JPH0335233A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0335233A
JPH0335233A JP1169567A JP16956789A JPH0335233A JP H0335233 A JPH0335233 A JP H0335233A JP 1169567 A JP1169567 A JP 1169567A JP 16956789 A JP16956789 A JP 16956789A JP H0335233 A JPH0335233 A JP H0335233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
scanning direction
shading
signal
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1169567A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nozaki
武史 野崎
Masako Watari
亘 雅子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1169567A priority Critical patent/JPH0335233A/ja
Priority to US07/545,832 priority patent/US5099341A/en
Priority to DE4020817A priority patent/DE4020817A1/de
Publication of JPH0335233A publication Critical patent/JPH0335233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえばレーザプリンタ装置とイメ−ジス
キャナ装置とを接続してなるデジタル式複写機などとし
て用いられる画像形成装置に関する。
(従来の技術) 近年、電子写真方式により画像の形成を行うレーザプリ
ンタ装置(画像形成部)゛と、光学キャリッジ(走査手
段)の移動によって原稿などの画像情報をイメージデー
タとして読取るイメージスキャナ装置(読取部)とを接
続してなるデジタル式の複写機(画像形成装置)が実用
化されている。
この種の複写機におけるイメージスキャナ装置の光学キ
ャリッジに配設される原稿照明装置としては、省エネル
ギ対策、光のスペクトル分布、および温度上昇の低さな
どの理由により、蛍光灯が広く用いられている。しかし
、蛍光灯には、温度の変動によって光量が変化されたり
、管の長さ方向の光量分布が変化されるなどの特性があ
る。このため、蛍光灯を原稿照明装置として用いる場合
には、通常、光の出口である原稿と対向される部分を除
く周囲にヒータを配設して蛍光灯の温度を一定に保つよ
う制御したり、原稿の読取り走査に先立って常に主走査
方向のシェーディング補正データを書換えるなどにより
、1走査中におけるイメージデータの信頼性を確保する
ようにしている。
したがって、原稿照明装置として蛍光灯を用いる従来の
デジタル式複写機においては、蛍光灯を温めるためのヒ
ータや温度制御回路などが必要となるためにコスト高と
なる、蛍光灯の温度が安定するまでは原稿の読取り走査
が行えない、さらには読取り走査ごとに主走査方向のシ
ェーディング補正データの書換え動作を行わなければな
らないなどの欠点があった。
特に、レーザプリンタ装置自身は、本来、イメージデー
タがどんどん続けて送られてくれば高速度にて画像の形
成(高速印字動作)を行うことが可能とされている。し
かしながら、イメージスキャナ装置には、上述したよう
な画像形成に寄与しない動作がある。このため、レーザ
プリンタ装置における画像形成速度を必要以上に上げる
ことができないものとなっていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、従来の装置においては、蛍光灯を温め
るためのヒータおよび温度制御回路などが必要となるた
めにコスト高となったり、イメージスキャナ装置に画像
形成に寄与しない動作があるため、装置として高価なも
のとなり、また画像形成速度を必要以上に上げることが
できないという欠点があった。
そこで、この発明は、簡単な構成により1走査中におけ
るイメージデータの信頼性を確保することができ、低価
格化および画像形成動作の高速化が図れる画像形成装置
を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この発明の画像形成装置
にあっては、走査手段の移動によって画像情報を読取る
読取部と、この読取部からの画像)、′1報にしたがっ
て画像を形成する画像形成部とからなるものにおいて、
前記読取部における走査手段の移動方向と直交する方向
に沿って配設された第1の白色基準板と、前記読取部に
おける走査手段の移動方向に沿って配設された第2の白
色基準板とから構成されている。
(作用) この発明は、上記した手段により、第1の白色基準板と
第2の白色基準板との読取り出力を用いて、読取部の走
査手段による1走査中の画像情報の信頼性を確保するよ
うにしているため、蛍光灯の温度を一定に保つためのヒ
ータや温度制御回路などが不要となるとともに、1走査
ごとに主走査方向のシェーディング補正データの書換え
を行う必要がなくなるものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図および第2図は、この発明にかかる画像形成装置
の一例として、たとえば電子写真方式のレーザプリンタ
装置(画像形成部)30とイメージスキャナ装置(読取
部)10とからなるデジタル式複写機(デジタルPPC
)を示すものである。
すなわち、このデジタルPPCは、レーザプリンタ装置
30とイメージスキャナ装置10とがインターフェイス
ケーブルなどを介して電気的に接続され、上記レーザプ
リンタ装置30によりイメージスキャナ装置10から送
られるイメージデータ(画像情報)に応じた画像の形成
(印字)を行うものである。
上記イメージスキャナ装置10は、原稿Orが載置され
る原稿台(透明ガラス)11と、原稿台11に対して開
閉自在に設けられた原稿カバー12と、それらに対向し
て原稿照明装置としての照明ランプ(蛍光灯)13およ
び原稿Orからの反射光を受ける第1ミラー14が配設
された光学キャリッジ(走査手段)15と、この光学キ
ャリッジ15からの光の向きを180度変える第2゜第
3ミラー16.17が配設されたサブキャリッジ18と
、このサブキャリッジ18を経てきた原稿Orからの反
射光を集光する集光レンズ19と、この集光レンズ1つ
で集光される光を光電変換することによってイメージデ
ータを読取るCCD(電荷結合素子)からなるイメージ
センサ20と、これらの各部の位置を変更する駆動系(
図示しない)などを有して構成されている。
このような構成において、上記光学キャリッジ15が原
稿台11の下面に沿って、原稿Orのサイズに応じた距
離を副走査方向に往復動作することにより、原稿Orの
画像が上記イメージセンサ20によって読取られるよう
になっている。
なお、第3図に示す如く、上記光学キャリッジ15の初
期位置(ホーム位置)に対向する原稿台11の近傍には
、その読取り範囲外に、第1の白色基準板としての主走
査方向シェーディング補正板21が設けられている。
さらに、上記光学キャリッジ15の副走査方向に沿った
原稿台11の近傍には、その読取り範囲外に、第2の白
色基準板としての副走査方向シェーディング補正板22
が設けられている。そして、このt、:a走査方向シェ
ーディング補正板22と原稿台11との間には、上記補
正板22に沿って境界線23が引かれている。
また、デジタルPPCの操作面には、動作についての指
示を人力するための操作パネル68が設けられている。
レーザプリンタ装置30は次のように構成されている。
すなわち、第2図において、31はドラム状の光感光体
で、その周囲部にはその回転方向に沿ってJl)重用帯
電器32、レーザ光学系33、現像装置39、転写前除
電ランプ40、転写ローラ41、およびクリーニング装
置56が順次配設されている。なお、上記転写ローラ4
1には、付着したトナーを掻き落すためのブレード41
aが設けれている。
レーザ光学系33は、ドツトイメージデータに応じて変
調されたレーザビーム光を発生するレーザダイオードな
どの半導体レーザ発振器(図示しない)、このレーザ発
振器から出力されるレーザビーム光を平行光化するコリ
メータレンズ(図示しない)、このコリメータレンズか
らの出力光を走査する回転ミラー(ポリゴンミラー)3
4、この回転ミラー34で走査されたレーザビーム光を
通過させ、光感光体31上での走査速度を一定にする〔
θレンズと面ズレを補正する補正レンズとの機能を併せ
持つレンズ35、このレンズ35を通過したレーザビー
ム光を光感光体31の方向へ反射させる反射ミラー36
,37.38などから構成されている。
一方、レーザプリンタ装置30の一側面部には、給紙カ
セット42.43が着脱自在に設けられており、これら
の給紙カセット42.43の内部に収納さ−れている用
紙はそれぞれ給紙ローラ42a。
43aによって取出されるようになっている。これらの
給紙ローラ42a、43aの先には、給紙カセット42
.43内より取出された用紙を光感光体31の表面に形
成されたトナー像にタイミングを取って送出すアライニ
ングローラ対44が配設されている。また、上記上段側
の給紙カセット42の上部には用紙やその他の記録媒体
を手差しで給紙する手差し給紙台45が設けられており
、この手差し給紙台45の上部には手差し押入された用
紙類を前記アライニングローラ対44の位置へ送る手差
しローラ46,47.48が順に配設されている。
また、光感光体31と転写ローラ41との間の画像転写
部の下流側には、上記画像転写部を経て延びる搬送路4
9、定着装置としてのヒートローラ対50、および排紙
ローラ対54が配置されている。そして、レーザプリン
タ装置3oの他側面部には、上記排紙ローラ対54によ
って排出される用紙類を受取る排紙トレイ55が設けら
れている。
このような構成において、印字動作にあたっては、まず
光感光体31が回転されるとともに、帯電用(12電器
32が動作して光感光体31の表面が一桟に帯電され、
次いでレーザ光学系33によって光感光体31上にドツ
トイメージデータに対応した露光が行われて静電潜像が
形成される。光感光体31上の静電潜像は、トナーとキ
ャリアとからなる二成分現像剤を使用する現像装置39
によって現像されてトナー像化された後、転写前除電ラ
ンプ40によって光感光体31の表面電位がトナー像を
転写し易いように落されて画像転写部へ送られる。
一方、上記トナー像形成動作に同期して給紙力セラ1−
42.43から選択的に取出された用紙、あるいは手差
し給紙台45より手差しで供給された用紙類がアライニ
ングローラ対44を介して送り込まれることにより、光
感光体31上に形成されたトナー像が転写ローラ41の
作用で用紙類上に転写される。
トナー像が転写された用紙類は、搬送路4つを通過して
ヒートローラ対50に送り込まれ、ここを通過すること
によりトナー像が溶融定着される。
定着後の用紙類は、排紙ローラ対54の動作によって排
紙トレイ55上に排出される。
なお、用紙類上にトナー像を転写した後の光感光体31
は、表面の残留トナーがクリーニング装置56によって
清掃されて、次の印字動作が可能な状態とされる。
第4図は、上記のように構成されたデジタルPPCの電
気回路を示すものである。
まず、イメージスキャナ装置10において、60は全体
的な制御を司るCPU (セントラル・プロセッシング
・ユニット)で、これにはCPUバス61を介して、制
御用のプログラムROM(リード・オンリ・メモリ)6
2、原稿Orのサイズに応じた光学キャリッジ15の移
動量(ステップ数)などが記憶されたRAM (ランダ
ム・アクセス・メモリ)63、前記照明ランプ13の点
灯および露光量などを制御する調光回路64、前記光学
キャリッジ15の位置を移動するための駆動用モータ1
50を制御するモータ制御回路65、前記イメージセン
サ20の駆動を制御する読取り信号制御回路66、前記
レーザプリンタ装置30と接続するためのインターフェ
イス制御回路67、および操作パネル68などが接続さ
れている。
なお、図面上では省略されているが、CPU60には各
柾センサなどからの信号が入力されるようになっている
一方、レーザプリンタ装置30において、70は全体的
な制御を司るCPUで、これにはCPUバス70aを介
して、制御用のプログラムROM71、RAM72、第
1モータ制御回路74、第2モータ制御回路75、高圧
電源制御回路76、前記イメージスキャナ装置10を接
続するためのインターフェイス制御回路77、前記半導
体レーザ発振器78を駆動するためのレーザ駆動回路7
9、および各種検知器80などが接続されている。
第1モータ制御回路74は、前記給紙ローラ42a、4
3aなどを選択的に駆動する給紙モータ73、前記アラ
イニングローラ対44および手差しローラ46,47.
48などを選択的に駆動するレジストモータ4401お
よび前記光感光体31を回転駆動するドラムモータ31
0などを制御するものである。ここでは、正反転および
動作停止の頻度が高いため、上記各モータ73゜440
.310として、たとえばパルスモータが主に使用され
ている。
第2モータ制御回路75は、前記現像装置139を駆動
する現像モータ390、前記ヒートローラ対50のヒー
タ、および前記回転ミラー34を回転駆動するポリゴン
モータ340などを制御するものである。ここでは、上
記各モータ39o。
340として、定速で回転し続けるホールICモータが
主に使用されている。
高圧電源制御回路76は、前記帯電用帯電器32を駆動
する高圧トランス320、前記転写ローラ41を駆動す
る転写用高圧電源410、および前記現像装置39の現
像バイアス391などを制御するものである。
第5図は、前記読取り信号制御回路66の構成を示すも
のである。この読取り信号制御回路66は、読取データ
処理回路660、書込みアドレス制御回路661、読出
しアドレス制御回路662、ゲート・回路663、およ
び2つのラインメモリ664.665を有して構成され
ている。
第5図において、読取り信号制御回路66は、レーザプ
リンタ装置30からのH3YNC信号(ライン同期信号
)が供給されると、ゲート回路663のゲートA、Bと
ゲートa、bとの接続が切換えられる。たとえば、ゲー
ト回路663のゲートAとa、Bとbが接続状態にある
場合、読取データ処理回路660を介して供給されるイ
メージセンサ20からのイメージデータはラインメモリ
664へ書き込まれる。このとき、ラインメモリ664
のアドレス制御は、書込みアドレス制御回路661によ
って行われる。すなわち、書込みアドレス制御回路66
1は、第6図に示すように、レーザスキャナ装置10の
CPU60によりスタートアドレス設定部661aにス
タートアドレスがセットされ、そのスタートアドレスか
らカウンタ661bがステップ幅1でカウントアツプさ
れる。そのカウントアツプは、後述する読取データ処理
ロ路660内のタイミング作成回路により作成される1
画素ごとの書込みクロック(書込みパルス)に同期して
行われる。
一ライン分の読込みが終了すると、ゲート回路663は
、レーザプリンタ装置30からのライン同期c号(HS
YNC信号)によりゲートAとす。
Bとaに接続状態が切換えられ、これにより読取データ
処理回路660より供給されるイメージセンサ20から
のイメージデータはラインメモリ665へ書込まれる。
このときも、ラインメモリ665のアドレス制御は、上
記と同様にして、書込みアドレス制御回路661によっ
て行われる。
一方、このとき、上記ラインメモリ664内のイメージ
データは、ゲート回路663を経てレーザプリンタ装置
30への印字用データ(ビットイメージデータ)として
読出される。このときのラインメモリ664のアドレス
制御は、読出しアドレス制御回路662によって行われ
る。すなわち、読出しアドレス制御回路662は、第7
図に示すように、イメージスキャナ装置10のCPU6
0によりスタートアドレス設定部662aにスタートア
ドレスが、またアドレスステップ設定部662bにアド
レスステップがそれぞれ設定され、そのスタートアドレ
スから加算器662Cが設定されたステップ幅で読出し
クロックごとに増加される。この場合、たとえばスター
トアドレスがOでステップ幅が1のとき(この実施例に
おいては、A3−400dpiに対応したコピーである
)は、Oから4676までステップ幅1で変化される。
なお、この読出しアドレス制御回路662は加算器66
2Cを有して構成されているため、書込みアドレス制御
回路661とは別の機能がある。
すなイ)ち、アドレスステップが、たとえば1より小さ
い小数点を含む数であった場合、出力されるアドレスは
整数部しか出力されないが、内部では小数部も計算する
ように構成されている。したがって、同じアドレスがダ
ブって出力される場合があり、これにより拡大複写が得
られる。また、アドレスステップが1より大きい数であ
った場合、逆に縮小複写が得られる。なお、縮小複写の
場合においては、途中でアドレス出力がラインメモリ6
64.665の書込まれた範囲を越えてしまう場合があ
り、このような場合には、ラインメモリ664.665
に読出したデータを非印字データとして正規化する手段
(不図示)を備えることで解決できる。
第8図は、読取データ処理回路(イメージセンサ20の
周辺回路)660の構成を示すものである。
第8図において、タイミング作成回路660bでは、レ
ーザプリンタ装置30からのHSYNC信号に同期を取
りながら、発振器660aからのパルスによってイメー
ジセンサ20を動作させる種々の信号が作成される。そ
の種々の信号は、センサ駆動回路(CODドライバ)6
60cによって大容量信号に増幅され、イメージセンサ
20の駆動に供される。こうして駆動されるイメージセ
フサ20からのアナログ信号は、アンプ660dにより
数倍の電圧値に増幅された後、A/D変換器660eに
よりデジタル信号化される。なお、上記タイミング作成
回路660bでは、読取り信号制御回路66の各種信号
(ラインメモリ664゜665への読出しクロックや書
込みクロックなど)も作成されるようになっている。
一方、黒シエーデイングメモリ660fには、前記光学
キャリッジ15に搭載された照明ランプ13か点灯され
ないときに読込まれた信号が、イメージセンサ20のオ
フセット値として保存される。この黒シエーデイングメ
モリ660fに保存するときには、たとえばCPU60
からの黒シエーデイング実行信号でゲート手段660g
が開放される。
ここで、黒シエーデイング補正について説明する。
一般に、イメージセンサ20からのアナログ信号には、
原稿Orがまっくろ、つまりイメージセンサ20に全く
光が入力されない場合でも出力される信号が含まれてい
る。したがって、この信号分(オフセット値)を不要な
ものとして差し引かなければならない。このときのオフ
セット値を黒シエーデイング値といい、この処理を黒シ
エーデイング補正という。
なお、上記黒シエーデイング値はイメージセンサ20の
素子別に特有の値を持つため、1ライン分のデータを必
要とする。これにより、上記黒シエーデイングメモリ6
60fは、ラインメモリとラインアドレスカウンタとで
構成されている。
主走査臼シェーディングメモリ660hには、前記CP
U60によって前記照明ランプ13が点灯された状態で
、前記光学キャリッジ15が主走査方向シェーディング
補正板21に対向する位置へ移動され、その移動時に読
込まれた信号から減算器660jによ゛り黒シエーデイ
ング値が差し引かれた信号(主走査方向の白シェーディ
ング値)が保イIされる。この主走査方向の白シェーデ
ィング値は、照明ランプ13の露光むら、およびイメー
ジセンサ20の感度むらなどを補正するためのデータで
あり、CPU60からの主走査臼シェーディング実行信
号でゲート手段6601が開放されることによりメモリ
660h内に保存される。
ここでは、主走査方向シェーディング補正板21の濃度
むらなどを考慮して、たとえば16ライン分のデータの
平均が主走査方向の白シェーディング値として用いられ
る。
なお、上記主走査方向の自シェーディング値は不定期的
に書換えられる。すなわち、照明ランプ13の光量が変
化される、つまり温度の変動によって蛍光灯の特性が変
化されるため、主走査方向の自シェーディング値の書換
えは、この光量の変化に応じて行われるようになってい
る。
副走査臼シェーディングメモリ660fIには、前記光
学キャリッジ15の移動による原稿Orの読取り走査に
ともなって、各ラインにおいて最初に読取られる副走査
方向シェーディング補正板22より読込まれた信号に、
除算器660kにより主走査方向の白シェーディング補
正が施された信号(副走査方向の白シェーディング値)
が保存される。この副走査方向の白シェーディング値は
、CPU60からの副走査臼シェーディング実行信号で
ゲート手段660mが開放されることによりメモリ66
0fI内に保存される。ここでの副走査方向の自シェー
ディング値も、1画素だけでは濃度むらなどの可能性が
あるため、たとえば166画素のデータの平均がとられ
る。
除算器660には、減算器660jの出力、つまり黒シ
エーデイング補正後の信号を主走査臼シェーディングメ
モリ660hからの主走査方向の自シェーディング値で
割り、さらに副走査臼シェーディングメモリ6601か
らの副走査方向の白シェーディング値で割った結果をイ
メージデータとして出力するものであり、通常は、演算
結果があらかじめセットされたFROM (プログラマ
ブル・リード・オンリ・メモリ)などで構成されている
ところで、上記した副走査方向の白シェーディング値に
よる補正を施すことにより、主走査方向の自シェーディ
ング値の書換えは不要となると思われるかもしれないが
、蛍光灯の特性が若干ではあるが変化されるためにそれ
は不可能である。なぜならば、配光特性が管の温度の上
昇とともに変化された場合、照明ランプ13の中心部の
光量が低下などされるためである。しかし、この変化は
そう急激ではないため、主走査方向の白シェーディング
値の書換えは副走査方向の白シェーディング補正の割合
いが増えてきたとき、つまり蛍光灯の光量が大きく変化
されたときに行うようにすれば良い。そのため、副走査
臼シェーディングメモリ660Dからの出力は、除算器
660に、およびイメージスキャナ装置10のCPU6
0にそれぞれ1ノ(給されるようになっている。
このように、主走査臼シェーディングメモリ660hの
自シェーディング値の書換えは、原福Orを読取り走査
するごとに行わず、副走査臼シェーディングメモリ66
0Dからの副走査方向の自シェーディング値が大きく変
化されたときにのみ行われるようになっている。
ここで、第9図を参照して、前記主走査臼シェーディン
グメモリ660hを主体に構成される主走査方向のシェ
ーディング補正手段700について詳細に説明する。
上記主走査臼シェーディングメモリ660hには、前述
のように、16ライン分のデータの平均をとるための手
段が設けられている。すなわち、主走査臼シェーディン
グメモリ660hの周辺には、前記ゲート手段6601
の他、ラインアドレスカウンタ701、ラッチ回路7o
2、および和算器703が設けられている。
このような構成において、16ライン分のデータの・ド
均をとるには、まず主走査臼シェーディング丈行信号が
供給されない状態にて、CPU60から主走査臼シェー
ディングメモリ660hに対して古込み信号(WE倍信
号のみが供給される。
すると、前記主走査臼シェーディングメモリ660hの
内容がすべてクリアされる。この後、主走査内シェーデ
ィング実行信号の供給により、黒シエーデイング補正後
の信号の1ラインロのデータか人力データβとして和算
器703およびラッチ回路702を介して主走査臼シェ
ーディングメモリ660hに送られる。そして、CPU
60からのWE倍信号供給により、上記人力データβが
メモリ660h内に書込まれる。
2ライン目のデータβの人力に際しては、まず主走査臼
シェーディングメモリ660h、ラッチ回路702、お
よびゲート手段660 iへの読出し信号(OE信号)
の供給により、メモリ660h内に書込まれたデータ(
β)が出力データαとして和算器703に読出される。
これにより、和算器703において、読出された出力デ
ータαと2ライン目の人力データβとの和が算出される
。そして、その和(加算結果α+β)がラッチ回路70
2を介してメモリ660hに送られ、新たなデータとし
て書込まれる。
このようにして、メモリ660hに書込まれている前ラ
インまでの加算による出力データと、次ラインの入力デ
ータとの和が順次水められる。そして、16ライン分の
データがすべて加算され、その総和が最終的にメモリ6
60hに書込まれる。
第10図は、上記メモリ660hへのデータの書換えの
タイミングを示すものである。ここでは、ラインアドレ
スカウンタ701で指定されるアドレスANにおけるM
−1ライン目までの加算結果DNIM−l(出力データ
α)と、Mライン目のデータMDN(入力データβ)と
の和 DNI M−l+MDN  (−DNI M)による書
換えを例に示している。
ところで、メモリ660h1.:書込まれたデータの総
和のうち、ここでは上位8ビツトを主走査方向の自シェ
ーディング値として使用するようにしている。すなわち
、上位8ビツトを使用することにより、データの総和は
結果的に「16」で割られたことと等しくなる。したが
って、主走査方向の白シェーディング値は、16ライン
分のデータの平均をとった値となる。この結果、主走査
方向シェーディング補正板21の濃度むらおよび汚れな
どによる画質の低下、たとえば縦縞の発生などが防止さ
れる。
第11図は、前記副走査白シエーディングメモ9660
gを主体に構成される副走査方向のシェーディング補正
手段800について詳細に示すものである。
上記副走査臼シェーディングメモリ66(N!には、前
述のように、16画素分のデータの平均をとるための手
段が設けられている。すなわち、上記副走査臼シェーデ
ィングメモリ660Iの周辺には、前記ゲート手段66
0mの他、和算器801およびラッチ回路802が設け
られている。
なお、上記ゲート手段660mは、副走査方向の自シェ
ーディング値を求める際に除算器660にへの出力を強
制的に「0」にするよう動作する。
この副走査方向においても、上述した主走査方向の自シ
ェーディング値を求める場合と同様に、16画素分のデ
ータが和算器801により順に足し合せられる。そして
、求められたデータの総和(Σ(γ+δ))の上位8ビ
ツトを使用することにより、16画素分のデータの平均
がとられている。これにより、副走査方向シェーディン
グ補正板22における濃度むらおよび汚れなどに対して
の補償がなされている。
ここで、第12図を参照して、副走査方向の白シェーデ
ィング値による補正の効果について説明する。
第12図(a)は、主走査方向シェーディング補正板2
1を読込んだ際のイメージセンナ20の出力を示すもの
である。
この図からも明らかなように、−様な濃度データを読込
んだ場合でも、主走査方向にはスルーレンズ(集光レン
ズ19など)による周辺部の光量ダウン、照明ランプ1
3の照明むら、およびイメージセンサ20の感度むらな
どがあるため、−様な出力は得られない。そこで、イメ
ージセンサ20の出力からまずイメージセンサ20のオ
フセット値を差し引くことによって黒シエーデイング補
正を施した後、それを−様な濃度データを読込んだとき
の主走査方向の白シェーディング値で割ることにより、
フラットな特性の正確なデータを得ることができる。と
ころが、これは照明ランプ】3の光量が安定していて始
めていえることであり、もし照明ランプ13からの光量
が変化された場合にはこれだけでは正確なデータを得る
ことはできない。
第12図(b)は、照明ランプ13の光量の変化による
イメージセンサ20の出力の違いを示すものである。こ
こでは、光量が増える前の出力を破線で、光量が増えた
ときの出力を実線で示している。なお、実際には、原稿
0「の読取り走査中に光量が変化されるのであるからこ
のような出力は得られないが、ここでは原稿Orも主走
査方向シェーディング補正板21と同じ濃度であった場
合を仮定して示している。
第12図(C)は、照明ランプ13の光量が増えた際に
得られるデータの違いを示すものである。
ここでは、ヒータを使用していないため、通常(副走査
方向の白シェーディング値による補正が施されない場合
)ときには、図示破線で示すようなデータしか得られな
い。
ところが、主走査方向のシェーディング補正が施された
信号を副走査方向の白シェーディング値で割る、つまり
全体の出力を副走査方向シェーディング補正板22を読
込んだ際の出力で割ることにより、図示実線で示す如く
、フラットな特性の正確なデータを得ることができる。
第13図は、副走査方向のシェーディング補正を行う際
のタイミングを示すものである。図中におけるH8YN
C信号は、レーザプリンタ装置30からのライン同期信
号である。また、VSADE信号は、1ライン中で副走
査方向の自シェーディング値を読込むタイミングを示す
信号である。さらに、VDEN信号は、原稿Orのサイ
ズに応じたイメージデータの有効範囲を示す信号である
この場合、上記VSADE信号を副走査方向シェーディ
ング補正板22の読取り出力に合せることにより、副走
査方向のシェーディング補正の調整が簡単に行えるよう
になっている。すなわち、出力の始めから副走査方向シ
ェーディング補正板22の読取り出力と主走査方向シェ
ーディング補正板21の読取り出力との間の境界線23
までの部分に上記VSADE信号を合せるようにするこ
とで、光学キャリッジ15のホーム位置において、副走
査方向のシェーディング補正を行わせる信号(VSAD
E)の1ライン中のタイミング合せが容易にして行える
。これにより、境界線23がない場合には上記の調整を
光学キャリ・フジ15のホーム面直において行うことが
できず、たとえば原稿台11に副走査方向シェーディン
グ補正板22と異なるパターンもしくは異なる濃度のチ
ャート原稿を置き、これを光学キャリ・フジ15の移動
によって読取らせるなどの複雑な21整を必要とするの
に対し、非常に有効な調整手段を実現し得る。
第14図は、レーザプリンタ装置30とイメージスキャ
ナ装置10との間でやり取りされるインターフェース信
号を示す図である。
すなわち、コマンド/ステータスを伝達するラインは8
ビツトのバス形式になっており、イメージスキャナ装置
10からのDSTA信号によりコマンドとステータスと
を切換えて使用している。
イメージデータを伝送するラインは8本ある。
これは、イメージデータの階調数によって本数が異なる
が、この実施例の場合、1画素について256値の階調
を持たせ、1クロツクに対して1画素で伝送させるよう
にしている。なお、2値の場合は1本で良い。また、2
値の場合でも1クロツクに対して多数画素のデータを伝
送する場合には、その分だけ本数が必要となる。
5TART信号は、レーザプリンタ装置30がイメージ
スキャナ装置10に対して出力する光学キャリッジ15
の動作開始を促す信号である。
CRC信号は、上記5TART信号にしたがってイメー
ジスキャナ装置10が光学キャリッジ15を動かし始め
たことを示す信号である。
HS Y N C信号は、レーザプリンタ装置30がC
RG信号に応じて5TART信号を解除した後に出力す
るライン同期信号である。
VCLK信号は、レーザプリンタ装置30がイメージス
キャナ装置10に対して出力するイメージデータの転送
信号である。これに対し、イメージスキャナ装置10か
らは、そのV CL K信号にのせてイメージデータが
送信される。
DSTA信号は、イメージスキャナ装置10がレーザプ
リンタ装置30に対してコマンドを送信する場合に、コ
マンド/ステータスバスをコマンド側に切換えるための
信号である。
STB信号は、コマンドデータを送ったことを知らせる
ための信号である。
BSY信号は、コマンドデータを受けたことを知らせる
ための信号である。このBSY信号は、解読の結果に対
応するステータスを準備し終えたところで元に戻される
ATN信号は、レーザプリンタ装置300基本ステータ
スが変化したことをイメージスキャナ装置10に伝える
ための信号である。
RDY信号は、レーザプリンタ装置30がレディ状態で
あることを示す信号である。
PRIME信号は、イメージスキャナ装置10がレーザ
プリンタ装置30に対して初期化を要求する信号である
POWO号は、レーザプリンタ装f130に電源が供給
されていることを示す信号である。
次に、上記した構成における動作について説明する。
第15図は、原稿Orの第1ページ目の画像と第2ペー
ジ目の画像とを異なる用紙に形成するベージ連写を例に
、イメージスキャナ装置10における光学キャリッジ1
5の動きとレーザプリンタ装置30の画像形成動作との
関係を、本発明装置(実線)と従来装置(−点鎖線)と
を比較して示すダイヤグラムである。図中、上部には光
学キャリッジ15の動きを、また下部にはレーザプリン
タ装置30内における用紙の先端および後端の動きをそ
れぞれ示している。なお、図中のalblは1枚目の用
紙の先端、all、bllは1枚目の用紙の後端、a2
+  b2は2枚目の用紙の先端、a21+  b21
は2枚目の用紙の後端の動きをそれぞれ示すものである
すなわち、原稿O「の第1ページ目の画像を読取るため
に光学キャリッジ15が動作されると、それに合せて1
枚目の用紙(先端a、および後端allで示される用紙
、または先端blおよび後端bl+で示される用紙)が
レーザプリンタ装置30内を移動される。
同様にして、原稿Orの第2ページ目の画像を読取るた
めに光学キャリッジ15が動作されると、それに合せて
2枚目の用紙(先端a2および後端a2+で示される用
紙、または先端b2および後端b21で示される用紙)
がレーザプリンタ装置30内を移動される。
この場合、従来装置においては、光学キャリッジ15に
よる読取り走査ごとに主走査方向の白シェーディング値
の書換えを行うようになっているために、第1ページ目
の画像の読取りが終わると光学キャリッジ15は一旦ホ
ーム位置まで戻され、その後に第2ページ目の画像を読
みに行くようになっている。
これに対して、本発明装置の場合、光学キャリッジ15
は第1ページ目の画像を読取った後、レーザプリンタ装
置30とのタイミングを合せるために少々の後戻りをす
るだけで、第1ページ目に続けて第2ページ目の読取り
が可能とされている。
すなわち、本発明装置では、原稿Orの読取り走査ごと
に主走査方向の自シェーディング値の書換えを行わなく
ても良いため、光学キャリッジ15を一旦ホーム位置ま
で戻す必要がない。これにより、光学キャリッジ15が
ページの境界からホーム位置へ行き、またページの境界
へ戻ってくるまでの時間分だけ、2枚目の用紙、つまり
先端b2および後端b21で示される用紙よりも先端a
2および後端a21で示される用紙に対する画像形成が
速く行える。
このように、原稿Orの読取り走査ごとに主走査方向の
自シェーディング値の書換えを行う必要がむい場合には
、たとえばページ速写モードにおいて、光学キャリッジ
15が第1ページ目と第2ページ目との境界に達した際
に、書換えのための動作を省略することができるため、
画像形成のスピードアップが可能となる。
第16図は、上述したページ連写モードにおける光学キ
ャリッジ15の制御例を示すフローチャートである。な
お、ここでは、主走査方向シェーディング補正板21に
近い方を原稿Orの第1ページ[1とし、遠い方を第2
ページ目として説明する。また、初期状態においては、
光学キャリッジ15はホーム位置にあるものと仮定する
まず、操作パネル68のスタートキー(図示しない)が
投入されたとする。すると、イメージスキャナ装置10
の光学キャリッジ15の照明ランプ13が消されたまま
の状態で、主走査方向シェーディング補正板21の読取
りが行われ、黒シエーデイング値が黒シエーデイングメ
モリ660fにセットされる。
続いて、光学キャリッジ15の照明ランプ13が点灯さ
れ、そして光学キャリッジ15の移動が開始されると、
この光学キャリッジ15の移動にともなって主走査方向
シェーディング補正板21の読取りが行われ、主走査方
向の白シェーディング値が主走査自シェーディングメモ
リ660 h l;セットされる。
この状態において、原稿Orの読取り走査が開始される
。すなわち、主走査方向シェーディング補正[21に近
い方の第1ページ目の画像を読取るために、その先端ま
で光学キャリッジ15が移動される。この場合の光学キ
ャリッジ15の位置管理は、駆動用モータ150にパル
スモータが用いられている場合には、その位置に応じた
パルス数をあらかじめRAM63内に保存しておけば良
いし、他のDCモータなどの場合には時間で管理するな
り、位置センサで検知するなり、パルスジェネレータで
パルス数を数えるなりの種々の方法が適用できる。
こうして、光学キャリッジ15の位置管理を行いながら
、第1ページの画像の読取りが行われる。
なお、引き続いて第1ページ目の画像を読取る場合には
、副走査方向の白シェーディング値の最終ラインでの値
が基準内か否かがチエツクされた後、基壁西であれば第
1ページ目の先端まで光学キャリッジ15が移動され、
再び第1ページの読取りが行われる。
また、基型外であれば、蛍光灯の光量の変化を補正する
ためにホーム位置まで光学キャリッジ15が戻され、主
走査方向シェーディング補正板21が再び読取られて主
走査方向の自ンエーディング値の書換えが行われる。
一方、第2ページ目の画像の読取りを行う場合において
、副走査方向の白シェーディング値の最終ラインでの値
が基準内であれば、光学キャリッジ15が少し戻された
後、第2ページの読取りが開始される。また、基準外で
あれば、光学キャリッジ15がホーム位置まで戻され、
上記同様にして、主走査方向の自シェーディング値の書
換えが行われる。そして、光学キャリッジ15が通常の
読取り走査時の走査スピードより速い速度で第2ページ
目の先端まで移動され、その後、規定の走査スピードに
て第2ページの読取りが行われる。
第2ページ目の読取りが完了されると、照明ランプ13
が消灯され、光学キャリッジ15がホーム位置へ戻され
て、処理は終了される。
このように、副走査方向の白シェーディング値が基準を
超えていないときには主走査方向の白シェーディング値
の書換えを省略し、画像形成のスピードアップが図られ
る。
なお、第2ページの読取りに際して、副走査方向の白シ
ェーディング値の最終ラインでの値が基準内でも少し光
学キャリッジ15を戻さなければならないのは、駆動用
モータ150のオーバランがあるためである。また、た
とえばスタートキーが連続して投入される、つまり複数
枚の原稿Orを連続して画像形成する場合には、最初の
キー操作によって主走査方向の白シェーディング値をセ
ットシた後は、副走査方向の自シェーディング値の最終
ラインでの値に応じて書換えが行われる。
第17図および第18図は、時IHJ qru限動作に
よる光学キャリッジ15の動きを説明するために示すも
のである。
第17図において、図示実線が本発明装置の動作であり
、図示−点鎖線が従来装置の動作である。
ここでは、タイマは3枚目の画像形成動作中にカウント
アツプが起きたと仮定している。実際には、こんなに早
くカウントアツプが起きないように設定され、約30秒
程度であるが、説明のための図である。
上記したように、蛍光灯の温度を一定に保つよう制御す
ることによって得ていた1走査中のイメージデータの信
頼性を、ヒータおよび温度制御回路などを用いることな
く、また1走査ごとに主走査方向の白シェーディング値
の書換えを行うことなしに、得られるようにしている。
すなわち、主走査方向のシェーディング補正が施された
信号を、副走査方向のシェーディング値で割ることによ
り、1走査中におけるイメージデータの信頼性を確保す
るようにしている。これにより、ヒータおよび温度制御
回路などが不要となり、しかも必要時以外の主走査方向
の自シェーディング値の書換え動作を省略できるように
なる。
したがって、ヒータおよび温度制御回路などに要してい
た分のコストが安くなるとともに、画像形成に寄与しな
い動作時間の短縮が可能となるものである。
また、この実施例では、副走査方向シェーディング補正
板を、イメージセンサの主走査方向の読出し順の始めに
なる位置に配置するようにしている。このため、イメー
ジセンサからの出力を処理する際に、基準となるデータ
が処理の対象となる出力より先に得られる。したがって
、処理の対象となる出力を何らかの形で保持するなどの
必要がなく、基準となるデータで実時間に処理を行うこ
とができ、回路および処理時間が最小限で済むものであ
る。
さらに、1つのイメージセンサで副走査方向シェーディ
ング補正板と原稿とを走査するようにしているため、回
路構成の簡素化が図れるとともに、モノリシックなため
に温度特性が同一と考えられる。したがって、温度補償
の必要がなく、また感度特性がほとんど同じになるので
、その補償のための回路が不要となる。
なお、上記実施例においては、原稿照明装置としての照
明ランプを蛍光灯で構成した場合を例に説明したが、こ
れに限らず、たとえば冷陰極管を用いるものにも適用で
きる。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々
変型実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、蛍光灯の温度
を一定に保ったり、1走査ごとに主走査方向のシェーデ
ィング補正データの書換えを行うことなく、簡単な構成
により1走査中におけるイメージデータの信頼性を確保
することができ、低価格化および画像形成動作の高速化
が図れる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はデジ
タル式複写機の構成を示す外観斜視図、第2図はデジタ
ル式複写機を概略的に示す構成図、第3図は原稿台と主
走査方向シェーディング補正板および副走査方向シェー
ディング補正板との位置関係を説明するために示す図、
第4図は全体的な制御回路の構成を概略的に示すブロッ
ク図、第5図は読取り信号制御回路の構成を概略的に示
すブロック図、第6図は書込みアドレス制御回路の構成
を概略的に示すブロック図、第7図は読出しアドレス制
御回路の構成を概略的に示すブロック図、第8図は読取
データ処理回路の構成を概略的に示すブロック図、第9
図は主走査方向シェーディングメモリの周辺回路の構成
を概略的に示すブロック図、m10図は主走査方向シェ
ーディングメモリのデータの書換え動作を説明するため
に示すタイミングチャート、第11図は副走査方向シェ
ーディングメモリの周辺回路の構成を概略的に示すブロ
ック図、第12図は副走査方向のシェーディング補正を
説明するために示す図、第13図は副走査方向のシェー
ディング補正の動作タイミングを説明するために示す図
、第14図はイメージスキャナ装置とレーザプリンタ装
置との間でやり取りされるインターフェース信号の一例
を示す図、第15図はページ速写動作を例に光学キャリ
ッジの動きと画像形成動作との関係を説明するために示
すダイヤグラム、第16図はページ連写動作を例に光学
キャリッジの制御を説明するために示すフローチャート
、第17図は時間制限動作を例に光学キャリッジの動き
を説明するために示すダイヤグラム、第18図は時間制
限動作を例に光学キャリッジの制御を説明するために示
すフローチャートである。 10・、・イメージスキャナ装置(読取部)、11・・
・原稿台、13・・・照明ランプ、15・・・光学キャ
リッジ(走査手段)、20・・・イメージセンサ、21
・・・主走査方向シェーディング補正板、22・・・副
走査方向シェーディング補正板、23・・・境界線、3
0・・・レーザプリンタ装置1(画像形成部)60・・
・イメージスキャナ装置のCPU、66・・・読取り信
号制御回路、70・・・レーザプリンタ装置のCPU、
660・・・読取データ処理回路、660b・・・タイ
ミング作成回路、660f・・・黒シエーデイングメモ
リ、660h・・・主走査臼シェーディングメモリ、6
60i・・・ゲート手段、660 j・・・減算器、6
60k・・・除1L660fI・・・副走査臼シェーデ
ィングメモリ、660m・・・ゲート手段、661・・
・書込みアドレス制御回路、662・・・読出しアドレ
ス制御回路、664.665・・・ラインメモリ、70
0・・・主走査方向のシェーディング補正手段、701
・・・ラインアドレスカウンタ、702・・・ラッチ回
路、703・・・和算器、800・・・副走査方向のシ
ェーディング補正手段、801・・・和算器、802・
・・ラッチ回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)走査手段の移動によって画像情報を読取る読取部
    と、この読取部からの画像情報にしたがって画像を形成
    する画像形成部とからなる画像形成装置において、 前記読取部における走査手段の移動方向と直交する方向
    に沿って配設された第1の白色基準板と、前記読取部に
    おける走査手段の移動方向に沿って配設された第2の白
    色基準板と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. (2)走査手段の移動によって画像情報を読取る読取部
    と、この読取部からの画像情報にしたがって画像を形成
    する画像形成部とからなる画像形成装置において、 前記読取部における走査手段の移動方向と直交する方向
    に沿って配設された第1の白色基準板と、前記読取部に
    おける走査手段の移動方向に沿って配設された第2の白
    色基準板とを具備し、前記走査手段の移動による画像情
    報の読取りの際に、各ラインにおいて最初に前記第2の
    白色基準板の読取りが行われることを特徴とする画像形
    成装置。
JP1169567A 1989-06-30 1989-06-30 画像形成装置 Pending JPH0335233A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1169567A JPH0335233A (ja) 1989-06-30 1989-06-30 画像形成装置
US07/545,832 US5099341A (en) 1989-06-30 1990-06-28 Image reading apparatus with improved shading correction
DE4020817A DE4020817A1 (de) 1989-06-30 1990-06-29 Bildauslesevorrichtung mit verbesserter schattenkorrektur

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1169567A JPH0335233A (ja) 1989-06-30 1989-06-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0335233A true JPH0335233A (ja) 1991-02-15

Family

ID=15888864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1169567A Pending JPH0335233A (ja) 1989-06-30 1989-06-30 画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5099341A (ja)
JP (1) JPH0335233A (ja)
DE (1) DE4020817A1 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5181105A (en) * 1986-05-30 1993-01-19 Canon Kabushiki Kaisha Color image correction based on characteristics of a highlights or other predetermined image portion
JP2804568B2 (ja) * 1989-12-25 1998-09-30 株式会社リコー 画像読取装置
US5278674A (en) * 1990-01-25 1994-01-11 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for providing illumination compensation in a document scanner
EP0439358B1 (en) * 1990-01-25 1996-03-27 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for providing illumination compensation in a document scanner
EP0439357B1 (en) * 1990-01-25 1997-07-23 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for providing sensor compensation in a document scanner
US5424537A (en) * 1990-08-13 1995-06-13 Howtek, Inc. Calibrated color scanner
JP3130593B2 (ja) * 1991-01-08 2001-01-31 株式会社リコー 原稿読取り装置
JPH05316351A (ja) * 1992-05-10 1993-11-26 Minolta Camera Co Ltd 画像読取装置の較正処理用パラメ−タの調整方式
JPH0698094A (ja) * 1992-09-14 1994-04-08 Toshiba Corp 画像形成装置
JP3165747B2 (ja) * 1992-09-28 2001-05-14 キヤノン株式会社 画像読取装置
US5386299A (en) * 1993-03-12 1995-01-31 Ncr Corporation Method and appartus for automatically calibrating cameras used for document scanning
KR0181157B1 (ko) 1996-04-10 1999-05-01 김광호 중간조처리 및 쉐이딩 보정을 위한 화상 처리장치 및 그 방법
US6205258B1 (en) * 1996-04-23 2001-03-20 Must Systems, Inc. Image scanner having brightness compensation function via output adjustment
US6192163B1 (en) * 1996-10-29 2001-02-20 Seiko Epson Corporation Image processing method and image processing apparatus
EP0868072B1 (en) * 1997-03-27 2005-01-12 Seiko Epson Corporation Shading correction for an image scanner
JP3332791B2 (ja) * 1997-04-11 2002-10-07 キヤノン株式会社 読み取り装置及び読み取り方法
KR100306419B1 (en) * 1997-11-29 2001-08-09 Samsung Electronics Co Ltd Method for correcting shading of shuttle scanner
JP3565479B2 (ja) * 1998-06-11 2004-09-15 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP3554199B2 (ja) 1998-08-31 2004-08-18 キヤノン株式会社 シェーディング補正装置、シェーディング補正方法及び画像読み取り装置
JP3307357B2 (ja) * 1999-02-15 2002-07-24 日本電気株式会社 スキャナ装置及びその制御方法
JP2000270172A (ja) * 1999-03-15 2000-09-29 Sharp Corp 画像読取装置およびその読取光源の光量補正方法
JP2000280570A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP4197563B2 (ja) * 1999-07-23 2008-12-17 東芝テック株式会社 画像読取装置
JP3885987B2 (ja) * 2000-05-18 2007-02-28 株式会社リコー 画像読取装置および画像形成装置
JP4224198B2 (ja) * 2000-10-27 2009-02-12 株式会社リコー 画像読取装置および複写機
JP2002330267A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Konica Corp 原稿読取装置及び画像形成装置
US6999212B2 (en) * 2001-07-10 2006-02-14 Che-Kuei Mai Back-light module for image scanning device and method for calibrating illumination with the back-light module
JP3918479B2 (ja) * 2001-09-11 2007-05-23 セイコーエプソン株式会社 シェーディング補正の基準データ設定方法及び画像読み取り装置
JP4107635B2 (ja) * 2001-10-31 2008-06-25 村田機械株式会社 画像読取装置
US20060072167A1 (en) * 2004-09-30 2006-04-06 Michael Yang Method of image signal modulation based on light source luminosity
JP4424360B2 (ja) * 2007-02-26 2010-03-03 三菱電機株式会社 イメージセンサ
JP5077149B2 (ja) * 2008-08-26 2012-11-21 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置及びプログラム
US8587834B2 (en) * 2009-01-15 2013-11-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Shading correction apparatus in image scanning apparatus
JP5367509B2 (ja) * 2009-08-27 2013-12-11 株式会社東芝 光検出装置、及びこの光検出装置を備える紙葉類処理装置
KR20150102180A (ko) * 2014-02-27 2015-09-07 삼성디스플레이 주식회사 레이저 빔 조사 장치 및 이를 이용한 유기 발광 디스플레이 장치의 제조 방법
JP2017079374A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成装置、およびシェーディングデータ処理方法
CN113221601B (zh) * 2020-01-21 2024-08-06 深圳富泰宏精密工业有限公司 字符识别方法、装置及计算机可读存储介质

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3800079A (en) * 1972-12-18 1974-03-26 Ibm Compensation for a scanning system
US4524388A (en) * 1981-08-11 1985-06-18 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Shading correction device
JPS60180377A (ja) * 1984-02-28 1985-09-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像入力装置における画像信号補正方法
JPS62293384A (ja) * 1986-06-11 1987-12-19 Toshiba Corp 画像入力装置
JP2594963B2 (ja) * 1987-08-26 1997-03-26 株式会社日立製作所 シェーディング補正方式
US4903144A (en) * 1988-10-27 1990-02-20 Eastman Kodak Company Automatic D.C. offset control for image scanners

Also Published As

Publication number Publication date
DE4020817C2 (ja) 1992-06-04
DE4020817A1 (de) 1991-01-10
US5099341A (en) 1992-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0335233A (ja) 画像形成装置
US6587651B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling the apparatus
JP2002152510A (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び白基準データ作成方法
JP4841232B2 (ja) レーザ露光装置,画像形成装置および複写装置
JPH09130549A (ja) デジタル画像形成装置
JPH02198266A (ja) 画像形成装置
US7054490B2 (en) Image processing apparatus and image processing system
JPH0334774A (ja) 画像形成装置
JPH11355517A (ja) デジタル画像形成装置
JPH02198269A (ja) 画像形成装置
US7542162B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
US6424365B1 (en) Image forming apparatus and method of controlling apparatus
US8213045B2 (en) Correction of image data scaling in screen area
JPH0335235A (ja) 画像形成装置
JPH0335234A (ja) 画像形成装置
JP3055481B2 (ja) 画像形成装置
JPH0335232A (ja) 画像形成装置
JPH04348372A (ja) デジタル画像形成装置
JPH1138750A (ja) 画像形成装置
JP4004881B2 (ja) 原稿読取装置
JP3151729B2 (ja) 画像読取り装置および画像形成装置
JPH1081032A (ja) デジタル書込装置
JPH06311334A (ja) 画像形成装置
JPH1026849A (ja) 画像形成装置及びその方法
JPH02198267A (ja) 画像形成装置