JPH0335234A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0335234A
JPH0335234A JP1169576A JP16957689A JPH0335234A JP H0335234 A JPH0335234 A JP H0335234A JP 1169576 A JP1169576 A JP 1169576A JP 16957689 A JP16957689 A JP 16957689A JP H0335234 A JPH0335234 A JP H0335234A
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JP1169576A
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Takeshi Nozaki
武史 野崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえばレーザプリンタ装置とイメージス
キャナ装置とを接続してなるデジタル式複写機などとし
て用いられる画像形成装置に関する。
(従来の技術) 近年、電子写真方式により画像の形成を行うレーザプリ
ンタ装置(画像形成部)と、光学キャリッジ(走査手段
)の移動によって原稿などの画像情報をイメージデータ
として読取るイメージスキャナ装置(読取部)とを接続
してなるデジタル式の数写機(画像形成装置)が実用化
されている。
この種の複写機におけるイメージスキャナ装置の光学キ
ャリッジに配設される原稿照明装置としては、省エネル
ギ対策、光のスペクトル分布、および温度上昇の低さな
どの理由により、蛍光灯が広く用いられている。しかし
、蛍光灯には、温度の変動によって光量が変化されたり
、管の長さ方向の光量分布が変化されるなどの特性があ
る。このため、蛍光灯を原稿照明装置として用いる場合
には、運営、光の出口である原稿と対向される部分を除
く周囲にヒータを配設して蛍光灯の温度を一定に保つよ
う制御したり、原稿の読取り走査に先立って常に主走査
方向のシェーディング補正データを書換えるなどにより
、1走査中におけるイメージデータの信頼性を確保する
ようにしている。
したがって、原稿照明装置として蛍光灯を用いる従来の
デジタル式複写機においては、蛍光灯を温めるためのヒ
ータや温度制御回路などが必要となるためにコスト高と
なる、蛍光灯の温度が安定するまでは原稿の読取り走査
が行えない、さらには読取り走査ごとに主走査方向のシ
ェーディング補正データの書換え動作を行わなければな
らないなどの欠点があった。
特に、レーザプリンタ装置自身は、本来、イメージデー
タがどんどん続けて送られてくれば高速度にて画像の形
成(高速印字動作)を行うことが可能とされている。し
かしながら、イメージスキャナ装置には、上述したよう
な画像形成に寄与しない動作がある。このため、レーザ
プリンタ装置における画像形成速度を必要以上に上げる
ことができないものとなっていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、従来の装置においては、蛍光灯を温め
るためのヒータおよび温度制御回路などが必要となるた
めにコスト高となったり、イメージスキャナ装置に画像
形成に寄与しない動作があるため、装置として高価なも
のとなり、また画像形成速度を必要以上に上げることが
できないという欠点があった。
そこで、この発明は、低価格化および画像形成動作の高
速化が図れる画像形成装置を提供することを1′1的と
している。
−[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この発明の画像形成装置
にあっては、走査手段の移動によって画像情報を読取る
読取部と、この読取部からの画像情報にしたがって画像
を形成する画像形成部とからなるものにおいて、前・記
読取部における走査手段の移動方向と直交する方向に沿
って配設された第1の白色基準板と、この第1の白色基
準板より得られる主走査方向のシェーディング補正デー
タを記憶する第1の記憶手段と、前記読取部における走
査手段の移動方向に沿って配設された第2の白色基準板
と、この第2の白色基準板より得られる副走査方向のシ
ェーディング補正データを記憶する第2の記憶手段とを
具備し、前記第2の記憶手段に記憶されている副走査方
向のシェーディング補正データの、前記走査手段による
画像情報の読取りの最終ラインでの値が基準を超えてい
る場合に、前記第1の記憶手段で記憶されている主走査
方向のシェーディング補正データの書換えを行う構成と
されている。
(作用) この発明は、上記した手段により、蛍光灯の温度を一定
に保つためのヒータや温度制御回路などを用いることな
く、また1走査ごとに主走査方向のシェーディング補正
データの書換えを行うことなく、読取部の走査手段によ
る1走査中の画像情報の信頼性を確保できるようになる
ため、コストの削減および動作時間の短縮が可能となる
ものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図および第2図は、この発明にかかる画像形成装置
の一例として、たとえば電子写真方式のレーザプリンタ
装置(画像形成部)30とイメージスキャナ装置(読取
部)10とからなるデジタル式複写機(デジタルPPC
)を示すものである。
すなわち、このデジタルPPCは、レーザプリンタ装置
30とイメージスキャナ装置10とがインターフェイス
ケーブルなどを介して電気的に接続され、上記レーザプ
リンタ装置30によりイメージスキャナ装@10から送
られるイメージデータ(画像情報)に応じた画像の形成
(印字)を行うものである。
上記イメージスキャナ装置10は、原稿Orが載置され
る原稿台(透明ガラス)11と、原稿台11に対して開
閉自在に設けられた原稿カバー12と、それらに対向し
て原稿照明装置としての照明ランプ(蛍光灯)13およ
び原稿Orからの反射光を受ける第1ミラー14が配設
された光学キャリッジ(走査手段)15と、この光学キ
ャリッジ15からの光の向きを180度変える第2゜第
3ミラー16.17が配設されたサブキャリッジ18と
、このサブキャリッジ18を経てきた原稿Orからの反
射光を集光する集光レンズ1つと、この集光レンズ1つ
で集光される光を充電変換すること゛によってイメージ
データを読取るCCD(電前結合素子)からなるイメー
ジセンサ20と、これらの各部の位置を変更する駆動系
(図示しない)などを有して構成されている。
このような構成において、上記光学キャリッジ15が原
稿台11の下面に沿って、原稿Orのサイズに応じた距
離を副走査方向に往復動作することにより、原稿Orの
画像が上記イメージセンサ20によって読取られるよう
になっている。
なお、第3図に示す如く、上記光学キャリッジ15の初
期位置(ホーム位置)に対向する原稿台11の近傍には
、その読取り範囲外に、第1の白色IA準板としての主
走査方向シェーディング補正板21が設けられている。
さらに、上記光学キャリッジ15の副走査方向に沿った
原稿台11の近傍には、その読取り範囲外に、第2の白
色基準板としての副走査方向シェーディング補正板22
が設けられている。そして、この副走査方向シェーディ
ング補正板22と原稿台11との間には、上記補正板2
2に沿って境界線23が引かれている。
また、デジタルPPCの操作面には、動作についての指
示を人力するための操作パネル68が設けられている。
レーザプリンタ装置30は次のように構成されている。
すなわち、第2図において、31はドラム状の光感光体
で、その周囲部にはその回転方向に沿って帯電用帯電器
32、レーザ光学系33、現像装置39、転写前除電ラ
ンプ4o、転写ローラ41、およびクリーニング装置5
6が順次配設されている。なお、上記転写ローラ41に
は、付着したトナーを掻き落すためのブレード41aが
設置すれている。
レーザ光学系33は、ドツトイメージデータに応じて変
調されたレーザビーム光を発生するレーザダイオードな
どの半導体レーザ発振器(図示しない)、このレーザ発
振器から出力されるレーザビーム光を平行光化するコリ
メータレンズ(図示しない)、このコリメータレンズか
らの出力光を走査する回転ミラー(ポリゴンミラー)3
4、この回転ミラー34で走査されたレーザビーム光を
通過させ、光感光体31上での走査速度を一定にするf
θレンズと面ズレを補正する補正レンズとの機能を併せ
持つレンズ35、このレンズ35を通過したレーザビー
ム光を光感光体31の方向へ反射させる反射ミラー36
,37.38などから構成されている。
一方、レーザプリンタ装置30の一側面部には、給紙カ
セット42.43が着脱自在に設けられており、これら
の給紙カセット42.43の内部に収納されている用紙
はそれぞれ給紙ローラ42a。
43aによって取出されるようになっている。これらの
給紙ローラ42a、43aの先には、給紙カセット42
.43内より取出された用紙を光感光体31の表面に形
成されたトナー像にタイミングを取って送出すアライニ
ングローラ対44が配設されている。また、上記上段側
の給紙カセット42の上部には用紙やその他の記録媒体
を手差しで給紙する手差し給紙台45が設けられており
、この手差し給紙台45の上部には手差し挿入された用
紙類を前記アライニングローラ対44の位置へ送る手差
しローラ46,47.48が順に配設されている。
また、光感光体31と転写ローラ41との間の画像転写
部の下流側には、上記画像転写部を経て延びる搬送路4
9、定着装置としてのヒートローラ対50 sおよび排
紙ローラ対54が配置されている。そして、レーザプリ
ンタ装置30の他側面部には、上記排紙ローラ対54に
よって排出される用紙類を受取る排紙トレイ55が設け
られている。
このような構成において、印字動作にあたっては、まず
光感光体31が回転されるとともに、帯電用帯電器32
が動作して光感光体31の表面が一様に帯電され、次い
でレーザ光学系33によって光感光体31上にドツトイ
メージデータに対応した露光が行われて静電潜像が形成
される。光感光体31上の静電潜像は、トナーとキャリ
アとからなる二成−分現像剤を使用する現像装置39に
よって現像されてトナー像化された後、転写前除電ラン
プ40によって光感光体31の表面電位がトナー像を転
写し易いように落されて画像転写部へ送られる。
一方、上記トナー像形成動作に同期して給紙カセット4
2.43から選択的に取出された用紙、あるいは手差し
給紙台45より手差しで供給された用紙類がアライニン
グローラ対44を介して送り込まれることにより、光感
光体31上に形成されたトナー像が転写ローラ41の作
用で用紙類上に転写される。
トナー像が転写された用紙類は、搬送路49を通過して
ヒートローラ対50に送り込まれ、ここを通過すること
によりトナー像が溶融定着される。
定着後の用紙類は、排紙ローラ対54の動作によって排
紙トレイ55上に排出される。
なお、用紙類上にトナー像を転写した後の光感光体31
は、表面の残留トナーがクリーニング装g156によっ
て清掃されて、次の印字動作が可能な状態とされる。
第4図は、上記のように構成されたデジタルPPCの電
気回路を示すものである。
まず、イメージスキャナ装置1oにおいて、60は全体
的な制御を司るCPU (セントラル・プロセッシング
・ユニット)で、これにはCPUバス61を介して、制
御用のプログラムROM(リード・オンリ・メモリ)6
2、原稿Orのサイズに応じた光学キャリッジ15の移
動ff1(ステップ数)などが記憶されたRAM (ラ
ンダム・アクセス・メモリ)63、前記照明ランプ13
の点灯および露光量などを制御する調光回路64、前記
光学キャリッジ15の位置を移動するための駆動用モー
タ150を制御するモータ制御回路65、前記イメージ
センサ20の駆動を制御する読取り信号制御回路66、
前記レーザプリンタ装置3゜と接続するためのインター
フェイス制御回路67、および操作パネル68などが接
続されている。
なお、図面上では省略されているが、CPU60には各
種センサなどからの信号が入力されるようになっている
一方、レーザプリンタ装置t30において、7゜は全体
的な制御を司るCPUで、これにはCPUバス70gを
介して、制御用のプログラムROM71、RAM72、
第1モータ制御回路74、第2モータ制aa回路75、
高圧電源制御回路76、前記イメージスキャナ装置10
を接続するためのインターフェイス制御回路77、前記
半導体レーザ発振器78を駆動するためのレーザ駆動回
路7つ、および各種検知器80などが接続されている。
第1モータ制御回路74は、前記給紙ローラ42a、4
3aなどを選択的に駆動する給紙モータ73、前記アラ
イニングローラ対44および手差しローラ46,47.
48などを選択的に駆動するレジストモータ440、お
よび前記光感光体31を回転駆動するドラムモータ31
0などを制御するものである。ここでは、正反転および
動作停止の頻度が高いため、上記各モータ73゜440
.310として、たとえばパルスモータが主に使用され
ている。
第2モータ制御回路75は、前記現像装置39を駆動す
る現像モータ3901前記ヒートローラ対50のヒータ
、および前記回転ミラー34を回転駆動するポリゴンモ
ータ340などを制御するものである。ここでは、上記
各モータ39o。
340として、定速で回転し続けるホールICモータが
主に使用されている。
高圧電源制御回路76は、前記帯電用帯電器32を駆動
する高圧トランス320、前記転写ローラ41を駆動す
る転写用高圧電源410、および前記現像装置3つの現
像バイアス391などを1、り御するものである。
第5図は、前記読取り信号制御回路66の構成を示すも
のである。この読取り信号制御回路66は、読取データ
処理回路660、書込みアドレス制御回路661、読出
しアドレス制御回路662、ゲート回路663、および
2つのラインメモリ664.665を有して構成されて
いる。
第5図において、読取り信号制御回路66は、レーザプ
リンタ装置30からのHSYNC信号(ライン同期信号
)が供給されると、ゲート回路663のゲー)A、Bと
ゲートa、bとの接続が切換えられる。たとえば、ゲー
ト回路663のゲートAとa、Bとbが接続状態にある
場合、読取データ処理回路660を介して供給されるイ
メージセンサ20からのイメージデータはラインメモリ
664へ書き込まれる。このとき、ラインメモリ664
のアドレス制御は、書込みアドレス制御回路661によ
って行われる。すなわち、書込みアドレス制御回路66
1は、第6図に示すようにレーザスキャナ装置10のC
PU60によりスタートアドレス設定部661aにスタ
ートアドレスがセットされ、そのスタートアドレスから
カウンタ661bがステップ幅1でカウントアツプされ
る。そのカウントアツプは、後述する読取データ処理回
路660内のタイミング作成回路により作成される1画
素ごとの書込みクロック(書込みパルス)に同期して行
われる。
一ライン分の読込みが終了すると、ゲート回路663は
、レーザプリンタ装置30からのライン同期信号(HS
YNC信号)によりゲートAとす。
Bとaに接続状態が切換えられ、これにより読取データ
処理回路660より供給されるイメージセンサ20から
のイメージデータはラインメモリ665へ書込まれる。
このときも、ラインメモリ665のアドレス制御は、上
記と同様にして、書込みアドレス制御回路661によっ
て行われる。
一方、このとき、上記ラインメモリ664内のイメージ
データは、ゲート回路663を経てレーザプリンタ装置
30への印字用データ(ビットイメージデータ)として
読出される。このときのラインメモリ664のアドレス
制御は、読出しアドレス制御回路662によって行われ
る。すなわち、読出しアドレス制御回路662は、第7
図に示すように、イメージスキャナ装置10のCPU6
0によりスタートアドレス設定部662aにスタートア
ドレスが、またアドレスステップ設定部662bにアド
レスステップがそれぞれ設定され、そのスタートアドレ
スから加算1662cが設定されたステップ幅で読出し
クロックごとに増加される。この場合、たとえばスター
トアドレスが0でステップ幅が1のとき(この実施例に
おいては、A3−400dpiに対応したコピーである
)は、Oから4676までステップ幅1で変化される。
なお、この読出しアドレス制御回路662は加算器66
2Cを有して構成されているため、書込みアドレス制御
回路661とは別の機能がある。
すなわち、アドレスステップが、たとえば1より小さい
小数点を含む数であった場合、出力されるアドレスは整
数部しか出力されないが、内部では小数部も計算するよ
うに構成されている。したがって、同じアドレスがダブ
って出力される場合があり、これにより拡大複写が得ら
れる。また、アドレスステップが1より大きい数であっ
た場合、逆に縮小複写が得られる。なお、縮小複写の場
合においては、途中でアドレス出力がラインメモリ66
4.665の書込まれた範囲を越えてしまう場合があり
、このような場合には、ラインメモリ664.665に
読出したデータを非印字データとして正規化する手段(
不図示)を備えることで解決できる。
第8図は、読取データ処理回路(イメージセンサ20の
周辺回路)660の構成を示すものである。
第8図において、タイミング作成回路660bでは、レ
ーザプリンタ装置30からのHSYNC信号に同期を取
りながら、発振器660aからのパルスによってイメー
ジセンサ20を動作させる種々の信号が作成される。そ
の種々の信号は、センサ駆動回路(CCDドライバ)6
60cによって大容量信号に地部され、イメージセンサ
20の駆動に供される。こうして駆動されるイメージセ
ンサ20からのアナログ信号は、アンプ660dにより
数倍の電圧値に増幅された後、A/D変換器660eに
よりデジタル信号化される。なお、上記タイミング作成
回路660bでは、読取り信号制御回路66の各種信号
(ラインメモリ664゜665への読出しクロックや書
込みクロックなど)も作成されるようになっている。
一方、黒シエーデイングメモリ660fには、前記光学
キャリッジ15に搭載された照明ランプ13が点灯され
ないときに読込まれた信号が、イメージセンサ20のオ
フセット値として保存される。この黒シエーデイングメ
モリ660fに保存するときには、たとえばCPU60
からの黒シエーデイング実行信号でゲート手段660g
が開放される。
ここで、黒シエーデイング補正について説明する。
一般に、イメージセンサ20からのアナログ信号には、
原稿Orがまつくろ、つまりイメージセンサ20に全く
光が人力されない場合でも出力される信号が含まれてい
る。したがって、この信号分(オフセット値)を不要な
ものとして差し引かなければならない。このときのオフ
セット値を黒シエーデイング値といい、この処理を黒シ
エーデイング補正という。
なお、上記黒シエーデイング値はイメージセンサ20の
素子別に特有の値を持つため、1ライン分のデータを必
要とする。これにより、上記黒シエーデイングメモリ6
60fは、ラインメモリとラインアドレスカウンタとで
構成されている。
主走査自シェーディングメモリ660hには、前記CP
U60によって前記照明ランプ13が点灯された状態で
、前記光学キャリッジ15が主走査方向シェーディング
補正板21に対向する位置へ移動され、その移動時に読
込まれた信号から減算器660 jにより黒シエーデイ
ング値が差し引かれた信号(主走査方向の白シェーディ
ング値)が保7/:される。この主走査方向の自シェー
ディング値は、照明ランプ13−の露光むら、およびイ
メージセンサ20の感度むらなどを補正するためのデー
タであり、CPU60からの主走査白シJ−−ディング
実行信号でゲート手段660iが開放されることにより
メモリ660h内に保存される。
ここでは、主走査方向シェーディング補正板21の濃度
むらなどを考慮して、たとえば16ライン分のデータの
平均が主走査方向の自シェーディング値として用いられ
る。
なお、上記主走査方向の白シェーディング値は不定明的
に書換えられる。すなわち、照明ランプ13の光量が変
化される、つまり温度の変動にょって蛍光灯の特性が変
化されるため、主走査方向の白シェーディング値の書換
えは、この光量の変化に応じて行われるようになってい
る。
副走査白シェーディングメモリ660gには、前記光学
キャリッジ15の移動による原稿Orの読取り走査にと
もなって、各ラインにおいて最初に読取られる副走査方
向シェーディング補正板22より読込まれた信号に、除
算器660kにより主走査方向の白シニーディング抽圧
が施された信号(副走査方向の白シェーディング値)が
保存される。この副走査方向の白シェーディング値は、
CPU60からの副走査自シェーディング実行信号でゲ
ート手段660mが開放されることによりメモリ660
ρ内に保存される。ここでの副走査方向の自シェーディ
ング値も、1画素だけでは濃度むらなどの可能性がある
ため、たとえば166画素のデータの平均がとられる。
除算器660には、減算器660jの出力、つまり黒シ
エーデイング補正後の信号を主走査白シェーディングメ
モリ660hからの主走査方向の白シェーディング値で
割り、さらに副走査自シェーディングメモリ660gか
らの副走査方向の白シェーディング値で割った結果をイ
メージデータとして出力するものであり、通常は、演算
結果があらかじめセットされたFROM (プログラマ
ブル・リード・オンリ・メモリ)などで構成されている
ところで、上記した副走査方向の自シェーディング値に
よる補正を施すことにより、主走査方向の西シェーディ
ング値の書換えは不要となると思われるかもしれないが
、蛍光灯の特性が若干ではあるが変化されるためにそれ
は不可能である。なぜならば、配光特性が管の温度の上
昇とともに変化された場合、照明ランプ13の中心部の
光量が低下などされるためである。しかし、この変化は
そう急激ではないため、主走査方向の白シェーディング
値の書換えは副走査方向の白シニーディング抽圧の割合
いが増えてきたとき、つまり蛍光灯の光量が大きく変化
されたときに行うようにすれば良い。そのため、副走査
自シェーディングメモリ660gからの出力は、除算器
660に、およびイメージスキャナ装置10のCPU6
0にそれぞれ供給されるようになっている。
このように、主走査自シェーディングメモリ660hの
白シェーディング値の書換えは、原稿Orを読取り走査
するごとに行わず、副走査白シェーディングメモリ66
0ρからの副走査方向の自シェーディング値が大きく変
化されたときにのみ行われるようになっている。
ここで、第9図を参照して、前記主走査白シェーディン
グメモリ660hを主体に構成される主走査方向のシェ
ーディング補正手段700について詳細に説明する。
上記主走査自シェーディングメモリ660hには、前述
のように、16ライン分のデータの平均をとるための手
段が設けられている。すなわち、主走査白シェーディン
グメモリ660hの周辺には、前記ゲート手段6601
の他、ラインアドレスカウンタ701、ラッチ回路70
2、および和算器703が設けられている。
このような構成において、16ライン分のデータの平均
をとるには、まず主走査白シェーディング実行信号が供
給されない状態にて、CPU60から主走査白シェーデ
ィングメモリ660hに対して書込み信号(WE倍信号
のみが供給される。
すると、前記主走査白シェーディングメモリ660hの
内容がすべてクリアされる。この後、主走査自シェーデ
ィング実行信号の供給により、黒シエーデイング補正後
の信号の1ライン目のデータが入力データβとして和算
器703およびラッチ四路702を介して主走査白シェ
ーディングメモリ660hに送られる。そして、CPU
60からのWE倍信号供給により、上記人力データβが
メモリ660h内に書込まれる。
2ライン目のデータβの人力に際しては、まず主走査白
シェーディングメモリ660h、ラッチ回路702、お
よびゲート手段6601への読出し信号(OE倍信号の
供給により、メモリ660h内に書込まれたデータ(β
)が出力データaとして和算器703に読出される。こ
れにょリ、和算器703において、読出された出力デー
タαと2ライン目の入力データβとの和が算出される。
そして、その和(加算結果α+β)がラッチ回路702
を介してメモリ660hに送られ、新たなデータとして
書込まれる。
このようにして、メモリ660 h 1.:書込まれて
いる前ラインまでの加算による出力データと、次ライン
の人力データとの和が順次水められる。そして、16ラ
イン分のデータがすべて加算され、その総和が最終的に
メモリ660hに書込まれる。
第10図は、上記メモリ660hへのデータの書換えの
タイミングを示すものである。ここでは、ラインアドレ
スカウンタ701で指定されるアドレスANにおけるM
−1ライン目までの加算結果DN、1A−1(出力デー
タα)と、Mライン目のデータMDN(入力データβ)
との和 DN+ M−1+MDN  (−DNI M)による書
換えを例に示している。
ところで、メモリ660hに書込まれたデータの総和の
うち、ここでは上位8ビツトを主走査方向のnシェーデ
ィング値として使用するようにしている。すなわち、上
位8ビツトを使用することにより、データの総和は結果
的に「16」で割られたことと等しくなる。したがって
、主走査方向の自シェーディング値は、16ライン分の
データの平F−jをとった値となる。この結果、主走査
方向シェーディング補正板21の濃度むらおよび汚れな
どによる画質の低下、たとえば縦縞の発生などが防止さ
れる。
第11図は、前記副走査臼シェーディングメモリ660
IIを主体に構成される副走査方向のシェーディング補
正手段800について詳細に示すものである。
上記副走査臼シェーディングメモリ660gには、前述
のように、16画素分のデータの平均をとるための手段
が設けられている。すなわち、上記副走査臼シェーディ
ングメモリ660Iの周辺には、前記ゲート手段660
mの他、和算器801およびラッチ回路802が設けら
れている。
なお、上記ゲート手段660mは、副走査方向の白シェ
ーディング値を求める際に除算器660にへの出力を強
制的に「0」にするよう動作する。
この副走査方向においても、上述した主走査方向の自シ
ェーディング値を求める場合と同様に、16画画素のデ
ータが和算器801により順に足し合せられる。そして
、求められたデータの総和(Σ(γ+δ))の上位8ビ
ツトを使用することにより、16画素分のデータの平均
がとられている。これにより、副走査方向シェーディン
グ補正板22における濃度むらおよび汚れなどに対して
の補償がなされている。
ここで、第12図を参照して、副走査方向の自シェーデ
ィング値による補正の効果について説明する。
第12図(a)は、主走査方向シェーディング補正板2
1を読込んだ際のイメージセンサ20の出力を示すもの
である。
この図からも明らかなように、−様な濃度データを読込
んだ場合でも、主走査方向にはスルーレンズ(集光レン
ズ19など)による周辺部の光量ダウン、照明ランプ1
3の照明むら、およびイメージセンサ20の感度むらな
どがあるため、−様な出力は得られない。そこで、イメ
ージセンサ20の出力からまずイメージセンサ20のオ
フセット値を差し引くことによって黒シエーデイング補
正を施した後、それを−様な濃度データを読込んだとき
の主走査方向の白シェーディング値で割ることにより、
フラットな特性の正確なデータを得ることができる。と
ころが、これは照明ランプ13の光量が安定していて始
めていえることであり、もし照明ランプ13からの光量
が変化された場合にはこれだけでは正確なデータを得る
ことはできない。
m12図(b)は、照明ランプ13の光量の変化による
イメージセンサ20の出力の違いを示すものである。こ
こでは、光量が増える前の出力を破線で、光量が増えた
ときの出力を実線で示している。なお、実際には、原稿
Orの読取り走査中に光量が変化されるのであるからこ
のような出力は11.Iられないが、ここでは原稿Or
も主走査方向シェーディング補正板21と同じ濃度であ
った場合を仮定して示している。
第12図(c)は、照明ランプ13の光量が増えた際に
得られるデータの違いを示すものである。
ここでは、ヒータを使用していないため、通常(副走査
方向の白シェーディング値による補正が施されない場合
)ときには、図示破線で示すようなデータしか得られな
い。
ところが、主走査方向のシェーディング補正が施された
信号を副走査方向の白シェーディング値で割る、つまり
全体の出力を副走査方向シェープ・イング補正板22を
読込んだ際の出力で割ることにより、図示実線で示す如
く、フラットな特性の正確なデータを得ることができる
第13図は、副走査方向のシェーディング補正を行う際
のタイミングを示すものである。図中におけるH3YN
C信号は、レーザプリンタ装置30からのライン同期信
号である。また、VSADE信号は、1ライン中で副走
査方向の白シェーディング値を読込むタイミングを示す
信号である。さらに、VDEN信号は、原稿Orのサイ
ズに応じたイメージデータの有効範囲を示す信号である
この場合、上記VSADE信号を副走査方向シェーディ
ング補正板22の読取り出力に合せることにより、副走
査方向のシェーディング補正の調整が簡単に行えるよう
になっている。すなわち、出力の始めから副走査方向シ
ェーディング補正板22の読取り出力と主走査方向シェ
ーディング補正板21の読取り出力との間の境界線23
までの部分に上記VSADE信号を合せるようにするこ
とで、光学キャリッジ15のホーム位置において、副走
査方向のシェーディング補正を行わせる信号(VSAD
E)の1ライン中のタイミング合せが容易にして行える
。これにより、境界線23がない場合には上記の調整を
光学キャリッジ15のホーム位置において行うことがで
きず、たとえば原稿台11に副走査方向シェーディング
補正板22と異なるパターンもしくは異なる濃度のチャ
ート原稿を置き、これを光学キャリッジ15の移動によ
って読取らせるなどの複雑な調整を必要とするのに対し
、非常に有効な調整手段を実現しi4る。
第14図は、レーザプリンタ装置30とイメージスキャ
ナ装置10との間でやり取りされるインターフェース信
号を示す図である。
すなわち、コマンド/ステータスを伝達するラインは8
ビツトのバス形式になっており、イメージスキャナ装置
10からのDSTA信号によりコマンドとステータスと
を切換えて使用している。
イメージデータを伝送するラインは8本ある。
これは、イメージデータの階調数によって本数が異なる
が、この実施例の場合、1画素について256値の階調
を持たせ、1クロツクに対して1画素で伝送させるよう
にしている。なお、2値の場合は1本で良い。また、2
値の場合でも1クロツクに対して多数画素のデータを伝
送する場合には、その分だけ本数が必要となる。
5TART信号は、レーザプリンタ装置30がイメージ
スキャナ装置10に対して出力する光学キャリッジ15
の動作開始を促す信号である。
CRG信号は、上記5TART信号にしたがってイメー
ジスキャナ装置10が光学キャリッジ15を動かし始め
たことを示す信号である。
H5YNC信号は、レーザプリンタ装置30がCRG信
号に応じて5TART信号を解除した後に出力するライ
ン同期信号である。
VCLK信号は、レーザプリンタ装置3oがイメージス
キャナ装置10に対して出力するイメージデータの転送
信号である。これに対し、イメージスキャナ装置10か
らは、そのVCLK信号にのせてイメージデータが送信
される。
DSTA信号は、イメージスキャナ装置1oがレーザプ
リンタ装置30に対してコマンドを送信する場合に、コ
マンド/ステータスバスをコマンド側に切換えるための
信号である。
STB信号は、コマンドデータを送ったことを知らせる
ための信号である。
BSY信号は、コマンドデータを受けたことを知らせる
ための信号である。このBSY信号は、解読の結果に対
応するステータスを準備し終えたところで元に戻される
ATN信号は、レーザプリンタ装置30の基本ステータ
スが変化したことをイメージスキャナ装置10に伝える
ための信号である。
RDY信号は、レーザプリンタ装置30がレディ状態で
あることを示す信号である。
PRIME信号は、イメージスキャナ装置10がレーザ
プリンタ装置30に対して初期化を要求する信号である
POW信号は、レーザプリンタ装置30に電源が供給さ
れていることを示す信号である。
次に、上記した構成における動作について説明する。
第15図は、原稿Orの第1ページ目の画像と第2ペー
ジ目の画像とを累なる用紙に形成するページ連写を例に
、イメージスキャナ装置10における光学キャリッジ1
5の動きとレーザプリンタ装置30の画像形成動作との
関係を、本発明装置(実線)と従来装置(−点鎖線)と
を比較して示すダイヤグラムである。図中、上部には゛
光学キャリッジ15の動きを、また下部にはレーザプリ
ンタ装置30内における用紙の先端および後端の動きを
それぞれ示している。なお、図中のalb、は1枚目の
用紙の先端、all、bllは1枚目の用紙の後端、a
2.b2は2枚目の用紙の先端、a21 + b21は
2枚目の用紙の後端の動きをそれぞれ示すものである。
すなわち、原稿Orの第1ページ目の画像を読取るため
に光学キャリッジ15が動作されると、それに合せて1
枚目の用紙(先端alおよび後端allで示される用紙
、または先端blおよび後端bllで示される用紙)が
レーザプリンタ装置30内を移動される。
同様にして、原稿Orの第2ページ目の画像を読取るた
めに光学キャリッジ15が動作されると、それに合せて
2枚目の用紙(先端alおよび後端a21で示される用
紙、または先端b2および後端b21で示される用紙)
がレーザプリンタ装置30内を移動される。
この場合、従来装置においては、光学キャリッジ15に
よる読取り走査ごとに主走査方向の自シェーディング値
の書換えを行うようになっているために、第1ページ目
の画像の読取りが終わると光学キャリッジ15は一旦ホ
ーム位置まで戻され、その後に第2ページ目の画像を読
みに行くようになっている。
これに対して、本発明装置の場合、光学キャリッジ15
は第1ページ目の画像を読取った後、レーザプリンタ装
置30とのタイミングを合せるために少々の後戻りをす
るだけで、第1ページ目に続けて第2ページ目の読取り
が可能とされている。
すなわち、本発明装置では、原稿Orの読取り走査ごと
に主走査方向の白シェーディング値の書換えを行わなく
ても良いため、光学キャリッジ15を一旦ホーム位置ま
で戻す必要がない。これにより、光学キャリッジ15が
ページの境界からホーム位置へ行き、またページの境界
へ戻ってくるまでの時間分だけ、2枚目の用紙、つまり
先端b2および後端b21で示される用紙よりも先端a
lおよび後端a21で示される用紙に対する画像形成が
速く行える。
このように、原稿Orの読取り走査ごとに主走査方向の
白シェーディング値の書換えを行う必要がない場合には
、たとえばページ速写モードにおいて、光学キャリッジ
15が第1ページ目と第2ページ目との境界に達した際
に、書換えのための動作を省略することができるため、
画像形成のスピードアップが可能となる。
第16図は、上述したページ速写モードにおける光学キ
ャリッジ15の制御例を示すフローチャートである。な
お、ここでは、主走査方向シェーディング補正板21に
近い方を原稿Orの第1べ一ジロとし、遠い方を第2ペ
ージ目として説明する。また、初期状態においては、光
学キャリッジ15はホーム位置にあるものと仮定する。
まず、操作パネル68のスタートキー(図示しない)が
投入されたとする。すると、イメージスキャナ装置10
の光学キャリッジ15の照明ランプ13が消されたまま
の状態で、主走査方向シェーディング補正板21の読取
りが行われ、黒シ工−ディング値が黒シエーデイングメ
モリ660fにセットされる。
続いて、光学キャリッジ15の照明ランプ13が点灯さ
れ、そして光学キャリッジ15の移動が開始されると、
この光学キャリッジ15の移動にともなって主走査方向
シェーディング補正板21の読取りが行われ、主走査方
向の白シェーディング値が主走査白シェーディングメモ
リ660hにセットされる。
この状態において、原稿Orの読取り走査が開始される
。すなわち、主走査方向シェーディング補正板21に近
い方の第1ページ目の画像を読取るために、その先端ま
で光学キャリッジ15が移動される。この場合の光学キ
ャリッジ15の位置管理は、駆動用モータ150にパル
スモータが用いられている場合には、その位置に応じた
ノくルス数をあらかじめRAM63内に保存しておけば
良いし、他のDCモータなどの場合には時間で管理する
なり、位置センサで検知するなり、ノクルスジエネレー
タでパルス数を数えるなりの種々の方法が適用できる。
こうして、光学キャリッジ15の位置管理を行いながら
、第1ページの画像の読取りが行われる。
なお、引き続いて第1ページ目の画像を読取る場合には
、副走査方向の自シェーディング値の最終ラインでの値
が基準内か否かがチエツクされた後、基準内であれば第
1ページ目の先端まで光学キャリッジ15が移動され、
再び第1ページの読取りが行4ノれる。
また、基準外であれば、蛍光灯の光量の変化を補正する
ためにホーム位置まで光学キャリッジ15が戻され、主
走査方向シェーディング補正板21が再び読取られて主
走査方向の自シェーディング値の書換えが行われる。
一方、第2ページ目の画像の読取りを行う場合において
、副走査方向の白シェーディング値の最終ラインでの値
が基準内であれば、光学キャリッジ15が少し戻された
後、第2ページの読取りが開始される。また、基準外で
あれば、光学キャリッジ15がホーム位置まで戻され、
上記同様にして、主走査方向の白シェーディング値の書
換えが行われる。そして、光学キャリッジ15が通常の
読取り走査時の走査スピードより速い速度で第2ページ
目の先端まで移動され、その後、規定の走査スピードに
て第2ページの読取りが行われる。
第2ページ目の読取りが完了されると、照明ランプ13
が消灯され、光学キャリッジ15がホーム位置へ戻され
て、処理は終了される。
このように、副走査方向の白シェーディング値が基準を
超えていないときには主走査方向の白シェーディング値
の書換えを省略し、画像形成のスピードアップが図られ
る。
なお、第2ページの読取りに際して、副走査方向の自シ
ェーディング値の最終ラインでの値が基準内でも少し光
学キャリッジ15を戻さなければならないのは、駆動用
モータ150のオーバランがあるためである。また、た
とえばスタートキーが連続して投入される、つまり複数
枚の原稿Orを連続して画像形成する場合には、最初の
キー操作によって主走査方向の白シェーディング値をセ
ットした後は、副走査方向の白シェーディング値の最終
ラインでの値に応じて書換えが行われる。
第17図および第18図は、時間制限動作による光学キ
ャリッジ15の動きを説明するために示すものである。
第17図において、図示実線が本発明装置の動作であり
、図示−点鎖線が従来装置の動作である。
ここでは、タイマは3枚目の画像形成動作中にカウント
アツプが起きたと仮定している。実際には、こんなに早
くカウントアツプが起きないように設定され、約30秒
程度であるが、説明のための図である。
上記したように、蛍光灯の温度を一定に保つよう制卸す
ることによって得ていた1走査中のイメージデータの信
頼性を、ヒータおよび温度制御回路などを用いることな
く、また1走査ごとに主走査方向の白シェーディング値
を書換えることなしに、得られるようにしている。
すなわち、温度の変動による蛍光灯の光量の変化を補正
するための主走査方向の自シェーディング値を、読取り
の最終ラインでの副走査方向の自シェーディング値が基
、準を超えた場合に書換えるようにしている。これによ
り、必要時以外の主走査方向の白シェーディング値の書
換え動作を省略することができるようになる。したがっ
て、画像形成に寄与しない動作にかかる時間を短縮でき
るとともに、蛍光灯の温度を一定に保つためのヒータや
温度制御回路などを設けなくても、1走査中のイメージ
データの信頼性を確実に確保できるものである。
また、この実施例では、副走査方向シェーディング補正
板を、イメージセンサの主走査方向の読出し酊iの始め
になる位置に配置するようにしている。このため、イメ
ージセンサからの出力を処理する際に、基準となるデー
タが処理の対象となる出力より先に得られる。したがっ
て、処理の対象となる出力を何らかの形で保持するなど
の必要がなく、基準となるデータで実時間に処理を行う
ことができ、回路および処理時間が最小限で済むもので
ある。
さらに、1つのイメージセンサで副走査方向の自シェー
ディング値とイメージデータとを読取るようにしている
ため、回路構成の簡素化が図れるとともに、モノリシッ
クなために温度特性が同一と考えられる。したがって、
温度補償の必要がなく、また感度特性がほとんど同じに
なるので、その補償のための回路が不要となる。
なお、上記実施例においては、原稿照明装置としての照
明ランプを蛍光灯で構成した場合を例に説明したが、こ
れに限らず、たとえば冷陰極管を用いるものにも適用で
きる。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々
変型実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、1走査中にお
け画像情報の信頼性を確保するために、蛍光灯の温度を
一定に保ったり、1走査ごとに主歩査方向のシェーディ
ング補正データの書換えを行う必要がなくなり、低価格
化および画像形成動作の高速化が図れる画像形成装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はデジ
タル式複写機の構成を示す外観斜視図、第2図はデジタ
ル式複写機を概略的に示す構成図、第3図は原稿台と主
走査方向シェーディング補正板゛および副走査方向シェ
ーディング補正板との位置関係を説明するために示す図
、第4図は全体的な制御回路の構成を概略的に示すブロ
ック図、第5図は読取り信号制御回路の構成を概略的に
示すブロック図、第6図は書込みアドレス制御回路の構
成を概略的に示すブロック図、第7図は読出しアドレス
制御回路のH4戊を概略的に示すブロック図、第8図は
読取データ処理回路の構成を概略的に示すブロック図、
第9図は主走査方向シェーディングメモリの周辺回路の
構成を概略的に示すブロック図、第10図は主走査方向
シェーディングメモリのデータの書換え動作を説明する
ために示すタイミングチャート、第11図は副走査方向
シェーディングメモリの周辺回路の構成を概略的に示す
ブロック図、第12図は副走査方向のシェーディング補
正を説明するために示す図、第13図は副走査方向のシ
ェーディング補正の動作タイミングを説明するために示
す図、第14図はイメージスキャナ装置とレーザプリン
タ装置との間でやり取りされるインターフェース信号の
一例を示す図、第15図はページ速写動作を例に光学キ
ャリッジの動きと画像形成動作との関係を説明するため
に示すダイヤグラム、第16図はページ連写動作を例に
光学キャリッジの制御を説明するために示すフローチャ
ート、第17図は時間制限動作を例に光学キャリッジの
動きを説明するために示すダイヤグラム、第18図は時
間制限動作を例に光学キャリッジの制御を説明するため
に示すフローチャートである。 10・・・イメージスキャナ装置(読取部)、11・・
・原稿台、13・・・照明ランプ、15・・・光学キャ
リッジ(走査手段)、20・・・イメージセンサ、21
・・・主走査方向シェーディング補正板、22・・・副
走査方向シェーディング補正板、23・・・境界線、3
0・・・レーザプリンタ装置(画像形成部)60・・・
イメージスキャナ装置のCPo、66・・・読取り信号
制御回路、70・・・レーザプリンタ装置のCPU、6
60・・・読取データ処理回路、660b・・・タイミ
ング作成回路、660f・・・黒シエーデイングメモリ
、660h・・・主走査自シェーディングメモリ、66
01・・・ゲート手段、660j・・・減算器、660
k・・・除算器、6601・・・副走査白シェーディン
グメモリ、660m・・・ゲート手段、661・・・書
込みアドレス制御回路、662・・・読出しアドレス制
御回路、664.665・・・ラインメモリ、700・
・・主走査方向のシェーディング補正手段、−701・
・・ラインアドレスカウンタ、702・・・ラッチ回路
、703・・・和算器、800・・・副走査方向のシェ
ーディング補正手段、801・・・和算器、802・・
・ラッチ回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)走査手段の移動によって画像情報を読取る読取部
    と、この読取部からの画像情報にしたがって画像を形成
    する画像形成部とからなる画像形成装置において、 前記読取部における走査手段の移動方向と直交する方向
    に沿って配設された第1の白色基準板と、この第1の白
    色基準板より得られる主走査方向のシェーディング補正
    データを記憶する第1の記憶手段と、 前記読取部における走査手段の移動方向に沿って配設さ
    れた第2の白色基準板と、 この第2の白色基準板より得られる副走査方向のシェー
    ディング補正データを記憶する第2の記憶手段とを具備
    し、 前記第2の記憶手段に記憶されている副走査方向のシェ
    ーディング補正データの、前記走査手段による画像情報
    の読取りの最終ラインでの値が基準を超えている場合に
    、前記第1の記憶手段で記憶されている主走査方向のシ
    ェーディング補正データの書換えを行うことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. (2)走査手段の移動によって画像情報を読取る読取部
    と、この読取部からの画像情報にしたがって画像を形成
    する画像形成部とからなる画像形成装置において、 前記読取部における走査手段の移動方向と直交する方向
    に沿って配設された第1の白色基準板と、この第1の白
    色基準板より得られる主走査方向のシェーディング補正
    データを記憶する第1の記憶手段と、 前記読取部における走査手段の移動方向に沿って配設さ
    れた第2の白色基準板と、 この第2の白色基準板より得られる副走査方向のシェー
    ディング補正データを記憶する第2の記憶手段とを具備
    し、 前記第2の記憶手段に記憶されている副走査方向のシェ
    ーディング補正データの、前記走査手段による画像情報
    の読取りの最終ラインでの値が基準を超えている場合、
    またはあらかじめ定められた時間に書換えが行われなか
    った場合に、前記第1の記憶手段で記憶されている主走
    査方向のシェーディング補正データの書換えを行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201892A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読み取り方法および画像読み取り装置ならびに画像読み取りプログラム

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