのに対して非常に活
性であることが知見された。前記のように、コバルトはF−T合成に活性な触媒
であることが長い間知られてきた。
また、レニウムそれ自体がFT合成に極めて低い活性を示し、しかも主生成物と
してメタンを生成するとしても、チタニアに担持させたコバルト触媒にレニウム
を加えることによって活性が改良されることも知られている。意外にも、本発明
者等は、コバルトにレニウムを加えた触媒用の担体を選択することが極めて重大
であること、及びアルミナに担持させたコバルト触媒にレニウムを加えると、他
の無81酸化物に担持させたコバルトにレニウムを加える場合よりも活性を極め
て高く向上させることを知見した。また、アルカリが生成物の平均炭素数を増大
させることも知見した。
コバルトは、コバルトを含めて触媒の約60重量%までの量をアルミナ担体に添
加する。5〜45重量%の量で使用するのが好ましく、10〜42重1%である
のがさらに好ましい、レニウムの含有量は、上記コバルト含有量の約0.5〜5
0重量%、好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは約2〜約20重量%で
ある。アルカリの含有量は上記コバルト含有量の約0.5〜5原子%である。
特表千3−5020G7 (5)
コバルト、レニウム及びアルカリの池に、完成触媒の重量に基づいて約0.1〜
5重量%、さらに好ましくは約0.2〜2重量%の量で少量の金属酸化物促進剤
を含むのが有利である。この促進剤は周期率表のl1rB族、TVB族又はVB
族の元素、ランタニド及びアクチニドから適宜選択される。促進剤酸化物は、例
えば5CO2、Y20s、La20x、、Ce20x、Pr20i、zrOt、
AC20g、Pa02、Nd20j、Cen2.、V20sスはNbtOsから
選択することができる。最も好ましい酸化物はLa2O5スはランタンに富むラ
ンタニドの混合物である。また、HnO又はMgOのような酸化物も含むことが
できる。必須ではないが、これらの金属酸化物は、触媒活性を保持又は向上しな
がら高沸点の生成物の生産を促進すると思われるので、それらを使用することは
当業者には背通のことである。しかしながら、本発明の触媒は、1種又はそれ以
上のこれらの金属酸化物促進剤を添加することなしに非常に活性であり且つ選択
性である。
触媒的に活性な金属類、アルカリ、及び存在する場合には促進剤金属酸化物は、
アルミナ上に広げられる(distended) 、他の担体も使用しえるが、
例えば、シリカ、チタニア、クロミア、マグネシア、シリカ−アルミナ及びジル
コニアは非常に低い活性を有する触媒を生成することが知見されている。
担体として使用する場合に最も効果的であるためには、アルミナの特性は、低酸
性度、大きな表面積及び高純度であるべきである。これらの特性は、触媒が高活
性及び低い失活速度を有することができ、また高分子量炭化水素生成物を生産す
ることができるために必要である。アルミナ担体の表面積は少なくとも約100
−7gであり、約100 d/(Jより大きいのが好ましく、150 d/Qよ
り大きいのがさらに好ましい。細孔容積は少なくとも約0.3 c11’/gで
あり、約0゜3 C1’ /9より大きいのが好ましい、触媒担体は高純度のも
のである必要がある。すなわち、触媒活性に悪い影響を及ぼす元素、例えば硫黄
及び燐、の含有量を低く保たねばならない、触媒担体の硫黄含有量は100pp
i以下、好ましくは50 ppm以下に保つべきである。
γ−アルミナが一般に使用されており且つ好ましいものであるが、適切に調製し
た場合には、多くのアルミナ構遺体がこれらの条件を満たすことができ且つ適切
な担体である1例えば、θ−アルミナ、ξ(クシ−)−アルミナ、θ−アルミナ
、δ−アルミナ、に−アルミナ、ベーマイト及びプソイドベーマイトは全て担体
として使用することができる。
活性金属類、アルカリ及び促進剤酸化物をアルミナ担体上に沈着させる方法は限
定されず、当業者に周知の種々の方法から選択することができる。使用した1つ
の適切な方法は初期湿り度含浸法(1ncipient wetnessill
pregnation)として知られている。この方法においては、触媒の細孔
を満たすのに丁度十分な量の適切な溶剤に金属塩を溶解する。他の方法において
は、沈殿剤を添加することによって金属酸化物又は水酸化物を水溶液から共沈さ
せる。さらに別の方法においては、金属塩を適切なブレングー中で湿った担体と
混合して、実質的に均一な混合物を得る6本発明において、初期湿り度含浸法を
採用する場合には、触媒的に活性な金属類及びアルカリを水溶液又は有機溶液を
用いて担体上に沈着させることができる。*切な有機溶剤としては、例えばアセ
トン、メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル、シ
クロヘキサン、キシレン及びテトラヒドロフランが挙げられる。前記金属塩とし
てCo(NO) )2を使用する場合には水溶液含浸が好ましいが、触媒をコバ
ルトカルボニルから製造する場合は有機溶剤が好ましい溶剤である。
適切なコバルト化合物としては、例えば硝酸コバルト、酢酸コバルト、塩化コバ
ルト及びコバルトカルボニルが挙げられる。水溶液から含浸させる場合には、硝
酸塩が最も好ましい、W!切なレニウム化合物としては、例えば酸化レニウム、
塩化レニウム及び過レニウム酸がある。
水溶液を用いて触媒を調製する場合には、過レニウム酸が好ましい化合物である
。
触媒にアルカリを組み入れるのに適したアルカリ塩としては、例えば硝酸塩、塩
化物、炭酸塩及び水酸化物が挙げられる。金属酸化物促進剤は、例えば硝酸塩又
は塩化物の形で触媒に適宜組み入れることができる。
水溶液含浸を行った後、触媒を110〜120℃で3〜6時間乾燥する。有機溶
剤から含浸させる場合には、触媒をまず回転蒸発装置中で低圧下に50〜60℃
で乾燥し、次に110〜120℃で数時間以上乾燥するのが好ましい。
乾燥した触媒は、空気流下に200〜500℃、好ましくは250〜350℃の
上限まで温度をゆっくり上昇させることによって焼成する。温度の上昇速度は0
.5〜bであるのが好ましい、触媒を最高温度で2〜5時間保持する。この含浸
手順を必要に応じて何度もS返して、所望の金属含有量の触媒を得る。コバルト
、レニウム及び存在する場合には促進剤を、−緒に又は別々の工程で含浸させる
ことができる。別個の工程を使用する場合、活性成分を含浸させる順番は変える
ことができる。
使用する前に、焼成触媒を水素で還元するのが好ましい。約2gの触媒を還元す
る場合には、還元を水素流中で大気圧下で30〜100 amゝ/分の流量で適
宜行うことができる。触媒の量が増大するにつれて流量を適切に増大させるべき
である。温度を0゜5〜b
温度から最高温度250〜450℃好ましくは300〜400℃まで上昇させ、
この最高温度で約6〜24時間、さらに好ましくは10〜24時間保持する。
還元工程を行った後、触媒は使用前に酸化及び還元し得る。Fi化工程を行うた
めには、触媒を室温で0.5〜2時間希釈酸素(窒素中1〜3%の酸素)で処理
した後、温度を焼成工程で使用したのと同じ速度で同じ温度まで上昇させる。高
温で1〜2時間保持した後、空気をゆつ特表+3−502067 (5)
くり導入し、処理をさらに1〜4時間高温の空気下に続行する。第二の還元を第
一の還元と同じ条件下に行う。
合成ガスからの炭化水素類の合成に使用する反応器は、当業者に周知の種々の形
式、例えば固定床、流動床、沸騰床又はスラリーの形式から選択することができ
る。F−T反応は発熱性であるので、反応器は、所望の反応温度を慎重に制御す
ることができるように熱を除去することができるように工夫される必要がある。
上に挙げた反応器の形式は、本発明の方法に使用するのに十分適合された特徴を
有している。固定床又は沸騰床用の触媒の粒径は0.1〜1011であるのが好
ましく、0゜5〜5nnであるのがさらに好ましい、eの形式の反応器に用には
、0.01〜0.21の粒径が好ましい。
本発明の方法の供給原料とし”〔使用する合成ガスは一酸化炭素と水素との混合
物であり、例えば天然ガスの水蒸気改質又は石炭の部分酸化等の当業者に知られ
た任意の供給源から得ることができる。H2:Coのモル比は通常0.5〜3:
1、好ましくは1:1から3:1、さらに好ましくは1.5:1から2.5+1
である。二酸化炭素は本発明の方法で使用するのに望ましい供給原料成分ではな
いが、希釈剤として作用する以外に本発明の方法及び触媒の活性に悪影響を与え
ることはない、一方、硫黄化合物は全て、本方法で使用する触媒の活性に悪影響
を及ぼすので、供給原料中では非常に低い濃度、好ましくはIDoll以下にし
ておく必要がある。
本発明の方法を以下に説明する。上述のように任意の適切な供給源からの合成ガ
スを本方法に供給する。この合成ガス中における一酸化炭素に対する水素の比率
は1〜3、好ましくは1.5〜2.5でありうる。iめて望ましい比率は、本方
法の範囲内のCO使用量に対するH2当量比であり、それは約1.2〜2.2で
ある。この当量比で合成ガスを供給すると、水素も一酸化炭素も過剰でないので
、結果として本方法において合成ガスを最も効率的に利用できることになる。合
成ガスは、H2とCOの他に、二酸化炭素、メタン及び窒素のような多くの他の
ガスを含みうる。これらのガスは、以下にさらに詳細に説明するようにある種の
反応器系には不利であるが、他の反応器系には有利でありうる希釈剤として作用
する。硫黄は可酷な触媒毒なので、合成ガスの硫化水素含有量は極めて低く、好
ましくはi ppn以下に保つ必要がある。
十分な圧力でない場合には、合成ガスを大気圧〜約100気圧、好ましくは1〜
40気圧、さらに好ましくは1〜30気圧でありうる操作圧力まで圧縮する。注
力が1気圧より低い場合は、不必要で極端に高価な減圧条件での操作を必要とす
る。反応速度は低下する。約100気圧より高い圧力は、高圧に耐えるのに必要
な装置の強度を増大させるために費用が著しく増大する0次いで、合成ガス反応
器に導入する前に予熱する。F−T反応は非常に発熱性であるで、通常は供給ガ
スをわざわざ反応温度まで加熱する必要はない、最終的な昇温か反応器自体の中
で起こる。上述のように、反応器は種々の反応器の形式から適宜選択することが
できる。その最も重要な基準は発熱F−1゛反応の温度を注意深く制御すること
ができることである。最も適切な反応器の形式は、触媒を管に入れ、そして熱を
除去するために管の外側に流体を循環させる管形固定床反応器2流動床反応器、
及びg&#5i触媒をビヒクル油中でスラリー化させるスラリー反応器の3種で
ある。これらのうちの後者の2つの反応器の形式においては、供給原料の顕然の
増大、内部熱交換器並びに冷却用の伴流(slip 5trear)の移動及び
反応器への帰還を含めた種々の方法で熱を除去できる。
反応器中の温度は150〜325°C2さらに好ましくは180〜280℃であ
るべきである。全圧は大気圧−・−約100気圧、好ましくは1〜30気圧であ
りうる。これらの温度範囲はフィッシャー・トロプシュ反応に代表的なものであ
る。150℃以下の温度では反応速度が低いので、商業規模では大型の反応器が
要求されるために不経済である。
使用する温度が約325℃である場合には、液状炭化水素類に対する選択性が低
いので、本方法が経済的に大行不可能になる。メタンを製造するためにはそれ程
高価でない方法がある。気体空間運廣(供給原料のH2及びC0含有量だけに基
づく)は、触媒1kg当り0.1〜20mj/時間、好まし2くは触媒1kg当
り0.1〜10m’ /時間であるべきである。一旦所望の操作温度及び圧力が
決定すれば一空閏遼度を選択して所望の通し転化率(oer oassconv
ers 1on)が得られる。
触媒の許容しうる形状は使用される反応器の形式に依存する。管形固定床反応器
の場合には、触媒は約0.5〜6111、好ましくは約1.5 uの呼称径(n
aninal dialleter)を有する押出物、ペレット、球、顆粒等の
形状でありうる。流動床又はスラリー反応器の場合には、触媒は微細形状である
べきである。スラリー反応器の操作に適した触媒に関する代表的な解析は次の通
りである。
38−53 5.7
53− 75 15.7
75−108 25.7
106−150 26.4
150−212 13.9
212−300 3.2
流動床運転、スラリー運転のいずれの場合にも、充填する触媒は、大きな粒子の
部分をあまり多く含まずまた小さな粒子の部分もあまり多く含まないことが重要
であ特表千3−502067 (7)
る、適切な大きさに統一することが触媒をうまく流動又は懸濁させるために重要
である。また、スラリー運転においては、適切なビヒクルを有することら重要で
ある。
通常、生成油の一部をこの目的に使用する。一般に、C2o〜CIOの範囲の炭
素数分布のものが申し分ない。始動のためには、F−T液態外に、C1゜〜CS
OCS−ポリ−アルファーオレフィン類高度に精製した、すなわち異種原子を含
まず、及び芳香族でない石油も使用しつる。
反応器中で、合成ガスと触媒とを接触させると、少量のオレフィン及び酸素化物
と共に主としてパラフィン系の炭化水素類の生成を惹起する。一般に、生成物の
一部は、気相中に残留し、且つ不活性物及び未転化の供給ガスと共に反応器の外
に運ばれ、また生成物の一部は液相を形成する。気相中に運ばれる生成物の割合
は使用される操作条件によって決まる。
固定床反応器においては、液相は触媒を充填した管の底部から流出するか、排ガ
ス(offgas)によって運び出されるかのいずれかである。流動床反応器に
おいては、液状生成物の量が極めて少なくなるように操作条件を調節する必要が
ある。さもなければ、生成物は触媒上に蓄積して触媒の流動特性を破壊する。ス
ラリー反応器においては、液状生成物はビヒクル油に溶解しており、−過、遠心
分離、沈降、デカンテーション等のような当業者によく知られた方法によって回
収することができる。
反応器からの排ガスは冷却して液状生成物(炭化水素類及び副生物として生成さ
れる水の両方)に凝縮させる。
代表的には、これは次第に低くなる温度での一連の工程で行われる。この場合、
ワックスが凝固して詰りを生じなV)ようにすることが必要である。この最後の
冷却器/分離器を通した後、所望ならばさらに余分の炭化水素類を吸収又は吸着
によって回収することができる。
反応器における通し転化率は、10〜90%以上、好ましくは40〜90%以上
に変えることができる。一度の通し転化率(thrOugh conversi
on)が十分に高くない場合には、生成物を回収しかつ不活性物が系内に蓄積し
ないように伴流(slip 5trean)を排出した後、排ガスを新たな合成
ガスと混合して、反応器に再循環することができる。
上述のように、合成ガスは若干量の窒素を含有していてもよい。固定床操作にの
場合には、窒素での希釈は反応性ガスの分圧を低くし、圧力降下を増大するので
、これは望ましくない、しかし、流動床及びスラリー反応器での操作する場合に
は、さらに別の混合エネルギーをもたらし及び触媒を懸濁状態に保つ役割をする
ので、窒素は有益である。これらの形式の反応器においては、圧力低下は主とし
て流量によって決まるものではないゃ本方法の最終工程において、液状生成物は
全部−緒にし得る。所望ならば、これらの液状生成物は蒸留して極めて揮発性の
成分を除去することによって安定化させ得る6次いで、液状生成物を合成原油と
して市場に出し得、あるいはまた別々に市場に出すことができる個々の留分に蒸
留し得る。さらにまた、上記生成物は、市場に出す前に触媒的に脱ろう又は水素
化分解し得る。これら後者の方法は、流動点を下げ、オクタン価を上げ及び沸点
範囲を変えることによって生成物の特性を改善することができる。
本方法から得られる生成物は主としてノルマルパラフィンから成るが、少量の分
岐鎖異性体、オレフィン、アルコール及び他の酸素化化合物を含む複雑な混合物
である。主反応は以下の式によって説明することができる=ncO+ 2 n、
Hz (−CH2−)II + nH2O[式中、(−CH,−)、は炭
素数n個の直鎖炭化水素を表わす]。炭素数は分子の主鎖を形成する炭素原子の
数について言う、生成物は1個から50個またはそれ以上の炭素数に亘っている
。
さらにまた、多くの触媒、例えば鉄を基材とするものに関しては、次の水性ガス
転化反応は周知の副反応である。
co+H20−−→H2+CO2
本発明の方法で使用する触媒に関しては、この!JL#J不適当な反応の遠度は
通常非常に低い、しかし、レニウム触媒が二酸化炭素に対して比較的高い選択性
を示すとしても、本発明の方法において使用するコバルトにレニウムを加えた触
媒は、意外にも単にコバルトだけの触媒よりも高い二酸化炭素に対する選択性を
有しないことが知見された。
フィッシャー・トロプシュ合成法を使用する方法から得られる炭化水素生成物は
、当業者に周知のいわゆるシュルツ・フローリー分布にしたがって一般にメタン
がら高沸点化合物までに亘って分布している。シュルツ・フロー9−分布は、次
のシュルツ・フローリーの式%式%
(式中、1は炭素数を表わし、αは連鎖生長反応の速度と連鎖停止反応の速度の
和に対する連鎖生長反応の速度の比を表わすシュルツ・フローリー分布係数であ
り、W、は炭素数i個の生成物の重量分率を表わす)によって数理的に表わされ
る。この式は、αが大きくなると、生成物の平均炭素数が高くなることを示して
いる。ディーゼル燃料のような重質の生成物がナフサのような軽質の生成物より
相対的に高価である(valuable)場合には、より高いα値が望ましい。
メタンの収率が通常シュルツ・フローリー分布から予測される収率よりも高いこ
とを除いて、本発明の触媒及び方法によって製造された生成物は一般にこの分布
に従う、このことは、メタンが別の機構によって製造されるらしいことを示して
いる。
本発明で規定したような方法でアルカリで促進させた触媒は、アルカリで促進し
ていない触媒から得られる生成物よりも大きい平均炭素数を有する生成物を生産
する。
すなわち、アルカリで促進した触媒からの生成物に関するシュルツ・フローリー
αは、アルカリで促進していな特表千3−502067 (B)
い触媒に関するものよりも高い。
単一のレニウムは、主としてメタンである生成物を生産するフィッシャー・トロ
プシュ合成用の低活性触媒であることは周知であり、また以下の実施例の1つに
も示されている。一方、コバルトは大きい炭素数の炭化水素類を製造するための
周知の触媒である。米国特許第4、5f38.663号明細書には、チタニアに
担持させたコバルトに少量のレニウムを加えると、触媒活性が改善されることが
示されている0本発明においては、レニウムを加えることによって得られる炭化
水素収量は、アルミナに担持させたコバルト触媒の方が、他の幾つかの無機担体
に担持させたコバルト及びレニウムから得られるものよりも、予想外に極めて大
きいことが知見された。この活性の向上及び重質炭化水素に対する選択性の増大
は、その結果としてメタンに対する選択性には何等悪影響を及ぼさない。
本発明の触媒及び本発明の方法を以下の実施例においてさらに説明する。
X訣豫止
以下の実施例は、種々の触媒の調製法及び合成ガスを炭化水素類に転化するため
にこれらの触媒を試験することによって得られた結果を説明するものである。
試験する前に、触媒を1℃/分の速度で350℃まで加熱し、かつこの温度で1
0時開保持しながら水素を3000cffj/g/時間<h)の流量で触媒上に
通すことによって還元することから成る予備処理を各触媒について行った。
実施例42を除く全ての方法試験においては、小型固定床反応器中の0.5gの
触媒上に、33容量%の一酸化炭素と67容量%の水素とから成る合成ガスを、
大気圧下に以下の操作計画(schejule)に従って185 、195及び
205℃の温度で通した。
195℃で9時開50分
205℃で4時間20分
185℃で4時間30分
195℃で9時間50分
合成ガスの流量は、触媒4g当り1680c11’ 7時間であった0反応器か
ら得られた生成物は、ガスクロマトグラフに送って分析した。それぞれの触媒を
10〜30時間に亘る操作の結果に基づいて比較した。
実施例1
コバル − レニ ム fu蝕旦本実施例は比較の目的で使用した対
照としてのコバルト触媒の調製法を説明するものである。この触媒は次のように
して調製した。
17.3gの′@酸コバルトC0(No))x ・6H20及び0.76gの稀
土類硝酸塩混合物Re(NO2)s (但し、Reは66%のLa20..2
4%のNd2O,、8,2%のPr4C)Hlo、7%のCeO2及び1.1%
の他の酸化物の組成を有する稀土類を表わす、[モリコープ(Molycorp
)5247] )を3011の蒸溜水に溶解することによって溶液を調製した。
この溶液全部を撹拌しながら、500℃で100時間焼成したゲトジエン(にe
tjen) Cに300γ−アルミナ25gに加えた9次いで、調製した触媒を
オープン中で115℃の温度で5時間乾燥した0次いで、乾燥した触媒を、その
温度を1℃/分の加熱速度で300℃まで昇温し、そしてこの温度で2時間保持
することによって空気中で焼成した。完成触媒は12重量%のコバルトと1重量
%の稀土類酸化物を含有し、残部はアルミナであった。この触媒を表Iで調製法
「a」と言う。上記手順を繰返して表1の調製法「b」の触媒を調製した。 こ
の触媒に関する試験の結果を表Iに示す。この表及び以下の表において、選択率
は、表示生成物になるように転化された一酸化炭素のパーセントと定義する。
表1
185 a 7 91.1 7.2 1.7b 11 91.8 7.1
1.1195 a 12 90.0 8.9 1.1b 18 90.
2 9.OQ、8
205 a 21 87.711.3 1.Ob 29 86.712.
4 0.9本実施例は、コバルト触媒がエタン及びそれ以上の鎖長の炭化水素類
に対する良好な選択性並びにメタン及び二酸化炭素に対する低い選択性を呈する
ことを示している。
実施例2
レニウムを しコバルトを含有したい軸マ本実施例は比較するために調製した
レニウム触媒を説明するものである。0.33 gの過レニウム酸を含有する溶
液(82,5%の水溶液としてのHReO4)及び0.54 gの稀土類硝酸塩
を含んでいる24m1の溶液とし、次いでそれを20.の焼成アルミナに加えた
以外は使用した手順は実施例1と同じであった。触媒完成品は1重量%のレニウ
ム及び1重量%の稀土類酸化物を含有し、残部はアルミナであった。実施例2の
触媒に関する試験の結果を表■COC2” CM、 CO□温 度
転化率 選択率 選択率 選択率185 0.3 20
30 50195 0.3 19 31 5
0205 0.3 19 31 50実施例3
レニ ム コバル 金言 tと立式0.83 Kの過レニウム酸を使用
した以外は実施例2の手順を反復して、4重量%のレニウムを含む触媒を得た。
特表千3−5020fl;7 (9)
実施例3の触媒に関する試験の結果を表■に示す。
表■
COC2“ CH−COx
温 度 転化率 選択2$ 選択率 選択率℃ % %
% %185 0.3 20 30 50
195 0.3 19 31 50205 0.3
’19 31 50実施例2及び3の結果は、レニウムを
含有しコバルトを含有しない触媒が、合成ガスから所望の液状炭化水素類を製造
するための活性が非常に低いことを示している。
さらに約半分の生成物が二酸化炭素であり、炭化水素生成物の大半がメタンであ
る。
実施例4〜11
コバルトとレニウムの両、を含有する蝕マ種々の量の過レニウム酸を溶液に加え
た以外は実施例1の調製手順を使用した0本実施例において、1.0重量%の稀
土類酸化物に加えて12重量%のコバルト及び0.1゜0.2. 0.3. 0
.5. 1.0. 2.0.4.0及び8.0重量%のレニウムを含有する一通
の触媒を調製した。
195℃における実施例4〜11の触媒に関する試験の結果を表IVに示し、さ
らに第1図で説明する。第1図は、12%のコバルトを含んでいるhaにレニウ
ムを添加した場合の一酸化炭素転化率に及ぼず影響を示している。
表■
Co C2” CH,CO2
実施例 CORe 転化率 選択率 選択率 選択率番号 wt駕wt%
% % % %
4 12 0.1 26 89.8 9.6 0.65 12
0.2 29 88.9 10.4 0.76 12 0.3
27 88.2 11.0 0.87 12 0.5 31
88.3 io、9 0.88 12 1、o 33 87.
7 11.4 0.99 12 2.0 31 85.7 13
.3 1.010 12 4.0 28 g4.7 14.2
1111 12 8.0 25 84.5 14.2 1.3表
工と表■及び第1図の結果を比較することかられかるように、アルミナ触媒に担
持させたコバルトに少量のレニウムを加えることによって、供給原料中の一酸化
炭素の転化率が著しく増大する。0.1重量%という低いレニウム濃度でCO転
化率を約2@にすることになる。−酸化炭素の転化速度は低いレニウム添加濃度
で急激に増大し、最高に達し、そして1重量%より高いレニウム濃度で徐々に低
下するので、活性を最適にするためのReの正確な濃度が非常に重要である。し
かし、レニウムを含有していない触媒と比較した場合は、試験した最高のレニウ
ム4度(8%)でさえ、転化率が向上するのは明らかである。
活性の増大は、それに対応したメタン又は二酸化炭素の選択率どちらも増大させ
ることなしに生じることが重要である0表■は、−酸化炭素転化率が増大してら
メタン又は二酸化炭素に対する選択率のどちらも実質的に変化することがないこ
とを示している。したがって、レニウムを追加した後ら、主反応生成物はなお所
望の炭化水素類である。
実施例12〜25
コバル レニウム
種々の量の硝酸コバルト及び過レニウム酸を溶液に加えること以外は実施例1の
調製手順を使用した0本実施例において、1.0重量%の稀土類酸化物の他に3
.0〜40′IL量%のコバルトと0〜5.0重量%のレニウムとを含有する一
連の触媒を調製した。
195℃における実施例12〜25の触媒に関する試験の結果を表Vに示す。
表V
Co C2” CH4cOz
実施例 CORe 転化率 選択率 選択率 選択率番号 wt% wt
% % % % %1230゜0 5 90.7 g、1 1.21
3 3 0.25 4 87.2 10.42,41460゜0
12 90.0 8.9 1.115 6 0.5 16 88
.2 10.8 1.0i6 9 0.Q 15 90.0
9.1 0.917 9 0.75 25 88.1 11.1
0.8111 20 0.0 20 139.3 9.8 0.9
19 20 0.5 40 87.9 11.1 1.020
20 1.0 46 g6.1 12.9 1.021205゜0
42 g3,9 14.8 1.322 40 0.0 2
0 89.3 9.7 1.023 40 1.0 56 85
.Q 13.2 1.824 40 2.0 5g 84.3
13.7 2.025 40 5.0 60 81.9 15
.7 2.4表Vの結果は、レニウムを含有しないコバルト触媒に関しては、
コバルトの量が3%がら6%になると活性がかなり増大することを示している。
しがしながら、この点から40%と高いコバルト配合量までは、わずがな活性の
増大しか生じない。3%のコバルト配合量においては、レニウムを加えても触媒
活性は改善きれないが、コバルト触媒3−502067 (10)
含量が大きい場合はレニウムの添加による改善が著しい。
実際、第2図に示すように、コバルトの含有量が増加するに連れてレニウムを加
えることによる活性の改善が大きくなる。
実施例26及び27
保皇烈1土!ヱ玉コ王四上/ルニウム腔慧稀土類酸化物以外の促進剤の使用を説
明するために、以下の触媒を調製しな、稀土類硝酸塩を硝酸ジルコニウムlr(
NO,) 、又はシュウ酸バナジルVO(Cx O4H) 3に置換えた以外は
、実施例8の触媒を調製するために使用した■製手順を使用した。実施例26及
び27の触媒に関して195℃における試験の結果を表■に示す。これらの触媒
は、促進剤以外に12%のコバルト及び1%のレニウムを含有しており、またア
ルミ→−に担持させた。
表■
COCx” CH−CO2
実施例 促進剤 転化率 選択率 選択率 選択率番号 % % %
%
26 2ro2318?、9 11.3 (1,8(0,75重量%)
27 VO2689,49,80,8(0,56重1%)
実施例28〜41
他凶胆体上辺2石四−L乙に占グ五触墓アルミナと比較するために、幾つかの触
媒を他の担体上で調製1−な、稀土類酸化物を添加しない以外は、実施例8の触
媒を調製するために使用した製造手順を反復した。チタンに担持させた@媒を5
00°C及び600℃の両方の温度で焼成したチタニア上で調製した。 60
0’Cで焼成後、チタニアは主として結晶ルチル形であり、一方500℃で焼成
した後はアナタース形である。ルチル比は約1:1である。これら両方の温度で
焼成したチタニア担体上で調製した触媒は全く同一の触媒活性を示した。
使用した担体は、デヴイソン(Davison)製グレード59シリカ、デグザ
(Degussa)製P25チタニア、アルファ・ケミカルス(^1pha C
henicals)製No 88272クロミア、フィッシャー(rische
r)製塩基性炭酸マグネシウムを焼成するごとによって製造したマグネシア、ア
メリカン・サイアナミツド(^nerican Cyanaiid)製AAAシ
リカーアルミナ及びアルファ・ケミカル製11852ジルコニア(2%のアルミ
ナを含む)であった、興なる担体上に調製した触媒の組成に関する情報を表■に
示す。
表■
浸漬溶液中
担体の の物質の 触媒完成品の実施例 担 体 重
量 重量、「 組成、wt%29 シリカ 20
13.62 0.38 12 1.030 チタニア輯
25 16.84 12 −31−j−9ニア
−24,6416,780,46121,032チタニア−−−2576,84
12−33チタニア1TII−24,6416,78G、4.6 12
1.034 クロミア 20 13.47
12 −35 クロミア 21.3 14.51
0.40 12 1.036 マグネシア 21.59
14.54 12 −37マグネシ7 14.54
10.6? 0.29 12 1.038 シリカ−アル
ミナ 2o13□47 12 −39 シリカ7アル
ミナ 20 j3,62 0.38 12 1゜040
ジルコニア 20 13.47 12
−41 ジルコニア 20 13.62 0.38
12 1.0− 82.5%過レニウム酸溶液の重量痙零 500℃で
焼成しな
章*零 600℃で焼成した
合成ガスを炭化水素類に転化きせることにおいて、上記実施例の触媒の活性を評
価するなめに、一連の試験を行った。195℃における実施例28〜41の触媒
に関する試験の結果を表■に示す、アルミナ上で調製した触媒の結果を比較する
ために挙げておく。
特表平3−502067 (II)
表■
1 12 − Al20312 90.0 8.9 1.18 12 1
Al20333 87.7 11.4 0.928 12 5102
11 90.1 8−7 1−229 12 1 5iO21288−
110−71−23012−Tio2零11 87.6 11.8 0.631
12 1 1io2t 17 86.5 12.8 0.732
12 tio2** 11 8
7.6 11.7 0.733 12 1 TlO2111117
85,813,50,73412−Cr2031 g3.5 15.5 1
.035 12 1 Cr2032 go、8 12.3 6.936
12 − H(100,320,030,050,037121)4gOO,
319,130,950,03812SiO2/Al2035 76.3 22
.2 1.539 12 1 SiO2/Al2036 78.6 19.
8 1.640 12 − 2rO2480,916,32,841121Z
rO2778,818,72,5−500℃で焼成しな担体
オー 600℃で焼成した担体
衣■の触媒は、コバルトにレニウムを加えたF−T触媒を調製するなめに種々の
無機担体が許容できるかを教示することを試験するなめに調製した3表■のデー
タを考察した結果、担体の種類が極めて重要であること、かつ1つの担体上で調
製した触媒と別の担体に担持させた同一の触媒金属からなる触媒との間に活性に
おける大きな相違が存在するという予想外の結論に達する。さらに意外なことに
は、アルミナ上のレニウムを加えたコバルトだけが商業的に魅力のある活性水準
及び選択性を示しな。
マグネシア及びクロミア上の触媒は、レニウムを含有していてらいなくとも極め
て低い活性を示した。ジルコニア及びシリカ−アルミナ上の触媒は幾分高い活性
を示すが、02以上の炭化水素類に対する選択性が劣っていた。これらの触媒は
レニウムの追加による活性が僅がしか改善されないことを示した。
シリカ及びチタニアに担持されたレニウムを含有しない触媒は、比較のアルミナ
触媒上のコバルトに近い活性水準を示した。しかしながら、レニウムの添加によ
って、アルミナ触媒は約15%の一酸化炭素転化率から33%の一酸化炭素転化
率へ予想外の活性の増大を示しなのに対し、シリカに担持された触媒は11%の
一酸化炭素転化率から12%の一酸化炭素転化率へほんのわずかな活性の増大し
か示さず、一方チタニアに担持された触媒は11%の一酸化炭素転化率がち17
%の一幻化炭孝転化率ヘシリカよ−り大きいがなおわずかな活性の増大しか示さ
なかった。
これらの実施例から、先に示したものに加えて、アルミナに担持させたコバルト
触媒の触媒活性は、コバルトの濃度が約5重量%より高い限り少量のレニウムを
加えることにより大いに改善されると結論することができる。
レニウムを加えることによる活性の改善が他の幾つかの担体にも見られるが、ア
ルミナに担持させた触媒にレニウムを加えることによって達成される活性水準は
他の担体に関してよりも非常に高い。この結果は驚くべきことであり、また従来
技術の教示に基づいて予測できなかったことである。
実施例42
バーシー3−(Harshaw) gl!4100Pアルミナを担体として使用
した以外は実施例24の手順にしたがって触媒を調製しな、スラリー反応器中で
試験する前に、触媒を以下のようにして予熱した。この触媒100グラムを、長
さ5フィー1−1外径1インチのステンレススチール製スゲジュールパイプ40
本から成る直立パイプ形予熱反応器に充填した。水素を、予熱反応器中の触媒を
流動化させるのに十分である1900sec /分の割合で、パイプ反応器の底
部に導入した。流動床を形成した後、1℃/分の速度で350℃のf&高温度ま
で温度を上昇させた。触媒をこの温度で16時間保持してから、50℃に冷却し
た。この時点で、水素をHeに1換え、触媒を屡囲温度に冷却した。この還元し
た触媒14.1 gを206gのシンフルイド(Synfluid 8 cst
PAO、シェブロン・ケミカル・カンパニー製)と混合し、内径1インチ、長
さ3フイートのスラリー反応器に充填した。1:2:3の割合のCO,N2及び
N2の混合物を10803j/時間の割合で反応器に供給した。温度を225℃
に上げ、そして圧力を450ps ig(約31気任)に上げた5これらの条件
を、純N2を反応器に供給する間、1回目は68時間そしてその次は94時間の
2期間を除いて合計388時間保持した。2時間の転移期間の後、引き続き90
時間保持したが、その間供給原料中のCO:Hz :N2の割合は1,3..1
であった。引き続き53時間保持したが、その間は温度制御上の間層から操作が
不安定であった。この間に、温度が高くなり、短期間触媒が不活性にされたが、
早急に回復しな、この高温期間中に、大量の軽質炭化水素類が生成され、液状ベ
ヒクルを希釈し、かつスラリー床を破壊させたと仮定される。このことは、週切
なベヒクル特性、混合エネルギー等を保持することの重要性を説明している。こ
のことは、本発明の方法はこの状Q(incider+1)から回復することが
できるので、本発明の方法が固有の耐性を有していることら示している。引き続
き160時間保持したが、その間供給原料中のCO: N2 :N2の41合は
1:1+2であった。7時間の転移期間の後、引き続き115時間保持したが、
その間供給原料中のCO:N2:N2の割合はよた1:2:3であった。9時間
の転移期間の後、供給原料中のCO:N2 :N2の割合を2:3:1にして引
き統特表平3−502067 (12)
き157時間保持した。R後に、5時間の転移期間の後、供給原料中のCO:N
2:N2の割合を2:うニアにして94時間保持しな。開始から停止まで運転は
合計1080時間続いた。
第3図は操作時間の関数としてのCo転化率のグラフである。このグラフは、本
発明め方法が安定性を有することを示しており、また不活性化の速度が低いこと
を示している。操作中に、生成物を装置から連続的に回収したので、反応器中の
スラリーの量は一定のままであった。
第4図は中質留分の液状重質生成物試料のガスクロマトダラムである。この生成
物は主として典型的なシュルツ・フローリー分布を有するノルマルパラフィン類
である。
このことは、触媒がフィンシャー・トロブシュ反応を促進していることを示して
いる。
本実施例は、本発明の触媒がフィッシャー・トロプシュ法に活性であることを実
証している。さらに、上述の実施例で示したように、この触媒がスラリー法反応
器並びに固定床法反応器中で使用できることを示している。
実施例43〜57
コバル レニiム エ翌立匹と主直す(触送本発明の触媒にアルカリを含有
させることの利点を例証するために、実施例43〜55の触媒を調製して、試験
しな。
実施例43〜51の触媒は、100〜270メツシユに篩分けされたバーショー
4100Pアルミナ上で調製しな、実施例52〜57の触媒は、20〜40メツ
シユに篩分けされたケトジエンCK300ガンマアルミナ上に調製した3両組体
とも使用前に500°Cで一晩焼成した。触媒を製造するために使用した技術は
実施例1で説明な初期湿り度含浸法であった。各触媒の製造に使用した物質の量
を表■に示す。
次に、製造した触媒を120℃の温度のオーブン中で5〜24時間風乾した。次
に、乾燥した触媒を、1℃/分の加熱速度で300℃に温度を上げ、この温度で
2〜16時間保持することによって空気中で焼成した。触媒完成品の組成を表■
に示す。
これらの触媒を試験した結果を表Xに示す、これらの結果から明らかなように、
触媒に加えられたアルカリは、シュルツ・70−リーαが増大していることによ
って証明されるように生成物の平均分子Iを大きくする役割をしている。アルカ
リの濃度が高いと、第5図に示すようにより高いαの生成物を生産する。しかし
、第6図に示すように、アルカリの含有量が増大するに連れて活性が減少する。
したがって、いかなる特別な状況に対しても、生成物の所望の平均分子量と触媒
の活性とを釣り合わせるf&適なアルカリ濃度がある。また、アルカリの有効性
は1つのアルカリと他のアルカリとでは興なり、例えば、カリウムはリチウムよ
り効果的である。
表■
浸漬溶液中の 触媒完成
実施 Al2O3アルカ 物質の重量 品の組成例 の重量
リの g 重量% アル44 75、O
K 260.46 4゜31 3.50 0.3440 2.0 1.o
O,14575、OK 256.36 4.25 − 0.6740 2
.0 − 0.246 175、OK 609.0310.08 8.2
0 1.5940 2.0 1.0 0.247 100、OK 349.
50 5.79 4.70 1.8340 2.0 1.o O,44810
0,0K 354.03 5.86 4.76 4.6440 2.0 1
.0 1.04960゜Q Na 205.49 3.40 − 0.
9340 2.0 − 0.2450 60、OCs 209゜55 3
.47 − 2.1240 2.0 − 1.3651 65.0
Rb 225.38 4.23 − 1.7140 2.0 − 0.87
52 20.0 − 13.78 0.38 0.62 − 12 1
.0 1.0 −53 20、OK 13.110 0.38 0.6
2 0.0612 1.0 1.0 0.15420、OLi 13.64
0.38−0゜1112 1.0 − 0.055520゜OLi 13
.80 0.38 0.62 0.1212 1.0 1.0 0.0556
20、OCs 13.67 0.38 − 0.7012 1.0 −
0.357 20、OCs 13.83 0.38 0,62 0.1
012 1.0 1.0 0.3(a) Co(N03) 2 ’ 6H20(
b) 72.9%のHReO4である実施例50以外は82.5%のHReO4
(C)稀士票硝酸塩(実施例1参照)
[(1) LiNO3−NaNO3−にNo3− RbNO3又はcsNO3表
X
実施例 アルカリ COCH4
44K O,1528,60,865011,10゜79
45 K O,2439,30,8346K O,2519,
50,844411,60,84
419,40,81
47K O,4307,30,87357,80゜85
48 K 1.0 12 7.0 0.889
7.9 0.85
6 6.2 0.87
49 8a O,24218,30,8250Cs 1.36 14
8.5 0.8651 Rb 0.87 11
7.3 0.8652 − − 31.7−−− 10.9
0.77$lIネ53 K O,1197,60,78229,8
0,84
54Li O,053111,70,7855Li O,052712
,00,7856Cs O,3211L1 0.8357 Cs
O,32110,30,84特表千3−502067 (13)
* In(If/n)対n(但し、nは炭素数であり、讐、はn個の炭素を有す
る生成物の重量分率である)をプロットして、直線の傾斜を求めることによって
算出したオオ 21回の試験の平均
111111 6回の試験の平均
FIG、1
%’uoisJe八LIOQ 0へ
Fig、 2
Cab”!t Content wt%Activity、 g C6+ Hy
drocarbons Produced/g Catalyst/hrALP
HA
%Co Corrversion
国際調査報告
Claims (24)
- 1.アルミナ担体上で複合された触媒的に有効量のコバルトと相対的に少ない量 のレニウムとを含有して成ることを特徴とする、合成ガスを炭化水素類に転化す るための触媒。
- 2.コバルトが前記触媒の5〜60重量%、好ましくは10〜40重量%の量で 存在することを特徴とする請求項1記載の触媒。
- 3.レニウムが前記触媒のコバルト含有量の0.5〜50重量%、好ましくは1 〜30重量%の量で存在することを特徴とする請求項1又は2記載の触媒。
- 4.有効量のアルカリ金属促進剤を含有することを特徴とする前記請求項のいず れかに記載の触媒。
- 5.前記アルカリ金属促進剤が前記触媒のコバルト含有量よりも少ない量、好ま しくは前記触媒のコバルト含有量の0.5〜5原子%の量で存在することを特徴 とする請求項4記載の触媒。
- 6.前記アルカリを硝酸塩、塩化物、炭酸塩及び水酸化物から成る群から選択さ れる塩として前記触媒中に配合することを特徴とする請求項4又は5記載の触媒 。
- 7.前記担体が少なくとも100m2/g又は150m2/gの表面積と少なく とも0.3cm3/gの細孔容積とを有することを特徴とする前記請求項のいず れかに記載の触媒。
- 8.ランタニド及びアクチニドを含め周期率表のIIIB族、IVB族又はVB 族から選択される元素、HgO又はHnOあるいはそれらの混合物を含有して成 る金属酸化物促進剤を有効量で含有することを特徴とする前記請求項のいずれか に記載の触媒。
- 9.前記の金属酸化物促進剤が前記触媒の0.1〜5重量%の量で存在すること を特徴とする請求項9記載の触媒。
- 10.アルミナ担体上で複合されたコバルト、レニウム及びアルカリ金属促進剤 から成り、コバルトが前記触媒の約60重量%までの触媒的に有効な量で存在し 、レニウムが前記触媒のコバルト含有量の約0.5〜50重量%の量で存在し、 且つ前記アルカリが前記触媒のコバルト含有量の約0.5〜5原子%の量で存在 することを特徴とする、合成ガスを炭化水素類に転化するための前記請求項のい ずれかに記載の触媒。
- 11.周期率表のIIB族、IVB族及びV族、ランタニド及びアクチニドから 選択される元素の酸化物、HgO及びHnO並びにそれらの混合物から成る群か ら選択される促進剤を有効量で含有することを特徴とする請求項10記載の触媒 。
- 12.前記担体がガンマアルミナであることを特徴とする前記請求項のいずれか に記載の触媒。
- 13.前記アルミナ担体の硫黄含有量が約100Ppmより少ない量に保持され ていることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の触媒。
- 14.合成ガスを前記請求項のいずれかに記載の触媒上に通すことを特徴とする 、合成ガスから炭化水素類を製造する方法。
- 15.水素及び一酸化炭素を含む合成ガス供給原料を約150〜300℃の範囲 の温度、約大気圧〜100気圧の範囲の圧力及び触媒1g当り約100〜20, 000cm3/時間の範囲の合成ガス供給原料の合計量に基づく気体空間速度で 、アルミナ担体上で組合されたコバルトと前記触媒のコバルト含有量より相対的 に少ない量のレニウムとを含有して成ることを特徴とする触媒に接触させる工程 から成る請求項14記載の炭化水素類を製造する方法。
- 16.触媒が有効量、好ましくは前記触媒のコバルト含有量の0.5〜5原子% の範囲の量のアルカリ金属促進剤をさらに含有することを特徴とする請求項14 又は15記載の方法。
- 17.触媒がランタニド及びアクチニドを含む周期率表のIIIB族、IVB族 又はVB族から選択される元素、MgO又はMnOあるいはそれらの混合物を含 有して成る金属酸化物促進剤を有効量でさらに含むことを特徴とする請求項14 〜16のいずれかに記載の方法。
- 18.温度が約190〜280℃の範囲であることを特徴とする請求項14〜1 7のいずれかに記載の方法。
- 19.圧力が約1〜40気圧であることを特徴とする請求項14〜18のいずれ かに記載の方法。
- 20.触媒1g当りの気体毎時空間速度が約100〜10,000cm3/時間 の範囲であることを特徴とする請求項14〜19のいずれかに記載のカ法。
- 21.合成ガス供給原料を触媒は接触させる前に加熱することを特徴とする誌求 項14〜20のいずれかに記載の方法。
- 22.接触工程が固定底反応器中で又はスラリー反応器中で行われることを特徴 とする請求項14〜21のいずれかに記載の方法。
- 23.水素対一酸化炭素のモル比が1:1〜3:1、好ましくは1.5:1〜2 .1:1であることを特徴とする請求項14〜22のいずれかに記載の方法。
- 24.次第に低くなる温度に暴露することによって接触工程からの気体生成物を 冷却して液体にする工程をさらに含むことを特徴とする請求項14〜23のいず れかに記載の方法。
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